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エルメスのエトゥープはどんな色?他のグレージュ系との違いや人気バッグをご紹介

エルメスの人気カラー「エトゥープ」とは、グレージュ系の中でも特に絶妙なバランスを持つ、上品で落ち着いた色合いです。初めて聞く方はもちろん、他のグレージュ系カラーとの違いがわからず迷っている方も少なくないでしょう。

この記事ではエトゥープの色味の特徴や魅力、似たカラーとの違い、さらにエトゥープが採用されている人気のモデルまで、幅広く解説します。エトゥープを含む人気カラーの違いを理解し、自分に本当に似合うカラーを見つけてみてください。

Contents

エルメスのエトゥープとはどんな色?

グレージュ系のサンプル布

エトゥープ(Etoupe)は、エルメスを代表する定番カラーとして多くのファンに親しまれています。グレージュ系の中でも特に上品で落ち着いた印象を与える色味で、エルメスの豊富なカラーバリエーションの中でも常に高い人気を誇ります。

まずは、エルメスのカラー展開の特性と、エトゥープの色の特徴について解説します。

エルメスには200 種類以上のカラーがある

エルメスのレザーアイテムは、200色以上の豊富なカラーバリエーションが存在します。特徴的なのは、毎年新しい色が発表され、定番色に加えて限定色や復刻色などが次々に登場することです。

例えば、一口にオレンジといっても何通りものニュアンスが存在し、革の種類によっても発色が異なるため、同じカラー名でも異なる印象を持つことがあります。こうした複雑なカラーバリエーションが、エルメス製品に独自の魅力と深みを与えています。

エトゥープはグレージュ系の定番カラー

エトゥープ(Etoupe)は、グレーとベージュを掛け合わせた「グレージュ」系に属するカラーで、温かみのあるブラウン寄りの色調が特徴です。白いステッチが映えるデザインも相まって、落ち着きと上品さを兼ね備えた印象を与えます。

その名の由来は、フランス語で「麻屑(おくず)」を意味する言葉で、かつて麻袋などに使われていた自然素材の色合いがルーツとされています。光の当たり方や素材によって、グレーにもベージュにも見えるという奥行きのあるカラーで、コーディネートにも柔軟に馴染みます。

エトゥープは2005年前後に初登場し、瞬く間に人気カラーの仲間入りを果たしました。実は、エルメスのオレンジ色が主流となる以前の時代、包装紙に使われていたのもこのエトゥープに近いベージュグレーだったという歴史もあります。近年では革小物やバッグを中心に定番色として復活し、ラインナップにも継続的に採用されています。

その色調は、グレー、ベージュ、ブラウン、時にイエローを感じさせるほど多層的で、温かさとクールさをあわせ持つ独特のニュアンスを演出します。角度や光によって表情が変わるため、見るたびに新しい魅力を感じられる色です。

エトゥープは、ブラックやゴールドと並ぶ「ファーストエルメス」として選ばれることも多く、性別・年齢を問わず幅広い層から支持されています。

 

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エトゥープの魅力と人気の理由

ランキングの図

エトゥープがこれほどまでに支持されているのは、その色自体の持つ魅力と実用性の高さにあります。エルメスらしい高級感を保ちながら、日常使いにも適した万能カラーとして高く評価されています。

ここでは、エトゥープが選ばれる理由を3つの観点から解説します。

エルメスらしい上品で洗練された絶妙な色合い

エトゥープ最大の魅力は、グレー・ベージュ・ブラウンが混ざり合った絶妙な色合いにあります。単なるグレージュでは語れない複雑なニュアンスがあり、派手すぎず地味すぎないトーンが持ち主に落ち着きと品格をもたらします。世界的にも人気の高いカラーであり、エルメスの上質なレザーと相まって優雅な存在感を放ちます。

