時計修理の完全ガイド!よくある症状や修理の種類・費用から依頼方法まで徹底解説

※下記の画像は全てイメージです
長年愛用している腕時計が急に動かなくなったり、時間が大きくズレたりすると、どこに相談すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
腕時計の不調は、電池切れのような軽微なものから、ムーブメント内部の故障まで原因はさまざまです。
本記事では、時計修理が必要になる代表的な故障症状をはじめ、修理の種類や費用相場、依頼先の選び方、修理を断られるケース、自分で修理するリスク、日頃のケア方法まで幅広く解説します。
記事の後半では、修理を検討する際に役立つよくある質問もまとめていますので、あわせて参考にしてください。

Contents
- 時計修理が必要になる故障の症状
- 時計修理の主な種類
- 時計修理を依頼できる主な先と特徴
- 時計修理の費用相場
- 時計修理にかかる期間
- 時計を修理に出す際の注意点
- 時計修理を断られるケース
- 腕時計の修理を自分で行うリスク
- 腕時計を長持ちさせるためのケア・メンテナンス
- 時計修理に関するよくある質問
- Q. 腕時計が動かなくなった場合、修理に出す前に自分で確認できることはありますか?
- Q. オーバーホールを一度もせずに10年以上使い続けた腕時計でも、修理で元どおりになりますか?
- Q. 腕時計の磁気帯びはどのように判別すればよいですか?
- Q. 電池交換をしてもらった直後に腕時計がまた止まってしまいました。考えられる原因は何ですか?
- Q. 機械式時計の日差(1日の時間のズレ)はどの程度なら正常範囲ですか?
- Q. 並行輸入品の腕時計でもメーカー正規サービスで修理を受けられますか?
- Q. 修理に出した後に追加費用が発生することはありますか?
- Q. 修理後の保証期間はどの程度が一般的ですか?
- Q. 時計修理店を選ぶとき「一級時計修理技能士」の資格は信頼の目安になりますか?
- Q. 革ベルトが切れそうな場合、純正品以外のベルトに交換しても問題ありませんか?
- Q. 腕時計のガラスに小さな傷がついた場合、研磨で消すことはできますか?
- Q. クォーツ式腕時計の電池はどのくらいの頻度で交換する必要がありますか?
- Q. 水没してしまった腕時計を応急処置する方法はありますか?
- Q. 腕時計の修理見積もりだけを依頼して、修理をキャンセルすることは可能ですか?
- Q. 祖父から譲り受けたアンティーク時計でも修理してもらえますか?
- Q. オーバーホール中に代替の時計を貸してもらうことはできますか?
- Q. 時計修理にかかった費用は、確定申告で経費にできますか?
- Q. クロノグラフ(ストップウォッチ機能付き)の腕時計は、通常の機械式時計より修理費用が高くなりますか?
- Q. 腕時計の裏蓋に刻印されている「5ATM」「10BAR」などの表記はどういう意味ですか?
- Q. 腕時計を長期間使わずに保管する場合、何か注意すべきことはありますか?
- まとめ
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時計修理が必要になる故障の症状

腕時計の故障サインとして特に多いのは、動作停止・時間のズレ・ガラスの曇りの3つです。いずれも放置すると症状が進行しやすいため、異変に気づいた時点で早めに修理店やメーカーへ相談してください。以下では、修理の現場でよく見られる故障症状を順に解説します。
時計が動かない・止まる
腕時計がまったく動かないときに最も多い原因は電池切れです。クォーツ式なら電池交換で直ることもありますが、それでも動作しない場合は内部の電子回路や歯車が故障している可能性があります。
機械式腕時計の場合はゼンマイの巻き忘れのほか、オイル切れや部品の摩耗が考えられます。無理に動かそうとすると内部が破損するリスクがあるため、異常を感じた段階で修理店へ相談してください。
参考:日本時計協会
電池交換のタイミングや依頼先について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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・ブランド時計の電池交換完全版!交換時期や場所・自分で交換するリスクを解説
・電池切れでも時計の買取は可能?不安を解消するポイントと高く売るコツをご紹介
時間がズレる・狂う
腕時計の時間が目に見えて進んだり遅れたりする場合は、内部に異常が起きているサインです。特に毎日のように数分~数十分ズレるようであれば、オイルが乾いて歯車の動きが悪くなっていたり、耐磁性能が落ちて磁気帯びしている可能性があります。
高級機械式腕時計でも日差が多少出るのは正常範囲内ですが、毎日30秒以上ズレるようなら明らかに異常です。精度の乱れが大きくなってきたら、オーバーホールを含めた点検を受けてください。
参考:日本時計協会
磁気帯びへの対処法を詳しく解説した記事もあわせてご確認ください。
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カレンダー機能の不具合
腕時計のカレンダー(日付表示・曜日表示)が正しく切り替わらない場合は、修理が必要なサインです。多くの時計では深夜0時前後にカレンダーが自動で切り替わりますが、午前中まで変わらない、日付が飛んでしまう、まったく動かないといった場合はカレンダー機構の不良が考えられます。
カレンダー不具合の原因は歯車の欠損や潤滑不良であるケースが多く、放置すると隣接する機構にまでダメージが広がることがあります。気づいた段階で修理に出してください。
ガラスの曇りやヒビ割れ
風防ガラスの内側が曇っていたり水滴のようなものが見えたりする場合は、防水性能が低下して水分が侵入した可能性があります。パッキンの劣化が原因であることが多く、放置するとムーブメント全体にサビや腐食が広がるため、早急に修理店で点検を受けてください。
