プラチナ製品の刻印が示す意味とは?
間違われやすい刻印もご紹介

※下記の画像は全てイメージです
「手持ちのプラチナリングに”Pt950″と刻印があるけれど、これは何を意味しているの?」「”Pm”と書いてあるアクセサリーはプラチナなの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
プラチナ製品の裏側やリングの内側には、純度や素材を示す小さな刻印が打たれています。ところが、刻印の種類は想像以上に多く、表記の違いを正しく理解していないと、プラチナ製品を見誤ってしまうケースもあるのが実情です。
本記事では、プラチナの刻印が持つ意味と種類を解説し、「Pm」「Pt100」「PS」など間違えやすい刻印の見分け方まで丁寧にお伝えします。査定の現場で実際に見かける事例も交えて解説しますので、お手元のジュエリーやインゴット(金属を溶かして一定の形状に成型した地金)の刻印と照らし合わせながらお読みください。

Contents
- プラチナ製品の刻印は何を意味している?
- プラチナ製品でよく見られる刻印
- プラチナと間違われやすい刻印
- プラチナの刻印と金(ゴールド)の刻印の違い
- 刻印がないプラチナ製品は売れない?
- プラチナの刻印に関するよくある質問
- Q. プラチナの刻印はジュエリーのどの部分に打たれていますか?
- Q. 「Pt」と「PLATINUM」の刻印に品質の差はありますか?
- Q. Pt850のネックレスとPt900の指輪では、プラチナとしての価値にどの程度の差がありますか?
- Q. 「Pt1000」と「Pt999」の刻印がある製品は、何が違うのでしょうか?
- Q. 海外で購入したプラチナジュエリーに数字だけ(例:950)が刻印されている場合、プラチナと判断してよいでしょうか?
- Q. プラチナの刻印が経年劣化で読めなくなった場合、製品の価値は下がりますか?
- Q. 「Pm850」と「Pt850」の刻印がある製品は、どちらもプラチナ純度85%と考えてよいでしょうか?
- Q. プラチナ製品に「750」と刻印されていた場合、プラチナの純度75%を意味しますか?
- Q. プラチナとホワイトゴールドを刻印以外で見分ける方法はありますか?
- Q. プラチナ製品の刻印に「SILVER」や「SV」と書いてある場合、プラチナは含まれていないのでしょうか?
- Q. 「Pt900/K18」のように複数の刻印が併記されている製品は、何を意味していますか?
- Q. プラチナのインゴットに刻印されている「99.95」と「Pt999」は同じ純度を指していますか?
- Q. 古いプラチナ製品で刻印が「Pt」のみで数字がない場合、純度はどの程度と推定できますか?
- Q. プラチナの刻印に「イリジウム」や「ルテニウム」などの表記が添えられている場合、何を意味していますか?
- Q. メッキ製品に「Pt」の刻印が入っていることはありますか?
- Q. プラチナの刻印に「田中貴金属」や「徳力」などのメーカー名が入っている製品は何を意味していますか?
- Q. ジュエリーのリフォーム(作り直し)をすると、刻印は消えてしまいますか?
- Q. 「Pt950」と刻印された製品の残り5%にはどのような金属が使われていますか?
- Q. プラチナ製品の刻印と一緒に菱形のマークが打たれている場合、何を意味していますか?
- Q. プラチナの刻印にある数字を削って純度を偽装した製品は存在しますか?
- まとめ
- 「おたからや」での「プラチナ」の参考買取価格
- プラチナの買取なら「おたからや」
プラチナ製品の刻印は何を意味している?