わずかにゴールドがかったような暖かみを感じさせるトーンが、気品ある印象を添えるのも特徴です。また、白いステッチとのコントラストも美しく、エトゥープの持つ深みと調和し、バッグ全体の完成度を引き立てています。バーキンやケリーなどのモデルでは、この白ステッチが視覚的なアクセントとなり、ディテールへのこだわりが際立ちます。

幅広いシーンや年齢・服装に馴染む

エトゥープはどんなスタイルにも自然に溶け込む汎用性の高さが魅力です。ブラックやネイビーなどの定番色はもちろん、ビビッドカラーともバランスよく馴染み、コーディネートを中和する効果もあります。

同系色であるベージュやブラウンと合わせれば統一感が生まれ、明るい色と合わせれば程よい落ち着きを与えてくれます。

また、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで使えるのも大きな利点です。デニムスタイルに合わせてラフに持っても浮かず、スーツやワンピースにも違和感なく馴染みます。学校行事やビジネスシーンでも品格を保ちながら悪目立ちしないため、年齢を問わず日常使いにも最適です。

さらに、落ち着いたトーンのため年齢や性別を問わず似合いやすく、男性でも違和感なく取り入れられるユニセックスなカラーでもあります。そのため、「はじめてのエルメス」として選ばれることも多く、幅広い層に支持されています。

トレンド感がありつつも時代遅れにならない

グレージュ系は近年のトレンドですが、エトゥープはその中でも流行に左右されない普遍的な魅力を備えています。エルメスでは2000年代以降から定番カラーとして定着しており、「今っぽさ」と「クラシックさ」を併せ持つ稀有な色です。

エトゥープの絶妙なトーンは、季節や時代を問わず調和し、長く愛用できるのが魅力です。「飽きのこないカラー」として評価され、きちんと手入れをすれば次の世代まで受け継げるとも言えるでしょう。

中古市場でもエトゥープは常に高い人気を維持しており、ブラックやゴールドと並ぶ不動の人気カラーです。高額での再販も見込めることから、価値のある色として認知されています。こうした背景から、エトゥープはトレンド感とタイムレスな魅力を兼ね備えた、一度手にしたら手放せなくなるリュクスカラーと言えるでしょう。

 

  • おたからや査定員のコメント
下舘

バーキンのように中古市場で再び人の手に渡ることも多いモデルでは、誰が持っても使いやすい色やデザインが安定した人気を集めます。エトゥープはその代表格で、ファッションを選ばないニュアンスカラーとして高く評価されています。
トレンド感がありながらも時代遅れにならず、シーンや季節を問わず活躍してくれるため、「長く使える」「次の人にも選ばれやすい」色として、中古市場でも常に高い需要を保っています。

比較表|エトゥープと他のグレージュ系カラーとの違い

グレージュ系の色見本

エトゥープは、エルメスのグレージュ系カラーの中でも特に人気の高い代表格ですが、実は他にも個性豊かなグレージュ〜グレー系のカラーが多数存在します。似ているようで微妙に異なる色味や印象があり、それぞれにファンが付くほどの魅力を持っています。

ここでは、エトゥープとよく比較される代表的な7色について、それぞれの特徴と違いをご紹介します。

 

 

  • トゥルティエールグレー(Gris Tourterelle)
  • グリメイヤー(Gris Meyer)
  • エタン(Etain)
  • グリアスファルト(Gris Asphalte)
  • グリパール(Gris Perle)
  • トープ(Taupe)

 

トゥルティエールグレー(Gris Tourterelle)

トゥルティエールグレーは「山鳩の灰色」を意味する、ベージュ寄りのやわらかなグレーです。エトゥープよりも明るく、黄みがかったニュアンスがあり、全体として優しさと品の良さが際立ちます。

最大の魅力は、明るく柔らかなベージュトーンが生むフェミニンでエレガントな印象にあります。白やシルバーとの相性も良く、春夏にも爽やかに映えるため、ナチュラルで軽やかなグレージュを求める方に人気の高いカラーです。

グリメイヤー(Gris Meyer)

