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ダイヤモンドのカットグレードの違いとは?エクセレントを基準に輝きと査定価格を解説

ダイヤモンドのカットグレードの違いとは?エクセレントを基準に輝きと査定価格を解説

※下記の画像は全てイメージです

ダイヤモンドの価値を決める要素の1つである「カット」。なかでも、最高グレードである「エクセレント」は多くの人を魅了してやみません。

一方で、ダイヤモンドのカットグレードの違いがわからず、お困りの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、4C(ダイヤモンドの評価)の中でも特に重要とされる「カット」について、評価基準やグレードが輝きと価格にどう影響するのかを解説します。

読み進めるうちに、婚約指輪や資産価値のあるダイヤモンドを選ぶ時の判断軸が見えてきます。ぜひ最後まで読んで、納得できるダイヤモンド選びの参考にしてください。

ダイヤモンドのカットグレードの違いとは?エクセレントを基準に輝きと査定価格を解説
 

Contents

ダイヤモンドのカットグレードとは?4Cと評価基準をわかりやすく解説

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ダイヤモンドの価値は、「4C」と呼ばれる4つの評価基準で判断されます。「カット」は、光の反射や輝きに最も影響する重要な項目です。ここでは、4Cの概要と各項目がダイヤモンドの魅力にどう関わるかを紹介します。

 

ダイヤモンドの「4C」とは?カットの位置づけと役割

ダイヤモンドの品質は、「カラット(重量)」「カラー(色)」「クラリティ(透明度)」「カット(研磨)」の4つの要素、いわゆる4Cによって決まります。

このうち、カットは、光の反射や屈折を最大限に引き出し、輝きに大きな影響を与える重要な要素です。同じ重さや色のダイヤでも、カットが美しいほど光を正しく反射し、まばゆい輝きを放ちます。

ここでは、4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)の特徴と、それぞれがダイヤモンドの価値をどう左右するのかを解説します。

 

カラット(Carat)

カラットはダイヤモンドの重量を示す単位で、1カラットは0.2グラムに相当します。カラット数が大きいほど希少性は高まりますが、カラットだけで価値が評価されるわけではありません。

たとえば、カラットの数が同じでも、カットの仕上がりが悪いと輝きが損なわれ、ダイヤモンドの価値に差が出ることもあります。カラットを評価する際は、サイズや重さだけでなく、見た目の美しさやバランスを見ることが重要です。

 

カラー(Color)

カラーはダイヤモンドの色味を示す基準で、無色に近いほど価値が高いと評価されます。国際基準では「D(無色)」から「Z(黄色味)」までグレードが分かれており、色味が強くなるほどランクは下がってしまいます。

ただし、明確な色が確認できるものは「カラーダイヤモンド」として扱われ、無色を基準としたカラーグレードとは別の基準で評価されます。

また、カットの精度はカラーの見え方にも影響します。そのため、カラーとカットは単体で見るのではなく、組み合わせで価値が大きく変わる要素と言えます。

 

クラリティ(Clarity)

クラリティは、内包物や表面の傷の少なさを示す基準です。10倍のルーペで見ても傷やくもりがほとんど確認できないものは希少性が高く、価値も上がります。

GIA(米国宝石学会)の評価基準では、「FL(無欠点)」から「I1〜I3(肉眼でも内包物が見えるレベル)」までグレードが分けられています。透明度が高いダイヤは光をよく通し、より強く輝くのが特徴です。

また、クラリティはカットの仕上がりによって見え方が変わることがあります。カットが優れていると光の反射が整うため、内包物が目立ちにくくなる場合があります。

 

カット(Cut)

カットはダイヤモンドの輝きを引き出すための加工精度を示す評価基準です。理想的な角度や比率でカットされたダイヤモンドは、光を正しく反射し、強い輝きを放ちます。

評価は「Excellent」から「Poor」までの5段階に分かれており、輝きの違いがそのまま価値に大きく影響します。

 

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カットグレードの評価項目と見るべきポイント

ダイヤモンドのカットは、7つの項目で評価されます。代表的なものは「プロポーション」「ポリッシュ」「シンメトリー」で、購入時や査定時に最も重視されるのもこの3つです。

