近年、結婚指輪の素材としてイエローゴールドが注目を集めています。華やかな黄金色は肌なじみが良く、特別感がありますが、一方で「派手すぎないか」「後悔しないか」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

本記事では、イエローゴールドの結婚指輪の特徴やメリット・デメリット、プラチナとの違い、価格相場、選び方のポイントを徹底解説します。

また、イエローゴールドが似合う人の特徴や、後悔しないためのポイント、長く愛用するためのお手入れ方法もあわせてお伝えします。ぜひ、最後までご覧いただき、結婚指輪選びの参考になさってください。

イエローゴールドの結婚指輪は後悔する？

イエローゴールドの結婚指輪に惹かれつつも、「後悔しないかな？」と心配する方は少なくありません。結婚指輪はプラチナが主流なので、人とは違うゴールド素材に不安を感じるのは自然なことです。

「年齢を重ねた時に派手すぎないか」「職場やフォーマルな場で浮かないか」といった懸念もあるでしょう。しかし、実際にイエローゴールドの結婚指輪を選んだかたの多くは、その魅力に満足しています。

イエローゴールドにはさまざまな魅力があり、自分に合うものを選ぶことができれば、後悔することはありません。次章から、具体的な違いや長所・短所を見ていきましょう。

ピンクゴールド・ホワイトゴールドとの違い

結婚指輪に用いられるゴールド素材には、主にイエローゴールドやピンクゴールド、ホワイトゴールドの3種類があります。ここでは色味・耐久性や特徴・メンテナンス・アレルギーの観点でそれぞれの違いを解説します。

色味の好みだけでなく、耐久性やアレルギー面も素材選びでは重要なポイントです。各カラーゴールドの特徴を知っておくことで、自分に合った指輪選びの参考になるでしょう。

イエローゴールドの結婚指輪のメリット

日本ではプラチナの結婚指輪が一般的ですが、イエローゴールドならではの利点も数多くあります。

ここでは、イエローゴールドの指輪を選ぶメリットとして、日本人の肌との相性の良さや華やかな見た目、特別感、ファッション性、コストパフォーマンスの良さといった点を見ていきます。イエローゴールドならではの輝きや魅力を知るために、さっそく見ていきましょう。

日本人の肌との相性が良い

一般的に、日本ではイエローベースの肌色の方が多く、イエローゴールドは温かみのある色合いがなじみやすいです。

また、年齢を重ねて肌のトーンが変化しても、ゴールドの輝きが肌を明るく見せてくれるでしょう。プラチナのクールな白色も素敵ですが、イエローゴールドの方が肌の色と近いため、派手になりすぎず上品に映えるケースが多いです。

イエローゴールドならではの華やかさ

イエローゴールドの輝きは、身に着けるだけで指元をパッと華やかに彩ります。とくに、晴れの日にはゴールドのリングがリッチな輝きを放ち、結婚指輪として特別感があるでしょう。

結婚式で指輪交換をする際も、ゴールドのリングは指先を明るく彩り、セレモニーを華やかに演出します。白いドレスや和装とも相性が良く、写真映えもしやすいです。

特別感がある

日本では大半の結婚指輪がプラチナ製のため、あえてイエローゴールドを選ぶことで、人と被りにくく特別感があります。他の人とはひと味違う個性を演出できる点で、結婚指輪に特別感やこだわりを求めるカップルに最適な素材と言えるでしょう。

伝統的に金は富や繁栄の象徴とされ、資産価値も高い貴金属です。そのため、イエローゴールドの指輪には、高級感と所有する喜びが一層感じられます。

ファッション性が高い

イエローゴールドのリングは、ファッションアイテムとしても優秀です。他のゴールドジュエリーや腕時計ともコーディネートしやすく、日常の装いに華やかさをプラスします。イエローゴールドの結婚指輪が1つあるだけで、シンプルなカジュアルコーデにも、上質な印象を演出してくれるでしょう。

また、トレンドに敏感な方にもファッションとして満足感を得られます。カジュアルな普段着からフォーマルな装いまで幅広くマッチし、その汎用性も魅力です。

コストパフォーマンスが良い

イエローゴールドの結婚指輪は、24金のものよりも安く購入することができるため、コストパフォーマンスに優れています。金は世界的に価値が安定している資産であり、いざという時に売却しやすい点でも安心です。

