1. 高価買取店・おたからやTOP
  2. 金・貴金属買取
  3. 金・プラチナ・貴金属コラム
  4. 【2026年の金価格予想】暴落する場合の理由とは?買取のポイントも解説

【2026年の金価格予想】暴落する場合の理由とは?買取のポイントも解説

【2024の金価格予想】暴落する場合の理由とは?買取のポイントも解説

※下記の画像は全てイメージです

金は、株式や通貨と異なり発行体の信用に依存しない実物資産であることから、安全性の高い投資対象として広く認識されています。とくに、金融危機や地政学リスクが高まる局面では「有事の資産」として評価され、資産保全を目的に金を保有する人も少なくありません。

2026年1月21日には、国内価格の指標となる田中貴金属工業の店頭小売価格が、金1gあたり2万7,287円となり、史上初めて2万7,000円を突破しました。前日比でも大きく上昇し、国内金価格は連日で最高値を更新する展開となっています。この水準は、金相場が依然として高値圏にあることを明確に示すものといえるでしょう。

一方で、金価格は長期的に上昇しているように見える中、「この高値はいつまで続くのか」「2026年以降に大きく下落する可能性はないのか」といった不安を感じている方も多いのではないでしょうか。金は安全資産とされる反面、金利や為替、投資家心理の変化によって価格が調整されることもあり、必ずしも常に右肩上がりで推移するわけではありません。

この記事では、金価格が暴落・調整する場合に考えられる主な理由を整理するとともに、金相場が高値で推移している背景、そして金をできるだけ高く売却するためのポイントについて、分かりやすく解説します。金の売却や保有判断に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

出典:YAHOO!ニュース「金価格が史上初めて2万7000円突破し2万7287円に…グリーンランド情勢で安全資産の“金”買いが加速」 

 

2026年02月09日09:30更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)27,792
+1511円
24金(K24・純金)27,570
+1499円
23金(K23)26,514
+1442円
22金(K22)25,346
+1378円
21.6金(K21.6)24,735
+1345円
20金(K20)22,623
+1230円
18金(K18)20,816
+1132円
14金(K14)16,119
+876円
12金(K12)12,506
+680円
10金(K10)11,172
+607円
9金(K9)10,033
+546円
8金(K8)7,448
+405円
5金(K5)3,613
+196円

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
※土日・祝日を除く前営業日の日本時間9:30の価格と比較

最新の金の買取価格を確認する

【2026年の金価格予想】暴落する場合の理由とは?買取のポイントも解説

 

Contents

金価格の最新相場が高値で推移している背景

24金(K24)純金 インゴット 5枚まとめ

金価格が高値圏で推移している背景には、単一の要因だけでなく、金融環境や世界情勢の変化が複雑に絡み合っています。

近年は特に、金利の動きや経済への不安が投資家の心理に影響を与え、安全資産としての金があらためて注目されるようになりました。ここからは、金価格を押し上げている代表的な背景について整理します。

 

実質金利の低下が金価格を押し上げている

金価格の上昇には、実質金利の低下が関係しています。実質金利とは、名目金利からインフレ率を差し引いた利回りのことです。これが下がると、利息や配当を生まない金であっても、相対的に有利な投資先として見なされやすくなります。

また、実質金利が低い環境では、金を保有する際の「機会コスト」も下がるため、資金が金市場に流れやすくなる傾向があります。短期的には価格の調整もあり得ますが、実質金利が低水準にとどまる限り、金は資産保全の手段として引き続き評価されやすいと考えられます。

 

おたからやで金の過去10年間の相場推移をチェックする

 

世界経済の不安定化と信用不安の拡大

世界経済の不安定化や信用不安の広がりも、金価格が高水準で推移する要因の一つとされています。
地政学的な緊張や金融市場の不確実性が高まる場面では、投資家が「安全資産」として金を選ぶ傾向があります。これは、金が歴史的にリスク回避の手段と見なされてきた背景によるものといえます。

たとえば、国際的な紛争や主要国のあいだで貿易摩擦が起こると、株式や通貨市場は不安定になりやすい状況になります。その際、金の需要が一時的に高まることもあります。

市場に対する不安が強まる局面では、リターンが不確実な資産よりも、価値の保存が意識されやすい資産へと資金が流れる傾向です。この動きが、金価格の下支え要因と見なされています。

さらに、金は一部の主要国の中央銀行によって、外貨準備の一部として継続的に買い入れられている状況です。こうした需給面での動きも、金価格を支える構造につながっています。

出典:三菱UFJ eスマート証券「金暴落はあり得るのか?」 

 

外貨準備とは?

外貨準備とは、中央銀行や通貨当局が為替や金融市場の安定を維持するために保有している国際的な準備資産のことです。
主な構成要素は、外国通貨建ての債券や預金、金、さらにIMFの特別引出権(SDR)やIMF準備ポジションなどです。
これらは、為替介入や対外支払いへの対応、そして通貨への信認を維持するために活用されます。

出典:日本銀行「外貨準備とは?」 

 

有事の資産として金が選ばれ続けている理由

地金型金貨の種類

金は、世界的な危機や金融不安が生じるたびに「有事の資産」として注目されてきました。

戦争、金融危機、通貨不安など、将来の見通しが不透明な局面では、株式や通貨とは異なる性質を持つ金に資金が集まりやすくなります。

ここでは、金が長年にわたり安全資産として支持されてきた理由を整理します。

 

金は信用リスクのない資産で、価値がゼロになりにくい

金が「有事に強い」とされる最大の理由は、それ自体が現物資産であり、発行体を持たないという特性にあります。株式は企業の業績に左右され、債券や通貨は発行元となる国や金融機関の信用力に依存します。

しかし、金そのものには信用リスクがなく、倒産や債務不履行によって無価値になるおそれがあります。

さらに、金は埋蔵量に限りがあり、人工的に無制限に供給することができない資源です。
この希少性が、長期的な価値の下支えとなっています。経済が大きく混乱した場合でも、金は相対的に価値を維持しやすい資産と見なされています。

実際、世界各国の中央銀行が金を外貨準備の一部として保有しているのも、こうした特性と安定性に対する信頼の表れといえるでしょう。

出典:野村證券「知識ゼロからの資産としての金」 

 

  • 関連記事はこちら

金の価値が下がるタイミングとは?下落の理由と備え方を専門家が解説

 

通貨や株式が不安定になると金に資金が集まる理由

金融市場が不安定な状況になると、投資家はリスクの高い資産を避け、価値を保ちやすいとされる資産へ資金を移す傾向があります。この動きの中で、金は株式や通貨と相関性が低い資産として選ばれやすい存在です。

