宝石・ジュエリー
2021年11月3日

美しい摩訶不思議な七色の偏光のためにはカットが命!ダイヤモンドカットのヒストリー

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美しい摩訶不思議な七色の偏光のためにはカットが命!ダイヤモンドカットのヒストリー

ダイヤモンドは原石の質ももちろん大切ですが、カットで価値が大きく変化します。世界一硬い鉱物だけあって、カットの技術が確立されるまでには試行錯誤が繰り返されましたが、現在は原石を活かすさまざまなバリエーションのカットが存在します。

ダイヤモンドほど固い鉱物はほかになくダイヤモンドで研磨することを発明した歴史

世界一硬い鉱物のダイヤモンドはモース硬度10の硬さを誇るだけあり、発見されてから長い間、思うように加工することはできませんでした。ダイヤモンドは研磨して初めてその美しさが分かる宝石なので、価値が高まったのも加工技術が広がった後のことです。最初にダイヤモンドが発見されたのは紀元前の古代インドでした。当時はカット技術がなかったために、神秘的な石と評価されながらも価値は非常に低く、宝石ではなくお守り代わりに扱われていました。この頃、ルビーやサファイアの加工はある程度可能であったため、アクセサリーとしてダイヤモンドより高い価値で取引されていました。その後も長い間、ダイヤモンドは加工できない石とされていましたが、1475年にベルギーのルドウィグ・ヴァン・ベルケムが同じ硬度をもつダイヤモンドで磨く方法を発見して以来、七色に輝く本来の美しさが認知されるようになったのです。この頃、ダイヤモンドはインドでしか発掘されていませんでしたが、宝石として認知されてからはブラジルや南アフリカでも採掘がはじまり、加工技術もより高まっています。

歴史をさかのぼるとブリリアントカットとは異なる上品な輝きのカットのローズカットの存在

現在はダイヤモンドの加工というと58面体のブリリアントダイヤモンドが主流ですが、実はローズカットの方が長い歴史を持っています。ローズカットはキャンドルしか明かりがない16世紀のヨーロッパで好んで使われていました。明るい光の下で煌めくブリリアントカットとは異なり、瑞々しさを感じさせる水滴のようなローズカットの上品さが好まれていたのです。ローズカットは三角形を組み合わせたドーム状で、裏は平面になっています。全部で24面なのでブリリアントカットのような反射や屈折率による輝き(ファイア)は見られませんが、透明感が高く、存在感の大きいカットです。それだけに、ごまかしがきかないので内包物や曇りのない原石が必要となります。またある程度厚みが必要なため、使える原石はブリリアントカットよりも少なくなってしまいます。高品質なダイヤモンドを必要とする加工は流通量こそ少ないため希少性があり、今でも多くの女性を虜にしているのです。

ローズカットやエメラルドカットもベリーグッドであれば高価買取

ダイヤモンドの価値を決める4Cの内、唯一カットだけは人工的に価値が付加できる分野です。ダイヤモンドのカットのグレードは、上から順にエクセレント、ベリーグッド、グッド、フェアー、プアーの5段階に分かれています。エクセレントの中にはプロポーション、研磨、対称性のすべてが優れているトリプルエクセレントや、内部にハートと矢の形状が見えるハート&キューピッドなどのさらに高額評価になるものもあります。そのため、ダイヤモンドの買取においては、一般的に流通しているブリリアントが最も高額で評価されているのです。ローズやエメラルドのダイヤモンドにも一定の需要があるので、ベリーグッド以上の品質で研磨されたものあれば高額買取になる可能性が高くなります。

ファンシーカットのダイヤモンドはブリリアントに比べて高品質なものが使われていることが多いため、精度の高いカットがなされたものは希少性の高いダイヤモンドとして取り扱われます。

まとめ

ダイヤモンドはカットによって見せる表情が全く異なりますが、それだけにブリリアントカット以外のファンシーカットも需要がある宝石です。ただし、ダイヤモンドの内包物の有無やカラー、カラットなどの本来の品質も重視されますし、カットの精度も評価の対象となります。購入する場合には、それぞれの品質を確認すると良いでしょう。なお、買取に出す場合には鑑定書があるとプラス査定になりますので、なくさないように保管しておきましょう。

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