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金相場が2025年に過去最高を記録!最新価格と今後の見通しをわかりやすく解説

金相場が2025年に過去最高を記録!最新価格と今後の見通しをわかりやすく解説

※下記の画像は全てイメージです

金相場が過去最高を記録した2025年、世界的にも国内でも金価格がかつてない高値水準に達しています。国内では、2025年10月に1g=23,254円の史上最高値を記録し、史上初めて1gあたり2万円台に達しました。

国際相場でも、2024年7月に1トロイオンス=2,480ドルに達し過去最高値を更新しています。これらは、安全資産需要の高まりや、ドル安・金融政策など複数の要因によるものです。その結果、「今が売り時か買い時か?」といった関心も高まっています。

本記事では、最新の金価格動向と背景要因、長期的な相場推移や価格が動く仕組み、さらに今後の見通しや売買のポイントについて、わかりやすく解説します。

金相場が2025年に過去最高を記録!最新価格と今後の見通しをわかりやすく解説

Contents

2025年は過去最高額を更新

ゴールド価格チャートの背景を持つゴールドバー

まず、2025年時点での金価格の過去最高額について、ドル建て(国際価格)と円建て(国内価格)の双方で確認しておきましょう。

ドル建ての過去最高額と更新の経緯

金の国際価格(ドル建て)は、2011年に約1,900ドルの当時史上最高値を記録しました。その後、一時調整があったものの、2020年8月にパンデミックの不安から、過去最高を約1,968ドルまで塗り替えました。さらに、2024年にはウクライナや中東での紛争激化など、地政学リスクの高まりや、米金融政策の転換(利下げ)観測も重なり、2,480ドル前後まで上昇して、新たな最高値となりました。

円建ての過去最高と国内相場の基準

日本では、1980年に1g=6,945円の最高値を記録しました。ただ、その後は長く低迷し、1998年には865円/gという史上最安値まで下落しました。

しかし、21世紀に入ってから上昇基調に転じ、円安も追い風となって、国内金価格は再び最高値を更新。2025年10月には、1g=23,000円以上と過去最高値をマークしました。

本日時点の参考価格と注意点

2025年11月上旬現在、国内の金小売価格は1gあたり約22,000円前後、国際価格は、1トロイオンス=4,000ドル台で推移しています(執筆時点)。金価格は日々変動するため、確認時期によって値動きがある点に留意が必要です。また、国内の店頭価格は消費税込みで表示されるため、市場の税抜き価格や海外相場と比較する際は、調整が必要です。さらに、為替レートによって円建て価格が左右されることにも注意しましょう。

過去最高を押し上げた6つの要因

ローソク足チャートと金融市場のデータ

金価格が過去最高に達した背景には、多くの要因が絡んでいます。ここでは、特に重要な6つの要因(米国の金融政策、通貨要因、地政学リスク、中央銀行の買い、円安、心理的・テクニカル要因)を順に解説します。

米金融政策・実質金利の低下

金利のつかない資産である金の価格は、米国の金利動向に大きく影響されます。特に、実質金利が低下またはマイナスになると、金の相対的な魅力が増すため価格が上昇しやすくなります。

近年では、アメリカの金融政策が大きな鍵で、FRBが利上げを停止し、早期の利下げが見込まれる局面では、金に資金が集まりました。低金利環境や高インフレ下では、債券など利息のつく資産よりも金が選ばれる傾向があります。

用語解説

実質金利:名目金利から物価上昇率を差し引いた、インフレの影響を考慮した実際の金利のこと、名目金利−インフレ率で算出可能
FRB:「連邦準備制度理事会」(Federal Reserve Board)の略称で、米国の中央銀行制度である「連邦準備制度」(FRS)の最高意思決定機関のこと

 

ドル安と通貨要因

金はドル建てで取引されるため、米ドルの価値が下がる(ドル安になる)と金のドル建て価格は上昇しやすくなります。たとえば、アメリカの財政赤字拡大や緩和的な金融政策でドルへの信認が低下すると、代替資産として、金に資金が移りやすくなります。

また、世界的な「脱ドル化」の流れや、各国通貨の不安定さも金需要を押し上げる要因です。通貨価値が下がれば、相対的に金の希少価値が見直され、価格上昇につながります。

地政学リスクと安全資産需要

世界的な紛争や政治不安、経済危機が高まると、投資家はリスク回避のため「安全資産」とされる金を買う傾向が強まります。ウクライナ情勢の緊迫や中東での紛争、さらには米国政府機関の一部閉鎖リスクなど、地政学的リスクが意識される局面では金需要が急増し、価格を押し上げました。

