金相場と株価の関係とは?逆相関の仕組みと投資戦略を徹底解説

※下記の画像は全てイメージです
金と株式は、投資の世界において、基本的に逆相関の関係にあるといわれています。つまり、株価が上昇すると金相場は下落し、逆に株価が下落すると金相場が上昇する傾向がある、ということです。
この逆相関の関係は、単なる偶然ではなく、投資家心理や経済の仕組み、そして資金の流れという明確な理由が存在します。しかし、近年では世界情勢の複雑化や、新たな投資商品の登場により、この関係性にも変化が見られるようになってきました。
本記事では、金相場と株価がなぜ逆相関するのか、その仕組みを詳しく解説するとともに、最新の市場動向や、効果的な投資戦略についても紹介します。投資を検討されている方や、資産運用に関心のある方にとって、有益な情報となれば幸いです。
Contents
金相場と株価が逆相関する理由

金相場と株価の逆相関は、投資の世界では広く知られた現象です。この関係性を理解することは、効果的な資産運用を行う上で非常に重要といえるでしょう。
好景気時に株価が上昇し、金相場が下落する仕組み
経済が好調な時期、企業の業績は向上し、売上や利益が増加します。このような状況では、投資家は株式投資により高いリターンを期待できるため、積極的に株を購入します。
株式を保有していれば、配当金を受け取ることができ、さらに株主優待などの特典も享受できるためです。
企業が成長し続ける限り、株価は上昇を続け、投資家の資産も増えるため、好景気時には、投資家の関心は主に株式市場に向けられ、より多くの資金が株式投資に流入する傾向にあります。
結果として、株式市場全体が活況を呈し、株価指数も上昇トレンドを描くことになります。
一方で、金は保有していても配当や利息を生み出しません。好景気時には、配当などのリターンを生む株式と比較して、金への投資魅力は相対的に低下します。
投資家は、限られた資金をより効率的に運用しようとするため、金から株式へと資金をシフトさせる傾向があります。この資金の移動により、金の需要が減少し、金相場は下落することになるのです。
- 企業の業績が向上し、売上・利益が増加
- 投資家が高いリターンを期待して株を積極的に購入
- 配当金や株主優待などの特典を享受できる
- 企業成長により、株価が上昇し続ける
- より多くの資金が株式市場に流入
- 株価指数全体が上昇トレンドに
- 金は保有していても、配当や利息を生まない
- リターンを生む株式と比較して、投資魅力が低下
- 投資家が金から株式へ資金をシフト
- 金の需要が減少し、金相場が下落
不景気時に金相場が上昇し、株価が下落する理由
経済が悪化すると、状況は一変します。企業の業績が悪化し、売上や利益が減少すると、配当金の削減や株主優待の廃止や改悪も相次ぎ、株式を保有するメリットが大幅に減少してしまいます。
さらに、企業の倒産リスクも高まるため、株式の価値そのものが大きく毀損される可能性があるのです。このような不安定な状況では、投資家はリスクの高い株式から資金を引き揚げ、より安全な資産へと避難させようとします。
こうした局面で注目を集めるのが金で、経済危機や政治的混乱の際にも価値を保つ安全資産として認識されています。
金そのものに実物価値があるため、企業のように倒産して価値がゼロになることはありません。
不景気時には、資産の保全を重視する投資家が金を買い求めるため、金相場は上昇します。
- 企業の業績が悪化し、売上・利益が減少
- 配当金の削減や無配転落が発生
- 株主優待の廃止・改悪が相次ぐ
- 企業の倒産リスクが高まる
- 投資家が株式から資金を引き揚げる
- 大量の売り注文により、株価がさらに下落
- 金は「有事の金」として、安全資産と認識される
- 経済危機や政治的混乱でも価値を保つ
- 実物価値があり、倒産してゼロになることがない
- 資産保全を重視する投資家が、金を買い求める
- 需要増加により、金相場が上昇
投資家心理と資金の流れ
逆相関の背後にあるのは、投資家の心理と資金の流れです。投資家は常にリスクとリターンのバランスを考えながら、最適な資産配分を模索しています。
好景気時には、投資家のリスク許容度が高まります。将来に対する楽観的な見通しから、多少のリスクを取ってでも、高いリターンを追求しようとする心理が働くのです。
このため、安全だが利益を生まない金よりも、リスクはあるが成長が期待できる株式に資金が集まります。
反対に、不景気時や先行き不透明な状況では、投資家のリスク回避姿勢が強まります。資産を守ることが最優先となり、たとえリターンが期待できなくても、確実性の高い資産に資金を移動させます。
この心理的な変化が、株式から金への大規模な資金シフトを引き起こすのです。
金と株の特性の違いとは