例えば、金融危機や地政学リスクが高まる局面では、株価が下落しやすくなり、為替や通貨の価値も不安定になることがあります。その結果、投資家が株式などのリスク資産を手放し、金へ資金を振り向ける流れが強まります。

こうした「リスク回避の資金移動」が、金価格を押し上げる要因の一つとなってきました。また、インフレ局面では通貨の購買力が低下しますが、金は物価上昇時にも相対的に価値を保ちやすいと考えられています。

そのため、通貨の下落リスクに備える手段としても金が選ばれやすく、有事だけでなく、経済不安に備える防衛的な資産としての側面もあります。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

近年の金相場は、通貨や株式市場への不安が高まる局面で評価を伸ばす傾向にあります。
実際の査定現場でも、世界情勢の悪化や金融不安に関する報道が増える時期には、金製品を持ち込まれる方が増える傾向にあります。
金は発行体の信用に依存しない実物資産であり、現物であれば価値が失われにくい点が強みです。現在は相場が比較的高水準にあるため、売却のタイミングによって査定額に差が出やすい状況といえるでしょう。
そのため、相場の動きを確認したうえで、無理のない判断をされることをおすすめしています。

 

過去の金価格推移から見る世界情勢と価格変動の関係

金地金投資のポイントとは?初心者向け資産運用と高く売却するコツを解説

金は日々の需給だけで動く資産ではなく、戦争や金融危機、景気後退といった「先行きが不透明な局面」で評価されやすい特徴を持っています。

過去の値動きを確認することで、どのような場面で金が買われ、どのようなタイミングで価格が調整されたのかを把握しやすくなります。

 

金価格と世界情勢の関係性

金価格は、世界経済や国際情勢の不安定さを反映して変動してきた資産です。経済が不安定になると、投資家は株式や通貨のようなリスク資産を避け、価値を維持しやすいとされる資産へ資金を移す傾向があります。その受け皿の一つが金です。

実際、金融危機や地政学リスクが表面化した場面では、金価格が上昇するケースが多く見られました。ただし、短期的には利確による売りが出ることもあり、一時的に下落する局面も存在します。

一方で、経済が安定し、実質金利が上昇する場面では、金価格が調整に向かう傾向があります。このように、金価格は世界情勢や金融政策に対する市場心理を映すかたちで、変動してきたといえるでしょう。

出典:三菱UFJ eスマート証券「金暴落はあり得るのか?」 

 

  • 関連記事はこちら

金相場に影響を与える重要な指針とは?上昇・下落要因と投資判断のポイントを解説

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

金価格は世界情勢の影響を受けやすく、戦争や金融不安、景気後退などへの懸念が高まると、評価が上がりやすい傾向があります。
実際の査定現場でも、国際情勢が不安定になる時期には、金製品の査定依頼が増えるケースがよく見られます。
過去の価格推移を振り返っても、多くの局面で世界的な危機をきっかけに金が買われてきました。相場が変動しやすい今のような状況では、単に価格の高低だけで判断するのではなく、全体的な流れや今後の見通しもふまえたうえで売却を検討することが大切です。

 

金価格の最新相場は高値で推移している

2026年01月29日には、国内の金小売価格の指標となる田中貴金属工業の店頭小売価格が、1gあたり30,248円と最高値を更新しました。過去を振り返ってみると、2000年以降は金価格が上昇トレンドとなっています。

一般的に、金価格は世界情勢が不安定になるほど上昇します。このことは、2001年の世界同時多発テロや、2008年のリーマンショックなどをきっかけに金価格が上がっていることからもわかるでしょう。

近年では2023年3月に、シリコンバレー銀行の経営破綻や、クレディ・スイス銀行の経営危機などが相次いだことも、金の需要増の要因となりました。

国や企業への信頼が揺らぎ、通貨や株式の信用度が下がるにつれて、安全資産である金の需要は増加するのです。

ここからは、約20年にわたって順調に上がってきた金価格が暴落する可能性はあるのかを解説します。

 

2001年:世界同時多発テロによる影響

2001年9月に起きたアメリカ同時多発テロは、世界経済に大きな不安を与えました。この事件を受けて株式市場は急落し、投資家はリスク資産を避ける姿勢を強めました。同時に、「安全資産」としての金への関心も高まり、一時的に価格が上昇しています。

ただし、その後しばらくは大きな上昇トレンドにはつながりませんでした。この時期、リスク回避の動きが広がるなかで、現金と並んで金に資金が向かう場面も見られました。

 

2008年:リーマンショックによる影響

2008年のリーマンショックは、世界的な金融危機を引き起こしました。株式市場や信用市場が急激に悪化し、安全資産への資金シフトが一部で進みました。

ただし、直後の金価格は一時的に下落しています。その後、各国の金融緩和やドル安の影響を受けて、中長期的には上昇基調へと転じました。

金融システムへの信頼が揺らぐ中で、発行体の信用に依存しない実物資産としての金が再評価されるきっかけとなりました。

 

2020年:コロナショックによる影響

2020年、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な拡大は、経済活動の停滞と金融市場の混乱を招きました。各国の中央銀行は大規模な金融緩和を実施し、それに伴って名目金利・実質金利が低下します。この環境が、金価格を押し上げる要因となりました。

特に2020年前半から夏にかけては、金が価値保存の手段として強く意識され、価格は一時2,000ドルを超える過去最高水準に達しました。ただし、その後は調整局面に入り、2021年にかけてはやや軟調な推移が見られます。

 

2022年:ウクライナ侵攻による影響

2022年、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、地政学的リスクが再び高まりました。この危機により、世界経済の先行きに対する不透明感が増し、リスク回避の動きが強まります。

原油や天然ガスの価格高騰が懸念される中、安全資産としての金の需要が一時的に上昇します。価格は2,000ドル付近まで上昇しました。とはいえ、その後は米国の金利上昇やドル高の影響を受け、金相場は調整局面に入りました。

地政学リスクは金価格を押し上げやすい要因ですが、他の金融要素とのバランスによって、相場は一方向には動きにくい面があります。

 

2023〜2024年:米金利上昇局面による影響

2023年から2024年にかけては、米国を中心に主要国で金利の引き上げが続きました。アメリカでは、インフレ対策として政策金利が段階的に引き上げられ、それに伴って実質金利も上昇する場面がありました。

一般的に金利が上がると、利子や配当を生む資産の魅力が増し、金には売り圧力がかかりやすくなります。しかしこの時期の金相場は、調整を挟みながらも年末にかけて再び上昇。歴史的な高値圏に到達する場面も見られました。

その背景には、米国経済の減速懸念や地政学リスクなど、複数の不安材料が影響しています。

出典:三菱マテリアル「金価格が下落する理由について」 

 

政策金利とは?

