ダイヤモンドの価値を決定する基準のひとつ「カラット」の基礎知識

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ダイヤモンドの価値を決定する基準のひとつ「カラット」の基礎知識

ダイヤモンドを買い取ってもらう際など、どれぐらいの価値になるかを知りたいという人もいます。

そんな時にはどんなことが基準になるかを、あらかじめ知っておくことが必要です。この宝石の価値を決める基準の一つが、カラットになります。

1カラットが0.2gとなった背景

1カラットは0.2g

ダイヤモンドの購入や買取を検討している場合に気になるのが、ダイヤモンドのカラットです。

カラットとは大きさを表す単位だと思っている人も多いですが、ダイヤモンドの質量を示す単位になります。1カラットの重さは0.2グラムで、重さが増えることによって石のサイズも大きくなってきます。0.1カラット増すごとに、約0.6mm〜0.8mmほど大きくなって、1カラットの大きさは約6.5mmほどです。

ただし、カラットだけでダイヤモンドは評価されるだけではなく、カット・カラー・クラリティーの要素が価格へと影響します。

0.2gが1カラットとなった背景としては、昔は質量の基準に植物の種子が使われていたことが多かったためと言われています。カラットはギリシア語で、イナゴマメの実であるケラティオンに由来していて、1907年に0.2gが1カラットだと統一したのです。

ダイヤモンドは振動や風などの影響を受けにくい、精巧な分析計量器で測られます。0.0002gまで計量できるものを使って、測られるためどのダイヤモンドも正確なカラット数で販売されます。

ダイヤモンドの価値基準の統一

1907年に1カラットの基準が決まりましたが、それ以外の価値が決まったのは1973年にHRDという組織がダイヤモンドの価値を取り仕切る先駆けましたが、ロンドン・ドイツ・北欧地域でもダイヤモンドの価値を選定する組織が増えていきます。価値基準の統一化を迫られるようになりましたが、アメリカの組織であるGIAと呼ばれる組織がダイヤモンドの基準である4Cを明確に定めており、以降は4Cが基準として使われています。その基準の一つとして1カラットは0.2gというのが組み込まれます。

4Cによってダイヤモンドの価値は決められていて、近年では人工的にダイヤモンドを作ることができるようになっていますが、買取に出すときなどは宝石鑑定士が専門機器を用いて丁寧に鑑定してくれるため人工か天然かも見分けて価値をもらうことが可能です。

また、ダイヤモンドの価値は円高・円安にも影響してきますが、将来的にもダイヤモンドの品質は変わらないためずっと使い続けられます。

 

「Carat」と「Karat」の違い

「Carat」について

Caratは、ダイヤモンドをはじめとした宝石の重量を表す単位です。Caratを略して、ctと表されます。指輪などのアクセサリーは内側などにCarat数字が刻印されるのが一般的です。

日本語ならではの発音やカタカナ表記の観点から日本ではカラットと呼ぶことが多いですが、本来はキャラットと呼ぶのが正しいとされています。

カラットの重量は一つの宝石に対して使われます。複数の宝石が使われているという場合には、カラット総重量はtcwと略されることもあります。センターダイヤモンドが1.20ctで、周りに0.15ctのサイドストーンを二つという指輪であれば、1.50tcwと評されるのです。

また、総重量が同じだったとしても、サイドストーンの数などによって価格は変わってきます。カラットだけに注目せずに、どのようなデザインでダイヤモンドの数はどれぐらいか、なども考慮した上で購入します。

「Karat」について

対して、Karatは金の純度を表す単位になります。金の純度とは、純金と合金の量に対する金の割合のことを言います。Karatを略してKと評されるため、18金のアクセサリーなどはその証としてK18と刻印されます。

金の純度は24Karatを最高値としています。24分率で評されているため、純金の場合は24Karatです。

K18は、24分の18が純金、その他の合金がプラスされているという状態です。金の純度が高ければ高いほど、価格は高くなっていきます。

金の純度の高い24Kのアクセサリーなどは、変色や腐食が起こりにくくなっています。資産価値が安定しているため資産運用としても、メリットがあります。ただし、柔らかく傷つきやすい性質があるためアクセサリーとして使用するなら注意が必要です。

18Kなどは、他の金属が混ぜられています。銀や銅などが含まれているため、金の輝きを維持しながら加工性があって、ある程度の硬さもあるのが特徴です。加工性と硬さがあるためアクセサリーなどに利用しやすくなっています。

18Kはダイヤモンドなどの貴重な宝石と一緒に使われることも多く、金と宝石の相乗的な評価が期待できます。

 

カラットとサイズが一致しないケースもある

カラットとサイズが一致しない理由

カラットの重量と大きさは同じではなく、宝石の種類で密度は違うため同じ大きさであってもカラット数は違うことがあります。ルビーなどはダイヤモンドに比べて密度が高いため、1カラットはダイヤモンドよりも小さいサイズです。

また、カットの方法によっては同じサイズであっても見え方が変わってきます。カットの質が悪いと1.2カラットのダイヤモンドでも、カットの質の良い1カラットと同じサイズに見えてしまうことがあります。

