10気圧防水の腕時計は水洗いできる?洗浄時の注意点やメンテナンス方法についてもご紹介

10気圧防水の腕時計は水洗いできる?洗浄時の注意点やメンテナンス方法についてもご紹介

※下記の画像は全てイメージです

「10気圧防水なら水洗いしても大丈夫?」と疑問に感じたことはないでしょうか。

10気圧防水は水深100m相当の水圧に耐えるスペックですが、蛇口の流水やシャワーの瞬間圧には対応していないケースがあり、洗い方を間違えると浸水や故障を招くリスクがあります。

本記事では、10気圧防水の正しい意味と水洗いの可否をわかりやすく整理した上で、パッキンを傷めない安全な洗浄手順や日常ケアのコツまで解説します。

「おたからや」の査定員監修のもと、大切な腕時計を長く使い続けるための知識をまとめました。

10気圧防水の腕時計は水洗いできる?洗浄時の注意点やメンテナンス方法についてもご紹介

Contents

10気圧防水とは

10気圧防水とは

10気圧防水は、静止した水中で水深100m相当の圧力に耐える性能を示す規格です。流水の勢いや温度変化、ボタン操作時にかかる瞬間圧は試験の対象外のため、数字だけで「ここまで使える」と判断しないことが大切です。

 

防水性能の定義と基準

10気圧防水の性能はJIS(日本産業規格)の静水圧試験で決まります。腕時計を所定の水圧下に一定時間静置し、水漏れの有無を調べる方法です。10気圧は水深100m相当の防水性能があることを示しますが、水流の強さや温度差、衝撃圧は想定されていない数値となります。試験値はあくまで目安です。記載されている数値ギリギリの環境で腕時計を使用しないよう心がけてください。

蛇口の流水や水泳時の腕の動きによって、瞬間的に10気圧を超える圧力がかかることがあります。その結果、パッキンが変形したり、文字盤が曇ったりするおそれがあります。

水中での激しい動作が多い方は、20気圧以上やダイバーズモデルの腕時計を選ぶと安心です。年に1回は気密検査を受け、夏冬の寒暖差にも気を配ってください。

参考:日本時計協会

リューズの仕組みや防水への影響について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

 

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腕時計のリューズとは?その役割・仕組みから故障時の対処、長持ちさせる方法まで解説

 

JIS規格と表記の見方

文字盤や裏蓋のWATER RESIST表示はJIS等級に基づき、「10bar」は気圧表示、「100m」は水深相当の静止圧表示です。どちらも動的試験ではなく、衝撃圧や温度差は対象外となります。

海外製の腕時計で”WR”とだけ刻印されている場合、防水等級が不明確なことがあります。購入前にメーカー公式サイトで気密要件を必ず確認してください。リューズがねじ込み式かどうか、パッキンの材質、耐磁・耐震の仕様まで確認しておくと、自分の腕時計に合った扱い方を把握できます。

参考:日本産業標準調査会

 

適用範囲と限界

10気圧防水の腕時計は、雨天や手洗い、プールで静かに泳ぐ程度なら対応可能です。一方、シャワーの直撃水、飛び込み、洗剤を含む水、温水、超音波洗浄は想定外の負荷となります。

激しいスポーツや温泉施設での着用は、想定外の圧力や温度変化が加わり、浸水トラブルを招く恐れがあります。「気づいたら文字盤が曇っていた」という事態を防ぐために、使用前に防水等級と対応シーンを確認する習慣をつけてください。

参考:日本時計協会

 

  • おたからや査定員のコメント
古川

「10気圧防水」は水深100m相当のことを示していますが、シャワーの瞬間的な水圧やサウナの温度差には耐えられない恐れがあります。使用後は真水洗浄と乾拭きを徹底し、リューズを確実に締めてください。流水の衝撃はとても強いため、プールの飛び込みや蛇口洗浄は避けると安心です。また、温度差はガラスを曇らせ、パッキンを硬化させるので注意しましょう。

 

