有事の金とは?その意味と資産形成に加えるべき投資の理由を徹底解説

※下記の画像は全てイメージです
世界情勢が不安定になるたびに注目されるのが「有事の金」です。最近ではニュースなどで見聞きする機会も増えているのではないでしょうか。有事の金とは、戦争や金融危機、パンデミックなどの非常時に価値が高まりやすいとされる金のことです。
円安や株価の乱高下が続く今、資産形成に金を加えるべきではないかと検討している方も多いかもしれません。本記事では「有事の金」とは何かという基本から、なぜ金が選ばれるのか、そのメカニズムや過去の事例、投資方法、そして注意点まで幅広く解説します。
「金投資は本当に安全なのか?」「自分に向いているのか?」と迷っている方でも、本記事を読むことで判断の軸が見つかるでしょう。資産防衛として金を活用すべきか、今こそ考えてみませんか?
Contents
有事の金とは?意味や注目される理由を解説

前述したように「有事の金」とは、戦争や経済危機などの非常時に価値が高まるとされる金のことです。
金は世界共通の実物資産であり、情勢不安時の資産防衛手段として注目されています。ここではその基本的な意味や背景について、詳しく見ていきましょう。
「有事」とはどのような状況を指すのか?
「有事」とは、平時とは異なる危機的な状況のことです。具体的には戦争や地政学リスク、金融危機や自然災害、パンデミックなどが該当します。
近年の例では、「リーマンショック」と呼ばれる金融危機や、ロシアによるウクライナ侵攻、新型コロナウイルスの感染拡大などが実際の有事の例として挙げられます。
混乱時には、通貨や株式といった信用資産の価値が不安定になりやすいため、現物資産である「金」への注目が高まります。こうして「有事の金」とは、経済や社会が不安定な時に買われやすくなる金を象徴する言葉として定着しました。
有事の金が注目される理由とは
有事の金が注目される最大の理由は、金が「実物資産」であり、国家や通貨の信用に依存しない独立した価値を持つ点にあります。株や債券、法定通貨は、その発行元の信用が前提となっていますが、金は世界共通で価値が認められる「資産」です。
特に、戦争や通貨不安、金融システムの混乱などが発生した際には、資産保全の手段として金の需要が急増し、価格が上昇しやすくなります。
また、世界中の中央銀行も金の保有と買い増しをしており、長期的に信頼できる安全資産と見なされていることも、注目度をさらに高める要因となっています。
- おたからや査定員のコメント
金は“有事に強い資産”として、戦争や金融不安が起きるたびに注目を集めてきました。昨今の地政学リスクや円安傾向も相まって、買取市場でも活発な動きが見られます。
当店「おたからや」では、インゴットや金貨はもちろん、ジュエリーや片方だけのピアスといったアイテムも1点ずつ丁寧に査定いたします。価格相場が高い今こそ、ご売却を検討されるタイミングとしては好機といえるかもしれません。

なぜ有事の時に金が買われるのか?背景とメカニズムを解説

ここでは、戦争や金融不安といった“有事”において、金が資産として注目される理由や、他の資産との違いを具体的に解説します。
金が「無国籍通貨」として選ばれるワケ
金は世界中どこでも価値を認められる実物資産であり、通貨のように各国家の信用に依存していません。そのため「無国籍通貨」とも呼ばれています。
ドルや円といった法定通貨は、発行国の財政状況や金融政策の影響を受けますが、金はそうした政治や経済の影響を受けにくい点が特徴です。また、金は現物として保有できるため、インフレや金融危機、預金封鎖などの非常時においても、安全資産としての役割を果たします。
通貨価値の下落や市場の混乱が起こると、投資家が金に資産を移す傾向があり、その信頼性の高さが金価格の上昇につながっている要因です。
有事に強い資産の特徴とは
有事に強い資産には、以下のような共通点があります。
- 価値の保存性が高く、通貨のように価値が大きく下がることが少ない
- 流動性があり、世界中で売買できる
- 発行体の信用に依存しない独立性がある
金はこれらを満たす代表的な資産です。一方で、株式や債券などは、企業業績や金利、国の信用度に大きく影響するため、有事の際には価格が乱高下しやすくなります。
金は実物資産であり、国際市場で安定した需要があるため、混乱時にも価値を保ちやすく、資産を守る手段として重宝されています。
国家リスクや信用不安と金価格の関係
国家の財政破綻や政情不安が発生すると、その国の通貨や債券の信用が急落する可能性があります。
こうした「信用不安」が起きた際、投資家は金を安全資産として選ぶ傾向があり、結果として金の需要と価格が上昇します。
実際、ギリシャの債務危機や英国のEU離脱といった局面では、金価格は上昇しました。政府や通貨への信頼が揺らいだ場面で、金は信頼できる資産として機能しました。
株・債券・不動産との比較
株式は企業業績や景気に影響を受けやすく、金融危機時には大きく下落するリスクがあります。債券も、金利や発行国の信用に左右されるため、インフレ局面では不利になる傾向があります。
不動産は実物資産である一方、流動性が低く、地政学リスクや災害などによって資産価値が下がることが少なくありません。
これに対し金は、短期的には価格変動があるものの、長期的には価値を維持しやすく、世界中で取引できる点が大きな強みです。
過去の有事における金価格の具体的事例