プロポーションは角度や比率などの設計面を指します。ポリッシュは表面の滑らかさ、シンメトリーは各面の整合性を評価する項目です。

これらの条件が整うと、光の反射や屈折が高まり、理想的な輝きにつながります。逆にどれか1つでも不十分であれば、光漏れやくすみが発生し、全体の評価に悪影響を及ぼします。

ここからは、それぞれの項目が見た目や査定価格にどのように関係しているのかを詳しく見ていきましょう。

 

プロポーション

プロポーションは、ダイヤモンドの全体の形や比率を示す要素で、輝きを左右する最も重要なポイントです。

クラウン角度やテーブル比率が理想的な範囲に収まっていると、光を正しく反射し、強い輝きが得られます。わずかな角度のズレでも、輝きが大きく低下する場合があります。

 

ポリッシュ

ポリッシュは、ダイヤモンドの研磨状態を評価する項目です。表面が滑らかで傷が少ないほど光が乱反射しにくく、透明感のある輝きにつながります。研磨の仕上がりが粗いと、くもりが出て、見た目の美しさが損なわれてしまいます。

 

シンメトリー

シンメトリーは、ファセット(面)の配置や角度のバランスを評価する項目です。各面のバランスが取れていないと、光が均一に反射せず、輝きにばらつきが生じます。

理想的な対称性を持つダイヤモンドは、どの角度から見ても均一に光を放ち、洗練された印象を演出します。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

ダイヤモンドの査定では、カットの仕上がりを見極めることが非常に重要です。「プロポーション」「ポリッシュ」「シンメトリー」の3つは、光の反射や輝きの質を左右します。

どれか1つでも基準を欠くと、見た目の印象や市場での評価に違いが生じる可能性があります。「おたからや」では、GIA基準に基づいて1点ずつ角度や面の整いを確認し、輝きのバランスを正確に査定しています。

 

カットグレードの種類と違い|エクセレントとの比較でわかる輝きと価値

カルティエ ダムール ピアス ティファニー ビクトリア ネックレス

ダイヤモンドのカットグレードは、輝きや美しさ、そして査定価格にまで影響します。ここでは、GIA(米国宝石学会)が定める5段階評価と、各ランクの特徴・違いを詳しく解説します。

最高評価である「トリプルエクセレント」の条件や、その価値が高く評価される理由もお伝えするので、ぜひご覧ください。

 

カットグレードの5段階(Excellent〜Poor)の特徴

ダイヤモンドのカットグレードは、「Excellent(エクセレント)」「Very Good(ベリーグッド)」「Good(グッド)」「Fair(フェア)」「Poor(プア)」の5段階で評価されます。

このグレードは、ダイヤモンドが光をどのように反射・屈折させるかを示す指標であり、輝き・バランス・仕上げが評価の基準です。

上位グレードほど光を正確に反射するため、強いブリリアンス(白い輝き)とファイア(虹色の輝き)を放ちます。反対に、グレードが下がるほど光漏れが増え、輝きが弱くなるのが特徴です。

ここでは、それぞれのグレードの特徴を見ていきます。

 

Excellent(エクセレント)

カットバランスや反射角度、対称性のすべてが理想的な状態で仕上げられた最高評価です。光をほとんど逃さず、正面から見ると強い輝きを感じられるため、ブライダルジュエリーにもおすすめです。

査定でも高く評価されやすく、投資目的でダイヤモンドを購入する方にも選ばれています。

 

Very Good(ベリーグッド)

エクセレントに近い高品質なカットで、輝きと美しさのバランスに優れています。わずかな角度のズレによって光の反射効率が落ちますが、肉眼ではほとんど違いはわかりません。

品質とコストパフォーマンス、どちらも重視する方に選ばれることが多いグレードです。

 

Good(グッド)

輝きは十分に感じられますが、光の一部が漏れてしまうため、上位グレードよりもやや落ち着いた印象を見せます。

婚約指輪よりも普段使いのジュエリーに向いており、価格を抑えつつ輝きを楽しみたい方におすすめです。

 

