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翡翠とはどんな宝石?歴史や意味・魅力から品質の見分け方まで解説

翡翠

※下記の画像は全てイメージです

翡翠(ひすい)は、東洋の文化圏で数千年ものあいだ人々を魅了してきた深緑の宝石です。その濃淡豊かなグリーンは森の静寂を思わせ、硬質な光沢は内側から輝くような神秘性を湛えています。装飾品としての美しさに加え、お守り石としても尊ばれてきた歴史を持ち、「東洋の宝石」という異名が生まれたのも、その特別な存在感ゆえでしょう。

本記事では、翡翠の鉱物学的な特徴から縄文期にさかのぼる日本との関わり、五徳を象徴する石言葉やスピリチュアルな逸話、さらに品質評価のポイントや長く輝きを保つためのお手入れ方法まで、多角的に解説します。購入を検討している方はもちろん、手元の翡翠をより深く味わいたい方にも役立つ内容にしましたので、ぜひ参考になさってください。

翡翠とは

翡翠

翡翠は、瑞々しい緑を筆頭に豊かな色彩を見せる宝石で、古代から現代にいたるまで東アジア圏で熱狂的に愛されてきました。この「翡翠」という呼称は単一の鉱物を指すのではなく、ジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)という2種の鉱物を総称したものです。

前者は宝石的価値が特に高い硬玉、後者は彫刻素材としても用いられる軟玉という違いがあり、両者が織りなす奥深い世界観こそ翡翠の魅力の源と言えます。

翡翠は「東洋の宝石」と呼ばれると同時に、5月の誕生石の一つとしても知られています。国内では日本海に面した新潟県糸魚川市が世界的産地として名高く、その文化史的意義が評価されて2016年には日本鉱物科学会により国石に指定されました。モース硬度6.5〜7という中硬度ながら、結晶が絡み合うように緻密な構造を持つため、靭性に優れ割れにくい点も翡翠を特別な宝石たらしめています。

翡翠の名前の由来

翡翠

翡翠という漢字は、本来カワセミ(翡翠鳥)という小さな水辺の鳥を指しています。ミャンマーから伝わった濃緑の宝石と、羽根の表面に赤と緑が交差するカワセミの輝きとが呼応し、「同じように神秘的な彩りを宿す存在」として同名が当てられたと考えられています。またカワセミの羽は光の干渉で青緑から深緑まで多様に変化し、その多彩さも翡翠の色幅を象徴する比喩となりました。

一方、西洋では翡翠を示す Jade という語が使われますが、これはスペイン語で「腰の石」を意味する piedra de ijada が語源です。かつて中南米の人々が翡翠を腰や脇腹に当てると腎臓の痛みが和らぐと信じたことからこの名が生まれ、やがてフランス語や英語へと派生しました。

東西それぞれに異なる名と逸話が残る事実は、翡翠が文化を超えて人々の生活や信仰と深く結びついてきた証しと言えるでしょう。

翡翠の歴史

本

翡翠の歴史は石器時代までさかのぼり、世界各地で「神秘の石」と崇められてきました。本節では日本列島で花開いた糸魚川翡翠文化と、中国や中南米で受け継がれた翡翠信仰の変遷を概観します。

宗教儀礼、王権の象徴、交易品としての役割を通じて、人類史と絡み合ってきた翡翠の歩みをたどり、その普遍的な価値観を探ります。

日本と翡翠の歴史

新潟県糸魚川で産出する翡翠は約5億2千万年前に生成されたとされ、縄文後期には勾玉・管玉として北は北海道、南は沖縄まで流通しました。弥生・古墳期には王権や祭祀の象徴となり、古代の交易ネットワークを裏付けます。近代に鉱床が再発見され、2016年に国石に指定されると、糸魚川翡翠は学術的価値と宝飾品としての人気を同時に高めました。

現在は産地証明の化学分析や国際宝飾展への出品を通じ、古代以来の魅力が再評価されています。国内外のコレクターが求め、現地では文化遺産と観光を両立させる取り組みも進んでいます。

