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【2025年最新版】純金とは|K24(24金)の意味・特徴・相場と買取についてもご紹介

【2023最新版】純金とは|K24(24金)の意味・特徴・相場と買取についてもご紹介

※下記の画像は全てイメージです

純金(じゅんきん)とは、一般的に純度99.99%以上の金を指し、24金(K24)とも呼ばれます。古くから、美しい輝きと希少性から世界中で高い価値を認められてきた金は、現代でも資産として注目されています。2025年に入り、金価格は上昇を続け、2025年10月21日には、金の買取価格が過去最高の23,179円を記録しました。

本記事では、純金(K24)の意味や特徴、歴史、使い道、相場動向から買取のポイントまで、最新情報を交えてわかりやすく解説します。また、純金は化学的に安定しさびないため、長期間輝きを保ちます。

2025年11月14日14:00更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)22,846
+12円
K2422,578
+12円
K2321,435
+11円
K2220,750
+11円
K21.620,293
+11円
K2018,694
+10円
K1817,135
+9円
K1412,982
+7円
K1210,926
+6円
K109,098
+4円
K98,185
+5円
K86,814
+4円
K53,387
+2円

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

Contents

純金とは

金

純金とは、金の成分がほぼ100%(少なくとも99.99%以上)であることを表す表記です。24分率で、金の純度を表す単位である「24金(K24)」に相当し、金属として最高の純度を意味します。

美しく安定した金は、古くから価値の高いものとして珍重されてきました。実際に、古代エジプトの遺跡からは、純金製の宝飾品が多く発掘されています。

現在でも、純金は資産価値の高い金属であり、金の国際相場はロンドン市場で提示される指標をもとに、毎日変動します。日本国内の純金製品には、刻印として「K24」と表示されますが、海外のインゴットなどでは「24K」や「999」「999.9」といった刻印も用いられ、いずれも純金であることを示します。

「K24」などの単位は、金の純度を示すもの

金製品には「K24」「K18」などの表示がありますが、このK(カラット)は金の純度(品位)を24分率で表す単位です。数字が24なら純金で、18金(K18)は24分の18=約75%が金、14金(K14)は約58%が金という意味になります。

日本では、数字の前にKをつけますが、海外では「24K」のように数字の後ろにKをつける場合もあります。なお、宝石の重さを示すカラット(carat)とつづりは似ていますが、金の純度を示すKarat(K)は由来が異なるため、混同に注意が必要です。

金の純度の確認方法

手持ちの金製品が純金かどうか確認するには、まず刻印(ホールマーク)をチェックします。製品に「K24」や「999」といった刻印があれば、純度99.9%以上の純金です。ただし、刻印がない場合でも、本物の金であれば、買取店で鑑定可能です。

専門業者は、専用の検査器や試薬で成分を分析し、刻印なしでも正確に純度を判定できます。たとえば、酸を使った試金石検査やX線分析装置による測定で、金の品位を確認します。疑わしい場合は、無理に判断せず、信頼できる買取専門店に鑑定を依頼するのが確実です。

人類と純金・金の歴史

人類は、数千年前から金を採掘・加工してきました。古代エジプトをはじめ各地の文明で、金は太陽や富の象徴とされ、王族の宝飾品や神殿の装飾に純金が多用されました。紀元前2600年頃にはエジプトの象形文字に、金を表す記号が登場していた記録もあります。

その後、紀元前7世紀頃にはリディア王国で世界初の金貨が鋳造され、以後も各地で金貨が通貨として流通しました。長い歴史を通じ、金(ゴールド)は普遍的な価値を持つ貴金属として、人類文明とともに歩んできたのです。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

純金は24金(K24)とも呼ばれ、99.99%以上が金でできた最上位素材です。色合いが変わらずさびないため、古代から宝飾や取引で重宝されてきました。刻印の有無が第一の目印ですが、試金石やX線分析で正確に判定できます。

