金にはどのような用途がある?売却で損しない基礎知識も紹介

金にはどのような用途がある?売却で損しない基礎知識も紹介

※下記の画像は全てイメージです

「金ってアクセサリー以外にどんな用途があるの?」「手持ちの金製品を売りたいけれど、損をしないか不安……」とお考えではありませんか。

金は宝飾品だけでなく、スマートフォンの電子部品や医療機器、食品の装飾にまで使われています。さらに、インフレや経済危機に強い「実物資産」として、各国の中央銀行や投資家が保有を増やしている資産でもあります。

本記事では、金の用途を産業・アクセサリー・投資の3分野に分けて解説するとともに、売却時に損をしないための基礎知識もあわせて紹介します。

金製品の価値を正しく理解して、賢く活用したい方はぜひ最後までご覧ください。

金にはどのような用途がある?売却で損しない基礎知識も紹介

Contents

金はどのような用途があるの?

金には以下のような特性があります

  • 高い延展性:柔らかく、薄く伸ばしたり細く引き延ばしたりできる
  • 優れた導電性:電気をよく通す
  • 化学的安定性:空気や水に触れても錆びない
  • 資産的価値:希少性に裏打ちされた高い価値を持つ

これらの特性を活かし、金は産業・宝飾品・投資など幅広い分野で活用されています。以下、それぞれの分野での使われ方を詳しく見ていきましょう。

 

産業での使用

金は薄いメッキでも安定した導電性を確保できるため、半導体チップのワイヤーやコネクター端子など、電子機器の重要な箇所に使われています

以下のような精密機器には、金が少量ずつ組み込まれています。

  • スマートフォン
  • パソコン
  • 医療機器
  • 人工衛星

工業用途に使われる金は世界全体の需要の約6~7%にとどまりますが、電子部品の性能と信頼性を支えるうえで欠かせない役割を果たしています。医療分野でも金は以下のように活用されています。

  • 歯科治療:金合金を使用
  • 検査・研究:分析用試薬として使用

 

アクセサリーとしての使用

金の用途で最大の割合を占めるのは、アクセサリーをはじめとする宝飾品分野です。世界の年間金需要のうち、宝飾品向けは約31%を占めています(※2025年時点)。

金は美しい光沢と腐食しない安定性を持ち、さらに希少性ゆえの価値から、結婚指輪や伝統的な装身具などに古くから利用されてきました。

純金(24K)は柔らかすぎるため、通常は銅や銀を混ぜた合金(18Kなど)にして硬度や色味を調整します。加工される装飾品の例は以下の通りです。

  • 指輪
  • ネックレス
  • 時計

金製アクセサリーは、素材自体に資産価値がある点も魅力です。身に着けて楽しみながら、将来的に売却して現金化できることから、世界中で根強い人気があります。

 

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投資商品としての使用

金は希少性があり長期にわたって価値を保ってきた実績から、資産運用や投資の対象としても広く利用されています。インゴットや金貨といった現物の保有は、インフレ時の通貨価値下落に対するヘッジ手段や、有事の安全資産という位置付けです。

実際、世界の金需要のうち投資分野は約43%を占めており、各国の中央銀行も外貨準備として大量の金を保有しています。中央銀行の需要は約17%です(※2025年時点)。

株式や不動産と異なり、金は発行体の信用に依存しない実物資産です。そのため、長期的な資産価値を維持する手段として多くの投資家に選ばれています。

参考:田中貴金属工業

 

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  • おたからや査定員のコメント
伊東

金は酸化しにくく導電性にも優れるため、産業分野でも欠かせない素材です。宝飾品としての需要は全体の約3割を占め、さらにインフレヘッジや有事の安全資産としても注目されています。こうした産業・宝飾・投資の3つの需要が金の価格を下支えしており、流動性の高さにもつながっています。

 

金が産業で使用される例

金は展延性(薄く伸ばしたり細く引き延ばしたりできる性質)・導電性・耐腐食性に優れた金属です。具体的には、電子機器を中心とする工業用途、歯科治療などの医療用途、資産運用、食品の装飾といった分野で使われています。

ここでは、工業用品・医療用品・資産運用・食品の各分野における金の活用例を詳しく見ていきましょう。

 

工業用品

金は優れた電気伝導性と耐腐食性を持つため、電子機器の重要部品に利用されています。精密機器で微小な電流を確実に伝える用途に欠かせない素材であり、以下のような場所で使用されています。

