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「翡翠ってどんな宝石なの?」「本物と偽造品を見分けるにはどうすればいい?」など、翡翠に興味を持ち始めた方の多くが、こうした疑問を抱えています。
翡翠は東洋で数千年にわたり「聖なる石」として崇められ、繁栄・長寿・調和を象徴する宝石です。深い森を思わせるグリーンから、神秘的なラベンダー、純白の氷種まで、一つとして同じ表情を持たない翡翠は、国石として日本の歴史にも深く根付いています。
本記事では、翡翠の鉱物学的特徴や硬玉(ジェダイト)・軟玉(ネフライト)の違い、縄文時代から続く糸魚川翡翠の歴史を解説します。
購入前の知識整理から、お手持ちの翡翠をより深く味わいたい方まで、すべての疑問に答える内容にまとめました。ぜひ最後までお読みください。

Contents
- 翡翠とは
- 翡翠の歴史
- 翡翠は5月の誕生石
- 翡翠の種類
- 翡翠の主な産地と産地別の特徴
- 翡翠の発色が変わる理由と価値の違い
- 翡翠の石言葉と伝えられるパワー
- 翡翠は怖い石と言われる理由
- 翡翠の本物・偽造品を見分ける方法
- 翡翠の価値と品質の判断基準
- 最高級ランクの翡翠「琅玕(ろうかん)」
- 翡翠のお手入れ方法
- 翡翠の浄化方法とパワーストーンとしての取り扱い
- 翡翠に関するよくある質問
- Q. 翡翠とジェダイト・ネフライトの違いは何ですか?
- Q. 翡翠の最高ランク「琅玕(ろうかん)」とは何ですか?
- Q. 翡翠のA貨・B貨・C貨とは何ですか?
- Q. 翡翠が5月の誕生石に選ばれた理由は何ですか?
- Q. 糸魚川翡翠が国石に選ばれたのはなぜですか?
- Q. 翡翠を身につけるとどんな効果があるといわれていますか?
- Q. 翡翠が「怖い石」といわれる理由は何ですか?
- Q. 翡翠の色で価値は変わりますか?
- Q. 翡翠とエメラルドはどう違いますか?
- Q. 翡翠の本物と模造品を見分ける方法はありますか?
- Q. 翡翠を購入する際に確認すべきポイントは何ですか?
- Q. 翡翠のお手入れで注意すべきことは何ですか?
- Q. 翡翠の浄化方法にはどんな種類がありますか?
- Q. 翡翠のブレスレットやバングルを選ぶコツはありますか?
- Q. 翡翠の指輪やペンダントは普段使いできますか?
- Q. 翡翠は変色することがありますか?
- Q. 翡翠の買取価格に影響する要素は何ですか?
- Q. 翡翠と相性の良いパワーストーンはありますか?
- Q. 翡翠を贈り物にするならどんなシーンが適していますか?
- Q. 翡翠の原石を自分で拾うことはできますか?
- まとめ
- 「おたからや」での「翡翠」の参考買取価格
- 翡翠の買取なら「おたからや」
翡翠とは

翡翠は、瑞々しい緑を筆頭に豊かな色彩を見せる宝石で、古代から現代にいたるまで東アジア圏で熱狂的に愛されてきました。翡翠の濃淡豊かなグリーンは森の静寂を思わせ、硬質な光沢は内側から輝くような神秘性を湛えています。装飾品としての美しさに加え、お守り石としても尊ばれてきた歴史を持ち、「東洋の宝石」という異名が生まれたのも、その特別な存在感ゆえです。
「翡翠」という呼称は単一の鉱物を指すのではなく、ジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)という2種類の鉱物を総称した名称です。前者は宝石的価値が特に高い硬玉、後者は彫刻素材としても用いられる軟玉という違いがあり、両者が織りなす奥深い世界観こそ翡翠の魅力の源と言えます。
翡翠の基本情報を以下の表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
| 和名 | 翡翠(ひすい) |
| 英名 | Jade(ジェダイト/ネフライト) |
| 誕生石 | 5月 |
| 国石指定 | 2016年(日本鉱物科学会) |
| 代表的産地 | ミャンマー、日本(糸魚川)、グアテマラ |
| モース硬度 | ジェダイト:6.5〜7/ネフライト:6〜6.5 |
| 靭性 | 極めて高い(結晶が絡み合う構造で割れにくい) |
翡翠は「東洋の宝石」と呼ばれると同時に、5月の誕生石の一つとしても親しまれています。国内では新潟県糸魚川市が世界的産地として名高く、2016年には日本鉱物科学会により国石に指定されました。
参考:糸魚川ジオパーク
モース硬度は中程度ですが、結晶が緻密に絡み合う構造により靭性が極めて高く、割れにくい点が翡翠を特別な宝石たらしめています。
翡翠の本物と偽造品の見分け方については、以下の記事で詳しく解説しています。
- 関連記事はこちら
・翡翠の見分け方とは?本物と偽物を見極める実践的な方法を解説
翡翠の名前の由来

翡翠という漢字は、本来カワセミ(翡翠鳥)という小さな水辺の鳥を指しています。ミャンマーから伝わった濃緑の宝石と、羽根の表面に赤と緑が交差するカワセミの輝きとが呼応し、「同じように神秘的な彩りを宿す存在」として同名が当てられたと考えられています。カワセミの羽は光の干渉で青緑から深緑まで変化し、羽色の多彩さが翡翠の豊かな色幅を象徴する比喩となりました。
一方、西洋では翡翠を示す「Jade」という語が使われますが、これはスペイン語で「腰の石」を意味する「piedra de ijada」が語源です。かつて中南米の人々が翡翠を腰や脇腹に当てると腎臓の痛みが和らぐと信じたことからこの名が生まれ、やがてフランス語や英語へと派生しました。
東西それぞれに異なる名と逸話が残る事実は、翡翠が文化を超えて人々の生活や信仰と深く結びついてきた証しです。
翡翠の歴史

