18金の変色を戻す方法とは?黒ずみの原因と対処法まで徹底解説
※下記の画像は全てイメージです
18金は美しい光沢と高い純度を誇る人気の素材ですが、一方で「変色してしまった」「黒ずみが気になる」といったお悩みを抱える方も少なくありません。せっかくのジュエリーが変色してしまうと、不安になるものです。
この記事では、18金が変色する原因と対処法、さらに日常のお手入れや買取時の注意点まで、専門的な視点から丁寧に解説します。変色の理由を知り、正しいケアを行えば、18金の美しさは長く保てます。アクセサリーをより長く楽しむために、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
2025年8月27日14:00更新
今日の金1gあたりの買取価格相場表
金のレート(1gあたり) | ||
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インゴット(金)17,552円
+98円 |
K2417,336円
+97円 |
K2316,459円
+92円 |
K2215,932円
+89円 |
K21.615,581円
+87円 |
K2014,353円
+81円 |
K1813,164円
+73円 |
K149,965円
+56円 |
K128,385円
+47円 |
K106,981円
+39円 |
K96,279円
+36円 |
K85,226円
+30円 |
K52,593円
+15円 |
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
Contents
18金は変色する?まず知っておきたい素材の特徴
18金(K18)は純金に他の金属を加えた合金で、多くのジュエリーに広く使われている素材です。純度75%の金に銀や銅などを混ぜることで硬度を高め、扱いやすくしています。
しかし、「金は変色しない」というイメージは純金(24金)に当てはまるものであり、他の金属を含む18金は環境によっては変色する可能性があります。まずは24金や10金との違いや、「金は錆びない」と言われる理由とその誤解について理解しておきましょう。
18金と24金・10金の違いとは?
18金は、純金を75%、残りの25%に銀や銅などを加えた合金で、ジュエリーとして扱いやすい硬さと美しさを兼ね備えています。
一方、24金は純度99.9%以上で変色しにくい反面、柔らかく傷がつきやすいため日常使いには不向きです。
10金は金の含有量が約42%で、価格が手頃ですが、銀や銅の割合が高くなるため変色しやすい傾向があります。耐久性や見た目の美しさ、価格のバランスに優れているため、18金は高い人気を誇ります。
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・18金とメッキ製品の見極め方とは?|刻印・磁性などのポイントを徹底解説
金が変色しないと言われる理由と誤解
「金は変色しない」と言われる理由は、純金(24金)が酸化や腐食に非常に強い金属であるためです。純金は空気や水分、化学薬品にもほとんど反応せず、美しい輝きを長く保てるという特性を持っています。
しかし、18金は純金に銀や銅などを加えた合金のため、これらの金属が酸化・硫化・塩化などの化学反応を起こすことで、変色や黒ずみが発生します。
つまり、「金が変色しない」という性質が当てはまるのは純金に限られ、18金などの合金では日常的な使用環境によって変色することがあるのです。純金と合金の違いを理解することで、変色への対策や正しい取り扱い方が見えてきます。
18金が変色する主な原因と色別の傾向
18金製品が変色するのは、主に合金中の他金属が化学反応を起こすことによります。その原因には「酸化」「硫化」「塩化」の3つが代表的で、それぞれ変色の色味や起こりやすい状況が異なります。
また、変色の現れ方には赤みを帯びたもの、黒っぽくくすむもの、緑青(ろくしょう)と呼ばれる緑色になるものなどがあります。ここでは18金が変色するメカニズムと、変色した際に見られる色のパターンについて解説します。
酸化・硫化・塩化による変色の仕組み
18金は純金に銀や銅を加えた合金であるため、空気中の成分や日常生活における化学反応によって変色が起こります。主な原因は酸化・硫化・塩化の3つです。
・酸化とは、銀や銅が空気中の酸素と反応し、赤茶色や茶褐色に変色する事です。
・硫化とは、温泉や化粧品に含まれる硫黄成分と反応することで、黒っぽいくすみを生じます。
・塩化とは、プールの塩素や海水中の塩分に反応して黒ずみを引き起こす原因となります。
これらの変色は金そのものではなく、割り金に含まれる金属の反応による変色です。
赤や緑、黒ずみなど色別の変色パターン
18金の変色は、色の違いによって原因をある程度見分けることができます。赤みを帯びた変色は、銅が酸化することによって起こり、特に汗や湿気の影響を受けやすい傾向があります。
黒ずみは、銀や銅が硫黄や塩素と反応して硫化・塩化したことが原因で、温泉やプールでの使用によく見られます。また、緑色の変色は「緑青」と呼ばれ、銅が長時間湿気にさらされることで発生することがあります。
これらはすべて合金に含まれる他の金属の反応によるものであり、金そのものが劣化したわけではありません。適切なお手入れや保管によって、こうした変色は予防・軽減することができます。状態に応じたケア方法を選ぶことで、18金本来の美しさを保つことができます。
温泉・プール・香水など日常習慣が原因になることも
18金は日常生活のさまざまな要因によって変色することがあります。特に注意すべきは、温泉・プール・香水などに含まれる成分です。
温泉の硫黄は銀や銅と反応して黒ずみを生じ、プールや海水の塩素・塩分も変色や腐食の原因になります。また、香水や化粧品に含まれるアルコールや化学物質も表面に悪影響を与えます。