10気圧防水のモデルは水洗いをしても大丈夫なのか

10気圧防水のモデルは水洗いをしても大丈夫なのか

10気圧防水の腕時計であっても、流水・温水・洗剤による洗浄はパッキンを傷める原因になります。水洗いは必要な場面に限り、常温の溜め水で短時間すすぐのが基本です。迷ったら腕時計を外して乾拭きだけにとどめてください。

洗う際は常温の溜め水と柔らかい布での拭き上げを徹底し、リューズやボタンの操作は完全乾燥後に行ってください。「10気圧」の数字を過信せず、パッキンの経年劣化を前提にした慎重な扱いが浸水を防ぎます。

 

10気圧防水でも完全に水を防げるわけではない

10気圧防水の「100m」は、腕時計を動かさずに沈めた状態での耐圧値です。泳いでいるときの水流、シャワーの噴射、温度差、水中でのボタン操作は試験対象に含まれていません。蛇口の細い流水は一点に集中し、瞬間的な衝撃圧でパッキンを傷めます。石鹸やシャンプーに含まれる界面活性剤がゴム製パッキンに付着すると、ゴムが膨潤(水分を吸って膨らむこと)し、気密性が徐々に低下します。

「10気圧防水だから洗える」と数字だけで判断せず、パッキンの使用年数や保管状態も考慮した上で洗浄を行ってください。不安を感じたら、水洗いよりも先に時計修理店で気密検査を受けることをおすすめします。

参考:ロレックス

 

水洗いの際もパッキン損傷のリスクがある

10気圧防水の腕時計で水洗い時に起きやすい故障原因は、リューズの締め忘れと流水によるパッキン損傷の2つです。リューズがわずかでも緩んでいると隙間から水が入り込み、数分で文字盤が曇ったり針がサビたりします。温水はパッキンを歪ませる原因になるため、水洗いには常温の水だけを使ってください。

水洗いが必要な場合は常温の溜め水で軽くすすぐ程度にとどめ、流水を直接当てないでください。洗浄後は完全に乾くまでリューズやボタンを操作せず、曇りや異音に気づいたら早めに時計修理店へ持ち込んでください。

参考:ロレックス

異変が出た際のオーバーホールの費用や流れについてはこちらの記事で解説しています。

 

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ロレックスのオーバーホールにかかる期間・費用の目安を紹介!依頼の流れや注意点も

 

安全な水洗いの手順

安全な水洗いの手順

10気圧防水の腕時計を水洗いする前に、リューズがしっかりねじ込まれていることを指先で確かめ、プッシュボタン式の腕時計はボタンに触れないよう注意してください。革ベルトは水に弱いため本体から外し、常温の溜め水で柔らかい布を使って汚れを浮かせて拭き取ります。ベゼルや裏蓋の隙間に流水を直接当てず、洗浄は短時間で切り上げてください。

仕上げに真水で軽くすすぎ、清潔な布で水滴を押さえるように拭き取ってください。風通しの良い日陰で2~3時間自然乾燥させ、完全に乾くまで時刻合わせやクロノグラフの操作は控えると浸水リスクを抑えられます。

 

10気圧防水の腕時計でやってはいけないNG行為

10気圧防水の腕時計でやってはいけないNG行為

10気圧防水の腕時計を長持ちさせるには、「やっていいこと」だけでなく「やってはいけないこと」を把握しておく必要があります。ここでは、防水性能を著しく低下させる代表的なNG行為を紹介します。

 

蛇口やシャワーの流水を直接当てて洗う

蛇口やシャワーの流水を直接当てることは、10気圧防水の腕時計で最も浸水リスクが高まる行為の1つです。蛇口の細い水流は一点に集中するため、瞬間的に10気圧を超える圧力がリューズやパッキン部分にかかる場合があります。

10気圧防水の腕時計を水洗いする場合は、容器に常温の水を溜めて腕時計をやさしくすすぐ方法が安全です。流水で洗いたいときは、水量を最小限に絞り、ケース裏蓋やリューズ周辺に水流が直撃しないよう手で覆いながら短時間で済ませてください。

 

超音波洗浄機に腕時計本体ごと入れる

超音波洗浄機は、細かな汚れを効率よく落とせる便利な道具ですが、10気圧防水の腕時計を本体ごと入れるのは避けてください。超音波の振動はムーブメント(時計の駆動部分)の精度に悪影響を及ぼすだけでなく、パッキンの気密性を低下させる恐れがあります。