翡翠の歴史は石器時代までさかのぼり、世界各地で「神秘の石」と崇められてきました。本節では日本列島で花開いた糸魚川翡翠文化と、中国や中南米で受け継がれた翡翠信仰の変遷を概観します。
宗教儀礼・王権の象徴・交易品という役割を通じて人類史と絡み合ってきた翡翠の歩みをたどり、翡翠が持つ普遍的な価値観を探ります。
日本と翡翠の歴史
新潟県糸魚川で産出する翡翠は約5億2千万年前に生成されたとされ、縄文後期には勾玉・管玉として北は北海道、南は沖縄まで流通しました。弥生・古墳期には王権や祭祀の象徴となり、古代の交易ネットワークを裏付けます。近代に鉱床が再発見され、2016年に国石に指定されると、糸魚川翡翠は学術的価値と宝飾品としての人気を同時に高めました。
現在は産地証明の化学分析や国際宝飾展への出品を通じ、古代以来の魅力が再評価されています。国内外のコレクターが求め、現地では文化遺産と観光を両立させる取り組みも進んでいます。
翡翠の原石について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考になります。
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・原石の買取価格はどう決まる?翡翠を例に専門査定士が相場と鑑定を解説
参考:中央宝石研究所
中国と世界の翡翠史
中国では古来「玉」の頂点に翡翠が位置し、周・漢代にはネフライトが王墓に副葬されました。18世紀後半、ミャンマー産ジェダイトが清朝宮廷に渡ると、西太后らが競って愛用し翠色が権力の象徴に。メソアメリカではマヤやアステカが翡翠を生命の石として胸飾りや仮面に用い、ルネサンス期ヨーロッパでも薬石として大切にされていました。
翡翠への信仰は現代まで続いており、ミャンマー産ジェダイトが国際オークションで高値を更新し、北米先住民のネフライト彫刻も芸術的評価を高めています。翡翠の神秘性は世界市場でなお輝きを放っています。
翡翠は5月の誕生石

翡翠は「誕生月の宝石が身を守る」という古来の言い伝えにおいて、5月を司る石として定められています。生命力が満ちる初夏の気候と瑞々しい緑色が共鳴し、翡翠は「幸福・愛情・健康・長寿」の象徴です。5月生まれの人が翡翠を身につければ、新生活への前向きなエネルギーを呼び込み、心身のバランスを整えるとされます。
5月の誕生石にはエメラルドもありますが、翡翠は東洋的な穏やかさを備えている点が特徴です。精神面の安定を重視する人から支持され、日本では翡翠を贈る慣わしも広く見られます。誕生日や成人の祝いはもちろん、就職・昇進など人生の節目に「繁栄と成功を祈る守護石」として贈られる例が増えています。
さらに結婚35周年の「翡翠婚式」では、翡翠の指輪や帯留めを贈り合い、夫婦の堅牢な絆を祝します。近年は親子や兄弟でペアペンダントを持ち、家族全体に調和を招くお守りとして翡翠を愛用するケースが増えています。
5月の誕生石エメラルドとの違いを、より詳しく知りたい方はこちらも参考になります。
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・5月の誕生石エメラルドの石言葉と意味とは?翡翠との違いや身につける効果も解説
・5月の誕生石エメラルドが持つ意味とは?宝石としての特徴や価値もご紹介
翡翠の種類

翡翠は「宝石質の硬玉ジェダイト」と「彫刻材として歴史を刻んだ軟玉ネフライト」の二系統から成ります。両者の違いを理解することで、購入時や鑑定時の判断材料になります。
| 比較項目 | ジェダイト(硬玉) | ネフライト(軟玉) |
| 鉱物分類 | ヒスイ輝石(輝石族) | 緑閃石・透閃石(角閃石族) |
| 主成分 | ナトリウム・アルミニウム | カルシウム・マグネシウム |
| モース硬度 | 6.5〜7 | 6〜6.5 |
| 比重 | 3.30〜3.38(やや重い) | 2.90〜3.03(軽め) |
| 光沢 | ガラス光沢(透明感が高い) | 蝋光沢〜脂光沢(しっとりした質感) |
| 代表色 | エメラルドグリーン・ラベンダー・無色 | 深緑・乳白・黒緑 |
| 市場評価 | 宝石として高評価(琅玕は最高峰) | 彫刻材・装飾品として評価 |
| 代表産地 | ミャンマー・日本(糸魚川)・グアテマラ | 中国(和田)・カナダ・ニュージーランド |
ジェダイトはクロムによる鮮やかな発色とガラス光沢が特徴で、最高ランク「琅玕」は数億円単位で取引される宝石的価値を持ちます。ネフライトは繊維組織が衝撃を吸収するため大型彫刻に適し、純白半透明の「羊脂玉」は中国市場で最高級として大切にされています。購入時は鑑別書で鉱物名を確認し、目的に合った翡翠を選んでください。
ジェダイトとネフライトの詳しい違いについては、以下の記事でも解説しています。
- 関連記事はこちら
・翡翠のネフライトとジェダイトの違いとは?見分け方や価値を徹底解説
ジェダイト(硬玉)とは
ジェダイトはNaとAlを含むヒスイ輝石で、モース硬度6.5〜7と高く、繊維状結晶が絡み合うことで類い稀な靱性を誇ります。クロムによる鮮やかなエメラルドグリーン「琅玕」は希少性が突出し、数億円単位で取引される例も珍しくありません。光が内部で散乱することで生まれるガラス光沢とシルキーなテリは、熟練職人の研磨技術によって最大化されます。皇族の装飾や社寺建築にも用いられた歴史をもち、現代ではコレクターズストーンと投資対象を兼ねる存在です。
ネフライト(軟玉)とは
ネフライトは角閃石系鉱物が絡み合った繊維組織を持ち、モース硬度は6〜6.5とやや軟らかいものの衝撃吸収性に優れます。淡緑から乳白、深緑まで幅広い色調があり、古代中国の玉器や斧・刀といった実用品に広く用いられました。
新疆和田産の純白半透明石「羊脂玉」は高額で取引される一方、一般的なネフライトは彫刻置物やカジュアルジュエリーに重宝され手頃な価格帯です。近年は柔らかなオーガニックグリーンが再評価され、ハイジュエリーブランドが古式彫刻と融合させるなど新たな潮流を生んでいます。
翡翠の主な産地と産地別の特徴