プラチナ製品に打たれた刻印は、使用されている素材がプラチナであること、そしてその純度を示す役割を持っています。
プラチナであることを示す刻印
プラチナ素材であることを示す代表的な刻印は、「Pt」「Pm」「PLATINUM」の3種類です。
| 刻印 | 意味・用途 |
| Pt | プラチナの元素記号に由来する表記。日本国内のジュエリーで最も一般的に使われる |
| Pm | 1960年代以前に使われていた旧表記。「Platinum」の略称に由来する |
| PLATINUM | 英語の綴りをそのまま表記したもの。海外製品で見られることがある |
「Pt」の後に続く数字(例:Pt950)が純度を示しているため、刻印を確認する際は記号と数字をセットで読み取ることが大切です。
世界各国には、プラチナ製品の品質を公的に証明する「ホールマーク制度」があります。
日本のホールマークは、国旗の「日の丸」と菱形が並んだデザインです。イギリスではホールマーク制度が公的機関によって管理され、ロンドン、バーミンガム、シェフィールド、エディンバラの4拠点がそれぞれ独自の刻印を使用しています。
フランスにおいて純度95%のプラチナ製品に使われているのは、犬の頭をかたどったホールマークです。ただし、刻印やホールマークがないプラチナ製品でも、本物のプラチナである場合はあります。
参考:造幣局
プラチナの純度を示す刻印
プラチナの純度を示す刻印は、1,000分率で表記されます。たとえば「Pt950」であればプラチナの純度が95%、「Pt900」であれば90%を意味し、数字が大きいほど純度が高い製品です。
| 刻印の数字 | プラチナの純度 |
| 999 | 99.9%以上 |
| 990 | 99.0%以上 |
| 950 | 95% |
| 900 | 90% |
| 850 | 85% |
純度99%以上の純プラチナには「999」または「990」の数字が刻印されています。数字が小さくなるほど純度は下がり、パラジウムや銅などほかの金属を配合した合金製品であることを示しています。
参考:造幣局
- おたからや査定員のコメント
プラチナ製品の刻印は、製造された国や時代によって異なるものです。刻印は、素材の真偽を判断し、模造品との混同を防ぐための重要な手がかりです。刻印は非常に小さいことが多く、ルーペがないと読み取れない場合もあります。それでも、刻印の内容を確認できれば素材を特定する有力な手がかりになります。プラチナ製品をお持ちの方は、ぜひルーペを使って刻印の種類と数字を確認してみてください。

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プラチナ製品でよく見られる刻印

プラチナ製品に打たれる刻印は、純度だけでなく、製品の用途や特性を読み解く手がかりにもなります。
インゴットに多い「99.95」や「PREMIUM」
純度99.95%以上の純プラチナインゴットに打たれているのは、「99.95」や「PLATINUM」の刻印です。「99.95」や「PLATINUM」の刻印は、主にインゴットで使われ、ジュエリーに用いられることはほとんどありません。
純プラチナは柔らかく変形しやすいため、細かなデザインが求められるジュエリーには不向きです。プラチナのインゴットは現物資産として高く評価され、投資目的で購入されるケースがほとんどです。
参考:田中貴金属
プラチナインゴットの売却をお考えの方は、「おたからや」の買取情報をご確認ください。
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・プラチナ投資に将来性はある?現状の市場価格から長期予測まで徹底解説
純プラチナの「Pt1000」や「Pt999」
「Pt1000」と「Pt999」は、どちらも純度99.9%以上のプラチナ製品に刻まれる刻印です。「Pt1000」や「Pt999」の刻印は、指輪やネックレスなどのジュエリーにも使用されることがあります。
純プラチナは金属アレルギーを起こしにくく、変色にも強いという特性から、肌が敏感な方にも支持されている素材です。一方で、純プラチナは衝撃に弱くキズが付きやすいため、日常使いには丁寧な扱いが求められます。
「Pt1000」の刻印は2012年3月に廃止され、同年4月からは「Pt999」に変更されました。「Pt999」の刻印があるプラチナ製品は、2012年4月以降に製造された比較的新しい製品です。
Pt1000・Pt999のプラチナ製品の売却をお考えの方は、最新の買取価格をご確認ください。
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・プラチナ999とは?Pt950・Pt900との比較やジュエリーとの相性を解説
ブランドジュエリーに多い「Pt950」
「Pt950」は、プラチナの純度が95%であることを示す刻印です。Pt950は、ティファニーやカルティエなど有名ブランドの婚約指輪・結婚指輪で多く採用されている素材です。
Pt950の刻印は小さく、指輪ならリングの内側、ネックレスなら留め具付近といった目立たない場所に打たれています。