ステンレス製のブレスレットだけを本体から取り外して洗浄する方法なら問題は起きにくいですが、腕時計をブレスレットから外す作業にはバネ棒外し工具が必要です。自信がない場合は無理に分解せず、柔らかい歯ブラシと常温の水で隙間の汚れを落とす方法をおすすめします。

 

リューズを引いたまま水に触れさせる

リューズ(時刻合わせ用のつまみ)を引き出した状態は、腕時計内部と外部をつなぐ穴が開いた状態と同じです。10気圧防水の腕時計であっても、リューズを引いたまま水に触れさせるとわずかな水滴が内部に侵入し、文字盤の曇りや針のサビにつながります。

水洗い前には必ずリューズがケースに密着していることを指先で確認してください。ねじ込み式リューズの場合は、回し切って完全にロックされた状態を確かめてから洗浄作業に入ることが鉄則です。

 

腕時計を長持ちさせるための日常ケア方法

腕時計を長持ちさせるための日常ケア方法

10気圧防水の性能を長く維持するには、使用後に汗や水分を拭き取り、温度差や薬剤との接触を避け、乾いた状態でリューズを操作する基本を守ることが大切です。ゴム製パッキンは使っていなくても年々硬化するため、3~5年ごとの点検・交換計画を立てておいてください。

 

日常使用での注意点

10気圧防水の腕時計を日常で使う際に注意したい点を、シーン別にまとめました

シーン 推奨される対応
入浴・サウナ 腕時計を外してからの入浴を徹底する
使用後の汗・水分 柔らかい布で拭き取り、リューズ周辺に塩分や汚れを残さない
リューズ操作 手や腕時計が乾いた状態で行い、ねじ込み式は最後まで締め込む
革ベルト 水濡れに弱いため、水仕事やスポーツ時は外すか交換用ベルトを使う
磁気のある機器 スマートフォンやスピーカーの近くに長時間置かない
リューズ操作前の確認 砂や水滴がリューズに付着していないか指先で確かめてから回す

日々のちょっとした心がけがパッキンの劣化を遅らせ、腕時計を長く使い続けることにつながります。

参考:日本時計協会

革ベルトの劣化が気になる方はベルト交換の目安や費用もあわせて確認しておきましょう。

 

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高級時計のベルト交換の目安は?費用相場と交換時期・おすすめしない交換方法も解説

 

定期メンテナンスの必要性

腕時計のパッキンはゴム製の消耗部品で、使用頻度にかかわらず3~5年で弾力が失われます。定期的な交換を怠ると、見た目に異常がなくても気密性が低下するため注意してください。パッキン交換と合わせてムーブメント(駆動部分)の洗浄・注油も依頼すると、歯車の摩耗や油切れによる精度低下を防げます。

プッシュボタンやリューズに使われるOリング(小さな輪状のパッキン)も消耗品です。外見では劣化を判別できないため、オーバーホール時にまとめて交換を依頼すると安心です。

メンテナンスは正規サービスセンターや技術力のある修理店に依頼し、作業票と検査結果を手元に保管してください。費用や推奨周期はモデルや使用環境で変わるため、依頼前に見積もりを取って比較するのがおすすめです。

参考:ロレックス

定期メンテナンスを検討中の方は、現在の買取価格もあわせて確認してみてはいかがでしょうか。

ブランド時計の買取情報をチェックする

メンテナンスの頻度や費用をさらに詳しく知りたい方はこちらも参考になります。

 

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ロレックス腕時計の価値を保つためにはメンテナンスが必須!頻度・費用・依頼方法を徹底解説

 

適切な保管環境

10気圧防水の腕時計を保管する際は、以下の条件を目安に環境を整えてください

項目 推奨値・対応
湿度 50%前後を維持する
室温 20℃前後を維持する
機械式の長期保管 月に1度は軽くリューズを巻いて機械油の固着を防ぐ
クォーツ式の電池 期限切れの電池は液漏れの原因になるため早めに交換する
避けるべき環境 直射日光・高温多湿・磁気を発する機器の近く
乾燥剤 シリカゲルをケース内に入れ、色が変わったら交換する

