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    オーバーホールにかかる
    期間・
    費用の目安を紹介!
    依頼の流れや注意点も

ロレックスの
オーバーホールにかかる
期間・
費用の目安を紹介!
依頼の流れや注意点も

ロレックスオーナーが気を付けたいのが、定期的な時計のメンテナンスです。精密機器である時計は、オーバーホールと呼ばれるプロによるメンテナンスが欠かせません。

普段の使用方法に問題がなくても、オーバーホールを怠ると不具合や故障につながるおそれがあるため注意が必要です。

今回は、ロレックスのオーバーホールについて、期間や費用の目安、依頼の流れや注意点などを詳しく解説します。適切なメンテナンスを行ない、大切なロレックスの資産価値を長く保ちましょう。

ロレックスにオーバーホールが
必要な理由

オーバーホールとは、ロレックス本来の性能を取り戻すメンテナンスのことです。腕時計を分解洗浄するほか、必要に応じて不良パーツの交換やオイル差しなどを行ないます。

時計の内部は複数の部品で構成されているため、外観上は問題がなくても、部品の劣化やゴミが混入している可能性があります。定期的にオーバーホールを行なうことで、ロレックスの故障を未然に防ぎ、長く愛用できるようになるのです。

オーバーホールに適した頻度

ロレックスのオーバーホールを行なう頻度の目安は、3~5年に1回とされています。ただし、この頻度は良い状態で使用できているケースでの目安です。時計のモデルや使用頻度によって、オーバーホールをすべきタイミングは異なります。

ちなみにロレックスの公式サイトでは「10年以内にオーバーホールを受けること」を推奨しています。個々の状況に応じて判断すべきところといえるでしょう。

ただし大前提として、時計に大きな不具合が起こる前に行なうことにオーバーホールの意義があります。

そのため、特に問題がなくても定期的にオーバーホールに出すのが理想です。もちろん、時計の動作や操作に少しでも違和感を覚えたら、できるだけ早い段階で依頼しましょう。

ロレックスのオーバーホール
依頼先はおもに2つある

ロレックスのオーバーホールを依頼する場所は、大きく分けて正規店と正規店以外の2種類があります。ここでは、それぞれの特徴や期間、費用の目安を解説します。

正規店である「日本ロレックス」に
依頼する

日本におけるロレックスの正規店は「日本ロレックス」です。日本ロレックスにオーバーホールを依頼する際は、3つの方法から選べます。

・ロレックスを購入した正規店に持ち込む

・ロレックスサービスセンターに持ち込む

・郵送で送る

時計を郵送して依頼する場合は、事前にサービスセンターへの連絡が必要です。

なお、日本ロレックスでオーバーホールを依頼した場合は、ロレックス購入時に付属している国際保証書とは別に、「オーバーホール証明書(国際サービス保証書)」が発行される点がメリットです。

修理箇所は、オーバーホール証明書の発行日から2年にわたって保証が適用されます。

オーバーホール証明書は、ロレックスが適切にメンテナンスされた状態であることを示す証です。ロレックスを売る際は、オーバーホール証明書があると買取査定額のアップにつながる可能性があるため、大切に保管しましょう。

日本ロレックスの期間目安

日本ロレックスの公式アナウンスによると、オーバーホールに要する期間は約1ヵ月とされています。

ただし、オーバーホールにかかる期間は、時計のモデルや状態、使用している部品の在庫状況に応じて異なります。入手しにくい部品が使われている場合や、依頼者が多い時期などは、納期まで1ヵ月以上かかるケースもあるでしょう。

日本ロレックスの費用目安

日本ロレックスのオーバーホールにかかる基本料金はモデルによって異なりますが、目安としては6~11万円程度です。

この基本料金に加えて、必要に応じて部品の交換代などが加算されます。高価なモデルになるほど部品の数も増えるため、費用も増す傾向にあるでしょう。

正規店以外の民間業者に依頼する

日本ロレックスではなく、民間の時計修理業者にオーバーホールを依頼する方法もあります。正規店に頼むよりもオーバーホール費用を抑えられる傾向にありますが、業者によって作業品質にばらつきがあるため、依頼先を選ぶ際は十分注意しましょう