政策金利とは、中央銀行が金融政策の一環として設定する基準金利のことです。景気の過熱やインフレを抑えるために引き上げられる一方で、景気を下支えする目的で引き下げられることもあります。
政策金利は、銀行の貸出金利や預金金利、市場金利などに影響を与えるため、企業活動や個人の消費・投資行動に加え、為替や金価格にも間接的な影響を及ぼす要因のひとつといえるでしょう。

出典:三菱UFJ銀行「政策金利」 

 

  • 関連記事はこちら

【2026年の金価格予想】暴落する場合の理由とは?買取のポイントも解説

 

主な出来事 金価格の傾向
2001年 世界同時多発テロ 安全資産需要で上昇
2008年 リーマンショック 金融不安を背景に上昇
2020年 コロナショック 史上最高値圏へ
2022年 ウクライナ侵攻 不安心理で買われる
2023〜24年 米金利上昇 調整を挟みつつ高値維持

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

2023〜2024年は、アメリカの金利上昇が続いた時期でした。金相場は一時的に調整を挟みつつも、高値圏での推移が見られました。
査定の現場でも「金利が上がると金は下がるのでは?」という不安の声をいただくことがありました。しかし実際には、大きな下落には至っていません。
実質金利の動向や、先行き不透明な世界情勢が続く中で、金は今も資産保全の手段として一部の投資家から評価されています。相場の先行きが読みにくい今だからこそ、価格水準だけでなく、その背景にある経済状況をふまえた売却判断が重要になります。

 

金価格は不安心理に左右されるため下落することもある

金

金は一般に「安全資産」として知られていますが、常に価格が上昇し続けるわけではありません。投資家の不安心理が落ち着いた局面では、金価格が調整に転じることもあります。

金は投資家心理に敏感に反応する傾向があり、とくに不安感が高まった場面では買われやすくなります。逆に、状況が落ち着き、心理的な警戒感が和らいでくると、売りが出やすくなるのも特徴です。

たとえば、地政学リスクや金融不安が後退し、景気の先行きに対する懸念が薄れると、投資家は金よりも株式や債券など利回りを期待できる資産へ資金を移す傾向があります。また、金価格は「将来への不安」を織り込んで上昇する局面もあるため、予想されたほど不安材料が深刻化しなかった場合には、利益確定の売りが出やすくなります。

 その結果、価格が下落に転じることも珍しくありません。実際、過去には金が急騰したあとに反落したケースも見られました。さらに、金は「安全資産」であると同時に、投資商品の一面も持っています。

投資マネーの流入や流出が需給に大きく影響し、価格変動を引き起こしやすくする要因にもなります。とくに金ETFを通じた資金の移動が活発化すると、金市場の価格にも変動が生じやすいです。

このように、金は安全性が注目される一方で、投資家心理の変化が価格に反映されやすい資産であるという点は、金特有の性質といえるでしょう。

 

金ETFとは?

金ETFとは、金の価格に連動するよう設計された上場投資信託のことです。証券取引所で株式と同様に売買でき、少額から投資できる点が特徴です。
現物の金を保管する必要がないため手軽に始められますが、ETFごとに運用手法や保管方法には違いがあります。そのため、発行体や商品設計の内容をよく理解したうえで利用することが大切です。

出典:出典:三菱UFJ eスマート証券「金ETFは現物の金と何が違うの?」 

 

【金価格予想】暴落する場合の4つの理由

下落

相場価格(円/g)

金価格の予測は、特に短期的な見通しとなると、専門家でも困難だとされています。
それでも、金価格が下落しやすい一般的な要因を把握しておけば、日々得られる情報と照らし合わせながら、相場の流れを判断しやすくなるでしょう。

金価格が暴落、あるいは大きく調整する背景には、以下のような要素が影響すると考えられています。

  • 中央銀行や大口投資家による売却
  • 世界経済や金融市場の安定
  • 政策金利の上昇
  • インフレの沈静化や実質金利の改善

ここからは、これらの要因が金価格にどのような影響を与えるのか、順を追って解説していきます。

 

中央銀行や大口投資家の売却により、金の供給量が増加する

中央銀行や大口投資家が一斉に金を売却すると、市場での売り圧力が強まり、金価格が下押しされることがあります。

金は需給バランスの影響を受けやすいため、一部の国が外貨準備の見直しやポートフォリオの調整として保有金を売却した場合、市場に一時的な影響を与える可能性が高いです。

また、大口投資家や機関投資家が保有する金ETFの解約が進むと、その裏付けとなっている現物の金が市場で売却されるケースもあります。
こうした動きも需給に影響を及ぼすため、金価格の下落要因となりやすいです。実際に過去の局面でも、このような流れが観察されています。

 

世界経済や金融市場が安定し、リスク回避の動きが後退する

金は一般的に「リスク回避資産」として選ばれる傾向です。そのため、株式市場や為替市場が安定し、先行きの不透明感がやわらいでくると、投資家はより高リスク・高リターンな資産へ資金を移す動きに出ることがあります。

こうしたリスク回避姿勢の後退は、金からの資金流出を引き起こし、需要の減少を通じて価格に下押し圧力がかかる場合があります。実際、過去の景気回復期、たとえば2013年以降の米国における金融政策の正常化局面では、金価格が調整した例も見られました。

ただし、金の価格はインフレ期待や為替相場、各国中央銀行の購入動向など、さまざまな要因の影響を受けて変動します。そのため、リスク後退だけで価格の動きを説明できるとは限りません。

 

各国の金融引き締めにより、政策金利が上昇する

各国が金融引き締めに踏み切り、政策金利が上昇すると、金は相対的に魅力を失いやすくなります。
金は利子や配当を生まない資産であるため、利回りのある預貯金や債券などが注目される局面では、投資資金がそちらへ移る傾向です。

特に米国で金融引き締めが強まると、ドル高が進行しやすくなり、その影響で金価格が下押しされる場面もあります。また、名目金利の上昇とインフレ率の低下が同時に起こると、実質金利が上がりやすい状況となります。

 

  • 関連記事はこちら

金価格とドルの関係とは?価格変動する要因や金売買のポイントも紹介

 