風防にヒビ割れや欠けが生じた場合も同様に要注意です。小さな傷でも隙間から水やホコリが侵入するため、見つけたら早めにガラス交換を依頼してください。
参考:日本時計協会
風防ガラスの修理や研磨について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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・ロレックスのガラスは研磨できる?研磨できる条件とその他の修理方法も紹介
衝撃による不具合
腕時計を落としたりぶつけたりした後に、動作不良が起きるケースは多いです。衝撃による代表的な症状は以下の通りです。
- 内部の歯車が外れる
- 針が外れる
- 文字盤がずれる
いずれも見た目には分かりにくいものもありますが、確実に動作に支障をきたします。
衝撃を受けた直後に腕時計が止まった場合は、複数の部品が同時に損傷している可能性があります。自分で判断せず、修理店で診断を受けてください。
参考:日本時計協会
壊れた時計の買取可否や査定のポイントについて知りたい方はこちらも参考にしてください。
- 関連記事はこちら
・壊れた時計でも買取は可能?高く売るコツと査定のポイント、ブランド別の注目点を解説
- おたからや査定員のコメント
査定の現場で最も多いご相談は「動かない」「遅れる」の二大症状です。電池交換で動くケースもありますが、内部の油切れや磁気帯びが潜んでいると再発率が高く、結果的にオーバーホールが不可欠になります。早期点検を行えば歯車や電子回路の摩耗が進まず、修理費を抑えながら資産価値を維持できます。また、風防の曇りは防水不良の赤信号。湿気が侵入するとムーブメント全体が錆び、大幅減額につながるため要注意です。少しでも気になる症状があれば、早めに専門店へご相談ください。

時計修理の主な種類

腕時計の修理は、電池交換のような軽作業からオーバーホール(分解掃除)、ガラス・リューズ(つまみ)の部品交換まで幅広い内容があります。以下では、修理の種類ごとに作業内容と費用の目安を解説します。
電池交換(クォーツ式時計)
クォーツ式腕時計は、電池の消耗に合わせて定期的な交換が欠かせません。一般的な電池寿命は2~3年程度ですが、モデルによっては5~10年もつこともあります。多くの時計には電池切れを知らせる秒針ジャンプ機能が搭載されており、秒針が2~4秒おきに飛ぶようになったら交換サインです。
電池切れのまま放置すると液漏れが発生し、基板やムーブメントが腐食して大きな故障につながるため、早めの交換を心がけてください。電池交換自体の費用はそれほど高額ではなく、一般的に1,000~3,000円台(※2026年4月時点の情報です)が目安です。
例えば、街の時計店や量販店では1,000円前後(※2026年4月時点の情報です)から対応可能ですが、ブランド公式サービスに依頼すると数千円かかることもあります。電池交換と同時にパッキン(防水用シール)の交換や防水テストを行ってもらうと安心です。
オーバーホール(分解掃除)
オーバーホールとは、腕時計を一度すべて分解し、部品の洗浄・注油を行ったうえで劣化した部品を交換し、再び組み上げるメンテナンスです。
機械式時計の場合、精密な歯車機構は数年ごとに油が切れて摩耗しやすくなるため、3~5年に一度の定期オーバーホールが推奨されています。オーバーホールを行えば内部の状態をリフレッシュでき、愛用の時計を何十年も使い続けることが可能です。
オーバーホールの費用はクォーツ時計で13,000円台から、機械式時計で16,000円台から(※2026年4月時点の情報です)が目安です。高級ブランド腕時計を正規サービスに出すと5万円以上になるケースも多く、ロレックスのオーバーホールは77,000~120,000円以上(※2026年4月時点の情報です)が相場とされています。
オーバーホールの納期はメーカー正規店で数週間~数か月と長めになる傾向があるため、スケジュールに余裕を持って依頼してください。
参考:ロレックス
ロレックスの買取をお考えの方は、おたからやの参考買取価格をご確認ください。
ロレックスのオーバーホール費用や依頼の流れを知りたい方はこちらもご覧ください。
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・ロレックスのオーバーホールにかかる期間・費用の目安を紹介!依頼の流れや注意点も
ベルト(バンド)の修理・交換
腕時計のベルト(バンド)の修理・交換は、依頼件数の多い作業の一つです。金属ブレスレットの場合、長さ調整(コマ詰め)は比較的簡単な作業で、料金相場は1コマあたり数百円~1,000円程(※2026年4月時点の情報です)です。革ベルトでは新たに穴を開ける加工も可能で、その場合は1穴あたり200~4,400円前後(※2026年4月時点の情報です)が目安となります。
長年使用しているとベルトの留め具(バックルや中留)がゆるんだり壊れたりすることもあります。その場合、部品が残っていれば溶接修理で対応できることもありますが、完全に破損したときは留め具ごと交換が必要です。交換用パーツの取り付け工賃はおよそ1,500~3,000円程度(※2026年4月時点の情報です)になります。
ただし、ロレックス等の高級時計で純正ベルトに交換する場合、素材によって価格が大きく異なり、数万円~10万円以上(※2026年4月時点の情報です)の費用になるケースもあります。ベルト交換やコマ調整を自分で行うことも可能ですが、時計本体に傷をつけるリスクがあるため、修理店への依頼が無難です。
参考:オメガ
風防ガラスの修理・交換
風防ガラスにヒビが入った腕時計は、すぐに修理・交換してください。割れたガラスの微細な破片がムーブメントに入り込み、内部の部品を傷つける危険があります。強い衝撃でガラスが割れた場合は、ムーブメント内部まで破損している可能性があります。ガラス交換だけでなくオーバーホールで全体を点検するのがおすすめです。
