ロレックスのなかでも実用性にも優れデザイン、そして人気も高いGMTマスター2 黒は、価格が落ち着いたとしても高額買取が期待できる時計です。しかし、時期によっては著しく落ちてしまうということもありますので、時期をしっかりと見極め、少しでも高く売れるように大切に保管してください。

ここでは、ロレックスでも人気の高いGMTマスター2 黒について、詳しくご紹介します。

人気の高いGMTマスター2 黒
とは？

ロレックスのなかでも高い人気を誇るGMTマスター2黒とは、1983年にリリースされて以来、数々のモデルチェンジを重ね、多くのロレックスファンを魅了してきたパイロットウォッチです。資産として手にしたいという方以上に、当然その魅力的なフォルムに高い実用性が評価され、歴代のモデルもまだまだ人気が高いのが魅力的です。

GMTマスター2 黒のバリエーション
について

GMTマスター2 黒の最大の特徴はシックで落ち着きのあるブラックの文字盤です。シンプルで視認性が高く、独特の文字盤がロレックスらしさを出し、多くのファンの心を掴んでいます。

GMTマスター2 黒にはベゼル部分のカラーにバリエーションがあり、1983年から1988年に生産されたGMTマスターII 16760 ファットレディは唯一の黒と赤のコークカラーのベゼルで非常に希少価値の高いモデルです。2024年現在でも250万円近い価値に上がっており、その人気がよくわかります。

その後発売された1990年から2007年にかけて製造されたGTMの第二世代であるGMTマスターII16710は、ベゼル部分が赤と青となっており、そのカラーからペプシカラーとも呼ばれています。

また、2013年には青と黒のベゼルがよりいっそう高級感を演出したGMTマスターII 116710BLNRも発売されました。このカラーもファンの間では「バッドマン」と称され、親しまれています。デザイン、実用性に優れたオイスターブレスなども相まって、このタイプも多くのファンから人気を集めている機種です。2024年現在でもその価値は250万円前後と高額です。

GMTマスター2 黒の
希少個体とは

GMTマスター2 黒のなかには希少個体と呼ばれるレアなものも存在します。同じGMTマスター2 黒であっても生産時期の違いにより、個体に差が生じることがあり、その僅かな差がレア個体として注目を集めています。

GMTマスター2黒のように生産が終了しているモデルでもこうしたレア個体の存在により、こうした個体はロレックスの価値が下がったとしても価格が高い状態が続くので、自分のGMTマスター2 黒がこうしたレア個体でないかチェックしてください。

300万円超えのレア個体、
GMT-MASTER IIの文字の違い

GMTマスター2 黒のなかには「GMT-MASTER II」の文字部分の「II」の上下に線が入っていないタイプのものがあります。GMTマスターII 16710の中でも2005～2008年頃に生産されたものが該当し、この仕様の個体は保存状態が良ければ300万円の価値がつくほどのレア個体です。

シリアルD、Z、Mの個体のごく一部にしかないことから、非常に希少性の高い個体と言われています。このGMTマスターII 16710自体コークカラーで人気モデルですので、何時の時代も比較的高い価値を維持し続けているのが最大の特徴と言えるでしょう。

200万円超えのレア個体、
ブラウンチェンジ

ブラウンチェンジとは、GMTマスター2 黒の文字盤部分が経年によりホワイトからブラウンに変色したものが該当します。本来経年による変化は価値を下げることに繋がりますが、ロレックスの場合はその変化に価値を見出すユーザーが非常に多く、なかでもGMTマスター2 黒のブラウンチェンジは人気の高い変化です。

これだけでも価値は高いのですが、12時位置のロゴ部分に「DATE」が入らない個体が存在し、これらが組み合わさることによって200万円近い価値になります。レア個体に加え、経年変化により価値が上がるという魅力を持っているのが、ロレックスの魅力と言っても過言ではありません。

