金製品に磁石がくっつく理由とは?偽物を見分ける方法もご紹介

※下記の画像は全てイメージです
「手持ちの金製品に磁石を近づけたら、くっついてしまった……」そんな経験をすると、「もしかして偽造品?」と不安になる方も多いはずです。
純金(K24)は「反磁性体」と呼ばれる性質を持っており、磁石にはくっつきません。ただし、磁石にくっついたからといって、すべてが偽造品とは限りません。K18やK14に含まれる割金の種類によっては、本物の金製品でも磁石に反応するケースがあるからです。
この記事では、金製品が磁石にくっつく理由を解説したうえで、磁石以外の真贋(本物かどうか)チェック方法もあわせてご紹介します。磁石テストの正しいやり方や、磁石に反応した金製品でも売却できるかどうかについても触れていますので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。

Contents
- 磁石にくっつく金製品にはどんな特徴がある?
- 金製品に磁石を当てるテストの正しいやり方と注意点
- 金製品の真贋を磁石以外で見分ける方法
- 磁石にくっつく金製品は売却できる?
- 金と磁石に関するよくある質問
- Q. 純金(K24)のアクセサリーなのに磁石にわずかに反応した場合、どのように考えればよいでしょうか?
- Q. ネオジム磁石とフェライト磁石では、金製品のテスト結果に違いが出ますか?
- Q. ホワイトゴールドは磁石に反応しやすいのでしょうか?
- Q. プラチナ製品も金製品と同じように磁石で真贋を確認できますか?
- Q. インゴットでも磁石テストは有効でしょうか?
- Q. 金歯や金冠など歯科用の金は磁石にくっつくことがありますか?
- Q. 磁石テストで「弱く反応する」と「強く反応する」の境目は、どう判断すればよいでしょうか?
- Q. 金メッキ製品とK18製品を自宅で見分ける簡単な方法はありますか?
- Q. 100円ショップで売っている磁石でも金製品の判定に使えますか?
- Q. 金のネックレスで、チェーン部分は反応しないのに留め具だけ磁石に反応するのは正常でしょうか?
- Q. 金製品の磁石テストを行うとき、製品に傷がつく心配はありますか?
- Q. 磁石に反応しない素材で作られた偽造品にはどのようなものがありますか?
- Q. 海外で購入した金製品は、日本で購入した製品と磁石への反応が異なることがありますか?
- Q. 金貨やメダルに磁石を当てるテストは有効でしょうか?
- Q. 金の指輪が磁石に少しだけ反応した場合、金の含有量はどの程度と推測できますか?
- Q. 試金石を使った判定と磁石テストでは、どちらがより正確に金製品を判別できますか?
- Q. 金製品を長期間保管していたら磁石への反応が変わることはありますか?
- Q. 「K18GP」と「K18GF」の表記がある製品は、それぞれ磁石にどの程度反応しますか?
- Q. 金のピアスやイヤリングのように小さなアクセサリーでも、磁石テストは正確に行えますか?
- まとめ
- 「おたからや」での「金」の参考買取価格
- 金や貴金属の買取なら「おたからや」
磁石にくっつく金製品にはどんな特徴がある?

