ブランド時計の電池交換完全版!交換時期や場所・自分で交換するリスクを解説

※下記の画像は全てイメージです
ブランド時計の電池交換は、クォーツ式時計を愛用する方にとって避けては通れないメンテナンスです。しかし「いつ交換すべきなのか」「自分で交換して大丈夫なのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ブランド時計の電池交換が必要となるサインや交換手順、自分で交換する際のリスク、依頼先ごとの特徴について解説します。さらに、オメガやロレックス、カルティエなど、ブランドごとの交換対応についてもご紹介します。
電池交換の前に知っておきたい注意点や買取査定に出すメリット、よくある質問への回答もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

Contents
電池交換が必要なブランド時計は「クォーツ式時計」

電池交換が必要なのは、電池で動くクォーツ式時計です。ゼンマイを使う機械式や光を電力に変えるソーラー式は構造が異なり、必要とされるメンテナンスも違います。
まずは、クォーツ式を理解するために、使用される電池の種類と寿命を確認しておきましょう。
クォーツ式時計で使われる電池の種類
腕時計に用いられるボタン電池には、主に次の種類があります。
- SR(酸化銀電池):電圧が安定しており精密機器に適する。容量は大きいが、価格は高め。
- LR(アルカリボタン電池):入手しやすく安価。ただし、電圧の安定性はSRに劣る。
- CR(コイン形リチウム電池):公称電圧3V。デジタル時計での採用例が多い。
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電池自体は家電量販店やコンビニでも購入可能です。ただし、高級モデルや高い防水性能を持つ時計では、指定の電池の使用や専門的な交換作業が必要になるケースがあります。交換前には、必ず取扱説明書で型番をチェックしましょう。

クォーツ式時計の電池の寿命
電池の持続期間は機械的な負荷や搭載機能によって変わり、一般的なアナログ表示では2〜3年が目安です。CR電池を使ったデジタル表示モデルは比較的長持ちしますが、クロノグラフを頻繁に使ったり、アラームやライトを多用すると消耗が早まります。
ブランド時計の電池交換が必要になるタイミング

交換時期を見極めるために、分かりやすいサインを3つに整理しました。
- 秒針が2秒ごとに進む
- 時計が完全に止まる
- カレンダー表示が乱れる
これらの症状は電池残量の低下で起こりやすいですが、ムーブメント(時計内部の駆動装置)の不具合が原因のケースもあります。ここからは、それぞれのサインと見分け方のポイントを順にチェックしていきましょう。
秒針が2秒ごとに進む
クォーツ式時計は基本的に1秒ごとに秒針が動くよう設計されています。ところが、電池が減ってくると秒ごとに進む「EOL(電池切れ予告)」に切り替わるモデルがあります。さらに電池残量が少なくなると、4秒運針へ移行するタイプも存在します。古い機種では予告機能が搭載されていないケースもあるので注意が必要です。
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秒針が一定のリズムで2秒ごとに進むなら、電池交換のサインと考えて差し支えありません。一方で、不規則に秒針が飛ぶ場合は電池ではなく、ムーブメントの故障の可能性が高いでしょう。ソーラー式では充電不足でも同じ挙動が出るため、まずは十分に光を当てて充電し、説明書でEOL機能の有無を確認してください。

時計が完全に止まる
針がまったく動かない場合、最も多い原因は電池切れです。新品で購入した直後でも、付属のモニター電池は寿命が短いため、すぐに止まってしまうことがあります。さらに、長期間放置していると電池が液漏れを起こし、接点が腐食して新しい電池を入れても通電できないケースもあります。
まず、確認したいのはリューズの位置です。リューズが引かれたままでは針は動かないため、しっかり押し込んで時刻合わせ位置で止まっていないかチェックしましょう。電池を交換しても動かない場合は、ムーブメントの不具合、接点トラブル、強い衝撃や磁気の影響などが考えられます。無理に振って動かそうとするのは故障を悪化させる原因になるため、専門店で点検してもらうのが安心です。
カレンダー表示が乱れる
「日付や曜日が切り替わらない」「昼間に切り替わる」などの不具合は、カレンダー機構の負荷や電力不足が原因です。
さらに、部品の摩耗や変形、落下などの強い衝撃、あるいは説明書で指定されている禁止時間帯でカレンダーを早送りしたこともトラブルの要因になり得ます。規則的に遅れるだけなら電池交換で解決する可能性がありますが、不規則に飛ぶ・逆戻りする場合は部品不良の疑いが強いでしょう。説明書を確認し、禁止時間帯での操作は避けるようにしてください。
ブランド時計の電池交換手順