過去にも、イラン革命や、旧ソ連のアフガニスタン侵攻時に金価格が急騰するなど、「有事の金」といわれる現象が繰り返されています。

中央銀行の金購入・ETF資金動向

各国中央銀行による金の大量購入も、近年の金価格高騰の一因です。2022年の中央銀行純買入量は過去最高の1,082トン、2023年も1,037トンに達し、ドル資産から金への分散が進みました。こうした公的機関の需要増が市場を下支えしています。

また、民間投資家の動向として、金ETF(上場投資信託)への資金流入も、価格に影響する要因です。市場不安時には、ETFを通じた金購入が増えて価格を押し上げ、反対に安定時には、資金流出が価格を下げる要因となる場合もあります。

急速な円安の進行

円建て金価格が過去最高を更新した背景には、急速な円安も大きくつながっています。金の国際価格が同水準でも、円の対ドル為替レートが円安に振れると、円換算の金価格は自動的に押し上げられます。

実際、2023年以降にドル/円相場が上昇(円安進行)したことで、日本国内の金価格は、それまでの高値を大きく上抜きました。

心理的節目とテクニカル要因

金価格には「○○ドル/g」「○○円/g」という水準があり、一定価格を突破すると投資家心理が強気に傾いて一段と高くなることがあります。また、金価格チャート上のテクニカルな売買シグナルや投機筋の動きも、短期的な価格変動を増幅させる要因です。

過去最高値の更新自体が新たな買い材料となり、勢いに乗った投資マネーが流入することで、価格がさらに跳ね上がる局面も見られます。逆に、高値を警戒して利益確定売りが出ることで、価格が急落するリスクもあるため注意が必要です。

用語解説

売買シグナル:テクニカル指標を用いて、株式や為替などの売買のタイミングを示すサインのこと
投機筋:株式、為替、商品などの市場で、短期的な価格変動を利用して利益を狙う投資家のこと

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

近年の金高騰は、実質金利の低下とドル安が基盤となっており、中央銀行の買い増しやETF流入、円安が相乗し需要と供給をひっ迫しています。売却は分割、購入は積立で行い、長期スタンスで臨むことをおすすめします。

また、査定時は品位と重量の確認をすることが、納得のいく価格での売却への近道です。価格が急騰する局面でも慌てず、計画的に行動してください。

 

長期視点でみる金相場

南アフリカの金に関するよくある質問

ここでは、金価格を長期の視点で振り返り、歴史的な動きやトレンドを確認してみましょう。

主要な出来事と高騰局面の歴史

金相場の歴史を振り返ると、大きく高騰した局面には、世界的な政治・経済の出来事が密接に関わっています。1971年、ニクソン・ショックで金とドルの交換が停止された後に、インフレと中東の危機が重なり、1980年に金は当時の史上最高値を記録しました。

その後、1990年代は、各国中央銀行の金売却や株式市場の好調もあり、長い低迷期となりました。2000年代に入ると、ITバブル崩壊や9.11同時多発テロ、リーマン・ショックなどの危機を経て、安全資産として金が再評価され、2011年に約1,900ドルと歴史的高値を更新しています。

さらに、2020年の新型コロナ・パンデミックでも金は過去最高を更新し、2022年以降は地政学リスクやインフレ懸念の下で、一段と高騰する展開が続いています。

最安値期からの回復と長期トレンド

金は、1990年代後半に1g=1,000円を下回る史上最安値圏まで低下しました。しかし、1999〜2000年頃を底に長期的な上昇傾向に転じ、その後の20年以上で価格は大きく回復しました。要因としては、新興国の経済成長に伴う需要の増加や、各国の金融緩和で金への投資需要が高まったことなどが挙げられます。

特に、2008年以降、世界的な金融不安を契機に、金価格が本格的な強気な相場に入り、その後も上昇基調が継続しました。実際、金価格はこの50年で10倍以上に上昇しています。

ドル建てと円建ての違い

金価格は、国際的には米ドル建てで取引されますが、日本の円建て価格には、為替レートの影響が大きく反映されます。同じ金の価値でも、円高局面では日本円建て価格は割安になり、円安局面では割高になります。

たとえば、2011年にドル建て金価格が史上最高値を更新した際、当時は1ドル=80円前後の円高だったため、日本国内では金価格の上昇幅が抑えられ、1980年の国内最高値(6,945円/g)を更新しませんでした。

一方で、2020年以降は、ドル建て価格の上昇に加えて歴史的な円安も進行したため、日本円建ての金価格が急騰し、過去の高値を大幅に更新しました。なお、日本の店頭価格は消費税込みで表示される点も、国際価格との違いです。

金価格が動く仕組み

世界の金・プラチナ産出国ランキング|南アフリカの現在位置は?