純金(K24)は磁石に反応しない「反磁性体」に分類される金属です。一方で、金製品の種類や成分によっては磁石に反応するケースも存在します。磁石にくっつく金製品には、大きく分けて以下の3つのパターンがあります。
割金に磁性金属が含まれている
K18やK14など純金より純度の低い金製品には、強度や色味を調整するための「割金(わりがね)」が含まれています。割金に使われる金属の一部に磁性を持つニッケルやコバルトが含まれると、金製品全体が磁石に反応する場合があります。
金製品の種類ごとの金の含有率と割金の割合は、以下の表を参考にしてみてください。
| 金製品の種類 | 金の純度 | 他の金属の割合 |
| K18 | 75.0% | 25.0% |
| K14 | 58.5% | 41.5% |
金の純度が下がるほど割金の比率が増えるため、磁石に反応する可能性も高まります。強い磁性を持つ「ニッケル」が割金に使われている金製品は、磁石に対して目に見える反応を示すことがあります。
ただし、磁石にくっつくだけで「偽造品」と断定することはできません。ホワイトゴールドの割金に用いられる「パラジウム」は通常は非磁性体ですが、合金の組成や加工条件によっては弱い磁性を示す場合もあるためです。
参考:日本ジュエリー協会
参考:田中貴金属
お手元のK18製品の売却をお考えなら、「おたからや」の買取をご利用ください。
金の純度や割金についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・金の純度とは?単位の意味や種類・違いについて徹底解説
・18金と24金はどっちが高い?純度や特徴の違いをわかりやすく解説
金メッキ(GP)が施されている
金メッキ(GP)とは、真鍮やステンレスなど比較的安価な金属の表面に、金を薄くコーティングする加工方法です。金メッキ製品が磁石に反応しやすい理由は、以下の表の通りです。
| 項目 | 内容 |
| ベースに使われる金属 | 鉄・ニッケル・真鍮・ステンレスなど |
| 金メッキ層の厚さ | 0.1ミクロン以下(きわめて薄い) |
| 磁石への反応 | 下地の金属が鉄やニッケルなら強く反応する |
| 見分けるポイント | 磁石にピタッと吸い付く場合は金メッキの可能性が高い |
金メッキの層が薄いほど、下地の磁性金属の影響が表面にそのまま出やすくなります。磁石に強く吸い付くアクセサリーを見つけたら、まず金メッキ製品を疑ってみてください。
参考:日本ジュエリー協会
金メッキ製品の売却をお考えの方は、「おたからや」の買取情報をご確認ください。
金メッキと金張りの違いや価値について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
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・K18GPとK18GFの違いとは?刻印の意味や価値の見分け方も解説
金張り(GF)が施されている
金張り(GF)は、銅や真鍮などのベース金属に金合金の板を熱と圧力で圧着する加工方法で、全重量の5%以上を金が占める製品を指します。
金の層は金メッキよりも厚いため耐久性に優れますが、芯材に磁性を持つ金属が使われている場合は磁石に反応します。金メッキ製品よりは価値があるものの、純金製品とは大きく異なるため、購入時・売却時には注意が必要です。
参考:産業技術総合研究所
金メッキ製品や金張り製品の買取について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・金メッキ製品は買取可能?価値は?金張りでも高く売れるケースもご紹介
- おたからや査定員のコメント
金の価格が上昇している近年、低純度の合金や金メッキを純金と偽って販売する偽造品も出回っています。金以外の金属が含まれているかどうかを見た目だけで判断するのは、熟練の査定員でも難しい場合があります。お手元に金製品がございましたら、ぜひ磁石を使って確認してみてください。磁石に反応したからといってすべてが偽造品とは言い切れませんが、真贋を疑う最初のきっかけとしては有効です。

金製品に磁石を当てるテストの正しいやり方と注意点

金製品の真贋を自宅で確認する方法のなかでも、磁石テストは最も手軽な手段です。ただし、使用する磁石の種類や手順を誤ると、正しい判定ができない場合があります。以下では、磁石テストの具体的な手順と、判定時に注意すべきポイントを解説します。