こうした環境ではアクセサリーを外し、使用後は柔らかい布で拭くなど、日頃から丁寧なケアを習慣にしましょう。
- おたからや査定員のコメント
18金は普段使いに適した素材ですが、温泉やプール、汗、香水などの日常的な環境が原因で変色することがあります。黒ずみや赤み、緑色の変色が見られることもありますが、これは多くの場合、合金に含まれる銀や銅の化学反応によるものであり、金そのものの価値には影響しません。「おたからや」では、こうした変色が見られる18金製品でも、素材としての価値を正確に評価しております。状態や見た目にかかわらず、丁寧な査定を行っておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
変色してしまった18金を元に戻す方法
もし18金ジュエリーが変色してしまっても、適切な対処をすれば多くの場合、元の美しい輝きを取り戻すことができます。ここでは自宅で試せるお手入れ方法と、その際の注意点について紹介します。
ただし、変色の程度によっては無理に自己流で行わず、専門店に依頼した方が安全なケースもあります。誤ったお手入れで状態を悪化させないためのポイントや、重度の変色時に検討したいプロのクリーニング・再加工についても触れます。
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・金メッキが変色した時の3つの対処法|錆びや黒ずみの原因や防止策も解説
お酢・重曹を使った自宅ケアの手順と注意点
18金の軽度な変色は、お酢や重曹を使った自宅ケアで改善できる場合があります。お酢やレモン汁に数時間浸け、柔らかい布で拭くと酸化による汚れが落ちやすくなります。
重曹はアルミホイルと併用し、ぬるま湯に浸けることで黒ずみを還元反応で落とすことができます。ただし、宝石付きの製品には使用を避けましょう。
また、長時間の浸け置きや強くこする行為は表面を傷つける恐れがあります。不安がある場合は、無理をせず専門店に相談するのが安心です。
変色を悪化させるNGな手入れ方法とは?
18金ジュエリーの変色を防ぐには、誤った手入れを避けることが大切です。研磨剤入りの歯磨き粉や金属磨きで強く擦ると、表面に傷が付き光沢を損ないます。
塩素系漂白剤も黒ずみの原因になるため、掃除中はジュエリーを外しておきましょう。硬いブラシでの擦り洗いも、かえって変色を悪化させる恐れがあります。
超音波洗浄器は宝石付きのジュエリーには不向きです。お手入れはやさしく行い、不安な場合は専門店に相談しましょう。
重度の変色には専門店でのクリーニングや再加工も検討を
重度の変色や黒ずみがある18金ジュエリーは、自宅ケアでは改善が難しい場合があります。その際は、専門店でのクリーニングや再加工を検討しましょう。
プロによる超音波洗浄や専用薬剤、バフ研磨などで本来の輝きを取り戻すことができます。ホワイトゴールドはロジウムメッキの再施工も可能です。
費用も数千円程度と手頃で、長く使いたい方には最適です。自己流での対処が不安な場合は、専門家に相談するのが安心です。
18金の正しいお手入れと変色を防ぐ保管・使用のコツ
日頃からの取り扱いを工夫することで、18金の変色を予防し、さらにその美しさを長持ちさせることができます。適切なお手入れと保管のコツを押さえておけば、大切なジュエリーのくすみをしっかり防ぐことができるでしょう。
ここでは毎日できる簡単なお手入れ方法や保管時の注意点、汗や海水・化粧品と上手に付き合う方法、そして18金製品を長持ちさせるための3つのポイントをまとめます。
毎日できる簡単ケアと保管の工夫
18金ジュエリーを美しく保つには、日々の簡単なケアが効果的です。使用後は柔らかい布で汗や皮脂を拭き取ることで、変色やくすみを防げます。汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯に数分浸し、柔らかいブラシで優しく洗いましょう。強くこすらず、優しくがポイントです。
保管時は密閉できる袋や専用ケースに1点ずつ入れ、湿気や接触を防ぐことが大切です。乾燥剤を入れるとより安心で、輝きを長く保てます。
汗・海水・化粧品との上手な付き合い方
汗や海水、化粧品は18金の変色を引き起こす主な要因です。汗に含まれる塩分やアンモニアは、長時間付着すると酸化や硫化を招きます。
夏場や運動時は、使用後に柔らかい布で汗を拭き取るだけでも予防効果があります。海水の塩分やミネラルも黒ずみの原因となるため、海辺では着用を避けましょう。
化粧品や香水の成分も変色を招くため、使用後にアクセサリーを装着し、外すときは最初に外す習慣をつけると、美しさを長く保てます。
長持ちさせるためのポイント
18金ジュエリーを長持ちさせるには、日常の使い方と保管方法が重要です。温泉やプール、海水などの水場では必ず外しましょう。
運動や力仕事の際も、汗や衝撃による変色・破損を防ぐため外すのが安心です。香水や化粧品は乾いてから装着し、使用後は柔らかい布で汗や皮脂を拭き取ることが大切です。
保管時は湿気を避け、個別に袋やケースに入れましょう。空気との接触を最小限にすることで、酸化を防ぎ美しさを長く保てます。
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・18金の磨き方とは?ネックレスや指輪の正しいお手入れガイド
変色した18金は買取できる?査定への影響と対策
「変色してしまった18金でも売れるのか?」と不安に感じる方も少なくありません。結論から言えば、18金ジュエリーが変色していても、ほとんどの場合は買取可能です。金そのものの価値(重量×純度)は、変色によって変わることはありません。
ただし、見た目の状態が査定に影響を及ぼすケースもあります。本章では、変色した18金の買取事情と、高く売るためのポイントについて解説します。