そのため、予算内で理想の結婚指輪を選びやすく、将来的に資産価値が期待できるという意味でも、イエローゴールドは賢い選択肢と言えるでしょう。

• おたからや査定員のコメント

イエローゴールドの結婚指輪のデメリット

結婚指輪として魅力的なイエローゴールドですが、検討するにあたり、いくつか知っておきたい注意点もあります。

ここでは、イエローゴールドの結婚指輪のデメリットについて解説するので、後悔のない結婚指輪選びにつなげましょう。

耐久性に不安を感じる

日常的に身に着ける結婚指輪だからこそ、耐久性は気になるポイントです。確かにゴールドはプラチナに比べて柔らかい素材として知られています。

しかし、18金として加工された結婚指輪であれば、一般的な使い方で壊れる可能性は高くありません。もちろん、小さな摩耗や傷は避けられませんが、磨けば元の輝きを取り戻せるケースがほとんどです。

耐久性が心配な方は、後述するリングの製法などを考慮し、より丈夫な作りのものを選ぶと良いでしょう。たとえば、鍛造製法で作られたリングや厚みのあるデザインを選ぶと、変形や破損の心配を減らせます。

種類が少ないためデザインが選びにくい

国内のブライダルジュエリー市場ではプラチナリングが主流のため、イエローゴールドの結婚指輪は選択肢が限られてしまうことがあります。ブランドや店舗によっては、プラチナモデルしか用意がなく、理想のデザインが見つけにくいと感じるかもしれません。

しかし、最近はゴールド人気の高まりから、イエローゴールドを取り扱うブランドも増えています。どうしても気になるデザインが見つからない場合は、オーダーメイドやセミオーダーで作るという手段も検討してみてください。

TPOによって合わない場合がある

イエローゴールドの指輪は華やかな分、場面によっては目立ちすぎると感じることもあります。たとえば、冠婚葬祭やビジネスシーンなど、厳粛な雰囲気の場ではプラチナの指輪の方が落ち着いた印象で無難かもしれません。こうした場面で身に着けることを想定し、細身でシンプルなデザインを選んでおくという選択肢も1つでしょう。

また、日常用とフォーマル用で指輪を付け替えたり、イエローゴールドとプラチナのコンビ素材リングを選んだりといった工夫もできます。シーンに応じて指輪を外すなど、柔軟な対応ができるのであれば、大きな問題はないと言えるでしょう。

結婚指輪の選び方

結婚指輪を選ぶ際は、素材以外にも注目すべきポイントが数多くあります。長く身に着けるものだからこそ、デザインや機能面で後悔しないものを選びたいものです。

ここでは、さまざまな観点から、結婚指輪の賢い選び方を解説します。一生身に着けるリングだからこそ、後悔のない選び方を知っておきましょう。

形で選ぶ

結婚指輪と一口に言っても、その形状はさまざまです。指輪の断面が丸みを帯びた甲丸（こうまる）タイプは指なじみが良い定番デザインであり、平打ちタイプはモダンで個性的な印象を与えます。また、リング全体が緩やかなV字やS字にカーブしたデザインもあり、指をきれいに見せたい方や、婚約指輪と重ね付けしたい方にもおすすめです。

指の形や好みによって、似合うデザインは変わります。そのため、結婚指輪を購入する際は実際に試着して、自分の手にしっくりくる形を選ぶことが大切です。指への収まり具合を確かめながら、自分に似合う形を選びましょう。

仕上げの方法で選ぶ

リング表面の仕上げによって、同じ形状でも印象が大きく変わります。鏡面仕上げは光沢感があり華やかなことが特徴です。マット仕上げは落ち着いた風合いで、指輪の質感を楽しめる上に、傷が付きにくく目立ちにくい利点もあります。

ほかにも、ハンマーで槌目模様を付けた槌目仕上げや、小さな砂で表面を細かく荒らしたサンドブラスト仕上げなども個性的で人気です。

ダイヤの有無で選ぶ

結婚指輪にはダイヤモンドなどの宝石をあしらったタイプと、宝石を使わないシンプルなタイプがあります。シンプルな地金のみのリングは飽きにくく、傷が付いても目立ちにくいため、実用面でのメリットが大きいです。一方、小粒でもダイヤが入ると華やかさが増し、指輪を見るたびに特別な気持ちになれて魅力を感じます。