グリメイヤーは、2012年に登場した比較的新しいグレージュで、エトゥープとエタンの中間にあたるようなトーンを持ちます。グレー寄りのすっきりとした色合いでありながら、わずかに暖かみも感じられる絶妙なバランスが特徴です。
その魅力は、グレーのクールさと微かな黄みが織りなす、知的で洗練された雰囲気にあります。エトゥープに比べるとより都会的でシャープな印象があり、特にスタイリッシュな装いやビジネスシーンでの使用にも最適です。

エタン(Etain)

エタンは「錫(スズ)」を意味する名の通り、金属的な深みを感じさせる濃いグレーです。2011年の登場以来、エルメスのグレー系を代表する定番色として広く親しまれています。

他のカラーとの違いを際立たせるのは、ベージュを含まない純粋なグレーの重厚感とマットな質感です。落ち着いた印象ながらも表情に奥行きがあり、男女問わず高い人気を誇ります。フォーマルにもカジュアルにも自然に溶け込む万能なグレーとして、長く愛され続けています。

​​

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グリアスファルト(Gris Asphalte)

グリアスファルトは、2017年秋冬コレクションで登場したカラーで、その名のとおり「アスファルトの灰色」を意味します。エトゥープより明るいライトグレージュで、見た目はグレーに近いものの、白や淡いベージュ、わずかなピンクが混ざったようなクリーミーな色合いが特徴です。

その最大の魅力は、ミルクティーのような柔らかさと上品さをあわせ持つ甘めのグレージュトーンにあります。光の加減でやわらかく浮かび上がるその色味は、多くの女性から高い支持を集めています。

エトゥープと比較すると、より明るくグレー寄りで、ブラウン感は控えめ。ステッチも同色系で仕上げられており、白ステッチのエトゥープよりも落ち着いた印象を与えます。可憐で洗練された雰囲気を求める方におすすめの、フェミニンな定番カラーです。

グリパール(Gris Perle)

グリパールは、フランス語で「真珠の灰色」を意味するカラーで、エルメスの中でも特に明度の高い淡いグレー系です。オフホワイトに近く、一見白に見えるほどの明るさですが、真珠のような柔らかく優美なグレーのニュアンスを含んでいます。

このカラーの魅力は、控えめながらも洗練された気品あふれる印象にあります。ピンクがかったクリーミーな明るさが特徴で、持つだけで装い全体を明るく格上げしてくれます。

エトゥープと比べるとかなり明るく、ベージュ感はほとんどありません。そのぶん汚れやすさには注意が必要ですが、それを差し引いても多くのエルメスファンが憧れる人気色です。上品で繊細な雰囲気を求める方には理想的なカラーといえるでしょう。

トープ(Taupe)

トープは、フランス語で「モグラ」を意味し、グレーがかったブラウンのような色味を指します。エルメスではエトゥープと混同されがちですが、明確に異なるカラーとして存在しています。エトゥープがグレーとベージュの中間であるのに対し、トープはよりブラウン寄りの深みあるトーンです。

その魅力は、クラシカルで落ち着いた「大人のベーシックカラー」らしさにあります。白ステッチとの組み合わせでは伝統的な高級感が際立ち、現代的なエトゥープよりもやや格式ある印象を持ちます。

実際、バーキンではブラックと並んで定番人気の高い色で、特に古くからのエルメスファンに根強い支持があります。どちらも魅力的なカラーですが、「伝統的で落ち着いたブラウン寄りならトープ」「現代的で柔らかいグレー寄りならエトゥープ」というイメージが定着しつつあります。

 