価格が下がったとしても高額が
期待できるGMTマスター2 黒

GMTマスター2 黒はレア個体や希少性の高いベゼルカラーがあることもあり、ロレックス全体の価格が多少安くなったとしても200万円近い金額を維持しています。赤と黒のコークカラーを始め、青と赤のペプシ、そして青と黒のバッドマンなど、ベゼルカラーごとにファンが多い機種ですので、多少価格が下がっても定価を割ることはほとんどありません。

こうした人気モデルに加えて、前述したような希少個体などが組み合わされば、その価値が更に上がります。ロレックスの希少個体は実際に時間が経過しないと判別できないという魅力もありますので、自分の持っているロレックスについて、時間をかけてじっくり経過観察してみるのも醍醐味です。

GMTマスター2 黒を少しでも
高く売るには？

ロレックスを手にしたい人がまずは手にとりたいモデルとして人気のGMTマスター2黒は、買取価格も期待できるモデルです。しかし、普段使いをしているのであれば、実際に売る際にはちゃんと値段がつくように、普段から大事に扱う必要があります。

GMTマスター2 黒を少しでも高く売るコツについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

付属品は紛失しない

ロレックスに限った話ではありませんが、ブランド時計のギャランティカードはその時計がまぎれもなく正規品であるという証明になりますので、非常に大切な役割を持っています。外箱に加えてこのギャランティカードも大切な付属品ですので、絶対に紛失しないようにしましょう。当然、説明書なども付属品に含まれますので、購入したときについてきたものは全て一緒に査定出すことを意識してください。

こうした付属品があれば、そのときに取引されている最高金額で取引できる可能性もあります。時計の状態を良く保つのは、メンテナンスで時計が動くようにするだけではなく、こうした一緒についているものを紛失しないことも重要です。

定期的にオーバーホールを実施する

時計はどうしても経年とともに劣化してしまいます。それは外側の変化だけではなく、ムーブメントも同様ですので、定期的にお店でオーバーホールが必要となります。何年もそのままほうっておいてしまっては、売却の際にこのオーバーホールが必要となり、その分価値が下がってしまうという自体に繋がりかねません。

時計の価値を左右するのは、査定に出すときのコンディションですので、オーバーホールを定期的に実施しているものとそうでないものとでは価格に大きな差が生まれるということを覚えておきましょう。

ただし、オーバーホールはそれ自体に金額が発生します。定期的に10万程度オーバーホールで必要となるので、その分の予算も容易しておく必要があります。大切にメンテナンスも実施したGMTマスター2 黒なら、実際に売却する際にしっかりと価値のあるものになります。

レア個体はオーバーホール時に注意

このオーバーホールもレア個体を所持している際には注意が必要です。それはロレックスの正規店でオーバーホールをしてしまうと、部品が最新のものと交換され、希少価値が下がってしまうという点。レア個体のレアになっている部分をそのまま残したいのなら、ロレックス正規の部品を使用しつつ、こうしたレア個体のオーバーホールについて相談が可能な時計屋さんに持って行くのが一番です。

相談が可能な時計屋さんであれば、レア個体の価値のある箇所の部品はそのままに、時計の重要な箇所の部品交換のみにとどめ、その価値を損なわない状態でのオーバーホールを可能としています。長い年月をかけてロレックスの価値を育てているという人は、こうしたオーバーホールにも注意してください。

まとめ

ロレックスが誇る人気モデル、GMTマスター2 黒はどのモデルも視認性が高く、堅牢度も高く、実用性にも非常に優れているのが大きな魅力です。資産として所持するのももちろん魅力的な価格ですが、自分用に、実用するために持っておいて損のない時計と言えるでしょう。

使い込んでも価値が衰えず、多少の傷があっても定価以上の価格を出すことができます。

資産としても自分用としても購入してみても良さそうです。もちろん資産として所持するということを忘れず、付属品の扱いやメンテナンスの実行など、丁寧に扱って、査定に出すときに高い価値が付けられるようにしておくことをおすすめします。

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