中国と世界の翡翠史

中国では古来「玉」の頂点に翡翠が位置し、周・漢代にはネフライトが王墓に副葬されました。18世紀後半、ミャンマー産ジェダイトが清朝宮廷に渡ると、西太后らが競って愛用し翠色が権力の象徴に。メソアメリカではマヤやアステカが翡翠を生命の石として胸飾りや仮面に用い、ルネサンス期ヨーロッパでも薬石として珍重されました。

その伝統は続き、現代ではミャンマー産ジェダイトがオークションで高値を更新し、北米先住民のネフライト彫刻も芸術的評価を高めるなど、翡翠の神秘性は世界市場でなお輝きを放っています。

翡翠は5月の誕生石

カレンダー

翡翠は「誕生月の宝石が身を守る」という古来の言い伝えにおいて、5月を司る石として定められています。生命力が満ちる初夏の気候と瑞々しい緑色が共鳴し、翡翠は「幸福・愛情・健康・長寿」を同時に象徴します。5月生まれの人が翡翠を身につければ、新生活への前向きなエネルギーを呼び込み、心身のバランスを整えるとされます。

エメラルドも同月の誕生石ですが、翡翠は東洋的な穏やかさを備えている点で差別化され、精神面の安定を重視する人に好まれます。日本では翡翠を贈る慣わしが複数あります。誕生日や成人の祝いはもちろん、就職・昇進など人生の節目に「繁栄と成功を祈る守護石」として贈られる例が増えています。

さらに結婚35周年の「翡翠婚式」では、翡翠の指輪や帯留めを贈り合い、夫婦の堅牢な絆を祝します。最近は親子や兄弟でペアペンダントを持ち、家族全体に調和を招くお守りとして愛用するケースも多いです。

翡翠の種類

翡翠

翡翠は一語で語られながら実際には「宝石質の硬玉ジェダイト」と「彫刻材として歴史を刻んだ軟玉ネフライト」の二系統から成ります。

本節では双方の物性と美観の違いが市場評価や加工技法、文化的役割にどう影響するかを整理し、鑑別の基本ポイントを示します。

ジェダイト(硬玉)とは

ジェダイトはNaとAlを含むヒスイ輝石で、モース硬度6.5〜7と高く、繊維状結晶が絡み合うことで類い稀な靱性を誇ります。クロムによる鮮やかなエメラルドグリーン「琅玕」は希少性が突出し、数億円単位で取引される例も珍しくありません。

光が内部で散乱することで生まれるガラス光沢とシルキーなテリは、熟練職人の研磨技術によって最大化されます。皇族の装飾や社寺建築にも用いられた歴史をもち、現代ではコレクターズストーンと投資対象を兼ねる存在です。

ネフライト(軟玉)とは

ネフライトは角閃石系鉱物が絡み合った繊維組織を持ち、モース硬度は6〜6.5とやや軟らかいものの衝撃吸収性に優れます。淡緑から乳白、深緑まで幅広い色調があり、古代中国の玉器や斧・刀といった実用品に広く用いられました。

新疆和田産の純白半透明石「羊脂玉」は高額で取引される一方、一般的なネフライトは彫刻置物やカジュアルジュエリーに重宝され手頃な価格帯です。近年は柔らかなオーガニックグリーンが再評価され、ハイジュエリーブランドが古式彫刻と融合させるなど新たな潮流を生んでいます。

  • おたからや査定員のコメント
岩松

翡翠は硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)で評価軸が大きく異なります。宝石質として取引されるのはほぼジェダイトで、濃緑・半透明・微細繊維構造の均一性が最高格「琅玕」判定の鍵です。対してネフライトは彫刻適性と繊維密度が価値を左右し、純白の羊脂玉がトップクラス。硬度ではジェダイトが勝る一方、靱性はネフライト優位で加工法も分かれます。鑑別時は屈折率・比重差に加えクロム起因の発色を精査し、起源証明と処理有無を必ず確認することが重要です。

 

