プラチナ価格はこれからどうなる?今後の見通しと現在の高騰要因を解説

プラチナ価格はこれからどうなる?今後の見通しと現在の高騰要因を解説

※下記の画像は全てイメージです

プラチナは希少性の高い貴金属として知られ、工業用途と投資対象の両面で重要な役割を果たしています。産出量が限られているうえ、特定の産業分野に欠かせない素材であることから、世界経済や技術動向の影響を受けやすい金属といえるでしょう。

2026年現在、プラチナ価格はさまざまな要因によって変動を続けており、資産価値の見直しや分散投資先として、改めて投資家の注目を集めています。

自動車産業における排ガス浄化触媒としての需要をはじめ、主要産出国である南アフリカの供給状況、さらに脱炭素社会の実現に向けたグリーン水素経済への期待など、プラチナ価格に影響を与える要因は多岐にわたります。これらの要素は短期的な値動きだけでなく、中長期的な需給バランスにも関わる重要なポイントです。

本記事では、こうした背景を踏まえながら、プラチナ価格の現状から今後の見通し、価格が高騰している理由、そして売却を検討する際の考え方までを、わかりやすく解説します。

プラチナ価格はこれからどうなる?今後の見通しと現在の高騰要因を解説

Contents

【2026年3月最新】プラチナ価格の今後はどうなる?価格高騰の理由を解説

プラチナ

過去1年間の価格推移を見ると、プラチナ価格は2024年秋の底値から回復基調にあり、特に2025年に入ってから上昇傾向が強まっています。中国やインドなど新興国での自動車需要の増加が、工業用途を中心に需要を押し上げているためです。
加えて、欧州で進む環境規制の強化により、ディーゼル車向けの排ガス浄化触媒需要が再評価されている点も見逃せません。投資面でも動きは堅調で、ETF(上場投資信託)を通じた資金流入が続いています。

プラチナ市場においても、単なる相場連動の資産ではなく、現物資産としての価値があらためて意識されつつある状況といえるでしょう。さらに、脱炭素化の進展により、自動車触媒や水素関連分野での需要拡大が期待されており、こうした将来性への期待が、現在の価格回復を支える材料の一つになっていると考えられます。

 

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プラチナの過去10年の価格推移

プラチナはこの10年間、価格の変動幅が非常に大きかった金属のひとつです。直近では、2025年に近年の中で高値圏に達し、多くの投資家や貴金属ファンの関心を集めました。

2026年1月時点の価格を見ると、過去1年での最高値は13,307円、最低値は12,364円と、引き続き高い水準で推移しています。こうした動きの背景には、世界的な需要の回復や、供給の制約が影響していると考えられます。

2015年ごろのプラチナ相場は比較的低水準でしたが、2021年前後には一時的な上昇局面もありました。その後は経済情勢や為替の影響を受けつつも、上下を繰り返す形で推移しています。

特に2025年の価格上昇は、工業用途としての需要が再評価されたことや、資産分散先としての注目が高まったことが大きな要因です。このように過去10年の価格の流れを把握することで、現在の位置づけや今後の動きを予測するヒントになります。

 

最高価格 最低価格
2026年 13,307円 12,364円
2025年 12,927円 4,532円
2024年 5,877円 4,554円
2023年 5,197円 4,289円
2022年 5,076円 3,841円
2021年 4,798円 3,536円
2020年 3,921円 2,331円
2019年 3,591円 2,961円
2018年 3,843円 2,970円
2017年 3,992円 3,421円
2016年 4,072円 3,333円
2015年 5,193円 3,504円

出典:株式会社ネットジャパン 

 

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なぜプラチナ価格は上昇しているのか?高値が続く背景

プラチナの価格が高値圏で推移している主な理由は、実需の回復供給の不安定さが同時に進んでいるためです。特に、自動車生産の回復によって排ガス浄化用の触媒としての需要が再び高まりつつあります。

供給面では、主要産出国である南アフリカなどでの生産停滞や、採掘コストの上昇が続いており、供給不安が意識されています。プラチナは産出量が限られているため、ちょっとした供給の乱れでも価格に大きな影響を与えやすいのが特徴です。

さらに、脱炭素社会を目指す中で注目される燃料電池や水素関連技術でも、プラチナの活用が期待されています。将来的な需要増加への期待感も、価格を下支えする要因です。

一方で、これらの分野ではプラチナの使用量を抑える技術開発も進められており、長期的な需要については不確実な面もあります。

 

排ガス浄化触媒とは?

排ガス浄化触媒とは、自動車の排気ガスに含まれる有害物質を、化学反応によって無害化するための装置です。主に一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)といった物質を分解・低減する役割を担っています。この触媒には、プラチナ・パラジウム・ロジウムといった貴金属が使われており、中でもプラチナはディーゼル車向けの触媒に欠かせない存在です。一方、ガソリン車にはパラジウムが多く使用される傾向があります。今後は、自動車の電動化が進むことで、こうした触媒の需要構造にも変化が訪れる可能性があります。

 

今後の下落リスクは?プラチナ価格に対する不安要素

プラチナ価格は、常に上昇するわけではなく、一時的な下落リスクも抱えています。景気の悪化や需要の鈍化が進めば、価格が押し下げられる可能性も否定できません。

特に、世界経済が減速したり、自動車の生産が落ち込んだりすると、工業用途での需要が弱まり、価格が下がる要因となり得ます。特にEV(電気自動車)化が急速に進んだ場合、プラチナの使用量が減少し、市場に影響を与える可能性があります。

供給面では、価格の高騰によりリサイクル供給が増えた場合、一時的に需給バランスが緩みやすくなる点にも注意が必要です。さらに、為替の変動や地政学リスクといった外部要因も、価格の変動につながる要素です。こうしたリスクが複数重なると、短期的に価格が下落する局面も考えられます。

 

2026年初頭のプラチナ相場は「高値圏での慎重な推移」

2026年の年明け時点では、プラチナ価格は引き続き高値圏で安定的に推移しています。国際的な価格指標によると、2026年1月の価格は2025年初めと比べてやや上昇しており、高水準を維持したままの状態です。