変色していても買取可能?査定ポイントを解説
18金は変色していても、基本的に問題なく買取可能です。買取では「重量」と「純度」が最も重視されるため、黒ずみやくすみがあっても素材の価値は変わりません。
ただし、再販を前提としたジュエリーでは、状態の良し悪しが査定額に影響することもあります。特にブランド品やデザイン性の高いアイテムでは、変色の程度が価格に関わる場合があります。
「おたからや」では、見た目だけに左右されず、相場や為替、流通状況も踏まえて適正に査定いたします。安心してご相談ください。
18金かどうかを見分けるポイント|変色から読み取れること
18金かどうかを見分ける際、変色の特徴は一つの手がかりになります。24金は変色しにくいのに対し、18金は銀や銅の影響で黒ずみや赤み、緑青が現れることがあります。
一般的に18金には「K18」や「750」などの刻印がありますが、刻印だけで真贋を見極めるのは難しく、偽物の可能性も否定できません。磁石に反応しないことや色合いも判断材料になりますが、確実に見極めるには専門業者での鑑定が最も信頼できます。
高く売るためにやっておきたい3つの対策
18金ジュエリーを高く売るには、3つのポイントを押さえることが重要です。
・査定前に柔らかい布で汚れやくすみを拭き取り、見た目を整えましょう。
・保証書や箱などの付属品があれば一緒に持参します。付属品があることで再販価値が高まり、査定額にも良い影響を与えることがあります。
・金相場が高騰しているタイミングを狙って売却するのがおすすめです。価格の変動をチェックすることで、より有利な取引が可能になります。
まとめ
18金は変色することがありますが、それは含まれる銀や銅などが反応するためで、金自体の性質によるものではありません。汗や温泉、化粧品などが原因になります。
軽度の変色であればお酢や重曹を使った自宅ケアで改善でき、重度の場合は専門店でのクリーニングや再加工で元の輝きを取り戻すことが可能です。
変色していても18金としての価値は失われず、買取にも支障はありません。正しい対策を知り、美しさと資産価値を長く保ちましょう。
「おたからや」での18金の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「18金」の参考買取価格の一部を紹介します。
画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
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18金 金杯 | 1,161,100円 |
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18金 金杯 | 1,158,600円 |
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18金 ダイヤ付きペンダントトップ | 445,220円 |
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18金 ホワイトゴールド ネックレス | 389,600円 |
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18金 ネックレス・リング まとめ | 294,700円 |
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18金 ペンダントトップ | 価格情報なし |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
18金の買取価格は、アイテムやブランドの市場での人気によって大きく変わります。カルティエやブルガリなどはブランド価値も加味され、高値が期待できます。最も影響するのは「重量と純度」で、18金は金含有率75%であり、相場と重さで基本の価格が決まります。
次に重要なのが「状態の良さ」です。傷や変色の有無、付属品の有無も査定に影響するため、売却前は丁寧にお手入れし、保証書や箱があれば一緒に持参するのがおすすめです。
- おたからや査定員のコメント
18金は変色することがありますが、その多くは日常の汗や温泉、化粧品などに含まれる成分によって、銀や銅が反応することで起こります。こうした変色は見た目に影響を与えますが、地金としての価値にはほとんど影響しません。「おたからや」では、変色やくすみのある18金ジュエリーも、素材としての価値を正確に評価したうえで査定いたします。重量や純度はもちろん、市場動向やブランドの人気、付属品の有無まで細部まで確認し、ご納得いただける査定を心がけています。査定は無料で、店頭はもちろん、出張やオンラインにも対応可能です。お気軽にご利用ください。
18金の買取なら「おたからや」
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査定員の紹介
伊東 査定員

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趣味
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-
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有言実行
-
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ハリーウィンストン
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過去の買取品例
おりん、インゴット
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