過去の有事には、金価格が大きく変動した事例が多数あります。ここでは、リーマンショックや新型コロナウイルスのパンデミック、現在も続く地政学リスクなどの背景と金価格の推移を時系列で整理し、有事における金の動きを解説します。
リーマンショック金融不安が高まり、金価格が上昇
2008年のリーマンショックは、世界経済に大打撃を与えた金融危機です。サブプライムローン問題が発端となり、信用収縮が世界中に波及しました。このような状況下で、安全資産である金への信頼が高まり、金価格は大きく上昇しました。
リーマン・ブラザーズが破綻した2008年9月以降、金価格は一時的に下落したものの、翌年以降は回復と上昇を続け、2011年には1トロイオンスあたり約1,920ドルまで高騰しました。
この動きは、金融システム全体への不安が高まる中で金が「通貨に代わる安全な価値の保存手段」として改めて評価された結果といえるでしょう。
新型コロナウイルス感染症のパンデミック世界経済の先行き不透明感から金が買われる
2020年に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行は、経済活動を一時停止させ、株式市場に大きな混乱をもたらしました。
パンデミック初期には、株の暴落とともに金も一時的に売られる局面がありました。その後、各国の大規模な金融緩和政策や低金利政策が実施されると、通貨価値への不安が高まり、金に資金が流入していきます。
2020年8月には金価格が当時の史上最高値を更新し、1トロイオンスあたり2,000ドルを超える水準に達しました。経済の先行き不安と金融政策への警戒感が、この価格上昇を後押ししました。
進行中の紛争地政学リスクの高まりが金価格を押し上げる
近年では、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の不安定化など、地政学リスクが世界中で高まっています。特に2022年2月以降、ロシア軍のウクライナ侵攻を受けて国際社会は混乱し、経済制裁や原油価格高騰、サプライチェーンの混乱といった影響が連鎖的に広がりました。
これにより投資家心理は悪化し、安全資産である金への需要が急増します。2022年3月には金価格が一時的に1オンスあたり2,000ドルを突破しました。
こうした地政学リスクは、一国の金融政策だけでは抑えきれない不確実性を伴うため、世界中の投資家が金を“逃避資産”として選ぶ傾向が強くなります。
金投資の基本|資産としての価値と種類