金価格の値動きを左右する主要なポイントを、初心者向けに5つにまとめて解説します。

金利や為替、需給など基本的な要因を押さえておきましょう。

金利・金融政策と実質金利

金利がつかない金は、実質金利が低い局面では魅力が増し、価格が上がりやすくなります。中央銀行の政策によって、金利水準が変化すると、金需要にも影響します。

近年では、FRBが利上げを打ち止めされた、2023年末に金価格が急騰しました。一般に、高インフレ・低金利環境では金の需要が高まり、逆に高金利時には金から資金が流出しやすくなります。

為替(ドル/円)の影響

為替相場、特にドル/円の動きは日本の金価格に直結します。金の国際価格はドル建てのため、ドル安になると金のドル建て価格は上昇する傾向があり、一方で円安になると日本国内での金価格が押し上げられます。

たとえば、同じ金1オンス=2,000ドルでも、1ドル=100円なら約200万円ですが、1ドル=150円なら約300万円になり、円安が進むほど円建て金価格は高騰する傾向です。このように、為替レートの変動は金価格に大きな影響を与えるため、金投資では為替リスクも考慮が必要です。

地政学・信用不安とリスク回避需要

戦争やテロ、金融危機など先行き不透明な事態が起こると、投資家はリスク資産よりも安全な資産に資金を移します。その代表格が、金です。

実際、「有事の金」という言葉がある通り、戦争・紛争などの地政学リスクや、銀行破綻による信用不安の高まりとともに金の需要が急増し、価格が上昇する傾向があります。

たとえば、2022年のウクライナ危機や、2023年の米銀行破綻時には金価格が大きく上昇しました。世界情勢が不安定になるほど、資産防衛の手段として金への資金シフトが起きやすくなります。

需要の増加

金価格は、最終的には需給で決まります。需要とは、中央銀行による準備資産としての購入、投資家による金ETFや地金・コイン購入、宝飾品需要などです。一方、供給側は、鉱山からの産出量や都市鉱山によって構成されます。

たとえば、世界の中央銀行が金準備を増やす局面では、需要が跳ね上がり価格上昇の要因です。逆に、金価格が高騰すると、宝飾品の買い控えやスクラップ売却が増えて供給が増え、価格の上昇を抑える働きもします。

鉱山産の金は緩やかな増加傾向ですが、採掘コスト上昇もあり、生産者は価格が一定水準を下回ると供給量を減らすため、これが下支え要因ともなります。

テクニカルと投機・センチメント

金市場では、チャート分析に基づく売買や投機的な動きも価格を動かします。多くのトレーダーが注目する価格水準を突破すると、ストップロスや新規の買い・売りが発生して短期的に価格が大きく振れることがあります。

たとえば「1トロイオンス=2,000ドル」を超えると、自動的な買い注文が入りやすい、といった心理的節目の効果です。また、投機筋のポジション動向や市場の強気・弱気のムードも金価格を上下させます。

強気相場では強気の思惑が価格上昇を加速させ、逆に悲観ムードが広がると売りが膨らんで、下落に拍車をかける傾向があります。

用語解説

ストップロス:投資で損失が発生した際に、それ以上の損失を防ぐためにあらかじめ損失を確定させる注文方法のこと

 

売り買いの戦略

査定員

記録的高値を受けて、「今は金を売るべきか、それとも買い増すべきか」と迷っている方も多いでしょう。ここでは、売り手・買い手それぞれの戦略や判断のポイントを整理します。

売り手の戦略

手元の金を売却する場合、いきなり全てを売るのではなく、価格変動リスクを抑えるため数回に分けて売却する分割売りが有効です。何回かに分けて売ることで、今後さらに価格が上がった場合のチャンスを残しつつ、下落リスクにも備えられます。