汗や塩分が残ったまま保管するとパッキンの劣化を早めるため、使用後は必ず乾拭きしてからケースに収納してください。時計用の防湿ボックスを使うと、湿度管理の手間を大幅に減らせます。

参考:グランドセイコー

長期間使わない時計の保管方法について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

 

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自動巻き時計を使わない時はどうする?正しい保管方法とメンテナンスのポイント
ブランド時計の電池交換完全版!交換時期や場所・自分で交換するリスクを解説

 

水中で使用をする際のポイント

水中で使用をする際のポイント

10気圧防水の腕時計は、プールや海で静かに泳ぐ程度なら着用できます。ただし、飛び込みや波の打ち付けは瞬間的に10気圧を超える圧力を発生させるため、こうした場面では外すのが安全です。

海水の塩分や砂がリューズ周辺に残ると、パッキンの劣化が加速します。使用後は常温の溜め水でやさしく洗い流し、柔らかい布で拭き上げた上で、完全に乾くまでリューズやボタンの操作は行わないでください。

 

水中で使用する際は操作や衝撃に注意する

ゆったりとした泳ぎであれば腕時計にかかる水圧は低く抑えられますが、飛び込み・ターン時の壁蹴り・波打ち際での衝撃は瞬間的に10気圧を超える恐れがあります。水中で腕時計を着用する場合は、袖やレジャー器具に当たりにくい手首の内側に装着し、ボタンやリューズには一切触れないでください。

プールの壁面に近づく際は反対の手で腕時計を覆い、ジェットバスや水が噴出するエリアには近寄らないようにしてください。

参考:ロレックス

 

海水などの塩分が含まれた水で使用する場合は素早く洗浄する

海水に含まれる塩分はステンレスやチタンの表面を腐食させ、パッキンに付着したまま放置すると劣化を早めます。海から上がったらできるだけ早く常温の真水に腕時計を浸して塩分を薄め、柔らかい布で水分を押さえるように拭き取ってください。ベゼルや裏蓋の継ぎ目は汚れが残りやすいため、静水でやさしくすすぎます。

乾燥は直射日光や高温の場所を避け、風通しの良い日陰で行います。完全に乾いた後にリューズの締まりを指先で再確認し、回し心地に違和感がある場合は時計修理店で点検を受けてください。

参考:ロレックス

 

衝撃圧を避けて取り扱う

プールや海では、飛び込みの衝撃やレジャー器具との接触が腕時計の破損リスクを高めます。使用しない場面では腕時計を外し、タオルに包んでバッグに入れておく方法が安全です。

競泳やスキューバダイビングのように過負荷がかかる場面では、ISO規格準拠のダイバーズウォッチを使用してください。普段用と水中用で腕時計を使い分ければ、どちらのモデルも長持ちさせられます。使用環境に不安がある場合は、無理に着用せず外しておくのが最も確実な対策です。

参考:シチズン

 

お風呂場で使用する際の注意点

お風呂場で使用する際の注意点

シャワーは水流が一点に集中することによる高い圧力と、温水による急激な温度変化が同時にかかるため、腕時計への負担が大きく、温泉は高温と化学成分が金属やパッキンにダメージを与えます。

お風呂場では腕時計を外し、使用後は乾拭きで汗や水分を取り除いてください。入浴後に腕時計を扱う場合は、水滴の拭き取りとリューズの締まり確認をセットで行う習慣をつけてください。

 

シャワーは衝撃が強いので注意が必要

シャワーの水流は一点に集中するため、短時間でもリューズやパッキン周辺に高い圧力がかかります。また、40℃以上の温水はパッキンを歪ませるリスクがあり、石鹸やシャンプーに含まれる界面活性剤はゴムを膨潤させて劣化を早めます。腕時計にシャワーの水流や洗剤が直接かからないよう注意してください。

入浴時は腕時計を外すことが最も確実な対策です。お風呂場で腕時計の汚れを落としたい場合は、常温の水と柔らかい布だけを使い、拭き上げのみで済ませてください。洗浄後は風通しの良い場所で自然乾燥させます。リューズの締め込みを確認してから洗浄し、砂や水滴をすべて除去した後に操作を行ってください。