風防ガラスの交換費用は素材によって異なり、一般的なアクリル製なら6,000円台~、強化ミネラルガラスで1万円前後~、高級時計に多いサファイアガラスだと1万6,000円~(※2026年4月時点の情報です)が目安です。小さな擦り傷程度であれば、アクリル風防の場合は研磨(ポリッシュ)で傷を消せることもあります。その場合の費用は2,000円程度~(※2026年4月時点の情報です)と安価なことが多いです。
リューズ(巻き芯)の修理・交換
リューズ(巻き芯)は腕時計の側面にあるつまみ部品で、時刻合わせや手巻き操作に使います。経年劣化や損傷によって動作不良を起こすことがあり、放置すると防水性能にも影響が及びます。例えばねじ込み式のリューズが最後まで締まらず空回りする、引っ張っても外れてしまう、あるいは固着して回らないといった症状です。
リューズ不良の主な原因は以下の通りです。
- ねじ山の摩耗
- ゴミの詰まり
- 錆び付き
- 油切れ
無理に力を加えると破損が広がるため、回しづらさを感じた段階で修理店へ持ち込んでください。リューズやその受け側のチューブが劣化している場合、リューズ交換で対応します。
費用相場は一般的なブランドで5,500円~、有名高級ブランドだと8,800円以上(※2026年4月時点の情報です)かかることもあります。リューズは防水性能を左右する部品でもあるため、不具合を放置すると隙間から水分が侵入して故障が広がります。わずかな異常でも交換を検討してください。
参考:ロレックス
針や文字盤のトラブル修理
腕時計の時針・分針・秒針や、文字盤上のインデックス(数字・目盛り)は衝撃に弱い繊細なパーツです。落下などで強い衝撃が加わると、針が軸から外れて取れてしまったり、曲がって他の針と干渉して動かなくなることがあります。また、インデックスが外れて文字盤上で動いてしまうケースも見られます。
針が外れた場合は、正しい位置に再度取り付ける修理が必要です。針のゆるみが原因であれば、取り付け部の穴をカシメ直し(締め直し)して対応します。修理料金の相場は針の付け直しで4,000円台~(※2026年4月時点の情報です)です。
衝撃で針が外れるほどのトラブルが起きている場合は、針の取り付けだけでなくオーバーホールで内部全体を点検するのがおすすめです。修理後に再発しそうな場合は、該当部品を新品交換する方が安心です。
参考:グランドセイコー
防水パッキンの交換
腕時計のケース・裏ブタ・リューズには「パッキン」と呼ばれるゴム製の密封リングが使われており、水分やホコリの侵入を防いでいます。パッキンは防水性能を左右する部品ですが、年月とともにゴムが硬化して弾力を失い、密封力が低下してしまうものです。
パッキンが劣化すると、ガラス内側の曇りや秒針軸への水滴付着といった症状が現れます。放置すると内部パーツにサビが発生し、腕時計が正常に動かなくなる原因にもなるため、早めに交換してください。パッキン交換自体の費用は非常に安価で、相場は550円程度~(※2026年4月時点の情報です)です。
パッキン交換は数百円程度で済むため、電池交換のタイミングにあわせて依頼するのがおすすめです。防水仕様の腕時計でも、2~3年に一度はパッキンの状態を確認してもらいましょう。
時計修理を依頼できる主な先と特徴

腕時計の修理先は「メーカー正規サービス」「時計修理専門店」「家電量販店・一般の時計店」の3つに大きく分かれ、それぞれ費用・仕上がり・納期が異なります。
家電量販店・一般店に修理を依頼する場合
家電量販店・一般店に時計修理を依頼する場合のメリットやデメリットは下記のとおりです。
メリット
- 比較的気軽に相談しやすく、即日対応してもらえるケースが多い
- 電池交換やベルト調整などの軽作業はその場で完結することもある
- メーカー修理より費用が抑えられる傾向がある(例:電池交換1,000~2,000円ほど)
- 一部の量販店では修理料金にポイントが付くなど、お得感がある
デメリット
- 高度な修理は対応できず、外注またはメーカー送りになることがある
- 中継手数料が発生し、結果的に割高な見積もりになる場合がある
- 純正部品が用意できず、社外部品で代用されるケースがある
- メーカー保証が無効になる可能性がある(特に購入店舗以外で修理した場合)
- 修理職人と直接やりとりできず、細かな希望が伝わりにくい
家電量販店は電池交換やベルト調整といった軽作業には便利ですが、ロレックスやオメガなどの高級腕時計や複雑機構の修理には不向きな場合があります。症状が重い場合や純正部品での対応を望む場合は、メーカー正規サービスや修理専門店への依頼が安心です。
時計修理専門店に修理を依頼する場合
時計修理専門店に依頼する場合のメリットやデメリットは下記のとおりです。
メリット
- メーカー修理より費用を抑えやすい(例:オーバーホールが25,000~70,000円程度)
- 必要最低限の部品交換で済ませてくれる柔軟な対応が可能
- メーカーより納期が早い場合がある(部品在庫や職人の手配による)
- 修理職人と直接相談できるため、要望が伝わりやすい
- 宅配対応の店舗も多く、遠方からでも依頼できる
デメリット
- 特定ブランドの純正部品が入手できないことがある
- 高度な機構(例:トゥールビヨン等)は対応不可の場合がある
- 技術力に店舗ごとの差があり、選定に注意が必要
- 修理後にメーカー保証が適用されない
- 独自の修理保証は内容にばらつきがあるため事前確認が必要
多くの修理専門店には国家資格「一級時計修理技能士」を取得した職人や、メーカーで技術者を務めた経験を持つスタッフが在籍しており、技術力の面で安心して依頼できます。
部品の再利用や必要最低限の交換で対応してくれるケースも多く、費用を抑えたい場合に向いています。修理費用は故障内容や店舗によりますが、例えばオーバーホールなら25,000~70,000円程度で収まることが多いです。
一方で、ブランドによっては純正部品が入手できない場合があり、トゥールビヨンなど高度な機構を搭載した腕時計は修理を断られるケースもあります。