参考:ティファニー
指輪に多い「Pt900」
「Pt900」は、プラチナの純度が90%であることを示す刻印です。Pt900のプラチナには、銅やパラジウムなどの割金(わりがね)が配合され、純プラチナより硬度が高くなっています。
指輪やペンダントトップなど、日常的にキズが付きやすいジュエリーにPt900が選ばれるのは、この耐久性の高さが理由です。Pt950と比べて純度が低い分、価格が抑えられるのもPt900の魅力です。
参考:日本ジュエリー協会
Pt900のプラチナ製品の売却をお考えの方は、最新の買取価格をご確認ください。
ネックレスに多い「Pt850」
「Pt850」は、プラチナの純度が85%であることを示す刻印です。Pt850は割金の配合量が多く硬度が高いため、ネックレスやブレスレットなど日常的に引っ張られる力がかかるジュエリーに適しています。
普段使いのアクセサリーとして安心して身に付けられる耐久性が、Pt850の大きな特徴です。ネックレスやブレスレットの刻印は、留め具(クラスプ)付近に打たれているケースがほとんどです。
参考:日本ジュエリー協会
Pt850のプラチナ製品の売却をお考えの方は、最新の買取価格をご確認ください。
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・【2026年最新】Pt850プラチナの買取相場と高く売るコツ|価値の見極め方を徹底解説
プラチナと間違われやすい刻印

貴金属製品の刻印の中には、プラチナの「Pt」と誤認しやすい表記がいくつかあります。
「Pm」の刻印
「Pm」は、1960年代まで使われていたプラチナの旧表記で、「Platinum」の略称に由来しています。元素記号が同じ「Pm」を持つプロメチウム(Promethium)との混同を避けるため、後に「Pt」へ変更されました。
「Pm」のみで数字がない製品は、Pt850(純度85%)相当として扱われることが多い表記です。ただし、実際の純度は70〜85%程度と幅があり、プラチナをほとんど含まないケースも報告されています。
「Pm850」や「Pm800」のように数字が併記されている場合、それぞれ85%・80%の純度を表しますが、当時の品質管理基準の違いから、表記よりも実際の純度が低いケースもあります。
参考:新金属協会
「Pt100」と「PS」の刻印
「Pt100」と「PS」は、どちらもプラチナ製品と誤認されやすい刻印ですが、プラチナの含有率は10%にとどまります。両者の違いを表にまとめました。
| 項目 | Pt100 | PS(プラチナシルバー) |
| プラチナ含有率 | 10% | 10% |
| 残り90%の主な素材 | 銀 | 銀 |
| プラチナ製品としての認定 | 認定されていない | 認定されていない |
| 誤認されやすい理由 | 「100」をプラチナ100%と誤解しやすい | 「P」をプラチナ(Platinum)の略と誤解しやすい |
| 主な用途 | アクセサリー | アクセサリー |
「Pt100」の「100」は1,000分率における数値であり、プラチナ含有率はわずか10%です。「PS」のPはPlatinumの頭文字、SはSilverの頭文字を表しています。どちらも素材の大部分が銀であるため、プラチナ製品とは価格帯が大きく異なる点に注意してください。
- おたからや査定員のコメント
プラチナの刻印は種類が多く、製造された時期や国によって表記が異なります。似た刻印であっても純度が大きく違う場合があるため、判断に迷ったら貴金属の鑑定ができる専門家に相談してみてください。

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プラチナの刻印と金(ゴールド)の刻印の違い

プラチナと金(ゴールド)の刻印は、プラチナが「Pt+数字」、金が「K+数字」で表記され、数字が示す意味もそれぞれ異なる仕組みです。
プラチナの純度は1,000分率で表され、「Pt950」であれば純度95%を意味します。一方、金の純度は24分率(カラット)で示され、「K18」は純度75%(18÷24)、「K24」は純度99.9%以上を表す表記です。両者の刻印の違いを整理すると、次のようになります。
| 項目 | プラチナ | 金(ゴールド) |
| 刻印の記号 | Pt | K |
| 純度の表記方法 | 1,000分率(例:950=95%) | 24分率(例:18=75%) |
| 最高純度の刻印 | Pt999 | K24 |
| ジュエリーに多い刻印 | Pt950・Pt900 | K18・K14 |
| 色味 | 銀白色 | 黄金色(ホワイトゴールドは銀白色) |
注意が必要なのは、ホワイトゴールド(WG)の存在です。ホワイトゴールドは見た目がプラチナに似た銀白色をしていますが、素材は金をベースにパラジウムなどを配合した合金です。刻印は「K18WG」のように「K」が含まれるため、「Pt」との違いを確認すればプラチナと区別できます。
刻印がないプラチナ製品は売れない?

