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    研磨できる条件と
    その他の修理方法も紹介

ロレックスの
ガラスは研磨できる?
研磨できる条件と
その他の修理方法も紹介

高級時計の代名詞的存在で人気も中古品の市場価値も高いロレックスですが、それゆえにもしガラスに傷がついてしまったらショックです。ガラスの傷なので研磨すればいいのではと思うかもしれませんが、時計のガラスは研磨できるものばかりではないので注意です。

実際ロレックスのガラスは研磨できないことも多くあります。ここではロレックスのガラスが研磨できる場合の条件を確認しながら、自分でも研磨できるのか研磨できない場合の対処方法などを紹介していきます。

 

ロレックスのガラスは
研磨できるのか?
①アクリルガラスの場合

 

ロレックスのガラスが研磨できるのはアクリルガラスが使われている場合だけです。アクリルガラスは名前にガラスとついているものの原材料はアクリル樹脂、つまりプラスティック素材です。現行のロレックスにアクリルガラスを使ったモデルはありませんが、アンティーク時計の場合はアクリルガラスが使われている可能性があるでしょう。

 

お手持ちのロレックスのガラスがアクリルガラスかどうか見極めるには、時計が生産された年代とともにガラスの形状に注目してください。横から見た時にわずかにドーム型になっているのが特徴です。アクリルガラスの加工しやすさに加え、衝撃に弱い欠点を考慮して強度を上げるためにドーム型が採用されています。

 

ただドーム状の形状は割れてしまうのを防いでくれるものの、表面が何かに触れた時に傷がつきやすくなってしまいます。軽い傷は研磨で消すことができますが、深い傷や破損は交換するしかなくなるので気をつけたいです。

 

ロレックスのガラスは
研磨できるのか?
②サファイアクリスタルの場合

 

アンティーク品でなく現在生産されているロレックスのガラスに採用されているのはサファイアクリスタルです。ただこの場合は研磨での修理ができません。サファイアクリスタルはモース硬度だと2番目に硬度が高い9になります。そのため傷がつきにくくはあるのですが、いざ傷がついてしまうとガラスごと交換するしかなくなってしまいます。

 

サファイアクリスタルはガラスがフラット型になっていることが特徴ですが、最近はサファイアクリスタルを加工する技術が向上しドーム型になったサファイアクリスタルも登場しています。お手持ちの品がアンティーク品ではない限り研磨できない素材である可能性が高いので、市販の研磨剤で傷を消そうとするのは避けてください。

 

ロレックスのガラスは
研磨できるのか?
③ミネラルガラスの場合

 

ロレックスの時計ではあまり使われませんが、時計のガラスの種類にはミネラルガラスもあります。ただミネラルガラスの場合も研磨で傷を消すことはできません。中にはミネラルガラスの研磨も行っている修理業者があるかもしれませんがそれでもごくごく軽微な傷に限られます。基本的に傷がついたり破損したりした場合はガラスを交換することになります。

 

ミネラルガラスはアクリルガラスとは違いガラス素材、しかも窓ガラスと同じような素材です。モース硬度は3から6でアクリルガラスよりは強いのですが傷がつきにくいとは言えず、大きな衝撃がかかると割れてしまうこともあるでしょう。アクリルガラスと比べると重みがありますが、サファイアクリスタルと比べると軽くしかも比較的加工しやすくなっています。

 

1970年代にアクリルガラスに変わる時計の風防として脚光を浴びましたが、今では高級時計ではなく手に入りやすい価格帯の時計に主に使われています。

 

ロレックスのガラスが
研磨できず交換する場合の費用

 

ここまで説明した通りアクリルガラスでない限り時計のガラスは基本的に研磨できません。金属製のベルトなどは研磨できてもガラスは対象外になり、傷が目立った場合はガラス交換になります。ただ気になるのはその費用でしょう。どこに頼むかで費用は多少変わりますが、目安の相場はこうなります。

 

・ガラス交換だけ 1万円程度

・カラス交換とオーバーホール 3万円程度

 