翡翠の産地は世界各地に点在しますが、宝石品質のジェダイトを産出する地域は限られています。産地によって翡翠の色味・透明度・結晶構造に違いがあり、市場評価を左右する重要な要素です。
翡翠の産地を理解すれば、購入時の判断材料が増え、より納得のいく選択ができます。
ミャンマー産翡翠の特徴
ミャンマー北部カチン州は、世界最大かつ最高品質の翡翠産地として知られています。ミャンマー産翡翠は透明度が高く、クロムによる鮮やかなエメラルドグリーンが最大の魅力です。
最高級ランクの「琅玕」と呼ばれる翡翠の多くはミャンマー産で、国際オークションでは数十億円単位で取引される例も見られます。こうした逸品は、ミャンマーの鉱脈から産出されたものです。
ミャンマー産翡翠の原石は表面に褐色の風化皮殻を持つことが多く、カットして初めて内部の美しさが現れます。採掘規制や政情不安の影響で供給量が制限されており、希少性と価格は年々上昇傾向にあります。
日本・糸魚川産翡翠の特徴
新潟県糸魚川市は、世界最古級の翡翠産地として約5億2千万年前に形成された翡翠を産出します。糸魚川翡翠は、日本海の荒波によって磨かれた原石が海岸で採取できる点が特徴です。風化皮殻(長い年月の風化によって原石の表面に形成される褐色の皮膜)がなく原石のままでも美しい光沢を放ちます。
糸魚川翡翠の結晶は緻密に絡み合い、ミャンマー産に匹敵する透明度と堅牢さを誇ります。緑・青・黒・白・ラベンダーなど発色のバリエーションが豊富で、一点モノとしての魅力も高い点が特徴です。
2016年に日本鉱物科学会が翡翠を国石に指定して以降、糸魚川翡翠は学術的価値と宝飾品としての人気を同時に高めています。現地では採取が規制されているエリアもあるため、購入時は産地証明書の有無を確認してください。
その他の翡翠産地
ミャンマーと日本以外では、グアテマラ・ロシア・カナダ・中国などが翡翠の産地として知られています。
グアテマラ産翡翠は中南米の古代マヤ文明で大切にされた歴史を持ち、深いブルーグリーンが特徴です。カナダ・ブリティッシュコロンビア州ではネフライトの良質な鉱床があり、彫刻材として世界中に輸出されています。
中国・新疆ウイグル自治区の和田(ホータン)地区で産出するネフライトは「羊脂玉(ようしぎょく)」と呼ばれ、純白で半透明の質感が高く評価されているのが特徴です。羊脂玉は中国国内で最高級のネフライトとして取引され、ジェダイトとは別の評価軸で価値が決まります。
- おたからや査定員のコメント
翡翠は硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)で評価軸が大きく異なります。宝石質として取引されるのはほぼジェダイトで、濃緑・半透明・微細繊維構造の均一性が最高格「琅玕」判定の鍵です。対してネフライトは彫刻適性と繊維密度が価値を左右し、純白の羊脂玉がトップクラス。硬度ではジェダイトが勝る一方、靱性はネフライト優位で加工法も分かれます。鑑別時は屈折率・比重差に加えクロム起因の発色を精査し、起源証明と処理有無を必ず確認することが重要です。

翡翠の発色が変わる理由と価値の違い

翡翠はクロム・鉄・マンガン・チタンといった微量元素の含有量や結晶内の繊維状組織が引き起こす光学干渉によって緑・紫・橙など多彩な色合いを生み出す鉱物です。その希少性や文化的象徴性によって市場価格が大きく左右されます。
本節では「何が色を決めるのか」「どの色がどこで高く評価されるのか」を整理し、発色と価値の相関を明らかにします。
微量元素が織り成す翡翠の色彩メカニズム
無色透明のヒスイ輝石にごく少量混入した元素が光の吸収波長を変え、クロムは深い森緑、鉄は黄味や赤味、マンガンはラベンダー、チタンは青味を付与します。
微量の元素が層状・斑状に交差し、翡翠の内部で多重反射した光がミルキーな奥行きとガラス光沢を伴って目に届くことで、翡翠独特の妖艶なテリが生まれます。同じ原石でも元素分布や結晶組織の向きがわずかに異なるだけで彩度や明度が変わるため、唯一無二の価値が強調されるのが翡翠の特徴です。
翡翠と似た色合いを持つエメラルドとの違いを知っておくと、購入や買取時の判断がしやすくなります。
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・翡翠とエメラルドの違いとは?見分け方や買取のポイントを徹底解説
文化圏によって変わる人気カラーと市場評価
日本では格式や精神性を象徴する濃緑ビリジアンが古来尊ばれ、中国では均一なアップルグリーンや氷のような無色透明タイプが最高位とされてきました。欧米市場ではラベンダー翡翠がモード系ジュエリーで脚光を浴び、近年はハイブランドが鮮やかなオレンジ翡翠を用いた前衛的デザインを発表するなど評価軸が多様化しています。
翡翠の色に対する好みの差異は歴史的な宗教観や審美観を映し出しており、国際オークションでの落札価格にも大きく反映されます。結果として、同サイズでも発色と透明度の組み合わせ次第で価値が数十倍に跳ね上がるケースが珍しくありません。
翡翠の石言葉と伝えられるパワー