背景には、鉱山からの供給が制限されていることや、産業分野での安定した需要があります。また、市場関係者の間では「2026年を通じて価格は大きく下がらず、比較的安定した動きになるのでは」といった見方も多く聞かれます。

とはいえ、世界経済や貴金属市場全体に不透明感がある中、先行きには注意が必要です。投資を検討する場合は、相場の変動要因を慎重に見極めながら、無理のない判断を行うことが大切です。

 

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2026年初頭のプラチナ相場は、供給の制約と安定した工業需要を背景に、高値圏での推移が続いています。短期的な価格の変動はあるものの、自動車用触媒や水素関連技術への期待は依然として根強く、市場全体としては、慎重ながらも安定感のある展開が見られます。

プラチナの売却を検討されている場合は、相場が大きく崩れていないタイミングで査定額を確認しましょう。納得できる価格で売るためには、価格動向を見ながら判断することが大切です。

 

プラチナの相場は何によって左右される?

プラチナの真贋を比重以外で確かめる方法

プラチナ価格は、単なる需給バランスだけで決まるものではありません。世界の供給量や産出国の生産状況、政治的リスク、生産コストの変化など、さまざまな要因が複雑に絡み合って価格が形成されています。

ここでは、プラチナ相場に大きな影響を与える主な要素をわかりやすく解説します。

 

世界的な供給量と主要産出国の生産動向

プラチナの供給構造は非常に偏っており、とりわけ南アフリカが圧倒的なシェアを持っています。世界全体のプラチナ生産量のうち、実に70%以上を同国が占めているのが現状です。
このほか、ロシア・ジンバブエ・カナダ・アメリカなども産出国として知られていますが、南アフリカの存在感は群を抜いています。

そのため、主要な産出国における鉱山の稼働状況や、政治・経済の変化は、世界の供給体制に大きな影響を及ぼす可能性があります。たとえば南アフリカでは、電力供給の不安定さや労使交渉の長期化などが慢性的な課題となっており、供給減少につながるケースも少なくありません。

さらに、プラチナの新規鉱山を開発するには、長い準備期間と多額の投資が必要です。そのため、短期間で供給量を大きく増やすのは難しく、供給がタイトになれば価格が上昇しやすい構造になっています。一方で、リサイクルによる供給が増えたり、産出国で安定的な生産が維持されたりすれば、供給側からの下押し圧力が働く可能性もあります。

 

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自動車産業を中心とした需要の変化

プラチナ需要の中でも大きな割合を占めているのが、自動車産業における排ガス浄化触媒としての用途です。プラチナ全体の需要のおよそ6割は工業用途とされており、その中でも自動車関連の使用が特に多くなっています。景気が回復し、自動車の生産台数が増加すれば、こうした実需が価格上昇の材料となる可能性があります。

また近年では、パラジウム価格の高騰を背景に、一部の自動車メーカーが触媒素材をパラジウムからプラチナへ切り替える動きも見られました。このような代替需要は限定的ではあるものの、プラチナ価格を支える要因のひとつとなっています。

一方で、電気自動車(EV)の普及が進むと、排ガス浄化装置そのものが不要となるため、プラチナの需要が減少するリスクもあります。中長期的には、自動車業界の構造変化がプラチナの工業用途に影響を及ぼす可能性があるでしょう。

ただし、水素社会の実現に向けた動きが加速すれば、燃料電池車や水素関連の産業用途において新たな需要が見込まれるため、今後の技術動向や政策には注目が必要です。

出典:World Platinum Investment Council

 

金・パラジウムなど他貴金属との価格バランス

プラチナは、金やパラジウムと同様に貴金属市場で取引されていますが、それぞれの用途や需要構造が異なるため、価格の動きにも違いが出ます。

たとえば近年は、パラジウムの価格が高騰した影響で、一部のガソリン車において触媒をプラチナに切り替える動きが見られました。この代替需要は限定的ではあるものの、プラチナ価格の下支え材料となった面もあります。ただし、素材の置き換えには技術的な制約もあるため、全面的に進んでいるわけではありません。

金と比べると、金は「安全資産」としての側面が強く、経済不安時にも買われやすいという特性があります。一方でプラチナは、工業用途への依存度が高いため、景気の変動を受けやすく、価格の変動幅も大きくなる傾向があります。

こうした性質の違いが、貴金属同士の価格差や投資家の選好に影響を与えていると言えるでしょう。価格バランスの変化を把握することは、投資判断を行う上で重要な材料のひとつです。

出典:三菱UFJ銀行「なぜ、プラチナよりゴールド(金)のほうが高いのか?」 

 

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為替相場(円安・円高)と国際価格の影響

プラチナは国際市場では主にドル建てで取引されているため、為替相場の動きが日本国内の価格に大きく影響します。

一般的に円安が進むと、ドル建て価格が同じでも円換算では高くなり、国内のプラチナ価格は上昇しやすくなります。反対に、円高になると国内価格は下落傾向です

また、国際的な需給バランスの変化や、主要産出国における政治・経済的なリスクなども、国際価格の動向に影響を与える要因です。

このように、国内価格は「ドル建ての国際価格 × 為替レート」という構造で成り立っているため、為替相場と国際市況の両方をチェックすることが重要になります。

出典:日本銀行「為替相場(為替レート)とは何ですか?」 

 

金融政策・投資マネーの流入と市場心理

プラチナの価格は、実需だけでなく、金融市場の動向や投資マネーの流れによっても大きく左右されます。とくに、世界的に金融緩和が続く局面では、インフレ対策や資産の分散先として、金やプラチナといった実物資産に注目が集まりやすい傾向にあります。

ただし、プラチナは金と違い、安全資産というよりも工業需要に連動する性質が強く、リスク資産のような値動きを見せることも少なくありません

また、中央銀行が低金利政策や量的緩和を継続すると、インフレへの懸念が高まり、実物資産への関心が一段と強まる場合があります。こうした動きは、短期的な投機というよりも、インフレに備えた資産防衛としての投資行動といえるでしょう。