インフレが落ち着き、実質金利が改善する

インフレが落ち着いて実質金利が改善すると、金価格が調整局面を迎える可能性が高いです。金はインフレヘッジとして買われる傾向があるため、物価上昇が進む局面では、通貨価値の目減りを防ぐ手段として需要が高まりやすい資産です。

しかし、インフレが鈍化し、将来の物価上昇に対する警戒感が後退すると、実質金利が上昇に転じることがあります。

このような環境では、金よりも利回りのある資産が選ばれやすくなり、金から資金が流出するリスクが高まります。

とくに、インフレの鈍化と実質金利の上昇が重なった場合には、金価格が調整される動きが強まりやすいです。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

インフレが落ち着き、実質金利が改善する局面では、金相場が調整する可能性があります。実際の査定現場でも、物価上昇が一服したと感じられる時期には、「今は売り時なのか」といったご相談が増える傾向です。
インフレ期には、通貨の価値が目減りすることへの対策として金が選ばれやすくなります。一方で、実質金利が上昇し始めると、利回りのある預貯金や債券へと資金が移る流れも見られます。
このような経済環境の変化を踏まえることが大切です。価格水準だけで判断するのではなく、背景となる経済情勢もしっかり理解した上で、売却時期を検討されることをおすすめします。

 

専門家・著名投資家は金価格をどう見ているのか?【強気・弱気の見解】

金価格が高値圏にあるなかで、「この先も上昇が続くのか」「それとも大きな調整が入るのか」という点については、専門家の間でも見方が分かれています。

ただし、近年のレポートや投資家コメントを整理すると、短期的な値動きには警戒しつつも、中長期では金価格の下落余地は限定的で、なお上昇余地が残されているとする見解が主流です。

とくに注目されているのが、中央銀行の動向、通貨価値への信認低下、そしてグローバルな資産配分の変化といった「構造的要因」です。以下では専門家の見解を詳しく解説していきます。

 

金価格は暴落は限定的、上昇余地もあるとする「強気派」の見解

金価格に対して強気の見方を示す専門家は、「金は短期的な過熱局面を経たものの、相場の基調は依然として“構造的な強気サイクル”の途中にある」と指摘しています。

たとえば、ピクテ・アセット・マネジメントは、世界の中央銀行による金保有の拡大や“脱ドル化”の流れを主な要因として挙げています。米国の債務拡大や地政学リスクを背景に、外貨準備でのドル依存を下げる動きが続き、代替資産として金が選ばれているという見方です。

中央銀行の需要は短期的な価格変動の影響を受けにくく、金価格の下値を支える要因です。また、State Street Global Advisorsは、ETF資金の流入再開や分散投資需要の高まり、そして世界的な債務拡大を背景に、金価格は2026年にかけて1オンスあたり約60万〜67万円前後の水準で推移し、為替や市場環境次第では75万円前後を視野に入れる展開もあり得ると分析しています。

さらに、HSBCも実質金利が低水準にとどまる場合、金の魅力は継続すると見ており、中長期的には上昇の余地があると予測しています。

構造的な要因である中央銀行の需要などが続くかぎり、金価格の暴落リスクは限定的と考えられており、安定的な資産としての位置づけが強まる可能性も高いです。

出典:ピクテ・アセット・マネジメント「中央銀行需要・脱ドル化

出典:State Street Global Advisors「構造的な強気サイクル」 

出典:HSBC「中長期で5,000ドルの可能性」 

 

金価格は調整・下落すると見る「慎重派・弱気派」の見解

一方で、足元の金価格については「上昇ペースが速すぎ、短期的には調整局面に入る可能性が高い」とする慎重な見方も存在します。

こうした立場を代表するのが、英調査会社の Capital Economics です。同社は、2025年にかけての金価格の上昇について、実需やファンダメンタルズによるものというよりも、「値上がりを見て買いが買いを呼ぶFOMO(取り残される恐怖)主導の側面が強い」との見解を示しています。そのため、投資家心理が冷え込んだ場合には、想定以上の調整が進む可能性が高いです。

また、「債券王」として知られる著名投資家ビル・グロス氏も、金価格はすでに天井圏に近づいていると見ており、慎重な姿勢を示しています。グロス氏は、金が安全資産として過度に注目されている現状に触れ、「投資マネーが集中しすぎている局面では、わずかな環境変化でも反落が起こりやすい」との考えを明らかにしました。

慎重派が共通して挙げているリスク要因としては以下があげられます。

  • 実質金利の改善
  • 金融市場の安定化によるリスク回避姿勢の後退
  • 投機的な買いの巻き戻し

 

とくに、インフレが落ち着く一方で金利が高止まりするような状況では、無利息資産である金の相対的な魅力は低下する可能性が高いでしょう。

このように、弱気派は「長期的な価値そのものを否定しているわけではないが、短期的には過熱感が強く、調整局面を想定すべき局面」と捉えている点が特徴です。

出典:Capital Economics

出典:ビル・グロス氏の見解 

 

上昇と下落の両方を想定する「中立・条件付き」の見解

上昇と下落の両方を視野に入れた、「中立的かつ条件付き」の見解も見られます。強気・弱気のいずれにも偏らず、「2026年の金価格はマクロ環境次第で上下いずれにも振れる可能性がある」とする立場です。このような見通しを整理しているのが、Investopediaによる2026年の金市場に関するレポートです。

同記事では、2025年に金が史上最高値を50回以上更新し、年初来で60%を超える上昇を記録した点に触れています。一方で、現在の価格水準は、マクロ環境に対する市場の期待がすでに相当程度織り込まれた状態にあるとの指摘です。そのため、地政学リスクや金融政策が現状の想定内で推移する場合、金価格は急激な変動には至らず、一定のレンジ内で推移すると見られています。

一方で、マクロ経済のシナリオ次第では、今後の方向性が明確になる可能性も残されています。たとえば、経済成長が鈍化し、利下げが想定を上回るペースで進行した場合、実質金利の低下を背景に金価格は緩やかな上昇基調を示すでしょう。さらに、深刻な景気後退や地政学的緊張が再燃すれば、安全資産としての需要が一段と高まり、価格が上振れる展開も十分に想定されます。

反対に、米国経済が予想以上に堅調に推移し、財政・通商政策の安定が維持されれば、金利の上昇やドル高が進行し、金価格は調整局面に入る可能性も否定できません。

このように、中立的な立場を取る見方では、特定の価格水準を断定することは避けつつ、「複数のマクロ経済シナリオを前提に、金は引き続き分散投資やリスクヘッジの有力な手段である」という点を重視しているのが特徴です。

出典:WGC公式アウトルック 

出典:Investopedia「専門家見解の整理記事」 

 

結局、金価格は今後どうなりそうか?