  • プリント基板の配線
  • コネクター端子の金メッキ
  • ワイヤーボンディング:半導体チップと電極を繋ぐ接合部分

金は赤外線を反射する特性も持ち合わせており、薄い金膜コーティングを施すことで断熱や遮光効果を発揮します。主な使用例は以下の通りです。

  • 航空機の窓
  • 宇宙服のバイザー

各製品での使用量は微量でも、膨大な数の電子・電気製品に金が組み込まれており、その総計は年間数百トン規模に達します。

 

医療用品

金は人体への生体適合性が高く、腐食やアレルギーの心配が少ないため、医療分野でも利用されています。代表的な例が歯科治療で、以下のような用途に金合金が用いられています。

  • インレー:虫歯の詰め物
  • クラウン:虫歯の被せ物

金歯は唾液で錆びず耐久性が高いため、長持ちする歯科材料として評価されています。また、心臓ペースメーカーなど体内に埋め込む医療機器の接点にも金が使われ、信頼性を高めています。

金の微粒子(金コロイド)は妊娠検査薬などの簡易診断キットにも使われ、微量な成分を高精度で検出するのに役立っています。

 

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資産運用

金は金融業界でも重要な資産です。各国の中央銀行は価値の裏付けとして金を外貨準備に組み入れており、国家の通貨信用を支える存在です。投資市場でも金は代表的なコモディティ(商品)であり、国際相場は日々変動しています。その価格動向は世界経済の先行指標としても注目されています。

株式や債券と異なり、実物資産である金はインフレ対策や有事の安全な避難先として投資家に利用され、資産運用においてもポートフォリオ(資産の組み合わせ)の分散効果をもたらします。

金地金(きんじがね:金の延べ棒や板状の金)の現物保有から、金ETF(金価格に連動する上場投資信託)など金融商品による間接保有まで、その運用手段も多様化しています。

 

食品

金箔は食品の分野でも用いられています。和菓子や日本酒、洋菓子などに極薄の金箔をあしらうことで、見た目に豪華さを演出します。金は無味無臭で化学的に安定しており、体内に吸収されず排出されるため、食品添加物として認可される安全な素材です。

栄養価はほとんどありませんが、祝いの席で振る舞われる料理に金箔を添える文化が日本や中国にはあり、「金運を呼ぶ」縁起物として古くから大切にされてきました。食用の金箔は主に装飾目的で使用され、少量でも料理や飲み物に華やかさを添える贅沢なアクセントとして親しまれています。

 

金をアクセサリーとして使用するメリット

金がアクセサリー素材として人気なのは、その性質と価値に優れたメリットがあるからです。

ここでは、金をアクセサリーとして身に着けることの主な利点として、「錆びにくく変色しない」「重量感による満足感が高い」「資産価値が高い」の3点について解説します。

 

空気や水に触れても錆びない

金は化学的に非常に安定しており、大気中の酸素や水分に触れても錆びません。鉄などは時間とともに酸化して変色・腐食しますが、金は王水(濃塩酸と濃硝酸の混合液)など一部の強酸を除き、ほとんどの物質と反応しません。

そのため、金製のアクセサリーは日常的な汗や水にさらされても変色しにくく、お手入れをすれば長期間にわたり美しい光沢を維持できる点が魅力です。また、金はイオン化しにくいため金属アレルギーを起こしにくく、肌に直接触れるアクセサリー素材として安心感があります。

金のアクセサリーの売却をお考えなら、「おたからや」へご相談ください。

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重量感があり、満足度が高い

金は比重(密度)が高い金属のため、同じサイズのアクセサリーでも手に取るとずっしりとした重量感があります。この重みは、金メッキ製品では味わえない本物の質感です。この重みは、金メッキ製品では得られない本物ならではの質感であり、所有する満足感につながります。

また、金特有の温かみのある光沢は肌になじみやすく、装いに華やかさを添えてくれます。

フォーマルな場にはもちろん、普段の装いに1点加えるだけでも全体の印象を格上げしてくれるのは、金ならではの質感と存在感があってこそです。

 

資産価値が高い

金のアクセサリーは、素材に含まれる金そのものが高い価値を持つ点も大きなメリットです。洋服やバッグを売却する場合は使用状況や人気によって査定金額が変わりますが、金製品の場合は品位(純度)と重量で価値がほぼ決まります。

デザインが古かったり壊れていたりしても、純金や18金といった素材であれば地金として評価されるため、現金化しやすい点が特徴です。実際、近年は世界情勢の不安から金価格が高騰しており、手持ちの金アクセサリーを売れば購入時より高値で売れるケースも増えています。

 