さらに、需給がひっ迫する場面では、将来的な供給不足を見越して投資資金が市場に流入するケースも見られます。このように、市場心理が価格に与える影響は決して小さくなく、実需とともに投資家の動向も重要なファクターとなっています

 

グリーン水素経済への期待

プラチナは、次世代のエネルギーとして注目される「グリーン水素経済」においても重要な役割です。グリーン水素とは、再生可能エネルギーを使って水を電気分解し、CO₂を排出せずに生成される水素のことです。脱炭素社会の実現に向けた切り札として、世界中で注目されています。

この水素の製造には「PEM電解装置」と呼ばれる技術が使われ、プラチナは燃料電池(PEM型)や一部の電解装置において触媒として不可欠な素材です。こうした技術の普及が進むことで、プラチナの工業需要を下支えする形になると期待されています。

特に、燃料電池車(FCEV)や水素インフラの拡大によって、2030年に向けた中長期的な需要の増加が見込まれています。ただし、近年は「低白金化」と呼ばれる技術の進展も進んでおり、プラチナの使用量が徐々に抑えられる方向にある点には注意が必要です。

このように、水素社会への移行が進めば、自動車触媒に加えて水素関連分野での用途が広がり、プラチナにとっては新たな成長分野となる可能性があります。

出典::World Platinum invsetment council「プラチナ投資のエッセンス」 

 

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脱炭素化の動きが強まる中、プラチナは自動車の排ガス触媒だけでなく、水素製造や燃料電池といった新しい分野での需要が期待されています。

一方で、プラチナ価格は景気の動向や為替相場の影響を受けやすく、短期的には不安定な動きを見せることもあります。売却を検討する際には、将来的な期待感だけに頼らず、現時点での相場や保有目的を踏まえて冷静に判断することが大切です。

専門店で査定を受けることで、今の市場価格を正確に把握でき、納得のいくタイミングでの売却につながるはずです。まずは一度、おたからやにご相談ください。

 

過去のプラチナ価格の変動と市場背景

プラチナの比重を調べる際の注意点

プラチナの価格は、これまで世界経済の動きと密接に連動しながら推移してきました。

とくに2001年から2010年の10年間は、経済成長と金融危機が交錯した時期であり、相場に大きな影響を与えた期間といえます。過去の価格推移を振り返ることで、現在の動向や需給の背景をより深く理解する手がかりとなります。

 

【2001年~2010年】世界経済の拡大とともに迎えたプラチナ高値期

この10年間は、世界経済の成長と混乱が入り混じる中で、プラチナ価格も大きく変動した時期でした。

2000年代初頭にはグローバル経済が拡大し、工業需要の増加や投資マネーの流入が相場を押し上げる要因となったと考えられています。

 

2001年:ITバブル崩壊による世界経済の減速

2001年は、ITバブルの崩壊や米同時多発テロの発生により、世界経済が減速しました。これにより、工業用途を中心とするプラチナの需要が一時的に落ち込み、価格は停滞傾向となりました。投資家もリスクを回避する姿勢を強め、商品市場全体が軟調に推移した年でした。

出典:内閣府「景気底入れの背景」 

 

2003年~2006年:米国・中国の住宅市場拡大による需要増

2003年以降は、アメリカや中国を中心に経済活動が活発化し、製造業や自動車生産が拡大しました。それに伴い、排ガス浄化触媒向けのプラチナ需要も増加しました。この流れが相場を押し上げ、投資家の関心も集まったことで、産業用途と投資需要の両面から価格上昇が促進されたとされています。

出典:内閣府「海外経済の動向・政策分析」 

 

2004年~2008年:資源価格高騰を招いた世界的エネルギーブーム

この期間は、原油や金属資源の価格が高騰し、国際商品市場全体が強気ムードに包まれていました。プラチナも例外ではなく、工業需要の拡大に加えて、南アフリカでの電力供給不安や鉱山ストライキなどが供給リスクを高めたことで、価格はさらに上昇しました。

出典:内閣府「原油価格の高騰とその経済的影響」 

 

2007年~2010年:金融危機による市場混乱と相場の急変

2007年以降、リーマン・ショックをはじめとする世界的な金融危機が発生し、株式市場や商品市場は大きく動揺しました。プラチナも例外ではなく、価格は急落しました。
とくに2008年後半には、わずか数カ月の間に1トロイオンスあたり2,000ドル超から800ドル台へと下落し、極めて激しい値動きを記録しています。

その後、各国で金融緩和政策が相次いで打ち出されたことにより、景気は徐々に回復へと向かいました。それに伴い、プラチナ価格も2010年末にかけて持ち直す展開となっています。

出典:内閣府「世界的な金融危機と国内金融」 

 

期間 世界経済・市場背景 プラチナ価格への影響
2001年 ITバブル崩壊により世界経済が減速 工業需要が一時的に停滞し、価格は伸び悩む
2003年~2006年 米国・中国で住宅市場が拡大し、経済成長が加速 自動車生産や触媒需要が増加し、価格は上昇傾向
2004年~2008年 世界的なエネルギーブームで資源価格が高騰 投資需要と供給引き締まりにより高値圏で推移
2007年~2010年 リーマンショックを中心とした世界金融危機 一時的に急落後、金融緩和を背景に回復基調

 

【2011年~2022年】需要減少で低迷が続いたプラチナ相場

2011年以降のプラチナ相場は、世界経済の変動にともなって不安定な動きを続けてきました。なかでも2015年以降は、長期的な停滞傾向が顕著です。工業用途の構造的な変化や、代替素材の普及、さらにSUVや電気自動車(EV)市場の拡大によって、従来の触媒用途におけるプラチナ需要が伸び悩み、価格の重しとなりました。

 

2013年:工業用途の拡大でプラチナ需要が持ち直す

2013年には、プラチナ価格が一時的に持ち直す動きが見られました。世界的な自動車生産の回復に加え、南アフリカでの鉱山労働者によるストライキが供給不安を引き起こし、市場心理の改善につながったと考えられています。また、工業需要や宝飾品分野の需要も底堅く、価格を支える要因となりました。

 

2015年:ディーゼル規制強化による需要縮小

2015年には、欧州を中心にディーゼル車の排ガス不正問題が表面化し、自動車業界に大きな衝撃が走りました。なかでも、フォルクスワーゲンによる不正が発覚したことで、ディーゼル車の信頼性が大きく揺らぐことに。主力用途であった排ガス浄化触媒への需要が急減し、プラチナ価格は大きく下落しました。

この影響により、パラジウム価格がプラチナを上回る「価格逆転」が発生し、その状態が数年間にわたって続くことになります。

 

ディーゼル規制とは?