修理専門店は技術力に店舗ごとの差があるため、過去の修理実績や利用者の評判を事前に調べてから依頼先を決めてください。メーカー公式のサービスではないため、修理後にメーカー保証が受けられなくなる点にも注意が必要です。
メーカー正規サービスに修理を依頼する場合
メーカー正規サービスに時計修理を依頼する場合のメリットやデメリットは下記のとおりです。
メリット
- 純正部品のみを使用するため、時計本来の性能が維持される
- 不具合箇所だけでなく、予防的な部品交換も実施される
- 修理後に正規のメーカー保証が付くため、アフターサポートも万全
- メンテナンス記録がメーカーに残ることで、将来的な資産価値の証明になる
- 外装仕上げや防水検査など、全体的に高品質な作業が期待できる
デメリット
- 修理費用が比較的高額(例:ロレックスのオーバーホールで約7.7万~12万円以上)
- 納期が長くなる傾向があり、特に海外メーカーでは数ヶ月かかることもある
- 製造終了から年数が経過したモデルは修理対象外となる可能性がある
- 並行輸入品は修理を断られる場合がある
- 見積もりまでに時間がかかり、キャンセル時の返送料も自己負担になることがある
メーカー正規サービスの最大の強みは、純正部品だけを使った高品質なメンテナンスを受けられる点です。現在の不具合箇所に加え、今後トラブルが起きそうな部品まで予防的に交換・調整してもらえるため、修理後の性能と信頼性が長く維持されます。
費用面では、メーカー正規サービスは比較的高額になる傾向があります。修理料金が腕時計の新品販売価格に準じて設定されるため、高級モデルほど修理代が上がりやすいです。ロレックスのオーバーホール費用は約7.7万~12万円以上(※2026年4月時点の情報です)が目安です。パテック フィリップやヴァシュロン・コンスタンタンなど世界三大時計ブランドでは、さらに高い費用になるケースもあります。
納期は国内メーカーで2~4週間程度、海外メーカーの場合は本国工房での修理となるため数か月(最長で半年ほど)かかる場合があります。腕時計を長期間手放すことになるため、余裕のあるスケジュールで依頼してください。
参考:オメガ
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時計修理の費用相場

時計修理の費用は修理内容・時計の種類・依頼先によって幅があります。以下の表に、代表的な修理ごとの費用相場をまとめました。
| 修理内容 | 費用相場(税込目安) | 補足 |
| 電池交換 | 1,000~6,000円 | 高級ブランドの正規修理は1万円近くになる場合あり |
| オーバーホール(国産・一般モデル) | 15,000~50,000円 | クォーツ式は比較的安価、機械式は高め |
| オーバーホール(ロレックス) | 40,000~110,000円以上 | 複雑機構モデルは20万円を超えるケースも |
| オーバーホール(修理専門店利用) | 25,000~70,000円 | メーカー正規より費用を抑えやすい |
| ガラス交換 | 6,000~16,000円以上 | サファイアガラスは高額になりやすい |
| リューズ交換 | 5,500~8,800円以上 | 高級ブランドは1万円を超える場合あり |
| 針の取り付け直し | 4,000円前後~ | 衝撃で外れた場合はオーバーホール推奨 |
| パッキン交換 | 500円程度~ | 電池交換と同時に依頼するのがおすすめ |
※2026年4月時点の情報です
上記はあくまで目安であり、腕時計のブランドや症状によって金額は変動します。正確な費用は実物を修理店に持ち込んで見積もりを取得するのが確実です。見積もり額に納得してから正式に依頼してください。
電池交換の費用相場
クォーツ時計の電池交換は最も依頼の多い修理の一つで、費用は1,000~6,000円程度(※2026年4月時点の情報です)が相場です。一般的な国産モデルなら数千円以下で済みますが、ロレックスやオメガなどの高級ブランドでは、正規メーカー修理に出すと数千円~1万円(※2026年4月時点の情報です)近くかかるケースもあります。
参考:オメガ
オーバーホールの費用相場
オーバーホール(分解清掃)の料金は、時計の機構や依頼先によって幅があります。一般的には15,000~50,000円前後(※2026年4月時点の情報です)が目安ですが、高級時計ではさらに高額です。
たとえば、ロレックスの場合、メーカー正規修理で約7.7万~12万円程度、複雑機構付きモデルでは15万円以上(※2026年4月時点の情報です)になることも。一方で、街の修理専門店なら2~7万円程度(※2026年4月時点の情報です)で対応できる場合もあります。
部品交換の費用相場
故障の箇所によっては、部品交換が必要となり、その分費用も追加されます。主な部品交換の費用目安は以下の通りです。
- ガラス交換:素材によって6,000~16,000円以上
- リューズ交換:5,000~8,000円以上
- 針の取り付け直し:4,000円前後~
- パッキン交換:500円程度~
※2026年4月時点の情報です
修理費用は時計のブランドや症状によって大きく変わります。正確な金額は実物を確認しないとわからないため、まずは修理店に見積もりを依頼してください。見積もりの内容と金額に納得してから、正式に修理を依頼しましょう。
修理前に時計の売却を検討している方は、買取時に必要な準備物もチェックしておきましょう。
- 関連記事はこちら
・高級時計の買取で必要なものは?事前に準備すべき持ち物と高く売るコツ
時計修理にかかる期間

時計修理に要する期間は、修理内容の種類や依頼先の違いによって大きく変わります。急ぎの対応が必要な場合や大切な時計を長く預けたくない場合には、あらかじめ納期を確認しておくことが大切です。
具体的なケース別の修理期間の目安を以下で解説します。
修理内容による期間の違い
腕時計の修理期間は、作業の複雑さによって大きく変わります。以下の表で修理内容ごとの目安を確認してください。
| 修理内容 | 期間の目安 |
| 電池交換・ベルト調整 | 数分~数十分(即日完了が多い) |