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金が投資対象として使用される理由

金貨や金塊は、古くから価値の保存手段として利用されてきました。現代でも金は主要な投資対象であり、「有事の金」として知られています。

ここでは、金がインフレ対策に有効であること、国際的な危機下でも価値が安定しやすいこと、そして実物資産ゆえに信頼されることの3つの理由を詳しく解説します。

 

インフレが起こった際のリスクヘッジとして優秀

金は、インフレーション(物価上昇)に対する優れたヘッジ手段(リスクを回避・軽減する方法)とされています。インフレ局面では通貨の価値が目減りする一方、実物資産である金の価格は上昇しやすい傾向があるためです。

現金や預金、債券はインフレで実質価値が減少しますが、金はインフレ率上昇に伴い価格が上がる傾向があります。そのため、インフレ懸念が高まると投資家が金を買い増す動きが見られます。

つまり、ポートフォリオに金を組み入れることで、物価上昇による資産全体の目減りを緩和する効果が期待できます。

参考:World Gold Council

 

国際的な問題が起こった際も価値が安定している

金は「有事の金」とも呼ばれ、地政学的リスクや経済危機など国際的な問題が起きた際にも価値が下がりにくい資産とされています。

例えば、戦争や金融危機の局面では、株式や債券といった金融資産が急落する一方で、安全な逃避先として金に資金が集まり、金価格が上昇または安定する傾向です。

世界共通の価値を持つ金は信用リスクが低く、極端な場合には通貨よりも信頼できる価値保管手段となることがあります。そのため、投資家や中央銀行は不透明な情勢下で金の保有比率を高める傾向があります。

こうした特徴から、金は有事の際にも価値が大きく毀損しにくい安定資産です。

 

実物資産として重宝される

金は形のある「実物資産」であり、この点が投資家に重宝される理由の1つです。株式や債券、通貨などは発行体の信用に依存しますが、金はそれ自体が価値を持つため、デフォルト(債務不履行)のリスクがありません。

金は特定の発行体や債務に依存しない希少資源のため、どのような経済環境でも価値がゼロになる可能性は極めて低いとされています。

金の供給量は限られており、長期にわたって価値が保たれてきました。さらに、デジタル資産のように突然消滅する心配がなく、手元に現物として残る安心感もあります。こうした特徴から、金は「最後の拠り所」とも呼ばれ、資産保全の手段として広く認知されています。

 

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金の純度(カラット)による違いと特徴

金製品を売却する際、買取価格を左右する最も大きな要素が「純度(カラット)」です。純度とは金製品に含まれる純金の割合を示す数値で、K24は純度99.9%以上(造幣局の品位区分では999)、K18(18金)は純度75%です。

純度が高いほど1gあたりの買取単価は高くなる仕組みです。一方、純度によって硬さや色味が異なるため、用途に応じた使い分けがされています。

純度(カラット)による違いと特徴は以下の通りです。

  • K24:純度99.99%以上。資産保全目的のインゴット(金の延べ棒)や金貨に使用。柔らかく傷つきやすいため、日常使いのアクセサリーには不向き
  • K18:純度75%。強度と美しさのバランスに優れ、高級ジュエリーに多く採用。日本国内で流通する金製アクセサリーの多くがK18製
  • K14:純度約58.5%。K18より硬度が高く傷がつきにくいため、欧米では日常使いのアクセサリーとして人気
  • K10:純度約42%。金の含有量が少ない分価格が抑えられており、カジュアルなアクセサリーに多く使用

金製品を売却する際は、刻印で純度を確認しておくと、おおよその買取価格を把握しやすくなります。

 

売れる金製品の特徴

金製品なら基本的にどのようなものでも買取可能ですが、中でも高値がつきやすい種類があります。

ここでは、売却しやすく価値が安定している代表的な金製品として、インゴット・金貨などの純金地金製品、K24/K18/K14といった各種ジュエリー、そして歯科材や工業スクラップ金について、その特徴を解説します。

 

インゴット・金貨

インゴットや金貨は、金そのもの(地金)であるため、最も高値で売却できる金製品です。以下に、インゴットと金貨の特徴をまとめました。

種類 純度 特徴 買取価格の算出方法
インゴット 99.99% メーカー刻印・シリアルナンバー入り、証明書付きが一般的 当日の金相場×重量
地金型金貨(メイプルリーフ金貨等) 99.99% 各国政府発行、重量が明確 当日の金相場×重量
記念金貨・収集用金貨 製品による 希少性やコレクター需要あり 金相場×重量+プレミア価格

インゴットや地金型金貨は形状による減額がほとんどなく、金の重量で評価されます。記念金貨の場合は、希少性によって地金価格以上の値がつくこともあるため、専門知識を持つ買取店での査定をおすすめします。