古来より翡翠には不思議な力が宿ると信じられ、装飾品として身に着けるだけでなくお守りとして人々に愛されてきました。
以下では翡翠の石言葉や象徴的な意味合い、パワーストーンとして伝えられる効果、さらに「翡翠は怖い石」という噂の真相について解説します。
※あくまでも文化的・伝統的な解釈であり、科学的な根拠はありません。
翡翠の石言葉・象徴する意味
翡翠には古来より「繁栄」「長寿」「幸福」「安定」など前向きな石言葉が授けられています。東洋各地で聖なる儀式に用いられ、五徳(仁・義・礼・智・信)を象徴する石として尊ばれてきた経緯が、こうした吉祥のキーワードに結びつきました。
さらに翡翠はヒーリングストーンとしても知られ、精神を落ち着かせてインスピレーションを高め、持ち主の人生を調和へ導くとされています。古代スペインでは温めた翡翠を腎臓に当て痛みを和らげる民間療法が行われており、肉体と精神の双方を整える「守護石」として今日まで人々に親しまれてきました。
宝石の石言葉に興味がある方は、他の宝石にまつわる言い伝えも知っておくと楽しみが広がります。
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・美しい宝石に隠された宝石言葉に悪い意味や怖い言い伝えがある?種類別の意味をご紹介!
翡翠がもつスピリチュアルな意味・パワー
翡翠は純粋さと平穏を象徴し、持ち主のオーラを浄化してマイナス感情を優しく解き放つヒーリングストーンとして知られています。愛好家の間では「翡翠のブレスレットを身につけたら精神が安定した」「翡翠を持つと前向きになれる」などの体験談も多く報告されています。
腎臓をはじめ体内のフィルター器官の働きを整えると信じられ、温めた翡翠でマッサージを行う民間療法が各地に残るのも興味深い点です。
さらに翡翠は直感力とインスピレーションを刺激し、創造的な発想や問題解決のヒントを授けるとされます。瞑想時に翡翠を額に当てると第三の目が開き、自己洞察が深まるというスピリチュアル・ワーカーの声も多く報告されています。
パワーストーンとしての宝石の効果については、下記の記事も参考になります。
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翡翠は怖い石と言われる理由

翡翠は幸運と繁栄を招く守護石として愛される一方、古代の呪術や葬礼で重用された経緯から「強い霊力ゆえに怖い石」とも語られてきました。本節では畏怖の源となった歴史的背景をたどり、恐れと敬意が表裏一体であることを解説します。
呪術的な道具に使われていた
ニュージーランドのマオリ族は翡翠を戦士の短剣やトーテムに彫刻し、霊界と交信する護符として崇敬しました。中南米の古代文明でも神官が祭壇で翡翠ナイフを振るい、血を捧げて神々と契約したと伝わります。
日本でも縄文期の勾玉は雨乞いや豊穣祈願の祈祷具であり、共同体の精神的支柱でした。こうした呪術的用法の長い歴史が「翡翠=霊石」という畏怖を現代に残しています。
死者とともに埋葬されていた
古代中国の王墓からは翡翠片を金糸で縫い合わせた玉衣が出土し、魂を守り腐敗を防ぐ護符とされました。マヤやアステカでも王の舌や目に翡翠を置く葬儀が行われ、冥界への旅路を照らす灯火と見なされました。
翡翠が生命再生を象徴しながら墓室と結び付けられた事実が「死を呼ぶ石」という印象を植え付け、現代でも翡翠が怖い石と語られる背景のひとつになっています。
翡翠の本物・偽造品を見分ける方法

翡翠市場には天然石に似せた模造品や処理石が流通しており、購入前に見分け方を知っておくことが大切です。翡翠が本物かどうか見分けるには宝石鑑別機関での鑑別が最も確実ですが、自宅でも簡易チェックできるポイントがあります。
翡翠の見分け方を身につければ、大切なお金を無駄にせず、納得のいく買い物ができます。
自宅でできる翡翠の簡易チェック法
翡翠の本物かどうかを自宅で確認するには、「重さ」「冷たさ」「光透過」「音」の4つのポイントをチェックしてください。
- 翡翠は密度が高いため、同サイズのガラスや樹脂製品と比べると明らかに重く感じられるのが特徴です。
- また、翡翠は熱伝導率が高く、手のひらに乗せてもしばらく冷たさが持続するのもポイントです。樹脂やプラスチック製の模造品はすぐに体温で温まるため、冷たさの持続時間が判別材料になります。
ペンライトで翡翠の裏側から光を当てると、本物の翡翠は繊維状の内部構造や色の濃淡が透けて見えます。均一すぎる透明度や気泡が確認できる場合は、ガラス製の模造品である可能性が高いです。
さらに翡翠同士を軽く叩き合わせると、本物は澄んだ高い音がします。低くくぐもった音がする場合は、樹脂含浸処理品や模造品を疑ってください。
翡翠の処理ランク「A貨・B貨・C貨」の違い
翡翠には加工処理の度合いによってA貨・B貨・C貨という3段階のランク区分があります。宝石として高い価値を持つのはA貨のみで、B貨・C貨は装飾品としての価値にとどまります。
A貨(Aタイプ)は、研磨と最小限のワックス処理のみを施した天然無処理の翡翠です。自然由来の色味と透明度がそのまま活かされており、時間が経過しても変色しません。鑑別書に「天然ジェダイト(無処理)」と記載されるため、購入時は必ず確認してください。
B貨(Bタイプ)は、酸による漂白処理と樹脂含浸処理を施した翡翠です。不純物を取り除いて透明度を高めていますが、樹脂が経年劣化すると黄変や曇りが生じます。
C貨(Cタイプ)は、B貨の処理に加えて染料で着色した翡翠です。鮮やかすぎる発色や均一すぎる色合いはC貨の特徴であり、退色リスクも高くなります。
高額な翡翠を購入する際は、信頼できる宝石鑑別機関が発行した鑑別書を必ず確認し、A貨であることを証明してもらうのが賢明です。
翡翠の価値と品質の判断基準