| パッキン交換・磁気抜き | 即日~数日 |
| ガラス交換・リューズ交換 | 1~3週間 |
| オーバーホール(軽度) | 2~4週間 |
| オーバーホール(重度・部品交換あり) | 1~3か月 |
| 水入り・複数箇所の故障 | 1~3か月以上 |
水入りのように原因の特定が難しいケースや、複数箇所に不具合がある場合は、表中の目安よりさらに長期化することがあります。
依頼先による期間の違い
腕時計の修理期間は、依頼する場所によっても大きく異なります。
| 依頼先 | 簡易修理(電池交換など) | オーバーホール |
| 家電量販店・街の時計店 | 即日対応が多い | 外注対応のため3~6週間 |
| 時計修理専門店 | 即日~数日 | 2~3週間程度 |
| メーカー正規サービス(国内ブランド) | 1~2週間 | 2~4週間 |
| メーカー正規サービス(海外ブランド) | 2~4週間 | 3~6か月 |
海外ブランドのメーカー正規サービスは本国の工房へ送付する場合があり、修理期間が数か月に及ぶケースもあります。急ぎの場合は、あらかじめ納期を確認してから依頼先を決めてください。
時計を修理に出す際の注意点

大切な腕時計を安全に修理に出すためには、いくつかのポイントに注意が必要です。特に高級時計の場合、依頼先の選定や事前準備の丁寧さが仕上がりやトラブル回避に大きく影響します。ここでは修理依頼時に押さえておきたい具体的な注意点を解説します。
信頼できる修理店・サービスを選ぶ
時計修理の仕上がりは依頼先によって大きく差が出ます。修理店を選ぶ際は、一級時計修理技能士の在籍有無やブランド腕時計の修理実績を確認してください。
ロレックスやオメガなど高級モデルは修理の専門性が高いため、メーカー正規サービスか実績豊富な修理専門店を選んでください。口コミや評判だけでなく、実店舗の有無や対応可能なブランド範囲も事前に確認しておくと失敗を防げます。
参考:厚生労働省
依頼前の相談と見積もりを忘れずに行う
腕時計をいきなり修理店に送るのではなく、電話やメールで症状を事前に伝えると手続きがスムーズに進みます。症状に応じた概算見積もりを出してもらえば、費用感や修理方針が事前に把握できるでしょう。
可能であれば、腕時計の実物を店頭に持ち込んで見積もりを取るとより正確な金額が出ます。見積額が想定を超えていた場合はキャンセルもできるため、納得してから正式に依頼してください。
修理と売却で迷っている方は、まずおたからやで現在の買取価格を確認してみましょう。
梱包と発送は慎重に行う
腕時計を遠方の修理店へ郵送する場合は、輸送中の破損を防ぐ丁寧な梱包が欠かせません。時計本体はプチプチや緩衝材でしっかり巻き、動かないようテープで固定します。
段ボールには隙間なく緩衝材を詰め、外部からの衝撃を吸収できるようにしてください。発送時は宅急便など補償付きのサービスを選び、「精密機器」「取扱注意」といった注意書きを明記するのも忘れないようにしてください。
時計修理を断られるケース

修理店やメーカーから「修理できない」と断られるケースは意外と多いです。古いモデルや特殊構造の腕時計は、部品が入手できなかったり技術的に対応が難しかったりする場合があります。
時計修理を断られる代表的な理由を以下で紹介します。
部品の入手が困難である
製造から年数が経ったモデルや限定品では、修理に必要な純正パーツがすでに製造終了・在庫切れとなっており、修理を受け付けてもらえないことがあります。
メーカー正規サービスでは純正部品の使用が原則のため、代替パーツでの修理は行われません。純正パーツの在庫がない時点で受付を断られます。
修理技術の限界がきている
トゥールビヨンや永久カレンダーなど複雑機構を搭載した腕時計は、修理に高度な技術と専用設備が求められます。
一般的な修理店では対応が難しく、「技術的に修理不可」と断られる場合があります。置時計や古い掛時計も、腕時計専門の修理店では受け付けてもらえないことが多いです。
参考:オーデマ ピゲ
製品仕様上の制約がある
一部の腕時計は、分解修理を前提とした設計になっていません。たとえば、非常に安価なクォーツ時計やカプセル構造(ケースが密封されて開けられない構造)の時計がこれに該当します。
また、電子制御部分のモジュールや基板が既に製造中止の場合、代替部品が存在せず修理が困難となることがあります。
コピー品や改造品である
コピー品や改造が施された腕時計は、修理店・メーカーともに受付を断られます。他社製パーツが使われていたりシリアルナンバーが削られていたりする腕時計は正規品と判断できず、法的・倫理的な理由から修理対象外となります。
過去に非純正パーツで修理された形跡がある場合も、同様に断られる可能性があります。
ユーザーによる分解・改造が見受けられる
腕時計を自分で分解しようとして部品が破損・欠落した状態では、修理店でも復元が困難なことがあります。誤った組み立てにより内部が複雑に損傷していると、プロの技術者でも正常な状態に戻すのが困難です。
自己分解の痕跡がある腕時計は、修理を受け付けてもらえないリスクが高いため、安易に裏蓋を開けないでください。
参考:ロレックス
腕時計の修理を自分で行うリスク

腕時計の電池交換やベルト調整を自分で行うと、専門店への依頼費用を節約できる反面、取り返しのつかない失敗につながるリスクがあります。自分で修理を行う場合、以下のようなリスクがあります。
- ケースへの傷:裏蓋を開ける際に工具の扱いを誤ると発生しやすい
- 防水性能の喪失:防水パッキンを傷めたり切ってしまうおそれがある
機械式時計の場合、素人が内部の歯車やゼンマイに触れると部品が破損し、かえって修理費用が高額になるおそれがあります。さらに、自分で分解した形跡がある腕時計はメーカー保証の対象外となることがあり、正規サービスセンターでの修理を受けられなくなる可能性も見逃せません。
電池交換程度の軽作業であっても、作業の精度次第で防水性能が低下する場合があり、防水テストには専用の機材が必要なため自宅では実施できません。修理費を抑えたい気持ちは理解できますが、大切な腕時計を長く使い続けるためには、技術と設備の整った修理店に依頼するのが確実です。
