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ダイヤモンドのグレード別特徴!4C評価基準・価格相場・鑑定書の見方まで徹底解説

ダイヤモンドのグレード別特徴!4C評価基準・価格相場・鑑定書の見方まで徹底解説

※下記の画像は全てイメージです

ダイヤモンドのグレードとは、ダイヤモンドの価値を客観的に判断するために用いられる国際的な評価基準のことです。結婚指輪や婚約指輪、記念のジュエリーを選ぶときに「同じカラットでもなぜ価格がこんなに違うのだろう」と疑問を持った経験がある方も多いのではないでしょうか。

特に初めてダイヤモンドを選ぶ方や、売却を検討中の方にとっては、「どのグレードを重視すれば良いのか」「鑑定書は信頼できるのか」といった不安を抱くのは自然なことです。

この記事では、ダイヤモンドの価値を決定づける4つの評価項目、いわゆる4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)について、それぞれの基準が価格や外観にどう影響するのかを具体的に解説します。購入時にも売却時にも役立つ情報を盛り込んでおりますので、ぜひご活用ください。

Contents

ダイヤモンドのグレードとは?基本知識を整理

ダイヤモンドのグレードとは?基本知識を整理

ダイヤモンドは同じ大きさに見えても、価格や輝きにかなりの差があります。その差を生み出すのが「グレード」という評価です。グレードは世界共通の基準に基づいて判断される指標で、購入や売却の際に欠かせません。

ここからは、ダイヤモンドの価値を決める4C評価や国際基準の意味、そして売却時にも役立つ知識を整理していきます。

ダイヤモンドの価値は4C評価で決まる

ダイヤモンドの価値は、世界共通の評価基準である「4C」によって決まります。

 

  • カラット(Carat):重さ。1カラット=0.2g。1カラットを超えると希少性が急上昇
  • カラー(Color):色。Dカラー(無色透明)が最高評価で、Z(色が最も濃い)まで23段階
  • クラリティ(Clarity):透明度。内包物や表面の傷の有無。FL(フローレス)からI3まで11段階
  • カット(Cut):輝きやプロポーション(形のバランス)。ExcellentからPoorまで5段階

4つの評価はそれぞれ独立しているように見えますが、価格を決定する際は総合的に判断されます。

購入をする時には、「多少カラットを下げてもカットを重視する」「カラーは肉眼で無色に見えるグレードを選ぶ」といった工夫により、予算内で満足度の高い石を選ぶことが可能です。

適正価格を見極める鍵は国際基準の理解

ダイヤモンドの評価基準は、1950年代にアメリカのGIA(米国宝石学会)によって体系化され、今では世界共通のスタンダードになっています。

日本の中央宝石研究所(CGL)をはじめとする主要な鑑定機関でも同一の基準が採用されており、国や地域を問わず、同じ物差しで品質を比較することが可能です。

鑑定書には必ず4Cの評価が記載されているため、提示された価格が妥当かどうかを見極めることが可能です。

グレードの知識は購入時だけでなく売却時にも必須

ダイヤモンドのグレードに関する知識は、購入時だけでなく売却するときにも大変役立ちます。なぜなら、買取業者や鑑定士はダイヤモンドの4Cグレードを基準に査定額を決めるからです。

実際、ダイヤモンドを売却する際には、カラットやカラー、クラリティ、カットがそれぞれ何ランクかを確認した上で評価額が算出されます。

つまり、自分が持っているダイヤモンドのグレードを正しく把握していないと、本来の価値より低い価格で手放してしまうリスクがあるのです。

 

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ダイヤモンドグレードの見方|カラット(Carat)

ダイヤモンドグレードの見方|カラット(Carat)

ダイヤモンドの「カラット(Carat)」は重さを表す単位で、1カラット=0.2gです。数字が大きくなるほど石のサイズも大きくなり、サイズの違いが見た目にもはっきりと分かります。

カラットは4Cの中でも特に見た目の違いがわかりやすい指標ですが、単に数字が大きければ良いというものでもありません。

以下で詳しく見ていきましょう。

 

1カラット超は希少で価格が大きく上昇する

ダイヤモンドはカラット数が大きくなるほど希少性が増し、価値も高騰します。1カラットを超えるダイヤモンドは流通量が極めて少ないため、プレミアが付くほどです。1カラットの石と2カラットの石では、価格に大きな開きが生まれます。