相場は毎日変動するので、売買は価格動向を確認し、複数店で比較すると安心です。保管はから拭きと通気を意識し、長期でも光沢を保てます。譲渡所得の課税にも注意し、計画的なタイミングで取引しましょう。

 

古代エジプト時代の純金・金の歴史

歴史をイメージする本

古代エジプトでは、ナイル川上流のヌビア地方が金産出地として知られ、ファラオは国家直轄の鉱山を管理しました。純金は太陽神ラーの象徴とされ、王の権威と永遠を示す聖金属でした。

王墓に納められたマスクや副葬品の多くは純金製で、紀元前1500年頃には、金が国際交易の決済手段にも利用されました。神殿装飾や貨幣として流通した純金は、全社会層に宗教的・経済的価値をもたらし、古代文明の礎となりました。

なかでも、ツタンカーメン王の黄金のマスクは重量11kg超と推定され、その壮麗さが金の技術と権威を今に伝えています。こうして、純金は宗教・政治・交易の中心資源として不可欠でした。

日本における純金・金の歴史

砂時計と本

日本で金が初めて歴史に記録されるのは、749年に陸奥国小田郡から産出した砂金が聖武天皇に献上され、東大寺大仏鍍金に用いられた出来事です。この吉報を受け、朝廷は元号を「天平感宝」に改めました。

平泉の中尊寺金色堂(1124年竣工)は、奥州藤原氏が黄金文化を示した象徴で、堂内外は金箔に覆われています。江戸期には、佐渡金山が幕府の財政を支え、約400年で78トンを産出しました。

近代以降も北海道や鹿児島など各地で金鉱山が開発され、金は国際貿易と産業発展を下支えし続けています。現代では、田中貴金属などが純金地金の国内流通を担い、投資資産として個人にも広く根付いています。

純金の特徴

金

純金は、鮮やかな黄金色と高い展性・延性、そしてさびない化学的安定性を兼ね備えた希少金属です。柔らかい一方で、永続的な輝きを保ち、古代から資産・装飾・工業に活用されてきました。

以下では、純金ならではの物理的・化学的特徴と、その価値を支える理由を具体的に見ていきます。

展性、延性に優れる

純金は、金属のなかでも特に展性(叩いて薄く延ばせる性質)と、延性(引き伸ばせる性質)に優れます。1グラムの金から、およそ1平方メートルの面積に及ぶ金箔を作成でき、厚さは約0.0001ミリメートルという極薄になります。

同じく1グラムの金から、約2.8キロメートルもの長さのごく細い金線(ワイヤー)を引き伸ばせます。このような性質により、金箔は古くから仏像や工芸品の装飾に使われ、織物には金糸として織り込まれてきました。現代でも、純金の微細線は半導体や電子部品の内部配線(ボンディングワイヤー)などに利用されています。

化学変化が起きにくい

純金は、化学的に非常に安定した金属です。空気中の酸素や水分と反応しにくいため、他の金属のように酸化や腐食がほとんど起こりません。そのため、何年経っても表面の輝きが失われにくく、古代の埋蔵品でも金だけは当時の光沢を保っています。

純金は、濃塩酸と濃硝酸を3:1に混合した「王水」には溶けますが、それ以外の酸やアルカリには溶けず、他の物質とも反応しにくい特性があります。また、高温に加熱しても金は酸化被膜を生じないため、温度変化にも強い金属です。このように、純金は化学変化が起こりにくく、不変性が極めて高いのも、大きな特徴です。

素材としては傷つきやすい傾向にある

純金は、金属のなかでも突出して柔らかく、指で押すだけで微細にへこむほど可塑性があります。そのため、リングやチェーンなど細い形状では、衝撃や摩擦で容易に傷がつき、形がゆがむ恐れが高いです。また、日常的に他の硬い素材と擦れると、表面の輝きが曇りやすく、価値を維持するには丁寧な取り扱いが欠かせません。