参考:田中貴金属工業

金のインゴットや金貨の売却をお考えなら、「おたからや」へご相談ください。

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ジュエリー(K24/K18/K14等)

K24からK18、K14といった刻印付きの金製ジュエリー類も、金の買取対象となります。買取価格は純度とK24重量によって決まります。例えばK18の場合、金の含有率は75%です。

ブランドやデザインによる上乗せはほとんどなく、買取価格は地金相場に連動します。ただし、有名ブランド品など市場で需要がある場合は、多少考慮されることもあります。

純度が高いほど1gあたりの単価も高くなる仕組みです。K24のジュエリーが最も高値となり、K18、K14と純度が下がるにつれて単価も下がります。それでも金の含有量に応じた価値はあるため、壊れたアクセサリーや片方だけのピアスでも買取可能です。

参考:造幣局

 

歯科材料・工業スクラップ

歯科で使用された金属(いわゆる金歯)や、電子部品の金メッキ屑などの工業スクラップ金も買取可能です。歯科用の金合金は金以外の金属も含まれ成分が複雑ですが、貴金属買取の専門店では分析機器を使って含有金量を正確に測定し、純金換算で評価します。

取り外した古い金歯や、加工途中の金片など、一見価値がなさそうに見えるものでも、金が含まれていれば買取対象です。工場から出る金メッキ部品の端材なども、精錬によって金を取り出せるため売却できます。

 

買取価格が決まる仕組みと相場との関係

金製品の買取価格は、主に国際的な金相場に基づいて決まります。金相場はドル建てで取引されるため、円ドルの為替レートも価格に影響します。また、商品の純度(品位)が高いほど1gあたりの単価が上がり、重量が大きいほど総額も増える仕組みです。さらに、製品の状態や付属品の有無によっても査定額に差が生じます。

ここでは、買取価格の決まり方と金相場との関係、および純度・重量・状態・付属品といった各要素がどのように影響するかを解説します。

 

国際金価格と為替(円相場)

金の価格は世界共通の指標としてドル建てで決まります。日本では、このドル建て価格を円ドル為替レートで円換算したものが基準価格です。したがって、金の買取価格は海外市場の金相場に左右され、その時々の円相場も影響します。

例えば、金の国際価格が同じでも円安になれば円換算の金価格は上昇し、逆に円高になれば円換算の金価格は下がる仕組みです。国内の買取店は通常、田中貴金属などが発表する当日の1gあたり金の小売価格(または買取基準価格)を参考に査定を行います。

なお、国内の金相場は日々変動するため、買取価格もそれに連動して随時更新される仕組みです。

 

純度・重量・状態

個々の金製品の買取額は、純度・重量・状態によって決まります。純度(品位)とは金の含有率のことで、K24に近いほど1gあたりの単価が高くなります。例えばK18(純度75%)の場合、1gあたりの単価はK24の約75%となる計算です。なお、多くの金製品には「K18」など品位を示す刻印があり、査定時にはそれを目安に純度を判定します。

重量が大きいほど含有金量も増えるため、総額は高くなります。状態については、基本的に金の地金価値で評価される点が特徴です。そのため、壊れていても金の含有量が同じであれば買取額はほとんど変わりません。

ただし、ブランドジュエリーなど金以外の価値もある製品は、状態が良ければ地金価格以上で評価されることもあります。

参考:造幣局

 

付属品の有無

金製品に付属する箱や証明書、鑑定書などの有無も査定額に影響する場合があります。特に地金型の金インゴットや金貨では、メーカー発行の保証書(品質証明書)付きが望ましく、無い場合でも買取は可能ですが、ある方が高評価です。

ブランドジュエリーの場合も、ギャランティーカードや専用ケースがあると再販時の信頼性が増し、査定でプラスになることがあります。逆に、記念金貨セットなどでケースや証明書が欠けていると減額となる場合もあります。

付属品は、製品の真正性や保存状態を示す手がかりです。可能であれば買取時に一緒に持参することをおすすめします。

 

金のリサイクルとサステナビリティ

金は化学的に変質しないため、リサイクルによって何度でも再利用できる資源です。近年は、環境負荷の軽減や資源の有効活用といった観点から、金のリサイクルへの関心が高まっています。

ここでは、都市鉱山と呼ばれる電子機器からの金回収の流れや、金リサイクルによる資源循環、環境保全への効果について解説します。また、私たちが金を買取に出すことで貢献できるサステナビリティについても紹介します。

 

