金を買うタイミングはいつ?初心者でもわかる買い時の見極め方と注意点も解説

※下記の画像は全てイメージです
金の価格が近年大きく上昇し、過去最高水準に達しています。「今買っても大丈夫?それとも様子を見るべき?」と、金を買うタイミングに悩む初心者の方も多いでしょう。金は「有事に強い」とされる安全資産ですが、買うタイミング次第では思わぬ損失につながる可能性もあります。
本記事では、金価格を動かす主な要因や円相場との関係、長期・短期それぞれの適切な買い時の考え方を解説します。
さらに、今すぐ使える買い時チェックリストや金の購入方法、注意点、売却のタイミング、よくある質問まで網羅しました。金投資デビューを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

Contents
金価格が動く主因

金相場の値動きを理解するには、まず「何が金価格を動かすのか」を知ることが重要です。
金価格に影響を与える代表的な要因として、為替(ドル円)、地政学リスク、景気動向、インフレ(物価上昇)、政策金利の5つが挙げられます。以下で、それぞれを初心者向けに解説します。
為替
金の国際取引価格は米ドル建てなので、日本の金価格は「国際金価格×ドル円相場」で決まります。このため、為替が円高(円の価値上昇)に振れると国内の金価格は割安になり、反対に円安(円の価値下落)になると割高になります。
例えば、ドル建ての金価格が同じでも、1ドル=110円から1ドル=150円へ円安が進めば、日本円で見た金の価格は約1.36倍に上昇する計算です。国内で金を買うタイミングを見極める際は、金そのものの値動きに加えて為替レートの動向にも注意が必要です。
地政学リスク
戦争や紛争、テロなどで先行き不安が高まると、市場ではリスク回避(リスクオフ)の姿勢が強まります。不安定な有事には「有事の金」と呼ばれるように、価値が目減りしにくい安全資産である金の需要が増え、価格が上昇しやすくなります。
地政学リスクは突発的に訪れるため予測は困難ですが、世界情勢の緊張が高まった局面では金が買われやすい点を覚えておきましょう。
景気
景気が不安定になったり株式市場が下落する局面では、リスク回避ムードの高まりとともに金が買われやすくなります。金はリスク回避資産として、景気悪化時や金融危機時に需要が高まり価格が上昇する傾向があります。
逆に、景気が好調で投資家のリスク志向が強い局面では、資金が株式などリスク資産に向かうため、金の需要は相対的に落ち着き価格が伸び悩みやすくなります。
インフレ
物価が上昇するインフレ局面では、通貨の価値が下落して現預金の実質価値が目減りします。そのため、資産価値が減少しにくい金などの実物資産に投資する動きが強まり、金の需要が増えて価格も上昇しやすくなります。
歴史的にも急激なインフレ期には金価格が急騰した例があり、将来インフレ懸念が高まった際には金が「価値の保存手段」として注目される点を押さえておきましょう。
政策金利
金利(政策金利)の動向も金価格に大きな影響を与えます。一般に中央銀行が利上げ(金融引き締め)に動くと、安全な預金や債券の利息が増え、無利息の金は相対的な魅力が低下するため金価格は下押し圧力がかかります。
一方、金利が引き下げられる(金融緩和)局面では、債券の利回り低下によって「それなら金を持とう」と考える投資家が増え、相対的に魅力が高まった金へ資金が流入する要因となります。
金融緩和は市場に出回る資金量を増やしインフレ期待を高める効果もあるため、低金利・利下げ局面は金価格にとって追い風になりやすいでしょう。
- おたからや査定員のコメント
金価格は国際相場×ドル円という単純計算に見えて、実際は為替・地政学・景気・インフレ・金利が複雑に絡み合う動的システムです。投資家はドル建て相場だけでなく、米国の金融政策と日本の為替介入にも目を配り、データカレンダーで主要指標発表前後の値動きをチェックする姿勢が望まれます。
特に、実質金利とインフレ率の差を注視すればトレンド転換を読み取りやすいです。現物保有の場合は保管コストを含めて考えておくことが重要です。

