金を売却する時に用意しなければいけない書類は?売却の手順もご紹介

買取店で金を買い取ってもらう際に必要な書類や手順がよく分からないという方も多いのではないでしょうか。「自分で調べるのは面倒臭い」「よく分からない」といった方へ向けて、今回は金を売る際に必要な書類や取引当日の手順をご説明します。スムーズで気持ちがいい取引を行うためにも、ぜひ参考にしてください。
Contents
買取店で金を買い取ってもらう際に必要な書類
買取店で金を買い取ってもらう場合には、本人確認書類が必要になってきます。使用できる書類や反対に使用できない書類など、様々存在しますのでスムーズに準備ができるようここで確認しておきましょう。
中には書類が手元になく、区役所で発行してもらわなければならない書類も存在します。買取前に焦らないように、書類を準備する際にはよく確認をして各書類を用意すること事が大切です。
また、個人で売るのか法人で売るのかによって必要な書類が変わってきますので注意してください。
個人で金を買い取ってもらう場合
一般的に、1点の提示で本人確認が行える書類をご紹介します。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード
また以下の書類はそれぞれ2点の提示で本人確認が行える書類です。
- 国民健康保険証
- 健康保険証
- 国民年金手帳
- 母子健康手帳
次に、本人確認を行えない場合がある書類をご紹介します。
- 住民票
- 戸籍謄本
- 納税証明書
- 公共料金の領収書
売却の際に必要な書類は、各買取店舗によって異なります。上記で記載した書類が使用できない場合や、本人確認に使用できない書類であると記載されている場合もあるのです。しかし同じ書類でも店舗によっては本人確認が行えることがあるため、不安な方は来店前に買取店へ問い合わせすることをオススメします。
法人で金を買い取ってもらう場合
法人で金を買い取ってもらう際に必要な本人確認書類をご紹介します。個人の場合と違って書類の期限や持参する人など注意点が多いため、確認をよくした上で各書類の準備にあたってください。
- 登記録謄本(履歴事項全部証明書/現在事項全部証明書)
- 印鑑登録証明書
これらの書類が本人確認書類として使用できる書類になります。上記に記載したどちらの書類も、6ヶ月以内に発行されたものしか使用できないため注意が必要です。また書類を提示する人が代表者じゃないと認められないといったケースも存在しますので、事前に確認することをオススメします。
取引金額が200万を超える際に必要な書類
買取店は2つの法律に従って営業しており、取引金額が200万を超えると本人確認ができる書類を提示しなければならないとされています。取引時に「そんなことは知らなかった」とならないためにも、ここからは買取店と法律の関係についてみていきましょう。
買取店に関係する法律の1つが「古物営業法」です。古物営業法は古物を取引するときのルールに関するもので、盗品を取引しないために作られた法律。取引価格が1万円以上になった場合は買取商品の種類に関係なく本人確認が必要と定められています。そのため多くの取引で金額が一万円を超える金の場合、高い確率で本人確認書類が必要になるので金の売却時には注意してください。
「査定してもらったけど本人確認書類がないから取引できなかった」ということは避けたいですよね。「買取金額が1万円を超えそうだな」と感じられる場合は、たとえ売却するのが金ではなくても、本人確認書類を持参しておきましょう。
買取店に関係している法律の2つ目は「犯罪による収益の移転防止に関する法律」です。「犯収法」とも呼ばれており「マネーロンダリング」などの防止対策として、この法律は作られました。取引金額が200万を超えるケースなどに「犯罪による収益の移転防止に関する法律」は適応されます。本人確認書類としてマイナンバー書類の提示を求められることが多いので、万が一「取引金額が200万を超えそうだな」と思われる方は、マイナンバー書類を事前に準備しておきましょう。
金を買い取ってもらう際の手順
「金を買い取ってもらう時って、一体どうすればいいんだろう」と、金の売却時の手順が分からず不安に思う方は少なくないでしょう。安心して買取に出していただけるよう、ここからは買取当日の手順をご紹介します。取引当日に焦らないためにも今ここで、買取手順を頭に入れておきましょう。
また「店舗買取」以外にも、「郵送での買取」といった買取方法が存在します。郵送での買取は、買取店舗に足を運べない方や売りたい品が多く移動は困難という人にオススメの買取方法です。ここでは「店舗買取」の手順に加えて、「郵送買取」の手順も合わせてご紹介します。
店舗で金を買い取ってもらう際の手順
店舗で金を買い取ってもらう際は、以下のような流れになります。
- 来店
- 申込書に名前等の情報を記入する
- 買取店舗に在籍する査定員が金を査定
- 査定額が提示される
- 価格に納得できれば契約を成立させる
- 支払い
支払いは「現金での手渡し」や「銀行振込」など買取店舗によって異なります。
また、今までお話ししてきた本人確認書類等は店舗スタッフに指示をもらったタイミングで提示してください。
郵送で金を買い取ってもらう際の手順
郵送で金を買い取ってもらう際は以下のような手順になります。
- Webサイトで買取の申し込みをする
- 買取店から送られてきた書類を記入する
- 記入した書類と買い取ってもらいたい金を一緒に包んで郵送する。この際、本人確認書類も一緒に同封する。
- 後日、買取店から査定金額の連絡が来る
- 査定額に納得できれば契約を成立させる
- 後日、振込で支払われる
郵送で金の買取を行えるかどうかは、買取店によって異なるので申し込み前に店舗への確認が必要です。「郵送買取」を希望の方は、「郵送買取」に対応している買取店を事前に調べておく必要があります。また「郵送買取」を利用する際は、振込で支払われる可能性がとても高いため「現金でもらいたい」という方は注意してください。
まとめ
金を売却する際には本人確認書類を必要とするケースが多く、買取店舗によっては郵送でも金の買取を行えることが分かりました。今回一般的な書類をご紹介しましたが、必要な書類は各買取店によって違います。そのため「自分は本人確認が必要になりそうだな」と感じられた方は利用する買取店へお問い合わせください。売却時の手順はとてもシンプルなものです。基本的には店舗スタッフの指示に従うだけで査定が可能で「金を売りたい」と少しでも考えている方は、ぜひ気軽に買取店を利用してみてください。