翡翠の真価は「美しいかどうか」だけでは測れません。国際市場では「色彩の鮮烈さ」「内部の透明度」「研磨形状の完成度」「サイズとプロポーション」という要素を総合評価し、希少性や投資適性を判定します。
鑑定士はルーペと分光器を使って翡翠の色むらやクラックを確認し、市場データを参照してグレードを決定します。購入前に重視する評価軸を整理しておくと安心です。
色
翡翠の価値を最も左右するのが色相と彩度です。クロム由来のビリジアンやアップルグリーンは希少性が高く、石全体で色ムラがないほど評価が上昇します。鑑定では自然光と電球色を切り替えながら彩度・透明感・反射を観察し、最高クラスには「琅玕緑」の雅称が与えられます。
翡翠は淡色でも色が均一であればデザイン性が高く評価され、用途や好みによって相場が大きく変わってくるのが特徴です。
透明度
透明度は結晶密度とクラックの少なさを示す指標で、光を透過させた際の澄み切ったゼリー状の輝きが評価を押し上げます。鑑定の現場では、ペンライトで裏面から照らし活字が読めるかを確認するのが一般的です。そうした厳しい基準をクリアした、氷のように透き通る最高クラスを「玻璃種」と呼びます。
高透明度かつ濃緑を兼備した石は極めて稀少で、市場での争奪戦は避けられません。半透明でも色斑が少なければ彫刻材として高評価を得る例があり、冰種などガラス質の光沢を持つ石は美術館に収蔵されるほど投資価値が高まっています。
カット
翡翠カットの核心は曲面と対称性です。繊維状結晶は割れにくい反面、鋭いエッジを立てると白化しやすいため、高ドームのカボションや滑らかなビーズが主流となります。評価では高さと直径の比率、頂点位置、縁厚、研磨キズを0.1mm単位で計測し、光沢と色の均質さが損なわれていないかを確認することが重要です。
大型石はブラックアウトを防ぐ熟練カッターの石取りが不可欠で、優れたプロポーションの作品ほど深いテリと立体感を保てるでしょう。近年モダンなステップカットも登場しましたが、クラシックな高ドーム形状が依然として最高評価を維持しています。
最高級ランクの翡翠「琅玕(ろうかん)」

色・透明度・艶・均質性のすべてが完璧にそろった翡翠だけに与えられる称号が「琅玕」です。鉱脈が生む偶然と職人の研磨技が重なって誕生する確率は数十万分の一と言われています。
ここからは定義・品質条件・国際評価・取引事例の順に、その希少価値を詳しく解説します。
琅玕とは
琅玕は、翡翠の中でも色調・彩度・透明度・艶・結晶均質性がすべて究極値に達した個体のみに冠される特別称号です。ミャンマー北部カチン州の鉱区で採れる原石のうち、該当するのは数十万分の一とされ、自然条件が奇跡的にそろわなければ生まれません。
琅玕は宝石学検査で高彩度エメラルドグリーンと玻璃種の透明度、ガラス光沢が確認され、市場の専門家評価が一致して初めて「Imperial Jade」として認定されます。その希少率はファンシーカラーダイヤのレッドより低いともいわれ、鑑定書に琅玕と明記されるだけで国際オークションの下限価格が跳ね上がるほどです。
琅玕が満たす3つの品質条件
最高ランク判定には3つの条件をすべて兼備していることが必須です。第一に霧ひとつない冰種〜玻璃種レベルの透明度、第二に濡れたガラス釉薬のように光を跳ね返す艶、第三にクロム由来で均質な鮮烈エメラルドグリーンです。
どれか一つでも欠ければ上質翡翠に格下げとなり、琅玕の名称は名乗れません。さらに光源を変えても色調が揺らがず、拡大検査でクラック(微細なひび割れ)や褐鉄鉱の内包物(茶褐色のシミ状に見える鉄分の沈着)が確認されないことも評価の決め手となり、これらをクリアする個体は年間に数点だけという奇跡的存在です。
希少性と国際的評価
国際オークションでは琅玕はImperial Jadeと特別表記され、サザビーズやクリスティーズ(世界二大美術品オークションハウス)でダイヤモンドやルビーと同列のトップロットに配置されます。1カラット当たりの落札単価が同質量のエメラルドを上回った例もあり、東アジア富裕層を中心に資産保全や美術投資の切り札として需要が急騰中です。
ミャンマー鉱区の採掘規制や政情不安が供給を圧迫しているため、希少性と価格は今後さらに上昇が見込まれます。現在は無処理証明付きの高ドームカボションや完璧にマッチするビーズネックレスがとくに争奪戦の的となり、下見会の段階で事前入札が殺到する状況が続いています。
高額で取引される宝石の世界に興味がある方は、次の記事も読むとイメージがつかみやすいでしょう。
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代表的な取引事例
2014年サザビーズ香港で落札されたカルティエ製琅玕ビーズネックレス(27玉連)は、色合い・透明度・サイズが完全一致する奇跡的ロットとして約30億円で取引されました。1玉当たりの単価は同重量のDカラーVS1ダイヤモンドを上回り、美術界に衝撃を与えています。
琅玕クラスの逸品は王室や美術館に収蔵されることが多く、市場に再登場するのは十年に一度あるかどうかという希少性です。出品が告知された瞬間から世界各地の名門ギャラリーやプライベートバイヤーが激しい入札合戦を繰り広げ、琅玕の文化財的地位を改めて印象づけました。この価格指標は以後の相場を押し上げる決定打となっています。
翡翠のお手入れ方法

翡翠は適切なケアを行えば世代を超えて受け継げる石です。以下では日常洗浄・保管・艶出し・修理の4ステップに分け、実践的なメンテナンス方法を解説します。
汚れを落とす時は慎重に行う
ぬるま湯に中性洗剤を一滴溶かし、柔らかい歯ブラシで石と金具の隙間をそっと撫で洗いします。超音波洗浄機や強アルカリ洗剤は微細なヒビを拡大させる恐れがあるため避けましょう。
洗浄後は流水で泡を十分にすすぎ、吸水性の高いセーム革で水気を軽く押さえて拭き取ります。乾拭きで摩擦をかけ過ぎると表面が白化しやすいので要注意。裏面に皮脂が溜まっていないか週1回確認し、過度な洗浄は避けるのが長持ちの秘訣です。
宝石やアクセサリー全般のお手入れ方法を知りたい方は、以下の記事も役立ちます。
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保管の際は他の宝石に触れないように仕切る
翡翠はダイヤや金属より打痕が付きやすいため、着用後は必ず単独で布袋か仕切り付きボックスに収納します。シリカゲルで湿度を40〜50%に保ちつつ、過乾燥を防ぐことがポイント。夏場の車内や暖房器具の近くは高温で艶が鈍るため厳禁です。
旅行時は衝撃吸収材入りケースを使い、検査場では金属アクセサリーと触れないよう小袋に入れると安心。落下させた際はルーペでクラックを点検し、早期に対処しましょう。
艶を高めるオイルケアをする
翡翠は長期間着用しないと光沢が曇るため、市販の宝石用ミネラルオイルをティッシュに一滴取り、石面を軽く撫でると艶が蘇ります。
塗布後は柔らかい布で余分な油を除き、風通しの良い場所で乾かすとムラなく均一な輝きになります。オイルケアは年2回が目安で、過度な塗布は黄ばみの原因になるため控えめを心掛けましょう。研磨剤入りクロスは細傷の原因になるので使用禁止です。
トラブル発生時は専門修理を頼る
欠けや深い傷が生じた場合、自己研磨は結晶剥離を招くため避け、翡翠専業工房に依頼します。プロは石質に合わせたダイヤモンドペーストと遠心研磨で角を整え、再コーティングで艶を復元。費用は数千〜数万円ですが、価値ある石を守る保険料と考えてください。
修理後は鑑別書の追記や写真を残し、加工履歴を証明できるようにしておくと将来の査定で有利です。
翡翠の浄化方法とパワーストーンとしての取り扱い