また、売却先を選ぶ際は複数の買取業者の価格を比較しましょう。店頭の買取価格は業者によって差があるため、少しの違いが最終的な受取額に影響します。さらに、売却時の手数料や査定費用の有無も確認が必要です。

多くの買取店では手数料無料をうたっていますが、念のため事前に料金体系を調べ、最も有利な条件で売却できるよう心掛けましょう。

買い手の戦略

これから金を買いたい場合、高値圏であることに警戒しつつ、定額の積立などで購入時期を分散するのが有効です。一度にまとまった額を購入するより、毎月コツコツ買うことで平均購入単価を平準化でき、短期的な価格変動リスクを抑えられます。

また、購入時には売買スプレッド(買値と売値の差)にも注意しましょう。地金やコインは、小さなサイズほど1gあたりのプレミアム(手数料や加工費)が割高になる傾向があるため、まとめて買える場合はまとめた方が割安です。

さらに、金は資産の一部として、リスク管理しながら保有することが大切です。預貯金や他の投資商品と分散し、余裕資金の範囲で無理なく購入することで、万一価格が調整局面に入っても家計へ与える影響を抑えられます。

直近の世界動向と見通し

直近の国際的な動向を踏まえ、今後の金価格見通しを考える上でのヒントを整理します。金融政策や需給の状況から、考えられるシナリオを確認しましょう。

金融政策・インフレの見通し

米国の金融政策とインフレ動向は、今後の金価格を予測する上で最大の要因です。足元ではインフレ率が上限に達しつつあるものの、依然として目標を上回っており、FRBは2024年以降に利下げへ転じるか慎重に見極めています。

市場では、2025年前半にも利下げが始まるとの観測があり、これが現在の金価格を支える材料になっています。もし、インフレが再燃すれば利上げ再開の可能性もありますが、その場合、金価格には下押し圧力となるでしょう。

一方で、景気悪化などで各国が再び緩和姿勢に転じれば、金利低下と通貨価値の希薄化への懸念から、金は一段高となるシナリオも考えられます。

需給・産金コスト・ETFフロー

世界的な金の需給バランスも、今後の価格に影響します。中央銀行による金準備の積み増しは依然として堅調で、地政学リスクの長期化を背景に、2025年も公的需要が続く可能性があります。一方、金価格の高騰で、宝飾品需要は一時的に抑制される傾向があり、消費者需要の伸びは鈍化するかもしれません。

また、供給面では採掘コストの上昇により、生産者は一定水準以下では採算が取れず供給を減らす可能性があります。これは、価格の下支え要因となり得ます。

さらに、投資面では金ETFからの資金流出入にも注目です。市場が安定局面に入れば、利益確定の解約が出て需給が緩和する可能性がありますが、逆に市場不安が再燃すれば、ETF経由での金買いが増えて価格押し上げ要因となるでしょう。

価格の幅と前提条件

以上を踏まえると、金価格は、今後どのような状況になるかによって変動幅が変わります。強気な場面では、インフレが高止まりして金融緩和が長期化し、地政学リスクも沈静化しない場合、国際価格は過去最高を上抜き1オンス=2,500〜3,000ドルに達する可能性が高いです。

中立の場面では、インフレが徐々に低下して各国が段階的に利下げに転じ、地政学リスクも現状維持なら、金価格は2,000〜2,500ドル程度で推移する展開が考えられます。

弱気な場面としては、インフレ沈静化と景気回復で、主要中央銀行が利上げを再検討することもあるでしょう。また、戦争や危機も収束に向かえば、金価格が1,800〜2,000ドル台まで下落調整する可能性も否定できません。

初めての売買チェックリスト

査定員の女性

金の売買が初めてという方のために、取引の際に確認しておきたいポイントをまとめました。価格の基準や手数料、品質の見極めなど、事前にチェックして安心して取引を進めましょう。

価格の基準

金の価格を確認する際は、どの基準の価格かを押さえておきましょう。日本国内では「店頭小売価格」と「買取価格」があり、通常は買取価格の方が低めに設定されています。また、店頭小売価格は消費税込みで表示される場合が多く、ニュースなどで報じられる国内最高値も税込価格です。

