ターコイズは和名をトルコ石と言い、現代でも12月の誕生石として広く知られています。
また、ターコイズブルーと呼ばれる明るい青緑色は、JIS色彩規格にも定義されている色です。
そして、古代エジプトやアメリカ先住民族、南米の古代文明などで愛された、世界最古の宝飾品の1つでもあります。
この記事では、ターコイズが持つ意味や特徴、宝石としての価値について詳しくご紹介します。
ターコイズにご興味がある方は、ぜひご覧ください。
Contents
ターコイズの誕生石としての意味と石言葉
ターコイズは、日本では12月の誕生石として知られています。
「日本では」と特記したのは、誕生石が国や地域によって異なるためです。
しかし、ターコイズは、日本だけでなくアメリカやフランス、オーストラリアなどでも12月の誕生石として広く認知されています。
誕生石は、その月に生まれた人の守護石とされ、身につけることで幸運をもたらすとされています。
特にターコイズには、悪運から身を守る力があると言われており、12月生まれの方にとっては、心強いお守りとなる宝石です。
ターコイズの石言葉
ターコイズの石言葉には、「成功」「繁栄」「健やかな体」などがあります。
紀元前数千年前から魔除けとして装飾品に使われてきた歴史を持つ一方で、「行動する勇気を与えてくれる」と言ったポジティブな意味も併せ持つ宝石です。
また、ターコイズには「自分で手に入れるよりも、人から贈られると幸せになる」という言い伝えがあり、特に女性から男性に贈るとその効果が倍増すると信じられています。
さらに、贈ることで自分にも幸せが訪れるとされており、プレゼントを通じて双方に幸福をもたらす、とても魅力的な宝石です。
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12月の誕生石「ターコイズ」の特徴|産地・硬度・模様
ターコイズは青から緑を中心とした色合いで、不透明な質感が特徴の美しい宝石です。
多くの場合、ドーム状のカボションカットや丸珠状にカットされ、丸珠は穴を開けてネックレスなどに加工されます。
また、カービング(彫刻)が施されたターコイズは、カメオや置物としても利用され、アンティーク品も含み、独特な魅力を持つ作品が数多く存在します。
さらに、ターコイズは、メンズジュエリーとして使用される傾向のある宝石で、男性の愛好家が多い点も特徴として挙げられます。
ターコイズの主要な産地
ターコイズの主な産地は、「イラン」「アメリカ」「中国」で、鉱山ごとに品質や色調が異なります。
これらの国々にあるターコイズの鉱床は、いずれも地表に近い場所にあり、乾燥地帯に位置しているとう共通点があります。
このような地質と乾燥した気象条件が揃わなければ、ターコイズは生成されないと考えられており、条件が揃う地域が限定されるため、採掘エリアと産出量が限られているのです。
そのため、現在では多くの鉱山が閉山しています。
この中でも特に品質が高いとされるイラン産のターコイズも採掘量が減少しており、現在多く流通しているのは、アメリカアリゾナ州産のものとなっています。
アリゾナ州において特に有名なのは、「スリーピングビューティー」鉱山のターコイズで、鮮やかな空色が特徴的なターコイズが採掘されます。
この鉱山は、山の形が「眠れる森の美女」に似ていることから名付けられましたが、現在は枯渇しています。
一方、中国産のターコイズは、比較的柔らかい原石が多く、主に彫刻品や置物に加工されます。
繊細な宝石
ターコイズの硬度は5~6と、宝石の中ではやや低めです。
そのため、衝撃に弱く、装着時にはぶつけないよう注意が必要です。
また、収納時も他のジュエリーと分けて保管することが重要です。
メンテナンスについては、超音波洗浄機を使わず、柔らかい乾いた布で軽く拭く程度が推奨されます。
また、天然のターコイズは退色する可能性があります。
空気に触れることで色が薄くなることがあり、その対策としてコーティング処理が施される場合もあります。
一方で、コーティングされていない無処理品には、色落ちのリスクがあることを理解しておきましょう。
マトリックス(模様)
ターコイズの表面には、褐色や黒色のマトリックス(模様)が見られることがあります。
特に、スパイダーネットと呼ばれる網目状の模様を持つものは、非常に珍重されます。
一般的に宝石は、異物が混じると敬遠されることが多いですが、ターコイズのスパイダーネットの模様は例外です。