参考:ロレックス

 

温泉では成分によって腐食の恐れがある

温泉は40~50℃以上の高温に加え、硫黄や塩化ナトリウムなどの成分がステンレスケースやパッキンを腐食させるリスクがあります。温泉成分がパッキンに付着すると、短時間の入浴でも気密性が低下する場合があります。

温泉の蒸気と外気の温度差はガラス内側に結露を生じさせ、ムーブメント周辺の湿度を上げる原因にもなります。温泉施設では腕時計を外し、湿気の少ない場所で保管してください。脱衣所などで湿気にさらされた場合は、表面に結露がないか確認し、水滴があれば柔らかい乾いた布で速やかに拭き取るようにしましょう。

温泉成分や入浴剤が付着したおそれがある場合は、常温の真水で軽くすすいだうえで拭き上げます。ねじ込み式リューズは保管前にしっかり締め、操作は時計が完全に乾いてから行います。風防内部の曇りが消えない、リューズ操作時に異音があるなどの症状に気づいた際は、早めに時計修理店へご相談ください。

参考:オメガ

万が一故障してしまった時計の売却について知りたい方はこちらの記事も参考になります。

 

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壊れた時計でも買取は可能?高く売るコツと査定のポイント、ブランド別の注目点を解説

 

10気圧防水と水洗いに関するよくある質問

10気圧防水と水洗いに関するよくある質問

10気圧防水の腕時計と水洗いに関して、読者から寄せられることの多い疑問を20問にまとめました。水洗いの具体的な手順から意外と知られていない注意点まで、腕時計を安全に扱うための参考にしてください。

10気圧防水の腕時計を水道水で洗っても壊れないのでしょうか?

10気圧防水の腕時計は、正しい方法であれば水道水での洗浄が可能です。ただし「正しい方法」とは蛇口の水を直接当てることではなく、容器に溜めた常温の水で短時間すすぐ手順を指します。

蛇口から出る流水は細い分だけ圧力が集中しやすく、リューズやパッキン周辺に瞬間的に高い水圧がかかる場合があります。洗浄前にリューズが完全に閉まっていることを確かめ、30秒~1分程度で切り上げるのが安全な目安です。

水洗い後の乾燥はどのような方法が適切でしょうか?

水洗い後は柔らかい布で水滴を押さえるように拭き取り、風通しの良い日陰で自然乾燥させる方法が最適です。ドライヤーの温風やヒーターの近くで乾かすと、急激な温度変化でパッキンが膨張・収縮を繰り返し、気密性が低下する恐れがあります。

乾燥の目安は2~3時間程度で、表面の水分が完全になくなるまではリューズ操作やボタン操作を控えてください。

10気圧防水の腕時計をお湯で洗うとどうなりますか?

お湯での洗浄は、10気圧防水の腕時計であっても避けてください。40℃以上の湯温はゴム製パッキンを急速に膨張させ、本来の弾力を失わせる原因になります。パッキンが変形すると元の形状に完全には戻らず、微細な隙間から水分が侵入しやすくなります。

腕時計の水洗いには必ず常温(20℃前後)の水を使い、洗浄後も高温環境を避けて乾燥させるのが鉄則です。

革ベルトが付いた10気圧防水の腕時計はどう洗えばよいでしょうか?

革ベルトは水に弱い素材のため、洗浄前に本体から取り外してください。腕時計本体だけを常温の溜め水で短時間すすぎ、柔らかい布で拭き上げます。革ベルト自体は水洗いに適さないため、汚れが気になる場合は以下の手順で手入れしてください。

  • 乾いた布で表面のホコリや汗を拭き取る
  • 革専用のクリーナーを少量つけた布でやさしく拭く
  • 風通しの良い場所で陰干しする

革ベルトに水がかかった場合は、すぐに乾いた布で吸い取り、形を整えた状態で自然乾燥させると変形を防げます。

中性洗剤を使って10気圧防水の腕時計を洗っても問題ないでしょうか?