カラー名 色味の特徴とエトゥープとの違い
エトゥープ (Etoupe) グレー+ベージュ+ブラウンの中間色。温かみと洗練された印象を併せ持つ絶妙なグレージュ。白ステッチが映える上品カラーで、万能かつタイムレスな定番色。
トゥルティエールグレー (Gris Tourterelle) ベージュ寄りの淡いグレー。品格あるニュアンスカラーで、エトゥープより明るく黄みが強いモダンな印象。山鳩の灰色の名の通り優しい色調。
グリメイヤー (Gris Meyer) 2010年代登場の新しめのグレージュ。エトゥープよりグレー寄りで涼しげ、エタンより明るく軽やか。僅かな暖色要素も含み知的でノーブルな灰色。
エタン (Etain) スズ(錫)の名を持つ濃いグレー。エトゥープよりベージュ感がなくクールで重厚。マットでシックな定番灰色で、場面を選ばず活躍。
グリアスファルト (Gris Asphalte) アスファルト(舗装路)の名のとおり灰色味の強いライトグレージュ。エトゥープより明るくクリーミーで甘さのある柔らかな色合いが特徴。白ステッチではなく同色ステッチで洗練された印象。
グリパール (Gris Perle) 真珠の灰色。オフホワイトに近いごく淡いグレーで、控えめながら極めてエレガント。エトゥープより圧倒的に明るくベージュ感は少ない。上品だが汚れには注意。
トープ (Taupe) モグラ色。グレーがかったブラウンで、エトゥープより茶色が強い伝統的ベージュ系。エトゥープのカジュアル感に対し、トープはよりクラシカルで落ち着いた印象。

エトゥープのバッグで人気のモデル4選

グレージュ系のバッグ

エトゥープはその合わせやすさと高級感から、さまざまなエルメス製品に採用されている人気カラーです。特に定番のバッグコレクションと相性が良く、多くのモデルで常に支持を集めています。

ここでは、エトゥープが映える人気バッグモデル4種類をご紹介します。

バーキン(Birkin)

エルメスの代表的バッグであるバーキンは、エトゥープとの組み合わせで上品な印象を強めます。落ち着いたグレージュカラーは多くの服装に合わせやすく、フォーマルにもカジュアルにも使用できる汎用性があります。

ゴールド金具×エトゥープは、上品さと存在感のバランスが取れた組み合わせとして人気で、パラジウム金具(シルバー系)ではよりスタイリッシュで都会的な印象になります。金具の色とサイズによって印象が変わるため、自分の好みに合わせた選択が可能です。

また、エトゥープは中間色のため汚れが目立ちにくく、日常使いしやすいという実用面のメリットもあります。初めてのバーキンとしても選ばれやすく、幅広い層に支持されている定番カラーです。

ボリード(Bolide)

ボリードは、エルメスで初めてファスナーを採用したバッグで、丸みを帯びたシンプルなシルエットが特徴です。エトゥープとの組み合わせにより、落ち着いたデザインに洗練された印象が加わります。

「機能性と上品さを両立できるバッグ」として、幅広い用途に対応できる点が支持されています。ボリード1923など現代的なラインでは、シンプルなフォルムにエトゥープのニュアンスがよく合い、フォーマルからカジュアルまで幅広く対応できます。

ピコタン(Picotin)

ピコタンロックは、巾着型のフォルムが特徴のトートタイプで、カジュアルなデザインが人気です。エトゥープを選ぶことで、カジュアルさの中に落ち着きと上品さが加わります。
「日常使いに適しながら、見た目に品のあるトートバッグ」として多くの人々に選ばれています。小ぶりなPMサイズでも収納力があり、近所への外出から旅先での使用まで幅広く対応可能です。
金具の色によって印象が変わり、ゴールドなら柔らかさが、シルバーならクールな印象が強まります。汚れが目立ちにくいエトゥープを選べば、さらに日常的に使いやすくなるでしょう

エヴリン(Evelyne)

エヴリンは「H」のパンチングがアイコンのショルダーバッグで、カジュアルな斜め掛けスタイルが楽しめるモデルです。エトゥープとの組み合わせにより、ラフすぎない落ち着いた印象に仕上がります。

エトゥープは、カジュアルな装いに上品さを加えたい人に適したカラーとして人気があり、Tシャツやジーンズなどのシンプルな服装にも自然に馴染みます。ジャケットスタイルに合わせても、バッグが浮かず程よいカジュアル感を演出できます。