かつて「ダイヤモンドの価格はカラット数の2乗に比例する」とまで言われ、たとえば1カラットの価格を100とすると2カラットは400になるという意味です。実際の相場でも、0.9カラットと同品質の1カラットは価格が上がることが確認できます。

つまりカラット数が大きいほど、価値が上がる傾向があるのです。

こうした理由から、1カラットを超える大粒ダイヤモンドには希少性ゆえの特別な魅力があります。婚約指輪でも1カラットクラスはひときわ豪華で映えますし、資産価値も高く人気があります。

ただし、その分価格も跳ね上がりますので、予算とのバランスをしっかり考えることが大切です。

 

価値はカラットより4C全体のバランスで決まる

カラット(重さ)はダイヤモンドの価値に大きく影響しますが、それだけで高評価につながるとは限りません。カラー・クラリティ・カットの評価が低ければ、大きなカラットでも価値は伸び悩みます

たとえば、1カラットの黄色味が強く内包物が目立つダイヤモンドより、0.5カラットでも無色透明で欠点の少ないダイヤモンドの方が高額で取引されるケースもあります。

つまり、大切なのは大きさだけでなく4C全体のバランス。カラット数を優先しても、品質が伴わなければ輝きや美しさが損なわれ、結果的に評価額も下がってしまいます。逆に、4Cをバランスよく見極められれば、サイズ以上に満足度の高いダイヤモンドを選ぶことができるのです。

 

カラットは見た目の大きさに直結する指標

カラットは重さの単位ですが、実際には見た目の大きさに直結する指標です。

ダイヤモンドの最も一般的なカッティングであるラウンドブリリアントカットの場合、1カラットの直径は約6.5mm、0.5カラットなら約5.2mmとされています。カラット数が増えるとダイヤモンドの直径も大きくなるため、見たときの存在感(ボリューム)が増すのです。

ただし、大きさの感じ方にはカットのプロポーションも影響します。極端に縦長のマーキースカットやペアシェイプだと、同じカラットでも横幅が狭いぶん小さく見えることがあります。

一方、ラウンドブリリアントカットは形のバランスが良いため、カラット数に見合ったサイズ感を感じやすいのが特徴です。いずれにせよ、「何カラットか」という数字は、ダイヤの大きさをイメージするうえで非常に重要な目安となります。

大粒の石はそれだけで華やかさを演出しますが、小さくても上質な石は十分な輝きを放つので、最終的には他の要素とのバランスで判断すると良いでしょう。

 

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ダイヤモンドグレードの見方|カラー(Color)

ダイヤモンドグレードの見方|カラー(Color)

ダイヤモンドの「カラー(Color)」は石の色味(透明度)を評価する基準です。無色透明に近いほどグレードが高く、黄色味が濃くなるにつれて評価は下がります。評価はアルファベットのD(無色)からZ(淡い黄色)までに分かれており、Dカラーが最高ランクです。

以下でカラーグレードの見方とポイントを解説します。

 

D〜Fカラーは無色透明で最も高く評価される

ダイヤモンドのカラー等級では、D・E・Fが「無色透明(Colorless)」とされ、最も高く評価されます。肉眼では全く色味を感じない氷のように澄んだ輝きで、希少性の高いグレードです。婚約指輪など特別なジュエリーでは、「無色ダイヤ」が理想的とされています。

カラーグレードの大まかな区分は以下のとおりです。

 

  • D〜F:無色透明な最高ランク(Colorless)
  • G〜J:ほぼ無色で肉眼では色味を感じにくいランク(Near Colorless)
  • K〜M:わずかに黄色を帯びたランク(Faint)
  • N〜Z:薄い黄色味を帯びたランク(Very Light ~ Light)

Dカラーが最高評価で、アルファベットが進むにつれ徐々に黄色味が増していきます。ほぼ無色と言われるG〜Jあたりまでが一般的なジュエリーによく用いられ、K以下は明らかな色味が出るため選ばれることが少なくなります。

 

カラー判定はマスターストーン比較で行われる

ダイヤモンドのカラーグレードは、基準石である「マスターストーン」と見比べることで判定されます。

専用の蛍光灯照明(北向き自然光に近い光)の下で、ダイヤモンドを側面や底面から観察しながら色の濃さを比較するのが基本です。たとえば、Eカラーのマスターストーンと比較したとき、調べる石のほうがより無色に見えればDカラーと評価され、逆に色味を感じるようであればE以下と判定されます。