ただし、ダイヤ付きのリングは宝石が取れないよう定期的なメンテナンスが必要です。価格も石の分だけ高くなりやすいため、ご予算や好みに応じて検討しましょう。

アフターサービスの内容で選ぶ

一生身に着ける結婚指輪だからこそ、購入後のアフターサービスは重要です。指輪のクリーニングや磨き直し、サイズ直しなどのサービスや保証期間は、ブランドや店舗によって異なります。定期的な仕上げ直しを無料で行ってくれるブランドもあれば、有料で修理対応をしてくれる専門店もあるため、購入前に確認しておきましょう。

指輪は長年使ううちにサイズが合わなくなったり傷が付いたりするものです。こうしたトラブルに対応するために、アフターサービスが充実しているブランドやお店を選ぶと安心でしょう。生涯にわたりメンテナンスを受けられれば、長く安心して着け続けられます。

イエローゴールドとプラチナの違い

結婚指輪の素材として人気なのがイエローゴールドとプラチナです。それぞれ魅力的な素材ですが、性質や価値の面でいくつか違いがあります。

ここでは、色味や資産価値、金属の重さなどの観点で違いを解説します。

金と銀で色味が違う

イエローゴールドとプラチナでは、まず色合いが大きく異なります。イエローゴールドは文字通り黄金色で、温かみと華やかさを感じる色味です。一方のプラチナは「白金」と呼ばれる通り銀白色の輝きで、清廉で上品な印象を与えます。

好みや肌の色によって似合う色は異なりますが、イエローゴールドの方が肌のトーンに近くなじみやすい場合もあれば、プラチナの方が指輪だけ浮かず自然に見える場合もあります。毎日身に着ける結婚指輪だからこそ、ご自身に合った色味を選びましょう。

資産価値が違う

イエローゴールドとプラチナは、市場での位置づけや資産価値に違いがあります。一般的に、金は古くから資産として重宝され、世界中で価値が認められてきました。相場も比較的安定しており、高値で推移しやすい素材と言えます。

一方、プラチナは希少性が高い素材です。工業用途で使用されるため、需要が左右されやすく、価格変動が大きい傾向が見られます。資産価値を念頭に置くのであれば、こうした素材の資産性や相場も確認しておきましょう。

比重が違う

金属の比重（密度）の違いは、指輪の着け心地に影響します。プラチナは非常に比重が大きく、同じ大きさのリングでも、ずっしりと重みを感じることがあります。重厚感は高級な印象を演出しますが、長時間身に着けるにはやや負担を感じるかもしれません。

一方、イエローゴールドはプラチナより比重が小さく、軽やかな着け心地が特徴です。指輪をはめた時のしっくり感や重量感は人によって異なるため、実際に試着し、プラチナとゴールドの付け心地を比べてみることをおすすめします。

イエローゴールドとプラチナのどちらがおすすめ？

結婚指輪の素材選びで迷ったら、最終的には好みや重視する点に合わせて決めるのが一番です。

イエローゴールドとプラチナには、異なる魅力があるため、以下を参考にご自身に合う結婚指輪を見つけましょう。

人と違うものが好きならイエローゴールド

「他の人とは少し違った個性を出したい」「定番よりも自分たちらしいものを選びたい」という方にはイエローゴールドの結婚指輪がおすすめです。プラチナが主流の中でゴールドを選ぶことで、周囲とは一味違うおしゃれ感や特別感を楽しめます。

お手持ちのアクセサリーがゴールド系で統一されている方は、結婚指輪をイエローゴールドにすることで、トータルコーディネートがしやすくなります。

どんなシーンでも使いやすいものならプラチナ

「結婚指輪は毎日身に着けるものだから、シーンを選ばず無難に着けられる方が安心」という方にはプラチナがおすすめです。プラチナの持つ控えめな輝きには、ビジネスやフォーマルな場でも主張しすぎない華やかさがあります。