特にエトゥープ×シルバー金具の組み合わせは男性にも人気で、全体的にクールで洗練された印象になります。エヴリンはサイズ展開も豊富なため、自分のライフスタイルに合ったものを選びやすく、普段使いのバッグとして長く活躍するでしょう。

 

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エトゥープの小物で人気のモデル4選

茶色の革小物

エトゥープの魅力はバッグだけでなく、小物類でも十分に発揮されます。財布やベルト、時計ベルトといったアクセサリー類では、エトゥープの中間色が持つ汎用性が特に重宝されます。どんなスタイルにもなじみやすく、控えめながらも高級感を演出できるのがエトゥープの大きな特徴です。

ここでは、エトゥープが人気を集めるエルメスの小物4モデルをご紹介します。

ベアン(Béarn)

ベアンは、H金具付きのホック留めが特徴の長財布で、エルメスを代表する定番モデルです。エトゥープとの相性が良く、落ち着いた印象と上質感を併せ持つカラーとして高い人気があります。

ビジネスシーンでも使いやすく、センスの良さをさりげなく伝えられる色合いとして評価されており、性別を問わず選ばれています。白いステッチやH金具がエトゥープの落ち着いた背景に映えるため、シンプルながらも印象的なデザインになります。

「派手さを避けつつも上質なものを持ちたい」というニーズに応えるバランスの取れたカラーで、長く使っても飽きが来にくい点も支持される理由です。

コンスタンスベルト(Constance Belt)

コンスタンスベルトは、「H」バックルが特徴のリバーシブル仕様のベルトで、両面の色を使い分けることができる機能性の高さが魅力です。片面がエトゥープ、もう片面がブラックなどのカラーになるのが一般的です。

1本でフォーマル・カジュアル両方に対応できる実用性の高さが人気の理由です。ジーンズやスーツなど、さまざまなスタイルに合わせやすく、エトゥープの中間色が全体の印象を柔らかく整えてくれます。

金具はゴールドとシルバーの2種類があり、それぞれ異なる雰囲気を楽しめるのもポイント。性別を問わず使えるモデルもあります。

ケープコッド(Cape Cod)

ケープコッドは、スクエアと長方形を組み合わせた独特なケースデザインのエルメスの腕時計で、ストラップを付け替えて楽しめる仕様が特徴です。エトゥープのストラップはこのシリーズでも非常に人気があります。
フォーマルとカジュアルを両立できる万能カラーのレザーストラップとして、シーンを選ばず使える点が高く評価されています。白文字盤や黒文字盤など、どのタイプの時計フェイスにも調和し、柔らかさと落ち着きのバランスが取れた印象を与えます。

特にドゥブルトゥール(二重巻き)仕様のストラップは、ファッション性が高く、手首周りを華やかに演出してくれます。エルメスのHウォッチやApple Watch用の純正ベルトとしても展開され、時計ファンにも広く支持されています。

Apple Watch エルメスバンド(Apple Watch Hermès)

Apple Watchとエルメスのコラボレーションモデルでも、エトゥープのレザーバンドは定番色として人気です。シングルツアーやドゥブルトゥールなど、複数のスタイルから選べる構成になっています。

デジタルデバイスに高級感と自然な温かみを加える革バンドとして、幅広いユーザーに支持されています。シルバーやスペースグレーなど、どの本体カラーとも合わせやすく、ビジネスにもカジュアルにも適しています。

また、性別を問わず使える点から、ペアでの使用にも人気があります。スポーティーな印象のApple Watchをクラシックで上品なスタイルに変えてくれるため、「実用性と見た目の両立」を求める方にぴったりです。

比較表|エトゥープと相性の良い素材

色々な革素材

エトゥープはエルメスのさまざまなレザー素材に展開されている人気カラーですが、実は素材によって同じエトゥープでも印象が少しずつ異なります。天然皮革ならではの質感や光沢の違いにより、色の見え方やニュアンスに個性が生まれるのが特徴です。