株価上がる

専門家の見解を総合すると、金価格は短期的に調整や一時的な下落に見舞われる可能性がある一方で、長期的に価値を大きく失うリスクは低いと見られています。

中央銀行による継続的な金の購入や、脱ドル化の進展は、金価格を支える構造的な要因です。さらに、現在の相場を一過性のブームとは位置づけておらず、構造的な強気サイクルの中盤にあるとの認識を示しています。

その一方で、多くの専門家は、金価格が今後も一直線に上昇し続けるとは考えていません。インフレの沈静化や金利動向によっては、価格が上下に振れやすい局面が続く可能性もあるでしょう。

つまり、金価格は「暴騰か暴落か」という極端な展開ではなく、高値圏で上昇と調整を繰り返すレンジ相場が継続するという見方が有力です。中央銀行による買い支えや、世界的な不透明感が続く限り、金が大きく暴落するリスクは限定的と考えられています。今後も分散投資や資産防衛の手段として、一定の役割を果たすことが期待されます。

出典:World Gold Council「Gold Outlook 2026」 

出典:Pictet Asset Management「2026年の金価格見通し」 

出典:State Street Global Advisors「Gold 2026 Outlook」 

 

【金価格予想】暴落する可能性は高い?

gold

前述のとおり、金価格の短期的な値動きを正確に予測することは、専門家であっても容易ではありません。金相場は、金利動向や為替、市場心理、地政学リスクなど複数の要因が同時に影響し合って形成されるため、すべての材料を事前に織り込んで判断することは現実的に困難です。

そのため、短期的には上昇が一服したり、利益確定の売りによって一時的な調整や下落が生じたりする可能性はあります。特に、リスク後退局面や金融政策の転換が意識される場面では、金価格が調整局面に入ることも珍しくありません。

一方で、金は埋蔵量に限りがある希少資源であり、ジュエリー用途に加えて工業用途や投資需要も存在します。こうした構造を踏まえると、金の価値そのものが大きく失われるとは考えにくく、長期的には緩やかな上昇トレンドを維持するとの見方が一般的です。

金や金製品の売却を検討している場合は、「将来の最高値」を狙うよりも、相場が高値圏にあるうちに判断するという考え方も有効です。予期せぬ経済環境の変化や市場の急変によって価格が調整される前に、納得できる水準で売却することが、結果としてリスクを抑えた選択につながるでしょう。

出典:田中貴金属公式 

 

  • 関連記事はこちら

【2026年1月】金価格は今後どうなる?相場に影響する要因や動向、売却タイミングも解説

 

今日の金の買取価格を確認する
今日の金の買取価格相場(1gあたり)を見る

金・金製品をなるべく高価買取してもらうポイント

POINTを指差す手

長期保有を前提としていない場合、金の買取価格が上昇傾向にあるタイミングで売却するのが一般的です。買取相場は細かく変動するため、動向を確かめながら高値が付いたときに査定に出すとよいでしょう。

ハイブランドのジュエリーについては、付属品を保管していないか確認しておきましょう。付属品をそろえて査定に出したほうが、高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。

今日のインゴットの買取相場を見る
今日の金の買取価格相場(1gあたり)を見る

 

急落の可能性も否定できない

金価格は、世界経済の動向や投資家心理の変化に敏感であり、短期的に急落する可能性も否定できません。特に、需給バランスが大きく変化した場合や、金融市場の正常化が進む場面では、価格が調整されやすくなります。中央銀行による利上げなどの政策変更が行われると、実質金利が上昇し、金の魅力が相対的に低下しやすいです。

また、市場の先行きに対する不透明感が後退し、リスクを取りに行く姿勢が強まると、金から株式や債券などの資産へ資金が移りやすくなります。その結果、金の需要が一時的に減少し、価格の下落要因となることがあります。

実際、2020年8月や2022年3月には、金が急騰した直後に短期的な調整局面へ移行した例もありました。このように、金相場には常に急変動のリスクがあるため、投資に際しては過信せず、慎重な判断が求められます。

 

長期的には金の価値が大きく失われる可能性は低い

金は、長期的に見て価値が大きく失われにくい資産とされています。物理的な金は発行体を持たない実物資産であり、信用リスクや破綻リスクにさらされることがないため、長期保有に適した資産といえるでしょう。

また、金は装飾品や工業用途としての実需があるほか、各国の中央銀行が準備資産として保有していることも、その価値を支える要因の一つです。加えて、インフレ局面や不安心理が高まる状況では、金が再評価されやすくなります。地政学リスクや金融システムへの不信感が続く中では、一定の需要が維持される可能性もあります。

こうした背景を踏まえると、金の価値が完全に失われるというシナリオは、現実的には考えにくいです。

 

  • 関連記事はこちら

金価格の推移を30年前から2025年現在まで紹介!過去チャートと歴史的な出来事の影響とは?

 

金投資の方法と保有・売却の考え方

金

金への投資にはさまざまな方法があり、目的や投資スタイルによって適した手段は異なります。それぞれにメリット・デメリットがあり、保有期間や売却のタイミングについての考え方も重要です。

ここでは、代表的な金投資の手法とあわせて、保有・売却に関する基本的な視点を紹介します。

 

金投資の主な方法

代表的な金投資の方法を紹介します。

 

現物の金(インゴット・金貨)

金の現物を購入する、もっとも伝統的な投資方法です。実物資産としての安心感があり、長期的な価値保存を目的とする人に好まれています。

インゴットは高純度かつ重量のある鋳塊で、専門業者を通じて売買されます。一方で、金貨には地金型や記念金貨などがあり、それぞれ価値のつき方が異なります。

ただし、保管にかかるコストや盗難リスク、さらに購入時のプレミアム(加工費や輸送費など)が、売却価格に反映されにくい点には注意が必要です。

 

おたからやで24金インゴットの相場情報をチェックする

おたからやで金貨の買取情報をチェックする

 

 金ETF(上場投資信託)

金の価格に連動するよう設計されたETF(上場投資信託)は、証券取引所で株式のように売買できます。現物を保管する手間がなく、流動性も高いため、少額から投資できる点が特徴です。

ただし、ETFの運用方法には違いがあります。現物を保有するタイプもあれば、先物に連動するタイプも存在するため、商品内容や信託報酬などのコスト構造をあらかじめ確認しておくことが大切です。

 

  • 関連記事はこちら

金相場と株価の関係とは?逆相関の仕組みと投資戦略を徹底解説

 