日本では結婚指輪＝プラチナというイメージが定着していることもあり、年配の方にも違和感なく受け入れられるでしょう。デザインや仕上げによってプラチナリングでも個性を出すことはできるため、シンプルさと上質さを求める方はプラチナが向いているでしょう。

イエローゴールドの結婚指輪で後悔しないために事前に知っておきたいこと

イエローゴールドの結婚指輪を選ぶにあたって、購入前に知っておくと安心なポイントがあります。

素材の性質だけでなく、製造方法や自分に合ったデザインの選び方について理解を深めておくことで、購入後の後悔を防ぐことができるでしょう。

結婚指輪の製造方法について理解しておく

結婚指輪の製造方法は、大きく分けて鋳造（ちゅうぞう）と鍛造（たんぞう）の2つです。鋳造は溶かした金属を型に流し込んで成型する方法で、細かなデザイン表現が可能ですが、密度がやや低く柔らかめに仕上がります。

一方、鍛造は金属を叩いて圧縮しながら成型する方法で、金属の密度が高く、変形や傷に強いリングができあがります。

自分に合う指輪の選び方を知っておく

デザインや見た目だけで選ぶと、後から「自分には合わなかった」と後悔するかもしれません。そうならないためにも、ご自身の手の形や肌の色、ライフスタイルに合った指輪を選ぶことが大切です。

たとえば、指が細い方は幅広のリングよりも華奢なリングの方がバランス良く見える場合があります。逆に、手が大きい方は存在感のある太めのリングも映えるでしょう。また、職業や生活背景によっては、ダイヤなどの装飾や凝ったデザインが邪魔に感じるかもしれません。

ファッションや好みだけでなく、ご自身の生活に適しているか、着け心地はどうかなどの観点からも、自分たちに合った結婚指輪を見極めましょう。

長く愛用するためのお手入れ方法

お気に入りの結婚指輪をいつまでも美しく保つためには、日頃のお手入れが欠かせません。イエローゴールドの指輪は、お手入れ次第で輝きを長持ちさせることが可能です。

ここでは、日常で簡単にできるケア方法と、長期使用時の定期メンテナンスについてご紹介します。

日常ケアを行う

毎日着ける結婚指輪だからこそ、こまめなケアが大切です。外出先から戻ったら、柔らかい布で表面の皮脂や汚れをサッと拭き取りましょう。ハンドクリームや香水などの化学成分が付着したままだと、くすみの原因になるため、気づいた時に拭き取ることをおすすめします。

また、温泉やプールに入る時や、強い洗剤を使って掃除する時などは、指輪を外すようにしましょう。とくに、硫黄成分を含む温泉では、金に含まれる銀や銅が反応して指輪が黒ずむことがあるため注意が必要です。普段の生活で少し気をつけるだけで、ゴールドリングの美しさを長くキープできます。

定期的に再研磨等を行う

イエローゴールドの指輪は、長年使っていると細かな傷が蓄積したり、輝きが鈍ったりします。こうした経年変化を感じたら、購入店舗やジュエリーショップで、プロによるメンテナンスをお願いしましょう。指輪の再研磨（ポリッシュ）を行うと、小さな傷が消えて、新品同様の輝きが蘇ります。

つや消し仕上げを施したリングも、表面加工をもう一度施してもらうことで、購入時の質感に戻せます。石付きのリングであれば、爪の緩みチェックやクリーニングもあわせて依頼すると安心です。

年に1回程度でもいいので、定期的にメンテナンスを行い、きれいな状態で結婚指輪を身に着け続けましょう。

イエローゴールドの結婚指輪でおすすめなブランド6選

結婚指輪をブランドで選ぶのも1つの方法です。ここでは、品質とデザインに定評のあるブランド6社をご紹介します。

どのブランドもイエローゴールドの美しさを生かした結婚指輪を展開しており、それぞれ独自の魅力があります。それぞれ、指輪のデザインにも個性がありますので、好みに合ったブランドを探してみてください。

カルティエ（Cartier）

世界的に有名なフランスの高級ジュエリーブランド、カルティエは、結婚指輪の定番デザイン「1895」をはじめ、シンプルながらエレガントなリングを多数揃えています。イエローゴールド素材のモデルも充実しており、クラシカルな甲丸リングから個性的なデザインまで、幅広く選べるのが魅力です。

