金の特性とは?性質や純度から理解する貴金属としての魅力と高価買取のポイント

※下記の画像は全てイメージです
金は、見た目の美しさだけでなく、錆びにくさや高い導電性など、ほかの金属にはない特別な性質を持っています。 しかし、「なぜこんなに価値が高いのか」「どの金が本物なのか」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、金の性質や純度の違いをわかりやすく解説し、資産としての価値を正しく見極めるための基本をお伝えします。
また、査定時に重視されるポイントや、純度・重量・刻印など、価格を左右する要素についても詳しく紹介。
金をお持ちの方が「今、自分の金をどう扱うべきか」を理解できるよう、実践的な知識を丁寧にまとめています。売却を検討している方にも、後悔しない判断材料が得られる内容です。
2025年11月07日09:30更新
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。今日の金1gあたりの買取価格相場表
金のレート(1gあたり)
インゴット(金)21,526円
+13円
K2421,271円
+13円
K2320,194円
+12円
K2219,549円
+12円
K21.619,118円
+11円
K2017,611円
+10円
K1816,145円
+10円
K1412,230円
+8円
K1210,292円
+6円
K108,570円
+5円
K97,709円
+4円
K86,418円
+4円
K53,189円
+2円

Contents
金の特性とは?わかりやすく解説

金は、数ある金属の中でも特に安定した性質を持ち、変色や腐食がほとんど起こりません。地球上に存在するのは、太古の宇宙で誕生した金が地殻に取り込まれたためと考えられています。
また、その輝きと希少性から「黄金」として崇められ、時代や国を越えて人々に愛されてきました。ここからは、金の基本的な特性をわかりやすく解説していきます。
金はどんな金属?基本情報と元素記号「Au」
金は元素記号「Au」で示される貴金属の1つです。ラテン語の「Aurum(黄金)」を語源とし、周期表では第11族に分類される金属元素です。化学的に非常に安定しており、酸化や腐食をほとんど起こしません。
その輝きは時を経ても失われず、世界中で永遠の価値の象徴として大切にされています。古代では富や権力の象徴とされ、現代では資産、装飾品、工業用途など幅広い分野で用いられています。
金の原子量・比重・融点・沸点の基礎データ
金の原子量は197.0、比重は約19.3g/cm³で、非常に密度が高い金属です。重さは、同じ体積の鉄のおよそ2.5倍で、手に取ると、ずっしりとした重みを感じます。融点は1,064℃、沸点は2,856℃と高く、高温環境でも化学的に安定していることが特徴です。
熱に強く、腐食しにくい性質は、電子部品や航空宇宙分野など、過酷な環境でも活用されています。見た目の美しさに加えて、科学的に優れた性能を持つことも、金が特別視される理由の1つです。
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金が地球に存在する理由と誕生の起源
金は、地球の内部で生まれたのではなく、太古の宇宙で誕生したと考えられています。超新星爆発や中性子星の衝突によって生成された金が宇宙空間に散らばり、その金が微粒子として、地球の形成時に取り込まれたという説が有力です。
地球誕生後、金は非常に重い金属であるため、地中深くに沈みました。火山活動や地殻変動によって地表近くに再び現れ、鉱床や砂金として、人の手で採取できるようになりました。
金の別名「ゴールド」や「黄金」の由来
金には、「ゴールド」と「黄金(おうごん)」という2つの代表的な呼び名があります。いずれも“光”と“富”を象徴する意味を持ち、古くから人々に特別な価値を与えてきました。
ここでは、それぞれの呼び名の由来と、現代における使い分けについて解説していきます。
ゴールド
「ゴールド」は、古ゲルマン語の黄色く輝くという意味に由来し、語源はさらにさかのぼって、インド・ヨーロッパ祖語の光るや黄色いを表す言葉に行き着きます。英語圏では、高貴さや永遠性を象徴する言葉として広く使われている言葉です。
「ゴールドカード」や「ゴールドメダル」など、社会的な成功や高いステータスを示す言葉としても使われ、その響きは、人々の憧れや達成感を呼び起こす力を秘めています。
黄金
「黄金」は、漢字文化圏に深く根付いた美しい言葉です。「黄」は太陽や繁栄を表し、「金」は富と権威を象徴します。古代中国や日本では、黄金は神聖な金属とされ、寺院の装飾や仏像の仕上げなど、神聖な場面で用いられてきました。
金箔で覆われた仏像が何百年も輝きを保つのは、金の安定性と、人々の揺るぎない信仰心の表れともいえるでしょう。
- おたからや査定員のコメント
金はいつの時代も人々を魅了してきた素材です。査定をしていると、古代から受け継がれる「黄金」という言葉の重みを実感します。長い年月を経ても輝きを失いにくく、その美しさは他の金属にはない特別な存在です。
「おたからや」では、その美しさと歴史を尊重しながら、素材だけでなく背景にある価値も丁寧に見極めています。金の魅力は輝きだけでは測れないと日々感じています。