都市鉱山からの回収フローと資源循環

廃棄電子機器などから金属資源を回収する「都市鉱山」が注目されています。例えば、携帯電話約1万台(重量にして約1トン)から回収できる金は約280gとされています。これは天然の金鉱石1トンから採れる金(約5g)を大きく上回る量です。

こうして都市に眠る貴金属を精錬・再生することで、資源を循環利用できます。実際、2020年の東京五輪では、使用済みの小型家電などから回収した金属でメダルが製造され、都市鉱山活用の象徴的な事例となりました。

金のリサイクルを社会に定着させることで、有限な鉱物資源の持続的な利用に貢献できます。

参考:環境省

【用語解説】
都市鉱山:使用済みの家電製品や携帯電話、パソコンなどの都市の廃棄物に含まれる有用な金属資源を、天然鉱山に代わる資源と見立てて回収・再利用する考え方のこと。

 

環境負荷軽減とエシカルな売却という選択

金のリサイクルは新規採掘を減らし、環境負荷の軽減につながります。金の採掘には大量の鉱石掘削と有害薬品の使用が伴い、土壌汚染や森林破壊など深刻な環境破壊を引き起こすことがあります。都市鉱山から金を回収できれば、こうした新規採掘による環境負荷を大幅に低減できるでしょう。

また、使用済み金製品を適切にリサイクルに回すことは、限りある資源を無駄にしない倫理的な選択です。不用品を現金化すると同時に、地球環境の保全にも寄与する行動といえます。

新規採掘を減らし、既存の金を有効活用することは、持続可能な社会づくりにおいて重要な取り組みといえます。

参考:経済産業省

 

買取を通じた資源循環の仕組み

私たちが金製品を買取店に売却すると、その多くは精錬業者によって再資源化され、新たな製品や地金に生まれ変わります。日本では、使用済み製品から回収された金のリサイクルが進んでおり、資源循環型社会の実現に貢献しています。

こうして金は「買取→精錬→新製品化→消費」というサイクルで繰り返し利用される仕組みです。一度採掘された金を長期間にわたって有効活用できるこの仕組みは、持続可能な資源循環の観点から重要です。

私たちが金を売却する行為も、このサイクルの一部となり、限りある貴金属資源の循環に貢献しています。

参考:JOGMEC

 

金の用途と売却に関するよくある質問

金の用途や売却について、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。金製品の価値を正しく理解し、売却時に損をしないための参考にしてください

金はどの分野で最も多く使われていますか?

金の需要で最も大きな割合を占めるのは宝飾品(ジュエリー)分野です。ワールド ゴールド カウンシルの統計によると、これまでに採掘された金のうち宝飾品向けは約44%を占めています(※2025年末時点のデータ)。次いで金地金・金貨(ETF含む)が20%、中央銀行の保有が約17%となっています。工業用途を含む「その他」は約15%です。なお、年間需要ベースでは工業用途(テクノロジー分野)は約7%を占めています。

電子機器など精密な製品に欠かせない素材として活用されています。なお、需要構成は年によって変動します。


スマートフォン1台にはどれくらいの金が含まれていますか?

スマートフォン1台に含まれる金の量は、約0.02~0.03gです。金額にすると数十円から100円程度(※機種や金相場により変動)ですが、世界中で年間10億台以上のスマートフォンが生産されているとされ、総量は年間数十トン規模に達するとみられます。

スマートフォン内部では、基板の配線やコネクター端子の金メッキ、ICチップと基板をつなぐワイヤーボンディングなどに金が使用されています。微量であっても、金の優れた導電性と耐腐食性が電子機器の信頼性を支えているのです。


金歯(歯科用金属)は買い取ってもらえますか?

金歯(歯科用金属)は買取可能です。歯科治療で使用される金合金には、純金のほかに銀やパラジウム、銅などが含まれていますが、専門の買取店では成分分析装置を使って正確に金の含有量を測定できます。

金歯の買取価格は、含まれる金の量と当日の金相場によって決まる仕組みです。見た目だけでは純度がわからないため、専門の分析機器を備えた買取店に持ち込むことをおすすめします。使用済みの金歯でも、洗浄などの必要はなく、そのままの状態で査定を受けられます。


金のネックレスが切れてしまいました。売却できますか?