腕時計を長持ちさせるためのケア・メンテナンス

腕時計の寿命は、日頃の扱い方やメンテナンス習慣で大きく変わります。特に高級腕時計は、日々の扱い方やケアの差が数年後のコンディションに大きく影響します。
腕時計を長持ちさせるための5つの基本ケアを以下で紹介します。
水に濡らさないよう注意する
防水仕様の腕時計でも、パッキンの経年劣化で防水性能は徐々に低下します。シャワー・入浴・プールでの着用はリスクが高いため、水に触れる場面では外す習慣をつけてください。
万が一濡れてしまった際は、すぐに柔らかい布で拭き取り、ガラスの曇りや異常が見られる場合は早めに点検を受けるようにしてください。
日常のケア方法をより詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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・【保存版】高級時計の手入れ方法!日常ケアからオーバーホールまで徹底解説
磁気を発するものに近づけない
日常生活には強い磁気を発するアイテムがあふれています。
- スマートフォン
- イヤホン
- バッグの磁石式留め金
腕時計をこれらの近くに置くと、機械式ムーブメントが磁気帯びを起こし、精度が乱れる原因になります。
一度磁気帯びした腕時計は専用の消磁器で処置しなければ精度が戻りません。保管場所は磁気源から離れた位置を選んでください。
参考:オメガ
衝撃を与えないよう心がける
腕時計は見た目以上に内部構造が繊細です。ちょっとした落下や、家具・壁への接触などの衝撃がムーブメントにダメージを与える原因になります。
スポーツや力仕事の際は腕時計を外しておくのが無難です。日常動作の中でも、無意識に壁や家具にぶつけないよう気をつけてください。
参考:リシャール・ミル
定期的に汚れを清掃する
汗・皮脂・ホコリが腕時計の表面やベルトの隙間にたまると、サビや腐食の原因になります。週に一度は柔らかい布で全体を拭き取り、金属ベルトの間は綿棒や歯ブラシで優しく汚れを落とすと清潔な状態を保てます。
防水性の高い時計なら薄めた中性洗剤で洗浄も可能ですが、その後の水気の除去と乾燥は必須です。革ベルトの場合は水に弱いため、湿気がついたらすぐに乾かし、専用の保革剤でケアしてください。
数年に一度のオーバーホールを行う
機械式腕時計は3~5年に一度のオーバーホール(分解掃除)が推奨されています。内部の潤滑油は時間の経過で劣化し、放置すると部品同士の摩擦が増して故障につながります。
定期的にオーバーホールを行うことでムーブメントの寿命が延び、腕時計全体の性能を維持できます。高級腕時計は世代を超えて受け継げる資産でもあるため、価値を保つうえでも継続的なメンテナンスが欠かせません。
- 関連記事はこちら
・高級時計の寿命はどれくらい?一生モノにするためのメンテナンスや素材ごとの違いをご紹介
・自動巻き時計を使わない時はどうする?正しい保管方法とメンテナンスのポイント
時計修理に関するよくある質問

腕時計の修理について、読者から寄せられることの多い疑問をQ&A形式で20問まとめました。修理を検討する際の判断材料として、ぜひ参考にしてください。
Q. 腕時計が動かなくなった場合、修理に出す前に自分で確認できることはありますか?
A.
クォーツ式の腕時計であれば、まずリューズが正しい位置に押し込まれているかを確認してください。リューズが引き出された状態だと秒針が止まる仕様の機種があります。
機械式の腕時計であれば、手動で30~40回ほどリューズを巻き上げて動き出すか試してみてください。それでも動かない場合は内部の故障が疑われるため、無理にリューズを回し続けず、修理店への持ち込みを検討するのがおすすめです。
Q. オーバーホールを一度もせずに10年以上使い続けた腕時計でも、修理で元どおりになりますか?
A.
10年以上オーバーホールを行っていない腕時計でも、部品の摩耗や破損が限定的であれば修復できる可能性があります。ただし、潤滑油の完全な劣化によって歯車やピボット(軸)が削れていると、複数の部品交換が必要になり費用が高額になりがちです。修理可否と費用の見通しは実物を診てもらわないと判断できないため、まずは見積もり依頼から始めてください。
Q. 腕時計の磁気帯びはどのように判別すればよいですか?
A.
もっとも手軽な方法は、方位磁石(コンパス)を腕時計に近づけることです。コンパスの針が腕時計に引き寄せられるように大きく振れたら、磁気帯びの可能性が高いと判断できます。スマートフォンの磁力計アプリでも簡易チェックは可能です。
軽度の磁気帯びであれば市販の消磁器(2,000~3,000円程度)で対処できますが、分解が必要なほど強い磁化が起きている場合は、修理店で専用装置による消磁とオーバーホールを受けてください。
Q. 電池交換をしてもらった直後に腕時計がまた止まってしまいました。考えられる原因は何ですか?
A.
電池交換直後に再停止する場合、ムーブメント内部の電子回路やコイルの劣化が原因として考えられます。電池切れの状態で長期間放置していた腕時計は、液漏れによる基板腐食が進行しているケースもあります。
電池交換だけでは根本原因が解消されていない可能性が高いため、ムーブメントの点検を含むオーバーホールが必要になる場合があります。
Q. 機械式時計の日差(1日の時間のズレ)はどの程度なら正常範囲ですか?
A.
機械式腕時計の日差は、一般的に-10秒~+20秒程度であれば正常範囲とされています。高級ブランドのクロノメーター認定モデルでは日差-4秒~+6秒以内が基準です。ただし、日差が30秒以上になったり、日によって進み・遅れが大きく変わったりする場合は、オイル劣化や磁気帯びなどの不調が疑われます。精度が明らかに乱れてきたら、早めに修理店で精度測定を受けてください。
Q. 並行輸入品の腕時計でもメーカー正規サービスで修理を受けられますか?
A.