金は、現物資産として長年にわたり価値を保ってきました。近年では、現物の購入だけでなく、積立やETFなど投資スタイルも多様化しています。
ここでは、金投資の種類や特徴、資産としての安定性や他の資産との分散効果について見ていきましょう。
金投資の主な方法
金投資には複数の方法があり、目的やリスク許容度に応じて選ぶことが大切です。以下では代表的なものについて解説します。
金地金(現物)
金地金とは、純度99.99%のインゴットなど、いわゆる金の延べ棒のことを指します。現物を手元に保有できる安心感や、金融機関や通貨の信用に依存しない独立性が大きな魅力です。
しかし、自宅保管の場合の盗難リスクや保管料、売買手数料が発生する点には注意が必要です。まとまった資金が必要なため、中級者以上向けの投資方法といえるでしょう。
純金積立
純金積立は、月々1,000円程度からでも始められる手軽な金投資です。毎月一定額を使って金を少しずつ購入する「ドルコスト平均法」が適用されるため価格変動リスクを抑える効果があります。
また、多くのサービスで現物の引き出しも可能なため、将来的に金地金として保有したい方にも適しています。ただし、積立手数料や引き出し時の費用が発生するため、あらかじめ運用コストを確認しておくことが大切です。
金ETF・投資信託
金ETF(上場投資信託)や金を組み入れた投資信託は、証券口座を通じて手軽に金価格の動向に連動した資産形成ができる方法です。
現物の金を直接保有するわけではありませんが、保管料がかからず、少額からの投資も可能で、分散投資の一部として活用されることが多くなっています。
NISAやiDeCoに対応している商品もあり、税制優遇を受けながら資産形成を進められるのも大きなメリットです。ただし、為替変動の影響を受ける場合があるほか、信託報酬などのコストも考慮して投資判断を行う必要があります。
- 関連記事はこちら
・金投資の方法を徹底解説!現物・純金積立・ETFの違いとメリット・デメリット
・金ETF投資とは?メリット・デメリットや現物との違いまで徹底解説
・金の現物投資の方法とは?メリット・デメリットを徹底解説
金の資産価値はなぜ安定するのか?
金の資産価値が安定している理由は、以下のように大きく3つあります。
- 「供給量の限界」:金は自然界に限られた量しか存在せず、新たな採掘にも時間とコストがかかるため、インフレに強い資産とされています。
- 「世界共通の価値」:どの国でも金は高い換金性を持ち、通貨のような信用不安に左右されません。
- 「実物資産であること」:株式や債券とは異なり、無価値になる可能性がほとんどなく、経済危機や通貨下落時にも価値を保つ傾向があります。
以上のように、金は長期的な資産保全に適した安定した資産といえるでしょう。
他の資産との分散効果
金は、株式や債券、不動産などの伝統的な資産と異なる値動きをするため、ポートフォリオ(金融資産の組み合わせとその配分)に組み入れることで分散投資の効果を高めやすくなります。
たとえば、株価が暴落した際でも金価格が上昇するケースがあり、損失の緩和が期待できます。また、インフレ時には実物資産である金が評価されやすく、通貨の購買力低下に対する防御策としても有効です。
さらに、国際的な地政学リスクが高まる場面でも金への資金流入が見られ、不確実性への備えとして役立ちます。こうした性質から、金は資産の“保険”としての役割も果たすといえるでしょう。
金投資のメリット・デメリット|失敗しないために知っておくべきこと

金投資は、インフレに強く、資産を守る手段として注目されています。一方で、利息がつかない、短期向きでないといったデメリットもあるため、特徴を正しく理解することが大切です。ここでは、金投資の長所と短所を整理し、判断材料を提供します。
金投資のメリット
以下では、金投資のメリットについて見ていきましょう。
インフレ耐性・通貨価値の下落に強い
金はインフレ時に価値が上がる傾向があります。物価が上がると現金の価値は目減りしますが、金は価格も一緒に上がりやすいため、資産の価値を守る手段として役立ちます。
特に、通貨の信用が揺らいだ局面では「実物資産としての信頼性」が再評価され、需要が高まる傾向があるのも特徴です。
長期保有で安定した資産に
金は、短期間で大きな利益を狙う資産としては不向きです。しかし、一時的な停滞期を除けば、長期的に見て価格は着実に上昇してきた実績があります。
たとえば、2000年には1トロイオンスあたり約280ドルだった金価格は、2020年には2,000ドル前後まで上昇しました。約20年間で7倍以上の伸びを記録しており、長期保有の有効性を示しています。日本円ベースでも、2000年代初頭には1gあたり1,000円台だったものが、2024年には1gあたり1万円を超えるなど、為替変動を含めても高い上昇率を維持しています。
また、金は世界中で価値が認められており、為替や株式市場の変動にも比較的影響されにくい資産です。長期保有によって安定した資産形成を支え、将来的な海外移住や資産移転にも柔軟に対応できるというメリットも見逃せません。
金投資のデメリット・リスク
以下では、金投資のデメリットとリスクについて見ていきましょう。
利息がつかない/保管コスト
金は株式や債券と異なり、保有していても利息や配当が発生しません。そのため、金利が上昇している局面では、相対的に魅力が薄れることがあります。
また、現物保有の場合は、貸金庫や保険などの保管コストがかかるため、長期保有する際にはその負担も考慮する必要があります。
短期売買には不向き
金は中長期的な資産保全に適していますが、短期間での値動きも大きく、売買タイミングの見極めが難しい商品です。
特にデイトレードのような短期売買では、価格変動リスクや手数料の負担が大きく、損失を招く可能性が高まります。
「やめておけ」と言われる理由とその真相
インターネットなどでは「金投資はやめておいた方がいい」といった否定的な声も見られます。その背景には、主に以下の理由があります。
- 利回りが低く、資産を増やすには不向き
- 「金=安全」と誤解して過信し、失敗するケースがある
- 現物保有に手間やコストがかかる
ただし、これらは金投資の特性を正しく理解していないことに起因するものです。目的や運用スタイルに合った使い方をすれば、金は資産全体の安定性を高める有効な手段になります。
金投資が向いている方・向いていない方

