金とメッキの見分け方とは?
本物と偽物を調べる6つの方法
金は、ジュエリーの素材などとして高い人気を誇る貴金属です。一方で、人気が高いからこそ、金メッキなど偽物の金製品も出回っています。
そのため、お手持ちの金製品が「本当に本物なのだろうか?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、本物の金と偽物の金の定義を解説したうえで、本物の金と偽物の金を見分ける6つの方法を紹介します。
併せて、金製品を安心かつ高値で売却するために、金の査定・買取業者を選ぶ際のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Contents
「本物の金」と
「偽物の金」の定義
初めに、何をもって「本物の金」や「偽物の金」というのか、言葉の定義を解説します。金に対する理解を深めていきましょう。
本物の金とは?
「純金」も「合金」も、それだけで構成されている製品なら「本物の金」といえます。
純金とは、純度99.99%以上の金のことです。一方の合金とは、銀やアルミニウムなどの「割金」と呼ばれる異素材を混ぜた金を指します。
金は、貴金属のなかでも特にやわらかく傷付きやすい性質を持つため、日常生活の衝撃に耐えられるよう、ジュエリーなどには合金を使用するのが一般的です。
金製品の純度は、24分率という基準に基づき、「24金」や「18金」などと表します。具体的には、「100%=24」としたときに、以下のようにどれくらいの割合で金が含まれているかを示しています。
- 24金の場合:99%(実質100%)が金でできている
- 18金の場合:75%(=18÷24×100%)が金、残りの25%が割金でできている
なお、24金なら「K24」、18金なら「K18」といったように、「K(カラット)」という単位を用いて表記されます。
金の純度に関する基礎知識について、さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。
<関連記事>【金の純度の調べ方】押さえておきたい「K」の意味も解説します!
偽物の金とは?
偽物の金には、大きく分けて以下の3つのケースがあります。
・刻印で金の純度を偽装したもの
金製品は、リングなら内側、ネックレスなら留め具付近に刻印があることが多いでしょう。
刻印があると安心してしまうかもしれませんが、刻印が示す純度が正確ではないケースも考えられます。
例えば、本当は純度の低い「K10」を使用しているのに、「K18」と表記を偽装していることがあるため、注意が必要です。
なお、国内で作られた金製品の刻印は、「K18」のようにKが先にくるのが普通です。
しかし、東南アジアなどで作られた金製品の刻印のなかには、「18K」のように数字が先にくるものがあります。これを「あとK」といい、純度が正確ではないことが少なくありません。
なお、おたからやでは、あとKの金製品もしっかりと査定したうえで、高価買取いたします。
・金以外の素材に金メッキを施しているもの
金に見える部分がすべて金メッキである製品は、本物の金であるとはいえません。
通常、金メッキ製品には「K18GP」といった表記がなされています。「GP」は「Gold Plated」の略で、金メッキであることを意味します。
つまり、「K18GP」という刻印は、「18金の金メッキが施されている」という証です。
しかし、金以外の素材を金メッキでコーティングしているにも関わらず、上記のような表記をせずに、金製品であると見せかける手口が報告されています。
このような場合は、一見しただけでは金メッキと判断がつかないかもしれません。
・パーツに金ではない素材を使用したもの
金製品では、「K◯◯」と刻印する場合、すべてその純度の金で製品を作らなければなりません。
しかし、いくつかのパーツから成る製品では、目立たないパーツや小さなパーツに金ではない素材を使用していることがあります。
このように、金以外の素材が使用されると刻印と合致しなくなるため、本物ではないといえるでしょう。
ジュエリーなどをチェックする際は、細かな部分まできちんと確認してみてください。
このように、金製品にはさまざまな「偽物」があります。見た目では本物の金のように見えても、鑑定すれば偽物である可能性もあります。
偽物を買取業者に持って行っても、思ったような買取価格にならないことも多いでしょう。また、正しく刻印が記載されていない製品などは、そもそも買取を断られることも多くあります。
一方、買取専門店「おたからや」では、製品の刻印が偽物だった場合でも、金であれば買取が可能です。また、金メッキ製品の買取も行なっております。買取実績も多数あるため、まずは無料査定をしてみてはいかがでしょうか。
本物の金・偽物(金メッキ)の金の6つの見分け方
ここでは、金製品が本物であるか、偽物(金メッキ)であるかを見分ける方法として、6つ紹介します。
- 刻印をチェックする
- 色味を観察する
- 磁石を当てる
- 水を用いて比重を確認する
- 試金石を利用する
- 査定に出す
1.刻印をチェックする
まずは、製品に刻印があるか、ある場合はどのような刻印かをチェックしましょう。