ブランドによって対応が異なります。ロレックスやオメガなどは並行輸入品でも正規サービスセンターで修理を受け付けてもらえるケースが多いです。
一方で、一部ブランドでは正規販売店で購入した製品のみを修理対象としていたり、並行輸入品には割増料金を適用する「並行差別」を行っている場合もあります。購入前にブランドのアフターサービス方針を確認しておくと安心です。
Q. 修理に出した後に追加費用が発生することはありますか?
A.
腕時計の修理では、裏蓋を開けて内部を確認した段階で、見積もり時には判明しなかった不具合が見つかることがあります。追加費用が発生する場合は、修理店から連絡が入り、作業を進めるかどうかの判断を求められるのが一般的です。
依頼時に「追加費用が発生した場合は必ず連絡してほしい」と伝えておくとトラブルを防げます。
Q. 修理後の保証期間はどの程度が一般的ですか?
A.
腕時計の修理後の保証期間は、修理店によって異なりますが、6か月~1年間が一般的な目安です。メーカー正規サービスでは2年間の保証が付くケースもあります。
保証の対象範囲は「修理した箇所に同一の不具合が再発した場合」に限定されることが多いため、保証書に記載された条件を受け取り時に確認してください。保証期間内に異常が出た場合は、早めに修理先へ連絡してください。
Q. 時計修理店を選ぶとき「一級時計修理技能士」の資格は信頼の目安になりますか?
A.
一級時計修理技能士は、時計修理に関する国家資格(技能検定)であり、実技試験と学科試験の両方に合格する必要があります。資格を保有する職人が在籍している修理店は、一定水準以上の技術力を備えていると判断できます。
ただし、資格だけで修理品質のすべてが保証されるわけではないため、修理実績・取り扱いブランドの幅・口コミ評価なども併せて確認するのがおすすめです。
Q. 革ベルトが切れそうな場合、純正品以外のベルトに交換しても問題ありませんか?
A.
純正品以外の革ベルトへの交換は問題なく行えます。ラグ幅(時計本体のベルト取り付け部分の幅)さえ合っていれば、社外品ベルトでも装着可能です。
ただし、高級時計の場合は純正ベルトを使うことで見た目の統一感が保たれるだけでなく、将来の売却時に査定評価が高くなる傾向があります。日常使い用に社外品を使い、純正品は保管しておくという方法もあります。
Q. 腕時計のガラスに小さな傷がついた場合、研磨で消すことはできますか?
A.
アクリル(プラスチック)風防であれば、専用の研磨剤を使って浅い傷を目立たなくすることが可能です。費用は2,000円前後(※2026年4月時点の情報です)から対応している修理店が多いです。
一方、サファイアガラスやミネラルガラスの傷は硬度が高いぶん研磨では消せないため、ガラス自体の交換が必要になります。研磨か交換かは傷の深さと風防の素材で判断されるため、修理店に実物を見せて相談してください。
Q. クォーツ式腕時計の電池はどのくらいの頻度で交換する必要がありますか?
A.
クォーツ式腕時計の電池寿命は一般的に2~3年程度です。ソーラー充電式の場合は電池交換が不要なモデルもありますが、二次電池の劣化により10~15年程度で交換が必要になるケースがあります。
電池切れのサインとして、秒針が2秒飛びや4秒飛びで動く「EOL(End of Life)機能」が搭載されている機種が多いので、秒針の動きが不規則になったら交換時期と判断してください。
Q. 水没してしまった腕時計を応急処置する方法はありますか?
A.
水没した腕時計は、柔らかい布で外側の水分を拭き取り、できるだけ早く修理店に持ち込むのが最善の応急処置です。「乾燥剤と一緒にジップ付き袋に入れる」という方法もありますが、あくまで修理店に持ち込むまでの一時的な措置にすぎません。水没による腐食は時間の経過とともに進行するため、放置せず即日で修理店に相談してください。
Q. 腕時計の修理見積もりだけを依頼して、修理をキャンセルすることは可能ですか?
A.
見積もりだけ依頼して修理をキャンセルすること自体は、多くの修理店で可能です。ただし、見積もりのために裏蓋を開けたり部品を分解した場合は、キャンセル料や分解組み立て手数料(1,000~5,000円程度)が発生する店舗もあります(※2026年4月時点の情報です)。
メーカー正規サービスの場合はキャンセル時に返送料が自己負担となるケースが一般的です。事前に「見積もり後のキャンセルは可能か」「キャンセル料はいくらか」を確認しておくと安心です。
Q. 祖父から譲り受けたアンティーク時計でも修理してもらえますか?
A.
アンティーク時計の修理に対応している修理店であれば、依頼可能です。ただし、製造から数十年以上経過した腕時計は純正部品の在庫がなく、職人が旋盤などで部品を手作りして対応するケースもあります。
部品製作が必要な場合は通常の修理より費用と期間がかかるため、アンティーク時計の取り扱い実績が豊富な修理店を選ぶことが大切です。メーカー正規サービスでは製造終了から一定年数を経過したモデルの修理を断る場合もあります。
Q. オーバーホール中に代替の時計を貸してもらうことはできますか?
A.
一部の時計修理店やメーカー正規サービスでは、修理期間中に代替時計の貸し出しサービスを行っている場合があります。ただし、すべての店舗で対応しているわけではなく、貸出可能な在庫がない場合は利用できません。
代替時計の有無は依頼前に確認しておくのがおすすめです。長期間の修理が見込まれる場合は、手持ちの別の時計を用意しておくか、修理店にあらかじめ納期を聞いてスケジュールを調整してください。
Q. 時計修理にかかった費用は、確定申告で経費にできますか?
A.