Fair(フェア)

光の反射バランスが不十分なため、全体的に輝きが控えめに感じられるグレードです。角度や比率にズレがあり、光が中央から逃げてしまうことで印象が薄れます。

ファッション用ジュエリーとしては問題ありませんが、高級ジュエリーや資産目的には適していないグレードといえます。

 

Poor(プア)

光の反射や屈折が大きく失われ、ダイヤモンド特有の輝きを感じにくいグレードです。極端なカットの誤差や不均一な比率が影響し、査定価格は大きく下がります。

見た目も暗いため、ダイヤモンドの輝きより、デザイン性を重視したジュエリーに使われます。

 

トリプルエクセレントとは?プロが教える高評価の理由

トリプルエクセレントは、カット・ポリッシュ・シンメトリーの3項目すべてが「Excellent」と評価されたダイヤモンドのことです。このグレードのダイヤは、光の反射バランスが非常に精密で、輝きや透明感、立体感がひときわ優れています。

肉眼で見ても強いブリリアンスと華やかなファイアを放ち、まるで内側から発光しているかのような印象をもたらします。その美しさと希少性から、資産価値の面でも高く評価される特別な存在です。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

トリプルエクセレントは、カット・ポリッシュ・シンメトリーのすべてが最高評価を受けたダイヤモンドです。「おたからや」では、光の反射が理想的で、どの角度から見ても強い輝きを放つトリプルエクセレントのダイヤモンドを高く査定しています。

市場でも希少性が高く、再販時の人気も非常に安定しているのが特徴です。同じカラット数でも、他のグレードに比べて査定額が高くなりやすい傾向がみられます。「おたからや」では、輝きやプロポーションを慎重に確認し、最適な査定金額をお伝えしています。

 

ダイヤモンドカットの種類と印象の違い|人気カットと特徴を比較

Pt・Pm900 ダイヤ リング Pt850/Pt ダイヤ ピアス

ダイヤモンドには、輝きや印象を左右する多様なカットデザインがあります。

ここでは、定番の「ラウンドブリリアントカット」を中心に、プリンセス・オーバル・ハートなどの人気カットの特徴を見ていきます。

 

定番のラウンドブリリアントカットの魅力

ラウンドブリリアントカット ダイヤモンド

ラウンドブリリアントカットは、最も一般的で、市場でも高く評価されているカットデザインです。58面体のカット構造が光を効率よく反射し、力強いブリリアンスとファイアが生まれます。

どの角度から見ても美しい輝きは、婚約指輪やハイジュエリーにも最適です。見た目の華やかさだけでなく、資産価値の高さも相まって、時代を問わず愛され続けています。

 

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他の人気カットの特徴

ラウンド以外にも、個性や印象を際立たせる多彩なカットデザインが存在します。プリンセスカット、オーバルカット、ハートシェイプなど、その種類はさまざまです。

それぞれが異なる雰囲気を持つため、デザインや好みに合わせて選ぶことで、ダイヤモンドの魅力をより一層味わえます。

以下では、代表的な3種類の人気カットデザインについて、その形状や特徴、おすすめの活用シーンなどを詳しくご紹介します。

 

プリンセス

プリンセスカット ダイヤモンド

四角いフォルムが特徴で、シャープで洗練された印象を演出するカットデザインです。上面はシャープな四角形で、ファセットの配置が効率よく光を取り込むよう設計されています。都会的でスタイリッシュな印象を好む方から、高い支持を集めているカットです。

 

オーバル

オーバルカット ダイヤモンド

楕円形のオーバルカットは、優雅で柔らかい印象が特徴的なカットデザインです。指を長く見せる効果があり、指先や手元を華奢に見せたい方におすすめします。ラウンドに似た輝きを持ちながら、個性を出せる点が魅力です。

 

ハートシェイプ

ハートシェイプ ダイヤモンド

ハートシェイプカットは、愛情や絆を象徴するロマンチックなデザインが特徴的なカットです。高度な職人技が必要とされ、バランスが取れた形状のものは特に貴重といわれています。プレゼントや記念日のジュエリーとして選ばれることも多く、可愛らしさと特別感の両方を持ち合わせています。