中性洗剤の使用は推奨されていません。食器用洗剤やハンドソープに含まれる界面活性剤は、ゴム製パッキンの劣化を早め、柔軟性の低下による浸水リスクが高くなります。また、界面活性剤には水の表面張力を低下させる性質があり、防水パッキンの細い隙間から水分が浸み込みやすくなります。

汗や皮脂の汚れが気になる場合は、常温の水と柔らかい歯ブラシだけで隙間の汚れを落とす方法で十分です。どうしても落ちない汚れがある場合は、時計修理の専門店でクリーニングを依頼する方が安全です。

水洗いの頻度はどの程度が適切でしょうか?

10気圧防水の腕時計を洗い流す頻度に明確な基準はありませんが、日常的な汗や軽い汚れは使用後に柔らかい布で乾拭きするだけで十分対応できます。水洗いは、海水や泥が付着したとき、大量に汗をかいたときなど、必要な場面に限って行うのが望ましいです。

10気圧防水の腕時計を着けたまま食器洗いをしても大丈夫でしょうか?

10気圧防水の腕時計を着けたまま食器洗いを行うこと自体は、防水性能の範囲内です。ただし、食器用洗剤の界面活性剤がパッキンに付着するリスクと、蛇口からの流水が直撃するリスクがあります。食器洗い中は以下の点に注意してください。

  • 洗剤の泡がリューズ周辺に付着したら早めに真水で流す
  • 蛇口の水流を腕時計に直接当てない
  • 作業後は真水ですすぎ、乾いた布で水分を拭き取る

頻繁に水仕事をする方は、作業中だけ腕時計を外す習慣をつけるとパッキンの寿命を延ばせます。

10気圧防水の腕時計で大雨の中を歩いても問題ないでしょうか?

10気圧防水の腕時計は大雨に濡れる程度であれば浸水の心配はほぼありません。雨粒が腕時計にかかる水圧は10気圧を大幅に下回るため、通常の雨天使用は防水性能の範囲内です。帰宅後は濡れたままにせず、柔らかい布で水滴を拭き取ってください。

ただし、パッキンの交換を3~5年以上行っていない腕時計は気密性が低下している可能性があるため、豪雨が長時間続く場合は、袖口で腕時計を覆うか、外してポケットやバッグに入れておくと安心です。

10気圧防水の腕時計を着けたまま川遊びはできますか?

浅い川で水遊びをする程度であれば、10気圧防水の腕時計でも対応可能です。ただし、川遊びには岩への衝突・急流による水圧変化・砂利の巻き込みなど、プールや海とは異なるリスクがあります。

腕時計を岩に打ちつけるとケースやガラスだけでなく、裏蓋のかみ合わせが歪んで気密性を失う場合もあります。流れの速い渓流や飛び込みを伴う遊び方をする場合は、20気圧以上の防水性能を持つモデルやG-SHOCKのような耐衝撃構造の腕時計を選ぶのが安心です。

購入から何年くらいでパッキンを交換すべきでしょうか?

腕時計のパッキン交換は、購入から3~5年が一般的な目安です。カシオをはじめ多くのメーカーが「3~5年を目安に定期的なパッキン交換」を推奨しています。日常的に頻繁に使用する場合や、水洗いの頻度が高い場合は劣化がさらに早いため、2年を目安に点検すると安心です。

パッキン交換の費用は550円~(※2026年4月時点の情報です)が目安ですが、ブランドや修理店によって差があるため、事前に見積りを取ってください。

10気圧防水の腕時計で文字盤が曇った場合はどうすればよいでしょうか?

文字盤のガラス内側に曇りや水滴が見えた場合は、腕時計内部に水分が侵入したサインです。放置するとムーブメントの金属部品がサビてしまい、修理費用が高額になります。曇りに気づいたら以下の対応を行ってください。

  • リューズ操作やボタン操作を一切行わない
  • 乾燥剤と一緒に密閉袋に入れて一時保管する
  • できるだけ早く時計修理の専門店に持ち込む

自然乾燥で曇りが消えることもありますが、一度侵入した水分はパーツの腐食を進めるため、内部の洗浄と乾燥を専門店で行うのが確実です。

10気圧防水の腕時計はサウナで使用できますか?