刻印がないプラチナ製品であっても、本物のプラチナである可能性は十分にあります。売却を諦める必要はありません。プラチナの市場価格は変動しますが、本物のプラチナ製品であれば相応の価格で売却できる可能性があります。
「プラチナに見えるけれど素材が確認できない」というジュエリーは、貴金属の鑑定に対応した店舗で査定を受けると安心です。プラチナメッキやプラチナシルバーなど、見た目が似た素材も存在しますが、XRF分析(蛍光X線分析。製品を傷つけずに金属の組成や純度を測定できる鑑定技術)などの専門機器を使えば正確に判別できます。
参考:ティファニー
- おたからや査定員のコメント
プラチナは希少な貴金属であり、相場は常に変動しています。売却のタイミングを見極めるためにも、お手元の製品の刻印と純度を確認しておくことをおすすめします。プラチナや金などの貴金属は、価格の変動が大きいため、現在お手元にあるプラチナ製品の価値も購入時から変化している可能性があります。お手持ちの製品の現在の価値を知りたい方は、一度査定を受けてみることをおすすめします。

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プラチナの刻印に関するよくある質問

プラチナ製品の刻印について、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。刻印の読み方や素材の判別に迷ったときの参考にしてください。
Q. プラチナの刻印はジュエリーのどの部分に打たれていますか?
A.
プラチナの刻印は、製品の種類によって打刻される位置が異なります。指輪の場合はリングの内側、ネックレスやブレスレットは留め具(クラスプ)の付近、ペンダントトップは裏面に刻まれているケースが一般的です。インゴットであれば表面の平坦な部分に大きく刻印されています。刻印は数ミリ程度と小さいため、10倍以上のルーペを使うと正確に読み取れます。
Q. 「Pt」と「PLATINUM」の刻印に品質の差はありますか?
A.
「Pt」と「PLATINUM」の表記が異なるだけで、品質に差はありません。どちらもプラチナ素材であることを示す刻印であり、国や製造メーカーの慣習によって表記方法が変わります。
日本国内で流通するジュエリーには「Pt+数字」の表記が圧倒的に多く、海外製品では「PLATINUM」とフルスペルで刻まれている場合があります。純度を確認する際は、併記されている数字(950、900など)をチェックしてください。
Q. Pt850のネックレスとPt900の指輪では、プラチナとしての価値にどの程度の差がありますか?
A.
たとえばプラチナの地金相場が1gあたり11,000円の場合、Pt900は1gあたり約9,900円(11,000円×0.9)、Pt850は約9,350円(11,000円×0.85)が素材としての目安です。実際の査定ではデザインやブランド、製品の状態も評価に加わるため、純度だけで最終的な価値は決まりません。
Q. 「Pt1000」と「Pt999」の刻印がある製品は、何が違うのでしょうか?
A.
「Pt1000」と「Pt999」は、どちらもプラチナ純度99.9%以上の製品に使われる刻印です。2012年3月までは「Pt1000」が使用されていましたが、純度100%が技術的に証明できないという理由から、2012年4月以降は「Pt999」の表記が主流となりました。「Pt1000」の刻印がある製品は2012年3月以前に製造されたものであり、品質自体に違いはありません。
Q. 海外で購入したプラチナジュエリーに数字だけ(例:950)が刻印されている場合、プラチナと判断してよいでしょうか?
A.
数字だけの刻印では、プラチナと断定することはできません。「950」という数字はプラチナの純度を示す場合がありますが、スターリングシルバー(925)など他の貴金属でも数字のみの刻印が使われることがあります。
プラチナ製品であれば「Pt」「PLAT」「PLATINUM」のいずれかが数字と併記されているのが通常です。数字のみの場合は、貴金属の鑑定が可能な機関でX線分析を受けると正確な素材が判明します。
Q. プラチナの刻印が経年劣化で読めなくなった場合、製品の価値は下がりますか?
A.
刻印が読めなくなったプラチナ製品でも、素材としての価値が下がることはありません。プラチナの価値はあくまで含有されている金属の純度と重量で決まるためです。
刻印が消えていても、比重検査やXRF分析などの専門的な測定機器で素材と純度を特定できます。刻印の有無で査定を断られることは少なく、多くの買取店では機器による鑑定を実施しています。
Q. 「Pm850」と「Pt850」の刻印がある製品は、どちらもプラチナ純度85%と考えてよいでしょうか?
A.