 

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目的別に見るおすすめのカット選び方ガイド

ダイヤモンドを選ぶ時は、見た目の美しさだけでなく、使用目的に合ったカットを選ぶことも重要です。

たとえば、婚約指輪や記念日の特別な贈り物と、日常的に身につけるファッションジュエリーでは、適したカットが異なります。また、資産として長く保有する場合でも選び方が変わってきます。

輝きを重視するのか、耐久性や扱いやすさを優先するのかなど、判断基準はさまざまです。ここからは、目的別に最適なカットを詳しく解説します。

 

婚約指輪・記念日の贈り物におすすめのカット

ティファニー セッティングエンゲージメントリング リング

婚約指輪や記念日の贈り物には、輝きが強く、普遍的な美しさを持つラウンドブリリアントカットが最適です。

特別な場面にふさわしく、どの角度から見ても華やかな印象を与えます。直線的なラインが整った輝きを生み出すため、格式のある場でも上品に映り、フォーマルな印象を求める方から選ばれています。

 

普段使い・ファッションジュエリーに向くカット

ブルガリ アストレア リング

普段使いのファッションジュエリーには、オーバルやプリンセスなど、モダンで軽やかな印象をもたらすカットが向いています。

オーバルは角が丸いので、衣服に引っかかりにくく、日常使いに最適です。また、プリンセスもデザイン次第で日常的に使いやすく、指輪やペンダントにも取り入れられています。

 

資産価値を重視したカット選び

資産性を重視するなら、流通量が多く需要の高いラウンドブリリアントカットが最も有利です。評価基準が明確なため、安定した査定が期待できます。

特に、トリプルエクセレントのような希少性の高いカットデザインは価値が維持されやすく、おすすめです。市場価値や動向を確認しながら購入することで、納得のいく選択ができます。

 

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  • おたからや査定員のコメント
岩松

ダイヤモンドは使用目的によって評価のポイントが異なります。婚約指輪など記念の贈り物には、輝きが強いラウンドブリリアントカットが人気です。一方で、普段使いには引っかかりにくく耐久性のあるカットが選ばれます。

「おたからや」では、デザインや用途に応じたカットの特徴を踏まえて査定を行い、実際の需要や人気も加味して価格を決定します。市場動向を把握したうえで、最適な査定を行うのが「おたからや」の強みです。

 

カットグレードが査定価格・資産価値に与える影響

K18 ダイヤ ピアス ティファニー ネックレス

ダイヤモンドの査定価格や資産価値は、カットグレードによって大きく左右されます。加えて、市場の動向や需要も影響するため、同じカラットでも価格に差が出るケースが少なくありません。

ここでは、価格が変動する要因や、高く評価されるダイヤモンドの特徴について詳しくご紹介します。

 

同じカラットでも価格が変わる理由

同じカラット数のダイヤモンドでも、カットグレードの違いによって査定価格に大きな差が生じます。輝きの質や見た目の印象が変わるだけでなく、需要と供給のバランスも価格を左右する重要なポイントです。

カットによる見た目の違いと、市場の動向による価格変動の理由は次のとおりです。

 

カットグレードの違いによる輝きと見た目の差

カットが優れているほど光を効率よく反射し、強い輝きが生まれます。エクセレント評価のダイヤは光漏れが少なく、角度を変えるたびに鮮やかなファイアが現れます。この見た目の美しさが高い評価につながり、同じカラットでも価格に差が出る大きな要因です。

一方でカットが粗い場合は輝きが弱く、透明度が高くても印象がぼやけてしまいます。見た目の質が落ちることで市場価値も下がりやすく、査定額にも影響することがあります。

 

市場人気と需要のバランスによる価格変動

市場の動向によって、ダイヤモンドの価格は変動します。たとえば、婚約指輪などで人気のあるカットは需要が集中しやすく、査定価格も高値で取引される傾向があります。

一方、需要が少ないカットは相場が下がりやすく、同じ品質でも価格に差が出るのが実情です。資産性を重視する場合は、市場動向も見逃せません。

 