普段使いする場合は、硬度を高めた18金などを選ぶか、24金アイテムはパーティーや保管時のみ着用するなどシーンを限定します。保管時には個別の袋に入れ、他の貴金属と接触させずに保管すると小傷を防げます。長期保管なら貸金庫を活用し、湿度変化や盗難から守ると安心です。

普遍的な価値の高さ

純金(ゴールド)は、国や時代を越えて普遍的な価値を持つ資産です。古くは、各国の通貨価値の基準(金本位制)として用いられ、世界共通の価値を認められてきました。現代でも、中央銀行が準備資産として金を保有するなど、ゴールドは世界経済において特別な地位を占めています。

株式や紙幣のように発行元の信用に依存せず、どの国でも換金できるため、国境を超えて価値が通用する「国際通貨」ともいえる存在です。政治や経済情勢が不安定な時期でも、人々が資産の逃避先として金を求めるのは、その普遍的な価値への信頼ゆえです。

換金性の高さ

純金は現金化のしやすさ、つまり換金性が非常に高いことでも知られます。金の市場規模は大きく、世界中で取引が行われており、その流動性は主要な金融資産にも匹敵します。世界各国どこにいても金の価格はほぼ共通で、専門の貴金属店や銀行に持ち込めばその日の国際相場に基づいた価格で迅速に買い取ってもらえます。

たとえば、日本国内でも多くの買取店が毎日の金相場を提示しており、手持ちの純金をすぐに現金化できる環境が整っています。株式や不動産のように、売却に時間を要したり市場価格から大きく乖離した安値を提示されたりするリスクが低く、必要なときに素早く資金化できる点で優れています。

不変性の高さ

純金は、物質的にも価値的にも「不変性(変わらない性質)」が高い資産です。前述の通り化学的に安定でさびず劣化しないため、何千年も前の純金製品が現在まで美しい輝きを保っています。実際、人類が歴史上産出した金は、累計約18万万トン以上と推計されていますが、そのほとんど全てが再利用可能な形で現存するといわれます。

また、純金は発行体が存在しないため、株式や紙幣のように信用不安で紙くずになることがなく、本質的価値が失われにくい点でも、不変性が高いといえます。経済状況にかかわらず、長期的に安心して保有できる資産として、純金は古くから人々に信頼されてきました。

希少性の高さ

金は産出量が限られた希少な資源であり、その希少性が価値の高さを支えています。地球上の地殻に含まれる金の割合は、極めて低いといわれています。

人類が毎年新たに掘り出す金は約3,000トンほどですが、これは需要に対して決して多くなく、可採埋蔵量にも限りがあります。

これまで人類が入手した全ての金を1か所に集めても、一辺が20数メートルほどの立方体(約23m四方)に収まるといわれ、そのコンパクトさからも金の希少さが実感できます。

現代における純金・金のおもな使い道

精錬

現代では、純金は単なる装飾用金属にとどまらず、資産運用やハイテク産業など多岐にわたる分野で重要性を増しています。

ここでは、投資・資産、ジュエリー、工業・歯科・電子部品の3つの用途から、その役割と需要動向を簡潔に整理してご紹介します。

投資・資産(地金バー/コイン/積立)

純金を資産として保有する最も基本的な方法が、現物購入です。延べ棒(インゴット)や純金コインを購入し、自宅や貸金庫で保管すれば、世界共通の実物資産として、インフレや為替変動のリスク分散に役立ちます。特に、長期保有を前提とすれば、株式や債券と相関が低い点が、ポートフォリオ安定化につながります。

まとまった資金がない場合は、月々定額で買いつける純金積立が便利です。ドルコスト平均法により購入価格を平準化できるため、相場急変への心理的負担を軽減できます。売却時は、積立会社または買取店を通じて地金化し、1g単位で換金できる点も高い流動性を支えています。

ジュエリー(24金アイテムの魅力と注意)