磁石テストに必要な道具と手順
金製品の磁石テストには、ネオジム磁石(現在市販されている中で最も強力な永久磁石)が1つあれば十分です。ホームセンターやネット通販で数百円から購入できます。冷蔵庫に貼るようなフェライト磁石でも判定は可能ですが、磁力が弱いため微妙な反応を見逃すことがあります。
磁石テストの手順は以下の通りです。
- 金製品を平らなテーブルの上に置く
- ネオジム磁石をゆっくりと金製品に近づける(1~2cm程度の距離から)
- 金製品が磁石に引き寄せられるかどうかを観察する
- チェーンやブレスレットの場合は、パーツごとに分けて磁石を当てる
磁石にまったく反応しなければ、金製品である可能性が考えられますが、必ずしも本物を確定させるものではありません。なぜなら、銀や錫などの非磁性金属をベースにした金メッキ製品も同じように反応しないためです。
一方、強く吸い付く場合は、ニッケルやステンレスなどの磁性金属を含む金メッキ製品や、合金製品の可能性が高いと判断できます。ただし、本物の金製品であっても、ネックレスやブレスレットの留め具部分にステンレスが使われている場合は、その部分だけが磁石に反応する可能性があります。
磁石テストだけでは判別できないケースとは
磁石テストは手軽に実施できる反面、万能な判定方法ではありません。代表例がタングステン製の偽造品です。タングステンは比重が約19.25と純金(約19.32)にきわめて近く、磁石にも反応しないため、磁石テストと比重測定の両方をすり抜ける場合があります。
タングステン製の偽造品を見抜くには、超音波検査やX線蛍光分析といった専門機器による鑑定が有効です。磁石テストの結果だけで真贋を断定するのは避け、刻印の確認、比重測定、色味のチェックなど、複数の方法を組み合わせて総合的に判断することが大切です。
金製品の真贋を磁石以外で見分ける方法

金製品が本物か偽造品かを判定する方法は、磁石テスト以外にも複数存在します。専門知識がない方でも試しやすい代表的な4つの方法は以下の通りです。
刻印を確認する
金製品には、金の純度を示す刻印が施されています。刻印は金製品の品質を判断するうえで最も基本的な指標です。金製品に施される主な刻印の種類は以下の表の通りです。
| 金製品の種類 | 刻印 |
| K24 | K24、Au999 |
| K20 | K20、Au833 |
| K18 | K18、Au750 |
| K14 | K14、Au585 |
| ホワイトゴールド | WG |
| イエローゴールド | YG |
| グリーンゴールド | GRG |
| ピンクゴールド | PG |
製造元や製造年が併記されているケースもあり、海外製品では「750」(K18相当)や「585」(K14相当)のように数字だけの刻印が使われることもあります。
刻印が不自然に薄い、フォントが粗い、表記方法が見慣れないといった場合は偽造品の可能性があるため注意が必要です。加えて、偽造技術が年々巧妙になっており、刻印だけに頼らず複数の方法で確認することをおすすめします。
参考:造幣局
金の刻印や見分け方について、さらに詳しい方法を知りたい方はこちらの記事もご確認ください。
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・本物の金と偽物の金(金メッキ)の見分け方7選!刻印・比重・磁石で判別
色味を確認する
純金(K24)はオレンジに近い鮮やかな黄金色をしており、K18・K14と純度が下がるにつれて色味が薄くなったり赤みが増したりする傾向があります。色味の違いは割金に使われる金属の種類と配合比率によって生じるため、同じK18でもブランドや製造元によって色合いが異なるケースも少なくないでしょう。金メッキ製品は、経年劣化で色のくすみや不自然な輝きが目立ちやすい傾向にあります。アクセサリーの角や縁で下地の金属色(銀色・赤銅色など)がのぞいていないかチェックしてみてください。
参考:日本ジュエリー協会
表面に変色がないか確認する
純金(K24)は化学的にきわめて安定しており、日常使いで変色や腐食が起こることはほとんどありません。一方、金メッキ・金張り・純度の低い金合金製品は、使用や経年によって変色やくすみが発生しやすくなっています。
アクセサリーの肌に触れる面や傷がついた箇所に緑色や黒っぽい変色が見られた場合は、金以外の金属が露出している可能性があります。緑色や黒色の変色は、銅を含むメッキ製品や金張り製品に多く見られる現象です。