高値になりやすいダイヤの特徴と見分け方

高値になりやすいダイヤモンドには、いくつか共通する特徴があります。評価が高まりやすい要素を知っておくと、購入時だけでなく売却時の判断にも役立ちます。

ここからは、高評価を得やすいダイヤモンドの具体的な特徴を解説します。

 

トリプルエクセレントや理想的なプロポーションを持つ石

トリプルエクセレントのダイヤモンドは、光の反射バランスが整っており、非常に力強い輝きを放ちます。プロポーションが理想的で対称性が高いほど、見た目の美しさが際立ち、査定でも高評価が期待できます。希少性が高く、資産価値が維持されやすい点も魅力的です。

 

ブランドジュエリーや希少カットなど付加価値のある石

ティファニーやカルティエなどの有名ブランドが手がけるダイヤモンドは、研磨の精度やデザイン性が高く、市場価値が評価されやすい存在です。なかでも、ハートシェイプやマーキースなどのカットは加工が難しく、希少性の高さが魅力とされています。デザイン性と市場での人気が、査定額にも影響することもあります。

 

ダイヤモンドのカットグレードに関するよくある質問

ティファニー ソリティア リング  タサキ ネックレス

ここでは、ダイヤモンドのカットグレードに関してよく寄せられる質問をまとめました。評価基準やグレードの違い、婚約指輪の選び方、査定価格への影響まで、購入・売却に役立つ情報を丁寧に解説します。

 

Q. カットグレードはどのように決まりますか?

A. カットグレードは、GIAが定める7つの評価項目を総合して判断されます。その中でも特に重要とされているのが「プロポーション」「ポリッシュ」「シンメトリー」の3要素です。

カット評価のポイント

  • プロポーション:角度や比率の正確さ
  • ポリッシュ:表面の滑らかさ
  • シンメトリー:面の整合性

これらが高水準で揃うほど「Excellent」に近づきます。輝きを重視するなら、カットの正確性を確認することが大切です。

 

Q. エクセレントとトリプルエクセレントはどう違いますか?

A. 「エクセレント」はカット全体が最上級の評価を得た状態です。「トリプルエクセレント」はカット・ポリッシュ・シンメトリーすべてがエクセレント評価を受けたものです。輝き・対称性・透明感のすべてが整っており、希少価値が高くなります。

トリプルエクセレントの特徴

  • トリプルエクセレントは三項目すべて最高評価
  • 輝きがより強く、査定価格も上がる傾向

見た目だけでなく、投資価値の面でもトリプルエクセレントは高評価を得ています。

 

Q. ベリーグッドとエクセレントではどのくらい価格差がありますか?

A. ベリーグッドとエクセレントでは、見た目の差はわずかですが、査定価格では5〜15%ほどの差が出ることがあります。カットの精度が高いほど光の反射が美しく、輝きに深みが増すためです。

主な違い

  • エクセレント:光を最大限に反射し、強い輝き
  • ベリーグッド:やや角度のズレがあり、輝きが控えめ

肉眼では大きな差が分かりにくいため、コストパフォーマンスを重視するならベリーグッドも良い選択です。

 

Q. カットグレードが低くてもきれいに見えることはありますか?

A. はい、照明条件やデザイン次第ではカットグレードが低くても美しく見える場合があります。特にクラリティやカラーが優れていれば、全体の印象は大きく変わります。

見た目を左右する要素

  • カラーが無色に近いほど輝きを感じやすい
  • クラリティが高いと光の透過が良くなる
  • セッティング(枠)の反射も影響

カットグレードだけでなく、他の要素とのバランスを見ることで「美しく見えるダイヤ」を見極められます。

 

Q. 婚約指輪にはどのグレードがおすすめですか?

A. 婚約指輪には、カットグレードが「エクセレント」のダイヤモンドがおすすめです。輝きを最大限に引き出すバランスで仕上げられており、特別なシーンにふさわしい華やかさがあります。

  • 輝きを重視するならエクセレント
  • 予算を抑えたいならベリーグッドも選択肢

好みと予算のバランスを取りながら、長く愛用できる品質を意識して選ぶと満足度が高まります。とくに研磨精度まで求める方には、カット・ポリッシュ・シンメトリーの3項目すべてがエクセレントとなる「トリプルエクセレント」も適した選択肢になります。