純度100%に近い24金ジュエリーは、他の金製品にはない、濃厚な黄金色の輝きが魅力です。純金そのものの価値が高いため、資産性も備えており、特に中東や東アジアでは、24金のアクセサリーを富の象徴として愛好する文化もあります。

しかし、純金は非常に柔らかく、24金の指輪やチェーンは簡単に傷がついたり、変形したりしやすい点に注意が必要です。日常的に身に着けるには、硬度の高い18金などのジュエリーが適していますが、24金ジュエリーを使用する場合は衝撃を避ける・就寝時は外すなど丁寧に扱うことを心がけましょう。

工業・歯科・電子部品

金は、工業分野でも欠かせない素材です。優れた導電性と耐腐食性を持つため、電子機器の部品にはコネクタ端子に金メッキが施され、長期間にわたり安定した通電を支えています。また、ICの内部配線(ボンディングワイヤー)にも純金が利用され、高密度実装を可能にしています。

歯科の領域では、生体親和性と加工のしやすさから、金合金がクラウン(歯冠)やインレー(つめ物)に古くから用いられてきました。ただし、工業用途の金需要は全体の1割未満に過ぎず、主要な用途はやはり宝飾品や資産分野となっています。

純金を保有するデメリット

悩む女性

数々のメリットがある純金保有ですが、留意すべきデメリットも存在します。まず、金は保有していても、利息や配当金といった定期的な収益が得られません。

また、市場価格の変動により元本割れするリスクがあり、現物を保管するには盗難対策や保管費用が必要になる場合もあります。以下では、純金投資の主なデメリットについて順に解説します。

保有していても配当金や利息がない

純金を保有する最大のデメリットの1つは、保有しているだけでは利息や配当金といった定期的な収益が一切得られないことです。株式なら配当、債券なら利息がありますが、金は保有中のインカムゲインがゼロで、利益を得るには値上がりによるキャピタルゲインに頼るしかありません。

そのため、金価格が長期間横ばいの場合、銀行預金や債券の利息収入と比べて、実質的なリターンが見劣りする可能性があります。特に金利が高い局面では、「無利息」である金を保有する機会費用が大きくなる点に留意が必要です。

価格変動のリスクがある

純金の価値は長期的に安定しやすいとはいえ、市場価格は日々変動し、短期・中期的には大きく上下するリスクがあります。実際、過去には数年のスパンで金相場が大幅に下落した局面もあり、たとえば2011年に史上最高値をつけた後、数年かけて30%以上価格が下落する調整局面が見られました。

購入時より価格が下がれば評価損を抱えることになり、元本保証はありません。将来的に金価格が下落する可能性もゼロではないため、純金を資産として保有する際は価格変動リスクを十分理解し、余裕資金で長期の分散投資することが望ましいでしょう。

保管コストがかかる

純金を現物で保有する場合、保管に伴うコストや手間もデメリットとなります。金地金や金貨を自宅で保管する場合は、防犯設備や耐火金庫を用意するなど、盗難・災害対策が必要で、そのための費用がかかることがあります。

安全性を高めるため、銀行の貸金庫を利用すれば安心ですが、利用料が別途発生します。また、純金積立や金ETFでも、保管管理料や信託報酬などのコストが間接的に差し引かれている場合があります。このように、金を保有するには、他の金融資産に比べて保管に関わる費用負担を考慮する必要があります。

売買のタイミングを見極める必要がある

純金は長期的に価値が安定しやすい一方、短中期では地政学リスクや金利動向で大きく価格が変動します。そのため利益を狙う際には、購入と売却のタイミングを、丁寧に見極める意識が不可欠です。特に大口取引では、数%の変動が損益に直結するため、ニュースやチャートを定期的に確認する習慣が大切です。

しかし、相場の完全な予測は困難です。月々定額で買う純金積立などで取得時期を分散させる、目標価格を設定して段階的に売却する、といったルール運用を取り入れると感情に左右されにくく、リスク抑制に役立ちます。さらに、売却益が出た際の税制や手数料を事前に把握しておくと、リターンを高めやすくなります。

純金以外の金にはどのようなものがある?