金の性質・特徴 ― 美しさを支える科学的な特性

金は、錆びや変色が起こりにくい、非常に安定した金属です。展性と延性に優れ、熱や電気を効率よく伝える性質があります。その安定性と加工のしやすさによって、金は装飾品から電子部品まで幅広く使われる万能素材となっています。
錆びない・変色しない ― 化学的安定性の高さ
金が永遠の輝きと呼ばれるのは、その圧倒的な化学的安定性ゆえです。金は空気中の酸素や水分、酸などにもほとんど反応しないため、錆びたり、黒ずんだりすることがありません。
銀や銅などは酸化によって色が変化しますが、金は何年経ってもその輝きを保ち続けます。また、汗や化粧品などの成分にも反応しにくいため、ジュエリーとしても理想的な素材です。
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加工しやすい金属 ― 展性と延性の秘密
金は非常に柔らかく、たたくと広がる展性や、引き延ばしても切れにくい延性に優れています。この特性によって、金は1枚の金箔や極細の金線へと加工できる金属です。たとえば、わずか1gの金であっても、1平方メートルを超える金箔や、3km近い金線を作れます。
この驚くほどの柔軟性こそが、装飾品や工芸品だけでなく、精密機器や電子部品にも活用されている理由の1つです。美しさと機能性を兼ね備えた金の加工特性は、まさに、自然が生んだ芸術的な素材といえるでしょう。
金箔や金糸など伝統工芸に活かされる技術
金の展性を活かした代表的な技術の1つが、金箔づくりです。わずか1万分の1ミリという薄さまで延ばされた金箔は、仏像や建築、漆器など、日本の伝統文化を美しく彩ってきました。
また、細く伸ばした金糸(=金線)は帯や刺繍に使われ、見る角度によって、繊細に表情を変える輝きを放ちます。
1gの金をどこまで伸ばせる?実験データで見る驚異の特性
1gの金は、厚さわずか0.0001mmという極薄まで延ばすことができるとされています。また、長さはおよそ3kmにも及びます。この特性は、他の金属と比べても際立っており、まさに群を抜いているといえるでしょう。
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・金箔の歴史とは?世界と日本の金箔文化や金沢金箔が有名な理由を徹底解説
熱や電気をよく通す ― 産業利用される理由
金は、装飾品としてだけでなく、工業材料としても高く評価されてきました。その理由は、熱や電気を極めてよく通す、高い伝導性にあるためです。銀や銅にはわずかに劣るものの、酸化しにくいという安定性があり、導電性能が長期間にわたって維持されます。
このような特性から、半導体や電子部品、航空宇宙分野など、精密さが求められる現場でも広く使われています。金は、単なる高価な金属ではありません。性能と信頼性を兼ね備えた導電体として、現代社会を静かに支える、欠かせない存在といえるでしょう。
電子部品・半導体で重宝される理由
金は接点部分の腐食を防ぎ、電気信号を安定して伝える性質を持っています。そのため、ICチップやスマートフォン、パソコン内部の接点などで広く活用されてきました。酸化しにくく、長期間劣化しないことから、医療機器や宇宙機器にも採用されるほど信頼性が高い金属です。
高い伝導性がもたらす最新テクノロジーへの応用
近年では、金の高い導電性を活かした新素材の研究が活発に進められています。ナノレベルでの薄膜化によって、柔軟な電子デバイスや次世代センサーへの応用が視野に入ってきました。
また、AI関連機器や電気自動車(EV)の部品にも活用されており、長期間安定して電気を通す素材として注目されています。
その信頼性の高さから、これからの先端技術を支える重要な金属といえるでしょう。
純度による違い ― 24金・18金・14金の特徴を比較