翡翠をパワーストーンとして愛用する場合、定期的な浄化によってエネルギーをリフレッシュさせることが大切です。翡翠は水・月光・セージ・水晶クラスターによる浄化に対応しており、石を傷めにくい点が特徴といえます。
- 流水浄化は、ぬるま湯で翡翠を軽くすすぎ、柔らかい布で水気を拭き取る方法です。水道水で2〜3分程度流すだけでも十分な浄化効果が期待できます。ただし、長時間の浸水は金属パーツの劣化につながるため注意してください。
- 月光浴は満月の夜に窓辺へ翡翠を置き、数時間月の光を浴びせる方法です。翡翠本来のエネルギーを穏やかに回復させるとされ、石に負担をかけない浄化法として人気があります。
セージ浄化は、ホワイトセージに火をつけて煙を立たせ、翡翠全体をくぐらせる方法です。煙が翡翠に溜まった邪気を払うと考えられており、短時間で浄化できる手軽さが魅力です。
水晶クラスター浄化は、さざれ水晶や水晶クラスター(水晶の結晶が群生した原石)の上に翡翠を数時間置くだけで完了します。水や火を使わないため、就寝前にセットして翌朝回収するルーティンにも適しています。
翡翠は太陽光による退色リスクが低い石ですが、長時間の直射日光は避けた方が安心です。浄化頻度は週1回を目安に、翡翠の輝きが曇ってきたと感じたタイミングで行ってください。
翡翠に関するよくある質問