 

Q. カットの種類によって印象は変わりますか?

A. はい、大きく変わります。カットデザインはダイヤモンドの輝き方や印象を左右する要素で、ラウンド・プリンセス・ハートなど、種類ごとに印象が異なります。

印象の違い

  • ラウンド:華やかで定番の輝き
  • プリンセス:シャープでモダンな印象
  • ハート:愛らしくロマンチック

形状によって光の反射方向も変わるため、好みやシーンに合ったカットを選ぶことが大切です。

 

Q. カット評価を確認する時に注目すべきポイントは?

A. カット評価を見る際は、カット単体の評価ではなく、仕上がりの指標であるポリッシュやシンメトリーも確認することが重要です。全体のバランスが整っているほど、美しい輝きが生まれます。

確認のポイント

  • カット:光の反射バランス
  • ポリッシュ:表面の仕上がり
  • シンメトリー:面の対称性

これらの項目が揃っているダイヤは、見た目や耐久性、資産価値の観点においても高く評価されます。

 

Q. カットグレードとリセールバリューの関係は?

A. カットグレードが高いほどリセールバリュー(再販価値)も高くなります。トリプルエクセレントや人気のカットデザインのダイヤモンドは特に需要が高く、安定した価格を維持しています。

価値を左右する要素

  • カットの精度
  • 人気の形状
  • ブランドの有無

資産性を重視する場合は、カットグレードがしっかり評価されているダイヤを選ぶと安心です。カットは数値や基準が明確に定められており、輝きの質が客観的に判断できるため、将来的な売却でも価値が下がりにくい傾向があります。

 

Q. カットの精度が低いダイヤでも査定できますか?

A. はい、査定可能です。カットの精度が低い場合でも、カラットやカラー、クラリティが優れていれば、一定の価値が評価される可能性があります。特に、大粒のダイヤモンドは希少価値が高く、価格が極端に下がる心配は少ないといえます。

査定時のチェックポイント(カット以外)

  • 重量(カラット)が大きいか
  • 色味や透明度が良いか
  • 欠けや傷が少ないか

ダイヤモンドはカットだけでなく4Cの総合バランスをもとに評価されるため、まずは無料査定で相談することをおすすめします。

 

Q. ダイヤモンドを高く売るためのコツはありますか?

A. 高く売るためには、タイミングとコンディションの2つが重要です。相場が上昇している時に、状態の良いダイヤを査定に出すことで高値が期待できます。

高く売るためのポイント

  • カット・カラー・クラリティが高いものは有利
  • 複数店舗で比較査定を行う

最新の市場動向を確認し、信頼できる買取店に依頼することが高額査定への近道です。

 

まとめ

ダイヤモンドの価値は、カット・カラット・カラー・クラリティの4つの要素をもとに評価されます。なかでも、カットは輝きと価値を左右する重要なポイントです。カットグレードの最高ランク「エクセレント」は、光の反射が理想的で、美しさと資産価値の両面で高く評価されます。

一方で「トリプルエクセレント」は、カットグレードとは異なる概念で、カット・ポリッシュ・シンメトリーの3項目すべてがエクセレントである場合に付与される総合的な評価です。

仕上げの精度が高い証として人気がありますが、カットグレードそのものを示すものではありません。この違いを理解することで、ダイヤモンド選びの基準がより明確になります。

購入時はグレードだけでなく、ブランドやカットの形状にも目を向けることが大切です。また、売却の際は買取店で無料査定をしてもらい、市場動向や需要をみながら判断すると、納得のいく取引ができます。大切なダイヤモンドの価値を最大限引き出すために、信頼できる買取店を見つけ、相談してみてください。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

ダイヤモンドの価値は、カットの精度と市場の需要に大きく影響します。エクセレントやトリプルエクセレントなどの高品質カットはもちろん、デザイン性やブランド、希少カットも重要な査定ポイントです。