10気圧防水の腕時計をサウナで使用することは避けてください。サウナ室内の温度は80~100℃に達し、外気との温度差は60℃以上になります。急激な温度変化はパッキンの膨張と収縮を引き起こし、1回の入室でも気密性が低下するリスクがあります。

水風呂に入る際の急冷も同様に危険です。サウナ施設では腕時計をロッカーに預け、使用後にケースやベルトの汗を乾拭きしてから装着してください。

電池交換後に防水性能は変わりますか?

電池交換時には裏蓋を開閉するため、パッキンの状態によっては防水性能が低下する可能性があります。電池交換は正規サービスセンターや技術力のある修理店に依頼し、作業後に防水検査(気密テスト)を実施してもらうことをおすすめします。

自分で電池交換を行った場合は裏蓋の締め付けが不十分になりやすく、防水性能が保証されなくなる点に注意が必要です。

10気圧防水と100m防水は同じ性能でしょうか?

10気圧防水と100m防水は似た数値ですが、厳密には異なる規格です。10気圧防水は「日常生活用強化防水」に分類され、静止した状態で10気圧(水深100m相当)の圧力に耐える性能を示します。一方、100m防水は「潜水用防水」に分類される場合があり、水中での動きや水流を考慮した試験に合格したものです。

腕時計を購入する際は、文字盤や裏蓋に「WATER RESIST 10BAR」と表記されているか、「DIVER’S 100m」と表記されているかを確認すると、どちらの規格かを判別できます。

クォーツ式と機械式で水洗い時の注意点は異なりますか?

洗浄手順そのものに大きな違いはありませんが、機械式腕時計はクォーツ式よりも内部構造が複雑なため、浸水した場合の修理費用が高額になりやすい傾向があります

機械式腕時計は微細な歯車やゼンマイで構成されており、わずかな水分でもサビや油切れを引き起こします。水洗い前にリューズのロック状態を念入りに確認し、洗浄時間は30秒以内に抑えるなど、クォーツ式以上に慎重に扱ってください。

ステンレスベルトの隙間に汗や汚れが溜まった場合の落とし方を教えてください。

ステンレスベルトのコマ(駒)の隙間に溜まった汚れは、常温の溜め水と柔らかい歯ブラシで落とせます。手順は次の通りです。

  • 容器に常温の水を溜め、ベルト部分を浸す
  • 柔らかい歯ブラシでコマの隙間を一方向にやさしくこする
  • 水を替えてもう一度すすぎ、清潔な布で水分を拭き取る
  • 風通しの良い日陰で完全に乾燥させる

頑固な汚れが残る場合は、ブレスレットだけを本体から取り外して洗浄すると、本体への水分リスクを避けながら丁寧に掃除できます。

10気圧防水の腕時計は海水浴で着けたままにしてもよいでしょうか?

10気圧防水の腕時計は、波打ち際で軽く水に浸かる程度であれば着用可能です。ただし、波の打ち付けや飛び込みなどで瞬間的に10気圧を超える圧力がかかると浸水リスクが上がります。海水浴後は必ず常温の真水で腕時計を洗い、塩分を完全に除去してください。

塩分がベゼル(外周のリング部分)やリューズ周辺に残ると金属の腐食やパッキンの劣化が進みます。海水浴後の真水洗浄は当日中に行うのが理想です。

10気圧防水の腕時計が水没してしまった場合の応急処置はありますか?

水没した腕時計を救う最善策は、できるだけ早く専門の修理店に持ち込むことです。応急処置としては以下の手順を試してください。

  • 水中から引き上げたらリューズやボタンに触れず、振動も与えない
  • 柔らかい布で表面の水分をやさしく拭き取る
  • 乾燥剤(シリカゲル)と一緒に密閉袋に入れて保管する
  • 24時間以内に修理店へ持ち込む

自力で裏蓋を開けて乾燥させようとすると、ホコリの侵入やパッキンの破損を招くため、分解は絶対に行わないでください。

パッキンの劣化は見た目で判断できますか?