質の悪いものだと、ダイヤモンドがセッティングされることで隠れた部分の重さが余計についてきてしまうのです。当然、購入する時にはその重さ分だけお金を払う必要があります。

これが、ダイヤモンドの評価にカットが入っている理由です。ダイヤモンドを購入する場合などには、カラット数だけを見るのではなく、きちんとカットグレードもチェックすることが重要です。

質の良いカットがされていれば、無駄な重量分だけのお金を出す必要もなくなります。

また、0.98ctと1.01ctのサイズの違いは素人では見分けることが難しくなっています。ダイヤモンドを購入する場合、0.25ctや0.50など切りの良い数字を好む人がいますが、この数字を少し上回っただけでもより高額になることにも注意が必要です。

カラットとダイヤモンドの輝き

ダイヤモンドをはじめとした宝石は、大きい方が輝きが増すというイメージがあります。確かに大きく重いものほど輝きは増しますが、品質やカットの仕方によっても光り方は変わってきます。

カラット数が大きく、サイズも大きいものであれば光を取り込みやすく、輝きも増していきます。ただし、形やバランスに影響するカット数がよくなければ綺麗に輝かせることはできないのです。

ダイヤモンドは光を反射する屈折率の高さと、カットすることでより光を取り込みやすくなることによって、輝きを増していきます。

当然、カラット数が良ければサイズも大きくなり、カット数も増えていくため光り方も大きくなっていくのです。

しかし、カラット数が大きければ良いというものではなく、気に入ったものを見つけるためには実際に見ることが大切です。

 

世界で最も大きいダイヤモンド

世界最大のダイヤモンドとは

世界で最も大きいダイヤモンドとしては、1905年に南アフリカのカリナン鉱山で発見された原石が最も巨大なものです。3106.75カラットというカラット数で、重さとしては621.35gとなっています。

カリナンは大人の拳ほどの大きさのもので、もっと巨大な原石の一部だと考えられています。残念ながら、未だその残りは発見されていないのが現状です。

価格にすると24億ドル以上、日本円では約2600億円の価値があります。

採掘後は政府に売却され、1907年にイギリスの国王であるエドワード7世の誕生日プレゼントに贈呈されています。その後は大切に保管されてきましたが、原石のままではダイヤモンドの価値はないとカットを依頼し、今の大きさにそれぞれカットされていきました。

その硬さから、割るための工具の方が先に壊れましたが、毎日分割作業を行い数ヶ月かけて最も良い形に割ることができ、9個の大きいダイヤモンドと、96個の小さなものに分けられ全てイギリス王室または王族個人が所有していて、ロンドン塔で見ることが可能となっています。

カット後に最も大きなダイヤモンド

カットに、よってダイヤモンドの大きさは小さくなります。原石はカリナンが一番大きなものですが、カット後の世界で最も大きいダイヤモンドは変わります。

それが1985年に南アフリカのカリナン鉱山で発掘された755.5カラットの原石である、ザ・ゴールデンジュビリーになります。カット後の大きさは545.67ctとなっています。カリナンのカット後の一番大きなものは530.20ctですので、ザ・ゴールデンジュビリーが現在最も巨大なダイヤモンドと言えます。

タイのラーマ9世のゴールデンジュビリーつまり即位50周年を記念して贈られたもので、タイの王室が所有しています。

ただし、このダイヤモンドはファンシーブラントいうこともあって、あまり話題にはならなかったのです。スイスやアメリカに貸し出されて展示されたこともありましたが、現在ではタイ王室が厳重に保管しているため一般では見ることが難しくなっています。

無色透明である点から、ダイヤモンドの価値としてはカリナンの方が高いという見方がされます。

 

ダイヤモンドの価値はカラットだけでは測れない

ダイヤモンドの価値基準

ダイヤモンドの価値はカラットだけではなく、カラー・カット・クラリティの要素が含まれます。各要素の頭文字にCがつくことから4Cと呼ばれます。これらの特徴を比較することによって、価値が定められていてグレードが上がるほど価格も高くなっていきます。

具体的な基準としては、クラリティは透明度を表します。傷・欠け・インクルージョンの大きさや場所、性質などによって評価が決まり、インクルージョンが多ければ多いほど透明度は下がります。ダイヤモンドは、実は無色透明なものは少なく、微かに色づいているものがほとんどです。黄色くなるほど質は下がっていき、一定の色を超えるとファンシーカラーと呼ばれ逆に価値が高くなります。

カットは唯一人の手によって価値が変わる部分です。プロポーションや角度が良くなければ質が高くならず、Excellent・VeryGood・Good・Fair・Poorに評価は分けられています。

ダイヤモンドを購入すると鑑定書がついてきますが、鑑定書ではこの評価の結果が表記されます。買取するときの価格にもつながるケースもあるため、買取する場合には鑑定書を持っていくことがオススメです。

カラーダイヤモンドの評価基準とは

無色透明なほど質の良いものとされるダイヤモンドですが、色のついたカラーダイヤモンドの価値は通常のものとは異なる基準で評価されています。

カラーダイヤモンドの場合には、カラーのみが重要視されます。色の強さ・明度・色相・深さが最も重要でカラットやクラリティ、カットもポイントとなりますが、それ以上にカラーによって価値は大きく違います。