参考:田中貴金属
金製品の変色やお手入れについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
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・ゴールドアクセサリーの黒ずみを落とす方法を解説!原因から純度別のお手入れ方法とは
比重を調べる
金製品の真贋を確かめる方法として、比重(物質の密度の比率)を測定する方法も有効です。水とキッチンスケールを使えば、自宅でも比重を測定可能です。金製品の比重を自宅で測定する手順を、以下のステップで紹介します。
| ステップ | 作業内容 |
| ① | 金製品の重さをキッチンスケールで量り、メモする(例:30g) |
| ② | コップや容器に水を入れ、容器ごとスケールに乗せて重さを量る |
| ③ | 金製品を糸で吊るし、水中に完全に沈める(容器の底に触れないように注意) |
| ④ | 水中に金製品を沈めた状態でのスケールの表示値から、②の値を引く。増えた分が金製品の体積(cc)に相当する |
| ⑤ | 「金製品の重さ(g) ÷ 体積(cc)」で比重を算出する |
たとえば、金製品の重さが30gで体積が1.55ccだった場合、比重は30÷1.55=約19.35となり、純金(比重19.32)にきわめて近い数値です。比重が大きくかけ離れている場合は、金以外の金属が多く含まれている可能性があります。なお、純金の比重は19.32ですが、純度によって比重は同一ではありません。
| 金の純度 | 比重 |
| K22 | 17.45~18.24 |
| K20 | 16.03~17.11 |
| K18 | 14.84~16.12 |
| K14 | 12.91~14.44 |
| K12 | 12.29~13.65 |
| K10 | 11.42~13.09 |
割金の種類や配分によって多少のズレが生じます。上記の表の範囲から大きく外れている場合は偽造品の可能性が高まります。
参考:日本産業標準調査会
金の比重の計算方法や買取価格について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・金の買取価格や税金、比重の計算方法を徹底解説!売却前に知るべき全知識
磁石にくっつく金製品は売却できる?

K18やK14をはじめ、金に割金を組み合わせた金製品は広く流通しているのが現状です。宝飾品やアクセサリーでは、強度や色味を調整する目的で磁性金属のニッケルが意図的に配合されるケースが数多く存在します。磁石にくっついたからといって偽造品とは限らず、金が少しでも含まれていれば売却できる可能性は十分にあります。
たとえば、純金(K24)の買取相場が1gあたり1万円のケースで考えてみましょう。この場合、金の含有率が58.5%のK14であれば、金の含有分だけで計算すると1gあたり約5,850円が目安です(※2026年4月時点の情報)。
ただし、これは金の含有率のみに基づく単純計算であり、ブランドやデザインの付加価値によって実際の売却額は上下します。磁石に反応したからといってすぐに価値がないと決めつけず、金が含まれている可能性があるなら専門家の査定を受けてみてください。
参考:田中貴金属
- おたからや査定員のコメント
2020年以降、金の国際価格は上昇傾向が続いており、買取相場も高水準で推移しています。「おたからや」では、金メッキや金張りの製品でも素材の価値を見出し、ご納得いただける買取価格をご提示いたします。お手元の金製品が本物か偽造品か気になっている方は、ぜひお気軽に「おたからや」の無料査定をご利用ください。

お手元の14金(K14)製品の売却をお考えなら、「おたからや」の買取情報をご確認ください。
金の売却時に知っておきたい注意点やコツについては、こちらの記事もご参照ください。
- 関連記事はこちら
・金を売るときの注意点とは?買取相場の確認方法から高く売るコツ・売却方法・必要書類・税金・トラブル対処法まで徹底解説
金と磁石に関するよくある質問

金製品と磁石に関するよくある疑問にQ&A形式でお答えします。磁石テストを試す前に確認しておくと、判定時の参考になります。
Q. 純金(K24)のアクセサリーなのに磁石にわずかに反応した場合、どのように考えればよいでしょうか?
A.