金関連株式・ファンド

金鉱山会社の株式や、資源関連企業に投資するファンドは、金価格と連動した収益が期待できる資産です。ただし、企業の業績や経営状況、採掘コスト、為替変動、政治的リスクなど、金価格以外の要素にも左右されます。

そのため、金価格が上がっても株価が連動しない場合もあるため、注意が必要です。個別株だけでなく、金鉱株を対象とした投資信託やETFも選択肢として存在します。

 

貴金属買取サービスの活用

金製品(アクセサリーなど)を保有し、相場が高いタイミングで売却するのも一つの方法です。インゴットとは異なり、製品の純度(K18、K24など)やデザイン、状態によって査定額が変わることがあります。

鑑定書や付属品がある場合、評価が上がるケースもあります。また、買取業者によって査定基準や手数料に違いがあるため、複数の店舗を比較することが大切です。

出典:野村證券「知識ゼロからの資産としての「金(ゴールド)」入門」 

 

保有と売却の考え方

金に投資する際は、保有の目的期間を明確にしておくことが重要です。短期的な値動きを狙う「トレード型」の投資と、インフレ対策や資産分散を目的とした「長期保有型」では、売却の判断基準が大きく異なります。

長期保有を前提とする場合、金価格は長期的に上昇傾向を示してきた一方で、大きな調整局面も存在してきたことを理解しておきましょう。そのうえで、世界的な経済イベントやリスク回避の動きが強まる局面を見極める視点が求められます。

一方、短期投資では、需給の変化や市場心理、さらにはETFや先物など投機的な資金の動きに影響されやすい傾向があります。経済指標、政策金利の動向、為替相場など、複数の要因を日々チェックしながら売却のタイミングを判断することが大切です。

たとえば、政策金利が引き上げられる場面では、利回りのある資産に資金が移動しやすくなり、金価格は下落しやすい傾向です。ただし、実質金利やインフレ期待の変化によっては、市場の反応が異なる場合もあります。

このように、金価格は複数の要素が絡み合って変動するため、保有を続けるか売却に踏み切るかは、状況に応じた柔軟な判断が必要です。情報を総合的に分析し、自分の投資目的に合った戦略を立てることが、リスクを抑えるうえで重要です。

 

金価格予想暴落に関するよくある質問

金価格の将来や暴落リスクについては、多くの方が不安や疑問を感じやすいテーマです。相場の見通しは、一つの要因だけで判断できるものではなく、世界情勢や金融政策、為替の動きなど、複数の視点から分析する必要があります。

ここでは、金価格の予想や暴落リスクに関して、よく寄せられる質問を事実に基づいて解説します。

 

2026年の金価格はいくらになる予想ですか?

金価格の具体的な水準を正確に予測するのは、専門家にとっても非常に難しいのが実情です。というのも、金は世界情勢や為替、金利政策、そして投資家心理など、複数の要因が複雑に絡み合って動く資産だからです。
一部の市場分析では、2026年にかけて短期的な価格調整が起きる可能性はあるとされています。ただし、現時点では金の価値が急激に失われるシナリオは限定的と見られています。

地政学リスクやインフレ懸念が続く限り、金への需要は一定程度維持されやすく、現在の高値圏(例:1オンス=1,900ドル前後)で推移する可能性も高いです。一方で、米国などの金融政策が大きく転換し、市場全体が安定に向かえば、一時的な下落局面を迎える可能性も否定できません。

金はこれから上がりますか、それとも下がりますか?

今後の金価格が上がるか下がるかは、投資する期間や経済状況によって大きく異なります。短期的には、金利や為替の動き、ETFの売買などの影響で相場が上下しやすく、価格変動は避けられないでしょう。
一方、長期的に見れば、金は希少性のある実物資産であり、中央銀行による保有やインフレヘッジとして一定の需要が続くと考えられています。ただし、1980年代から2000年代初頭のように、長期で停滞した時期もあるため、常に上昇するとは限りません。
そのため、価格の短期的な動きに振り回されるのではなく、自分の保有目的や投資期間に応じて戦略的に判断することが重要です。

ゴールドが暴落するとしたら、いつ頃の可能性がありますか?

金価格が大きく下落する可能性が高まるのは、複数の下落要因が同時に重なる局面です。たとえば、世界経済が安定に向かい、株式市場が上昇することでリスク回避の動きが後退した場合です。あるいは、各国が金融引き締めを進め、実質金利が上昇するような場面が挙げられます。

さらに、大口投資家や中央銀行による売却が重なると、需給バランスが悪化し、短期的に価格が調整されることもあります。
ただし、これらの要因が必ず同時に起こるとは限りません。実際に、過去には一時的な下落で終わった例もあります。

なぜ金価格が暴落することがあるのでしょうか?

金は「安全資産」としての性質を持つ一方で、投資商品としての側面もあります。そのため、市場環境によっては大きく売られる局面が生じることがあります。
たとえば、世界情勢が安定し、投資家の不安心理が後退した場合には、リスク資産への資金シフトが起こり、金の需要は減少しやすいです。
また、政策金利の引き上げによって、利回りのある資産が注目されると、金は相対的に魅力を失いやすくなります。

さらに、中央銀行や大口投資家による売却が重なれば、一時的に供給が増加し、価格が下押しされる可能性もあります。とはいえ、中央銀行の売却は通常、市場への影響を抑えるよう慎重に調整されるため、こうした動きがすぐに暴落につながるとは限りません。

金は20年後に何倍になりますか?

金が20年後に何倍になるかを正確に予測することはできません。確かに、過去20年間ではリーマンショックやコロナ禍、大規模な金融緩和などが重なり、金価格は大きく上昇してきました。

ただし、今後も同様の環境が継続する保証はありません。また、金は企業のように利益を生み出して成長する資産ではなく、インフレや通貨不安に備える「防衛的な資産」として保有される傾向があります。
そのため、「将来何倍になるか」といった大きなリターンを期待するよりも、資産価値を長期的に維持・分散させる手段として捉える方が現実的です。

  • 関連記事はこちら

金相場は20年前の何倍?価格変動の理由や金投資の方法を詳しく解説

 

ゴールドは将来的に枯渇するのでしょうか?

金は有限資源であり、地球上の埋蔵量に限りがあるのは事実です。とはいえ、現時点で近い将来に完全に枯渇する見通しは立っていません。
採掘技術の進化や新たな鉱脈の発見によって、一定の供給は維持されています。ただし、近年は開発コストの上昇や環境規制の強化により、採算の合う鉱山は限られてきているのが現状です。

このような背景から、今後の金供給は急激に増えにくく、供給過剰による価格急落のリスクは比較的限定的とされています。完全な枯渇よりもむしろ、中長期的には供給制約やコストの上昇が、金価格の下支え要因として注目されています。

為替が円安になると金価格はどうなりますか?