鑑定士はマスターストーンと検査石を何度も入れ替えながら見比べ、ほんのわずかな色調の違いを見逃さないよう慎重に確認します。

日常的な肉眼観察では色の差を正確に見極めることは難しく、店頭で消費者が判断するのは難易度が高いものです。したがって、信頼性の高い鑑定機関によるグレード評価が極めて重要です。

 

ファンシーカラーは希少性が高く高額で取引される

通常のカラーグレード尺度(D〜Z)の範囲外にある色味を持つダイヤモンドは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれます。ピンクやブルー、グリーンなど鮮やかな色合いのダイヤモンドは産出量がごく僅かで、非常に希少価値が高いです。

そのため、市場では極めて高額で取引され、場合によっては無色のダイヤモンド以上の価格がつくこともあります。

ファンシーカラーは基本的に色味が濃く鮮やかなほど価値が高く評価されます。一方、薄い色合いのものは「ブラウンダイヤ」「イエローダイヤ」などと呼ばれ、市場価値は低めに落ち着きます(明確な境界線はありませんが、一般にZカラーより色が濃いイエローやブラウンはファンシーカラー扱いです)。

いずれにせよ、特殊なカラーのダイヤモンドは投資的な観点からも注目され、人気が高まっている分野です。

 

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ダイヤモンドグレードの見方|クラリティ(Clarity)

ダイヤモンドグレードの見方|クラリティ(Clarity)

ダイヤモンドの「クラリティ(Clarity)」は透明度、つまり内包物(インクルージョン)や外部の傷(ブレミッシュ)がどれだけ少ないかを評価する基準です。10倍拡大で内包物や傷が全く見当たらないものを最高とし、欠点が多いほどグレードが下がります。

以下、クラリティの国際基準と見方について解説します。

 

クラリティは11段階で透明度を評価する国際基準

クラリティ(透明度)の評価は、は国際的に定められた11段階のグレードで表されます。FL(最高位グレード)~I3(最下位グレード)です。FL(フローレス)は10倍の拡大で内外ともに全く欠点が無い石、IF(インターナリーフローレス)は内部には欠陥がないものの、表面に微細な傷がある石を指します。

以下は各グレードの概略です。

 

  • FL / IF:10倍でも内包物・傷が確認できない(無傷〜内部無傷)
  • VVS1 / VVS2:極めて微小な内包物(10倍で熟練者が発見困難)
  • VS1 / VS2:小さな内包物(10倍で見つかるがごく小さい)
  • SI1 / SI2:小さな内包物(10倍で容易に見つかる。一部は肉眼でも確認可能)
  • I1 / I2 / I3:明瞭な内包物(透明度・輝きに影響する欠点が肉眼でも見える可能性あり)

このように、上位グレードほど希少価値が高く、下位になるにつれてダイヤモンドの透明感や美しさが損なわれます。一般的なジュエリーではSI以上(肉眼で大きな欠点が見えないレベル)が選ばれることが多く、Iクラスの石はほとんど流通しません。

 

インクルージョンの大きさ・数・位置が価値を左右する

クラリティ評価では、単に内包物があるかないかだけでなく、その大きさ・数・位置といった要素が重視されます。大きなインクルージョン(内包物)が中央に1つある場合と、ごく小さいインクルージョンが端に数個ある場合では、ダイヤモンドの見え方への影響が異なるためです。

一般的に、テーブル面(正面)にある傷や黒点は最も目立ちやすく、評価を大きく下げます。一方、ガードル(端)近くにある小さなインクルージョンは肉眼ではほとんど気付かれません。リングに留めた際も爪で隠せるため、同じグレードでも実質的な見た目への影響は少ないです。また、同じ「VS1」でも1つだけ小さな特徴があるのか、複数の微小な特徴が点在するのかで印象が異なる場合もあります(無数の点状包有物が集まると白く霞んだように見えるクラウドという現象もあります)。

このように、インクルージョンの大小や場所によってダイヤモンドの美観への影響度が変わるため、最終的な評価はグレーダー(鑑定士)が総合的に判断します。

 