エルメスのレザーはそれぞれ異なる風合いや耐久性を持っており、エトゥープの魅力を引き出す素材もさまざまです。ここでは、エトゥープと特に相性が良い代表的なレザー5種類について、それぞれの特徴と色の見え方を解説します。

 

  • トゴ(Togo)
  • トリヨンクレマンス(Clemence)
  • ヴォー エプソン (Veau Epsom)
  • スイフト(Swift)
  • ヴォーエヴァーカラー(Veau Evercolor)

 

トゴ(Togo)

トゴはエルメスの定番素材の一つで、細かなシボと適度な柔らかさが特徴の雄牛革です。耐久性がありながら重すぎず、バーキンやケリーなど多くの人気モデルに使用されています。

エトゥープとトゴの組み合わせは非常に安定感があり、「もっとも標準的で使いやすいエトゥープ」とも言われています。シボの質感が均一で、発色もナチュラル。明るすぎず暗すぎず、中間色らしいバランスの取れたトーンです。

トゴ素材は傷が付きにくく、色ムラも出にくいため、エトゥープの経年変化も穏やかで扱いやすさが際立ちます。日常使いにも適しており、初めてのエルメスとしても選ばれやすい素材です。

 

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トリヨンクレマンス(Clemence)

トリヨンクレマンスはトゴよりも大きなシボと、より柔らかな手触りが特徴のレザーです。柔軟性が高く、やや重さがあるためバッグに「くったり感」が出やすく、ナチュラルな雰囲気を演出します。

クレマンスのエトゥープは、より濃く、ブラウン寄りに見える落ち着いた色味になります。光の反射が少ないためマットで深みがあり、温かみのある表情に仕上がります。

柔らかい素材と優しい色合いが調和するため、フェミニンで親しみやすい印象を求める方に適しています。使い込むことで風合いも増し、より自然なエイジングを楽しめるのも魅力です。

ヴォー エプソン (Veau Epsom)

ヴォー エプソンは型押し加工を施した硬めのカーフレザーで、表面が滑らかで傷や汚れに強く、型崩れしにくい素材です。軽量でシャープな印象があり、財布やベルトにも多用されています。

エプソンのエトゥープは、明るめでシャープな印象が際立つ仕上がりになります。型押しの凹凸が光を反射しやすく、トーンがやや明るく見えるのが特徴です。

パリッとした質感とあいまって、クールで洗練された雰囲気を演出します。フォーマル寄りのスタイリングに合わせたい方におすすめです。特に財布や小物類ではその耐久性と清潔感のある見た目から高い人気を誇ります。

スイフト(Swift)

スイフトは柔らかなカーフレザーで、しっとりした手触りと滑らかな表面が特徴です。発色が良く、淡い色からビビッドカラーまで美しく映える素材として知られています。

スイフトのエトゥープは、ほんのり光沢を含んだ「なめらかで上品なトーン」が魅力です。やや明るめの発色で、グレーとベージュのバランスが柔らかく感じられます。

滑らかな表面とシルキーな印象が合わさり、大きなバッグでも重くならずフェミニンな仕上がりに。経年変化でツヤが増すため、革の変化を楽しみながら長く使いたい方に適しています。

ヴォーエヴァーカラー(Veau Evercolor)

エヴァーカラーは比較的新しいカーフレザーで、細かな型押しとマットな質感が特徴です。色の定着性に優れ、長く色味を保てるように設計されています。

エヴァーカラーのエトゥープは、変化が少なく「安定したマットな上品さ」を維持できる点が最大の魅力です。光沢が少なく、きちんと感のある見た目を保ちつつ、手触りはしなやかです。

型崩れしにくく、フォーマルにもカジュアルにも適応するため、エトゥープの落ち着いた魅力を長く保ちたい方におすすめの素材です。耐水性・耐久性にも優れており、長期使用にも適しています。