金と株式は、それぞれ異なる特性を持つ資産です。これらの違いを理解することで、なぜ逆相関の関係が生まれるのかがより明確になります。
安全資産としての金の特徴
金が安全資産と呼ばれる理由としてまず挙げられるのが、地球上に存在する量が限られており、人工的に作り出すことができない点です。量が限られているため、人工的に作られる貨幣とは違い、価値は恒久的に保たれます。
歴史的にも、金は数千年にわたって、価値の保存手段として使用されてきました。古代エジプトの時代から現代に至るまで、金は富の象徴であり続けています。この長い歴史が、金に対する人々の信頼を支えているといえるでしょう。
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また、金は腐食しにくい金属であり、物理的な劣化がほとんどありません。適切に保管すれば、何世代にもわたってその価値を維持できます。

リターンを生む投資商品としての株の特徴
株式の最大の魅力は、保有すると継続的な収益を生み出す可能性があることです。企業が利益を上げれば、その一部が配当金として株主に還元されます。成長企業の株式を保有していれば、配当金の増加も期待できます。
また、企業の成長に伴う株価の上昇により、キャピタルゲインを得ることも可能です。
革新的な製品やサービスを提供する企業の株式は、短期間で大きく値上がりすることもあるなど、このような成長性は、金にはない株式特有の魅力といえるでしょう。
議決権の行使により、企業経営に参加できるのも株式の特徴です。株主総会での投票を通じて、企業の重要な意思決定に関与することができます。これは、単なる投資以上の価値を持つ場合があります。
金相場と株価の逆相関が崩れるケースとは

金相場と株価の逆相関は基本的な関係性ですが、近年ではこの関係が必ずしも成立しないケースも観察されています。市場環境の変化を理解することは、投資判断において重要です。
2017年以降の相関関係の変化
2017年は、金相場と株価の関係に、大きな変化が見られた転換点となりました。この年、世界の主要株式市場が上昇を続けるなか、通常であれば下落するはずの金相場も同時に上昇するという異例の事態が発生しました。
アメリカではトランプ政権が誕生し、大規模な減税政策や規制緩和により企業業績への期待が高まったのです。株式市場は活況を呈し、ダウ平均株価は史上最高値を更新し続けました。しかし同時に、トランプ大統領の予測不能な政策や発言により、地政学的リスクへの懸念も高まっていました。
このような状況下で、投資家は株式投資で利益を追求しながらも、万が一のリスクに備えて金も保有する行動を取るようになりました。
好景気による株高と、不確実性への備えとしての金買いが同時に進行したのです。
日本市場でも同様の現象が観察され、アベノミクスによる金融緩和政策により日経平均株価は上昇を続けましたが、北朝鮮のミサイル問題など地政学的リスクの高まりから、金への投資も活発化しました。
世界情勢不安と投資家心理の複雑化
新型コロナウイルスのパンデミックは、この複雑性を象徴する出来事でした。当初は経済活動の停滞により株価が急落し、安全資産である金に資金が集中しました。
しかし、各国の中央銀行による大規模な金融緩和政策により、株式市場に大量の資金が流入し、株価は急速に回復しました。
興味深いことに、この時期にも株価と金相場が同時に上昇しました。中央銀行の金融緩和により、通貨の価値に対する懸念が高まり、インフレヘッジとしての金需要が増加したためです。同時に、緩和マネーが株式市場にも流入し、両市場が活況を呈したのです。
ウクライナ情勢や中東の緊張など、地政学的リスクも常態化しており、投資家は「経済は好調でも突発的なリスクに備える必要がある」と認識するようになりました。この結果、リスクオン(株式投資)とリスクオフ(金投資)を同時に行う投資家が増えています。
日本市場における金相場と株価の関係