ディーゼル規制とは、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)などの有害物質を抑制するため、各国で導入されている環境基準のことです。特に欧州では、環境意識の高まりを背景に規制が段階的に強化され、ディーゼル車の販売台数が減少。生産の縮小も進みました。これにより、ディーゼル車向けのプラチナ需要は大きく落ち込み、相場にも下押し圧力がかかる結果となりました。 

出典:東京都環境局「ディーゼル車規制の内容」 

 

2020年:パンデミックによる経済不透明感の拡大

2020年は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行によって、多くの国で経済活動が停滞しました。自動車工場の操業停止や物流の混乱といったサプライチェーンの問題が発生し、プラチナの実需は一時的に大きく縮小します。
加えて、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、価格の変動幅も大きくなり、市場は不安定な局面を迎えました。

とはいえ、各国が大規模な金融緩和策を打ち出したことで、年の後半からは投資資金が再び商品市場へと流入します。プラチナ価格も徐々に持ち直す展開となりました。

出典:経済産業省「コロナショックで激変した世界経済」 

 

サプライチェーンとは?

サプライチェーンとは、原材料の調達から製品の製造、流通、販売に至るまで、製品が消費者の手に届くまでの一連の供給網のことです。グローバルに構築されているため、その一部が機能不全に陥ると全体の供給に深刻な影響を及ぼすことがあります。感染症の拡大や地政学的リスクが浮上すると、プラチナを含む多くの商品価格にも直接的な影響を与える要因となります。

出典:SMBC日興証券「サプライチェーンとは?」 

 

年・期間 主な市場背景 プラチナ価格への影響
2011年~ 世界経済の減速と需要構造の変化 工業用途の伸び悩みで相場は低迷基調
2013年 世界的な自動車生産の回復 触媒需要が回復し、一時的に価格が持ち直す
2015年 欧州でディーゼル規制が強化 ディーゼル車向け触媒需要が縮小し下落基調に
2015年以降 パラジウム需要の拡大 プラチナがパラジウムを下回る価格逆転が定着
2020年 新型コロナウイルスの世界的流行 自動車生産停止で需要減少、価格変動が拡大

 

【2023年~2025年】需給環境の変化による相場回復と上昇局面

2023年以降のプラチナ相場は、長く続いた低迷期から徐々に回復の兆しを見せました。需給バランスが引き締まる中、一部の実需も戻り始めたことで、相場は回復基調に転じたとされています。

世界的な供給不足と、限られた分野での需要増加が重なり、価格は底堅く推移する場面が増えてきました。

 

自動車生産の正常化とパラジウム代替需要の拡大

2023年からは、自動車業界における生産体制の正常化が進み、触媒用途としてのプラチナ需要も徐々に回復しました。パンデミック後の工場稼働再開や物流の改善が追い風となり、実需の下支えが強まったとみられます。

加えて、パラジウム価格の高騰を受け、ガソリン車の触媒素材をプラチナに切り替える動きも進行しています。この代替需要により、プラチナの工業用途は一定の底堅さを保つ展開となりました。

出典:三菱UFJ銀行「パラジウムの代替となるプラチナ」 

 

中国需要の回復と投資資金の流入加速

アジア市場、特に中国では、プラチナを使った宝飾品の需要が回復基調にありました。2025年には、前年を上回る需要が見られたと報告されています。
また、機関投資家を中心に投資マネーの流入も加速しており、供給制約が続く中で、プラチナは希少資産として再び注目される存在となりました。

こうした流れが需給の引き締まりを後押しし、価格を支える要因となっています。

出典:三井住友銀行「SMBC China Monthly」 

 

供給制約が顕在化し相場水準が切り上がる

2023年から2025年にかけて、プラチナ市場では供給不足が継続しました。世界プラチナ投資評議会(WPIC)の報告によれば、2025年も供給量が需要を下回る見通しとされており、3年連続での供給赤字が価格の支援材料となっています。

このような状況を背景に、プラチナ価格は過去の低迷水準から徐々に切り上がり、2025年には前年よりも高い価格帯で推移しました。

 

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伊東

近年のプラチナ相場は、主要産出国での供給停滞や新たな鉱山開発の遅れといった要因から、供給面での懸念が続いています。その影響もあり、現在の価格水準は以前の低迷期と比べてやや高めといえるでしょう。

売却を検討する際には、短期的な値動きにとらわれず、まずは現在の評価額を正確に把握することが大切です。プラチナ製品の価値は相場の変動によって変わるため、納得できるタイミングで専門店にて査定を受けることをおすすめします。

 

プラチナ価格の今後の見通し

プラチナ価格の今後を予測するには、需給バランスの変化と世界経済の動向を総合的に分析する必要があります。短期と中長期で異なる展開が予想され、投資判断には慎重な検討が求められます。近年のプラチナ相場は、主要産出国での供給停滞や新たな鉱山開発の遅れといった要因から、供給面での懸念が続いています。その影響もあり、現在の価格水準は以前の低迷期と比べてやや高めといえるでしょう。

売却を検討する際には、短期的な値動きにとらわれず、まずは現在の評価額を正確に把握することが大切です。プラチナ製品の価値は相場の変動によって変わるため、納得できるタイミングで専門店にて査定を受けることをおすすめします。

 

短期的な価格予想(2025-2026年)

2025年後半から2026年にかけてのプラチナ価格は、供給不足が続くものの、2026年には需給がほぼ均衡するとの見通しから、急激な価格調整は起きにくく、高値圏で底堅く推移することが想定されます。2025年には3年連続となる大幅な供給不足が予測されており、現物在庫の大幅な減少が価格の下支え要因となっています。