翡翠の発色が変わる理由と価値の違い

翡翠

翡翠はクロム・鉄・マンガン・チタンといった微量元素の含有量や結晶内の繊維状組織が引き起こす光学干渉によって緑・紫・橙など多彩な色合いを生み出し、その希少性や文化的象徴性によって市場価格が大きく左右されます。

本節では「何が色を決めるのか」「どの色がどこで高く評価されるのか」を整理し、発色と価値の相関を明らかにします。

微量元素が織り成す翡翠の色彩メカニズム

無色透明のヒスイ輝石にごく少量混入した元素が光の吸収波長を変え、クロムは深い森緑、鉄は黄味や赤味、マンガンはラベンダー、チタンは青味を付与します。

これらが層状・斑状に交差し、内部で多重反射した光がミルキーな奥行きとガラス光沢を伴って目に届くことで、翡翠独特の妖艶なテリが生まれます。同じ原石でも元素分布や結晶組織の向きがわずかに異なるだけで彩度や明度が変わるため、一点モノとしての価値が強調されるのが翡翠の特徴です。

文化圏によって変わる人気カラーと市場評価

日本では格式や精神性を象徴する濃緑ビリジアンが古来尊ばれ、中国では均一なアップルグリーンや氷のような無色透明タイプが最高位とされます。欧米市場ではラベンダー翡翠がモード系ジュエリーで脚光を浴び、近年はハイブランドが鮮やかなオレンジ翡翠を用いた前衛的デザインを発表するなど評価軸が多様化。

こうした好みの差異は歴史的な宗教観や審美観を映し出し、国際オークションでの落札価格にも大きく反映されます。結果として、同サイズでも発色と透明度の組み合わせ次第で価値が数十倍に跳ね上がるケースが珍しくありません。

翡翠の石言葉と伝えられるパワー

翡翠

古来より翡翠には不思議な力が宿ると信じられ、装飾品として身に着けるだけでなくお守りとして人々に愛されてきました。

ここでは翡翠の石言葉や象徴的な意味合い、パワーストーンとして伝えられる効果、さらには「翡翠は怖い石?」という噂について解説します。

※あくまでも文化的・伝統的な解釈であり、科学的な根拠はありません。

翡翠の石言葉・象徴する意味

翡翠には古来より「繁栄」「長寿」「幸福」「安定」など前向きな石言葉が授けられています。東洋各地で聖なる儀式に用いられ、五徳(仁・義・礼・智・信)を象徴する石として尊ばれてきた経緯が、こうした吉祥のキーワードに結びつきました。

さらに翡翠はヒーリングストーンとしても知られ、精神を落ち着かせてインスピレーションを高め、持ち主の人生を調和へ導くとされています。古代スペインでは温めた翡翠を腎臓に当て痛みを和らげる民間療法が行われており、肉体と精神の双方を整える「守護石」として今日まで愛用されています。

翡翠がもつスピリチュアルな意味・パワー

翡翠は純粋さと平穏を象徴し、持ち主のオーラを浄化してマイナス感情を優しく解き放つヒーリングストーンとして知られています。愛好家の間では「翡翠のブレスレットを身につけたら精神が安定した」「翡翠を持つと前向きになれる」などの体験談も多く報告されています。

腎臓をはじめ体内のフィルター器官の働きを整えると信じられ、温めた翡翠でマッサージを行う民間療法が各地に残るのも興味深い点です。

さらに翡翠は直感力とインスピレーションを刺激し、創造的な発想や問題解決のヒントを授けるとされます。瞑想時に翡翠を額に当てると第三の目が開き、自己洞察が深まるというスピリチュアル・ワーカーの声も多く報告されています。

翡翠は怖い石と言われる理由

考える女性

翡翠は幸運と繁栄を招く守護石として愛される一方、古代の呪術や葬礼で重用された経緯から「強い霊力ゆえに怖い石」とも語られてきました。本節では畏怖の源となった3つの歴史的背景をたどり、恐れと敬意が表裏一体であることを解説します。

呪術的な道具に使われていた

ニュージーランドのマオリ族は翡翠を戦士の短剣やトーテムに彫刻し、霊界と交信する護符として崇敬しました。中南米の古代文明でも神官が祭壇で翡翠ナイフを振るい、血を捧げて神々と契約したと伝わります。