高クラリティは希少性が高く査定額も上がる

クラリティのグレードが高いダイヤモンドは極めて希少で、市場でも高値で取引されます。中でも、上位ランクにあたるFL(フローレス)やIF(インターナリーフローレス)はほとんど見かけることがないレベルの品質です。特に、大粒でこれらのグレードを持つダイヤモンドは、オークションで高額落札される傾向があります。実際、FLやIFに該当するダイヤモンドは市場全体のごくわずかしか存在せず、その希少性ゆえ査定額も他のグレードに比べ突出して高くなるのです。

ただし、クラリティが一定以上(VS〜VVSクラス)であれば、肉眼で見た美しさはほとんど差がないとも言われます。小さな内包物は熟練者でなければ気付かないため、日常使いのジュエリーとしては最高ランクでなくとも十分に美しく見えます。そのため、価格とのバランスを考えてVS〜SI程度の実用十分なクラリティを選ぶのも賢い判断と言えるでしょう。

 

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ダイヤモンドグレードの見方|カット(Cut)

ダイヤモンドグレードの見方|カット(Cut)

ダイヤモンドの「カット(Cut)」は研磨技術の精度を評価する基準です。カラー(色)やクラリティ(透明度)の評価は天然の状態に由来するのに対し、カットは唯一人の技術で決まる要素であり、ダイヤモンドの輝きに直結します。

カットはプロポーション(形のバランス)やポリッシュ(研磨の滑らかさ)、シンメトリー(対称性)などから総合評価され、カットの優劣がダイヤモンドの美しさを大きく左右します。

 

カットは輝きを左右する唯一の人為的要素

カットはダイヤモンドの輝き(ブリリアンス)を左右する重要な要素です。

どれほど他の要素が優れていても、カットの仕上がりが悪ければ光を効率よく反射できず、美しい輝きは引き出せません。逆に言えば、カラーやクラリティに難があっても、カットが優れていれば、キラキラとした美しさで欠点をカバーできる場合もあります。

カットの評価は、人間が手掛ける研磨技術の精度を測る指標です。理想的なプロポーションでカットされたダイヤモンドは光が内部で全反射し、上面から光が放たれます。一方、カットの精度が低いと光がうまく反射されず底から漏れてしまうため、輝きが鈍くなってしまうのです。

こうした理由から、専門家の間では「カットこそ最も大切」という声がよく聞かれます。そのため、ダイヤモンド購入時には可能な限り高いカットグレードを選ぶことがおすすめです。

 

トリプルエクセレントは全評価で最高水準の証

ダイヤモンドの鑑定書で「トリプルエクセレント(3EX)」と記載されている場合、プロポーション評価・ポリッシュ(研磨)・シンメトリー(対称性)の3項目全てが最高ランクのエクセレントであることを示しています。

言い換えれば、カットに関するあらゆる評価が最高水準で揃ったハイクオリティなダイヤモンドという証明です。

トリプルエクセレントの評価を得るには、卓越した研磨技術と正確な設計が必要です。理想的な角度と比率でカットされた石では内部で反射する光が完璧に制御され、正面から見ると八方に均整の取れた輝き(通称「ハート&キューピッド」のパターン)が現れます。

そのため、トリプルエクセレントのラウンドブリリアントカットは人気が高く、資産価値の観点から見ても有利とされています。

 

鑑定機関ごとに用語は違えど最高品質に変わりはない

カットの評価に用いられる専門用語は、鑑定機関によって多少異なります。たとえば、GIA(米国宝石学会)では最高ランクのグレードを「Excellent(エクセレント)」と呼びますが、AGS(米国宝石協会)では同等の評価を「Ideal(アイディアル)」と表現します。

また、日本の中央宝石研究所(CGL)でもカット総合評価・研磨・対称性が全てエクセレントのものを「3EX」と略記。カットの優れたラウンドブリリアントカットには「H&C(ハート&キューピッド)」の印を付けたりします。

このように呼び方や表記は違っても、「最高グレードのカット」である事実には変わりありません。どの鑑定機関においても、最上級の評価を得たカットはダイヤモンドの輝きが申し分ない最高品質だと言えます。

 

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ダイヤモンドカットの種類とグレード特徴別に見る最適な選び方

プロが教える!失敗しないダイヤモンドグレードの選び方・売り方

プロが教える!失敗しないダイヤモンドグレードの選び方・売り方

ここまでダイヤモンドのグレードについて詳しく解説してきました。続いては、プロの視点から失敗しないグレードの選び方や、将来的に売却する際に損をしないポイントを紹介します。