金の価値や見た目は、「純度」によって大きく変わります。K(カラット)とは、金の含有率を示す単位で、純度が高いほど柔らかく価格も上がる傾向です。
ここでは、24金・18金・14金の性質や色合いの違いに加え、用途に応じた選び方についても紹介していきます。
| 純度(カラット) | 金の含有率 | 色合い | 硬さ | 価格 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24金(K24) | 99.9%以上 | 濃い黄色(純金色) | 非常に柔らかい | 高価 | 資産・投資用、仏具 |
| 18金(K18) | 75% | やや明るい金色 | 適度な硬さ | 中程度 | ジュエリー、アクセサリー |
| 14金(K14) | 58.5% | 薄めの金色 | 硬め | 比較的安価 | 普段使いの装飾品 |
金の純度を示す「K(カラット)」の意味とは
金の「K(カラット)」は、純度を示す国際的な単位です。24分のいくつが金として含まれているかを表し、24Kは純度99.9%のほぼ純金を意味します。18Kの場合は、金が全体の75%を占め、残り25%に銀や銅などの金属が加えられた合金です。
数字が小さいほど金以外の金属の割合が増え、硬さや色味にも違いが出ます。純度が高いものは柔らかく加工には不向きですが、純度が低いほど丈夫で、日常使いに適した素材といえるでしょう。
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24金・18金・14金の違いと見分け方
金製品には、「K24」「K18」「K14」などの刻印が入っており、これは金の純度を示すサインです。純度によって色合いや硬さ、価値が異なり、用途やデザインの選び方にも影響します。
ここでは、代表的な金の純度ごとの特徴と、それぞれの違いについて解説していきます。
24金 ― 純度99.9%、最も柔らかく高価

ただし非常に柔らかく、衝撃によって変形しやすいという性質があり、装飾品よりも地金や金貨など、資産として用いられることが多い金属といえます。
18金 ― 耐久性と輝きのバランスが取れた人気素材

また、肌になじむ自然なイエローの色合いが魅力で、結婚指輪やブランドアクセサリーにも多く採用されています。価格・輝き・強度のバランスが取れた万能素材として、世界中で最も流通している金の一種です。
14金 ― 強度が高く普段使いに向いた合金タイプ

普段使いのアクセサリーや時計のパーツなどに多く用いられ、長く愛用できる丈夫さが魅力の1つといえます。価格も手頃で、ファッション性と実用性の両立を叶える素材として人気があります。
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合金による色の変化と強度のバランス
金の色味は、混ぜ合わせる金属の種類によって多彩に変化します。銀やパラジウムを加えると白みがかったホワイトゴールドとなり、銅を加えることで赤みを帯びたピンクゴールドへと変わるのが特徴です。
さらに、ニッケルやプラチナを配合すれば硬度が増し、傷に強いしなやかさを備えた金属へと仕上がります。これらの合金技術により、ジュエリーは好みの色合いや用途に応じたデザインが可能になりました。
見た目の違いではなく、「強度・輝き・肌なじみ」を調整する高度な素材技術がそこに息づいています。
金の用途と活用 ― 生活と産業を支える金の力

