金相場の将来を予測!
2025年以降の長期・短期予想や
見通しは?
※下記の画像は全てイメージです
金は、ただ所有していても利益を生み出すわけではありませんが、価値がゼロになる可能性は極めて低い資産です。そのため、財産を守る手段として高い評価を得ています。
2025年09月16日には金の価格が過去最高値の19,265円(小売価格・税込)を記録するなど、金相場は上昇傾向にありますが、売却するにあたり今後の金相場を予測することは専門家でも難しいものです。
本記事では、金の将来的な相場動向を見極めるポイントについて解説します。現在、金を保有しており、その売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
※2025年9月時点の情報に基づく内容です。今後の金価格の動向を保証するものではありません。
Contents
【2025年9月】
金相場は2025年09月16日に過去最高値を更新
2023年から2025年にかけて金相場は高値での推移を続け、2025年09月16日には、国内の金小売価格の指標となる田中貴金属工業の店頭販売価格が、1gあたり19,265円と過去最高額になりました。
地政学的リスクの影響を受けにくく、資産として高い安定感があることは有名です。そのため、保有している資産を金に移すなど、需要が高まったことが金相場の上昇につながったと考えられます。
2022年は、コロナ禍の影響やウクライナ情勢などにより、世界経済への不安が続きました。消費活動も控えめになるなか、信頼感の強い金は取引市場での評価を高めたといえるでしょう。
2013年から2025年までの
金相場の推移
近年の金相場の推移グラフを見ると、2013年から数年間は年平均4,000円台を維持し、2019年頃から徐々に上昇傾向になっていることがわかります。
2023年には、約2倍の年平均8,000円台で推移し、さらに上昇傾向にある状況です。2025年もこの傾向は続く可能性が高いとみていいでしょう。
金の価格が年々上昇する理由としては、円安ドル高傾向や、金の国際価格の上昇などが考えられるでしょう。
しかし、金価格の変動にはさまざまな要素が関係していると考えられます。そのため、金の保有や売却を検討する際は、取引市場の動きにかかわるすべての要素に対して敏感でいることが大切です。 相場価格(円/g)
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長期的に金相場は
「上昇」の見通し
すでに金を保有している人だけでなく、今後新たに金への投資を検討している人にとっても、金の相場動向を見通すことは非常に重要といえるでしょう。
10年後、金相場はどのように変化しているのでしょうか。金相場予想としては、今後も上昇する見通しと考えられます。まずは、今後の金相場がどのようになるのか、予測の根拠となる2つの事実を説明していきます。
理由1.
金の採掘に莫大なコストがかかる
理論上、金は人工的に作り出せるともいわれていますが、実際にはまだ実現していません。そのため、新たに金を手に入れるには「採掘」という方法を採るしかなく、その金の採掘には多大なコストがかかるのが現状です。
これまでに採掘された量はおよそ18万トンといわれ、現代の技術力で採掘できる量は残り少ないと考えられています。
将来的には採掘技術が向上し、より深いところまで掘れるようになるかもしれません。しかし、海底に眠る鉱山など、現在の技術では採掘が困難なエリアの金も今後は積極的に採掘する必要が出てくるでしょう。
そうした状況では今まで以上に採掘コストがかさむため、金の価格にも影響が出ることは明らかです。このように、金の流通量の変化だけでなく流通に至るまでの経路を考えた場合にも、金相場が長期的には上昇していくものと予測できます。
<関連記事>金の採掘にかかる費用はどれくらい?現在は大国が生産量をリード
理由2.
工業分野での需要が増大している
近年では、スマートフォンやパソコン、精密機械などに用いられる電子部品の素材として金は幅広く利用されています。今後も、さまざまな産業が発展することで需要が高まり金価格はこれまでよりも上昇していくでしょう。
また、新型コロナウイルス流行の影響を強く受けた現代社会では、経済の先行きが不透明であるという点から「価値がなくなる危険性の低い資産」として、金の需要が伸び続けています。最近では金への投資額を増やす人も多くなっており、高まる需要に供給が追いつかない状況です。そのため、金価格は上昇傾向にあります。
<関連記事>身の回りにある金!工業用の用途を紹介
金相場の短期的予想が
難しい理由とは?