金のネックレスは、チェーンが切れていても問題なく売却できます。金製品の買取では、デザインや状態よりも「金の純度」と「重量」が査定の基準となるためです。

切れたネックレスでも、含まれる金の量は変わりません。留め具が壊れている場合や、チェーンがいくつかに分かれてしまった場合でも、金素材として評価されます。

壊れた金製品を捨ててしまう方もいますが、金としての価値は残っているため、買取店に持ち込んで査定を受けることをおすすめします。


金メッキ製品と本物の金製品の見分け方を教えてください。

金メッキ製品と本物の金製品を見分けるには、まず刻印を確認するのが最も簡単な方法です。本物の金製品には「K24」「K18」「K14」などの純度を示す刻印が入っています。

一方、金メッキ製品には「GP(ゴールドプレート)」「GF(ゴールドフィルド)」「金張り」などの表記があります。刻印がない場合や判読できない場合は、買取店で比重測定や蛍光X線分析による鑑定を受けると、正確な素材判定が可能です。見た目だけでは判断が難しいため、判別できない場合は貴金属買取の専門家に相談することをおすすめします。


K18とK14ではどちらが高く売れますか?

K18(18金)の方がK14(14金)より高く売れます。買取価格は純度と重量で決まるため、純度75%のK18は純度58.5%のK14より1gあたりの単価が高くなります。刻印で純度を確認してから査定に出すと、買取価格の目安がつかみやすくなるでしょう。


インゴットを売る際に必要な書類はありますか?

金のインゴットを売却する際、法律上必要な書類は本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)のみです。ただし、インゴットの購入時に発行された品質証明書や保証書があると、査定がスムーズに進むでしょう。

200万円を超える金地金を売却する場合、買取業者は税務署に「金地金等の譲渡の対価の支払調書」を提出する義務があります(※2026年2月時点の制度)。そのため、マイナンバーの提示を求められることがあります。

証明書がなくてもインゴット本体の刻印やシリアルナンバーで真贋判定は可能なため、書類がない場合でも買取は可能です。


金を売却したときに税金はかかりますか?

金製品の売却で得た利益には、原則として譲渡所得税がかかります。ただし、年間50万円の特別控除があるため、売却益が50万円以下であれば課税されません(※2026年2月時点の税制)。

また、金製品を5年を超えて保有してから売却した場合は「長期譲渡所得」となり、課税対象額が2分の1に軽減されます。購入時の金額や時期を証明する書類(領収書など)を保管しておくと、税金の計算がしやすくなります。

高額な金製品を売却する場合は、事前に税理士や税務署に相談することをおすすめします。


金の買取価格は店舗によって違いますか?

金の買取価格は店舗によって異なります。金相場自体は世界共通ですが、各買取店が設定する買取レートや手数料には差があるためです。金製品を売却する際は、まず信頼できる買取店で無料査定を受け、提示された価格と内訳に納得できるかを確認することが大切です。

査定結果に納得できなければ無理に売る必要はありません。「おたからや」では査定料・手数料無料で対応しており、金額の根拠も丁寧にご説明いたします。まずはお気軽に無料査定で、お手元の金製品の価値を確認してみてください。


金相場が高いタイミングで売った方がいいですか?

金製品を少しでも高く売りたいなら、金相場が高値圏にあるタイミングで売却するのが基本です。金相場は日々変動しており、国際情勢やインフレ動向、為替レートによって大きく上下することがあります。

ただし、将来の金相場を正確に予測することは不可能です。「今の価格で売却しても納得できるか」を基準に判断するのが現実的といえます。

急いで現金化する必要がなければ、金相場の推移をしばらく観察してから売却時期を決めるのも一つの方法です。


宝石がついた金のアクセサリーは買い取ってもらえますか?

宝石がついた金のアクセサリーも買取可能です。査定では、金部分の重量・純度と、宝石部分の価値がそれぞれ評価されます。

ダイヤモンドやルビー、サファイアなど価値の高い宝石がついている場合は、金の地金価格に宝石の評価額が上乗せされることがあります。一方、小粒の宝石やガラス製の装飾は評価対象外となる場合もあるため注意が必要です。

宝石付きの金製品を売却する際は、宝石の鑑定にも対応している買取店を選ぶと、適正な価格での売却につながりやすくなります。


ブランドものの金のアクセサリーは高く売れますか?

カルティエやティファニー、ブルガリなどの高級ブランドの金製アクセサリーは、金の地金価格に加えてブランド価値が上乗せされる場合があります。ただし、すべてのブランド品で上乗せがあるわけではありません。

ブランド価値が評価されるのは、人気モデルや状態の良い製品、付属品(箱・保証書)が揃っている場合などに限られます。デザインが古い製品や状態が悪い製品は、金の地金価格のみで評価されるのが一般的です。

ブランド品の金製アクセサリーを売却する際は、ブランド買取の実績がある店舗を選ぶと高価買取につながりやすくなります。


金貨と金のインゴットではどちらが売りやすいですか?