ピンクゴールドリング

純度100%の純金(24金)以外にも、金にほかの金属を混ぜた「K」表記の金合金があります。代表的なものに18金(K18)や14金(K14)などがあり、18金は金75%・残り25%が銀や銅など、14金は金約58%の合金です。

純金に比べて硬度が増し傷つきにくくなるため、日常使いのアクセサリーには主に18金が用いられています。また、割り金の種類によって金の色合いも変わり、ホワイトゴールドやピンクゴールドといった色味の異なる金合金も作られています。

純金以外の合金を作る理由

指を立てる女性

純金は非常に軟らかく扱いにくいため、他の金属との合金(K18やK14など)が広く利用されています。金に他の金属を混ぜる理由は主に3つあります。

1つ目は強度・耐久性を高めること、2つ目は色味に変化をつけること、3つ目は加工のしやすさを向上させることです。以下、それぞれの目的について詳しく見ていきましょう。

強度を高める

純金は指で曲げられるほど柔らかいですが、他の金属を適度に混ぜることで強度を高められます。金の結晶格子内に、銀や銅などの他元素が加わると構造が乱れ、変形に対する抵抗力が増すためです。

その結果、合金化した18金や14金は純金より硬度が高く、傷がつきにくく耐久性に優れた素材となります。日常使いのリングやチェーンでも変形しにくくなるため、宝飾品には純金よりも強度を高めた金合金が一般的に用いられています。

色味をつける

金合金を作る第2の理由は、金の色味を変えて、バリエーションを出すことです。純金は鮮やかな黄金色ですが、銀や銅を混ぜる割合を調整すると色合いを変化させられます。

銀と銅をバランスよく混ぜた18金は、やや明るい山吹色のイエローゴールドに、銅の比率を高めるとピンクがかったピンクゴールド(ローズゴールド)に、パラジウムやニッケルを加えれば白っぽいホワイトゴールドになります。このように、合金元素の組み合わせによって、多彩なカラーゴールドが生み出され、好みに応じた色調のジュエリーを楽しめます。

加工性が向上する

純金は非常に軟らかいため、精緻な細工や宝石の石留めを行う際に、強度不足で扱いづらい場合があります。そこで、他の金属を混ぜて適度な硬さを持たせると、加工のしやすさが向上します。合金化した金は耐久性が増すため、細い爪で宝石をしっかり保持したり、薄い金板に細工を施したりする作業が安定して行えるようになります。

たとえば、純金の爪では宝石を固定するのが難しくても、18金なら十分な強度で石留めが可能です。また、一般に合金にすると融点が下がり鋳造しやすくなる場合があり、複雑なデザインのジュエリーも鋳造によって作りやすくなるという利点もあります。

カラーゴールドの種類

イエローゴールド

金と他金属との配合比率により、金合金はさまざまな色合いを帯びます。

それぞれの色味の金合金には名称がつけられており、代表的なカラーゴールドとしてイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドの3種類が広く知られています。以下、それぞれの特徴を簡単に紹介します。

イエローゴールド

イエローゴールドは、金合金のなかでも金本来の黄金色に近い色調を持つ種類です。一般的に金75%に銀と銅25%(割合は銀と銅でおおよそ半々)を加えた18金がイエローゴールドと呼ばれ、純金の濃い黄金色より、やや明るい山吹色の輝きを放ちます。

最もオーソドックスなカラーゴールドであり、婚約指輪や結婚指輪などブライダルジュエリーにも古くから多用されています。肌なじみが良く、温かみのある黄金色が特徴で、金含有量が高いため資産価値も比較的高い点が魅力です。