金は、装飾品から電子部品、さらには医療や投資まで、多方面で活用されています。その美しさと安定した性質は、日常生活と先端技術の両方を支える力となり、私たちの身近な暮らしにも深く関わっています。
ここでは、現代社会において金が果たしている重要な役割を取り上げ、どのように利用されているのかを見ていきましょう。
ジュエリーや美術品など装飾用途
金の輝きと変色しにくい特性は、古代から人々を魅了してきました。エジプトの王墓や奈良の大仏にも使われているように、金は「永遠の美」を象徴する素材です。ジュエリーでは、24金は資産価値重視、18金や14金は強度とデザイン性を重視して選ばれます。
柔らかく加工しやすい性質を持つため、繊細な彫刻や曲線の表現にも適しており、ブランドアクセサリーや高級時計などにも多く用いられています。
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電子部品・医療機器などの工業用途
金は優れた導電性と耐食性を持ち、電子産業で欠かせない素材です。スマートフォンの端子やICチップ、半導体の接点など、精密機器の内部で電気信号を正確に伝える役割を担っています。
酸化しにくい性質を持つため、長期間の使用でも性能の低下が少なく、信頼性が求められる分野では欠かせない存在といえるでしょう。さらに医療の現場では、身体への影響が少ない金属として知られており、歯科治療や関節インプラントなどに利用されています。
投資・資産としての金 ― 地金・コインの人気理由
金は不変の価値を持つ資産として、世界中で投資対象となっています。株式や通貨が不安定なときでも価値が安定しており、「有事の資産」と呼ばれる存在です。金地金や金貨は現物資産として手に取れる安心感があり、相場上昇時には高いリターンを期待できます。
純度99.9%のインゴットやメイプルリーフ金貨などは人気が高く、相続や長期保有にも向いています。また、金は世界共通の価値基準を持つため、国を越えて換金できる流動性の高さも魅力です。日常の延長線上にある「守りの投資」として、今も多くの方に選ばれています。
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・金投資をする上での基本知識とは?メリット・デメリットや取引方法をご紹介
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金の特性を活かした高価買取のポイント

金の査定では、純度・重量・状態の3つが主な評価基準です。加えて、刻印や証明書の有無、そして店舗の査定体制も買取価格に大きく影響します。
ここでは、金をできるだけ高く売るために押さえておきたい査定の仕組みと、信頼できる店舗を見極めるポイントを解説します。
査定で重視される3つのポイント
金の査定では、「純度」「重量」「状態」が価格を左右する重要な要素です。純度が高く重さのあるものほど高値がつきやすく、傷や変色といった状態も評価に影響します。
ここでは、金の査定額を決める3つのポイントと、高く売るために意識したい要素について解説していきます。
純度 ― K24・K18など含有率の違い
金の純度は「K(カラット)」で表され、24Kが最も高い水準にあります。K24は金の含有率が99.9%とほぼ純金で、柔らかい性質を持つのが特徴です。K18は75%、K14は58%の金を含み、強度が高く実用性にも優れています。
重量 ― グラム単価で決まる価値
金の買取価格は、「1gあたりの相場×重量」で算出されます。そのため、小さなリングでも重さが増すほど査定額は高くなります。
ただし、同じ重量でも純度が異なれば価格に差が出るため、店舗では比重計を使って正確な含有量を測定しています。家庭用の簡易秤では誤差が生じやすく、正しい評価のためには専門的な計測が欠かせません。
状態 ― 傷・変色・破損による評価差
金は酸化に強い金属ですが、傷や変形があると見た目の印象が損なわれます。特にジュエリーではデザイン性が重視されるため、表面のくすみや石の欠けがあると査定額に影響することもあります。
刻印と発行証明で判断する金の価値
金製品には通常、「K18」「K24」などの刻印があり、純度を示す重要な手掛かりとなります。この刻印があることで、査定士は正確な金種を判別しやすくなります。ただし、刻印がない場合でも、比重測定や試薬によって真贋判定は可能です。
また、金インゴットや地金の場合は、発行元の証明書(田中貴金属など)が付属していると信頼性が高まります。刻印や証明は見た目のマークではなく、買取時に正確な評価を得るための保証でもあります。
信頼できる店舗を選ぶ ― 比重計・専門査定の重要性
金を高く売るためには、信頼できる店舗を選ぶことが何より大切です。査定の現場では「比重計」や「蛍光X線分析装置」などの機器を使って純度を正確に測定します。これらの設備が整っていない店舗では、正確な評価が難しいこともあります。
また、査定員の経験値や買取実績も重要です。比重計を完備し、専門研修を受けた査定員が対応する店舗は安心です。査定時に疑問点を丁寧に説明してくれるかどうかも、信頼性を見極める大きなポイントになります。
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・24金10gの買取相場はいくら?価格の決まり方から高く売るポイントまで徹底解説
- おたからや査定員のコメント
金の査定では、純度・重量・状態の3つを総合的に見ています。同じK18でもブランドやデザインによって評価が変わるため、経験に基づいた判断が欠かせません。比重計を使い正確に金の含有量を測定し、相場の動きを踏まえた最新の価格をご提示します。
お客様の大切な品に込められた思いも含めて、誠実に対応することを心がけています。金の価値を数字だけで終わらせないのが「おたからや」の査定です。