ブランド時計の電池交換は、裏蓋を開けるところから始まり、電池を入れ替え、防水性能を保つための仕上げ作業まで段階的に行う必要があります。どの作業も正確さと丁寧さが求められるため、初心者が自己流で行うと時計の故障につながる危険性があります。以下で紹介する流れを理解しておくと、時計を長く安心して使えるでしょう。
裏蓋を開ける
腕時計の裏蓋は、大きく分けて次の3タイプです。
- ネジ式:小さなネジで固定されているので、精密ドライバーで外す
- スクリュー式:裏蓋の周囲に細い溝があり、専用オープナーを溝にかけて回して開ける
- こじ開け式:ケースとの隙間に専用工具を差し込み、てこの原理で外す
タイプを確認せずに無理に開けると傷や破損の原因になります。作業前に時計の構造を見極め、専用の工具を用意してから取り掛かりましょう。
電池を交換する
裏蓋を外したら、まず電池の配置をよく観察し、位置関係を把握してから作業に入ります。ピンセットを用いて慎重に電池を取り外してください。取り出した電池は電圧や消費電流を測定し、時計が停止した原因を確認します。そのうえで、新しい電池を正しい向きで装着します。
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あわせてゴムパッキンの状態を点検し、劣化が見られる場合は交換を検討してください。組み立てに入る前に、電池が正しく装着されているかを必ず確認することが重要です。

パッキン交換と防水テストを行う
防水機能のある腕時計には、裏蓋にゴム製のパッキンが取り付けられています。パッキンは時間が経つと硬くなったりひび割れしたりと、そのまま使うと汗や雨水が入り込み、ムーブメントを傷める原因になります。
電池を交換する際はパッキンの状態を確認し、劣化していれば新しいものに取り替えましょう。交換後は専用機器で水圧をかけ、防水テストを行って水漏れがないかをチェックします。たとえ、日常生活における防水が可能なレベルの時計でも、パッキンの定期点検をしておくことが、時計を長持ちさせるポイントです。
ブランド時計の電池交換を自分で行うリスク

ブランド時計は精密機器であり、内部構造が複雑です。電池交換を自分で試みると、ちょっとしたミスが大きな損傷につながることがあります。以下で、具体的に解説します。
トラブルで修理費用が増大
電池を逆に入れてしまうと回路がショートし、ムーブメント(時計の心臓部分)が壊れる危険性があります。また、電池をピンセットで取り外す際に、端子に指紋や油分が付着すると、接触不良によって動作しなくなる場合もあります。小さな部品を誤って落としたりするのもよくあるトラブルです。
また、長年使ったパッキンが固着している場合、無理に外そうとするとケースに深い傷を残し、結果的に外装研磨や部品交換など、電池交換以上に高額な修理費がかかることもあります。
防水性能の低下
防水機能を持つブランド時計は、裏蓋のゴムパッキンによって内部への水分の侵入を防いでいます。しかし、自分で裏蓋を開けると、パッキンの位置がずれたり、正しく装着できなかったりすることがあり、防水性能が著しく低下するおそれがあります。
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日常生活強化防水(5〜20気圧)やダイバーズウォッチは高い気密性が求められるため、防水テストをしないまま使うのは避けましょう。

メーカー保証の失効
多くのブランド時計は、裏蓋を開けた時点でメーカー保証が失効します。保証期間内であれば、正規サービスで電池交換ができる場合もありますが、自分で開けてしまうと保証対象外となり、修理費を全額負担しなければなりません。
さらに、自分で作業する過程で部品を傷付けた場合は、正規メーカーが修理を受け付けない可能性もあります。保証が残っているうちは無理に自分で交換せず、正規サービスや認定修理店に依頼する方が安心です。
ブランド時計の電池交換を依頼できる場所