金貨と金のインゴットはどちらも売りやすい金製品ですが、特徴に違いがあります。インゴットは純度が99.99%と統一されており、重量に応じた明確な価格で取引されるため、最も換金しやすい金製品です。

金貨も同様に純金製のものは重量×金相場で買取されますが、記念金貨やアンティーク金貨は希少性によってプレミア価格がつく場合があります。一方で、希少性のない地金型金貨はインゴットとほぼ同等の評価です。

大量の金を換金する場合はインゴット、コレクション性を重視する場合は金貨を選ぶ方が多い傾向にあります。


金製品を売るときに身分証明書は必要ですか?

金製品を売却する際は、古物営業法に基づき本人確認書類の提示が必要です。運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証などを使用できます。

本人確認は盗品の売買を防止する目的で義務付けられており、身分証明書がない場合は買取を断られることがあります。また、18歳未満の方が売却する場合は、原則として保護者の同意が必要です。

売却当日にスムーズに手続きを進めるため、有効期限内の身分証明書を忘れずに持参してください。


金の刻印が消えかかっていても買い取ってもらえますか?

金製品の刻印が消えかかっている場合や判読できない場合でも、買取は可能です。買取店では、比重測定や蛍光X線分析装置を使用して、刻印に頼らず金の純度を正確に判定できます。

刻印がまったくない金製品や、刻印の真偽が疑わしい製品でも、科学的な分析によって含有金量を測定できるため、適正な価格での買取が可能です。

刻印が不明瞭な金製品をお持ちの場合は、分析機器を備えた買取店に相談することをおすすめします。


金の買取で手数料はかかりますか?

金の買取における手数料は、買取店によって対応が異なります。手数料無料を掲げている店舗もあれば、「精錬手数料」や「目減り」として買取価格から差し引く店舗もあります。

手数料の有無や金額は買取店によって大きく異なるため、査定前に必ず確認することが大切です。見積書や査定明細に「買取単価」「重量」「手数料」が明記されているか確認してください。

「おたからや」では、査定料・手数料ともに無料で対応しています。


古い金製品でも売れますか?

古い金製品でも問題なく売却できます。金は経年劣化しない金属のため、何十年前に購入した製品でも金としての価値は変わりません。

デザインが古くて身につける機会がない金製品や、親から譲り受けた年代物のジュエリーでも、純度と重量に応じた価格で買い取ってもらえます。むしろ、数十年前の金製品は購入時より金相場が上昇している場合が多く、思わぬ高値がつくこともあります。自宅に眠っている古い金製品があれば、一度査定に出してみるのがおすすめです。


金製品を郵送で売却することはできますか?

金製品の郵送買取に対応している買取業者も存在します。店舗に行く時間がない方や、近くに買取店がない方にとっては便利なサービスです。

ただし、郵送買取では現物を見ながらの交渉ができないため、店頭買取より価格が低くなる場合があります。また、郵送中の紛失や破損のリスクも考慮する必要があるでしょう。高額な金製品を売却する場合は、可能であれば店頭で対面査定を受けることをおすすめします。


金を売却する前に自分でできる準備はありますか?

金製品を売却する前にできる準備は以下の通りです。

  • 刻印の確認:「K18」「K14」などの刻印で純度を把握し、おおよその買取価格の目安をつかむ
  • 金相場のチェック:当日の金相場をインターネットで確認し、提示価格が適正か判断できるようにする
  • 付属品の準備:購入時の領収書や保証書、付属品の箱などがあれば一緒に持参する(査定でプラス評価になる場合あり)

汚れが気になる場合は、柔らかい布で軽く拭く程度で十分です。無理に磨くと傷がつく恐れがあるため、専門的なクリーニングは必要ありません。


金の買取価格が下がることはありますか?

金の買取価格は金相場に連動しているため、相場が下落すれば買取価格も下がる仕組みです。金相場は世界経済の動向や金利、為替レート、地政学リスクなど複数の要因によって日々変動しています。

例えば、世界経済が安定し株式市場が好調な局面では、安全資産とされる金から資金が流出し、金相場が下落することがあります。また、円高が進行すると、円換算の金価格は下落します。売却を急がない場合は、金相場の推移をしばらく観察してから時期を判断するのも一つの方法です。

 

まとめ

金は工業から宝飾品、金融資産まで幅広い用途を持ち、その希少性と特性から古くから重宝されてきました。本記事では金の主な用途と売却時の基礎知識を解説しました。金製品はどのような形であっても、その中に確かな価値が存在します。