金のリサイクルとサステナビリティ ― 都市鉱山の新しい価値

金は採掘によって得られる資源だけでなく、使用済み製品からも再利用が進んでいる金属です。電子機器に含まれる金を再回収する「都市鉱山」が注目されています。ここでは、金のリサイクルの仕組みと、その持続可能な未来への役割を解説します。
都市鉱山(アーバンマイン)とは?電子部品に眠る金の再利用
都市鉱山とは、使用済みスマートフォンやパソコンなどに含まれる貴金属を回収し、再利用する取り組みのことです。これらの機器には、実は天然鉱山よりも高濃度の金が含まれていることもあるそうです。
日本では年間数千トン規模の金が電子機器に眠っており、その回収が環境保護と資源確保の両面で注目されています。回収された金は、精製工程を経て再び電子部品やジュエリーに生まれ変わります。
新たに採掘を行わずに資源を循環させる都市鉱山は、持続可能な社会に欠かせない重要な考え方です。
金リサイクルが注目される理由と課題
金のリサイクルが注目される最大の理由は、環境負荷の低減と資源の安定供給にあります。
金鉱石を新たに採掘するには膨大なエネルギーとコストがかかりますが、都市鉱山からの回収はその数分の一で済みます。
また、金価格が高騰する近年では、再利用によって国内での資源確保が可能になる点も魅力です。
ただし、リサイクルの過程では不純物の除去やコスト、法規制の問題も残っています。技術革新と制度整備を進めることで、効率的で安全な金リサイクルの仕組みが実現しつつあります。
循環資源としての金が未来にもたらす価値
金は「有限な資源」でありながら、再利用によって「無限の価値」を生み出せる素材です。
リサイクル技術が進化すれば、電子廃棄物が新たな資源源に変わり、環境負荷を抑えながら経済を循環させることが可能になります。
また、企業にとっても環境対応やESG経営の一環として、再生資源の活用がブランド価値を高める要素となります。金の循環利用は、単なるリサイクルにとどまらず、「資源を使い捨てない社会」への転換を象徴する動きといえるでしょう。
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- おたからや査定員のコメント
金は、資産としても装飾品としても、変わらぬ価値を持つ特別な金属です。世界情勢や相場が変動しても、その存在感は揺らぎません。査定の現場では、「売るか迷っていた」というお客様が持ち込まれた品が、想像以上の高額査定になることも少なくありません。
今の相場を知るだけでも十分価値がありますので、ぜひお気軽にご相談ください。私たちは、お客様の思いに寄り添いながら、最良のご提案をいたします。