日本の投資家にとって、金相場と株価の関係を理解する際には、国内特有の事情も考慮する必要があります。為替相場の影響や日本市場の特性が、両者の関係に大きく作用しています。
為替相場が与える影響
日本で金に投資する場合、為替相場の影響を避けることはできません。国際的な金取引はドル建てで行われるため、円で金を購入する日本の投資家は、金価格の変動に加えて為替変動のリスクも負うことになります。
たとえば、ドル建ての金価格が変わらなくても、円安が進めば円建ての金価格は上昇します。反対に、円高になれば円建ての金価格は下落します。このため、日本の投資家にとっての金投資は、実質的に「金+ドル」への投資となっています。
為替相場は、日本株にも影響を与えます。輸出企業は円安により業績が改善し、株価が上昇する傾向があります。一方、輸入企業は円安により原材料コストが上昇し、業績が悪化する可能性があります。
このような為替の影響により、日本市場では金相場と株価の逆相関が、必ずしも明確に現れないことがあります。円安局面では、金価格も株価(特に輸出企業)も同時に上昇することがあるのです。
日経平均株価と金相場の関連性
日経平均株価と金相場の関係は、米国市場ほど明確な逆相関を示さないことが多いです。これには日本市場特有の構造的な要因が関係しています。
日本の株式市場は、外国人投資家の売買動向に大きく左右されます。外国人投資家は、グローバルな視点で投資判断を行うため、日本固有の要因よりも、世界的な経済動向を重視する傾向があるためです。
また、日本の個人投資家の投資行動も特徴的で、日本人は預貯金を好む傾向が強く、リスク資産への投資比率が欧米と比較して低いです。株価が下落しても、その資金が金に向かうよりも、現預金として保有されることが多いのです。
ドル建て取引の特殊性
金の国際取引がドル建てで行われることは、日本の投資家にとって重要な意味を持ちます。この特殊性を理解すると、より効果的な投資判断が可能になります。
ドルは世界の基軸通貨であり、金価格はドルの強弱に大きく影響されます。一般的に、ドルが強くなると金価格は下落し、ドルが弱くなると金価格は上昇する傾向があります。これは、ドル以外の通貨を使用する投資家にとって、ドル高時には金が割高になるためです。
日本の投資家は、この「ドルと金の逆相関」と「ドル円相場」の両方を考慮する必要があります。複雑に思えるかもしれませんが、これにより分散投資の効果が高まるためおすすめです。
たとえば、世界的なリスクオフで円高が進む局面では、ドル建て金価格は上昇しても、円建て金価格はそれほど上昇しないことがあります。逆に、日本固有のリスクで円安が進む場合は、円建て金価格が大きく上昇することになります。
金と株を活用した投資戦略を紹介

金と株式の特性を理解した上で、両者を組み合わせた投資戦略を構築することが、安定的な資産形成につながります。それぞれの長所を生かし、短所を補完する方法を考えましょう。
分散投資によるリスクヘッジ
分散投資は、投資の基本原則の1つで、「すべての卵を1つのかごに入れるな」という格言があるように、複数の資産に分散して投資することで、リスク軽減が可能です。
金と株式を組み合わせた分散投資は、両者が逆相関の関係にあることから、一方が下落しても他方が上昇する可能性があり、ポートフォリオ全体の変動を抑えることができます。
一般的な配分としては、株式60%、債券30%、金10%といった比率がおすすめです。ただし、これはあくまで一例であり、個人のリスク許容度や投資目的に応じて調整する必要があります。
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ドルコスト平均法による積立投資もおすすめで、毎月一定額を金と株式に投資することで、購入価格を平準化できます。相場の天井で大量に購入してしまうリスクを避けられ、長期的に安定したリターンが期待できます。

長期投資における両資産の役割
長期投資において、金と株式はそれぞれ異なる役割を果たします。これらの役割を理解し、ライフプランに応じた投資戦略を立てることが重要です。
株式は、企業の成長とともに株価が上昇し、配当も増加することで、複利効果により資産が大きく増える可能性があります。長期投資を行うことで、短期的な変動を乗り越えて大きなリターンが期待できます。
また、長期投資の過程では、必ず経済危機や市場の大幅な調整局面に遭遇するため、その際に下落リスクの少ない金を保有しておくことがおすすめです。大きな価値変動時には金は資産価値の下支えとなり、精神的な安心感も提供してくれます。
金相場と株価の関係に関するよくある質問