日本でも縄文期の勾玉は雨乞いや豊穣祈願の祈祷具であり、共同体の精神的支柱でした。こうした呪術的用法の長い歴史が「翡翠=霊石」という畏怖を現代に残しています。

死者とともに埋葬されていた

古代中国の王墓からは翡翠片を金糸で縫い合わせた玉衣が出土し、魂を守り腐敗を防ぐ護符とされました。マヤやアステカでも王の舌や目に翡翠を置く葬儀が行われ、冥界への旅路を照らす灯火と見なされました。

翡翠が生命再生を象徴する一方で墓室と結び付けられた事実が「死を呼ぶ石」との印象を植え付け、今日でも怖い石と語られる遠因となっています。

翡翠の価値と品質の判断基準

指を立てる女性

翡翠の真価は「美しいかどうか」だけでは測れません。国際市場では ①色彩の鮮烈さ ②内部の透明度 ③研磨形状の完成度 ④サイズとプロポーションという要素を総合評価し、希少性や投資適性を判定します。

鑑定士はルーペと分光器で色むら・クラックを確認し、市場データを参照してグレードを決定します。購入前に重視する評価軸を整理しておくと安心です。

翡翠の価値を最も左右するのが色相と彩度です。クロム由来のビリジアンやアップルグリーンは希少性が高く、石全体で色ムラがないほど評価が上昇します。鑑定では自然光と電球色を切り替えながら彩度・透明感・反射を観察し、最高クラスには「琅玕緑」の雅称が与えられます。

淡色でも均一ならデザイン性が高く、用途と好みで相場が変動します。特に透明度を伴う琅玕緑は投資対象として国際オークションで指標価格を塗り替える例も相次いでいます。

透明度

透明度は結晶密度とクラックの少なさを示す指標で、光を透過させた際の澄み切ったゼリー状の輝きが評価を押し上げます。鑑定士はペンライトで裏面から照らし活字が読めるかを確認し、氷のように透き通る最高クラスを「玻璃種」と呼びます。

高透明度かつ濃緑を兼備した石は極めて稀少で、市場でも争奪戦が起こります。半透明でも色斑が少なければ彫刻材として高評価を得る例があり、冰種などガラス質の光沢を持つ石は美術館に収蔵されるほど投資価値が高まっています。

カット

翡翠カットの核心は曲面と対称性です。繊維状結晶は割れにくい反面、鋭いエッジを立てると白化しやすいため、高ドームのカボションや滑らかなビーズが主流となります。評価では高さと直径の比率、頂点位置、縁厚、研磨キズを0.1 mm単位で計測し、光沢と色の均質さが損なわれていないかを確認します。

大型石はブラックアウトを防ぐ熟練カッターの石取りが不可欠で、優れたプロポーションの作品ほど深いテリと立体感を保ちます。近年モダンなステップカットも登場しましたが、クラシックな高ドーム形状が依然として最高評価を維持しています。

最高級ランクの翡翠「琅玕(ろうかん)」

翡翠

色・透明度・艶・均質性のすべてが完璧にそろった翡翠だけに与えられる称号が「琅玕」です。鉱脈が生む偶然と職人の研磨技が重なって誕生する確率は数十万分の一と言われています。

ここからは定義・品質条件・国際評価・取引事例の順に、その希少価値を詳しく解説します。

琅玕とは

琅玕は、翡翠の中でも色調・彩度・透明度・艶・結晶均質性がすべて究極値に達した個体のみに冠される特別称号です。ミャンマー北部カチン州の鉱区で採れる原石のうち、該当するのは数十万分の一とされ、自然条件が奇跡的にそろわなければ生まれません。

宝石学検査で高彩度エメラルドグリーンと玻璃種の透澄性、ガラス光沢が確認され、市場の専門家評価が一致して初めてImperial Jadeとして認定されます。その希少率はファンシーカラーダイヤのレッドより低いともいわれ、鑑定書に琅玕と明記されるだけで国際オークションの下限価格が跳ね上がるほどです。