カルティエのリングは洗練されたフォルムと快適な着け心地が特徴的で、一生ものにふさわしい品質を誇ります。アイコニックなデザインもあり、エレガントで洗練されたブライダルリングを提供しています。

ブルガリ（BULGARI）

イタリア発の高級ブランドであるブルガリは、大胆かつエレガントなデザインで知られています。結婚指輪では「ビーゼロワン（B.zero1）」や「マリーミー（Marry Me）」などの独創的なコレクションが人気です。

ブルガリのイエローゴールドリングは、その鮮やかな金色がデザインの美しさを一層引き立て、指元に唯一無二の輝きを与えてくれます。耐久性にも優れており、毎日着けても失うことのない存在感に魅了されるでしょう。

クラシカルからモダンまで、そのデザインは幅広く、ゴールドの発色を生かしたデザインセンスが光ります。

ティファニー（Tiffany＆Co.）

ティファニーはアメリカを代表するジュエリーブランドで、シンプルで上質なブライダルリングを数多く手掛けています。定番の指輪としてはプラチナが有名ですが、実は、イエローゴールドのバージョンも展開されています。

デザインも豊富で、伝統的なデザインのものからモダンなものまで、幅広く選べる点も魅力です。ティファニーのリングは普遍的な美しさが魅力なので、イエローゴールドの気品を引き出し、洗練された印象を演出してくれるでしょう。

ヴァンクリーフ＆アーペル（Van Cleef ＆ Arpels）

ヴァンクリーフ＆アーペルはフランスの老舗ジュエラーで、詩的でロマンティックなデザインに定評があります。イエローゴールド素材の結婚指輪においても、繊細なディテールと上品な存在感が魅力的です。

ブランドの象徴である四つ葉のクローバーモチーフ「アルハンブラ」風のデザインや、指輪にメッセージ性を持たせた凝った作りのものなど、特別感のあるリングが見つけられるでしょう。熟練の職人による仕上げで着け心地も良く、一生に一度のリングにふさわしい逸品を提供しています。

ハリーウィンストン（Harry Winston）

ハリーウィンストンは最高級のダイヤモンドを扱うニューヨークのジュエラーで、憧れのブライダルジュエリーとして有名なブランドです。そのデザインはシンプルからダイヤを敷き詰めたものまで多彩で、イエローゴールド製の結婚指輪もバリエーションに加わっています。

ハリーウィンストンのリングには研ぎ澄まされた気品があり、装飾やデザインが控えめでも存在感を放ちます。ダイヤモンドの輝きとイエローゴールドの色味が、指元に豪華さと温かみを与えてくれるでしょう。

エルメス（Hermès）

ファッションブランドとして名高いエルメスも、洗練された結婚指輪を展開しています。シンプルながらもアイコニックなモチーフが隠れたデザインが多く、そのセンスの良さは多くの人に愛されています。

イエローゴールドのモデルでは、馬具に由来する「シェーヌダンクル」のチェーンデザインや、エルメスの頭文字Hをスタイリッシュにあしらったアイテムなどが人気です。高品質なゴールドと緻密なデザインが融合したエルメスの指輪は、長く愛せるファッションジュエリーとして特別な存在になるでしょう。

売却の際のポイント

結婚指輪は基本的に一生身に着けるものですが、何らかの事情で手放す場合もあるかもしれません。イエローゴールドの指輪を売却する際は、できるだけ高値で売るためのコツを知っておくと安心です。

ここでは、売却時に押さえておきたいポイントを解説します。

地金相場が高い時を狙う

イエローゴールドは金の相場価格に価値が大きく左右される素材です。金相場は日々変動していますが、長期的に見ると上昇傾向の時期と下落傾向の時期があります。そのため、売却する際は、できるだけ金の買取相場が高いタイミングを狙うと良いでしょう。

最新の相場情報をチェックし、高値が付いている時期に売れば、それだけ売却金額も増えます。とくに、昨今は金の価格が上昇傾向にあるため、売り時を見逃さないことが大切です。