ブランド時計の電池交換は、依頼先によって料金や納期、技術力などが異なります。ここからは、主な依頼先を解説します。
時計メーカー
時計メーカーでは、自社ブランドの腕時計に対して電池交換や修理などのアフターサービスを行っています。電池交換を依頼すると、時計全体をチェックして修理が必要かどうかを確認してくれるメーカーもあり、そのまま修理まで任せることも可能です。
他の依頼先と比べると費用が高めで、納期も長くなることが多いですが、確実さと安心感を重視するならメーカーへの依頼が最も信頼できる方法といえるでしょう。
時計修理専門店
時計修理専門店に依頼するメリットは、メーカーに比べて費用がリーズナブルな点です。ただし、在籍する技師のスキルや得意分野、実績には店舗ごとの差があります。公式サイトがあるお店なら、対応ブランドや修理事例が掲載されていることもあるので、依頼前にチェックしておくと安心です。
家電量販店
代表的なのは「ビックカメラ」や「ヨドバシカメラ」などです。
メリットは、対応がスピーディーで料金も比較的リーズナブルなこと。気軽に利用できる点が魅力です。
ただし、店舗によってはブランド時計は対応外とされる場合があるので、事前に確認しておく必要があります。また、作業するスタッフの技術レベルにはばらつきがあり、電池交換が原因でトラブルが発生する可能性もある点には注意しましょう。
デパート
デパートの時計売り場には修理コーナーが設けられており、その場で電池交換を依頼できます。なかには、国家資格である「時計修理技能士」が常駐している店舗もあり、技術面での信頼性が高いのがポイントです。
ただし、電池交換のついでに修理が必要と判断されると、店舗によっては外部の修理業者に再依頼されるケースがあります。依頼前に、その場で対応できるかどうかを確認しておくと安心です。
ホームセンター・大型スーパー
ホームセンターや大型スーパーでも、腕時計の電池交換を受け付けています。身近でアクセスしやすいのが魅力ですが、対応可能なブランドやモデルに制限があるため、依頼前に確認しておくのがおすすめです。
日常の買い物ついでに気軽に依頼できるのは便利ですが、担当するスタッフの技術レベルには差があり、その点がデメリットといえます。
【ブランド別】腕時計の電池交換対応

続いては、腕時計の電池交換の対応についてブランド別に紹介していきます。
オメガ

オメガのカスタマーサービスでは、電池交換のみの対応は行っていません。推奨されているのは、ムーブメントの分解・洗浄・再組立て、パッキン交換、防水検査などを含むコンプリートメンテナンスです。単純な電池交換というより、時計全体をリフレッシュさせる整備が前提になっています。
パテックフィリップ

パテックフィリップは、日本の正規メンテナンス受付窓口で、クォーツ式腕時計の電池交換を含むメンテナンスに対応しています。納期は7週間程度が目安で、スイスの本社へ送る場合はさらに1〜2ヶ月程度かかる場合があります。
カルティエ

カルティエの電池交換は、ブティックや正規特約店でのアフターサービス、もしくはカスタマーサービスセンターで対応しています。購入から2年間は保証が付いているため、その期間内であれば無料で電池交換を受けられるのがメリットです。
ハミルトン

ハミルトンは正規販売店や指定のサービスセンターで電池交換を実施しています。専用のツールや検査機器を使って作業されるため安心です。
ただし、購入時の腕時計に入っている電池は「動作確認用」のため、通常より寿命が短いケースがあります。購入後、間もなく電池切れが起こる可能性も考慮しておきましょう。
タグ・ホイヤー

タグ・ホイヤーでは、認定を受けた工房または店舗での電池交換が推奨されています。専用サイトから申し込みを行うと、指定先に梱包キットが送付される「ピックアップサービス」も利用可能で、近隣に工房や店舗がない場合に便利です。
ブルガリ

ブルガリでは、電池交換のみのサービスを「エクスプレスサービス(クイックバッテリー交換)」として、受け付けています。料金は税込5,500円です。
また、2年ごとの実施が推奨される「ベーシックサービス」には、電池交換(クォーツ式時計)が含まれています。
ブライトリング

ブライトリングでは2年ごとのメンテナンスサービスを推奨しており、その中に電池交換が含まれています。料金は2〜4万円ほどですが、会員なら半額以下で利用できるのでかなりお得です。
セイコー