使わなくなった金製品も、買取に出すことで新たな資源として循環し、持ち主には現金という形で価値が戻ります。金の需要が高まっている今だからこそ、正しい知識を持ったうえで売却や保有の判断をすることが重要です。

お手元に使わなくなった金製品があれば、まずは査定で現在の価値を確認してみてはいかがでしょうか。

 

「おたからや」での「金」の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での「金」の参考買取価格の一部を紹介します

2026年02月24日09:30更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)28,431
+1285円
24金(K24・純金)28,204
+1275円
23金(K23)27,123
+1226円
22金(K22)25,929
+1172円
21.6金(K21.6)25,304
+1144円
20金(K20)23,143
+1046円
18金(K18)21,295
+963円
14金(K14)16,490
+745円
12金(K12)12,794
+578円
10金(K10)11,429
+516円
9金(K9)10,264
+464円
8金(K8)7,620
+345円
5金(K5)3,696
+167円

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
※土日・祝日を除く前営業日の日本時間9:30の価格と比較

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

金価格は国際相場と円相場が連動して変動するため日々更新されています。チェーンや工業用スクラップでも、重量と品位さえ分かれば買取は可能です。

売却時は、当日の提示g単価と手数料の有無を必ず確認しましょう。査定内容に納得してから売却を決めることが、後悔しないためのポイントです。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

金は延展性が高く錆びにくい貴金属で、製品の形状や状態にかかわらず、重量と品位(純度)で価値が決まります。相場はドル建てで変動し円安が追い風になるため、売却時は為替と税制の確認が必須です。

1gあたりの価格が明確に定まっており、世界中で換金しやすい流動性の高さが金の大きな強みです。刻印が無くても比重測定で評価できます。信頼できる買取店を選び、査定内容と金額に納得したうえで売却を決めることが、後悔しない取引のコツです。

 

「金」の買取なら「おたからや」

「金」の売却をお考えなら、高価買取の「おたからや」にぜひご相談ください

「おたからや」では、K24/K18/K14などの金製アクセサリーはもちろん、インゴット、金貨、歯科用金属、さらには壊れたジュエリーや片方だけのピアスまで、あらゆる金製品を1g単位で丁寧に査定いたします。

経験豊富な査定士が在籍しており、刻印が薄い製品や宝石付きのジュエリーも正確に鑑定可能です。国際金相場と為替レートをリアルタイムで反映した適正価格をご提示します。査定料・手数料はすべて無料です。

全国約1,660店舗以上のネットワークと、世界51カ国との取引実績を活かし、金製品の価値を最大限に引き出します。店頭買取のほか、出張買取にも対応しており、出張料・キャンセル料も一切かかりません。

「この金製品にはどれくらいの価値があるんだろう?」と気になったら、まずはお気軽に無料査定をお試しください。大切な金製品を納得のいく価格で現金化するお手伝いをいたします。

金の買取情報をチェックする

24金(K24・純金)の買取情報をチェックする

金のアクセサリーの買取情報をチェックする

※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。

おたからやの金買取
査定員の紹介

伊東 査定員

おたからやの金買取 伊東査定員
  • 趣味

    ショッピング

  • 好きな言葉

    有言実行

  • 好きなブランド

    ハリーウィンストン

  • 過去の買取品例

    おりん、インゴット

初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは金の買取をする際に、今日の金の1gの買取相場を基に、デザイン性などをプラスで評価して高価買取を行っております。過去に1万点以上の査定をさせていただきましたが、とても多くのお客様に想像以上の金額になったと喜んでいただきました。また、おたからやでは、すべての店舗に比重計を完備しているため、金の含有量を正確に測定することができます。 金額はもちろんのこと、接客も最高のおもてなしができるように心がけております。私共はお品物だけではなくお客様一人ひとりの思いに寄り添い満足して帰っていただけるように丁寧な説明を致します。誠心誠意対応させていただきますので、是非おたからやのご利用をお待ちしております。

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2026年02月現在金相場は1グラム(28,431円)を記録し歴史的高値で推移しています。
金を高く売るためのコツは、「金の価格が高いときに売ること」と「高値で買い取ってくれる専門店に売ること」です。金の価格は現在非常に高騰しているため、売却にはベストなタイミングといえます。
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※キャンペーン適用対象外の店舗がございます。 ※買取金額の増額は、買取金額の最大20%、上限10万円までとし、お品物の内容・状態・相場等を考慮したうえで、 景品表示法その他関係法令を遵守した範囲内で適用されます。 ※当キャンペーンは、弊社買取価格からの金額UPになります。 ※ご不明な点がございましたら査定員またはお電話にてお問い合わせください。

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