一方、国際相場や先物価格は税抜き表示(消費税なし)ですので、両者を比較する際は税込・税抜の差を調整する必要があります。

たとえば、税込1g=22,000円は税抜価格に直すと約20,000円(消費税10%)となります。金を売買する際は、基準価格が税込か税抜か、売却時と購入時で価格基準が異なることを確認しておきましょう。

スプレッド・手数料・サイズ別価格

金の売買にはスプレッドが存在します。店舗で地金を購入する場合、店頭小売価格で買っても、すぐに同じ店に売ると買取価格での売却となるため、その差額がスプレッドになります。一般的に純金の場合、数%程度のスプレッドがあると考えましょう。

また、購入量や製品のサイズによっても1gあたりの価格は変動します。小さなインゴットやコインは製造・流通コストが割高なため、1gあたりの単価が大型バーより高めです。

たとえば、1kgバーの価格は1g単価が割安ですが、5gや10gの小さな金塊や金貨はプレミアム込みで割高になります。さらに、業者によっては別途手数料や送料・保険料がかかる場合もあるので、事前に料金体系を確認しておきましょう。

品位・重量・真贋の確認

金製品を売買する際は、その品位(純度)と重量、そして真贋をしっかり確認することが重要です。純金なのか、18金など他の品位なのかで価格が異なります。買取の際は製品の重量と純度から正味の金含有量が計算され、その分の価格が支払われるという仕組みです。

刻印があれば品位を確認できますが、不明な場合は専門店で検査してもらえます。また、偽造品やメッキ製品でないかの真贋チェックも欠かせません。

信頼できる鑑定士がいる店舗を利用し、金地金の場合は発行元の証明書が付属しているか確認しましょう。購入時も、公認の地金バーや信頼性の高い地金型金貨を選ぶことで、将来の売却時にも安心です。

金の価格に関するよくある質問

考える女性

金価格の過去最高や取引に関して、初心者からよく寄せられる質問にQ&A形式でお答えします。疑問点を解消して、安心して金の売買を行いましょう。

Q.2025年の国内過去最高はいくらですか?

A.2025年10月21日に1gあたり税込23,370円を記録し、国内史上最高値となりました。

※2025年11月1日時点のデータです。

Q. 円安になるとなぜ金価格は上がるのですか?

A.日本円が安くなる(円安)と、同じドル建て金価格でも、円に換算した時の値段が高くなるためです。円安=円の価値下落局面では、金など実物資産の相対的な値打ちが上がりやすくなります。

Q. 金はインフレに強いですか?

A.一般に、金はインフレ(物価上昇)に強いとされています。通貨の価値が下がっても、金という実物資産の価値は、長期的に保たれやすいからです。実際、1970年代の高インフレ期に、金価格は大きく上昇しました。

Q. 本日の目安価格はどこで確認できますか?

A.大手地金商の公式サイトで、毎日の店頭小売価格(販売価格)や買取価格が公開されています。また、商品先物取引所の金先物価格や、経済ニュースの金相場欄でも、最新の金価格を確認できます。まずは、信頼できる情報源で当日の価格を調べましょう。

Q. 地金とコインで価格は違いますか?

A.含まれる純金量が同じであれば、地金(金のバー)でも金貨でも基本的な価値は同じです。ただし、金貨には製造コストやデザインのプレミアムが上乗せされるため、販売価格は同重量の地金よりやや高く設定されます。記念硬貨など希少性のあるコインには、コイン独自の価格がつく場合もあります。

Q. 手数料やスプレッドはどのくらい差が出ますか?

A.店頭小売価格と買取価格の差(スプレッド)は、一般的に数%程度です。たとえば1gあたりの店頭価格が10,000円なら、買取価格は9,500円前後(5%差)という具合です。ただし、業者や地金の種類によって差は異なります。また、宅配買取を利用する場合は、送料や振込手数料がかかることもあるので、事前に確認しましょう。

Q. 最高値は今後も更新されますか?

A.将来的に、金価格がさらに最高値を更新する可能性はありますが、確実ではありません。インフレや通貨不安が続けば上昇余地はありますが、逆に金融引締や景気安定で、下落に転じるリスクもあります。金相場は変動が大きいため、楽観視しすぎずリスクにも備えることが大切です。

Q. 初心者は何から始めるべきですか?

A.まずは金相場の基本を学び、少額から取引を体験してみるのがおすすめです。たとえば、金ETFへの投資や純金積立を利用すれば、数千円単位から金に投資できます。また、日々の金価格をチェックして値動きに慣れることも大切です。焦って大金を投入せず、自身の資産配分のなかで、無理のない範囲から始めましょう。