セイコーは販売店での電池交換を推奨していますが、オンラインでの修理受付も用意されています。申し込むと配送キットが届き、セイコーのサービスステーションで電池交換を行ってもらえるシステムです。店舗に行く時間がない人にも便利な方法といえるでしょう。
グランドセイコー

グランドセイコーでは、電池交換を依頼する際、単に電池を取り替えるのではなく、時計全体の点検も併せて実施します。専用フォームから申し込むと送付キットが送られてきます。納期は1〜2週間程度です。
シチズン

シチズンでは、時計店やシチズンでの電池交換を推奨しています。シチズンに直接依頼する場合は、会員制サービス「MY CITIZEN シチズンオーナーズクラブ」から申し込むか、時計修理申込書を同封して時計を郵送する方法があります。状況に応じて選べる仕組みになっているのが便利です。
カシオ

カシオへの電池交換依頼は、Web修理受付サービスからの申し込みによる送付、または直接持ち込みの方法があります。
一部の店舗では、約60分で対応可能な「クイック電池交換サービス」や、13時までの受付で当日18時までに完了する「当日電池交換サービス」を実施しています。
IWC

IWCの電池交換では、時計技師が時計全体を点検し、電池交換と併せてガスケット(防水性を高めるためのゴムパッキン)の交換も行います。
依頼はIWCブティックや正規取扱店への持ち込み、またはオンラインサービスリクエストから行うことが可能です。
ロレックス

ロレックスは機械式時計が主力ですが、過去にはクォーツ式モデルも販売していました。ロレックス本社による電池交換のみのアフターサービスは設けられていません。ただし、全国の正規販売代理店や日本ロレックスにメンテナンスを依頼することで、電池交換を受けることが可能です。
ルイ・ヴィトン

ルイ・ヴィトンでは、全国のルイ・ヴィトンストアに持ち込むか、修理申込書を記入して郵送することでリペアが可能です。郵送の場合、購入時の付属ボックスを持たない利用者には、希望に応じて時計用梱包キットを送付してもらうこともできます。
エルメス

エルメスは公式サイト等に電池交換の明記はありませんが、クォーツ式腕時計については5年ごとのメンテナンスを推奨しています。正規店で購入した場合には2年間の国際保証が付帯しますが、譲渡品など第三者から入手した時計には適用されないため注意が必要です。
シャネル

シャネルの電池交換は、ただの入れ替えではなくフルケアがセットになっています。ムーブメントの作動検査・部品の超音波洗浄・防水パッキンやネジの交換・防水検査・48時間の作動点検まで実施します。経験豊富な技術者が担当するため、安心して任せられるのが特徴です。
ティファニー

ティファニーでは2年ごとの電池交換を推奨しています。依頼はティファニーブティックのクライアントサービスエキスパートにて受け付けており、その際には保証書の提示が必要です。
モンブラン

モンブランでは定期的な電池交換を推奨しており、交換作業時にはガスケットやネジも必要に応じて交換を行います。さらに、電池交換とあわせてメンテナンスサービスの利用も推奨しています。
ブランド時計の電池交換を依頼する前の注意点