「Pt850」はプラチナ純度85%を示す現行の刻印ですが、「Pm850」は注意が必要です。「Pm」は1960年代以前にプラチナを表す記号として使われていたもので、当時の品質管理基準は現在ほど厳密ではありませんでした。
「Pm850」の刻印があっても、実際の純度が85%を下回っているケースが報告されています。正確な純度を知りたい場合は、成分分析を依頼するのが確実です。
Q. プラチナ製品に「750」と刻印されていた場合、プラチナの純度75%を意味しますか?
A.
「750」の刻印はプラチナではなく、金(ゴールド)の純度75%を示す刻印です。「750」はK18(18金)と同じ意味で、1,000分率に換算すると18÷24×1,000=750となります。
プラチナの国内規格では純度850未満の製品に「Pt」の刻印は付与されないため、プラチナに「750」が刻まれることは基本的にありません。銀白色の製品に「750」の刻印がある場合は、K18ホワイトゴールドである可能性が高いです。
Q. プラチナとホワイトゴールドを刻印以外で見分ける方法はありますか?
A.
刻印以外でプラチナとホワイトゴールドを見分けるには、重さの違いが最も分かりやすい手がかりになります。プラチナの密度は約21.45g/cm³、ホワイトゴールド(K18WG)の密度は約14~16g/cm³(割金の種類・配合により異なる)であるため、同じ体積であればプラチナの方が約1.4倍重く感じます。
また、ホワイトゴールドは表面にロジウムメッキが施されていることが多く、長期間の使用でメッキが剥がれると、やや黄色みを帯びた地金が見えてくる場合があります。
Q. プラチナ製品の刻印に「SILVER」や「SV」と書いてある場合、プラチナは含まれていないのでしょうか?
A.
「SILVER」や「SV」の刻印はシルバー(銀)を示す表記であり、プラチナは含まれていません。シルバーは銀白色でプラチナと見た目が似ていますが、密度が約10.49g/cm³とプラチナの半分程度のため、手に持つと明らかに重量感の違いが感じられます。
また、シルバーは空気中の硫化水素と反応して黒く変色する性質がありますが、プラチナは変色にきわめて強いという違いもあります。
Q. 「Pt900/K18」のように複数の刻印が併記されている製品は、何を意味していますか?
A.
「Pt900/K18」のように複数の素材表記が併記されている場合、製品の部位ごとに異なる素材が使われていることを意味します。たとえば、指輪のリング部分にPt900(プラチナ純度90%)、石を支える爪部分にK18(18金)が使用されているコンビネーションリングが、このパターンの代表例です。
査定の際は、各素材の重量を個別に算出して評価されるため、素材が混在していても問題なく価値が認められます。
Q. プラチナのインゴットに刻印されている「99.95」と「Pt999」は同じ純度を指していますか?
A.
「99.95」と「Pt999」はどちらも最高水準のプラチナ純度を示しますが、厳密には表す数値が異なります。「99.95」はインゴットの精錬純度をパーセンテージで直接表したもので、ロンドン白金・パラジウム市場(LPPM)の品質基準に基づく純度99.95%(=999.5‰)を指す表記です。
一方、「Pt999」は日本の造幣局が定める品位区分に基づく1,000分率の表記で、純度99.9%以上を示します。「99.95」の方が「Pt999」よりわずかに高い純度基準を指しており、厳密には0.05%の差がありますが、両者は実質的に同等の最高純度プラチナです。
Q. 古いプラチナ製品で刻印が「Pt」のみで数字がない場合、純度はどの程度と推定できますか?
A.
「Pt」のみで数字がないプラチナ製品は、一般的にPt850(純度85%)相当と推定されることが多いです。日本で純度表記の義務化が進む以前に製造された製品には、数字なしの「Pt」刻印が見られます。
ただし、製造国や時代によって実際の純度は異なる可能性があるため、推定値はあくまで目安です。正確な純度を知りたい場合は、比重測定やXRF分析で確認する方法が確実です。
Q. プラチナの刻印に「イリジウム」や「ルテニウム」などの表記が添えられている場合、何を意味していますか?
A.