ピンクゴールド

ピンクゴールドは、赤みを帯びたピンク色の発色が特徴の金合金です。金75%に対して銅の割合を高く(銀の割合を低めに)配合すると生まれるカラーで、ローズゴールドとも呼ばれます。

柔らかくかわいらしい色合いから女性用ジュエリーや華やかなアクセサリーに人気があり、肌なじみの良い上品な印象を与えます。銅含有量が多いため、18金ピンクゴールドは他の18金よりやや硬度が高く、耐久性にも優れる傾向があります。

ホワイトゴールド

ホワイトゴールドは、銀白色の輝きを持つ金合金で、プラチナに似たクールな色調が特徴です。金75%にパラジウムやニッケル、銀などの白色系金属を25%前後加えて作られ、黄色味を抑えた白っぽい色合いになります。

見た目がプラチナに近いため、婚約指輪や男性向けのアクセサリーにも用いられ、現代的で洗練された印象を与えます。なお、ホワイトゴールド製品は通常、表面にロジウムメッキを施してより明るい銀色に仕上げられています。

純金の買取ポイント

買取を行う女性

純金製品を売却する際、ちょっとした工夫で買取価格をアップできる可能性があります。

主なポイントは、製品に付属する証明書や箱などをそろえること、できる限りきれいな状態で査定に出すこと、そして金の買取実績が豊富な専門店に依頼することの3点です。以下、それぞれのポイントについて解説します。

付属品をそろえる

買取に出す際は、製品に付属していた証明書類やケースなどを、可能な限りそろえて持参することが大切です。特にブランドジュエリーの場合、ギャランティーカード(保証書)や鑑別書、専用ケースがそろっていると真贋や品質の確認が容易になり、査定評価がプラスになる傾向があります。

純金インゴットでも、発行元がつけた品位証明書やシリアル入りのケースがあると信頼性が高まり高値で取引されやすくなります。逆に付属品を紛失すると、減額対象となる場合もあるため、売却前に手元の付属品を再度確認しておきましょう。

できる限りきれいな状態で提出する

査定に出す前に、買取品をできるだけきれいにしておくこともポイントです。柔らかい布で拭いたり、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸けて、汚れを落とすなどの簡単なクリーニングを行うだけでも印象が向上します。

ギトギトした皮脂汚れやホコリがついたままだと輝きが損なわれ、本来の評価より低く見積もられてしまう可能性があります。ただし、金は柔らかい金属なので、強くこすりすぎて傷をつけないよう注意しましょう。適度なお手入れをして、できる限りきれいな状態で査定に臨むと良い結果につながります。

金の買取に強い店舗に依頼する

買取業者選びも、査定額に影響します。金の取扱実績が豊富で相場に精通した専門店に依頼すれば、最新の相場に沿った、高い買取価格が期待できます。専用の検査機器で正確に品位を鑑定し、適正な評価をしてもらえるため安心です。

一方、経験の浅い業者では刻印のない金製品の査定を断られたり、真贋に自信が持てず低い価格を提示されたりするケースもあります。そのため評判の良い貴金属専門店や大手チェーンの買取店など、金の買取に強い店舗を選ぶことが重要です。