金の特性に関するよくある質問

金に関する疑問は、「なぜ錆びないのか」「純度による違い」「価値の変動」など、多岐にわたります。ここでは、科学的な特性から実際の買取ポイントまで、よく寄せられる10の質問に答えます。
Q. なぜ金は錆びないのですか?
A. 金が錆びないのは、化学的に非常に安定しているためです。空気中の酸素や水分と反応せず、酸化皮膜を作らないため、長期間美しい輝きを保てます。
この特性により、古代から装飾品や通貨として重宝されてきました。現代でも、変色しない美しさが資産価値を支えています。
Q. 金の色はなぜ黄色いのですか?
A. 金が黄色く見えるのは、光の反射と吸収の仕組みによるものです。金は白色光のうち、青や紫の光を吸収し、黄色から赤の光を反射します。
これにより、人間の目には黄金色として映ります。この特性は他の金属にはあまり見られず、金が「美の象徴」とされる理由の1つです。
Q. 24金と18金はどちらが価値がありますか?
A. 一般的には、純度が高い24金の方が価値は高いです。しかし、実用性やデザイン性の観点では18金にも根強い人気があります。
それぞれの特徴
- 24金:純度99.9%、柔らかく加工しにくいが資産価値が高い
- 18金:純度75%、強度と輝きのバランスが良い
- 14金:硬く変形しにくく、日常使いに適している
目的によって最適な金種は異なります。資産として保有するなら24金、ジュエリーとして長く使うなら18金が選ばれやすいです。
Q. 金はどれくらいの温度で溶けますか?
A. 金の融点は約1,064℃です。この高い融点が、金を精密な加工に耐える素材として価値を高めています。この特性により、金は溶解と再成型が繰り返せる金属としてリサイクルでも重宝されています。
Q. なぜ金は電気をよく通すのですか?
A. 金は、内部の電子が自由に動ける構造を持つため、電気を通しやすい性質があります。
その導電性は、銅や銀に次ぐレベルで、安定性と耐久性にも優れています。金は電子部品や半導体の接点に利用され、精密機器の信頼性を高めています。
Q. 金とプラチナの違いは何ですか?
A. 金とプラチナはどちらも高価な貴金属ですが、性質と印象が異なります。
金とプラチナの違い
| 項目 | 金 | プラチナ |
|---|---|---|
| 色 | 温かみのある黄色 | 落ち着いた白色 |
| 硬さ | 柔らかく、変形しやすい | 硬く、変形しにくい |
| 価値 | 相場は変動するが高い資産性を持つ | 同様に資産性が高く、安定した価値を維持 |
金は華やかで柔らかい印象があり、ジュエリーとして人気があります。プラチナは上品で耐久性が高く、結婚指輪などに好まれます。
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Q. 金の比重はどのくらいですか?
A. 金の比重は19.3/cm³で、非常に重い金属です。これは、同じ体積の鉄(7.9)や銀(10.5)と比べてもかなり重いです。この特性を利用して、査定では比重を確認することで純度を見極めます。
Q. 金の価格が変動する理由は?
A. 金の価格は、世界経済や為替、需要と供給のバランスによって常に変動しています。
代表的な要因
- 為替レートの変動(ドル安のときは金が高騰しやすい)
- 世界的な景気や政治情勢の不安定化(リスク回避による買いが増える)
- 投資需要の増減(投資家の資金流入・流出による価格変動)
- 中央銀行の金保有量や政策変更(市場供給量に影響を及ぼす)
金は「安全資産」としての性格が強く、不況時ほど注目されます。市場動向を見極めて売買のタイミングを考えることが重要です。
Q. 金メッキと本物の金はどう見分ける?
A. 金メッキは表面に薄く金をコーティングしたもので、内部は異なる金属です。見た目が似ていても、価値には大きな差があります。
見分けるポイント
- 刻印を確認する(「GP」「GF」「HGE」などはメッキの表示)
- 重さを比べる(本物の金は比重が高く、ずっしりと重い)
- 色味を見る(メッキはやや赤みがあり、輝きが不自然に強い傾向)
- 専門の比重測定や試薬検査を受ける
見た目で判断しにくい場合は、買取店での査定がおすすめです。本物の金は、長期的に価値を保ち、資産としての信頼性があります。
Q. 金を高く売るタイミングの見極め方は?
A. 金を売るベストタイミングは、相場が高騰しているときです。世界情勢が不安定な時期や、円安が進行している時期は金の価格が上がる傾向にあります。
高く売るタイミングポイント
- 直近1〜3か月で金相場が安定して上昇しているとき
- 為替が円安に進行しているとき(例:1ドル=150円前後)
- 世界情勢が不安定になり、安全資産として金が買われているとき
- 週ごとの相場動向で高値圏が続いているとき
2025年現在も、金相場は高水準を維持しています。売却を考えている方にとっては、まさに絶好といえるタイミングです。
まとめ
金の特性とは、化学的な安定性と美しい輝きを長く保つ性質のことです。酸化や変色に強く、展性・延性にも優れているため、装飾品から電子部品まで幅広く活用されています。
さらに、純度によって価値が大きく変わる点も金の特徴です。
24金は資産性が高く、18金や14金は実用性に優れています。近年ではリサイクルや都市鉱山の活用も進み、持続可能な資源として再評価されています。お手元の金製品の特性や相場を確認し、必要に応じて専門店で相談してみるのも一案です。
「おたからや」での金のインゴットの参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「金のインゴット」の参考買取価格の一部を紹介します。
| 画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
|---|---|---|
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24金 (K24) インゴット 3枚まとめ | 6,454,800円 |
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24金(K24)純金 インゴット 10枚まとめ | 5,379,000円 |
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24金(K24)インゴット 100g | 2,151,600円 |
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24金(K24) 中外鉱業 インゴット 100g | 2,151,600円 |
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24金 (K24) SGCゴールドバー 100g | 2,151,600円 |
金の買取価格は、単に重さだけでなく、「市場での需要」と「状態」によって大きく変わります。まず、アイテムやブランドの人気度が重要です。
カルティエやティファニーなど人気ブランドのジュエリーは、デザイン性や希少性が加味されるため、地金価格以上の査定が期待できます。
査定額を左右する最も重要なポイントは、純度です。K24(純金)は価値が最も高く、K18、K14になるほど合金割合が増えるため価格は下がります。次に重要なのは重量で、同じ純度であれば重いほど高額査定につながるでしょう。
そのほか、状態(傷・くすみ・変形)や付属品の有無、流通量なども査定に影響をもたらします。信頼できる店舗で最新の相場を確かめ、納得のいく査定を受けてみてください。
- おたからや査定員のコメント
金の査定では、相場だけでなく「見極め」が重要です。同じK18でも、デザイン性や市場の人気によって価値が変わるため、経験が結果を左右します。「おたからや」では、比重計による測定に加え、査定員の目で細かな違いを見逃さず評価しています。
たとえ小さな破損や変色があっても、価値を丁寧に見極めるのが私たちの使命です。お客様の思い出とともに、その金の真の価値を最大限に引き出せるよう努めています。