イリジウムやルテニウムの表記は、プラチナの割金として使われている素材を示すものです。Pt950やPt900のプラチナ製品には、残りの5~10%に硬度や加工性を向上させる金属が配合されます。
割金の種類によってジュエリーの硬さや色味がわずかに変化するため、一部のブランドや工房では割金の種類を刻印に併記しています。プラチナの価値や純度には影響しません。
Q. メッキ製品に「Pt」の刻印が入っていることはありますか?
A.
プラチナメッキ製品に「Pt」とだけ刻まれるケースは基本的にありません。日本の造幣局が定める品位証明制度では、プラチナの品位区分はPt999・Pt950・Pt900・Pt850の4段階であり、メッキ製品にはこの刻印は付与されません。
プラチナメッキの場合は「Pt Plated」「Platinum Plated」「PP」などの表記が使われるのが一般的です。ただし、海外製品では基準が異なる場合もあるため、刻印だけでなく重量感や変色の有無もあわせて確認すると安心です。
Q. プラチナの刻印に「田中貴金属」や「徳力」などのメーカー名が入っている製品は何を意味していますか?
A.
メーカー名の刻印は、プラチナを精錬・加工したメーカーを示すブランドマーク(製造者マーク)です。インゴットに多く見られる刻印で、田中貴金属工業や徳力本店など、ロンドン白金・パラジウム市場(LPPM)の認定を受けた精錬業者のマークが打刻されています。認定精錬業者のマークがあるインゴットは、国際的に品質が保証されているため、流通性と信頼性が高く評価されます。
Q. ジュエリーのリフォーム(作り直し)をすると、刻印は消えてしまいますか?
A.
ジュエリーのリフォーム時に、元の刻印が消えてしまうケースは実際にあります。リングのサイズ直しや溶接加工を行う際に、刻印が刻まれていた部分が削られたり、熱で変質したりすることが原因です。
リフォームを依頼する際は、加工後に新しい刻印を打ち直してもらえるかを事前に確認しておくと安心です。打ち直しの対応は加工業者によって異なるため、依頼前に確認してください。
Q. 「Pt950」と刻印された製品の残り5%にはどのような金属が使われていますか?
A.
Pt950の残り5%には、主にパラジウム・ルテニウム・コバルトなどの金属が配合されています。割金の種類と配合比率はジュエリーメーカーによって異なり、それぞれ以下のような特性があります。
- パラジウム:加工性が良く、プラチナの白い色味を保ちやすい
- ルテニウム:硬度が高く、キズがつきにくい仕上がりになる
- コバルト:鋳造(型に流し込む加工法)に適しているが、金属アレルギーを引き起こす可能性がある
金属アレルギーが気になる方は、購入前に割金の種類を確認しておくことをおすすめします。
Q. プラチナ製品の刻印と一緒に菱形のマークが打たれている場合、何を意味していますか?
A.
菱形のマークは、日本の造幣局が発行する「ホールマーク(品位証明)」の一部です。日本のプラチナ用ホールマークは、日の丸(国旗マーク)と菱形の枠内に純度を示す数字が組み合わされたデザインになっています。
造幣局のホールマークは、製造者が任意で申請し、造幣局の検定に合格した製品だけに打刻される公的な品質証明です。ホールマークがある製品は、第三者機関によって純度が保証されているため、信頼度がきわめて高い製品です。
Q. プラチナの刻印にある数字を削って純度を偽装した製品は存在しますか?
A.