翡翠は歴史・文化・鑑定・お手入れなど多岐にわたる疑問が寄せられる宝石です。購入前や所有後に気になるポイントを20のQ&A形式でまとめました。翡翠への理解を深める参考にしてください。
Q. 翡翠とジェダイト・ネフライトの違いは何ですか?
A.
翡翠は「ジェダイト(硬玉)」と「ネフライト(軟玉)」という2種類の鉱物の総称です。ジェダイトはナトリウムとアルミニウムを含むヒスイ輝石で、モース硬度6.5〜7と硬く、透明感のある発色が特徴です。
ネフライトは角閃石系鉱物で構成され、モース硬度5〜6.5とジェダイトより柔らかいものの、繊維組織が緻密に絡み合う構造により靭性(衝撃への耐性)が高いため彫刻材に適しています。宝石として高い市場価値を持つのはジェダイトであり、購入時は鑑別書で鉱物名を確認することが大切です。
Q. 翡翠の最高ランク「琅玕(ろうかん)」とは何ですか?
A.
琅玕は翡翠の中でも色・透明度・艶・結晶均質性がすべて最高水準に達した個体だけに与えられる称号です。クロム由来の鮮烈なエメラルドグリーンと、氷のように澄み切った玻璃種の透明度を兼ね備えた翡翠が琅玕と呼ばれます。
琅玕に該当する翡翠はミャンマー産原石の数十万分の一とされ、国際オークションでは「Imperial Jade」として別格扱いされます。2014年にはサザビーズ香港オークションで琅玕品質のヒスイビーズネックレス(バーバラ・ハットン旧蔵「The Hutton-Mdivani Necklace」)が約28〜30億円(2,744万米ドル)でカルティエにより落札され、翡翠の文化財的地位を世界に示しました。
Q. 翡翠のA貨・B貨・C貨とは何ですか?
A.
A貨・B貨・C貨は翡翠の加工処理度合いを示すランク区分です。A貨は研磨と最小限のワックス処理のみを施した天然無処理の翡翠で、宝石としての価値が認められます。
B貨は酸による漂白処理と樹脂含浸処理を施した翡翠で、透明度は向上しますが経年で樹脂が黄変するリスクがあるため注意が必要です。C貨はB貨の処理に加えて染料で着色した翡翠で、退色しやすく宝石価値は低くなります。高額購入時はA貨証明を確認してください。
Q. 翡翠が5月の誕生石に選ばれた理由は何ですか?
A.
翡翠が5月の誕生石に選ばれた理由について、明確な公式記録は確認できません。
ただし、翡翠の瑞々しい緑色が生命力あふれる初夏の季節と調和し、「繁栄・長寿・調和」を象徴する石として日本で古くから親しまれてきたことが背景にあると考えられています。5月生まれの人が身につけることで心身のバランスを整えるとされます。
同じ5月の誕生石であるエメラルドが華やかな輝きを持つのに対し、翡翠は落ち着いた気品と精神的安定を重視する方に好まれる傾向にあるようです。誕生日や節目の贈り物として翡翠を選ぶ方が増えています。
Q. 糸魚川翡翠が国石に選ばれたのはなぜですか?
A.
糸魚川翡翠は2016年に日本鉱物科学会によって国石に指定されました。選定理由は3つあります。約5億2千万年前に形成された世界最古級の翡翠産地であること、縄文時代から勾玉として全国に流通した文化史的意義、そして現在も宝石品質の翡翠が産出される希少性です。
糸魚川翡翠は日本の地質学的特徴であるフォッサマグナ(大地溝帯)の形成過程で生まれ、日本列島の成り立ちを物語る学術的価値も評価されています。国石指定以降、国内外のコレクターからの注目度が高まっています。
Q. 翡翠を身につけるとどんな効果があるといわれていますか?
A.
翡翠は古来より五徳(仁・義・礼・智・信)を象徴する石として、人徳を高め精神を安定させる効果があると伝えられています。持ち主のオーラを浄化してマイナス感情を穏やかに解き放つヒーリングストーンとしても愛用されています。
また、翡翠は魔除けのお守りとして災厄から身を守るとされ、中国では数千年にわたり護符として使用されてきました。科学的根拠はありませんが、文化的・伝統的な背景から精神的な支えとして翡翠を愛用する方は多いです。
Q. 翡翠が「怖い石」といわれる理由は何ですか?
A.
翡翠が「怖い石」といわれる理由は、古代の呪術や葬礼で使用された歴史に由来します。マオリ族は翡翠(ポウナム)を神聖な石として護符や装飾品に用い、中南米の古代文明では翡翠を祭祀用の装飾品や埋葬品として重用しました。
また、古代中国では翡翠片を縫い合わせた玉衣で王の遺体を包み、魂を守る護符としました。翡翠が生命再生を象徴しながら墓室と結び付けられた事実が「死を呼ぶ石」という印象を残しています。ただし、現代では繁栄と幸福を招く守護石として広く愛用されています。
Q. 翡翠の色で価値は変わりますか?
A.
翡翠の価値は色によって大きく変動します。最も高く評価されるのはクロム由来の鮮やかなエメラルドグリーン(琅玕緑)で、透明度と組み合わさると数十倍の価格差が生じることもあるほどです。
ラベンダー翡翠は欧米市場でモード系ジュエリーとして人気が高まり、無色透明の「氷種」は中国市場で最高位とされてきました。日本では格式を象徴する濃緑が好まれる傾向があり、文化圏によって評価軸が異なる点が翡翠の特徴です。
Q. 翡翠とエメラルドはどう違いますか?
A.
翡翠とエメラルドは同じ緑色の宝石ですが、鉱物学的にはまったく異なる石です。翡翠はヒスイ輝石(ジェダイト)または角閃石(ネフライト)で構成され、エメラルドはベリル(緑柱石)に属します。
翡翠は滑らかな光沢と内側から輝くような神秘性を持ち、お守り石としての文化的背景があります。エメラルドは透明度が高くファセットカットで輝きを最大化するジュエリー向けの宝石です。一般的にはエメラルドの方がジュエリー市場での価格帯が高い傾向にあります。
Q. 翡翠の本物と模造品を見分ける方法はありますか?
A.
翡翠の本物と模造品を見分けるには「重さ」「冷たさ」「光透過」「音」の4点をチェックしてください。本物の翡翠は密度が高く手に持つと重く感じ、熱伝導率が高いためしばらく冷たさが持続するのが特徴です。
ペンライトで裏から光を当てると、本物は繊維状の内部構造や色の濃淡が透けて見えます。翡翠同士を軽く叩き合わせると本物は澄んだ高音がします。ただし、確実な判定には宝石鑑別機関の鑑別書が必要です。
Q. 翡翠を購入する際に確認すべきポイントは何ですか?
A.
翡翠を購入する際は「鑑別書の有無」「処理ランク(A貨かどうか)」「産地証明」「返品ポリシー」の4点を確認してください。信頼できる宝石鑑別機関が発行した鑑別書があれば、天然ジェダイトであることと処理の有無が証明されます。
高額な翡翠を購入する場合は、A貨(無処理)であることを示す記載を必ず確認し、ミャンマー産や糸魚川産など産地情報が明記されているとより安心です。初めて購入する方は返品・交換ポリシーが整った店舗を選ぶことをおすすめします。
Q. 翡翠のお手入れで注意すべきことは何ですか?
A.
翡翠のお手入れでは「超音波洗浄機の使用禁止」「強アルカリ洗剤の回避」「単独保管」の3点に注意してください。翡翠は結晶が絡み合う構造のため、超音波洗浄機の振動で微細なヒビが拡大するリスクがあります。
汚れを落とす際はぬるま湯に中性洗剤を一滴溶かし、柔らかい歯ブラシで優しく洗ってください。保管時はダイヤモンドやサファイアなど硬度の高い宝石と接触させると傷が付くため、個別の布袋か仕切り付きケースに収納してください。
Q. 翡翠の浄化方法にはどんな種類がありますか?
A.
翡翠の浄化方法は「流水浄化」「月光浴」「セージ浄化」「水晶クラスター浄化」の4種類が代表的です。流水浄化はぬるま湯で2〜3分すすぐだけで完了し、月光浴は満月の夜に窓辺へ数時間置くことでエネルギーを回復させます。
セージ浄化はホワイトセージの煙に翡翠をくぐらせる方法で、短時間で手軽に行えます。水晶クラスター浄化はさざれ水晶の上に翡翠を置くだけで完了するため、就寝前のルーティンに組み込みやすい方法です。
Q. 翡翠のブレスレットやバングルを選ぶコツはありますか?
A.
翡翠のブレスレットやバングルを選ぶ際は「色の均一性」「透明度」「サイズ感」「ヒビの有無」をチェックしてください。連なるビーズやバングル全体で色ムラが少ないほど高品質とされ、光を通したときの透明感も価値を左右します。