一方、2026年には鉱山およびリサイクル由来の供給が増加し、需給は次第に均衡に近づき、わずかな供給過剰に転じる可能性が高いです。

このような需給動向を支える要因のひとつが、自動車向け触媒用途における安定した需要です。特にハイブリッド車の販売拡大や内燃機関車の継続的な需要が、プラチナ需要を下支えしています。加えて、排ガス規制の強化により、1台あたりのプラチナ使用量が増加する傾向にあります。

さらに、年末に向けた宝飾品需要の高まりや、中国・インドなど新興国市場におけるプラチナ消費の堅調な動きも、需給を引き締める要因です。また、金に比べてプラチナが割安とされる局面では、代替的に宝飾品需要が強まる傾向も見られます。

一方で、短期的にはいくつかのリスク要因も存在します。世界経済の減速懸念や金融市場の変動、さらに米国の金融政策による影響、とりわけドル高や利上げ局面では、プラチナ価格の上昇が抑制される可能性があるため、注意が必要です。

出典:CME Group「What’s Next for Platinum Investment?」 

出典:Reuters 「Hybrid cars throw lifeline to platinum metals」 

 

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

為替レートの変動も考慮する必要があり、円安が進めば国内価格は上昇しやすくなります。季節要因として、年末にかけては宝飾需要の増加も期待でき、価格を押し上げる可能性があります。

 

中長期的な価格展望(2027年以降)

2027年以降の中長期的なプラチナ価格は、需要構造の変化を背景に、緩やかながら上昇余地が意識される展開に入る可能性があります。特に注目されるのが、水素エネルギーを軸とした脱炭素分野の進展です。プラチナは、燃料電池や水素製造に使われるPEM電解装置に不可欠な触媒であり、水素経済の拡大に伴い、工業用途での需要増加が見込まれます。

市場では、水素関連インフラの整備や燃料電池技術の導入が中長期的に進むことで、2030年にかけてプラチナ需要が段階的に拡大すると予想されています。一方で、PEM電解装置の普及スピードは、政策支援や投資環境の影響を受けやすいです。そのため短期的には需要の伸びが鈍化する可能性も指摘されています。それでも、自動車触媒に加え、新たな用途が加わることで需要の裾野が広がり、プラチナ市場にとって中長期的な支援材料となるでしょう。

自動車分野に目を向けると、電気自動車(EV)の普及はプラチナ需要にとってマイナス要因となる一方で、ハイブリッド車の比率上昇が、内燃機関向け触媒需要の減少ペースを緩やかにすると見られています。EVへの完全移行には一定の時間がかかると予想されることから、プラチナ触媒の需要期間は、従来想定より長引く可能性があります。

供給面では、新規鉱山開発の難しさや、主要産出国における構造的な制約により、供給が急増する可能性は低いです。リサイクルの拡大は一定の補完にはなるものの、需要の伸びが想定以上に進んだ場合には、再び供給不足が意識され、価格の上昇圧力となる可能性もあります。

このように中長期では、短期的な景気変動を超えて、エネルギー政策や産業構造の変化がプラチナ価格の行方を左右する局面が想定されます。価格変動リスクは残るものの、将来的な需要拡大という観点からは、引き続き注目すべき段階に入っていくでしょう。

出典:CME Group「Platinum Group Metals in the Hydrogen Economy Midstream」 

出典:World Platinum Investment council「PEM capacity growth revised downward in IEA update, dampening platinum demand despite rising electrolysis」 

 

プラチナ投資のメリットとデメリット

プラチナ

プラチナ投資は、他の貴金属投資とは異なる特性を持っています。メリットとデメリットを正しく理解することで、自身の投資目的に合った判断ができます。

 

プラチナ投資のメリット

プラチナ投資の最大のメリットは、金に対する割安感です。歴史的に金より高価だったプラチナが、現在は金価格を下回っており、将来的な価格の是正が期待できます。

希少性の高さも魅力で、年間生産量は金の約20分の1しかありません。この希少性が長期的にも安定した価値を保つことの裏付けとなっています。

希少性・工業需要・分散効果といった複数の要因が重なり、長期資産として検討する価値のある素材です。

工業需要が全体の7割を占めることから、経済成長とともに需要が拡大する成長性があります。特に水素経済の発展により、新たな需要創出が期待されているのです。

また、プラチナは株式や債券とは異なる値動きをするため、リスク分散にもおすすめです。

出典:三菱マテリアル

 

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プラチナ投資のデメリット

プラチナは価格変動が大きく、流動性も低いため、投資対象としてはリスクが高いとされています。工業需要への依存度が高く、景気悪化時には価格が下落しやすい特徴があります。また、流動性の問題もあり、金と比較して市場規模が小さく、売買時のスプレッド(買値と売値の差)が大きくなる傾向があります。

保管コストも考慮する必要があり、現物投資の場合は盗難リスクに備えた保管場所の確保が必要です。

また、プラチナETFなどの金融商品では、管理費用が継続的に発生します。短期的な値動きの予測は困難で、投機的な取引には向いていません。さらに、技術革新による需要減少リスクや、特定の産出国に依存する供給リスクも無視できません。

これらのデメリットを十分に理解した上で、長期的な視点での投資判断が求められます。

 

スプレッドとは?