琅玕が満たす三つの品質条件

最高ランク判定には、第一に霧ひとつない冰種〜玻璃種レベルの透明度、第二に濡れたガラス釉薬のように光を跳ね返す艶、第三にクロム由来で均質な鮮烈エメラルドグリーンという条件をすべて兼備していることが必須です。

どれか一つでも欠ければ上質翡翠に格下げとなり、琅玕の名称は名乗れません。さらに光源を変えても色調が揺らがず、拡大検査でクラックや褐鉄鉱の内包物が確認されないことも評価の決め手となり、これらをクリアする個体は年間に数点だけという奇跡的存在です。

希少性と国際的評価

国際オークションでは琅玕はImperial Jadeと特別表記され、サザビーズやクリスティーズでダイヤモンドやルビーと同列のトップロットに配置されます。1ct当たりの落札単価が同質量のエメラルドを上回った例もあり、東アジア富裕層を中心に資産保全や美術投資の切り札として需要が急騰。

ミャンマー鉱区の採掘規制や政情不安が供給を圧迫しているため、希少性と価格は今後さらに上昇が見込まれます。現在は無処理証明付きの高ドームカボションや完璧にマッチするビーズネックレスがとくに争奪戦の的となり、下見会の段階で事前入札が殺到する状況が続いています。

代表的な取引事例

2014年サザビーズ香港で落札されたカルティエ製琅玕ビーズネックレス(27玉連)は、色合い・透明度・サイズが完全一致する奇跡的ロットとして約30 億円で取引されました。1玉当たりの単価は同重量のDカラーVS1ダイヤモンドを上回り、美術界に衝撃を与えています。

こうした逸品は多くが王室や美術館に収蔵され、市場に再登場するのは十年に一度あるかどうか。出品が告知された瞬間から世界各地の名門ギャラリーやプライベートバイヤーが激しい入札合戦を繰り広げ、琅玕の文化財的地位を改めて印象づけました。この価格指標は以後の相場を押し上げる決定打となっています。

翡翠のお手入れ方法

金属を磨く

翡翠は適切なケアを行えば世代を超えて受け継げる石です。以下では日常洗浄・保管・艶出し・修理の4ステップに分け、実践的なメンテナンス方法を解説します。

汚れを落とす時は慎重に行う

ぬるま湯に中性洗剤を一滴溶かし、柔らかい歯ブラシで石と金具の隙間をそっと撫で洗いします。超音波洗浄機や強アルカリ洗剤は微細なヒビを拡大させる恐れがあるため避けましょう。

洗浄後は流水で泡を十分にすすぎ、吸水性の高いセーム革で水気を軽く押さえて拭取ります。乾拭きで摩擦をかけ過ぎると表面が白化しやすいので要注意。裏面に皮脂が溜まっていないか週1回確認し、過度な洗浄は避けるのが長持ちの秘訣です。

保管の際は他の宝石に触れないように仕切る

翡翠はダイヤや金属より打痕が付きやすいため、着用後は必ず単独で布袋か仕切り付きボックスに収納します。シリカゲルで湿度を40〜50%に保ちつつ、過乾燥を防ぐことがポイント。夏場の車内や暖房器具の近くは高温で艶が鈍るため厳禁です。

旅行時は衝撃吸収材入りケースを使い、検査場では金属アクセサリーと触れないよう小袋に入れると安心。落下させた際はルーペでクラックを点検し、早期に対処しましょう。

艶を高めるオイルケアをする

翡翠は長期間着用しないと光沢が曇るため、市販の宝石用ミネラルオイルをティッシュに一滴取り、石面を軽く撫でると艶が蘇ります。

塗布後は柔らかい布で余分な油を除き、風通しの良い場所で乾かすとムラなく均一な輝きになります。オイルケアは年2回が目安で、過度な塗布は黄ばみの原因になるため控えめを心掛けましょう。研磨剤入りクロスは細傷の原因になるので使用禁止です。