予算内でどの品質を選ぶべきか、資産価値を意識するならどのグレードが良いか、信頼できる鑑定書の見極め方など、実践的なアドバイスをまとめました。

 

自分の予算に合わせた最適なグレードを見極める

ダイヤモンドはグレードの組み合わせによって価格が大きく変動するため、ご自身の予算内で優先順位を付けてグレードを見極めることが大切です。まず、何を重視したいか(大きさ、透明度、輝き)を考え、優先順位に応じてバランスをとるという方法があります。

たとえば、「とにかく大きいダイヤモンドが欲しい」という場合は、カラー(色)のグレードをH〜Iクラスに下げ、あわせてクラリティ(透明度)のグレードもSIクラスまで許容する代わりに、カラット(重さ)を優先するといった選び方があります。逆に、「大きさよりも品質重視」という方は、0.2〜0.5カラット程度に抑えて、その分カラーD〜FやクラリティVVS以上など高グレードを狙うと満足度が高いでしょう。

カット技術の良し悪しはダイヤモンドの美しさに直結するため、予算が限られるときはカラーやクラリティを一段階下げてでもエクセレントカットを選ぶことに価値があります。

 

資産価値を意識するなら再販性の高いグレードを選ぶ

購入したダイヤモンドを将来的に資産として考えるなら、再販時に高い評価が得られやすいグレードを選ぶことがポイントです。具体的には、国際的に需要が高い無色透明(カラーD〜F)で、かつ高いクラリティ(VS以上)を持つ石です。

これらのグレードは市場で普遍的に評価されやすく、時間が経っても価値が大きく損なわれにくい傾向があります。また、可能であればカラット数は0.5カラット以上を選ぶと良いでしょう。1カラットクラスになると希少性が一段と高まり、中古市場でも高値で取引される機会が増えます。

 

GIAやCGLなど権威ある鑑定機関を確認することが必須

ダイヤモンドを購入・売却する際には、鑑定書(グレーディングレポート)を発行した鑑定機関に注意を払うようにしましょう。鑑定書が付いていること自体より、「どの鑑定機関が発行した鑑定書か」が大切です。

権威ある鑑定機関としては、海外ではGIA(米国宝石学会)、国内ではCGL(中央宝石研究所)やAGTジェムラボラトリーなどが挙げられます。これらの機関はグレーディング基準が厳格で信頼性が高いため、その評価は世界的に認められています。

購入時は必ず信頼できる機関の鑑定書かを確認し、売却時には鑑定書が付いているか確認しましょう。

 

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ダイヤモンドグレードに関するよくある質問

ダイヤモンドグレードに関するよくある質問
最後に、ダイヤモンドのグレードについて読者の方からよく聞かれる疑問にQ&A形式でお答えします。グレードは後から変わるのか?結婚指輪にはどの程度のグレードが必要か?など、気になるポイントを一つひとつ解説していきます。

Q.ダイヤモンドのグレードは一度決まると変わらない?

基本的には、一度鑑定されたダイヤモンドのグレード(4C評価)はその後変わることはありません。ダイヤモンド自体の性質(重さ・色・内包物・カットの形状)は時とともに変化しないためです。たとえば、10年前にGIAで「Dカラー・VS1・Excellent」と評価されたダイヤモンドは、10年後に再鑑定しても原則として同じ評価になります。

ただし、例外もあります。ダイヤモンドを再カット(再研磨)すれば重さやクラリティが変化する可能性がありますし、長年の装着で表面にキズが付けばポリッシュ評価に影響するかもしれません。また、鑑定機関によって微妙に評価基準や判定が異なるため、別の機関に鑑定に出すとグレード表記が1ランク程度上下するケースも稀にあります。

 

Q.グレードが低いと結婚指輪として不適切?

決してそんなことはありません。たしかに高グレードのダイヤモンドは美しく希少ですが、グレードが多少低くても結婚指輪として不適切ということはありません。実際、多くの市販されている婚約指輪・結婚指輪には、中程度のグレード(カラーで言えばG〜I程度、クラリティはVS〜SI程度)のダイヤモンドが使われています。

 

Q.カラーとクラリティではどちらを優先すべき?