為替が円安方向に進むと、円建ての金価格は上昇しやすい傾向があります。金は国際市場では主に米ドル建てで取引されているため、ドル円相場が円安に動くと、日本円で見た金価格が割高になるためです。

その結果、たとえ海外市場でのドル建て金価格が横ばいでも、為替の変動によって国内価格が上昇するケースがあります。
特に急速な円安局面では、金相場と為替の両方の影響が重なり、価格が大きく変動する可能性もあります。ただし、為替要因だけで判断するのではなく、ドル建て価格や国内の取引条件なども含めて、総合的に見ることが大切です。

今買うなら金とプラチナ、どちらがよいですか?

金とプラチナは性質が異なるため、投資目的によって選び方が変わります。金は安全資産としての評価が高く、宝飾品需要に加え、中央銀行の保有資産としても安定した需要があります。

一方で、プラチナは自動車の排ガス浄化装置など、工業用途が多く、景気の影響を受けやすい金属です。そのため、プラチナは価格変動が大きく、タイミングを捉えてリターンを狙いたい投資には適していますが、同時に損失リスクも伴います。
資産の保全や分散を重視するなら金、景気回復を見込んで価格上昇を狙いたいならプラチナです。それぞれの特徴とリスクを理解した上で、目的に応じて使い分けることが重要です。

2030年や2040年の金価格は予想できますか?

2030年や2040年といった長期的な金価格を正確に予測するのは非常に困難です。金は、インフレ率、金融政策、為替、地政学リスク、投資家心理など、多くの要因に左右される資産だからです。
とはいえ、インフレ対策や通貨の価値下落に備える手段として、一定の需要が続く可能性はあります。特に、中央銀行による保有や宝飾品としての実需は比較的安定しています。

一方で、投資需要は市場環境によって変動しやすく、価格上昇を保証するものではありません。将来の金価格を断定するよりも、資産全体の中で金が果たす役割(たとえばインフレヘッジや分散投資)に注目する方が、より現実的な考え方です。

金価格は過去に10倍になったことがありますか?

見る期間や通貨の種類によって評価は異なりますが、長期的に金価格が大きく上昇した時期は存在します。たとえば、2001年ごろの国内金価格は1gあたり約1,000円前後でしたが、2023年には9,000〜10,000円台まで上昇しました。この期間で、円建てでは約10倍近い上昇となっています。

ただし、ドル建ての場合は約8倍程度であり、円安の影響が反映されている点には注意が必要です。金は短期間で急騰するような資産ではなく、長期的に価値を維持しながら評価されていく特徴があります。

金が最も安かった年はいつですか?

国内における金価格の最安値圏は、2001年前後とされています。当時の金は1gあたり約1,000円程度で取引されていました。背景には、世界経済が比較的安定していたことや、株式市場への資金流入、インフレ率の低迷、米国の金利上昇といった要因があります。

その後、リーマンショック、欧州債務危機、コロナ禍などの影響を受け、安全資産としての価値が見直されました。結果として、金価格は長期的な上昇基調をたどっています。この推移は、金が経済環境の変化を反映して動く資産であることを示しています。

金を買うベストなタイミングはいつですか?

金を購入する最適なタイミングを正確に見極めるのは、専門家にとっても容易ではありません。一般的には、価格が急騰した直後よりも、市場が落ち着いて調整局面に入った際に購入を検討するという考え方があります。

ただし、その後にさらに下落する可能性もあるため、タイミングの判断は慎重に行う必要があります。
長期保有を前提とする場合には、短期的な価格差よりも保有の目的や期間を重視する方が現実的です。インフレ対策や資産分散の一環として金を組み入れる場合は、相場の変動リスクを軽減するために段階的に購入する方法(例:積立など)も有効とされています。

金はいつまで高騰が続くのでしょうか?

金価格の高騰がいつまで続くかについては、正確な予測が困難です。金の価格は、地政学的リスク、インフレ率、金融政策、為替動向など、複数の要因が絡み合って変動します。
経済が不安定な状況や、戦争・金融不安が続く場面では、安全資産としての金に注目が集まりやすく、需要が下支えされるケースもあります。一方で、世界経済が安定し、金融引き締めが進むと、利回り資産への資金移動によって金価格が調整される可能性も否定できません。

金は一方向に上昇し続ける資産ではなく、長期的には上下を繰り返しながら推移していく性質を持っています。そのため、短期的な価格の動きにとらわれず、全体の経済環境を見ながら判断することが大切です。

金投資は短期と長期、どちらが向いていますか?

一般的に、金への投資は短期売買よりも長期保有に適している資産です。もちろん、短期的な取引も可能ですが、金価格は地政学リスクや金融政策の変化によって突発的に動きやすい性質です。そのため、価格の予測が難しくなる場面もあります。
タイミングを誤ると、短期では損失が発生するリスクも高まります。一方、長期的には金はインフレ対策や通貨価値の下落リスクに備える資産として評価されてきました。

ただし、インフレと金価格が常に連動するとは限りません。実質金利やドル相場といった他の要因も影響を与えるため、多角的な視点が必要です。株式や債券とは異なる値動きを示すため、資産分散の観点からも、長期保有を前提とした運用が現実的な選択肢といえます。

金ETFと現物の金はどちらが安全ですか?

金ETFと現物の金では、「安全性」に対する考え方が異なります。現物の金は、発行体を持たない実物資産であり、信用リスクや破綻リスクを伴わない点が最大の特徴です。ただし、自宅で保管する場合は盗難や災害といった物理的なリスクがあるため、保管方法には十分な配慮が求められます。
一方、金ETFは証券口座を通じて手軽に取引できることに加え、流動性が高く、売買のしやすさも魅力です。ただし、ETFは金融商品であるため、運用会社の信用リスクや証券市場の制度的制約、保管先に関するリスクなどを把握しておく必要があります。
信用リスクを避けて実物資産を持ちたい方には現物、利便性や取引のしやすさを重視する方にはETFが向いていると言えるでしょう。目的とリスク許容度に応じて選択することが重要です。

出典:三菱UFJ eスマート証券「金ETFは現物の金と何が違うの?」

 

  • 関連記事はこちら

自然災害が起きると金の価格相場はどうなる?自然災害と金の関係性

金を売るときに税金はかかりますか?