金投資には向き不向きがあり、すべての方に最適とは限りません。ここからは、金投資に向いている方の特徴や注意点、初心者が陥りやすい落とし穴を解説し、適切な判断材料を提供します。
金投資に向いている方の特徴
以下は金投資に向いている方の特徴です。
インフレや円安に強い資産を持ちたいと考えている方
インフレや通貨の価値下落に不安を感じている方にとって、金は防衛的な資産として魅力的です。通貨と異なり、金はインフレ時に価値が上がりやすく、購買力を守る役割を果たします。外貨の代替資産としても有効です。
長期目線でじっくり資産を育てたい方
金は短期での利益を狙うより、時間をかけて資産価値を維持した上で成長させるのに向いています。長期保有により価格変動リスクが安定化するため、堅実な資産形成を目指す方にとっては心強い資産になるでしょう。
分散投資を重視しリスクヘッジをしたい方
株式や債券だけで資産形成をしていると、同じ市場要因に偏るため資産全体が影響を受けてしまう可能性があります。金は異なる値動きをする資産であるため、ポートフォリオに加えることで全体のリスクを下げる効果が期待できます。
世界情勢に関心がありマーケットの動きに敏感な方
金価格は地政学リスクや金融不安、国際経済の動向に反応しやすいため、常にニュースや相場をチェックする習慣のある方には適した投資対象です。リスクと機会を見極めながら、判断力を活かした資産形成ができます。
現物資産に対する安心感を重視する方
実物として手元に置ける金は、デジタル資産や証券と違い、目に見える形で所有感を得られます。物理的な資産に信頼を置く方にとって、万一の時に資産として機能する点が安心材料となるでしょう。
金投資に向かない方の注意点
以下は金投資に向かない方の注意点です。
短期間で利益を出したい方
金は価格変動が緩やかで、急激な値上がりを期待するのは難しいという面があります。デイトレードや短期投資で利益を狙いたい方にとっては、思うように成果が出ず、機会損失につながるおそれがあります。
価格変動に不安を感じやすい方
金は比較的安定した資産ですが、時期によっては大きく値を下げることもあります。価格の上下の動きに一喜一憂しやすい方は、精神的なストレスを感じやすく、投資判断を誤るリスクが高まる可能性があるでしょう。
保管や管理が面倒だと感じる方
金地金などの現物資産を自宅で保管する場合は防犯が必要です。また、貸金庫を利用すれば別途費用が発生します。こうした管理の手間や費用をかけることにためらいを感じる方には、現物投資は不向きです。
リスクの分散より利回り重視の方
金は長期的に価値を保ちやすい資産ですが、利息や配当が得られないため、資産を“増やす”という観点では効果が限定的です。高いリターンを求める投資家にとっては、他の金融商品の方が魅力的かもしれません。
初心者が注意すべき落とし穴とは?
金投資に初めて取り組む初心者が陥りやすいのは「安全資産」という言葉を過信することです。確かに金は有事に強い傾向がありますが、購入のタイミングを誤ると、購入後に価格が下落することもあり得ます。
また、売買時の手数料が高めな点も見落とされがちです。さらに、金地金と金ETFでは保有形態やリスクが異なるため、自分に合った投資方法を選ぶことが大切です。
情報不足やイメージ先行での判断は避け、目的意識と知識を持って慎重に取り組む姿勢が求められます。
今後の金価格の見通しと代替資産との比較