事業で使用している腕時計の修理費用は、事業経費として計上できる場合があります。勘定科目は「修繕費」が一般的です。ただし、腕時計がプライベート兼用の場合は「家事按分」として事業使用割合に応じた金額のみ経費にできます。
修理費が高額(おおむね20万円以上)になる場合は「資本的支出」に該当し、一括経費ではなく減価償却の対象となることもあるため、税理士への相談をおすすめします。
Q. クロノグラフ(ストップウォッチ機能付き)の腕時計は、通常の機械式時計より修理費用が高くなりますか?
A.
クロノグラフ搭載の腕時計は、通常の3針モデルに比べて内部パーツの点数が多く、組み立てや調整に高い技術が求められるため、オーバーホール費用は1.5倍~2倍程度になるのが一般的です。
たとえば、3針モデルのオーバーホールが3万円前後の修理店でも、クロノグラフは5万円~7万円台(※2026年4月時点の情報です)になることがあります。プッシュボタンの動作不良やカム・レバーの摩耗が見つかると部品交換費用もさらに加算されます。
Q. 腕時計の裏蓋に刻印されている「5ATM」「10BAR」などの表記はどういう意味ですか?
A.
「5ATM」や「10BAR」は、腕時計の防水性能を示す表記です。5ATM(5気圧防水)は水仕事や水泳に対応するレベルを意味し、10BAR(10気圧防水)は水泳やマリンスポーツなどにも耐えられるレベルを意味します。
ただし、防水性能は経年劣化によって低下するため、パッキン交換を定期的に行わないと表記どおりの性能を維持できません。水中で使用する場面が多い方は、2~3年に一度は防水テストを受けることをおすすめします。
Q. 腕時計を長期間使わずに保管する場合、何か注意すべきことはありますか?
A.
腕時計を長期保管する場合は、直射日光・高温多湿・磁気を避けられる場所に収納してください。機械式腕時計はゼンマイが完全に解けた状態で長期間放置すると、内部の潤滑油が偏って固着する原因になります。
月に一度はリューズを巻き上げて動かすか、ワインディングマシン(自動巻き上げ装置)を活用して油の循環を維持するのが理想的です。クォーツ式腕時計は電池を入れたまま放置すると液漏れのリスクがあるため、長期間使わない場合は電池を抜いて保管してください。
まとめ
腕時計の故障症状・修理の種類・費用相場・依頼先の選び方・日頃のケア方法まで解説してきました。時計修理は専門性の高い分野ではあるものの、故障の症状と修理先の特徴を理解しておけば、適切な対応を取りやすくなります。「調子がおかしいかも」と感じたら放置せず、まずは修理店に相談してください。
異変を感じたら早めに修理に出すことで、症状の悪化を防ぎ、修理費用を抑えることにもつながります。日頃の取り扱いに気を配り、定期的なオーバーホールを続けていけば、腕時計は何十年と使い続けることができます。
「おたからや」での「腕時計」の参考買取価格
「おたからや」での「腕時計」の参考買取価格をご紹介します。
| 画像 | モデル名 | 参考買取価格 |
|---|---|---|
![]() |
パテック フィリップ ノーチラス 5990/1R-001 ブルー |
43,393,000円 |
![]() |
ロレックス デイトナ 116568BR |
19,606,000円 |
![]() |
カルティエ サントス |
17,780,000円 |
![]() |
オーデマ ピゲ ロイヤルオーク 5402ST ブラック |
17,034,000円 |
※こちらの金額は2026年4月時点のものです。状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
腕時計の買取価格は、リファレンスナンバー・製造年・素材・付属品の有無によって大きく変わります。「おたからや」では、専門の鑑定士がムーブメントやブレスレットの状態まで確認したうえで、国内外の最新相場に基づいた査定額をご提示します。
箱・保証書がなくても評価対象となるため、まずは無料査定で現在の価値をお確かめください。国内外で人気のスポーツモデルからドレスウォッチまで幅広く取り扱い、査定後のキャンセル料も不要です。安心してご相談ください。
- おたからや査定員のコメント
ムーブメントの状態は外観以上に価格へ直結いたします。オーバーホール歴が分かる明細やメーカー修理の控えを時計と一緒にご提示いただくと、内部コンディションを具体的に把握できるため評価が上がりやすいです。ブレスの伸びやガラスの小傷は減額幅が大きくありませんが、リューズ不良やクロノグラフ針のズレは精度確認で判明した時点で修理費を考慮するため査定に影響いたします。ご売却前に磁気抜きや軽清掃を行い、付属品をひとまとめにしてお持ち込みいただければ、即日でベストプライスをご提示しやすくなりますのでぜひご準備ください。

腕時計の買取なら「おたからや」
「修理に出すべきか、手放すべきか迷っている」「使わなくなった腕時計の価値だけでも知りたい」という方は、「おたからや」への相談もご検討ください。
高価買取「おたからや」は全国に約1,750店舗以上を展開し、51ヵ国との取引実績を持つ買取サービスです。ロレックス・オメガ・グランドセイコーなどの実用モデルから、パテック フィリップ・オーデマ ピゲ・リシャール ミルといったハイエンドモデルまで、豊富な査定実績があります。
熟練の鑑定士がリファレンス番号・製造年・ムーブメントの状態・付属品の有無を一点ずつ丁寧に確認し、国内外の最新相場を反映した査定額を提示します。電池切れ・ブレスの伸び・小傷がある腕時計でも適正に価値を見極めるため、「状態が悪いから」と諦める必要はありません。
査定は無料・予約不要で、その場で現金買取にも対応しています。査定後のキャンセル料もかかりませんので、「まずは値段だけ知りたい」という方もお気軽にご相談ください。店頭買取のほか、出張買取にも対応しており、LINE査定やメール査定で事前にお見積もりを確認いただくことも可能です。
※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。
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