トラブル発生時は専門修理を頼る

欠けや深い傷が生じた場合、自己研磨は結晶剥離を招くため避け、翡翠専業工房に依頼します。プロは石質に合わせたダイヤモンドペーストと遠心研磨で角を整え、再コーティングで艶を復元。費用は数千〜数万円ですが、価値ある石を守る保険料と考えるようにしましょう。

修理後は鑑別書の追記や写真を残し、加工履歴を証明できるようにしておくと将来の査定で有利になります。

まとめ

本記事では翡翠の成り立ちや豊富なカラーバリエーション、古代から現代まで続く歴史的価値、そして石言葉が示す繁栄や長寿の象徴性を解説し、さらに最高ランク「琅玕」の条件や品質評価の着眼点、お手入れ方法まで幅広くご紹介しました。

縄文時代の勾玉から中国皇帝の玉器、さらには現代ジュエリーに至るまで、翡翠は一貫して人々の祈りと美意識を映し出してきた稀有な宝石です。

適切なケアを続けながら日常的に愛用すれば、翡翠は年月とともに肌馴染みを増し唯一無二の輝きに育ちます。壮大な歴史を秘めた翡翠を生活に取り入れ、その癒しと気品をぜひ体感してください。

「おたからや」での「翡翠」の参考買取価格

「おたからや」での「翡翠」の参考買取価格は下記の通りです。

商品画像 型名 参考買取価格
Pt900 ヒスイ・ダイヤモンド リング 12.43 ct 12.4 g Pt900 ヒスイ・ダイヤモンド リング 12.43 ct 12.4 g 4,950,000円
 Pt・Pm900 ヒスイ・ダイヤモンド リング 3.15 ct 49.2 g Pt・Pm900 ヒスイ・ダイヤモンド リング 3.15 ct 49.2 g 1,326,000円
Pt850/Pt900 翡翠(ヒスイ)ダイヤ ネックレス/ペンダントトップ 2.63ct 44.5g Pt850/Pt900 翡翠(ヒスイ)ダイヤ ネックレス/ペンダントトップ 2.63ct 44.5g 412,000円
 K18WG ヒスイ ダイヤモンド ネックレス 14.63 ct 0.24 ct 14.6 g K18WG ヒスイ ダイヤモンド ネックレス 14.63 ct 0.24 ct 14.6 g 3,410,000 円
Pt900/K18 ヒスイ 多色石 ブローチ 78.46 ct 0.34 ct 37.4 g Pt900/K18 ヒスイ 多色石 ブローチ 78.46 ct 0.34 ct 37.4 g 163,000円

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、宝石の品質や市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

「おたからや」では翡翠の色相・透明度・テリを専門機器で測定し、ミャンマー産無処理石など希少性を正当に評価いたします。

ルースや片方だけのイヤリング、鑑別書を紛失したお品も査定対象です。査定は無料でキャンセル料もかかりませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

  • おたからや査定員のコメント
岩松

翡翠は色の濃淡・透明度・テリが価値を左右し、特に瑞々しいビリジアングリーンで半透明以上のジェダイトは最高峰「琅玕」として別格評価となります。指紋状の曇りや褐色スポットが無く、繊維状組織が緻密に絡む石は光を当てると均一な蛍光を放ちます。ミャンマー産の無処理石であることを鑑別書で裏付けられれば、リングやルースでも数百万円級の査定が期待できます。保管時は乾拭き後、柔らかい布で個別包みし、硬質宝石との接触を避けると長期にわたり艶を維持できます。

 

翡翠の買取なら「おたからや」

「おたからや」では、天然ジェダイト・ネフライトをはじめ、リングやブレスレット、置物など多彩な翡翠製品を専門鑑定士が一点ずつ丁寧に査定します。色味・透明度・インクルージョンの有無を高精度に見極め、国内外の最新相場を反映した高水準の価格をご提示可能です。

査定は無料・予約不要で、お近くの店舗へお持ち込みいただくだけでスピーディーに対応し、ご成約後はその場で即日現金化いたします。大切な翡翠製品を納得の価格で手放したい方は、実績と信頼の「おたからや」へぜひご相談ください。

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