金相場と株価の関係について、投資家の皆様から寄せられる質問にお答えします。これらの疑問を解消することで、より適切な投資判断ができるようになるでしょう。
Q. 株価と金価格は関係ありますか?
A.株価と金価格には、密接な関係があります。基本的には逆相関の関係にあり、株価が上昇すると金価格は下落し、株価が下落すると金価格は上昇する傾向があります。
この関係は、投資家の資金の流れによって生まれ、経済が好調で株価が上昇している場合は、投資家は配当や値上がり益を期待して株式に投資するといった具合です。
一方、経済が不調で株価が下落する時は、資産の保全を重視して安全資産である金に資金を移動させる傾向にあります。
ただし、この逆相関は絶対的なものではありません。近年では、両者が同時に上昇したり下落したりすることもあります。世界情勢の複雑化や新たな投資商品の登場により、単純な逆相関では説明できない動きも見られるようになっています。
Q. 金と株はどのように動くのか?
A.金と株の値動きは、経済サイクルや投資家心理によって決まります。典型的なパターンとしては、景気拡大期には株価が上昇し金価格が下落、景気後退期には金価格が上昇し株価が下落します。
しかし、現実の動きはより複雑です。中央銀行の金融政策や地政学的リスク、インフレ期待など、さまざまな要因が絡み合って価格が形成されます。たとえば、金融緩和により大量の資金が市場に供給されると、株式にも金にも資金が流入し、両者が同時に上昇することがあります。
日本の投資家にとっては、為替相場の影響も無視できません。円安が進むと、ドル建ての金価格が変わらなくても円建ての金価格は上昇します。同時に、輸出企業の株価も上昇する可能性があります。
Q. 金は今買わない方がいいのはなぜですか?
A.金を「今」買わない方がいいという判断は、個々の投資家の状況によって異なります。一般的に、金投資を控えた方がよいとされるケースをいくつか紹介します。
まず、短期的な値上がり益を狙っている場合です。金は長期的な資産保全には適していますが、短期的な価格変動は予測が困難で、投機的な取引には向きません。
次に、高いリターンを期待している場合です。金は配当や利息を生まないため、株式と比較すると長期的なリターンは低い傾向があります。
また、金価格が歴史的高値圏にある時期も、高値で購入すると、その後の下落により損失を被る可能性があるため慎重になるべきでしょう。
Q. 2026年の金価格はいくらになる予想ですか?
A.2026年の金価格を正確に予測することは不可能ですが、いくつかの要因から大まかな方向性を考えることが可能です。
世界的な金融緩和による通貨価値の希薄化、新興国の経済成長による需要増加、地政学的リスクの継続などが、金価格の上昇トレンドが続くと予想されます。ただし、予期せぬ経済危機や、地政学的事件が発生すれば、大きく変動する可能性もあります。
Q. 金が暴落する可能性はありますか?
A.金が暴落する可能性は完全には否定できませんが、歴史的に見て金の暴落は株式と比較して稀です。
金が大きく下落する可能性があるシナリオとしては、世界経済が安定的に成長し、地政学的リスクが大幅に低下する場合が考えられます。また、各国中央銀行が保有する金を大量に売却すれば、需給バランスが崩れて価格が下落する可能性があります。
しかし、金には実物価値があるため、価値がゼロになることはありません。過去の大きな下落局面を見ても、一時的な調整にとどまり、その後は回復しています。2013年には年間で約30%近く下落しましたが、これも長期的な上昇トレンドのなかでの調整と捉えることができます。
投資家としては、暴落の可能性を完全に排除することはできませんが、分散投資により、そのリスクを管理することが重要です。
Q. 金はいつ買うと損しますか?
A.金を買って損する可能性が高いタイミングは、主に以下のような場合です。
経済が安定成長し、株式市場が活況を呈している時期は、金の相対的な魅力が低下するため、このような時期に金を購入しても、短期的には値下がりする可能性があります。
金利が急上昇する局面も要注意で、金は金利を生まないため、金利上昇時には他の金融資産と比較して不利になるためです。特に、実質金利(名目金利からインフレ率を引いたもの)が上昇する時は、金価格に下押し圧力がかかります。
また、ドルが急騰する時期も、ドル建ての金価格は下落しやすくなりますが、日本の場合ドル高は円安を意味することが多く、円建ての金価格はそれほど下がらない場合もあります。
Q. 金相場が動く理由は何ですか?