純金(K24)は反磁性体のため、磁石に引き寄せられる性質を持ちません。K24と刻印された製品が磁石にわずかでも引き寄せられる場合は、刻印の信頼性を疑う必要があります。考えられる原因として、刻印の偽造、あるいは実際にはK18やK14など純度の低い合金であるケースが挙げられます。
ただし、製品のバネ部分やピン部分にステンレスが使われているだけの場合もあるため、反応している箇所を特定したうえで判断してみてください。
Q. ネオジム磁石とフェライト磁石では、金製品のテスト結果に違いが出ますか?
A.
ネオジム磁石のほうがフェライト磁石よりも磁力が数倍以上強いため、テスト結果に差が出る場合があります。フェライト磁石は磁力が弱く、割金にわずかな磁性金属を含む金製品では反応を検知しにくい傾向です。
より正確な判定を行いたい場合は、ホームセンターやネット通販で購入できるネオジム磁石を使うと、微弱な磁性反応も確認しやすくなります。
Q. ホワイトゴールドは磁石に反応しやすいのでしょうか?
A.
ホワイトゴールドは、割金にパラジウムやニッケルを使用して白い色味を出した金合金です。ニッケルを含むホワイトゴールドは磁石に反応しやすい傾向がありますが、パラジウムを使用したタイプは反応しにくい傾向にあります。
ホワイトゴールドが磁石に反応したからといって偽造品とは断定できないため、刻印や比重など別の確認方法と組み合わせて判断することが大切です。
Q. プラチナ製品も金製品と同じように磁石で真贋を確認できますか?
A.
プラチナ(Pt)も金と同様に磁石に反応しない性質を持つ貴金属です。Pt950やPt900と刻印された製品が磁石にくっつく場合は、偽造品やメッキ製品である可能性が考えられます。
ただし、プラチナにも割金としてコバルトが使われるケースがあり、コバルトは強磁性体のため磁石に反応します。プラチナ製品で磁石テストを行う際も、金製品と同様に留め具やバネ部分の反応を分けて確認してみてください。
Q. インゴットでも磁石テストは有効でしょうか?
A.
インゴットに対しても磁石テストは一定の有効性があります。本物のインゴットは磁石にまったく反応しないため、磁石にくっつく場合は鉄芯入りの偽造品を疑えます。ただし、タングステンを芯材に使った偽造インゴットは磁石に反応せず、比重も純金に近いため、磁石テストだけでは見抜けません。インゴットの真贋判定には、超音波検査やX線検査など専門機器による鑑定が推奨されます。
Q. 金歯や金冠など歯科用の金は磁石にくっつくことがありますか?
A.
歯科用の金合金は、金のほかに銀・銅・パラジウム・白金などが配合されており、一般的なジュエリーとは合金の組成が異なります。歯科用金合金に含まれる金属の多くは磁石に反応しない種類のため、基本的には磁石にくっつきません。
ただし、歯科補綴物(ほてつぶつ)に磁性アタッチメント(磁石式の固定具)が組み込まれている場合は、磁性アタッチメント部分だけが反応するケースもあります。
Q. 磁石テストで「弱く反応する」と「強く反応する」の境目は、どう判断すればよいでしょうか?
A.
明確な数値基準はありませんが、目安として以下の違いで判断できます。弱い反応とは、ネオジム磁石を1cm以内に近づけたとき製品がわずかに引かれる程度で、持ち上がらない状態を指します。強い反応とは、磁石を近づけるだけで製品が吸い付き、磁石で持ち上がる状態です。
弱い反応であれば、割金に少量のニッケルが含まれている本物の金製品である可能性が残ります。磁石で製品が持ち上がるほど強い反応を示す場合は、金メッキ製品や鉄・ニッケルを主成分とした偽造品の可能性が高くなるため、追加の確認を行ってみてください。
Q. 金メッキ製品とK18製品を自宅で見分ける簡単な方法はありますか?
A.