通常のものよりも絶対数が少ないため、大きな店舗であっても手に入れられないのがカラーダイヤモンドです。

オークションでしか出回らないものもあって、特にレッドはプロでも見ることはほとんどないとされています。また、天然のブルーもほぼ市場には出回らないものですが、ブルーであれば小さいものや色が薄いものであれば、購入できる可能性があります。

ピンクは市場でもよくみる人気のカラーですが、人工のものも出回っているためしっかり鑑定書がついたものを選ぶことが大切です。

 

カラットの推定値を算出できる計算式

カラットの推定値を知るための計算式

ラウンド・ブリリアント・カットのカラット数を知りたいというときには、算出する計算式があります。カットの精度などの要素によってカラット数は異なりますが、この方法を使うことで大体のカラットの数値がわかります。

やり方としては、「深さ×直径×直径×0.0061=カラット」になります。

ダイヤモンドのテーブルと呼ばれる上部からキューレットと呼ばれる底までの深さが1mm、テーブルの直径が1mmなら、0.0061ctになるという式です。つまり、高さと直径を当てはめることによって数値を算出することができます。

簡単な計算式もあります。直径だけで算出する方法で、「直径×直径×直径×0.00365=カラット」という式です。セッティングされてキューレットの深さがわからないというときに使える式です。

カットの仕方で計算式は異なる

注意したいのが、カットの仕方で計算式は異なってくるという点です。カットでダイヤモンドの形状は変わり、それによってカラット数も変化します。

オーバル・ブリリアントであれば「平均直径2×深さ×0.0062」となって、ハートシェープブリリアントなら「長さ×幅×深さ×0.0059」となってきます。

トライアングルは長さと幅と深さに0.0057をかけて、それに重量補正を行ってカラット数を出します。他にもスクエアにバゲットやテーパード・バゲット、エメラルドカットなど様々なカットの仕方がありますが、それぞれ計算式が違ってきます。デザインが古くて売りたいという場合には、そのカットの仕方にあった計算式を当てはめて行うことがポイントです。

一般的にはラウンド・ブリリアントのものが多いですので、ラウンド・ブリリアントの計算式を覚えておけば問題ないです。

計算式はありますが、あくまでも大体の数値です。正確な数値を知りたいのであれば、専門家に頼るようにします。売却を検討しているのであれば買取業者を利用します。業者の中には無料で査定してくれるところもあって、カラット数なども教えてもらえます。

 

正確なカラット数を知る方法

正確なカラット数を知りたいなら専門機関へ

正確なカラット数を自力で知ることは難しいため、正確な数字を知りたいのであれば専門機関に頼ることが無難です。

ただし、宝石の鑑定書というものは国家が定めたものではなく、個人で発行することも可能となっています。自称鑑定士が発行することもできますが、そんな人に発行されても正しい価値が証明されたわけではないため、専門的な技術力を持った機関へ依頼します。

具体的な鑑定機関としては、中央宝石研究所・GIA・AGTジェムラボトリーが挙げられます。特にGIAは、4Cを考案した団体ですので、最も権威のある鑑定機関となっています。確かな技術を持っているところですので、正確なカラット数を知りたい場合にはうってつけです。

どの機関であっても、鑑定料金はかかります。どれぐらいかかるかは、それぞれの機関によって異なるため依頼するところに事前に確かめておくことがオススメです。

また、ジュエリーショップでも依頼することができます。正確性は鑑定機関よりも劣りますが、身近な店ですので鑑定機関に依頼するよりも手軽に依頼することができ、料金も比較的安いです。

無料で確かめたいときには

無料でカット数を知りたいときには、ダイヤモンド鑑定士がいる買取店で査定してもらうという方法もあります。店舗によってGIAが認定している鑑定士が在籍しているケースもあり、そんな店舗であればしっかりカット数を含めた価値を鑑定してもらうことが可能です。

できるのであれば、しっかり査定結果の内容を教えてもらえる店舗を選びます。なぜそのような金額になったのかを知ることによって、ダイヤモンドの価値がわかります。

売ることを考えている場合には、そのまま買取までしてもらえるというのもメリットです。

鑑定書の発行までは、1週間〜10日間ほどかかることもあるため、そこには注意してから依頼するように心がけます。

鑑定書の発行手数料としては、相場として1000円〜15000円ほどとなっています。これは記載する項目の多さによって値段が変わってくるためです。

 

まとめ

ダイヤモンドの価値は、カラット数などによって変わってきます。カラット数を知ることによって、どれぐらいの価値あるものなのかを予想することにつながります。

ただし、カラットだけではダイヤモンドの本当の価値がわかるわけではないため、価値を知りたいのであれば鑑定機関や鑑定士のいる買取専門店などを利用することがオススメです。

特に大粒のダイヤモンドを売りたいという場合には、鑑定書を求められるケースもあるため発行してもらうことを視野に入れておきます。

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