A.金相場が動く理由は多岐にわたりますが、主要な要因をまとめると以下のようになります。
最も大きな要因は、世界経済の状況と投資家のリスク認識です。経済が不安定になると、安全資産として金が買われ、価格が上昇します。逆に、経済が安定していれば、金の需要は減少し、価格は下落傾向となります。
中央銀行の政策も重要で、金融緩和により市場に資金が供給されると、通貨価値の希薄化懸念から金が買われます。金利政策も直接的に影響し、低金利環境では金の相対的魅力が高まるためです。
地政学的リスクも金価格を大きく動かし、戦争やテロ、政治的混乱などが発生すると、資産の避難先として金が選ばれます。
Q. 株の配当金とは、どのような仕組みですか?
A.配当金は、企業が株主に対して利益の一部を還元する仕組みです。これは株式投資の大きな魅力の1つで、金投資にはない特徴です。
企業は事業で得た利益から、将来の成長のための投資資金を確保した上で、残りを株主に配当として分配します。配当金額は企業の取締役会で決定され、株主総会で承認されます。
日本企業の多くは、年2回(中間配当と期末配当)配当を実施します。配当利回り(配当金額÷株価)は企業により異なりますが、日本株の平均は2〜3%程度です。
配当を受け取るには、権利確定日に株主である必要があります。この日を過ぎてから株を購入しても、その期の配当は受け取れません。
Q. 金と株どちらに投資すべきですか?
A.金と株のどちらに投資すべきかは、投資家の年齢やリスク許容度、投資目的、投資期間などによって異なります。理想的には、両方を組み合わせたポートフォリオを構築することをおすすめします。
若い世代で長期的な資産形成を目指す場合は、株式の比率を高めることが適切でしょう。時間を味方につけることで、短期的な変動を乗り越えて高いリターンを期待できます。
一方、退職が近い、あるいは既に退職している場合は、金の比率を高めて資産の保全を重視すべきです。年金生活では、大きな損失を取り戻す時間がないため、安全性が重要となります。
Q. 逆相関を利用した投資のタイミングは?
A.逆相関を利用した投資タイミングを計るには、市場のサイクルを理解することが重要です。ただし、完璧なタイミングを捉えることは困難であると理解しておきましょう。
株価が歴史的高値を更新し続けているような局面では、金への配分を増やすことを検討すべきです。好景気は永続しないため、いずれ調整局面を迎えます。その際、金が資産の下支えとなるでしょう。
逆に、経済危機や金融危機で株価が大きく下落した後は、株式への投資を増やすチャンスかもしれません。歴史的に見て、危機の後には回復局面が訪れています。
まとめ
金相場と株価は基本的に逆相関の関係にあり、これは投資家の資金の流れと心理によって形成されています。好景気時には株式が選ばれ、不況時には安全資産である金が選ばれるという、合理的な投資行動の結果といえるでしょう。
しかし、近年では世界情勢の複雑化や新たな投資商品の登場により、この関係性も変化しつつあります。特に2017年以降は、両資産が同時に上昇する局面も見られ、単純な逆相関では説明できない動きが増えています。日本市場においては、為替相場の影響も加わり、より複雑な関係性です。
投資戦略としては、金と株式を適切に組み合わせた分散投資が推奨されます。両資産の特性を理解し、自身の投資目的やリスク許容度に応じて配分を決定することが重要です。市場の動向を注視しながらも、長期的な視点で着実な資産形成を目指すことが、成功への道といえるでしょう。
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「おたからや」での金の参考買取価格
「おたからや」での金の参考買取価格は下記の通りです。
2025年11月13日14:00更新
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。今日の金1gあたりの買取価格相場表
金のレート(1gあたり)
インゴット(金)22,919円
+457円
K2422,650円
+453円
K2321,504円
+430円
K2220,816円
+416円
K21.620,358円
+407円
K2018,754円
+375円
K1817,189円
+342円
K1413,024円
+261円
K1210,961円
+219円
K109,128円
+183円
K98,211円
+165円
K86,836円
+137円
K53,398円
+69円
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