投資スタイル別の買い方

金を購入する目的や投資スタイルによって、適切な買い時の考え方も異なります。ここでは、長期投資の場合と短期売買の場合に分けて、それぞれの戦略を説明します。
長期的な運用ならコツコツと積み立てる
長期的な資産保全や分散を目的とする場合、毎月一定額を購入する純金積立を利用するのが効果的です。定額をコツコツ積み立てることで購入単価が平準化され、高値掴みのリスクを抑えられるため、「いつが買い時かわからない」と迷う方でも始めやすいでしょう。
もし、相場が大きく下落する局面があっても、長期投資では慌てず、その下落を追加購入のチャンスと捉えて持ち高を増やす戦略も有効です。短期的な値動きに一喜一憂せず、時間分散で積み立てを続けることが、結果的に安定した長期運用につながります。
短期的な運用なら価格の下落を狙う
短期的な値幅取りを狙う場合は、金価格が一時的に下落した押し目を見極めて買うことがポイントです。典型的な押し目パターンの1つに「株高局面での金安」があります。株式市場が急騰してリスクオンのムードになると、安全資産である金から一時的に資金が引き揚げられ、金価格が調整されることも多いです。
実際、株式市場が過去最高値を更新する局面でニューヨーク金先物が一時的に急落した例もあります。こうした場面では金の価値自体は損なわれていないため、押し目買いの好機と捉えられます。短期売買では過去のチャートや移動平均線から下落幅や反発の目安を分析し、「下げ止まり」を見極めて素早く買いに入る判断力が求められます。
買い時を確認するポイント