刻印の偽装は、日本国内では不正競争防止法や詐欺罪に該当する違法行為であり、正規の流通ルートではまず見かけません。ただし、個人間売買やフリマアプリでは、刻印と実際の素材が一致しない製品が出回る可能性がゼロではありません。
プラチナが本物か偽物かを確実に確認するには、刻印だけに頼らず、比重測定やXRF分析などの科学的な鑑定を併用するのが最善の方法です。高額な取引を行う場合は、鑑定機関で成分分析を受けてから判断してください。
まとめ
この記事では、プラチナの刻印が持つ意味や、間違われやすい表記の見分け方について解説しました。
たとえば「結婚指輪の内側に打たれたPt950」なら純度95%の証拠です。以下のように、純度や用途は小さな文字から判別できる仕組みとなっています。
- Pt950:ブランドリングの定番
- Pt850:丈夫なネックレス向き
- Pm:純度が低い可能性もある旧表記
刻印は素材の資産価値を測る大きな手がかりだからこそ、手元にあるアクセサリーをルーペで覗いて、アルファベットに続く数字までしっかり確認すると良いでしょう。「今の正確な買取価格を知りたい」と望む方にも、プロによる査定は最適なサービスといえます。まずは手持ちのジュエリーの裏側をチェックしてください。
「おたからや」での「プラチナ」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「プラチナ」の参考買取価格の一部を紹介します。
2026年05月12日09:30更新
プラチナ・金 1gあたりの参考買取相場表
| 今日のプラチナの1g参考買取相場 | |
|---|---|
| インゴット(プラチナ)11,641円
+591円 |
Pt100011,431円
+580円 |
| Pt95010,849円
+550円 |
Pt90010,593円
+537円 |
| Pt8509,953円
+505円 |
Pt6506,973円
+354円 |
| Pt5005,238円
+265円 |
Pt100582円
+29円 |
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
※土日・祝日を除く前営業日の日本時間9:30の価格と比較
プラチナは白く美しい輝きと、変色しにくい特性から高い人気を集める貴金属。一方で純度が上がるほどキズがつきやすくなる一面も持ち合わせています。査定において、製品の重量や純度(Pt950やPt850など)は買取価格のベースとなる基準です。
さらにブランド品であれば、ダイヤモンドなどの宝石やデザイン性もプラスアルファの評価ポイントです。保証書や箱といった付属品が揃っていると査定額が上がりやすいため、売却時には忘れずにお持ちいただくと良いでしょう。
- おたからや査定員のコメント
「キズだらけの指輪は値段がつかないかも」と心配される声も耳にしますが、諦める必要はありません。プラチナは素材自体に確かな価値があるため、変形したリングや千切れたネックレスであっても立派な買取対象となります。当店は最新のX線分析機を完備しており、刻印が消えてしまったお品物の純度も正確に鑑定可能です。2026年春現在、プラチナの国内買取相場は1gあたり1万1,000円台と高水準で推移中です。「今の価値を確かめたい」という方も、まずはお気軽にお近くの店舗までご相談ください。

プラチナの買取なら「おたからや」
プラチナ製品の売却では、正確な査定と納得できる買取価格が欠かせません。
高価買取「おたからや」は、全国に約1,780店舗以上を展開し、51ヵ国との取引実績を持つ貴金属買取の専門業者です。買取専門の業態のため、販売にかかるコストを抑え、その分を買取価格に反映できるのが強みです。
プラチナの査定では、刻印の読み取りはもちろん、XRF分析による素材鑑定にも対応しているため、刻印が消えてしまった製品や古い「Pm」刻印の製品も正確に評価できます。地金相場・ブランド価値・デザイン性を総合的に判断するのは、経験豊富な査定員です。
店頭買取のほか、ご自宅にいながら利用できる出張買取やWEB査定にも対応しています。「手元のプラチナ製品がいくらになるか知りたい」という方も、査定だけのご利用が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。
おたからやのプラチナ買取
査定員の紹介
伊東 査定員
-
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ショッピング
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-
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-
過去の買取品例
おりん、インゴット
初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは、今日のプラチナ1gあたりの買取相場を基に、お品物一つひとつのデザイン性やブランド価値をプラスで評価し、高価買取を行っております。 これまでに1万点以上のお品物を査定してきましたが、多くのお客様に「想像以上の金額になった」と大変喜んでいただいております。 また、おたからやは、すべての店舗に比重計を完備しており、お客様の大切なプラチナジュエリーの含有量を正確に測定します。これにより、インゴットからネックレス、リングまで、あらゆるプラチナ製品の価値を最大限に引き出します。 私たちは、金額だけではなく、おもてなしの心で最高の接客を心がけております。お客様一人ひとりの思いに寄り添い、丁寧な説明と誠心誠意の対応で、ご納得いただけるよう努めます。 ご自宅に眠るプラチナ製品がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。皆様のご利用を心よりお待ちしております。
その他の査定員紹介はこちら金を高く売るためのコツは、「金の価格が高いときに売ること」と「高値で買い取ってくれる専門店に売ること」です。金の価格は現在非常に高騰しているため、売却にはベストなタイミングといえます。
金の高価買取はおたからやにお任せください。
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