日本ロレックスのサポートと同レベルの高い技術力を持つ業者もいるため、事前にしっかりと調べることがポイントです。

また、部品交換の際に純正パーツを使っているか、チェックしておきましょう。ロレックスはすべての部品がロレックス製です。他社の部品を用いて修理をすると、市場価値の低下につながってしまいます。

民間業者の期間目安

民間業者にオーバーホールを依頼する場合の納期は、約4~6週間と考えておくとよいでしょう。依頼時の混雑具合や作業体制にもよりますが、民間業者のほうが期間は短めといわれています。

民間業者の費用目安

民間業者へオーバーホールを依頼した場合の費用目安は、正規店へ依頼した場合の半額~7割程度といわれています。なかには3万円程度の基本料金から依頼できる業者もあるため、正規店と比べると金銭的メリットはかなり高いといえるでしょう。

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「日本ロレックス」
オーバーホールの流れ

日本ロレックスにオーバーホールを依頼する際の流れと、作業の流れを紹介します。

オーバーホールを依頼するときの流れ

ロレックスの依頼先の部分でも紹介しましたが、日本ロレックスにオーバーホールを依頼する方法は3つあります。

・ロレックスを購入した正規店に持ち込む

・ロレックスサービスセンターに持ち込む

・郵送で送る

郵送で依頼する場合は、事前にサービスセンターへの連絡が必要です。郵送用の梱包キットを送ってもらう必要があります。持ち込みで依頼をする際は、営業時間に注意してください。

どの方法を選択しても、手順に大きな違いはありません。ロレックスの破損箇所などをチェックして、修理箇所の見積もりを行ないます。そして、正式に依頼が入ればそのまま修理とオーバーホールを実施する流れです。

見積もりの時点で部品の交換や修理箇所があった場合は、その箇所と費用などが伝えられます。総額は安くて6万円程度からですが、10万円を超えることも珍しくなく、ロレックスの状態によるので一概にはいえません。

見積もり金額に納得できない場合は、キャンセルも可能です。また、アンティークの場合など、交換されるとロレックスとしての価値が落ちてしまうパーツが見積もりに入っていたら、見積もりの段階でストップするのも一つの手です。

なお日本ロレックスでは、パーツ交換を部分的に断ることができません。そのため、希望しないパーツ交換が含まれている場合は、依頼自体をキャンセルするしかないのです。

オーバーホール作業の流れ

オーバーホール作業のおもな流れは、以下のとおりです。

  1. ダイアルと針が付いた状態のムーブメントを、ケースから取り外す
  2. 分解したムーブメントを検査し、品質基準に達していない部品は交換する
  3. 各部品を超音波洗浄にかけ、不純物を取り除く
  4. ムーブメントを再び組み立てて注油を行なう
  5. 防水検査や最終品質検査で、性能・外観の基準をクリアしていることを確認する
  6. 専用のポーチに入れて、国際サービス保証書とともに返却する

なお、仕上げの段階で、ケース・ブレスレットに対して「ポリッシュ仕上げ」または「サテン仕上げ」の研磨作業を施します。ポリッシュ仕上げは鏡面のようなツヤのある仕上げであるのに対し、サテン仕上げは細かい傷を入れて光沢感をなくす仕上げのことです。

このように、オーバーホールの作業は内部の部品だけでなく、腕時計のパーツ全体に行なわれます。そのため、表面のツヤなどもよみがえり、新品のような見た目になって戻ってくるのが特徴です。

