金投資の方法を解説!初心者が押さえるべき基礎知識と注意点
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「金投資」は有事に強い
金投資の最大の長所は、有事に強いところです。株取引などは、政治や経済、世界の景気に左右されて大きな価格変動が起こることもあります。大きなリターンを得るチャンスがある一方で、その価値が紙くず同然となってしまうこともあるのです。金投資は、数ある投資手法の中でも比較的リスクが小さいといわれており、それゆえに「有事の金」「金は安全資産」などともてはやされることもあります。その背景について見ていきましょう。
有事に強い金
紛争やテロ、株価の暴落といった世界的な有事があると、株式などの金融資産はその価格を大きく下げることがあります。株式や債券は実体のない資産であり、景気が悪くなって価格は下がると、最悪の場合には価値がゼロとなってしまうこともあるのです。
一方金は、価値がゼロになることはまずないといわれています。資産を守る手立てとして、金が選ばれているのです。
金はインフレにもデフレにも強い資産としても知られています。インフレとは物価の上昇が続くことを指しますが、これは言い換えると「貨幣の価値が下がる」ことです。「お金」のように扱われることもありながら「もの」でもある金は、インフレ時にはその価値が上がります。そうなるとデフレ時には相対的に金の価値が下がりそうに思われますが、実はそうとも限りません。実際に、リーマンショックのデフレ時には金価格が高騰しました。その背景にも、やはり「価値がなくならない」金の性格が隠れています。デフレの長期化や、デフレ後の反動による物価の急上昇などを見越して、破綻することのない資産である金を入手しようとする人が増えるのです。その結果、需要が供給を上回り、金価格が上昇しやすくなります。
金は税金面でもお得
金は税金面で有利であることも、金投資をおすすめする理由の1つです。
同じ実物資産の代表格である不動産とは違い、金は保有していても固定資産税がかかりません。また、金を売却して利益が出た際は、年間50万円分の控除を受けられます。この金額内であれば、売却利益に対して課税されることはありません。なお、50万円を超える部分は「譲渡所得」とみなされ、給与など他の所得と合算されて「総合課税」の対象となります。
初心者には純金積立がおすすめ
日本において取引可能な金の投資方法には、①金貨・金地金投資、②純金積立投資、③金ETF投資、④投資信託、⑤金先物・CFD投資の5つがあります。このうち、初心者の方におすすめなのが純金積立です。
取引に慣れていないうちは、リスクをできるだけ下げて、少ないリターンでも少しずつ資産を積立てる方法が安心といえます。短期間で大きなリターンはありませんが、将来に向けて着実に資産形成できるのがメリットです。
純金積立の概要とそのメリット
純金積立は、銀行の窓口やインターネット経由で取引できる積立スタイルの金投資手法です。月々の設定金額をあらかじめ決めておくことで、毎月一定額分の金を購入できます。数年単位での長期保有が基本となるため、ゆっくりと資産を増やしていきたい方には最適な積立方法です。
純金積立は、金の価格変動によるリスクを軽減できる長所があります。申し込み時に決めておいた一定の金額を毎月積立てる方法ですが、純金積立は「ドルコスト平均法」によって、価格変動リスクを抑えられる仕組みとなっているのです。ドルコスト平均法とは、金の価格が下がれば購入量を増やし、価格が上がったときには購入数を減らす仕組みのこと。毎月一定額の投資金額をこのように分配することで、金相場に変動されることなく一定の購入金額を保てます。
純金積立の長所2つめは、毎月1,000円の少額から投資できることです。金に限らず、投資する上で特に気になるのは、やはり投資にかかる費用ではないでしょうか。毎月1,000円からスタートできる純金積立ならば生活に影響しづらく、長期間積立てて売却すれば大きなリターンとして手元に戻る可能性があります。投資をしたいけれど予算に余裕がない方に、特におすすめしたい方法です。
まずは、純金積立から始めていき、慣れてきたら投資信託やETFにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。なお、純金積立には「スポット購入」という仕組みもあり、自分の好きなタイミングでの購入も可能です。経済的に余裕のあるときは投資金額を増やすなど、より積極的な投資も行えます。
金投資の短所とおすすめの投資金額
金投資の長所として、景気やインフレなどに左右されにくい点をご紹介しました。しかし、金投資にも当然短所は存在します。金投資の長所だけでなく短所もしっかり理解した上で、複数の投資手法と上手に組み合わせていくことが大切です。
金投資の短所
金投資の大きな短所の1つが、「所有しているだけでは、利息や配当金が生まれない」という点です。株式投資では所有しているだけで配当が得られますし、貯金でもわずかながら利息を得られます。しかし金の場合、利益を得られるタイミングが売却時のみです。
そのため、保有しているだけで利益を手にしたいと考えている方にはおすすめできません。
金投資の短所2つめが、盗難や紛失によって金を失うリスクがある点です。もし金を自宅で保管・管理するのであれば、厳重な金庫などに保管する必要があるでしょう。もしくは、銀行などの貸金庫を使用する方法もあります。いずれにしても、盗難や紛失のリスクに備えるための設備もしくは管理費用が必要です。
金投資の金額はどのくらいが妥当?
金投資には上記のような短所もあるため、それらを補える他の投資手法と組み合わせることをおすすめします。例えば、景気の影響を受にくい金と、盗難リスクのない株式投資を組み合わせるイメージです。
このように複数の投資手法を組み合わせる場合、どのような割合で投資金額を割り振るか悩まれる方もいるでしょう。一般には、保有資産全体における金投資の割合は「10~15%程度」にとどめるのが理想的といわれています。10~15%という数字の根拠は、各国政府の金準備比率が、世界平均で12~13%といわれていることです。
これから資産を形成しようとする方は金投資の割合を少なめに、これから守ろうとする方は金投資の割合を多めにするといった具合に、ご自分の状況に合わせて調節することも賢明だといえます。
まとめ
金投資のメリットと、初心者の方にもおすすめしたい金投資の方法についてご紹介してきました。金の取引といっても種類はいろいろあり、ご自分の投資スタイルに合わせて商品を選択することが大切です。短期間でリターンを得るか、長期保有で着実に資産形成をするかによって、選ぶべき金投資の方法は変わります。これから金投資を始める方は、リスクが少ない純金積立を検討してみてはいかがでしょうか。
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