ダイヤモンドの価値はどのように決まるのでしょうか?
その答えは、国際的な評価基準「4C」にあります。カラット(Carat)、カラー(Color)、クラリティ(Clarity)、カット(Cut)の4つの要素が、ダイヤモンドのグレードや価格を大きく左右します。
この記事では、ダイヤモンドグレードの見方を詳しく解説するとともに、グレード別の価格表も掲載しています。
これにより、購入や売却の際に役立つ情報をお届けします。
ダイヤモンドの価値を正しく理解し、賢く取引を進めるための参考として、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ダイヤモンドのグレード別価格表
同じカラット重量でグレードが異なる場合、ダイヤモンドの参考買取相場はどのように変化するのでしょうか。
以下は、クラリティVVS1の1カラットダイヤモンドにおける、「おたからや」でのカラー・カットグレード別の参考買取価格です。
VVS1/1ct | 3EX(トリプルエクセレント) | Excellent |
---|---|---|
D | 1,479,800円 | 1,356,500円 |
E | 1,257,800円 | 1,153,000円 |
F | 1,146,900円 | 1,051,300円 |
G | 934,100円 | 856,300円 |
H | 758,400円 | 695,200円 |
※価格は全て税込
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
カラーやクラリティが高グレードであるほど、買取価格は上昇します。
特に、無色透明なDカラーやクラリティの高いグレードは、希少性が高く、高額買取が期待できます。
価格相場は、流通量や為替の影響を受けて日々変動するため、最新の相場を確認することが重要です。
- おたからや査定員のコメント
「ダイヤモンドの買取相場は4Cに基づいて決定しますが、ダイヤモンドの価格自体は流通量や海外為替の影響を受け日々変動しています。
それに合わせて買取相場も変動するため、少しでも高く売るためには、価格相場を確認することが大切です。
「おたからや」のホームページ では詳細な価格表を公開しています。
カラット重量やクラリティグレード別でも参考買取相場価格をご確認いただけますので、ぜひご確認ください。
ダイヤモンドのグレードとは?
ダイヤモンドのグレードとは、ダイヤモンドの価値や価格を決める指標のようなもので、「4C」と呼ばれる国際的な評価基準を用いて決定します。
国際的な品質評価基準「4C」
カラット(Carat)、カラー(Color)、クラリティ(Clarity)、カット(Cut)の4つの要素ごとにグレードが分けられ、これを基にダイヤモンドの価値や価格が決定します。
この4Cは、1940年代初頭にGIA(米国宝石学会)の創始者ロバート・M・シプリーにより考案され、現在も国際的な基準として広く使用されています。
- おたからや査定員のコメント
ダイヤモンドの4Cは鑑定書に記載されているため、査定時には鑑定書もご一緒にお持ち込みいただくとスムーズです。
万が一、紛失などにより手元に無い場合もご安心ください。
「おたからや」には、国際的な資格を持つ鑑定士が在籍しているため、鑑定書が無くても正確に査定額を算出できます。
ダイヤモンドのご売却を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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ダイヤモンドグレードの見方|カラット(Carat)
カラットとは、宝石の「重さ」を表す単位です。
1カラットは0.2gに相当し、「ct」と表記します。
カラットによる価値の違い
1. カラット数が示す希少性と価値
ダイヤモンドの原石の大部分は1カラット未満であり、1カラット以上の原石は非常に希少です。
さらに、カット加工によって重量が減少するため、大きなカラット数を持つダイヤモンドほど希少性が高まり、価値も上がります。
2. 総合評価でさらに価値が高まる
ダイヤモンドの価値は、カラットだけでなくカラー・クラリティ・カットの評価が加わることで決まります。
これらの基準が高くバランスが取れている場合、大きなカラット数のダイヤモンドはさらに価値が高まる可能性があります。
カラットは見た目の差を決める鍵
1. カラットの数値が示す分かりやすさ
カラットは、他の評価基準と異なり具体的な数値で表されるため、その違いが最も分かりやすい特徴です。