金を売却して利益が出た場合、それは原則として譲渡所得として課税対象になります。売却価格から、購入時の取得費や手数料などの経費を差し引いた利益に対して税金が課される仕組みです。現物の金を売却する際、保有期間が5年を超えていれば「長期譲渡所得」に分類されます。
この場合、50万円の特別控除を差し引いた後、課税対象となるのは利益の半分だけです。そのため、税負担は比較的軽くなります。

一方、金ETFの売却益は「上場株式等に係る譲渡所得」として扱われます。税率は20.315%の申告分離課税です。年間の売却益が特別控除額を超える場合や、一般口座を利用している場合は確定申告が必要になるケースもあるでしょう。税制の詳細は、保有方法や期間、個人の所得状況によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

金は「有事に強い資産」として広く認識されていますが、その価格は常に右肩上がりで推移するとは限りません。実際、テロや金融危機、地政学リスクが高まった局面では金価格が上昇しやすい一方で、経済の安定や金利の上昇、インフレの沈静化により調整局面を迎えたこともありました。

今後も短期的な価格の急落リスクは否定できないものの、金は発行体を持たない希少な実物資産であり、中央銀行による保有や工業・宝飾需要などを背景に、長期的には価値が維持されやすいと考えられています。

金を保有・売却する際には、価格の水準だけで判断するのではなく、自分自身の保有目的や期間を明確にし、その時々の経済状況や相場の動向を踏まえて冷静に判断することが大切です。

 

「おたからや」での「金」の参考買取価格

2026年02月09日09:30更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)27,792
+1511円
24金(K24・純金)27,570
+1499円
23金(K23)26,514
+1442円
22金(K22)25,346
+1378円
21.6金(K21.6)24,735
+1345円
20金(K20)22,623
+1230円
18金(K18)20,816
+1132円
14金(K14)16,119
+876円
12金(K12)12,506
+680円
10金(K10)11,172
+607円
9金(K9)10,033
+546円
8金(K8)7,448
+405円
5金(K5)3,613
+196円

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
※土日・祝日を除く前営業日の日本時間9:30の価格と比較

「おたからや」では、金の参考買取価格を提示する際に、複数の査定要素を総合的に評価しています。まず前提となるのが、アイテムやブランドの市場における人気度です。インゴットや純金製品は安定した需要があり、国内外の金相場と連動しやすい特徴があります。

一方、ハイブランドの金ジュエリーは、デザインやブランドとしての価値が加味される場合があります。査定額に大きく影響するのは、金の純度と重量です。K24やK18などの刻印や比重をもとに確認し、当日の相場に基づいて価格が算出されます。

次に重要なのが、製品の状態や加工の内容です。破損がある、または過度な加工が施されている場合は、評価に影響を及ぼすことがあります。

そのほか、付属品の有無や製造元、金貨であれば発行年やコレクションとしての人気、売却時の相場環境なども査定に反映されます。これらを総合的に判断したうえで、参考買取価格が提示される仕組みです。

 

金・金製品の買取査定は「おたからや」へ

「おたからや」は、全国に1,640店舗以上を構えている国内最大級の買取専門店です。

店頭買取、または自宅にいながら査定を依頼できる出張買取のいずれかを、都合に合わせて選べます。どちらも査定料や出張料などの手数料は無料なので、お気軽にご利用いただけます。

また、「おたからや」には経験豊富なプロ査定士が多数在籍しており、インゴット金アクセサリー金貨など、さまざまな種類の査定に対応しています。お客様が査定結果に満足して売却を決めた場合、その場で現金買取なので安心です。

金や金製品の売却を検討している方は、「おたからや」の無料査定をぜひご利用ください。

おたからやの金買取の詳細をチェック

おたからやの金買取
査定員の紹介

伊東 査定員

おたからやの金買取 伊東査定員
  • 趣味

    ショッピング

  • 好きな言葉

    有言実行

  • 好きなブランド

    ハリーウィンストン

  • 過去の買取品例

    おりん、インゴット

初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは金の買取をする際に、今日の金の1gの買取相場を基に、デザイン性などをプラスで評価して高価買取を行っております。過去に1万点以上の査定をさせていただきましたが、とても多くのお客様に想像以上の金額になったと喜んでいただきました。また、おたからやでは、すべての店舗に比重計を完備しているため、金の含有量を正確に測定することができます。 金額はもちろんのこと、接客も最高のおもてなしができるように心がけております。私共はお品物だけではなくお客様一人ひとりの思いに寄り添い満足して帰っていただけるように丁寧な説明を致します。誠心誠意対応させていただきますので、是非おたからやのご利用をお待ちしております。

その他の査定員紹介はこちら
金相場高騰中!
2026年02月現在金相場は1グラム(27,792円)を記録し歴史的高値で推移しています。
金を高く売るためのコツは、「金の価格が高いときに売ること」と「高値で買い取ってくれる専門店に売ること」です。金の価格は現在非常に高騰しているため、売却にはベストなタイミングといえます。
金の高価買取はおたからやにお任せください。

\ 期間限定!キャンペーン実施中!/

あと6日 2026/02/15(日)まで!

おたからやキャンペーン画像 期間限定キャンペーン実施中

キャンペーンの詳細はこちら

02/15(日)まで!
高価買取キャンペーン開催中!
× おたからやキャンペーンポップアップ画像 期間限定キャンペーン実施中 おたからやキャンペーンポップアップ画像 期間限定キャンペーン実施中

※キャンペーン適用対象外の店舗がございます。 ※買取金額の増額は、買取金額の最大20%、上限10万円までとし、お品物の内容・状態・相場等を考慮したうえで、 景品表示法その他関係法令を遵守した範囲内で適用されます。 ※当キャンペーンは、弊社買取価格からの金額UPになります。 ※ご不明な点がございましたら査定員またはお電話にてお問い合わせください。

\査定金額アップの今が狙い目!/
ご相談・お申込みはこちら
CBポップアップ電話 CBポップアップメール査定SP
ご相談、お申し込みはこちら 通話料無料

【受付時間】9:00~19:00 ※年中無休

CBポップアップメール査定PC

関連記事

タグ一覧

ダチョウ倶楽部
お持ちの金・貴金属のお値段
知りたくありませんか?
高額買取のプロ
「おたからや」
無料査定
担当者
電話
今すぐ電話 聞いてみる
Push
年中無休9:00〜19:00まで受付中
24時間無料でいつでも受付中!
写真1枚で査定できます!ご相談だけでも大歓迎!

出張料0円!自宅でラクラク

おたからやの買取商品から探す