純金に関するよくある質問

考える女性

最後に、純金(24金)にまつわる素朴な疑問やよくある質問についてQ&A形式でまとめました。

Q. 純金(K24)は、純度何%を指しますか?

A. 純金(24金)は、金の含有率が99.9%以上、ほぼ100%に近い純度のものを指します。通常、市場では99.99%(千分率で999.9)の純度を純金とし、残りの不純物はごく微量に留まります。

海外の刻印では「999」(99.9%)や「999.9」(99.99%)と表示されますが、これらはいずれも純金を意味します。

Q. K24とK22/K18の違いは?見分け方はありますか?

A. K24は純金(純度99.99%)ですが、K22は金含有率約91.7%、K18は約75%で、残りは銀や銅など他の金属です。

K18はK24に比べて、やや淡い黄金色で硬度が高く、傷つきにくい特徴があります。製品には通常、K24・K22・K18などの刻印が打たれているので、判別可能です。

Q. 24金ジュエリーは、日常使いに向いていますか?

A. 24金(純金)ジュエリーは、非常に柔らかく傷つきやすいため、残念ながら日常的に身につけるのにはあまり向いていません。特に細い指輪やチェーンは変形しやすく、常用すると摩耗やゆがみが生じる恐れがあります。

普段使いには、強度の高い18金などのジュエリーが適しています。どうしても24金のアクセサリーを使用する場合は、衝撃を避ける・就寝時は外すなど丁寧に扱うことを心がけましょう。

Q. 純金は本当に変色しませんか?

A. はい、純金(24金)は非常に安定した金属なので、空気中や水分にさらされてもさびたり変色したりしません。長期間保管しても純金部分は当初の輝きを保ちます。

ただし、18金など合金では混ぜられた銀や銅がわずかに変色する場合がありますが、純金そのものは基本的に色が変わらず美しい光沢を維持します。

Q. 金メッキ(GP)や金張り(GF)と純金の違い・見分け方は?

A. 金メッキ(GP)や金張り(GF)は、製品の表面にごく薄い金の層を被せただけで、中身は別の金属でできています。純金(あるいはK18などの金合金)で作られた製品とは異なり、金の含有量がごくわずかなため資産的価値は大きく下がります。

見分け方としては、刻印の表示で判断可能です。たとえば「18KGP」とあれば18金メッキ、「18KGF」とあれば18金張りを意味し、純金や金合金には見られない刻印です。

Q. 純金コインと地金バー、どちらを選ぶべきですか?

A. どちらも純金なので基本的な価値は同じですが、1度にまとまった重量を購入するなら手数料が割安な地金バー(インゴット)が適しています。少額から始めたい場合や換金の柔軟性を重視するなら、小分けしやすい純金コインが便利です。

金貨にはデザイン性や収集的な価値がつく場合もあり、贈答用として選ばれることもあります。まとまった資金を運用するならバー、小口資金やコレクション性を重視するならコイン、と目的に応じて選ぶと良いでしょう。

Q. 海外表記の「999」や「999.9」とK24は同じ意味ですか?

A. はい、いずれも純金(ほぼ100%の金)を意味します。海外では金の純度を「999」や「999.9」のように千分率で刻印する習慣があり、それぞれ純度99.9%と99.99%を表しています。

これらは24金(K24)と同等の純度と考えて差し支えありません。日本では純金にK24の刻印を用いますが、海外製品の「999」や「999.9」も同じく純金を示す表示です。

Q. 純金の買取価格はどのように計算されますか?

A. 基本的には、売却する純金の正味重量(グラム数)に、その時点の純金相場(1gあたりの価格)を掛け合わせて算出します。

たとえば、当日の純金相場が1グラム21,500円で、手持ちが10グラムなら、おおよそ21,500円×10=215,000円前後が買取額の目安です。買取店によってはここから数%の手数料や査定料が引かれる場合もありますが、基本的な計算式は重量×相場単価です。

Q. 刻印が無い・読めない純金でも買取できますか?

A. はい、刻印がなくても本物の金であれば、買取は可能です。貴金属専門の買取店なら、専用の検査機や試金石・薬品によって金の純度を鑑定できるため、刻印が読めなくても正確に査定してもらえます。

刻印が無いからといって偽物と決まったわけではありませんので、まずは信頼できる買取業者に鑑定を依頼すると良いでしょう。経験豊富な店であれば、刻印なしの金でも適切に査定・買取してくれます。

Q. 純金の保管方法と注意点は?

A. 純金自体はさびたり劣化しないので特別な環境は不要ですが、保管では盗難防止が何より重要です。自宅で保管する場合は、耐火性の金庫に入れ、人目につかない場所にしまうなどセキュリティ対策を徹底しましょう。

可能であれば、銀行の貸金庫を利用すると安全性が高まります。小さな地金や金貨は紛失防止のため1つのケースにまとめ、柔らかい布で包んで傷がつかないように保管すると良いでしょう。また、自分が純金を保有していると、周囲にむやみに知らせないことも大切です。