ロレックスを
オーバーホールしないことで
起こる不具合とは

ロレックスをオーバーホールしないと、さまざまな不具合が起こる可能性があるため注意が必要です。ここでは、起こる可能性のある不具合を紹介します。

防水性が下がる

ケース内のパッキンは経年劣化するパーツです。そのため、パッキンの交換をしないと防水性が低下する可能性があります。

ロレックスは、風防(時計の文字盤を覆うガラス)と裏蓋、リューズにパッキンが装着されているのが特徴です。パッキンが劣化すると、内部に水が入り込む原因となります。

水の侵入によってムーブメントや文字盤の錆び、腐食などが起こると、修理が高額になることもあるため注意が必要です。

異音が発生する

ローター真が摩耗することにより、異音が発生する可能性があります。これは、部品同士の摩耗を防ぐ潤滑オイルが切れることが原因です。

この状態のまま使用を続けると、ローター真とムーブメントが接触し、部品を削ってしまいます。削れた金属粉が時計内部に広がると、精度を低下させる要因にもなるので注意しましょう。

動作に異常が見られる

ゼンマイの巻き上げや日付・時刻の調節の役割を持つリューズの感触が重くなったり、時計が止まったりと、動作異常が起こる可能性があります。この不具合は、ムーブメントの潤滑オイルが切れて、内部のパーツに錆びが生じることが原因です。

異常が見え始めてから放置した期間が長いほど、錆びが全体に広がり、交換する部品が増えてしまいます。交換する部品の数が多いほど、オーバーホール費用に上乗せされるので注意しましょう。

このような不具合に気づいたら、すぐにメンテナンスを依頼することが大切です。また、不具合を未然に防ぐためにも、定期的なオーバーホールを心がけましょう。

オーバーホールと併せて
知っておきたい!ロレックスの
修理費用の目安

ロレックスのオーバーホールを怠った場合や、落下などの強い衝撃が原因で故障した場合は、修理を依頼する必要があります。ここでは、修理内容ごとの費用の目安について確認しておきましょう。

風防が割れているとき

時計を風や汚れから守る風防は、傷が付いたり割れたりすることも多くあります。

プラスチック風防を交換する場合の費用の目安は5,000円程度です。ただし、現在はサファイアガラス風防を採用しているモデルが多く、プラスチック風防よりも費用が高い傾向にあります。

風防の交換作業のみなら2万円程度が目安です。しかし、割れた部分から水やほこりが入り込むことによって、ほかの部分にまで損傷がおよんでいる可能性もあります。この場合、オーバーホール費用や、針・文字盤の修理費用が加わることもあるでしょう。

ブレスレットが破損しているとき

ロレックスのブレスレットには、ステンレススチールや18金などの素材が用いられています。ブレスレットを構成する部品をコマと呼び、金属製のブレスレットの場合、コマが3連もしくは5連になっているタイプが一般的です。

コマがすべてそろい、ピンが切れているようなケースであれば、修理費用は1万円程度からになるでしょう。

コマを紛失している場合は、1個単位でコマを購入して修理するため、紛失した個数分の費用がかかります。コマの費用は、ステンレスのコマで1個あたり1万円程度です。

リューズの外れ・破損があるとき

リューズが外れただけなど、リューズ交換のみで済むケースであれば、1万4,000円程度を見込んでおけばよいでしょう。

ただし、リューズが動かない場合などは内部の状態を確認するためのオーバーホールや、リューズ以外のパーツ交換も発生する可能性があります。

【業者別】ロレックスの
オーバーホールを
依頼する際の注意点

ロレックスのオーバーホールを依頼する際の注意点を、日本ロレックスと民間業者に分けて紹介します。

日本ロレックスに依頼する際の注意点

日本ロレックスに持ち込んで修理やオーバーホールを依頼するのであれば、自分で交換したベルトなどは元の状態に戻すか、元のベルトを添えて出すようにしましょう。

例えば、ブレスレットを自分の好みのものに交換したまま修理に出すと、もともとの純正パーツに交換され、料金が発生します。パーツの素材によっては数十万円の部品代が発生する可能性もあるため、注意しなければなりません。

また、30年以上前に販売されたヴィンテージロレックスなどの古いモデルを修理依頼に出すときも注意が必要です。

ヴィンテージロレックスは使われている部品に希少性がありますが、依頼によって現行のパーツと交換されてしまうことがあります。これは、日本ロレックスでの作業が、実用可能な状態への修復を前提としているためです。