自宅で試せる方法として、磁石テスト、目視チェック、重量チェックの3つを組み合わせるのが手軽です。K18は磁石にほぼ反応しないか反応してもごく弱い程度ですが、強くくっつく場合は金メッキ製品の可能性が高いです。また、使い込まれた金メッキ製品は角や縁の部分でメッキがはがれて下地の金属色(銀色や赤銅色)が見えることがあります。
さらに、K18は比重が約14.84~16.12と重く、金メッキ製品(真鍮ベースの比重は約8.4~8.7)より手に持ったときにずっしりと感じられます。これら3つを組み合わせることで、かなりの確度で判別できるでしょう。
Q. 100円ショップで売っている磁石でも金製品の判定に使えますか?
A.
100円ショップで販売されている小型のネオジム磁石でも、金製品の簡易判定に使用できます。100円ショップのネオジム磁石は直径6~10mm程度のものが多く、磁力はホームセンター品と比べるとやや弱い傾向ですが、金メッキ製品のように鉄やニッケルが主体の製品なら十分に反応を確認できるでしょう。
一方で、割金にわずかな磁性金属を含む金合金の微弱な反応を検知したい場合は、直径10mm以上のネオジム磁石を別途用意したほうが精度は上がります。
Q. 金のネックレスで、チェーン部分は反応しないのに留め具だけ磁石に反応するのは正常でしょうか?
A.
ネックレスの留め具(ヒキワ)だけが磁石に反応する現象は、本物の金製ネックレスでもよく見られます。ヒキワの内部にはバネが組み込まれており、バネの素材にステンレスが使われていることが理由です。
チェーン本体が磁石に反応せず、留め具のバネ部分のみが反応する場合は、金製品としての信頼性に問題はないケースがほとんどです。不安な場合は、刻印の確認や比重測定を追加で実施してみてください。
Q. 金製品の磁石テストを行うとき、製品に傷がつく心配はありますか?
A.
磁石テストで金製品に傷がつくリスクはほぼありません。磁石を金製品に軽く近づけて反応を見るだけなので、接触による摩擦も最小限です。
ただし、ネオジム磁石は磁力が強いため、勢いよくぶつけると金製品の表面に微細な打痕が残る可能性があります。磁石は1〜2cm程度の距離までゆっくり近づけて、引き寄せ反応の有無だけを確認する方法が安全です。
Q. 磁石に反応しない素材で作られた偽造品にはどのようなものがありますか?
A.
磁石テストをすり抜ける偽造品の代表例として、タングステン、銅合金(真鍮など)に金メッキを施したもの、銀に金メッキを施したものが知られています。タングステンは比重が約19.25で純金(約19.32)に近く磁石にも反応しないため、最も判別が難しい素材です。
銅や銀も磁石に反応しない非磁性金属であるため、金メッキの下地に使われていると磁石テストでは区別できません。タングステン製の偽造品は比重測定でも見抜きにくい特徴があるため、超音波検査やX線蛍光分析といった専門機器での判定が有効です。
Q. 海外で購入した金製品は、日本で購入した製品と磁石への反応が異なることがありますか?
A.
海外製の金製品は、日本製と割金の配合が異なるケースがあるため、磁石への反応に差が出ることがあります。たとえば、トルコやインド製の金製品にはニッケルが割金に使われていることがあり、磁石に反応する場合があります。
また、海外製品は刻印の表記方法も日本とは異なることが多く、「750」(K18相当)や「585」(K14相当)といった数字のみの刻印が一般的です。海外で購入した金製品の真贋が気になる場合は、複数の方法を併用して確認してみてください。
Q. 金貨やメダルに磁石を当てるテストは有効でしょうか?
A.
金貨やメダルにも磁石テストは有効です。メイプルリーフ金貨(純度99.99%)やウィーン金貨といった代表的な地金型金貨は、純金製のため磁石にまったく反応しません。磁石にくっつく金貨は、鉄やニッケルを主材とした偽造品の疑いがあります。
ただし、記念メダルの中には金メッキ仕様のものも正規品として販売されているため、メダルの場合は製品仕様を先に確認したうえで磁石テストを行うと、誤判定を防げます。
Q. 金の指輪が磁石に少しだけ反応した場合、金の含有量はどの程度と推測できますか?
A.