レザー素材名 素材の特徴との印象
トゴ (Togo) 細かいシボ模様で程よい柔らかさの定番カーフ。エトゥープは標準的な発色で地味すぎず使いやすい。マットで上品、白ステッチが映え万能な印象。経年で柔らかく馴染み深みが増す。
トリヨン・クレマンス (Clemence) 大きめシボで柔らかく耐久性の高い雄革。エトゥープは発色が濃く深みのある色合いになりやすい。よりブラウン寄りで温かみが増し、高級感のあるリッチな印象。
ヴォー エプソン (Veau Epsom) 細かな型押し模様で硬めの型崩れしにくいカーフ。エトゥープは明るく発色しやすく、適度なツヤで少し淡く見える。シャープで現代的、フォーマル度の高い印象。
ヴォー・スイフト (Swift) 滑らかで柔らかな仔牛革。発色が良くエトゥープのニュアンスが際立つ。ほんのり艶がありシルキーな雰囲気で、フェミニンで優しい印象が強まる。経年で艶が増す。
ヴォー・エヴァーカラー (Evercolor) 細かなシボとマットな質感のしっかりしたカーフ。エトゥープはくすみなく上品に発色し、エレガントな印象。硬すぎず柔らかすぎずで型崩れが少ないため、長期使用にも適している。

エトゥープの経年変化とケア方法

革バッグの手入れ

エトゥープカラーの経年変化(エイジング)と、色味や革質を美しく保つためのケア方法について解説します。

お気に入りのエトゥープアイテムを長く愛用するために、日々の手入れや注意点を確認しておきましょう。

エトゥープは経年変化するとどうなる?

エトゥープは比較的落ち着いた中間色のため、経年変化による印象の変化が少ないカラーとされています。

ただし、素材や使用環境によっては、色味や質感に徐々に変化が現れることがあります。主な傾向として、以下のような変化が見られます。

ツヤの変化

エトゥープは素材によってツヤの出方が異なるのが特徴です。もともとマットな色味ですが、長く使うことで革に自然な艶が現れることがあります。特にボックスカーフなど光沢のある素材では、経年によってさらにエレガントな光沢が増す傾向があります。

一方、トゴやクレマンスといったマット系レザーでは、使い込んでも強いテカリにはならず、摩擦によるごく軽い光沢の変化にとどまります。

色の深み

使い込むことでエトゥープに深みが加わるケースがあります。色焼けには強いカラーですが、オイルを含んだ革では時間とともにわずかに色が濃く見える場合があります。特にトリヨンクレマンスなどのソフトレザーではその傾向が見られます。

反対に、エプソンやエヴァーカラーのような顔料仕上げのレザーは色変化が起きにくく、発色を長く保ちたい方に向いています。

ヤケ・褪色

エトゥープは褪色しにくいカラーですが、紫外線による変化には注意が必要です。基本的には安定した色合いを保ちますが、直射日光を長期間受けるとトーンが抜けたり、黄ばみが生じる可能性があります。

保管時は光の当たらない場所で管理するのが理想です。

汚れ・シミ

中間色であるエトゥープは汚れが目立ちにくいという利点があります。ただし、長く使うとハンドル部分に艶が出たり、角が擦れて色が薄くなることがあります。

また、水に濡れた際はシミや色落ちのリスクがあるため、濡れた場合にはすぐに乾いた布で拭き取るなど、適切なケアが必要です。雨の日の使用時にはレインカバーなどでの保護がおすすめです。

レザーの色あせを防ぐためのケア方法

お気に入りのエトゥープ製品を長く美しく保つためには、日々のメンテナンスと保管環境に注意を払うことが重要です。

以下に基本的なケア方法とポイントを挙げます。

直射日光を避ける

革製品は紫外線による色あせや変色のリスクが高いため、日光の当たらない場所で保管することが基本です。使用後は風通しの良い日陰に置き、保管時も窓際や照明が直接当たる場所は避けましょう。