金相場の動きを短期的に判断することは、専門家でも困難です。ここでは金の価格に影響を与える要因を2つ紹介します。短期的予想が難しい理由について理解しましょう。
社会や政治の安定性で値動きする
世界的な金の相場は、米ドルを基準にして決められています。一般にアメリカの金利が上昇すると、ドルが買われるため金の価格が下落する傾向です。
アメリカ以外でも、ある国の政治が将来安定すると判断されれば、その国の通貨が多く買われて通貨高となり、日本でいうところの「円高」という現象が起きます。その結果、金相場は相対的に下降傾向を示すでしょう。
しかし、どの国も経済的打撃が予想される場合にはどうなるでしょうか。この場合、安全な国の通貨を買う選択ができないため、投資の資金が金に流れて価格の高騰を招く事態が予想されます。
実際に、新型コロナウイルス感染の拡大によって、金価格は急激に上昇しました。世界的な経済状況の悪化を食い止めるため、各国の中央銀行は金利を引き下げ貨幣の供給量を増やしたのです。このような動きもあり、「安全資産」としての金に注目が集まったといえるでしょう。
テロや戦争などの有事の際も同じことがいえます。テロや戦争などが起きると、その国の通貨が売られて安全な国の通貨や金が買われ、その結果、金価格も上昇するのです。
当然ながら、突発的なテロなどの事態を正確に予測するのは難しいため、短期的な金相場の変動を見極めるのは難しいとされています。そのうえ、日本ではドルと円の為替相場の値動きも金相場に影響を与えるので、短期的目線での予測は長期的目線より一層困難です。
<関連記事>円・ドルと金相場の関係とは?金を投資する際に知っておきたいこと
需要と供給のバランスが崩れると
値崩れする可能性がある
金は、ただ保有しているだけでは利益を生み出しません。そのため、ほかの投資資産で利益を増やせるとなれば、金を売って金融資産などへ投資する動きが起きることもあるでしょう。
金が一気に売却されると、市場の金があふれて金相場が下落する可能性があります。逆に金を購入する投資家が増えれば、供給が追いつかなくなり金相場は高騰します。
近年では、宝飾産業だけでなく工業分野などでも金の需要が高まってきています。そのため、金相場は上昇傾向が見られますが、短期的にはこのバランスが崩れて金相場が下落する可能性はいつでもあるのです。
金を売却するなら高値を
付けているタイミングで!
金を売却するタイミングとしては、高値を付けているときに売るのが鉄則です。実際に、これまで金を保有していた人であれば、近年の金相場の上昇によって購入時よりも高く売れるでしょう。2023年9月には、金の買取価格が1万円台を突破しました。
最も金相場が高いタイミングで売りたいと思うのは当然のことですが、いつ最高値を付けるのかはプロでも予測するのが難しいことです。少しでも相場の動きに対する理解を深めたい場合は、日頃から買取価格の推移をチェックすることなどを習慣にするとよいでしょう。
金価格が
上昇・下降する条件
金相場が変動する要因としては、以下のような要素が影響すると考えられます。
- 米ドル
- 日本円
- 世界経済
- 物価
- 消費税
- 世界情勢
これらの要素がどのように変化すると、金の価格は上昇あるいは下降するのでしょうか。ここでは、金の価格が上下する一般的な条件を解説します。
上昇する条件
金の価格は、以下のような状況になると上昇する傾向にあります。
- 米ドル……米ドル安
- 日本円……円安
- 世界経済……不況
- 物価……インフレーション
- 消費税……上がる
- 世界情勢……不安定
為替の値動きは金の価格に影響します。そのため、米ドルと日本円の為替相場の状況を把握しておくことが大切です。
インフレーションも、金の価格を左右する重要な要素です。インフレーションが起こると通貨の価値は下がりますが、金価格は上昇しやすくなることを覚えておきましょう。
下降する条件
次に、金の価格が下降する条件を確認しましょう。
- 米ドル……米ドル高
- 日本円……円高
- 世界経済……好況
- 物価……デフレーション
- 消費税……下がる
- 世界情勢……安定
金は、価値がゼロになる心配が少ない資産です。「有事の金」という言葉があるように、地政学的リスクが高まっているときなど、世界情勢が不安定になったり、緊張感が高まっていたりする際は、金の需要も高まります。
金融情勢が悪化すると、株式などの資産価値は下がります。しかし、有形の現物資産である金は、価値が落ちにくいのが特徴です。
金相場予想は難しいため
長期投資がベスト
金が長期投資に適しているとされる背景には、あらゆる産業分野で金の需要が高まっていることが挙げられます。金の需要が高まったことにより、需要に供給が追いつかずに投資対象としての金の価格も上昇しているのです。
地球上での金の採掘量には限りがあるため、長期的なスパンで見ると、将来的には価格が上昇していくと予想されています。特に、金投資を初めて行なう方は、価格の下落リスクが高い短期投資よりも、長期投資を選ぶのがベストといえます。
次章では、将来性が見込める金投資の方法を見ていきましょう。
将来性が見込める
金投資の方法
