エルメスのバッグとして初めて発表されたオータクロアは、高い知名度を誇ります。
しかし、実際にはどのような特徴があるのか分からない方も多いようです。
そこで、この記事ではオータクロアの特徴やバーキンとの違いを詳しくご紹介いたします。
Contents
エルメス オータクロアとは
オータクロアは、フランス語で「Haut à Courroies」、または「Sac Haut à Courroies」と表記されます。
「Haut」は「高い、大きい」、「Courroies」は「ベルト」という意味があり、縦方向に少し長い台形の個性的なフォルムが特徴です。
ここでは、エルメスのオータクロアの歴史や特徴についてご紹介いたします。
オータクロアの歴史
エルメスのオータクロアは、現在から100年以上も前の1892年に誕生した由緒正しい名品です。
もともと乗馬用のブーツや鞍を持ち運ぶために作られましたが、移動手段が馬車から自動車に変わっていく時代に合わせて、大容量のトラベルバッグとして使われるようになりました。
また、バーキンにインスパイアを与えたモデルとしても知られています。
デザイン
オータクロアの特徴の1つは、乗馬用のブーツや鞍を収納できるように設計された、高さのあるデザインです。
また、広めのマチがあることで、想像以上の収納力を実現し、様々な荷物を持ち運ぶことができます。
サイズ
オータクロアのサイズ展開は、下記のとおりです。
- 28cm
- 32cm
- 36cm
- 40cm
- 45cm
- 50cm
また、生産数は少ないものの55cmや60cmといった大きなサイズも存在します。
女性のハンドバッグとして人気があるサイズは28cmや32cmで、40cmからはメンズ向けとして展開されています。
50cm以上の大きなサイズは、実用性よりもオブジェとしての人気や、身体が大きい方向けの需要が中心です。
なお、一時期は女性用ハンドバッグとして使えるように、よりコンパクトなサイズが発表されたこともありました。
しかし、現在では40cmや50cmが主流となっており、それ以下のサイズは製造されていません。
カラーバリエーション
現在、主に販売されている40cm以上のサイズは、ノワールやブラウンといった落ち着いたカラーが中心となっています。
一方、28cmや32cmのサイズは、豊富なカラーバリエーションが魅力で、多くの選択肢の中から好みの色を選ぶことができます。
過去には鮮やかなピンクや黄色など、華やかなカラーが販売されていたこともありましたが、エルメスのコレクションのカラー展開はシーズンごとに変化することが多いため、常に一定ではありません。
そのため、現行のカラー展開について一概にご紹介することは難しいのが現状です。
しかし、エルメスのすべてのコレクションのカラー展開はシーズンごとに変化することが多く、一概にご紹介することは難しいのが現状です。
素材
カラーバリエーションと同様に、エルメスのオータクロアはシーズンコレクションごとに使用される素材も異なります。
定番のトゴやトリヨンクレマンスをはじめ、オールレザーやキャンバス素材とレザーのコンビなど、多彩な素材が採用されてきました。
特に、コンビ素材は大きいサイズのオータクロアに使用されることが多く、軽量化を目的にしている可能性も考えられます。
- 関連記事はこちら
・エルメスのバーキンの人気色完全ガイド|サイズ・素材・金具ごとの人気カラーを解説
エルメス オータクロアの定価
2024年秋冬コレクションとして発売された、牛革の1つであるヴォー・クリスペ・トゴを使用したオータクロア40cmおよび50cmの国内定価をご紹介いたします。
サイズ | 定価(税込) |
---|---|
40cm | 2,442,000円 |
50cm | 2,145,000円 |
オータクロア40cmと50cmは、サイズが大きいため使用する牛革が多く、金額も高めです。
また、40cmのエルメスを代表するキャンバス素材であるトワル・アッシュとトゴを組み合わせた40cmサイズのバリエーションもありますが、価格はオールレザーのものと変わりません。
エルメス オータクロアとバーキンの違いを比較
バーキンはオータクロアを元にデザインされたと言われているため、2つの商品の違いを知りたい方も多いのではないでしょうか。
ここからは、形状・デザイン・サイズ展開の3点から、バーキンとオータクロアの違いを解説いたします。
バッグ本体の形状
オータクロアとバーキンを一見しただけで分かる違いとして、形状が挙げられます。
同じサイズの横幅を持つオータクロアとバーキンを並べて比較すると、背が高いオータクロアは縦に長く、逆に高さがないバーキンは横に長い印象を受けます。
この形状の違いは、横幅のサイズにかかわらず共通する特徴です。
金具のデザイン
オータクロアとバーキンの金具を比較すると、複数の異なる点が見つかります。表にまとめると、下記のようになります。
金具のパーツ | オータクロア | バーキン |
---|---|---|
ターンロック式の金具 | レバータンブラー錠をイメージしたL字型の形状 | 平型の丸い形状 |
ベルトを掛ける金具 | 丸みを帯びたデザイン
※40cm以上ではスクエア状 |
上が開いたコの字型の角ばったデザイン |
オータクロアとバーキンは、金具デザインにおいていくつかの違いがあります。
例えば、ターンロック式の金具はオータクロアがL字型で、バーキンは丸型です。
また、ベルトを掛ける金具はオータクロアには丸みがあり、バーキンは角ばっています。
さらに、オータクロアの40cm以上のサイズでは、ベルトが通しやすいスクエア型デザインが採用されています。
サイズ展開
オータクロアとバーキンの取り扱いサイズの違いは、以下の表の通りです。
サイズ(cm) | オータクロア | バーキン |
---|---|---|
25cm | – | 〇 |
28cm | 〇 | – |
30cm | – | 〇 |
32cm | 〇 | – |
35cm | – | 〇 |
36cm | 〇 | – |
40cm | 〇 | 〇 |
45cm | 〇 | まれにあり |
50cm | 〇 | まれにあり |
55cm | まれにあり | – |
60cm | まれにあり | – |
発表当初、オータクロアは大きめなサイズで展開されていたことから、バーキンと比べて大きなサイズが充実しています。
バーキンの最大サイズが50cmであるのに対し、オータクロアは60cmまでのサイズ展開があります。
その後、オータクロアからもハンドバッグとして使えるコンパクトなサイズが発表された時期がありましたが、昨今では購入できる機会は減少しています。
- おたからや査定員のコメント
オータクロアはサイズによって、細かいディテールに違いがあります。
例えばオータクロアの40cm以降のサイズでは、内側にポケットがない非常にシンプルな作りがほとんどです。
また、カデナのサイズも、通常のバーキンやケリーに付属するカデナよりも1回り大きいなど、様々な違いが見受けられます。
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エルメス オータクロアとバーキンはどちらがおすすめ?