どうしても飾りたい場合は、UVカットガラスのケースなどで光を遮る工夫が有効です。

使用後のひと手間

日常使用後に汚れや汗を軽く拭き取るだけでも、革の劣化を防ぐ効果があります。特に夏場など汗をかいた日は、そのまま放置すると色移りの原因になることがあります。時には革用クリーナーでの軽いケアも取り入れることで、さらに状態を保ちやすくなります。

定期的な保革メンテナンス

数ヶ月に一度のレザーケアで、乾燥・色落ち・色移りのリスクを大きく抑えることができます。手順としては、柔らかい布でホコリを取り除いた後、革用クリームを薄く塗って保湿し、フッ素系の防水スプレーで全体を保護します。これにより水濡れや摩擦によるダメージを予防できます。

ただし、使用するクリームや手順によっては悪影響になってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

湿度・温度管理

高温多湿は革の劣化やカビの発生につながるため、通気性の良い場所での保管が重要です。梅雨時期や湿度の高い環境では、除湿剤を使用することでカビの発生リスクを下げることができます。見た目に変化がなくても、革の内部ではダメージが進行する可能性があるため注意が必要です。

保管時の工夫

長期保管には通気性のある布袋と、型崩れを防ぐ詰め物が欠かせません。型崩れは革の繊維にストレスを与え、色ムラやシワの原因になることもあります。 購入時についてくるエルメスの布袋などを利用し、ビニールやプラスチック袋は避けましょう。

まとめ

エルメスのエトゥープとは、グレージュ系の中でも絶妙なバランスを持つ上品なカラーです。グレーとベージュが調和したニュアンスがあり、どんなシーンや服装にも馴染む万能色として愛されています。

エトゥープは他のグレージュ系カラーと比べても、温かみと洗練さを兼ね備えた特別な存在です。人気のバッグや小物、素材ごとの違い、経年変化への対応なども押さえておけば、より長く美しく愛用できます。ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのエトゥープのアイテムを見つけてください。

「おたからや」での「エルメス」の参考買取価格

ここでは、バーキンを例に「おたからや」での「エルメス」の参考買取価格の一部を紹介します。

モデル名 参考買取価格
エルメス バーキン25 セリエ ゴールド金具 B刻印 3,514,000円
エルメス バーキン25 トゴ シルバー金具 B刻印 3,041,000円
エルメス バーキン25 トゴ ゴールド金具 Z刻印 2,948,000円
エルメス バーキン25 トゴ ゴールド金具 U刻印 2,893,000円
エルメス バーキン25 トゴ シルバー金具 Z刻印 2,821,000円

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

エルメスのバッグは、モデル・素材・サイズ・カラーの組み合わせによって査定額が大きく変わります。

中でもバーキンやケリーは人気が高く、小ぶりなサイズや希少なカラーは高額査定を受けやすい傾向にあります。

 

  • おたからや査定員のコメント
下舘

「おたからや」では、素材や刻印、カラーの希少性まで細かくチェックし、現在の市場動向を踏まえた丁寧な査定を行っています。細かいステッチや限定カラーなど、ディテールをしっかり評価する体制が整っているため、ご自身では気づきにくい価値も見逃しません。大切なお品の価値を正しく知りたい方は、ぜひ一度「おたからや」にご相談ください。

「エルメス」の買取なら「おたからや」

エルメスのバッグは、モデルや素材、カラーによって市場価値が大きく変動します。特にエトゥープのような人気カラーは、状態や金具の組み合わせ、サイズ感によっても査定額が左右されやすい繊細なアイテムです。「おたからや」では、最新の市場動向を常に把握し、買取価格にリアルタイムで反映しています。鑑定書や箱がなくても問題ありません。バッグにわずかな擦れや使用感がある場合でも、その価値を正しく評価いたします。

ブランド品の希少性や為替の影響まで考慮し、最大限の価格をご提示します。全国1,300以上の店舗に加え、出張査定にも対応しており、どこからでも気軽にご相談いただけます。高価なエルメスのバッグだからこそ、その価値をしっかりと見極める「おたからや」にお任せください。

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