まとめ

純金(24金)は、その美しい輝きと普遍的な価値から、古くから人々に愛され資産・装飾・工業などさまざまな分野で重要な役割を果たしてきました。希少性ゆえの高い価値や、インフレ耐性などの魅力がありますが、一方で非常に軟らかく傷つきやすい点や価格変動リスク、保管の手間など留意すべき点も存在します。

本記事でご紹介したメリット・デメリットや豆知識を踏まえ、純金の魅力を上手に生かして、安全かつ有効な資産運用やジュエリー選びにお役立ていただければ幸いです。

「おたからや」での金の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での金の参考買取価格の一部を紹介します。

2025年11月14日14:00更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)22,846
+12円
K2422,578
+12円
K2321,435
+11円
K2220,750
+11円
K21.620,293
+11円
K2018,694
+10円
K1817,135
+9円
K1412,982
+7円
K1210,926
+6円
K109,098
+4円
K98,185
+5円
K86,814
+4円
K53,387
+2円

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので、詳細はお問い合わせください。

純金を手放すときは、刻印と重さを確認して、複数店で見積もりを取りましょう。保証書やレシートを添え、軽くから拭きして持ち込むだけでも印象が良くなり、納得の価格が期待できます。保管中は布袋に入れて、湿気と摩擦を避けると輝きを長く保てます。

相場をこまめにチェックし、旅行前など出費が重なるタイミングに売却を検討するのも一案です。無理のない範囲で少しずつ換金すれば、税金や手数料の負担も抑えられます。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

純金は24金とも呼ばれ、濁りのない黄色が魅力です。変色せず長く価値を保ちますが、とても軟らかく傷がつきやすいため、日常使いのアクセサリーは慎重に扱いたいところです。相場はドルや金利で動くので、売買の際はレートと手数料を確認し、複数の店で査定を比べると安心です。

乾いた布で拭き、防湿ケースに保管すれば輝きを保てます。投資用インゴットなら、刻印と証明書を保管しておくと、後々の売却がスムーズです。長期保有を考えるなら、相場が落ち着いた時期に少しずつ買い足す方法もおすすめです。

 

金の買取なら「おたからや」

「おたからや」では、インゴットや純金コイン、ジュエリーはもちろん、変形した指輪や片方だけのピアス、刻印が薄くなったスクラップまで幅広く買取しています。

経験豊富な鑑定士が、専門の測定器で純度を確認し、ロンドン金価格や東京商品取引所の最新相場を即時反映した、高水準な価格をご提示いたします。

付属品の有無にかかわらず、適正に評価いたしますので、どのような状態の品物でもお持ち込みください。査定は無料・予約不要、ご成約後はその日のうちに現金化も可能です。金の売却を検討中の方は、信頼と実績の「おたからや」へお任せください。

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査定員の紹介

伊東 査定員

  • 趣味

    ショッピング

  • 好きな言葉

    有言実行

  • 好きなブランド

    ハリーウィンストン

  • 過去の買取品例

    おりん、インゴット

初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは金の買取をする際に、今日の金の1gの買取相場を基に、デザイン性などをプラスで評価して高価買取を行っております。過去に1万点以上の査定をさせていただきましたが、とても多くのお客様に想像以上の金額になったと喜んでいただきました。また、おたからやでは、すべての店舗に比重計を完備しているため、金の含有量を正確に測定することができます。 金額はもちろんのこと、接客も最高のおもてなしができるように心がけております。私共はお品物だけではなくお客様一人ひとりの思いに寄り添い満足して帰っていただけるように丁寧な説明を致します。誠心誠意対応させていただきますので、是非おたからやのご利用をお待ちしております。

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