パッキンの劣化は外側からは見えにくく、目視だけで正確に判断することは困難です。パッキンはリューズや裏蓋の内側に組み込まれているため、劣化が進んでもケースの外観には変化が現れません。「以前よりリューズの回し心地が軽くなった」「ガラス内側にうっすら曇りが出る」といった兆候があれば、パッキン劣化を疑ってください。

確実な判定には、時計修理店で気密テスト(防水検査)を受ける必要があります。費用は550円~(※2026年4月時点の情報です)が目安ですが、ブランドや修理店、検査内容によって異なるため、事前にお見積りを取ってください。

10気圧防水の腕時計を水洗いした後、すぐにリューズを操作しても大丈夫でしょうか?

水洗い直後のリューズ操作は避けてください。リューズ周辺に水滴が残った状態で引き出すと、毛細管現象によって微量の水が内部に入り込む恐れがあります。

洗浄後は柔らかい布でリューズ周辺の水分を丁寧に拭き取り、2~3時間の自然乾燥を経てから操作を行ってください。ねじ込み式リューズの場合は、乾燥後にしっかりねじ込んでロック状態になっていることを指先で確認する手順も忘れずに行ってください。

 

まとめ

10気圧防水の腕時計は日常生活や軽い水上活動なら十分な防水性能を備えていますが、流水の衝撃・温度差・洗剤の付着によって気密性が損なわれるリスクは常にあります。水に触れた後は乾拭きとリューズの締まり確認を必ず行ってください。

夏の海水浴や冬のスキーなど水や温度変化にさらされるシーズンの前に気密検査を受けておくと、故障を未然に防げます。シャワーや温泉施設では腕時計を外して入浴する習慣を徹底してください。

 

「おたからや」での「腕時計」の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での「腕時計」の参考買取価格の一部を紹介します

画像 商品名 参考買取価格
パテック フィリップ ノーチラス 5990/1R-001 ブルー

パテック フィリップ ノーチラス 5990/1R-001 ブルー

43,393,000円
ロレックス デイトナ 116568BR

ロレックス デイトナ 116568BR

19,606,000円
カルティエ サントス

カルティエ サントス

17,780,000円
オーデマ ピゲ ロイヤルオーク 5402ST ブラック オーデマ ピゲ ロイヤルオーク 5402ST ブラック 17,034,000円
ヴァシュロン・コンスタンタン トラディショナル トゥールビヨン 5100T/000R-B623

ヴァシュロン・コンスタンタン トラディショナル トゥールビヨン 5100T/000R-B623

11,907,500円

※こちらの金額は2026年4月時点のものとなります。状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

高級腕時計の査定では、ケースやベゼル、ブレスレットのコンディションが価格を大きく左右します。たとえば、ロイヤルオークでは八角ベゼルのエッジの状態、サブマリーナーでは回転ベゼルの動作や防水テストの結果などが評価のポイントになります。

クロノグラフ搭載機はプッシャーの作動精度もチェックされ、オメガのダイバーズはヘリウムバルブや回転計時リングの摩耗具合が印象を左右します。付属品がなくても査定可能ですので、保管時のポリッシュは控えめにし、現状のコンディションを整えて店頭でご相談ください。

 

  • おたからや査定員のコメント
古川

10気圧防水は通勤時の雨やプールサイド程度なら十分ですが、シャワーや温泉の急激な温度差、蛇口の直流水は想定外の圧力となりパッキン劣化を早めます。使用後は真水洗いと乾拭き、リューズ締付の再確認を習慣化し、年1回の点検をすることで気密を維持しましょう。特に夏場の海水は塩分がパッキンを膨潤させる恐れがあるため、塩抜きと風通しの良い日陰乾燥が有効です。

 

腕時計の買取なら「おたからや」

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防水テストの記録やオーバーホール履歴が残っている腕時計は、査定で加点される場合もあります。メンテナンスの記録は捨てずに保管しておくのがおすすめです。

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※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。

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査定員の紹介

古川 査定員

おたからやの時計買取 古川査定員
  • 趣味

    サウナ・温泉

  • 好きな言葉

    夢なき者に成功なし

  • 好きなブランド

    ロレックス

  • 過去の買取品例

    高級時計全般

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