形状が同じであれば、カラット数が増えるほど見た目の大きさが明確に変わります。
2. 見た目とカラットの関係
カラットは、厳密には重さを表す単位ですが、同じラウンドブリリアントカットのダイヤモンドであれば、カラット数の増加に伴い見た目も大きくなるため、その違いを実感しやすい要素となります。
ダイヤモンドグレードの見方|カラー(Color)
カラーグレードは、ダイヤモンドの色味を評価する基準で、アルファベットのD〜Zまでの23段階で等級付けされています。
Dに近いほど無色透明で価値が高く、Zに近づくほど黄色味が強まり、価値が下がる傾向にあります。
ただし、Zよりも色が濃いダイヤモンドは「ファンシーカラー」として分類され、希少性が高いため、価格も上昇します。
カラーグレードによる評価のポイント
ダイヤモンドが無色透明であるためには、窒素などの不純物を含まず、完全な結晶構造を持つ必要があります。
しかし、多くの天然ダイヤモンドには黄色や褐色の色味が含まれていることから、無色透明なものは非常に希少であり、高い価値が認められます。
特に、D~Fグレードのダイヤモンドは「無色(カラーレス)」とされ、希少性と人気の高さから市場で高額で取引されています。
中でも最高品質のDカラーは、婚約指輪や高級宝飾品として需要が高く、他のグレードと比べても価値が際立ちます。
カラーグレードは、基準石(マスターストーン)との比較によって厳密に評価されますが、その判定は非常に難しく、鑑定士による慎重な作業が欠かせません。
このように、カラーはダイヤモンドの価値を大きく左右する重要な評価項目なのです。
ファンシーカラーダイヤモンドの評価
ファンシーカラーダイヤモンドは、イエロー、ピンク、ブルー、パープルなどの色味を帯びたダイヤモンドです。
通常のカラー評価範囲(D~Z)の中では、無色のDカラーが最も希少性が高いとされていますが、その範囲外に位置するファンシーカラーはさらに希少で、特に価値が高いとされています。
ファンシーカラーダイヤモンドは主に色の強さで評価され、明度や彩度のバランスに基づき、以下の9つのグレードに分類されます。
- Faint(フェイント)
- Very Light(ベリーライト)
- Light(ライト)
- Fancy light(ファンシーライト)
- Fancy(ファンシー)
- Fancy intense(ファンシーインテンス)
- Fancy vivid(ファンシービビッド)
- Fancy dark(ファンシーダーク)
- Fancy deep(ファンシーディープ)
中でも「ファンシービビッド」は、最も鮮やかな色調と高彩度を持ち、非常に希少で高額取引の対象となります。
特にピンクを含むレッド系は、最も希少性が高いとされています。
希少性の高さと鮮やかな色合いが、ファンシーカラーダイヤモンドの価格を引き上げる重要なポイントです。
ダイヤモンドグレードの見方|クラリティ(Clarity)
クラリティは、ダイヤモンドの透明度を表す要素で、ダイヤモンドの内部の特徴(インクルージョン)と外部の特徴(ブレミッシュ)に分類して評価されます。
クラリティグレードは11段階
クラリティは10倍拡大ルーペでダイヤモンドを観察し、インクルージョンの大きさや数、位置、色などを基に以下の11段階で評価されます。
- FL(Flawless):10倍拡大で、内外部ともに欠点が見つからない
- IF(Internally Flawless):10倍拡大で、インクルージョンが見つからない
- VVS1-VVS2(Very Very Slightly Included):10倍拡大で、インクルージョンを見つけるのが困難
- VS1-VS2(Very Slightly Included):10倍拡大で、軽微なインクルージョンが見つかる
- SI1-SI2(Slightly Included):10倍拡大で、インクルージョンが見つかる
- I1-I2-I3(Included):肉眼でインクルージョンが容易に見つかる
FLは、一般の市場ではほとんど流通しない最高グレードで、最も希少で価値も高くなります。
クラリティグレードの判断基準
クラリティは以下の5つの判断基準により評価されます。
1.サイズ
インクルージョンのサイズは輝きに影響するため、サイズが大きいほど評価が下がります。
2.数
インクルージョンの数により評価されます。
たとえインクルージョンが多くても、微小であれば評価に影響しない場合もあります。
3.位置