磁石への反応の強さだけで金の含有量を正確に推定することはできません。磁石テストでわかるのは「磁性金属が含まれているかどうか」であり、金の含有率を示す検査ではないためです。
たとえばK18(金75%)の指輪でもニッケルを割金に含んでいれば磁石に弱く反応しますし、K10(金41.7%)でも割金が銀と銅だけなら磁石に反応しません。金の含有量を知りたい場合は、比重測定やX線蛍光分析による純度検査が必要です。
Q. 試金石を使った判定と磁石テストでは、どちらがより正確に金製品を判別できますか?
A.
試金石と磁石テストは判定できる内容が異なるため単純比較はできませんが、金の真贋判定の精度は試金石のほうが高いです。磁石テストは「磁性金属の有無」しか判定できないのに対し、試金石は金製品の表面を石にこすりつけ、残った条痕(じょうこん)の色で金の純度をおおまかに推定できます。
ただし、試金石は製品の表面に微細な傷がつくデメリットがあります。製品を傷つけたくない場合はまず磁石テストを行い、疑わしい結果が出たときに試金石を補助的に使うと効率的です。
Q. 金製品を長期間保管していたら磁石への反応が変わることはありますか?
A.
金製品の保管期間によって、金自体の磁性が変化することはありません。金は化学的に安定した元素であり、経年変化で磁性を帯びる性質はないためです。ただし、保管環境によって金製品の表面にサビや酸化膜が発生した場合、サビの成分(酸化鉄など)が磁石に反応するケースは考えられます。
長期保管後の金製品で磁石テストを行う場合は、表面の汚れやサビを柔らかい布で拭き取ってからテストすると、より正確な結果が得られます。
Q. 「K18GP」と「K18GF」の表記がある製品は、それぞれ磁石にどの程度反応しますか?
A.
「K18GP」はK18の金メッキ製品、「K18GF」はK18の金張り製品を意味します。K18GP(金メッキ)は金の被膜が非常に薄く、一般的に数ミクロン程度、薄いものでは0.1ミクロン以下です。ベースの金属(鉄・ニッケルなど)の磁性がそのまま表面に現れやすいため、磁石に強く反応する傾向があります。
K18GF(金張り)は、金の被膜がGPより厚く、全重量の5%以上が金です。芯材に真鍮や銅を使用していることが多く、これらは磁石に反応しないため、GPほど強く反応しないケースが多い傾向にあります。どちらも本来のK18製品(金75%含有)とは異なるため、刻印の「GP」「GF」の有無を必ず確認してみてください。
Q. 金のピアスやイヤリングのように小さなアクセサリーでも、磁石テストは正確に行えますか?
A.
小さなアクセサリーでも磁石テストは実施できますが、判定の精度はやや下がる可能性があります。ピアスやイヤリングは製品自体の重量が小さいため、磁石の引力が弱くても動いてしまい、反応があるように見えることがあるためです。
小さな金製品で磁石テストを行う際は、製品をテーブルに置いた状態で磁石をゆっくり近づけ、「引き寄せられる」のか「磁石の接近で空気が動いて揺れただけ」なのかを慎重に見極めてください。反応が曖昧な場合は、比重測定のほうが信頼性の高い結果を得られるでしょう。
まとめ

この記事では、金製品が磁石に反応する理由や、偽造品との見分け方について解説しました。磁石にくっつく=偽造品と決めつけるのは早計で、割金や構造による影響もあるからこそ、複数の視点で確認していく姿勢が求められます。
- 磁石の反応:強く吸い付くか、わずかか
- 刻印:K18や750などの刻印の彫りが粗くないか、フォントが不自然でないか
- 色味:不自然な光沢やくすみの有無
- 比重:サイズに対して重さが不足していないか
たとえば、チェーンは反応しないのに留め具だけ動く場合、内部のバネ素材が原因のケースもあります。判断を急がず一つずつ確認していくことが精度を高めます。
迷ったまま放置すると価値を見逃す可能性もあるため、違和感を覚えた時点でチェックを進め、必要に応じて専門査定も活用して納得できる判断につなげてください。
「おたからや」での「金」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「金」の参考買取価格の一部を紹介します。
2026年05月12日09:30更新
今日の金1gあたりの買取価格相場表
| 金のレート(1gあたり) | ||
|---|---|---|
| インゴット(金)26,310円 +464円 |
24金(K24・純金)26,100円 +461円 |