スプレッドとは、買うときの価格(Ask)と売るときの価格(Bid)の差額を指し、実質的な取引コストとして投資の損益に影響を与えます。たとえば同じプラチナでも「買うときは高く、売るときは安い」場合、その差がスプレッドとなります。
特にプラチナは金に比べて市場規模が小さいため、現物取引や店頭取引ではスプレッドが広がりやすく、短期売買では収益を上げにくくなる傾向があります。

プラチナ価格が上昇する今、高く売るコツとは

プラチナ

プラチナ価格の上昇局面では、保有しているプラチナ製品の売却を検討する良い機会となります。適切なタイミングを見極めることで、より有利な条件での売却が可能です。

 

売却を検討すべきタイミング

売却のベストタイミングを見極めるには、「値上がり幅」「相場の過熱状況」「為替の動向」という3つの要素を総合的に判断することが有効です。購入時より価格が上昇している場合は、利益確定を検討する1つの目安となります。

また、為替が円安に振れている時市場が過熱し、短期間で急騰した後は、一時的な調整が入る可能性があります。このような局面では、一部売却してリスクを軽減することもおすすめです。期は、国内価格が上昇するため売却に有利です。長期的な上昇トレンドの中でも、短期的な高値を狙うことで、より良い条件での売却が可能となります。

 

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価格推移の確認方法と情報収集

プラチナ価格の推移を確認するには、複数の情報源を活用することが重要です。「おたからや」や、「田中貴金属工業」、「三菱マテリアル」など、貴金属を取り扱う大手のウェブサイトでは、毎日の価格が公開されています。

ロンドン金属取引所(LME)やニューヨーク商品取引所(NYMEX)の価格も、国際相場を知る上で大切な指標です。為替レートと併せて確認することで、国内価格の動向を予測することができます。

経済ニュースサイトや専門誌では、需給動向や市場分析が提供されています。特に南アフリカの生産状況や、自動車産業の動向は注目すべきポイントです。

プラチナ買取店の相場情報も定期的にチェックし、複数店舗の価格を比較することで、適正な売却価格を把握することが可能です。

参考:田中貴金属公式 

参考:三菱マテリアル 

 

「おたからや」のプラチナ買取サービス

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プラチナ価格が上昇している今、信頼できる買取業者選びが重要です。「おたからや」は、全国に店舗を展開する大手買取専門店として、安心・安全なプラチナ買取サービスを提供しています。

 

「おたからや」の買取実績と強み

「おたからや」は、創業以来多くのお客様のプラチナ製品を買い取りしてきた豊富な実績があります。

全国1,690店舗のネットワークと世界51ヵ国との取引実績を活かし、最高水準の買取価格を実現しています。

専門の鑑定士が在籍し、プラチナの純度や重さを正確に査定。プラチナ相場の変動をリアルタイムで反映し、常に適正価格での買い取りを心がけています。

大量買取にも対応可能で、遺品整理や資産整理の際にも安心してご利用いただけます。また、プラチナ以外の貴金属も同時に査定できるため、まとめて売却したい方にもおすすめです。</span>

買取成立後は即現金でお支払いし、振込にも対応しています。個人情報の管理も徹底しており、安心してお取引いただけます。

 

Q&A|プラチナに関するよくある質問

ここでは、将来価格の見通し、投資判断の考え方、金との違い、メリットとデメリット、売却時の税金や相場の見方まで、幅広い観点から解説しています。

初心者でも積立型商品を利用すれば少額から投資が可能であり、目的に応じて金と組み合わせた分散投資は有効な手法とされています。購入や売却の判断材料として活用してみてください。

 

プラチナ価格は10年後・20年後にいくらになっていると思いますか?

具体的な価格水準をピンポイントで予測することはできませんが、供給の増加が容易でない一方で新たな需要分野も期待されており、長期的には価格変動を繰り返しながらも上昇する可能性があると見る専門家もいます。

ただし、景気後退や技術革新などによってシナリオは変化し得るため、「いくらになるか」ではなく、どの程度の期間・比率で資産の一部として保有するかを考えることが大切です。

2030年くらいのプラチナ価格は上がっている可能性が高いですか?

グリーン水素や燃料電池など、新しい分野での需要が本格化すると見込まれているため、2030年前後は「今より需要が増えている可能性が高い」と予想されています。

ただし、その時点までに代替技術がどこまで進展するか、世界景気の動向などによって価格水準は大きく左右されるため、「必ず上がる」とまでは言い切れません。

長期積立などで時間分散を意識することで、急な変動リスクを抑えることができます。

今買うなら「金」と「プラチナ」、どっちを選ぶべきですか?

「資産の保全性」を重視するなら、有事に強く安定した需要がある金を、「将来的な成長性」を重視するなら、工業用途への依存度が高いプラチナを選ぶという考え方が1つの目安になります。

ただし、どちらか一方に偏るのではなく、ポートフォリオ内で金とプラチナを組み合わせることで、景気や市場環境の変化に対するリスク分散が図れます。迷う場合は、半分ずつ配分して少額から始め、状況に応じて調整していくのも無理のない現実的な投資方法です。

なぜ今は金のほうがプラチナより高いのでしょうか?

金は「有事の安全資産」として世界的に需要が集まりやすいのに対し、プラチナは自動車の排ガス浄化装置など工業用途への依存度が高く、景気の影響を受けやすいという特性があります。

特にリーマンショック以降は、景気後退やディーゼル車需要の低下によりプラチナの需要が伸び悩み、金の価格の方が高い状態が続いています。かつてはプラチナの方が金より高値で取引されていた時期もありましたが、近年はその関係が逆転したままです。

プラチナの一番の欠点は何ですか?

プラチナにはメリットもある一方で、「価格変動の大きさ」と「市場規模の小ささ」が主なリスク要因とされています。

景気の悪化や自動車産業の逆風などの影響を受けやすく、短期間で大きな値動きが起こることがあります。また、金に比べて市場の流動性が低いため、取引時にはスプレッド(買値と売値の差)が広がりやすい点にも注意が必要です。

プラチナの価値は将来なくなってしまう可能性はありますか?

プラチナの価値が完全にゼロになる可能性は極めて低いと考えられています。ジュエリー素材としての需要は一定層に根強く、工業用途でも水素関連技術などを中心に新たな需要が拡大しつつあります。

ただし、従来の用途(例:ディーゼル車の触媒など)が縮小する可能性もあるため、「どの分野で需要が伸びているか」を把握しながら保有方針を検討することが重要です。

ホワイトゴールドとプラチナ、どちらのほうが価値がありますか?

一般的に、同じデザインやブランドで比較した場合、プラチナの方が素材としての価値が高い傾向があります。

ホワイトゴールドは、金にパラジウムなどを混ぜた合金であり、ロジウムメッキによって表面を白く見せているのに対し、プラチナは金属自体が白く、比重が重く希少性も高いことが理由です。

ただし、ジュエリーとしての最終的な価値はデザイン性やブランド、需要の動向などにも大きく左右されるため、一概に比較することはできません。

プラチナ投資は少額から始めても意味はありますか?