マトリックスの模様が独特で美しいほど価値が高まり、高値で取り引きされることがあります。
この模様の個性が、ターコイズに特別な魅力を与えています。
- おたからや査定員のコメント
ターコイズの評価には、採掘された鉱山も大きく関係します。
特に、人気の鉱山や、すでに閉山した鉱山の産出品は高値で取り引きされることが多いため、売却の際には、原産地を示す証明書があると有利です。
ターコイズのパワーストーンとしての効果
古くから、魔除けとして愛されてきたターコイズには、邪気を払い、持ち主を危険や不幸から守るという言い伝えが数多く残されています。
例えば、中世では「危険が迫ると色を変えて警告してくれる」や、「愛する人を想って身に着けるとその人を守る」というような、守護石としての意味合いがありました。
他にも、「ストレスを解消し神経の疲れを癒す」「行動力を高める」といった効果もあるとされています。
これらの効果は、現代人にとってより実用的な意味を持つと言えそうです。
ターコイズの歴史
ターコイズの装飾品は、紀元前4000年の古代エジプトの墓から発見されました。
また、中米のメキシコやグアテマラ周辺を中心とするメソアメリカ地域の古代文明や、中国の遺跡からも出土しており、古代から多くの国で愛されてきたことが分かります。
その美しさに加え、比較的柔らかく加工しやすい特性も、古代の人々に親しまれた理由の1つと考えられます。
「ターコイズ」の名前が定着したのは、13世紀のことで、イラン周辺で採掘された石がトルコを経由してヨーロッパに紹介されたことが由来です。
この経緯から、フランス語の「pierre turquoise」(トルコの石)が語源となりました。
実際には、トルコ産ではないにもかかわらず、「ターコイズ」と言う名前が宝石名だけでなく、青色を表す言葉として広く知られるようになったのは、非常に興味深い事実です。
- おたからや査定員のコメント
ターコイズは、宝石コレクターの中でも、ターコイズ専門の宝石コレクターを世界中に生み出しています。
その理由は、歴史的背景、パワーストーンとしての象徴的な意味、多彩なカラーバリエーション、そして圧倒的な美しさにあります。
これらの魅力が組み合わさり、ターコイズは単なる宝石を超えて、多くの人々の心をとらえる特別な存在となっています。
価値が高いターコイズの特徴とは?
最後に、ターコイズの購入を予定されている方、もしくは売却をご検討中の方に、ターコイズの評価基準についてご紹介します。
色
最も高品質とされるターコイズは、均一な濃いミディアムブルーの「ブルーターコイズ」です。
特に、スリーピングビューティー産の鮮やかなブルーや、イラン産のペルシアンブルーと呼ばれる柔らかなブルーは、高い評価を受けています。
一方、色が不均一なものや緑系のカラーは評価が低く、白っぽくなるとさらに評価が下がります。
マトリックス(模様)の有無
マトリックス(模様)は、インクルージョン(内包物)とみなされるため、模様のないクリアなターコイズのほうが、一般的に高く評価されます。
例外なのは、前述したスパイダーネットと呼ばれる網目状の模様の場合です。
模様によってはスパイダーネットのように、高く評価されるものもありますが、ターコイズの美しさの評価は、個人の好みや感覚などの主観的な要素に依拠する傾向があります。
そのため、美しさの客観的な基準を定めるのが難しいのも事実です。
ブランド
ブランド製のターコイズジュエリーは、ターコイズの品質だけでなく、ブランド名やデザイン性が評価を左右します。
特に、一流ブランドの作品は価値が高く、需要も安定して高い水準を維持しています。
また、汚れや傷は評価を下げる一方で、保存状態の良いものは高評価を受けます。
これらの基準を押さえることで、価値のあるターコイズジュエリーを見極めやすくなります。
- おたからや査定員のコメント
ターコイズを評価する上で重要なのは、天然(本物)であることです。
市場には、合成石や模造石、類似石が出回っているため、購入時には信頼できる鑑別機関の鑑別書を確認するのが安心です。
お持ちのターコイズに鑑別書がない場合でも、おたからやでは、宝石に精通した査定員が正確に評価し、ご納得いただける金額を提示いたします。
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