一概には言えませんが、実用上は「肉眼で見て気になるかどうか」を基準に考えるとよいでしょう。カラー(色)はダイヤモンドを上から見たときの印象に直結し、クラリティ(透明度)は近くで凝視したときの印象に影響します。

 

Q.鑑定書は国内機関と海外機関どちらが信頼できる?

信頼できる鑑定機関であれば国内・海外どちらでも問題ありません。

日本の代表的な鑑定機関である中央宝石研究所(CGL)は国内で信頼度が高く、一方でGIA(米国宝石学会)は全世界において権威ある鑑定機関です。両者ともグレーディング基準が厳格であり、鑑定書に大きな差はありません。

 

まとめ

ダイヤモンドの価値を決める4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)について、国際的な評価基準から具体的な見方までご紹介してきました。

グレードの仕組みを理解すると、適正な価格判断ができ、自信を持ってお気に入りの石を選べます。また、鑑定書の読み方や売却時のポイントを知っておけば、いざというときも安心でしょう。

最後に大切なのは、知識を踏まえつつも最終的には「自分が美しいと思えるか」という主観を尊重することです。ダイヤモンドはグレードが全てではなく、トータルで見て自分や相手にとって満足できるかが大切です。

 

「おたからや」での「ダイヤモンド」の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での「ダイヤモンド」の参考買取価格の一部を紹介します。

画像 商品名 参考買取価格
K18 ダイヤモンド ネックレス 7.36ct K18 ダイヤモンド ネックレス 7.36ct 689,000 円
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.02 ct 1.47 ct 10.4 g Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.02 ct 1.47 ct 10.4 g 1,039,000 円
Pt・Pm850 ダイヤモンド ブレスレット D5.00 ct 42.7 g Pt・Pm850 ダイヤモンド ブレスレット D5.00 ct 42.7 g 286,000 円
K18WG/K14WG ダイヤ ピアス/イヤリング 2.86 ct 6.5 g K18WG/K14WG ダイヤ ピアス/イヤリング 2.86 ct 6.5 g 167,000 円
K18WG ダイヤモンド ブレスレット 5ct K18WG ダイヤモンド ブレスレット 5ct 317,000 円

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

ダイヤモンドの査定額は、カラット(重さ)だけでなく、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨)の4C評価によって大きく左右されます。

また、付属する鑑定書の有無も査定額に直結します。GIAやCGLといった国際的に信頼のある鑑定機関の鑑定書がある場合、買取時に大幅なプラス評価を得やすいです。さらに、リングやネックレスなどジュエリーに加工されたダイヤモンドの場合、ブランド価値やデザイン性が加味され、素材そのものの価値を上回る評価を受けるケースもあります。

 

  • 「おたからや」査定員のコメント
岩松

ダイヤモンドの査定ではカラット数が大きければ価格が高いと思われがちですが、それはあくまで一部に過ぎません。実際には、カラーやクラリティ、カットの各要素総合評価が市場価格に直結します。たとえば、0.5カラットのダイヤモンドであってもDカラー・VVS・トリプルエクセレントの品質を有する石は、1カラットでクラリティが低い石より高値が付くケースもあります。当店では、GIA基準を熟知した査定士が鑑定書だけでなく、実物を丁寧に確認し評価いたします。「古い指輪だから価値がないかもしれない」と思われる方も多いですが、思わぬ高額査定につながることがよくあります。ぜひお気軽にご相談ください。

ダイヤモンドの買取なら「おたからや」

ダイヤモンドを売るなら、買取専門店「おたからや」にご相談いただくのが安心です。カラット・カラー・クラリティ・カットの4C評価はもちろん、GIAやCGLといった権威ある鑑定書がある場合はプラス評価につながります。鑑定書がない場合でも、専門知識を持つ査定士が一石ずつ丁寧に確認し、適正な価格を提示します。

「おたからや」は最新のダイヤモンド相場を常に把握しており、為替変動や世界的な需要も考慮した査定を実施。さらに全国1,500店舗以上のネットワークと世界51カ国との取引実績を活かし、グローバル水準での高価買取が可能です。店頭査定だけでなく、自宅で完結できる出張買取やオンライン査定にも対応しているため、忙しい方や遠方の方でも気軽にご利用いただけます。

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岩松 査定員

  • 趣味

    旅行、読書

  • 好きな言葉

    日々是好日

  • 好きなブランド

    ダイヤモンド・宝石

  • 過去の買取品例

    10カラットダイヤモンド

  • 資格

    GIA G.G.取得

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