ここからは、ブランド時計の電池交換を依頼する際に知っておきたい注意点を解説します。
保証書の有無を確認しておく
メーカーに電池交換を依頼する際、基本的に保証書が必要です。保証期間内であれば、交換費用が無料になったり安くなったりすることもあるので、時計と一緒に必ず保管しておきましょう。
ただし、自分で裏蓋を開けるなど分解をした場合は、保証が適用されなくなるので注意してください。
「正規品」と「並行輸入品」のどちらか確認しておく
電池交換を依頼する前に、その時計が正規店購入の「正規品」か、それとも並行輸入店で購入した「並行輸入品」かを確認しておきましょう。
正規店とは、ブランド本社と契約を結んでいる販売店のこと。
並行輸入店は、海外の直営店や正規代理店からバイヤーが買い付けた時計を販売しているショップを指します。
並行輸入品だからといって違法品や偽物というわけではありません。ただし、メーカーによっては電池交換を受け付けない場合や、メンテナンス費用の割引が適用されない場合があります。
時計修理技能士の在籍を確認しておく
時計修理専門店や家電量販店に依頼するときは、そのお店に「時計修理技能士」がいるかどうかを事前にチェックするのがおすすめです。
時計修理技能士は国家資格を持つプロで、電池交換はもちろん、時計の故障や不具合まで幅広く対応できます。そのため、技術面での安心感が大きいのが特徴です。
事前に「預かり証」を発行してもらう
「電池交換の際に腕時計を傷付けられた」といったトラブルを防ぐためには、作業前に「預かり証」を発行してもらうのがおすすめです。
預かり証があれば、その店舗で修理や電池交換を行った事実が証明されるため、「修理を受け付けていない」「預かっていない」といった店舗側の言い逃れはできません。店舗側に責任がある場合、預かり証を提示することで修繕費の賠償を受けることが可能です。
また、修理完了後に帰宅してから不具合に気付く場合もあります。電池交換直後に廃棄せず、時計が正常に作動していることを確認できるまで、預かり証は必ず保管しておきましょう。
電池交換にかかる期間を把握しておく
一般的に、家電量販店や時計修理専門店での電池交換は10〜30分程度で完了します。
ただし、複雑な機構を備えたモデルや、電池の取り寄せが必要な場合は、さらに時間を要することがあります。特殊な時計では交換作業に時間がかかることを念頭に置き、余裕をもって依頼することが望ましいでしょう。
電池交換前にブランド時計を買取査定に出すメリット

ここからは、電池交換前に査定に出すメリットについて紹介します。
電池交換の費用がかからない
時計を売る前に査定に出すメリットの1つは、電池交換費用がかからないことです。
ショッピングセンター内の修理店なら電池交換は1,000円前後で済みますが、輸入ブランドをメーカーに依頼すると5,000〜6,000円程度かかるのが一般的です(ブランドによって差あり)。
そのため、電池が切れる前に査定してみて、査定価格が交換費用を上回るなら電池交換してから売却してもよいでしょう。ただし、査定額が低くなる場合は電池を換えずにそのまま売却した方が無駄なコストをかけずに済みます。
故障リスクを回避できる
電池交換前に時計を査定に出すもう1つのメリットは、故障リスクを減らせる点です。
たとえ専門店に依頼しても、作業中にトラブルが起きる可能性はゼロではありません。そのため、あえて交換をせずに査定に出すことで、万が一の故障による査定額ダウンを防げます。
また、故障とまではいかなくても、雑な作業が行われたと判断されれば「メーカー以外で手が加えられた」とみなされ、査定価格が下がる場合があります。査定額を重視するなら、このリスクも踏まえて検討することが大切です。
ブランド時計の電池交換に関するよくある質問