ここでは、初心者でも迷わず行動できるよう、チェック項目をまとめました。為替や政策金利などの数字だけでなく、ニュースやチャートまでセットで確認すれば、リスクを回避しながら自信を持ってエントリーできます。
ドル円チャートを確認する
国内の金価格は国際金価格にドル円相場を掛け合わせた値で決まります。ドル円が円高に振れると円建て相場は自動的に割安になり、逆に、円安が進むと割高になります。
買い注文を出す前に日足チャートで移動平均線や直近の価格を確認し、一時的な円高シグナルが点灯したら段階的に買い下がるのがセオリーです。指標発表や要人発言で急速にレートが戻る場合もあるため、円安の急反転に備えておくと安心でしょう。特に終値が25日線を下抜けた直後などは短期の売りが先行しやすく、狙い目となります。慌てず冷静に判断しましょう。
日足チャート:1日の値動き(始値、高値、安値、終値)をローソク足1本で表し、そのローソク足を連続して並べたもの
移動平均線:一定期間の株価の平均値を線でつないだもので、相場のトレンドや方向性、売買のタイミングを判断する指標のこと
金利動向をチェックする
金は利息を生まない資産のため、政策金利の方向性が価格に直結します。各国中銀が利上げを続ける局面では実質金利が上昇し、金の相対的魅力が低下して値が伸び悩みがちです。
反対に利下げ観測や長期金利低下が広がると、安全資産需要と相まって買いが入りやすく、相場の底打ちを示唆します。FOMCや日銀会合の日程、長短金利差、実質金利の推移を定点観測し、緩和方向へ傾くサインが出たら買いを仕込み、利上げ再加速のシグナルが点灯したら追加購入を見送るといったメリハリが効果的です。慣れないうちは経済ニュースアプリのプッシュ通知が便利です。
FOMC:米国の中央銀行である連邦準備制度理事会のこと
インフレ率を見極める
物価上昇期には通貨の購買力が下がるため、希少資源である金に逃避する動きが強まります。消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回るかどうかを毎月チェックし、上振れ時には金価格の押し上げ効果が出やすい点を覚えておきましょう。
政府・中銀がインフレ対策を後手に回している時や、コモディティ価格高騰が長期化する局面では、金を資産防衛として早めに組み入れるのが定石です。データ公表カレンダーを手帳に書き込み、指標発表前後の値動きを観察して慣れていきましょう。焦らず繰り返すと習熟します。
コモディティ:原油や金、穀物のように、国や地域に関係なく品質や機能に大差がない、国際的に取引される商品の総称のこと
世界情勢・有事ニュースを追う
突発的な戦争やテロ、政情不安は金融市場にショックを与え、安全資産の金が買われやすくなります。国際ニュースを日々フォローし、緊張が高まる報道が出たらNY金先物とドル円の同時反応を確認しましょう。初動で価格が急騰した場合は追い掛けず、いったん押し目を待つ冷静さも大切です。
地政学リスクは収束も急で、停戦報道1つで急落に転じることもあります。SNSや政府公式サイトの速報性を活かしつつ、価格が高止まりしたら段階的に買い下がる戦術を取り、ニュースの「質」より「継続性」を見極める癖をつけましょう。
直近チャートで指標を確認する
短期的な買い場を探すなら、テクニカル指標で相場の過熱度を測るのがおすすめです。日足チャートでRSIが30付近の売られ過ぎ、移動平均線との乖離率がマイナス圏拡大など過度な下落サインが点灯したら、反発を狙った分割買いを検討しましょう。
逆に、RSIが70を超え、出来高を伴う急騰でボリンジャーバンドの+2σを大きく上抜いた場合は短期的な熱狂局面です。買いは見送り、上昇一服後の押し目形成を待つのが賢明です。損切りと利確の逆指値も必ず設定し、一時的な乱高下に備えましょう。チャートはスマホアプリで随時確認し、通知設定で異常値を逃さない工夫も重要です。
RSI:「Relative Strength Index(相対力指数)」の略で、相場を判断するためのテクニカル指標のこと、一般的には70%以上で「買われすぎ」、30%以下で「売られすぎ」と判断される
ボリンジャーバンド:ジョン・ボリンジャーが考案した統計学に基づいたテクニカル指標で、移動平均線と、その上下に標準偏差(σ)で算出された帯状のラインを組み合わせたもののこと
おすすめの金の買い方

金への投資方法にはいくつか種類があり、それぞれ費用や手間が異なります。代表的な方法として、少額からコツコツ買える純金積立、現物の金地金・金貨を購入する方法があり、併せて取引コストや保管方法にも注意が必要です。それぞれの特徴と注意点を見ていきましょう。
純金積立
純金積立とは、毎月一定額を自動で積み立てて金を購入していく方法です。サービスによりますが月々1,000円~3,000円程度の少額から始められ、購入のタイミングを分散できるため、高値掴みのリスクを抑制できるのがメリットです。
一度設定すれば自動で積立が続くので手間もかからず、「いつ買えばいいかわからない」と迷いがちな初心者でも始めやすいです。長期的にコツコツ資産形成をしたい人や、まとまった資金がなくても金投資を始めたい人に向いています。
現物(地金・金貨)
金の現物を購入する場合、インゴット(地金)や地金型金貨を販売する貴金属店や地金商で買うことになります。現物購入時は、金の価格以外に各種コストが上乗せされる点に注意しましょう。例えば、地金型金貨には製造費などのプレミアム(付加価値)が上乗せされて販売されるため、同じ重さのインゴットに比べて割高になります。
また、販売価格と買取価格の差(スプレッド)も存在し、国内の地金ではこのスプレッドが通常1~2%程度設定されています。そのため、購入直後は、これらコスト分だけ評価額が目減りした状態からスタートします。
現物投資をする際は、金価格がコスト分以上に上昇して初めて利益が出ることを念頭に置き、信頼できる業者で適正なプレミアムの商品を選ぶことが重要です。
買う前の注意点