先述のとおり、純金なら「K24」、合金なら「K18」「K10」などと表記されています。
加えて、金メッキ製品なら「K14GP」、色味を変えた金製品なら「K14PG(=Pink Gold)」「K14WG(=White Gold)」など、刻印にアルファベットが追記されることもあります。
刻印の横に日本国旗が刻まれている場合は、日本の造幣局による貴金属検査を通過したことを意味します。しかし、なかには刻印自体が偽物である可能性もあるので注意が必要です。
・刻印をチェックする方法の注意点
先述のとおり、そもそも刻印が正確ではないケースもあります。
刻印を詐称した製品には、「ディテールの加工が雑」といった特徴が見られる傾向にありますが、素人が詐称を見抜くのは難しいかもしれません。
2.色味を観察する
金製品の色味は純度に依存するため、色味を観察することで、本物か偽物かをある程度推測できるでしょう。
純金は、オレンジ色に近い濃い黄色であるのが特徴です。金の純度が「K18」「K14」と下がるにつれて、色味は少しずつ黄色っぽくなります。
さらに下の「K10」になると、含まれている銅の影響で、鈍く暗い色味となるのが一般的です。
偽物の金である金メッキ製品は色味が薄く、表面が不自然な光り方をしているものが多くあります。
色味に違和感があれば、要注意です。なかには、経年劣化による傷みで、内側の素材が見えているケースもあるでしょう。
もし純金のジュエリーを持っているなら、対象の製品と色味を比較してみると、違いに気付きやすいかもしれません。
3.磁石を当てる
純金は磁石にくっつきません。また、割金に使用される銀やアルミニウムといった素材も、同様に磁石にくっつかない性質があります。
よって、磁石にくっつくものは金メッキ製品の可能性が高いでしょう。
・磁石を当てる方法の注意点
磁石を当てただけで、すべての金メッキ製品を見抜けるわけではありません。
銀や錫といった磁石反応がない素材を選んで、金メッキを施しているパターンもあるためです。逆に本物の合金製品でも、割金の種類によっては磁石にくっつくこともあります。
磁石反応で判断する場合は、このあとに紹介する「水を用いて比重を確認する」方法や「試金石を利用する」方法など、他のやり方をセットで行なうと信憑性が増すでしょう。
4.水を用いて比重を確認する
水に金製品を沈め、水に対する金の重さがどれくらいかを割り出すことで、使用されている金の純度を見極める方法もあります。
この方法は、紀元前から行なわれていたとされています。
キッチンスケールなどのはかりさえあれば、自宅でも簡単に調べられます。以下に手順を示すので、ぜひ挑戦してみてください。
【手順】
- キッチンスケールで金製品の重さを量る(→重さを(A)とする)
- 水がたっぷりと入ったコップやボウルをキッチンスケールに置き、ゼロ表記に戻す
- 金製品を糸で吊るし、水に浸して重さを量る(→重さを(B)とする)
- 「重さ(A)÷重さ(B)」を算出する
この手順により求めた数値が、金製品の比重です。純金の比重は「19.13~19.51」で、「1」の水に対して約20倍の重さになります。
K18であれば「14.84~16.12」と、水に対して約15倍の重さです。
なお、(3)のステップでは、容器の底や側面に金製品が触れないよう注意してください。容器に触れてしまう大きな金製品は、測定が難しいでしょう。
・水を用いて比重を確認する方法の注意点
次のような製品の場合は、正しい比重が算出できません。
- 他の素材と組み合わせている製品
- 宝石が付いている製品
- 内部に隙間のある製品
また、キッチンスケールの精度によっては計測結果にムラが出ることや、まれに金と同じような比重を示す偽物も見受けられることも知っておきましょう。
5.試金石を利用する
「試金石」とは、黒石を使った硬い板のことです。試金石を利用して金を見分ける方法は、江戸時代から用いられています。
具体的には、試金石の表面に対象となる金製品を擦り付け、試金石の上に削り取られたものの色や感触を確かめることで、本物の金を使用しているか見定めます。
メッキ製品なら、擦り付けた際に中身があらわになるので一目瞭然です。
金自体は非常にやわらかい素材なので、擦った際の感触が不自然に硬いと感じれば、偽物かもしれません。
削り取ったものの色の濃さで判断するなら、先ほど説明したとおり、色味が深いオレンジ色であるかどうかが基準となります。
比重ごとの金の色を示した「試金棒」と呼ばれるアイテムが市販されているので、試金棒と色味を比較するとわかりやすいでしょう。
ちなみにインゴットの場合、それが二重メッキを施したものなら、試金石で見極めるのは不可能です。
タングステンと呼ばれる金属を銅メッキでコーティングし、さらにその上から厚い金メッキを被せたような、巧妙なものも存在します。
インゴットが本物であるかを確かめる際は、比重を量る方法も一緒に試してください。
・試金石を利用する方法の注意点
試金石に製品を擦り付けるということは、製品に傷を付けることになります。
製品の価値が下がってしまうため、積極的におすすめできる方法ではありません。製品の価値を落とさずに本物・偽物を見分けたい場合は、査定に出す方法を検討してください。