付属品は全て揃えておく

結婚指輪の付属品がある場合は、売却の際に揃えて出すようにしましょう。ブランド物の結婚指輪であることの証明となり、より高額査定が期待できます。

また、鑑定書や保証書があると、ダイヤの品質も証明でき、宝石部分の評価額が正当に算出されやすいでしょう。付属品が欠けていると減額対象になる場合もあるため、できる範囲で揃えておくことをおすすめします。

見た目をきれいな状態に整える

査定に出す前に、できるだけきれいな状態に整えておくこともポイントです。表面の皮脂やホコリ、手垢などを柔らかい布で拭き取ってから持ち込むだけでも、査定時の印象は良くなります。

なお、小さな傷が多い場合は、自分で研磨剤入りのクロスなどは使わず、そのまま査定に出した方が無難です。下手に研磨すると、細かな傷が増える恐れがあるためです。簡単なお手入れで構いませんので、できる限り購入時に近い状態に整えておきましょう。

信頼できる買取店に依頼する

大切な結婚指輪を売却する際は、安心して取引できる信頼性の高い買取店を選ぶことが重要です。貴金属の買取実績が豊富で、公正な査定を行ってくれる買取店に依頼しましょう。複数の店で査定を比較するのも1つですが、その際も評判の良い店を選ぶとトラブルが少なく安心です。

また、遠方で来店が難しい場合は、出張買取を行っている業者に依頼することもできます。口コミや実績を参考にしながら、納得のいく価格を提示してくれるお店を探してみてください。

全国に1,630店舗を構える「おたからや」では、ご来店が難しい方のために出張買取も実施しております。貴金属や宝石などさまざまな製品に詳しいスタッフが常駐しているため、最短即日で現金をお渡しすることが可能です。

査定料やキャンセル料は無料なので、価値を知りたいだけという方もお気軽にご来店ください。

イエローゴールドの結婚指輪に関するよくある質問

最後に、イエローゴールドの結婚指輪についてよくある質問にお答えします。購入を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

Q. イエローゴールドの結婚指輪は変色しますか？

A. K18（18金）のイエローゴールドは基本的にサビや変色が起こりにくい素材です。ただし、長期間の使用で表面がくすんだり、合金に含まれる銀や銅の影響で色味が落ち着いたりといった影響も少なくありません。

美しい輝きを保つためには、普段のお手入れをしっかり行い、定期的に磨き直すことが大切です。年に1回程度は購入店舗でメンテナンスを受けると、さらに長持ちしやすくなります。

Q. K18とK14、結婚指輪にはどちらが向いていますか？

A. 長く身に着けるブライダルリングとして選ぶのであれば、高級感があり変色しにくいK18がおすすめです。K18は純度75％の金で、深みのある黄金色と十分な耐久性を持ち合わせています。

一方、K14（純度約58％）は硬度が高く価格も抑えられますが、金の含有量が少ない分、色味がやや淡く見えることがあります。予算や好みに合わせてK14を選ぶ方もいるため、それぞれ見比べた上で検討しましょう。

Q. 職場や冠婚葬祭でイエローゴールドは浮きませんか？

A. デザインにもよりますが、シンプルなイエローゴールドのリングであれば、過度に目立つ心配はありません。ただし、プラチナに比べると多少華やかな印象を与える可能性があります。

フォーマルな場や控えめな装いが好まれる職場で身に着けるのであれば、リングの幅を細くするのも1つの手です。また、プラチナを合わせたコンビリングを検討するもの良いでしょう。大切な結婚指輪をいつでも身に着けられるよう、パートナーを話し合って決めることをおすすめします。

Q. 金属アレルギーがあっても着けられますか？

A. 金属アレルギーの程度や原因金属によります。一般的に、K18イエローゴールドはニッケルを含まないことが多いため、ニッケルアレルギーの方は比較的安心してお使いいただけます。

ただし、K18には金以外に銀や銅が含まれており、ニッケル以外にも反応する場合は注意が必要です。アレルギー体質の方は、事前に皮膚科医や専門店で相談し、プラチナやチタンなど、アレルゲンになりにくい素材を選ぶことをおすすめします。

Q. マット仕上げの方が傷は目立ちにくいですか？

A. 一般的にマット（つや消し）仕上げのリングは光を反射しにくいため、小さな傷が付いても目立ちにくい傾向があります。鏡面仕上げのように傷が白い線状に光ることも少ないため、細かな傷が気になる方にはマット仕上げがおすすめです。

ただし、使い込むうちにマット加工が摩擦ではがれ、徐々に光沢感が出てくることもあります。こうした変化が見られたら、購入店舗や専門店で仕上げ直しをすると、元の質感に戻せます。