23金(K23)25,100円 +443円 |
| 22金(K22)23,995円 +423円 |
21.6金(K21.6)23,416円 +413円 |
20金(K20)21,416円 +377円 |
| 18金(K18)19,706円 +347円 |
14金(K14)15,260円 +269円 |
12金(K12)11,840円 +209円 |
| 10金(K10)10,577円 +187円 |
9金(K9)9,498円 +168円 |
8金(K8)7,051円 +124円 |
| 5金(K5)3,420円 +60円 |
||
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
※土日・祝日を除く前営業日の日本時間9:30の価格と比較
金の価格は日々変動しており、為替や国際情勢、インフレなどの影響を受けて上下します。近年は世界的な不安定要因を背景に高騰傾向が続いており、売却タイミングとして注目されています。
そのため、「いつ売るか」は査定額に直結する重要な要素です。
- おたからや査定員のコメント
金相場は予測できるものではありません。「もっと上がるかも」という期待で待つのは、合理的な判断とは言えません。実際には高値圏から急落するケースもあり、機会損失(売却の好機を逃すことで、得られたはずの利益を失うこと)につながるリスクがあります。現在は歴史的に見ても高水準で推移しているため、「売る理由があるなら今動く」という判断が最も合理的です。当店ではその日の相場をリアルタイムで反映し、最適な売却タイミングをご提案します。

金や貴金属の買取なら「おたからや」
「磁石に反応したけれど売れるのだろうか」「本物かどうか自分では判断できない」——そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ「おたからや」の無料査定をご利用ください。
高価買取「おたからや」は全国に約1,780店舗以上を展開し、51ヵ国との取引実績を持つ、金・貴金属の高価買取に特化したサービスです。買取に特化した業態のため販売コストがかからず、その分をお客さまへの買取価格に還元しています。
在籍する査定員はX線蛍光分析装置や比重計といった精密機器を活用し、金の純度を正確に測定できるのが強みです。磁石に反応した金製品や、金メッキ・金張り製品であっても、素材に含まれる金の価値を最大限に評価してお買取り価格をご提示いたします。
店頭買取に加え、便利な出張買取やWEB査定にも対応しており、すべて無料でご利用可能です。
「まずは価値だけ知りたい」という方もお気軽にお問い合わせください。
※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。
おたからやの金買取
査定員の紹介
伊東 査定員
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趣味
ショッピング
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好きな言葉
有言実行
-
好きなブランド
ハリーウィンストン
-
過去の買取品例
おりん、インゴット
初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは金の買取をする際に、今日の金の1gの買取相場を基に、デザイン性などをプラスで評価して高価買取を行っております。過去に1万点以上の査定をさせていただきましたが、とても多くのお客様に想像以上の金額になったと喜んでいただきました。また、おたからやでは、すべての店舗に比重計を完備しているため、金の含有量を正確に測定することができます。 金額はもちろんのこと、接客も最高のおもてなしができるように心がけております。私共はお品物だけではなくお客様一人ひとりの思いに寄り添い満足して帰っていただけるように丁寧な説明を致します。誠心誠意対応させていただきますので、是非おたからやのご利用をお待ちしております。
その他の査定員紹介はこちら金を高く売るためのコツは、「金の価格が高いときに売ること」と「高値で買い取ってくれる専門店に売ること」です。金の価格は現在非常に高騰しているため、売却にはベストなタイミングといえます。
金の高価買取はおたからやにお任せください。
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