インクルージョンが石の中心部にあると、輝きを妨げる原因となるため、評価が下がります。
一方、インクルージョンがガードルなどの石の側面にある場合は、輝きへの影響が少なく評価が変わらないこともあります。
4.性質
インクルージョンには「クリスタル」「クラウド」「フェザー」「ピンポイント」など様々な種類があり、その種類によって評価が分かれます。
5.レリーフ
インクルージョンの「色」「輪郭」「見えやすさ」を表す項目です。
大抵のインクルージョンは無色や白色ですが、中には黒色や緑色のものもあり、色がついていると目立つため評価に影響します。
- おたからや査定員のコメント
ダイヤモンドは、炭素が地球の深部で高温・高圧にさらされたことで生まれた天然の鉱物です。
そのため、その過程において内包物や傷が入るのはごく自然なことであり、むしろ天然のダイヤモンドである証ともいえます。
クラリティ評価が高いものは非常に希少性が高く、輝きを妨げる要素も少ないことから、査定額も高くなります。
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・ダイヤモンドの鑑定方法をプロが解説!高額査定のための基礎知識
ダイヤモンドグレードの見方|カット(Cut)
カットは、ダイヤモンドの輝きに最も大きく影響を与える要素であり、4Cの中で唯一人間が関与できる部分です。
4Cのカットグレードは、ラウンドブリリアントカットのみが対象となり、その他のカットにはカットグレードは付きません。
カットグレードは5段階
ダイヤモンドのカットの評価を決めるのは、「プロポーション」と「フィニッシュ」の2つの要素です。
プロポーションは、ダイヤモンドの各部のサイズや比率を専用の自動計測機器で測定し、人間の目で輝きの美しさを確認します。
輝きは以下の3つの要素から構成されます。
- ブライトネス(ブリリアンス):内外部の反射による白色光の輝き。
- ファイア:内部で反射を繰り返した光がプリズム効果で生む七色のきらめき。
- シンチレーション:光源や観察者が動いた際の星の瞬きのような輝きと、反射による明暗のコントラスト。
フィニッシュは、仕上げの丁寧さの評価で、ポリッシュ(研磨状態)とシンメトリー(形の正確性)によって、「Excellent」「Very Good」「Good」「Fair」「Poor」の5段階で判定されます。
これらを総合して、最終的なカット評価が決まるのです。
ポリッシュ、シンメトリー、総合評価の3つ全てで「Excellent」を取得したダイヤモンドは「3EX(トリプルエクセレント)」と呼ばれます。
ただし、これは正式なグレード名ではないため、鑑定書には記載されません。
鑑定機関によるグレード種別の違い
ダイヤモンドのカットグレードは、鑑定機関によって評価基準や用語が異なる場合があります。
国際的に広く採用されているGIA(米国宝石学会)のカットグレーディングシステムでは、「Excellent」が最高評価です。
一方、IGI(国際宝石学会)やGCAL(宝石鑑定保証研究所)などでは、厳格な基準で「IDEAL」というグレードが最高位として採用されています。
「Excellent」はGIAの厳しい基準に基づいた評価であり、バランスの取れた高品質な輝きを示します。
一方、「IDEAL」は光学性能や対称性をより重視し、輝きが最適化されたダイヤモンドに与えられる評価です。
どちらも非常に高品質なカットを示すものであり、評価基準に若干の違いがあるものの、いずれも最高水準のダイヤモンドであることに変わりはありません。
選択時には、どの機関の基準に基づいているかを確認することが重要です。
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・ダイヤモンドカットの種類とグレード特徴別に見る最適な選び方
ダイヤモンドの買取なら「おたからや」
宝石鑑定士の資格の中でも、GIA(米国宝石学会・Gemological Institute of America)が認定するGG(宝石学修了者・Graduate Gemologist)は国際的にも通用する資格のひとつです。
おたからやには、GIA・GG資格を持つ鑑定士が在籍しており、質の高い鑑定士による正確な査定が可能です。
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また、鑑定書や鑑別書がなくても買取が可能ですので、安心してご相談ください。
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