少額からでも継続的に積み立てることで、プラチナの価格変動を取り込みながら資産を形成することが可能です。インゴットのような大口取引でなくても、地金型コインや積立型金融商品を活用すれば、毎月数千円から1万円程度で始めることができます。

特に長期的な視点で資産形成を考える場合は、「いつ買うか」よりも「どれだけ続けられるか」が重要です。

インゴットとジュエリーでは、どちらが売却時に有利ですか?

「相場に近い価格で売却したい」場合はインゴットを、「デザインやブランドの価値も加味して評価されたい」場合はジュエリーを選ぶと有利になる可能性が高いです。

インゴットは純度と重量のみで評価されるため、価格は相場に近い水準で取引されることが一般的です。一方でジュエリーは、ブランドやデザイン、宝石の有無などによって価値が加算されることもありますが、状態や流行によっては査定額が地金価格程度にとどまる場合もあります。

プラチナを売るとき、税金や税務署が気になるのですが……?

プラチナや金を売却して利益が出た場合、一定の条件に該当すれば、「譲渡所得」として課税対象となる可能性があります。ただし、すべての取引が自動的に税務署へ報告されるわけではなく、確定申告が必要かどうかはご自身で確認が必要です。

また、保有期間が5年を超える場合は「長期譲渡所得」として特区別控除50万円を引いた額からさらに半額されることもあります。

高額な取引が想定される場合は、税理士や税務の専門窓口に相談するのが安心です。なお、買取店では法令に基づき、本人確認や帳簿管理などの適正な手続きが行われています。

価格が下がっているタイミングで売っても大丈夫でしょうか?

必ずしも「価格が高いときだけが売り時」とは限りません。

・生活資金や他の資産に振り替えたい
・資産のバランスを見直したい

また、売却時期に迷う場合は、一度に全てを売却せず、複数回に分けて売る「分割売却」を行うことで、価格変動リスクを平均化する効果が期待できます。高額な取引が想定される場合は、税理士や税務の専門窓口に相談するのが安心です。なお、買取店では法令に基づき、本人確認や帳簿管理などの適正な手続きが行われています。

円安・円高は、プラチナの売り時にどんな影響がありますか?

プラチナはドル建てで取引されているため、為替相場の影響を大きく受けます。

円安になると、たとえドル建て価格が変わらなくても、円換算での国内価格は上昇しやすくなります。逆に、円高になると国内価格は下がりやすい傾向です。

そのため、売却のタイミングを検討する際には、プラチナの国際相場だけでなく、為替レートの動きも判断材料の1つになります。

プラチナ投資は初心者には難しいですか?

プラチナは、金よりも値動きが大きい傾向がありますが、「長期で少しずつ積み立てる」という基本的な考え方は、他の資産と同様です。

短期売買でタイミングを狙うような投資スタイルは難易度が高くなりますが、生活資金とは分けて、無理のない範囲で継続できれば、初心者でも取り組みやすい投資対象と考えられます。また、価格の変動を通じて、経済や国際情勢に関心を持つきっかけになる点も魅力の1つです。

プラチナ投資で失敗しやすいポイントは何ですか?

プラチナは自動車の排ガス浄化装置など工業用途の割合が高く、景気や自動車産業の動向によって価格が大きく変動しやすい傾向があります。

近年はEVの普及によって伝統的な需要が減少する一方、水素関連の新たな需要にも注目が集まっています。また、主産出国である南アフリカの政情不安や鉱山ストライキといった供給面のリスクも価格に影響を与える要因です。

さらに、金に比べて市場規模が小さいため、特に日本国内の現物取引では売買時のスプレッドが大きくなりやすい特徴があります。短期的な値動きに惑わされず、長期的な視点で少額から積み立てるなど、分散投資の一部として活用することが重要です。

プラチナは「金の代わりの安全資産」として考えていいですか?

プラチナは金と同じ貴金属ですが、価格は景気や工業需要に大きく左右されるため、その性質から見ると「安全資産」としての特性は限定的です。

有事の際に買われやすい金とは異なり、経済活動が停滞するとプラチナの需要は減少しやすいという特徴があります。一方で、プラチナにも希少性があり、一部では資産保全の手段として評価されることもあります。

金の代替ではなく、異なる値動きを活かして補完的な役割を果たす資産として組み合わせることで、ポートフォリオ全体の分散効果が期待できるでしょう。

プラチナの需要は今後も本当に増えていくのでしょうか?

プラチナは、自動車の排ガス浄化触媒やジュエリーに加え、水素エネルギー・燃料電池・化学分野などでも活用が進んでおり、特に脱炭素社会への移行に伴って用途が拡大しつつある素材とされています。

ただし、技術革新による使用量の最適化や、パラジウム・リサイクル材などの代替手段の進展によって、需要の方向性が変わる可能性もあります。そのため、定期的に動向を見直しながら投資判断を行うことが重要です。

「おたからや」には、プラチナの相談・査定だけお願いしても大丈夫ですか?

はい、ご相談や査定のみのご利用も可能です。

店頭査定・出張買取・オンライン査定のいずれの場合でも、査定額にご納得いただけなければ、売却いただく必要はありません。

「現在の価値を知りたいだけ」「ご家族と相談してから決めたい」といったご希望にも丁寧に対応しておりますので、プラチナ製品がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

プラチナ価格はなぜ金よりも値動きが大きいのですか?

プラチナは、宝飾品としての需要に加えて、自動車の排ガス浄化触媒など工業用途の比率が高い点が特徴です。そのため、景気や産業活動の影響を受けやすく、値動きも大きくなりやすいとされています。
また、市場規模が金に比べて小さいことや、供給が南アフリカなど限られた地域に偏っていることも、価格変動を大きくする要因の一つです。
一方で、金は「安全資産」として景気後退時にも買われやすく、相場が比較的安定しやすい傾向があります。その結果、プラチナの方が上下の変動幅が大きくなる傾向が見られます。

プラチナはパラジウムの代替として今後も使われますか?