ブランド時計の電池交換で迷いやすい疑問を要点ごとに整理しました。
Q.電池交換はどれくらいの頻度で必要?
A.目安は2〜3年です。クロノグラフやバックライト付きの時計は消費電力が大きく、早めの交換が無難です。交換時は、防水パッキンの点検も同時に行うのが望ましいでしょう。
Q.並行輸入品でも正規サービスで電池交換できる?
A.対応可否や料金は、ブランドごとに規定が異なります。受付自体を断る運用や追加の料金設定も存在します。依頼前にサービス規約で確認しましょう。
Q.電池交換だけで時計が止まるトラブルは防げる?
A.電池交換は基本的な対応ですが、潤滑油の劣化や接点の汚れ、水分侵入、部品の摩耗があれば、交換後も再び停止する可能性があります。
Q.電池交換を繰り返すとムーブメントは劣化する?
A.交換作業そのものが直接の劣化要因とは断定できません。ただし、精度の低い作業による傷や埃の混入、裏蓋の頻繁な開閉による密封性の低下は注意すべき点です。
Q.自分で交換する場合におすすめの練習用時計は?
A.練習用には、クォーツ式で3針・日付表示なし・構造が単純なモデルが望ましいでしょう。裏蓋はスナップ式が扱いやすく、数千円程度の予備を用意して電池の向き、接点の確認、組み付け感覚を繰り返し練習すると効果的です。
Q.電池交換だけでなくオーバーホールが必要なタイミングは?
A.目安は3〜5年です。時刻のずれが大きくなる、針の動きに引っかかりがある、異音がする、電池交換後すぐに停止するといった症状はオーバーホールの合図です。
Q.ソーラー時計や機械式時計はどうすればいい?
A.ソーラー時計は、内蔵する二次電池が7〜10年で劣化しやすいため、定期的な充電と防水点検が欠かせません。暗い場所に放置すると不安定になりやすいので注意しましょう。
まとめ
この記事では、ブランド時計の電池交換が必要になるサイン、正しい交換手順、自分で作業する際のリスク、依頼先やブランドごとの対応をまとめました。
電池交換の目安はおおよそ2〜3年ですが、使い方や機能によってはそれより早くなることもあります。
大切な時計を長く愛用するには、定期的に電池交換と点検を行うことが欠かせません。少しでも不調を感じたら、無理せず専門店に相談して、安心して日常に取り入れてください。
「おたからや」での「ブランド時計」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「ブランド時計」の参考買取価格の一部を紹介します。
| 画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
|---|---|---|
![]() |
オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル ゴールド | 3,701,500円 |
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ブルガリ セルペンティ シングルスパイラル 102493 | 1,339,000円 |
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カルティエ サントス ドゥモアゼル 2855 | 12,650,000円 |
![]() |
ブレゲ トラディション レトログラード デイト 7597BR/G1/9WU | 3,184,500円 |
![]() |
オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク 5402ST ブラック | 16,538,500円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ブランド時計は、精密なムーブメントと洗練されたデザインが融合した資産価値の高いアイテムです。オメガやロレックス、カルティエなどの人気ブランドは、電池式のクォーツモデルであっても高額査定が期待できます。査定の際に注目されるのは、まず外装の状態です。ガラスやベゼルに深い傷がないか、ブレスレットの伸びや歪みがないかといった点は評価に直結します。また、電池切れのまま長期間放置していると液漏れのリスクがあり、内部にダメージが及んでしまうと査定額は下がってしまいます。
- おたからや査定員のコメント
ブランド時計の魅力は単なる時間表示ではなく、精密機構とブランドの信頼性にあります。電池切れのまま保管していた時計でも、内部が健全であれば価値はしっかり残っています。当店ではGIAやCWC認定資格を持つ査定士が在籍し、外装の摩耗だけでなくムーブメントの状態まで丁寧に確認いたします。「止まっているから安いだろう」と思っていた時計に、思わぬ高評価が付くこともめずらしくありません。ブランド時計を手放すか迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。

ブランド時計の買取なら「おたからや」
ブランド時計を売却するなら、「おたからや」にお任せください。ロレックスやオメガ、カルティエ、ブルガリといった定番モデルはもちろん、限定版やヴィンテージモデルまで幅広く査定可能です。付属品が揃っていなくても、傷や電池切れの状態でも査定対象となりますので、「動かない時計だから無理かも」と思っている方も安心してご相談いただけます。
「おたからや」は最新の市場相場を常に把握しており、世界51カ国との取引実績と全国約1,570店舗以上のネットワークを活用して、高価買取を実現しています。店頭買取に加え、出張買取やオンライン査定にも対応しているため、ご自宅から気軽に査定を依頼できます。大切なブランド時計を安心して手放し、納得の価格を得たい方は、ぜひ一度「おたからや」の無料査定をご利用ください。
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査定員の紹介
木村 査定員
-
趣味
ギター・音楽鑑賞
-
好きな言葉
有言実行
-
好きなブランド
ロレックス
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過去の買取品例
高級時計全般
おたからやでは毎日数千点の時計の査定をしております。現在、おたからやは海外にも販路を持っており、世界基準での査定が可能になっています。現在は円安のため海外に販売することで従来よりも高値でお買取をすることができます。お客様に満足していただける自信がありますので是非おたからやをご利用ください。 おたからやでは、動かなくなった時計や、部品のみになってしまったものでも買取が可能です。実際壊れてしまった時計であっても100万円以上で買取できることは度々ございます。気になるものがございましたら一度ご相談ください。
その他の査定員紹介はこちら高級ブランド時計の多くは価格改定がされており、新品・中古問わず需要が高まり買取価格も上昇傾向にありますので、売却にはベストなタイミングといえます。
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