「おたからや」では、GIA認定鑑定士が国際基準に基づいて正確に査定し、最新の相場や為替の動きを反映した価格をご提示しています。鑑定書がなくても査定可能で、状態の確認から価値判断まで丁寧に行います。

 

「おたからや」でのダイヤモンドの参考買取価格

ここでは、「おたからや」での「ダイヤモンド」の参考買取価格の一部を紹介します。

商品画像 モデル名 参考買取価格
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.041 ct Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.041 ct 3,085,000円
Pt850/Pt900 ダイヤ ネックレス 2.011ct・0.54ct・0.44 ct Pt850/Pt900 ダイヤ ネックレス 2.011ct・0.54ct・0.44 ct 759,000円
ハリーウィンストン ラウンドカット トリスト リング ハリーウィンストン ラウンドカット トリスト リング 764,000円
ブルガリ ネックレス K18 WG パヴェ ダイヤモンド ブルガリ ネックレス K18 WG パヴェ ダイヤモンド 649,000円
Pt950 ティファニー ダイヤ リング Pt950 ティファニー ダイヤ リング 513,000円
カルティエ ダイヤモンド イヤリング カルティエ ダイヤモンド イヤリング 493,000円

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

ダイヤモンドの査定額は、市場での需要や流通量によって変動します。特に、ティファニーやカルティエなどのブランドジュエリーに使われる高品質ダイヤは評価が安定しており、中古市場でも高い人気を保っています。

査定で最も重視されるのは、ダイヤの輝きを大きく左右する「カットの精度」です。仕上げが整っている石ほど光を効率よく反射し、見た目の美しさが高まるため、査定額が上がりやすくなります。

次に評価されるのが「カラット(重量)」です。特に1.0ctを超える大粒のダイヤは市場での希少性が高く、状態が良ければ高額査定につながります。そのほか「カラー(色味)」や「クラリティ(透明度)」も価格を左右する要素ですが、同じグレードでも実際の見え方や輝きによって印象が変わるため、総合的な判断が必要です。

ブランドジュエリーとして販売されたものや、デザイン性が高いダイヤは付加価値が加わり、査定額が高くなるケースがあります。こうした複数の要素が組み合わさることで、実際の買取価格が決まります。

 

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ダイヤモンドの買取なら「おたからや」

ダイヤモンドの売却を検討するなら、専門知識と実績を兼ね備えた「おたからや」への依頼がおすすめです。GIA(米国宝石学会)認定のG.G.資格を持つ鑑定士が在籍しており、国際基準に基づいた正確な査定を行います。

カットやカラット、カラー、クラリティといった4Cの評価に加え、最新の市場相場や為替の動向を踏まえて査定額を算出します。

また、鑑定書がなくても査定できる点や、傷や汚れがあるダイヤモンドも正当に査定される点が大きな強みです。

ティファニーなどのブランドジュエリーや、個性的で流通量の少ないカットデザインのダイヤモンドも一つひとつ丁寧に確認し、世界51カ国に及ぶ取引ルートを活かして高価買取につなげています。

全国約1,590店舗のネットワークと、出張・オンライン査定にも対応した利便性で、初めての方でも安心です。大切なダイヤの価値を的確に見極めるために、経験豊富なプロが在籍する「おたからや」にどうぞご依頼ください。

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査定員の紹介

岩松 査定員

  • 趣味

    旅行、読書

  • 好きな言葉

    日々是好日

  • 好きなブランド

    ダイヤモンド・宝石

  • 過去の買取品例

    10カラットダイヤモンド

  • 資格

    GIA G.G.取得

おたからやでは毎日大小合わせて約数百点の宝石を査定しております。宝石はダイヤモンドの4Cをはじめとして色や形、重さ蛍光性など様々な要素で評価額が大きく変わります。おたからやは自社でオークションを行っており、日々の宝石の需要に敏感に対応することができます。 査定に関してもプロのスタッフやダイヤモンドテスターなどの専門の査定具を完備しているため、全国の店舗ですぐに正確な査定が可能です。 気になるお品物がございましたら是非おたからやをご利用ください。

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