金投資には魅力がある一方、押さえておきたい注意点もいくつか存在します。購入に踏み切る前に、以下のリスクや落とし穴について確認しておきましょう。
利息や配当は発生しない
金は保有していても利息や配当などのインカム収入を生みません。利益を得るには売却して初めてリターンが確定するため、株式や債券のように保有中に定期収入が得られない点に注意が必要です。
この特性上、金は資産を大きく増やすというより、インフレや有事に備えて資産の一部を守る目的で保有するのに適した資産と言えます。
金投資に充てる資金は無利息でも長期間寝かせておける余裕資金の範囲に留め、資産全体の5~10%程度を目安に組み入れるなど、期待リターンとリスクのバランスを取った配分を心がけましょう。
価格変動がある
「安全資産」とはいえ金価格も日々変動し、短期間で大きく値下がりする可能性もあります。実際、1日で前日比5%以上急落したこともあり、長期的に見て上昇基調の時期でも、一時的な急落や数年単位の調整局面は避けられません。
金購入後に価格が下振れしても慌てて売却しないよう、十分な余裕資金で運用し、値下がり局面に耐えられる心構えが必要です。場合によっては「下がったら買い増す」くらいの余裕を持ち、金のボラティリティと上手に付き合いましょう。
ボラティリティ:株価や為替などの資産価格の変動の度合いを示す言葉のこと
手数料・スプレッドのトータルコストで判断する
金の売買には見えにくいコストも含め、総合的な費用を考慮する必要があります。純金積立なら積立手数料や口座管理料、現物購入なら販売時のプレミアムや購入手数料、売却時の手数料やスプレッド(買値と売値の差)など、全て合わせたトータルコストで判断しましょう。
例えば、国内の地金売買では、買値と売値の価格差であるスプレッドが1~1.5%程度に設定されるのが一般的です。
現物の場合、購入時に消費税(10%%)も加算されるため、買った直後はその分だけ評価額が目減りした状態からスタートします。金をどこで買うか選ぶ際は、金価格そのものだけでなく各種手数料やスプレッドを含めた実質コストを比較検討することが大切です。
保管・盗難・災害—リスクと対策
金を現物で保有する場合、その保管リスクにも目を配りましょう。自宅で保管する場合、盗難の危険や火災・水害による損失リスクが高いため、必ず防盗性の高い金庫を用意する必要があります。可能であれば金庫は床や壁に固定し、設置場所も容易に見つからない工夫をすると効果的です。
また、金を保有していることを周囲に安易に知らせないよう注意してください。盗難リスクをほぼゼロにしたいなら、利用料はかかりますが銀行の貸金庫を利用する方法が安心です。
地金商や証券会社の預かりサービスを利用する手もありますが、業者選びは信頼性を最優先にし、万一のトラブル時に資産がどう扱われるか規約を確認しておきましょう。大切な資産を守るため、保管場所の分散や保険加入など複数の対策を組み合わせ、万全の備えをしておくことをおすすめします。
金を売却する際のポイント