Q. ダイヤ付きイエローゴールドリングのお手入れ方法は？

A. ダイヤモンドが付いたイエローゴールドのリングは、普段は柔らかい布で優しく拭き、汚れを落とすよう心がけましょう。汚れが気になる場合は、中性洗剤を数滴入れたぬるま湯に指輪を浸し、柔らかいブラシでダイヤの周囲を軽く磨いてください。

洗浄後はしっかり水気を拭き取り、乾燥させてから保管します。ダイヤは皮脂で曇りやすいため、定期的なお手入れで輝きを保ちましょう。

Q. サイズ直しは何回まで可能ですか？

A. サイズ直しは通常、2〜3回程度が目安です。何度もくり返すと強度が落ちたり、形が崩れたりする恐れがあるため、注意しなくてはなりません。とくに、模様や石が入ったリングは、直せる回数や範囲が限られることがあります。

長年使うことで多少のサイズ変化は起こり得ますので、購入時にはサイズ直しの対応回数やサービスを確認しておくと安心です。

Q. 色違い（イエローゴールド×プラチナなど）のペアリングはおかしいですか？

A. ペアリングが色違いでも全く問題ありません。一方がイエローゴールド、もう一方がプラチナというアイテムを展開しているブランドもあるため、気になる方は探してみると良いでしょう。

なお、2人が納得して選んだ結婚指輪であれば、異なる色のペアリングでもおかしくありません。デザインやテイストを統一したり、刻印などでペア感を出したりと、自分たちらしい組み合わせを楽しみましょう。

Q. 中古で購入した結婚指輪を研磨して使っても問題ありませんか？

A. 中古の結婚指輪であっても、きちんとクリーニングや研磨を施せば、問題なく使用できます。貴金属は磨き直すことで表面の傷やくすみが取れるため、美しい輝きを楽しめるでしょう。

ただし、深い傷や刻印などは完全には消せない場合もあるため、気になる場合は購入前に確認することをおすすめします。

Q. 売却時の買取相場はどのように決まりますか？

A. 結婚指輪の買取価格は、主に素材の資産性とブランドやデザインの付加価値によって決まります。イエローゴールド製であれば、金の純度と重量をもとに、その日の金相場価格で計算されるのが一般的です。

また、ダイヤモンドが付いている場合は、石の大きさや品質も価格に反映されます。ブランド物は中古市場の需要も考慮されるため、気になる方は一度買取店にご相談ください。買取店ごとに査定基準が異なるため、複数の店舗で査定してもらうと、より満足のいく結果が得やすくなります。

まとめ

イエローゴールドの結婚指輪は、温かみのある色合いと華やかな輝きで、身に着ける人に特別な満足感を与えてくれます。ただし、耐久性やTPOへの配慮などを懸念に感じる方もいるため、しっかり検討した上で購入することが大切です。

結婚指輪は一生ものであり、2人にとって大切なアイテムです。だからこそ、本記事でお伝えしたメリット・デメリットや選び方のポイントなどを参考に、納得のいく指輪を選ぶようにしてみてください。

「おたからや」での金の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での「金」の参考買取価格の一部を紹介します。

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

指輪の買取価格はダイヤモンドの重量や素材、サイズ直しの回数、刻印状態によって上下します。とくに、K18リングは含有金量と石取り外しの手間が査定に反映されるため、超音波洗浄で汚れを落とし、鑑定書と購入時の箱を添えると評価が伸びやすい傾向です。

為替や金相場を踏まえて査定を受けることで、高額査定も期待できます。なお、エタニティリングの場合は石落ちチェックと点検記録の有無も重要であり、保管状態の良さが高評価につながるでしょう。

• おたからや査定員のコメント

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付属品がなくても知識豊富な鑑定員が状態や素材を考慮した上で査定を行うことができるので、安心してお持ち込みください。最短で即日現金をお渡しすることも可能です。まず、査定額を知りたいだけでも構いませんので、ぜひお気軽にご来店ください。

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