ひとくちに金投資といっても、その方法はさまざまです。ここでは、具体的な金投資の方法を4つ紹介します。自身に適した金投資方法を探すためにお役立てください。
金現物取引
金の現物取引とは、金地金(インゴット)や金貨を、その日の店頭小売価格で購入したり店頭買取価格で売却したりする投資方法です。購入・売却においては、原則現金決済であることを覚えておくとよいでしょう。
金の購入価格と売却価格の差額が大きいほど、多くの利益を得られます。そのため、日頃から金のレート(1g当たりの価格)を把握しておくことが大切です。
金先物取引
金の先物取引とは、将来の金価格を予想して、上昇すると判断した場合は購入注文、下降すると判断した場合は売却注文して利益を得る投資方法です。レバレッジを利かせて取引できるため、少額投資でも大きな利益を得られる可能性があります。
ハイリターンが期待できる投資方法ではありますが、先々の金の価格を自身で予想しながら取引しなければなりません。そのため、情報収集力や分析力を強化しておくことが大切です。
<関連記事>ハイリターンが期待できる金先物取引の実態とは
純金積立
純金積立とは、毎月一定額の金を継続的に購入する投資方法です。毎月1,000円程度から積み立てられるため、投資が初めてという方でも安心感を持って始められるのではないでしょうか。
純金積立の方法としては、「定額積立」と「定量積立」2つの方法が挙げられます。金額を決めて購入するのか、数量を決めて購入するのか、自身が取り組みやすい方法を選びましょう。
<関連記事>純金積立とは?メリット・デメリットや始める際の注意点を解説
投資信託・ETF
投資信託やETFは、資産の運用を専門家に任せる金融商品です。ETFは上場している投資信託のため、証券取引所を通じて取引します。
自身で運用する必要がないため、投資の初心者でも安心して取り組めるメリットがあります。また、純金積立と同様、少額からの取引が可能です。そのため、金の投資を初めて行なう人や、資産の安定性を高めたい人におすすめの方法といえるでしょう。
金の買取査定は
国内外で取引実績のある
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「おたからや」は、世界44ヵ国との取引実績がある買取専門店です。日本では、全国に1,500店舗以上展開しています。
査定は厳しい専門家研修を受けたプロの査定員が行なうので、適正価格での買取が可能です。また、安心して査定を依頼していただくために、買い取りが成立した場合は、その場で現金でお支払いします。
店頭買取はもちろん、出張買取も選べます。どちらの方法でも、査定料などの手数料は発生しません。おたからやは、全店舗と本部を結ぶホットラインがあります。商品査定をスムーズに進められるため、長時間お待たせすることもなく査定を進められます。
金相場の動向を完全に予測するのは、専門家でも難しいことをご理解いただけたでしょう。少しでも高く売りたい場合は、相場が高いうちに売却を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
金相場は、各国の社会情勢や突発的な事態などにより常に変動しています。近年、金価格は右肩上がりに上昇していますが、唐突な相場下落の可能性があることに注意が必要です。
金投資を検討する際は、日頃から相場をチェックし、経済情勢に敏感でいる必要があります。金相場は経済情勢に左右されやすいため、投資リスクを軽減させることは難しいのも事実です。少しでも高く、安全に売却したい場合は、一度査定を依頼するとよいでしょう。
おたからやの金買取
査定員の紹介
伊東 査定員

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趣味
ショッピング
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好きな言葉
有言実行
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好きなブランド
ハリーウィンストン
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過去の買取品例
おりん、インゴット
初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは金の買取をする際に、今日の金の1gの買取相場を基に、デザイン性などをプラスで評価して高価買取を行っております。過去に1万点以上の査定をさせていただきましたが、とても多くのお客様に想像以上の金額になったと喜んでいただきました。また、おたからやでは、すべての店舗に比重計を完備しているため、金の含有量を正確に測定することができます。 金額はもちろんのこと、接客も最高のおもてなしができるように心がけております。私共はお品物だけではなくお客様一人ひとりの思いに寄り添い満足して帰っていただけるように丁寧な説明を致します。誠心誠意対応させていただきますので、是非おたからやのご利用をお待ちしております。
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