まとめ

金価格は、2025年に過去最高を更新し、ドル建て・円建て双方で記録的高値となりました。その背景には米国の低金利・インフレ、ドル安、地政学リスク、中央銀行の買い増し、円安など複数の要因が複合的に作用しています。

金相場は長期的に上昇傾向が見られる一方、短期的には有事や金融政策次第で、大きく変動するリスクもあります。歴史的に戦争や金融危機の局面では急騰し、平時や高金利局面では、調整が入るサイクルを繰り返してきました。

金の売買においては、焦らず計画的に行うことが重要です。高値更新時こそ冷静に、分散投資の一環として適切な量を売買し、市場動向を注視しながらリスク管理を徹底しましょう。

「おたからや」での金の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での金の参考買取価格の一部を紹介します。

2025年12月05日14:00更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)23,003
+5円
24金(K24・純金)22,819
+5円
23金(K23)21,945
+5円
22金(K22)20,979
+5円
21.6金(K21.6)20,473
+5円
20金(K20)18,724
+4円
18金(K18)17,229
+3円
14金(K14)13,342
+3円
12金(K12)10,351
+2円
10金(K10)9,247
+2円
9金(K9)8,304
+2円
8金(K8)6,165
+2円
5金(K5)2,990

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

金は、インフレや有事に強みを発揮する実物資産で、ポートフォリオの分散先として有効です。現物は、長期保有で価値保存の役割を果たしますが、為替変動や保管コスト、流動性の面で注意が必要です。

売却時は純度(刻印)と重量の確認が重要で、刻印や保証書がそろっていると査定が安定します。傷や変形は減額要因になるため、柔らかい布でのから拭きなど日頃の手入れを心掛け、信頼できる買取店で査定を受けることをおすすめします。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

足元の金相場は過去最高圏にあり、売却を検討される際は「含有量×当日相場」を基準に複数店で比較すると差益を最大化できます。インゴットは、メーカー刻印と証明書、ジュエリーはK18以上の刻印が重要です。

小傷でも減額幅が大きくなるため、専用クロスで軽く拭き、保管袋で湿気を避けると評価が安定します。なお、円安が追い風の今は短期急落に備え、分割売却で平均単価を狙う戦略も有効でしょう。

 

金の買取なら「おたからや」

金を手放す際は、国際相場を即時に反映できる査定店を選ぶことが大切です。「おたからや」は世界51カ国との取引実績と全国約1,600店舗のネットワークを活かし、中間コストを抑えた高価買取を実現しています。

インゴットや金貨はもちろん、切れたネックレスや片方だけのピアス、歯科用スクラップなど形状や品位を問わず査定対象です。熟練査定員が重量・品位刻印・コンディションを丁寧に確認し、鑑定書や保証書がなくても価値を逃さず評価します。傷や変色がある品でもお気軽にご相談ください。

買取方法は店頭買取と無料出張査定、LINEで写真を送るだけの簡易オンライン査定を用意しております。遠方にお住まいの方や仕事が忙しい方は、自宅にいながら概算を把握できるオンライン査定が便利です。大切な金製品を安心・納得の条件で売却したいときは、確かな実績と誠実な対応を誇る「おたからや」へぜひお問い合わせください。

今日の24金の買取相場を見る

おたからやの金買取
査定員の紹介

伊東 査定員

  • 趣味

    ショッピング

  • 好きな言葉

    有言実行

  • 好きなブランド

    ハリーウィンストン

  • 過去の買取品例

    おりん、インゴット

初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは金の買取をする際に、今日の金の1gの買取相場を基に、デザイン性などをプラスで評価して高価買取を行っております。過去に1万点以上の査定をさせていただきましたが、とても多くのお客様に想像以上の金額になったと喜んでいただきました。また、おたからやでは、すべての店舗に比重計を完備しているため、金の含有量を正確に測定することができます。 金額はもちろんのこと、接客も最高のおもてなしができるように心がけております。私共はお品物だけではなくお客様一人ひとりの思いに寄り添い満足して帰っていただけるように丁寧な説明を致します。誠心誠意対応させていただきますので、是非おたからやのご利用をお待ちしております。

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2025年12月現在金相場は1グラム(23,131円)を記録し歴史的高値で推移しています。
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