この金額が高いと思うか安いと思うかは人それぞれで、中には費用を抑えるためにガラス交換を自分でしたいと考える方もいるかもしれません。実際交換用のガラスや工具が売られています。ただロレックスのガラスの構造は特殊で工具を使っても素人が簡単にできるものではありません。他メーカーの時計のガラスを交換したことがあったとしても、ロレックスの時計は勝手が違います。また素人がガラスのパッキンをすることでせっかくの防水機能が低下することも考えられるでしょう。

 

ロレックスは本来なら長い間引き継いでいったり高く買い取ってもらったりできるものです。ガラス交換を自分でしたために価値が台無しになったりさらに高額な修理費用がかかったりすると元も子もないので、ロレックス修理の実績があるプロの修理工房に任せるようにしてください。また傷がついたまま売るか修理してから売るか迷っている場合、おたからやではガラスに傷がついたり破損したりしているロレックスも高額で買い取らせていただきますので一度ご相談ください。

 

ロレックスのガラスは
自分でも研磨できる?

 

もしガラスが研磨できる素材なら、サファイアクリスタルより手軽に安く傷を修理することができます。修理工房でも研磨してもらえますが、アクリルガラスは市販の時計用研磨剤を使って自分で研磨することも可能です。ただ自分で研磨する場合仕上がりは自己責任になってしまうので、十分注意して行うようにしてください。

 

またアンティークのロレックスを将来買い取りに出そうと考えている場合は研磨しない方がいいこともあります。ロレックスのアンティーク品は市場価値が高く、多少の傷があることはあまり価値を左右しません。それよりも販売されていた当初の部品がそのまま残っているかどうかが大切になります。

 

ロレックスはもうアクリルガラスの風防は修理用も含めて生産されていないので、代替品を使うことになります。もし下手に研磨してしまうと削りすぎてガラスの強度を下げてしまう危険もあり、破損しやすくなるかもしれません。ロレックスはガラスの傷も軽いものなら味として受け入れられることがあります。破損してせっかくオリジナルのままだったガラスを他のものに交換することになると、時計の価値が下がってしまうことも考えられるでしょう。ロレックスのような高級時計は研磨もプロの手に任せて慎重に行う方が安心です。

 

ロレックスのガラスを
自分で研磨する時の手順

 

プロに任せるのがいいとはいえ傷が軽微な場合などはロレックスのガラスを自分で研磨してさっとなおしたいと思うこともあるでしょう。そこでここではロレックスのガラスを自分で研磨する手順もまとめておきます。ただ研磨剤を使っても失敗することがあるので慎重に行ってください。

 

①時計の風防に使えるプラスティック用の研磨剤と拭き取りようのクロスを用意する

②ガラスと時計本体の隙間をテープなどでふさぐ

③研磨剤をクロスにとってガラスを優しく磨く

④クロスの研磨剤がついていない面で研磨剤を拭き取る

⑤テープを外す

 

研磨の際ガラスと本体の間をテープでふさぐのは、万が一パッキンが弱っていた場合に研磨剤がガラスの中に入ってしまうのを防ぐためです。磨くときは2分ほどの短時間で十分きれいになることがほとんどなので、あまり長く磨きすぎないように気を付けてください。

 

短時間磨いて効果がない場合は研磨では傷が消えないくらい深い可能性があります。この場合傷が消えるまで磨いてしまうとガラスが目で見てわかるほど凸凹になるかもしれません。自分で試して上手くいかない場合はすぐにプロに相談するようにしましょう。

 

まとめ

 

ロレックスのガラスに傷がついてしまった場合自分で研磨して直せたら便利です。ただロレックスで現在主流になっているサファイアクリスタル製のガラスは研磨できません。研磨できるのはアンティーク品のアクリルガラスの場合だけになるので、お手持ちの時計のガラスがどちらなのかまず確認するようにしてください。

 

また自分で研磨する場合仕上がりは自己責任になってしまいます。もし失敗した場合は修理することになるかもしれないので、注意しながら作業するようにしてください。またアンティーク品のガラスは修理せずにそのまま買い取りしてもらった方が高い値段のつくこともあります。

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