金を購入した後、「いつ・どのように売るか」ということもあらかじめ考えておきましょう。
適切な売り時を計画しておくことで、せっかくの利益を確実に手にし、後悔のない取引がしやすくなります。ここでは、金を売却する際の考え方や押さえておきたいポイントを解説します。
利益確定の目安を決める
金投資では事前に利益確定の目標を設定しておくことが重要です。例えば、「◯年以内に◯%の利益が出たら売却する」「金相場が1グラム◯円になったら利益確定する」といった具体的な目標価格や期間を決めておきます。
金は配当や利息がないため、売却して初めて利益が確定します。目標を決めておけば相場の上げ下げに過度に惑わされることが減り、計画的に利益を手にしやすくなります。金価格が目標水準に達したら欲張りすぎず計画通り一部でも利益確定することで、確実にリターンを自分のものにしましょう。
保有している金を全て売却するかを考えておく
金を売却する際は、保有分を1度に全て売らずに何回かに分けて売る方法も有効です。事前に「◯円になったら◯割を売却」などルールを決め段階的に利益確定することで、売却タイミングを分散できリスク軽減につながります。
例えば、金価格が大きく上昇した場合、まず半分を売って利益を確保し、残り半分はさらに上昇を狙って保有継続するといった戦略も取れます。
また、高額の売却益が出る場合でも複数年に分けて売却すれば、年間50万円の特別控除枠を毎年利用でき、税負担を軽減することも可能です。このように出口を分割しておけば、売却後に価格がさらに上昇した場合の「全部売ってしまわなければ良かった」という後悔も和らげられるでしょう。
利益に対して発生する税金を確認する
金を売却して利益が出た場合の税金も忘れず確認しておきましょう。個人が金地金や金貨を売却して得た利益は、年間50万円までは非課税ですが、それを超える部分には所得税・住民税が課税されます。
ただし、保有期間が5年を超えると長期譲渡所得となり、課税対象金額が半分に軽減される優遇があります。なお、一度の売却で生じた利益が200万円を超える場合、買取業者が税務署へ支払調書を提出するルールになっています。
金の売却前にはこれら税務上のポイントを押さえ、必要に応じて税理士や所管官庁の情報を確認して適切に対応しましょう。
金に関するよくある質問