金価格の将来性を考える上で、地政学リスクや金融政策、中央銀行の動向など複数の要因を見極めることが必要です。ここでは、金の将来展望に加え、ビットコインや外貨、不動産といった代替資産との違いも詳しく比較します。
金は今が買い時なのか?それとも様子見か?
2020年のコロナショック後に記録的な高値をつけた金価格は、2023年から2024年にかけて一時的に調整局面を迎えました。そして、地政学リスクや円安、インフレ圧力の影響で再び注目を集めています。
「今が買い時か」という問いに対しては、投資目的や保有期間によって答えが異なるでしょう。短期的には価格の変動があるものの、長期的には価値の保存手段として一定の信頼性があります。したがって、急騰を狙うよりも「分散」と「守り」の資産として定期的に買い増すスタイルが有効です。
価格の「底」を予測するより、購入のタイミングを分散することでリスクを抑えることができます。
中央銀行の買入動向と金価格の関係
近年、各国の中央銀行が金の保有量を増やしており、それが金価格に与える影響も無視できません。特に2022年には世界の中央銀行による金の純購入量が過去最大を記録しました。その主な要因はドル離れや外貨準備の分散化にあります。
地政学リスクが高まる中、各国が自国の通貨防衛と金融の安定性を意識して金を保有している状況です。こうした動きは金に対する需要を押し上げ、価格相場が下がりにくい底堅さを支える一因となっています。
個人投資家たちは、中央銀行の動向を市場の方向性を知る“シグナル”として活用できるでしょう。
ビットコイン・外貨・不動産との違い
金と同様に「資産保全」や「分散投資」の対象として注目されているのが、ビットコインや外貨、不動産などの資産です。以下では、それぞれの違いについて見ていきましょう。
ビットコインとの違い
ビットコインは分散型のデジタル資産で、発行上限があるという点では金と共通していますが、価格変動の激しさは金以上です。また、技術的なセキュリティや規制の影響を受けやすく、法的位置づけが不安定な国もあります。
金は長年にわたる価値の裏付けがある点で信頼性が高く、より保守的な投資家に適しているでしょう。
外貨との違い
外貨も資産分散の手段として有効ですが、為替変動やその国の経済状況、金利政策に大きく左右されます。たとえば米ドルは強い通貨として知られていますが、FRB(連邦準備制度理事会)の利上げや政変などで価値が変動します。
金はどの国にも依存しない資産であり、地政学リスクにも左右されにくいのが特徴です。
不動産との違い
不動産は安定した賃料収入やインフレへの耐性が期待できる一方で、購入や維持に多くの資金が必要です。また、売却に時間がかかるなど流動性に欠ける点もあります。
金は流動性が高く、世界中で比較的スムーズに売買が可能です。また、保有コストも不動産と比べ低い点が大きな違いです。
まとめ
有事の金とは、戦争や経済危機など“非常時”に価値が高まりやすい資産であり、今まさに注目を集めています。国家に依存しない「無国籍通貨」として、資産を守る手段としての信頼性が改めて見直されている資産の1つです。
近年は、中央銀行による金の購入増加や地政学リスクの高まりにより、資産の安定性が重視される時代となっています。そのため、金をポートフォリオに加える価値はますます高まっています。
金の特性やリスクを正しく理解した上で、自分に合った投資スタイルを見つけ、将来の不確実性に備える第一歩を踏み出しましょう。
「おたからや」での金の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での金の参考買取価格の一部を紹介します。
2025年10月28日09:30更新
今日の金1gあたりの買取価格相場表
| 金のレート(1gあたり) | ||
|---|---|---|
| インゴット(金)21,395円
-516円 |
K2421,141円
-511円 |
K2320,071円
-485円 |
| K2219,429円
-470円 |
K21.619,002円
-459円 |
K2017,504円
-423円 |
| K1816,046円
-387円 |
K1412,155円
-294円 |
K1210,230円
-247円 |
| K108,518円
-206円 |
K97,662円
-186円 |
K86,379円
-154円 |
| K53,169円
-78円 |
||
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
金の査定額は、地金そのものの価値に加えて、市場の人気やタイミングによっても変動します。最も大きな影響を与えるのは「金の純度(品位)」であり、24金(K24)や18金(K18)といった含有率によって買取価格が大きく異なります。
次に重要なのが「重さ(グラム数)」で、当然ながら重いほど高額査定につながります。その他、買取当日の金相場、手数料の有無、破損や傷の状態なども査定額に影響するため注意が必要です。金の査定は、信頼できる専門店での無料査定を受けるのが安心です。
- おたからや査定員のコメント
金は、通貨や株式のように発行体の信用に依存しない、世界共通の“資産”です。だからこそ、有事の際にも強く、資産を守る手段として選ばれてきました。
「おたからや」では、その日の相場を反映した価格を提示するのはもちろん、純度や重量、刻印の有無なども見極めて、価値に見合う査定を心がけております。状態にかかわらず、まずはお気軽にご相談ください。

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おたからやの金買取
査定員の紹介
伊東 査定員
-
趣味
ショッピング
-
好きな言葉
有言実行
-
好きなブランド
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-
過去の買取品例
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