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金ドル本位制を
わかりやすく解説!
崩壊した理由や
前身の制度も紹介

※下記の画像は全てイメージです

私たちは毎日当たり前のように貨幣を使っていますが、貨幣が価値を持つのは、裏付けとなる国の信用があるからです。

過去にさかのぼると、国が保有する金が貨幣価値の裏付けとなっていた時代がありました。

この記事では、貨幣と金がどのような関係であったかを、「金ドル本位制」の成立と崩壊を中心に解説します。

2025年8月15日14:00更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)17,316
-71円
K2417,103
-70円
K2316,237
-67円
K2215,718
-64円
K21.615,371
-63円
K2014,159
-58円
K1812,987
-53円
K149,830
-41円
K128,272
-34円
K106,886
-29円
K96,194
-25円
K85,155
-21円
K52,557
-11円

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

金ドル本位制を知る前に!前身の「金本位制」を解説

金ドル本位制について知るためには、前身の金本位制を知る必要があります。以下では、金本位制の歴史について詳しく解説します。

大英帝国から始まった金本位制

金本位制とは、自国で発行する紙幣の裏付けとして同額の金を保有し、いつでも交換を保証する制度です。

さまざまな貨幣が、取引時の相場や金銀純度などによって交換されてきた時代を経て、19世紀の大英帝国で金本位制が導入されます。中央銀行であるイングランド銀行が、発行する紙幣と金との交換を保証したのです。

当時のイギリスは広大な植民地を有し、「世界の工場」として国際収支が安定しており、世界経済をリードしていました。ほどなく金保有量に余裕のある国々が次々に金本位制を導入し、国際金本位制が確立します。1897年には日清戦争で得た賠償金をもとに、日本でも金本位制が導入されました。

金本位制のもとでは、国籍の異なる通貨に共通の価値尺度が生まれ、輸出入の差額は金で決済されます。貿易で栄えていた当時のイギリスにとって、他国と安心して取引ができるというメリットは大きかったでしょう。

金本位制はなぜ廃止された?

しかし、金本位制は1914年の第一次世界大戦勃発により一時停止されます。イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国は、アメリカからの武器輸入で金が流出したため金本位制を維持できなくなり、金の輸出を禁じます。1917年には、アメリカと日本も金の輸出を禁止しました。

第一次世界大戦が終結し復興が進むにつれ、各国は金本位制に復帰し始めます。まずアメリカが1919年に金輸出を再開し、イギリスも1925年には金本位制に復帰して「再建金本位制」が始まりました。

しかし、経済実態に合わない戦前の交換比率を再建後に採用したイギリスでは、貿易収支が悪化していきます。一方、資金が集中したアメリカは好況に沸き、株式市場が暴走します。

その後、ヨーロッパ経済の復調とともにアメリカの輸出量は減少し、生産過剰の状態になりました。1929年には、経済不安の高まりからアメリカの株価は大暴落し「世界恐慌」の引き金となります。

深刻な不況に陥ったアメリカでは、自国産業を守るために輸入品に高い関税をかけました。

アメリカ以外の国も不景気のため、輸出するためには通貨価値を切り下げるしかなくなってしまい、金本位制を続けることが困難になります。

イギリスは1931年に金本位制を離脱し、各国も追随します。こうして再建金本位制も崩壊しました。紙幣は金の裏付けを失い、各国中央銀行の管理のもとで発行されるようになったのです。

金ドル本位制とは「ドルを介した金本位制」のこと

その後、各国が自国産業に有利になるよう通貨価値の切り下げに躍起になっていくうち、他国通貨への信用が失われていきます。

国内資源や植民地を有する国々は、独自の経済圏を作って生き残りを図ります。これにより世界貿易は大幅に縮小し、最終的に世界は第二次世界大戦へと突入しました。

戦争の終わりが見えてきた1944年、通貨価値の切り下げ競争が大戦をもたらしたことへの反省から、連合国の代表は「金ドル本位制」といわれる国際通貨体制を整えました。

この体制下では、米ドルに金1オンス=35ドルの固定レートでの金との交換が義務付けられました。米ドル以外の通貨は金と交換されませんが、米ドルとは固定レートで交換されます。なお、円は1ドル360円に固定されました。

金ドル本位制と金本位制の違いは、金との交換に米ドルを介するかどうかという点です。金ドル本位制は、アメリカのブレトン・ウッズにあるホテルで定められたため「ブレトン・ウッズ体制」とも呼ばれています。

金ドル本位制では、各国間の決済は米ドルで行なわれました。

金ドル本位制が崩壊した理由

米ドルを世界の基軸通貨とする「金ドル本位制」を確立できたのは、アメリカが世界のなかでも圧倒的な量の金を保有していたためです。

ところが1950年代末以降、ヨーロッパや日本の経済が復興し始めると、アメリカの経済力は相対的に低下し、国際収支が悪化していきます。

各国は過剰になった手もとの米ドルを金と交換したためアメリカからは金が流出していきました。1960年代のベトナム戦争でドルの信用はさらに低下します。

1971年にアメリカのニクソン大統領は、自国の競争力回復のための経済政策の一環として金とドルの交換停止を発表しました。これはニクソン・ショックと呼ばれ、金とドルの交換を前提とした金ドル本位制はこれをもって崩壊します。

この出来事をきっかけに固定相場制は終わり、主要通貨は現在の変動相場制へと移行していきました。

金ドル本位制崩壊後の世界の貨幣事情

金ドル本位制が崩壊したあとも、米ドルは引き続き世界の基軸通貨としての地位を保っています。貿易の決済や金融取引に使われる通貨としても、各国の外貨準備として保有される通貨としても、ほかの通貨を圧倒しています。

現在、米ドルや各国通貨の価値が金と関連付けられることはありませんが、主要国の政府や中央銀行は、通貨価値安定のために政策面で協調するようになりました。これが現在の国際通貨体制の支えになっているといえそうです。

まとめ

金ドル本位制は、戦前の通貨価値切り下げ競争が第二次世界大戦を招いたことへの反省から生み出された仕組みです。

19世紀にイギリス主導で始まった金本位制は、各国通貨が金と交換される制度でしたが、金ドル本位制は、ドルが金と交換される前提で、各国通貨が固定相場で米ドルと交換される制度でした。

金ドル本位制の崩壊後、主要国通貨は変動相場制へと移行しましたが、米ドルは今でも基軸通貨としての地位を維持しています。

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