金の買取なら「おたからや」
金の価値は日々変動しており、「売るタイミング」が査定額を大きく左右します。「おたからや」では、最新の相場を常にチェックし、世界51カ国との取引実績をもとに今いちばん高い価格でご案内しています。
鑑定書がなくても大丈夫です。比重計による正確な測定で、純度や重量を丁寧に確認します。また、傷やくすみがある金製品でも査定対象です。壊れたネックレスや片方だけのピアスも、思わぬ査定額になることがあります。
全国約1,570店舗で店頭・出張・オンライン査定に対応しており、忙しい方でも気軽に相談できます。「手放そうかな」と迷ったその瞬間が、実はベストな売り時です。一度、「おたからや」で本当の価値を確かめてみてください。
おたからやの金買取
査定員の紹介
伊東 査定員
-
趣味
ショッピング
-
好きな言葉
有言実行
-
好きなブランド
ハリーウィンストン
-
過去の買取品例
おりん、インゴット
初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは金の買取をする際に、今日の金の1gの買取相場を基に、デザイン性などをプラスで評価して高価買取を行っております。過去に1万点以上の査定をさせていただきましたが、とても多くのお客様に想像以上の金額になったと喜んでいただきました。また、おたからやでは、すべての店舗に比重計を完備しているため、金の含有量を正確に測定することができます。 金額はもちろんのこと、接客も最高のおもてなしができるように心がけております。私共はお品物だけではなくお客様一人ひとりの思いに寄り添い満足して帰っていただけるように丁寧な説明を致します。誠心誠意対応させていただきますので、是非おたからやのご利用をお待ちしております。
その他の査定員紹介はこちら金を高く売るためのコツは、「金の価格が高いときに売ること」と「高値で買い取ってくれる専門店に売ること」です。金の価格は現在非常に高騰しているため、売却にはベストなタイミングといえます。
金の高価買取はおたからやにお任せください。
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