バングルはサイズが合わないと着脱時に破損リスクが高まるため、手首を通せるギリギリのサイズを選ぶのがポイントです。購入前にルーペでヒビや内包物を確認し、気になる点は店舗スタッフに質問してください。
Q. 翡翠の指輪やペンダントは普段使いできますか?
A.
翡翠の指輪やペンダントは普段使いに適した宝石です。翡翠はモース硬度6.5〜7と中硬度ですが、結晶が絡み合う緻密な構造により靭性に優れ、割れにくい特性を持っています。
ただし、硬い物体にぶつけると欠けるリスクがあるため、家事やスポーツ時は外すのがおすすめです。汗や皮脂が付着したら柔らかい布で拭き取り、定期的なお手入れを続ければ世代を超えて愛用できます。
Q. 翡翠は変色することがありますか?
A.
A貨(無処理)の天然翡翠は基本的に変色しません。翡翠の色はクロムや鉄などの微量元素に由来し、化学的に安定しているため経年劣化による退色リスクは低いです。
ただし、B貨・C貨の処理翡翠は樹脂の黄変や染料の退色により色味が変化することがあります。また、オイルケアの過剰塗布や高温環境での保管は光沢の曇りにつながるため注意してください。購入時にA貨証明を確認し、適切なお手入れを続けることが変色予防の鍵です。
Q. 翡翠の買取価格に影響する要素は何ですか?
A.
翡翠の買取価格は「色」「透明度」「カット」「サイズ」「処理の有無」「産地」の6要素で決まります。クロム由来の鮮やかな緑色で透明度が高く、高ドームカボションに仕上げられた大型のA貨翡翠が最も高額で取引されます。
ミャンマー産の無処理証明がある翡翠は国際市場で評価が高く、糸魚川産は国石としての希少性が加味されるのが特徴です。鑑別書や産地証明書を揃えておくと査定時に有利に働きます。
Q. 翡翠と相性の良いパワーストーンはありますか?
A.
翡翠と相性が良いとされるパワーストーンは「水晶」「アメジスト」「ローズクォーツ」です。水晶は翡翠のエネルギーを増幅させ、アメジストは精神的な安定をもたらす組み合わせとして人気があります。
ローズクォーツは愛情運を高めるとされ、翡翠の調和エネルギーと相乗効果が期待できます。パワーストーンの組み合わせに科学的根拠はありませんが、色のバランスやデザイン性を考慮して好みのアクセサリーを選ぶ楽しみも魅力のひとつです。
Q. 翡翠を贈り物にするならどんなシーンが適していますか?
A.
翡翠は「誕生日」「成人祝い」「就職・昇進祝い」「結婚35周年(翡翠婚式)」など人生の節目に贈る宝石として適しています。繁栄・長寿・調和を象徴する翡翠は、受け取る方への祝福と健康を願うメッセージを込められます。
5月生まれの方への誕生石ギフトや、家族でペアペンダントを持ち合うお守りとしても人気です。贈る際は鑑別書付きのA貨翡翠を選ぶと、品質への信頼とともに贈り物としての価値が高まります。
Q. 翡翠の原石を自分で拾うことはできますか?
A.
糸魚川周辺の海岸(ヒスイ海岸)では翡翠の原石を拾うことができます。姫川や青海川の河口付近、富山県の宮崎・境海岸が翡翠拾いのスポットとして知られています。
翡翠を見分けるコツは「白っぽい石」「重たい石」「表面がやや透ける石」を探すことです。緑色の石を探すと蛇紋岩やネフライトに当たることが多いため、むしろ白〜灰色で重量感のある石に注目してください。採取禁止エリアもあるため、現地のルールを事前に確認してから訪れることをおすすめします。
まとめ
本記事では翡翠の成り立ちや豊富なカラーバリエーション、古代から現代まで続く歴史的価値、石言葉が示す繁栄や長寿の象徴性を解説しました。さらに最高ランク「琅玕」の条件や品質評価の着眼点、本物と偽造品の見分け方、お手入れ方法や浄化のコツまで幅広くご紹介しました。
縄文時代の勾玉から中国皇帝の玉器、さらには現代ジュエリーに至るまで、翡翠は一貫して人々の祈りと美意識を映し出してきた稀有な宝石です。
適切なケアを続けながら日常的に愛用すれば、翡翠は年月とともに肌馴染みを増し唯一無二の輝きに育ちます。壮大な歴史を秘めた翡翠を生活に取り入れ、その癒しと気品をぜひ体感してください。
「おたからや」での「翡翠」の参考買取価格
「おたからや」での「翡翠」の参考買取価格は下記の通りです。
| 画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
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Pt900 ヒスイ・ダイヤモンド リング 12.43 ct/12.4 g | 4,950,000円 |
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Pt・Pm900 ヒスイ・ダイヤモンド リング 3.15 ct/49.2 g | 1,326,000円 |
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Pt850/Pt900 翡翠(ヒスイ)ダイヤ ネックレス/ペンダントトップ 2.63 ct/44.5 g | 412,000円 |
![]() |
K18WG ヒスイ ダイヤモンド ネックレス 14.63 ct/0.24 ct/14.6 g | 3,410,000円 |
![]() |
Pt900/K18 ヒスイ 多色石 ブローチ 78.46 ct/0.34 ct/37.4 g | 163,000円 |
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、宝石の品質や市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
「おたからや」では翡翠の色相・透明度・テリを専門機器で測定し、ミャンマー産無処理石など希少性を正当に評価いたします。ルースや片方だけのイヤリング、鑑別書を紛失したお品も査定対象です。査定は無料でキャンセル料もかかりませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。
- おたからや査定員のコメント
翡翠は色の濃淡・透明度・テリが価値を左右し、特に瑞々しいビリジアングリーンで半透明以上のジェダイトは最高峰「琅玕」として別格の存在です。指紋状の曇りや褐色スポットが無く、繊維状組織が緻密に絡む石は光を当てると均一な蛍光を放ちます。ミャンマー産の無処理石であることを鑑別書で裏付けられれば、リングやルースでも数百万円級の査定が見込めるでしょう。保管時は乾拭き後、柔らかい布で個別包みし、硬質宝石との接触を避けると長期にわたり艶を維持できます。

翡翠の買取なら「おたからや」
「手元の翡翠を手放したいけれど、本当の価値を正しく評価してもらえるか不安……」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ「おたからや」にご相談ください。
「おたからや」は全国に約1,640店舗を展開し、51ヵ国との取引実績を持つ総合リユースサービスです。天然ジェダイト・ネフライトをはじめ、リングやブレスレット、バングル、置物など多彩な翡翠製品を専門鑑定士が一点ずつ丁寧に査定します。
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※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。
おたからやの宝石買取
査定員の紹介
岩松 査定員
-
趣味
旅行、読書
-
好きな言葉
日々是好日
-
好きなブランド
ダイヤモンド・宝石
-
過去の買取品例
10カラットダイヤモンド
-
資格
GIA G.G.取得
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その他の査定員紹介はこちらダイヤモンドなどの宝石の高価買取は「おたからやへ」
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