最後に、金の買い時や購入方法に関して初心者が抱きがちな質問・疑問をQ&A形式で解説します。
Q.円高・円安はなぜ国内の金価格に効くの?
A.日本の金価格は、国際金価格をドル円レートで円換算して決まるためです。ドル建て金価格が一定でも、円高になれば円建て金価格は割安(下落)になり、円安になれば割高(上昇)になる仕組みです。
Q.有事に強いって本当?
A.概ね本当です。金は「有事の金」と言われるように、戦争や金融危機など不安が高まる局面では安全資産として資金が集まり、価格が上昇しやすくなります。
ただし、状況によっては例外もありますが、一般的に有事には金が買われやすい傾向にあります。
Q.政策金利は金価格にどう影響する?
A.金利動向によって逆方向に作用しがちです。中央銀行の利上げ局面では無利息の金の魅力が相対的に低下し、金価格は下押し圧力がかかります。
一方、利下げや低金利局面では金利資産の魅力が落ちるため金への資金流入が増え、金価格の追い風となります。
Q.長期投資なら、いつ買っても問題ないの?
A.短期ほど神経質になる必要はありませんが、全く気にしなくて良いわけではありません。長期投資でも極端な高値でまとめ買いするのは避け、時間分散で購入することが大切です。
例えば、毎月定額を積み立てて購入すれば、高値掴みのリスクを抑えつつ長期運用ができます。長期目線では「いつ買うか」より「継続して持つこと」の方が成果につながりやすいでしょう。
Q.積立と一括購入はどちらが有利?
A.一概には言えませんが、初心者には積立購入が安心です。純金積立のように定額で買い続ければ購入タイミングの失敗を避けやすく、リスク分散になります。
一括購入は底値でまとめ買いできれば利益が大きくなりますが、タイミングを誤ると損失リスクも高まるため、相場に自信がない場合は積立から始めるのが無難でしょう。
Q.どこで買えば安心?
A.信頼できる地金商や貴金属専門店で購入するのが安心です。日本地金流通協会に登録された業者や、大手貴金属メーカー直営店なら品質や秤量も保証されています。
ネット購入する場合も、これら正規業者の公式オンラインショップを利用すれば安全です。街の買取店などで購入する際は、その店が信頼できる業者か十分確認しましょう。
Q.最低いくらから買える?
A.純金積立なら月々1,000円程度から始められるサービスが多く、少額でも金を買えます。現物の金地金や金貨も、例えば1gのインゴットや小さな金貨なら1万円台~数万円程度で購入可能です。
まとまった資金がなくても、工夫すれば手の届く金額から金投資を始められます。
Q.インゴットと金貨、どっちが有利?
A.純粋に金の重量あたりの価格だけ見ると、大型のインゴット(地金)の方が有利です。地金型金貨には製造コスト等のプレミアムが上乗せされており、同じ重さでも金貨の方が割高になりやすいからです。
ただし、金貨は小口の売買やコレクション用途に適している側面もあります。コスト重視ならインゴット、少額から始めたい・コレクション性を重視したいなら金貨、といったように目的に応じて選ぶと良いでしょう。
Q.購入や売却に税金はかかる?
A.はい、かかります。まず金地金や金貨の購入時には消費税(10%)が課税され、販売価格に上乗せされます。次に、売却時に利益が出た場合、年間50万円を超える利益は譲渡所得として所得税・住民税の課税対象となります。
なお、売却益が大きい場合でも上述の長期保有特例などで税負担を軽減できるケースがあります。
Q.保管は自宅・貸金庫・預かり、どれが良い?
A.それぞれ一長一短です。自宅保管は手元に置けて安心感がありますが、盗難や災害リスクが高い点に注意が必要です。銀行の貸金庫は安全性抜群ですが利用料が発生し、アクセスにも手間がかかります。
業者の預かりサービスは手軽で保管も任せられますが、信頼できる業者を選ぶことが大前提となります。保有量や重視するポイントによって適した方法は異なるので、安全性とコストのバランスを考えて選びましょう。
まとめ
金をいつ買うべきかについて、為替や金利、インフレといった要因や長期・短期の投資スタイル別に見極め方を解説してきました。初心者の方は、まず無理のない金額で純金積立などから始め、相場の動きを追いながら徐々に金への投資比率を高めていくと良いでしょう。
金は「有事の金」として資産分散に有効な一方、短期的な価格変動やコストにも目を向ける必要があります。今回の内容を参考に、適切な買い時・売り時のルールを決めてリスクを抑え、賢く金投資を活用してください。大切な資産形成の一助として、金が安心と利益をもたらしてくれることを期待しましょう。
「おたからや」での金の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「金」の参考買取価格の一部を紹介します。
2025年12月05日14:00更新
今日の金1gあたりの買取価格相場表
| 金のレート(1gあたり) | ||
|---|---|---|
| インゴット(金)23,003円 +5円 |
24金(K24・純金)22,819円 +5円 |
23金(K23)21,945円 +5円 |
| 22金(K22)20,979円 +5円 |
21.6金(K21.6)20,473円 +5円 |
20金(K20)18,724円 +4円 |
| 18金(K18)17,229円 +3円 |
14金(K14)13,342円 +3円 |
12金(K12)10,351円 +2円 |
| 10金(K10)9,247円 +2円 |
9金(K9)8,304円 +2円 |
8金(K8)6,165円 +2円 |
| 5金(K5)2,990円 |
||
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
査定額は相場と為替、純度やグラム数で変動します。売却を検討される際は、複数日の金価格を確認し、予約不要の店頭査定やLINE査定を活用して比較すると納得感が高まるでしょう。
また、付属品が揃っている場合は併せて持参すると査定がスムーズです。全国どこの店舗でも査定・キャンセル料は無料なので、お気軽にご相談ください。
- おたからや査定員のコメント
金は比重が19.32で、展延性に優れ酸化せず、長期保存に適した希少金属です。価格は国際需給とドル円に連動し、純度99.99%(999.9)インゴットは評価が安定します。
売却前に刻印・重量・付属書類を確認し、流動性確保のため複数業者で見積を取り比較すると良好な換金結果が得られます。自宅保管は盗難・災害対策を徹底し、長期保有なら貸金庫を推奨します。オンライン査定の活用で相場把握も容易です。

金の買取なら「おたからや」
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おたからやの金買取
査定員の紹介
伊東 査定員
-
趣味
ショッピング
-
好きな言葉
有言実行
-
好きなブランド
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-
過去の買取品例
おりん、インゴット
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