特徴が少しずつ異なるエルメス オータクロアとバーキンですが、自分に合っている商品がどちらなのか迷う方も多いようです。
ここでは、シチュエーションや使いやすさに応じて、オータクロアとバーキンのどちらがおすすめなのかをご紹介いたします。
オータクロアは旅行用バッグを探している方におすすめ
メンズ向けの印象が強いものの、現在製造されているオータクロアの40cmは、トラベルバッグとしても非常に魅力的なサイズ感です。
縦に長いため、バーキンの40cmよりも容量が多く、着替えはもちろん趣味のガジェット類など、様々なものを持ち運べます。
長期の旅行はもちろん、性別を問わずに幅広い用途で活躍するバッグと言えます。
バーキンは普段使いのバッグを探している方におすすめ
コンパクトなサイズが常に販売されているバーキンは、普段使いにおすすめです。
コレクションごとに発表されるカラーや素材のバリエーションが豊富で、様々な選択肢の中からご自身に合ったものを選べます。
一方、現在のオータクロアの主流サイズは40cmや50cmで、女性の普段使いに適した28cmや32cmなどは現在製造されていません。
また、バーキンは近年のコンパクトなサイズ感のトレンドにもマッチしています。
サイズ感や使いやすさといった総合的な観点から、普段使いにはバーキンがおすすめと言えます。
- おたからや査定員のコメント
近年、オータクロアはメンズラインやトラベルバッグとして発表されていることや、日本ではバーキンの方が知名度が高いことなどは、選び分ける際の1つのポイントになります。
また、過去に製造されていた40cmよりもコンパクトなサイズのオータクロアは、現在では中古市場でしか出会えない商品です。
エルメス オータクロアの購入方法
オータクロアを購入する方法や、購入をする際に気を付けたい注意点をご紹介いたします。
正規店での購入
オータクロアは、エルメスの定番商品の1つとして、また、現在ではメンズラインやトラベルバッグとしても高い人気を誇ります。
その人気ゆえに、中古品を購入する場合は偽物に遭遇するリスクを避けられません。
オータクロアは正規店で購入すれば、偽物を購入する心配がなく、安心感が得られます。
しかし、安心できる一方で、その人気の高さから正規店舗では在庫がない場合が多く、入荷のタイミングも不定期です。
そのため、好みのカラーや素材を使用したオータクロアに出会うには、時間と運が必要と言えます。
中古品販売店での購入
価格は高くなるものの、現在製造されていないサイズや素材、カラーを使用したオータクロアを見つけられることは、中古市場ならではの魅力です。
オータクロアは非常に需要が高く、供給が追いついていないことから、中古市場でも価格が上昇傾向にあります。
比較的リーズナブルな価格で購入できる場合もありますが、偽物が混在しているリスクがある上に、商品の状態にも注意が必要です。
販売元の信ぴょう性や、購入画面の商品情報をよく確認することが大切です。
なお、おたからや楽天市場店やおたからやYahoo!ショッピング店では、専門の査定員が確認済みのブランド品のみを販売していますので、安心してお買い求めいただけます。
おたからやでの「エルメス オータクロア」の参考買取価格
おたからやでのエルメスのオータクロアの参考買取価格は、以下の通りです。
サイズ(商品名) | カラー/素材 | 参考買取価格(税込) |
---|---|---|
オータクロア 45 | クリノラン×ヴォーバレニア/ベージュ×ブラウン シルバー金具 | 841,000円 |
オータクロア 45 | ブラック×ゴールド金具 | 913,000円 |
オータクロア 32 | エレファントレザー/ ベージュ ゴールド金具 | 1,678,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
エルメスのオータクロアは、その希少性と洗練されたデザインから非常に高い人気を誇っています。
「おたからや」での買取価格は、需要や商品の状態、素材、サイズによって大きく異なりますが、特にクロコダイルやリザード素材のモデルは高値が付いているケースも多くございます。
- おたからや査定員のコメント
現在製造されているオータクロアの40cmは、男性に人気があります。
また、過去に製造されていた28cmや32cmも高い需要があり、現在でも探している方が多い人気商品の1つです。
もし売却をご検討されているなら、おたからやまでお気軽にご相談ください。
エルメス オータクロアの買取なら「おたからや」
「おたからや」には、エルメス オータクロアをはじめとするエルメスの買取に精通した専門家が在籍しています。
最新の市場データを基に正確かつ高額な査定を実現し、汚れやダメージがあるアイテムでも高価買取が可能です。
オータクロアだけでなくバーキンをはじめとするバッグの売却をお考えなら、ぜひ「おたからや」にご相談ください。
お客様の大切なバッグを最大限に評価し、ご納得いただける買取価格をお約束いたします。
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ブランド品の高価買取はおたからやにお任せください。
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