6.査定に出す
ここまで、自分で本物と偽物を見分ける方法を5つ紹介しました。
自宅で簡単に挑戦できる方法もありますが、正確に判断するためには、やはりプロの査定員に鑑定してもらうのがおすすめです。
金の知識に精通した査定員なら、一目見ただけで本物・偽物を見分けられるケースも珍しくありません。
自分で見分けようとすると、いろいろな方法を試したり、悩んだりしてしまうことを考えると、査定に出してしまったほうが結果的に時間や手間がかからずに済みます。
金の査定・買取業者を
選ぶ際のポイント
金を査定・売却するなら、できるだけ高い価格で売りたいと考えるでしょう。ここでは、正確な査定と納得の売却ができる業者を選ぶために、チェックしたいポイントを紹介します。
金の豊富な買取実績はあるか
まずは、候補となる業者の金買取実績について、公式ホームページなどで確認しましょう。
豊富な実績・歴史がある業者なら、査定ノウハウや長年の経験が蓄積されていると判断できます。
また、買取実績のほか、次のような点も業者選びの基準の一つです。
- 高価買取のためのポイントや、買取価格の根拠が明示されている
- 貴金属に特化した査定員がいる
- 金の純度を計測する機器がある
一方で、金の買取実績が少ない業者は、貴金属の価値を正しく見極める技術がない危険性があります。
預けた金製品に対し、不当に安い査定額が提示されるかもしれません。ホームページに曖昧な買取価格を載せている場合も、注意が必要です。
実店舗はあるか
最近では、インターネット販売の普及にともない、実店舗を構えずにインターネット上でやり取りをする買取業者が増えてきました。
このような業者のすべてが怪しいとはいえませんが、実店舗にて対面での査定をする業者は、トラブルがあったときに対応してもらえる安心感があります。
実店舗のない業者を選んだ場合、万が一入金してくれないなどの問題が発生したときに、連絡が取れなくなるリスクがあります。
また、対面での査定はその場で値段交渉が可能ですが、インターネット上では難しいでしょう。
売却時に現金をその場で受け取りたい場合も、実店舗にて買取を依頼する必要があります。
手数料はかかるか
査定にかかる手数料は、事前にチェックしておきましょう。
買取価格を高く設定しているように見える業者でも、実際には多額の手数料を取られてしまうケースが少なくありません。
宅配買取や出張買取を依頼する場合は、配送料や出張料がかかるかなど、あらかじめ確認しておいてください。
また、査定に納得できなかったときのキャンセル料についても、併せて確認しておくと安心です。
書面で見積書を発行してくれるか
店頭買取を依頼すると、ほとんどの業者は査定直後に見積書を発行してくれます。見積書をなかなか出そうとしない業者は、怪しんだほうがよいでしょう。
また、見積書を出してくれたとしても、製品ごとの内訳が記載されていない場合は注意が必要です。その他、査定員が満足のいく接客をしてくれるかどうかも、良い業者を見極める重要なポイントになります。
金の査定・買取なら
「おたからや」
金製品が本物かどうか正確に・簡単に見分けたい方は、金の査定・買取のプロである「おたからや」にお任せください。
「おたからや」には一流の専門査定員がおり、金をはじめとする高額商品・プレミア商品の買取実績が多数あります。
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2023年9月には金の買取価格が史上初めて1万円台を記録するなど、現在金相場は高騰中です。
価格が高騰している今こそ高値で売却するチャンスなので、お手持ちの金製品の売却をあらためて検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
金製品のなかには、刻印で金の純度を偽装したり、目立たないパーツに金以外の素材を使用したりしているものもあります。
また、金以外の素材を金メッキでコーティングしているにも関わらず、金製品だと見せかけているものもあるため注意が必要です。
今回は、金製品が本物か偽物(金メッキ)かを見分ける方法として、以下の6つを紹介しました。
- 刻印をチェックする
- 色味を観察する
- 磁石を当てる
- 水を用いて比重を確認する
- 試金石を利用する
- 査定に出す
なかには自分で行なえる方法もありますが、正確に判断するならプロに鑑定してもらうのがおすすめです。
正確な査定と納得の売却ができる業者を選ぶためには、買取実績や実店舗・手数料の有無、書面での見積書発行の可否などをチェックしましょう。
「おたからや」には一流の専門査定員がおり、金製品の高価買取実績が多数あります。買取方法も店頭買取と出張買取から選べ、査定料・手数料・出張料は無料です。
金の価格が高騰している今こそ、「おたからや」で金製品を売却してはいかがでしょうか。
金を高く売るためのコツは、「金の価格が高いときに売ること」と「高値で買い取ってくれる専門店に売ること」です。金の価格は現在非常に高騰しているため、売却にはベストなタイミングといえます。
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