ヴィンテージロレックスは、製造時のオリジナルの状態に近いものほど希少性が高いとされています。状態によっては数千万円の価値がつくモデルも少なくありません。

例えば、針やインデックスは部品表面の夜光塗料が発光しないことを理由に交換されがちですが、現行では使われていない塗料が塗られている場合、交換によって価値が大きく下がってしまいます。

そのため、パーツ交換が発生するかどうかについては、見積もりの段階で必ず確認・相談することが大切です。

ただし、ヴィンテージロレックスの場合、あまりに古いものはギャランティカード(保証書)があっても修理を断られる可能性があります。

ロレックスではすべての部品を発売から一定期間保管していますが、25年以上前のモデルになると交換する部品を調達できないケースもあるからです。

民間業者に依頼する際の注意点

日本ロレックス以外の業者に依頼する場合は、大前提として、純正部品を使用しているかを必ずチェックしましょう。

純正部品以外を使用されてしまうと、時計の価値が下がってしまうだけでなく、その後日本ロレックスで正規の修理ができなくなってしまいます。

また、民間の時計修理店は店によってクオリティが異なるため、優良業者を見極めることが大切です。業者を選ぶ基準として、「時計修理技能士」という国家資格を持つスタッフが在籍しているか、「日本ロレックス技術公認店」であるかなどを見るとよいでしょう。

時計修理技能士は3級から1級があり、1級技能士は特に高い技術と知識を持ちます。1級技能士が在籍しているというだけでなく、実際に修理やオーバーホールを担当しているかどうかが重要です。

インターネット上の口コミなど、修理会社の評判を事前にチェックしておきましょう。

なお、日本ロレックス技術公認店には、日本ロレックスから修理技能を認定された「日本ロレックス認定技術者」が在籍しています。正規サポートと同等のクオリティによる対応が可能です。純正部品や工具も供給されているため、安心して依頼できる店といえます。

ただし、民間業者で修理する場合は、一般的に保証期間が正規店に比べて短い点には注意しましょう。

ロレックスを買取に
出す際はオーバーホール
したほうが良い?

ロレックスの売却を検討している方のなかには、買い取りに出す前にオーバーホールに出すべきか悩んでいる方もいるでしょう。たしかに、動かない時計を動くようにすることで高価買取につながる可能性があります。

ただし、オーバーホールに10万円の費用をかけたとしても、査定額が10万円アップするとは限りません。それどころか、前述したとおり、パーツ交換の仕方によっては査定額がダウンしてしまう可能性もあります。

そのため、時計が動かなくても、査定依頼前にオーバーホールや修理に出す必要はありません。修理が必要と思われる時計でも、一度「おたからや」にご相談ください。

ロレックスの買い取りなら
「おたからや」

買取専門店「おたからや」なら、どのような状態のロレックスでも査定が可能です。動かないものや、ガラス面が割れているロレックスの買取実績もあります。

明らかに修理が必要な時計でも、まずはお気軽にご相談ください。

おたからやでは、全国に約1,200以上ある店舗での「店頭買取」、もしくはご自宅に査定士がうかがう「出張査定」に対応しています。どちらの買取方法も、ロレックスの知識を持った査定士が時計の価値をしっかりと見極めますのでご安心ください。

付属品がなくても、オーバーホールをしていなくても問題ありません。売却を検討しているロレックスがあれば、どのような状態でも、一度「おたからや」までご相談ください。

まとめ

ロレックスのオーバーホールにかかる期間や費用は、依頼する業者によって異なります。

基本的に正規店である日本ロレックスへの依頼が安心ですが、それ以外の民間業者のなかにも優良店は存在します。特に、交換したくないパーツがある場合などは、融通のききやすい民間業者を選択するのも一つの手でしょう。

動かないロレックスを売却する場合、事前の修理やオーバーホールを検討する方もいますが、基本的にはそのまま査定に出すことで問題ありません。修理代にかかった分だけ査定額がアップするとは限らないため、一度「おたからや」までご相談ください。

おたからやでは、壊れたロレックスでもプロの査定士が価値を正しく見極めて買取を行なっています。ロレックスのご売却を検討している方は、ぜひ一度おたからやの無料査定をご利用ください。

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