自動車の排ガス浄化触媒分野では、パラジウム価格の高騰に伴い、コストや供給リスクの観点から一部の車種でプラチナへの代替が進められてきました。こうした動きは、今後も一定の条件下では続くと見込まれています。
ただし、車種ごとの排ガス規制の厳しさや、触媒技術の違いによっては、引き続きパラジウムの方が適しているケースもあります。すべてがプラチナに切り替わるわけではなく、用途に応じて両者を使い分ける流れが主流となる可能性が高いでしょう。

プラチナ価格は景気後退時にどう動きやすいですか?

景気が後退すると、自動車販売や工業生産が落ち込みやすく、それにともなってプラチナの工業需要も減少する傾向があります。
ただし、同時に南アフリカなどの主要産出国で供給制約が発生した場合には、価格の下落が限定的になる可能性もあります。供給と需要の両面を見極めることが重要です。また、金融政策の変化や投資資金の流れによっては、景気後退の最中でも一時的に価格が持ち直すケースもあるため、需要・供給・投資動向を総合的に見て判断することが重要です。

プラチナを買うタイミングは価格が高い今でも問題ありませんか?い

たとえ現在の価格水準が高く感じられたとしても、一度に大きな金額を投じるのではなく、購入時期を分けて少しずつ買い進める方法(時間分散)が有効とされています。この手法を取ることで、価格変動によるリスクを抑えられる可能性があります。
将来の相場を正確に予測することは困難なため、「最安値を狙う」よりも、無理のない範囲で計画的に積み立てていく考え方のほうが、現実的だといえるでしょう。

プラチナはインフレ対策として有効ですか?

プラチナは実物資産であるため、通貨の価値が下がる局面でも一定の価値を保ちやすいという特性があります。ただし、金と比べると「安全資産」としての評価はやや弱く、インフレや有事の際に安定して買われる傾向は限定的です。
プラチナの価格は、主に工業需要や景気動向の影響を受けやすいという特徴があります。
そのため、インフレ対策として考える場合は、金や他の資産と組み合わせた分散投資の一部として取り入れることが望ましいでしょう。

 

まとめ

プラチナ価格は、自動車産業の需要回復、供給不足、グリーン水素経済への期待などにより、今後も上昇が期待されます。

2026年現在、金との価格差という割安感もあり、プラチナへの投資熱が高まっています。短期的には変動リスクもありますが、中長期的には構造的な需要増加が見込まれるでしょう。

プラチナを保有している方は、価格動向を注視しながら、適切なタイミングでの売却を検討することが重要です。投資を検討している方は、メリットとデメリットを十分に理解した上で判断しましょう。

 

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「おたからや」での「プラチナ」の参考買取価格

ここでは、インゴットとアクセサリーを例に「おたからや」での「プラチナ」の参考買取価格の一部を紹介します。 

画像 モデル名 参考買取価格
プラチナ プラチナ99.95 (Pt99.95) プラチナインゴット 3,505,500円
プラチナ プラチナ1000 (Pt1000) 石福金属工業インゴット 200g 1,402,200円
プラチナ プラチナ850 (Pt850) ダイヤネックレス 915,300円
プラチナ プラチナ1000 (Pt1000) メープルプラチナコインまとめ 273,500円
プラチナ プラチナ950 (Pt950) アレキサンドライトリング 0.94ct 206,000円

プラチナジュエリーの場合は、純度や重さが基本となるものの、石の有無やデザイン性、ブランド価値も含めて総合的に評価されます。

なお売却の際は、Pt999とPt950、Pt900といった刻印を正確に見極め、素材の特性に応じた査定ができる買取専門店を見つけることが重要です。

ジュエリーの場合、人気ブランドかどうかで査定額が大きく変わります。とはいえ、ノーブランドの品でも素材としての価値があるため、一定の値段がつくことに変わりはありません。また、キズや変形といった商品の状態も評価に関わり、付属品の有無やデザインの流行、相場のタイミングも査定額に影響します。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

「おたからや」では、プラチナの指輪やネックレス、ブレスレットをはじめ、インゴットやコインなど幅広いアイテムを対象に査定を行っております。純度(Pt1000・Pt950・Pt900など)や重量、さらに保存状態や市場相場まで丁寧に見極め、適正な価格をご提示いたします。
ご不要になったプラチナ製品も、新たな価値へとつなげられるよう、誠意をもってご対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。

 

 

プラチナの買い取りなら「おたからや」

「おたからや」では、国際資格を持つ査定士が在籍しており、素材の純度や重さだけでなく、ジュエリーとしてのデザインや希少性まで丁寧に見極めています。鑑定書や鑑別書がない場合でも査定は可能ですので、証明書が手元にない方でも安心してご相談いただけます。

また、店頭での査定に加え、出張買取やオンライン査定にも対応。忙しい方や遠方の方でもご利用いただきやすく、キズや汚れがある品でもしっかりと価値を評価いたします。大切なプラチナを納得のいく価格で売りたいとお考えの方は、ぜひ「おたからや」にご相談ください。

※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。

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査定員の紹介

伊東 査定員

おたからやのプラチナ買取 伊東査定員
  • 趣味

    ショッピング

  • 好きな言葉

    有言実行

  • 好きなブランド

    ハリーウィンストン

  • 過去の買取品例

    おりん、インゴット

初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは、今日のプラチナ1gあたりの買取相場を基に、お品物一つひとつのデザイン性やブランド価値をプラスで評価し、高価買取を行っております。 これまでに1万点以上のお品物を査定してきましたが、多くのお客様に「想像以上の金額になった」と大変喜んでいただいております。 また、おたからやは、すべての店舗に比重計を完備しており、お客様の大切なプラチナジュエリーの含有量を正確に測定します。これにより、インゴットからネックレス、リングまで、あらゆるプラチナ製品の価値を最大限に引き出します。 私たちは、金額だけではなく、おもてなしの心で最高の接客を心がけております。お客様一人ひとりの思いに寄り添い、丁寧な説明と誠心誠意の対応で、ご納得いただけるよう努めます。 ご自宅に眠るプラチナ製品がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。皆様のご利用を心よりお待ちしております。

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