ロレックス エクスプローラーIIは、24時間表示のベゼルを特徴とする人気スポーツモデルです。2025年10月時点の現行モデルRef.226570の国内正規定価は1,477,300円で、近年の価格改定により大幅に上昇しており、数年前と比べて約50万円も値上がりしました。

また、中古市場では定価を上回る価格で取引される例も見られ、その背景や今後の動向も気になることでしょう。本記事では、エクスプローラーIIの最新定価や過去の値上げ履歴、歴代モデルの特徴、そして、定価と買取相場の関係について詳しく解説します。

エクスプローラーIIとは

エクスプローラーIIとは、1971年に「洞窟探検家向けの時計」として誕生したモデルです。24時間表示の固定ベゼルとGMT機能を備え、多くのファンに愛されるスポーツモデルとなっています。

エクスプローラーIの機能性と耐久性を向上させた上位モデルとして位置づけられており、過酷な環境下でも高い視認性と堅牢性を発揮します。

エクスプローラーIIの特徴

エクスプローラーIIは、ロレックスのプロフェッショナル（スポーツ）モデルの1つで、その中でも探検用途に特化したユニークなポジションを持ちます。最大の特徴は、ステンレス製の固定ベゼルに刻まれた24時間目盛と、それに対応するGMT針です。

この24時間表示は、本来、暗所で昼夜を判別するための機能でしたが、現在では第2時間帯の表示としても活用できます。回転ベゼルを持つGMTマスターIIとは異なり、固定ベゼルの堅牢さとシンプルさがエクスプローラーIIの魅力となっており、飾り気のない実用的なデザインが根強い人気を集めています。

現行Ref.226570の基本スペック

現行モデルのRef.226570は、ケース径42mm・厚さ約12.5mmで、素材はステンレススティール製です。文字盤はブラック（黒）とホワイト（白）の2種類がラインナップされています。

ムーブメントは、最新世代の自社製自動巻キャリバー3285を搭載し、約70時間のパワーリザーブを備えています。Cal.3285は28,800振動／時で高精度を保ち、耐衝撃性や耐磁性能も向上しました。防水性能は100mと、探検用途にふさわしい堅牢さも兼ね備えています。

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ロレックス エクスプローラーIIの定価

2025年10月現在、ロレックス エクスプローラーIIの国内正規定価は、現行モデル（Ref.226570）で1,477,300円（税込）です。前モデルのRef.216570（2011～2021年生産）の最終定価は875,600円（税込）でした。

このようにエクスプローラーIIの定価は、世代交代とともに大きく引き上げられており、現在では旧モデルの約1.7倍に達しています。なお、現行モデルは黒（ブラック）文字盤と白（ホワイト）文字盤の2種類がありますが、定価はどちらも同一です。

ロレックス エクスプローラーIIの定価推移

エクスプローラーIIの定価は、近年大幅な上昇傾向を辿っています。現行のRef.226570は2021年の発売時に898,700円（税込）でしたが、度重なる価格改定により、2025年10月現在では1,477,300円（税込）と約4年で50%以上も値上がりしました。

なお、その間には2022年や2023年にも複数回の価格改定が実施されています。前モデルRef.216570も、生産終了時点（2021年）の定価875,600円（税込）は発売当初より値上げされており、こうした価格上昇の流れはエクスプローラーII全体に共通しています。

国内定価と海外定価が違う理由とは

日本国内の正規定価と海外（欧米）の定価が異なるのは、各国の税率や為替レートの違いによるものです。ロレックスの基本定価は世界的にほぼ統一されていますが、各国で課される消費税・付加価値税の違いや通貨価値の差から、見かけ上の定価に差が生じます。

例えば、欧州では税率が約20%と高く、米国の定価表示は税抜き（購入時に州税加算）であるため、円換算すると地域ごとに定価が異なるように感じられます。また、為替相場の変動によっても実質価格差は変化し、円高・円安の状況次第で「どこで買うのがお得か」は移り変わります。

ロレックス価格改定の背景

ここ数年でロレックスが定価を引き上げている背景には、世界的な要因が影響しています。原材料コストや人件費の高騰、そして、為替相場の変動などが主な要因として挙げられます。

また、最新ムーブメントの開発や製造コストの増加といった製品の高性能化に伴う事情も価格改定の理由の1つと考えられます。

原材料や人件費の高騰

世界的なインフレ傾向により、時計製造に必要な原材料である金やプラチナなどの貴金属の価格や、人件費などの生産コストが上昇しています。ロレックスは品質維持のため、高価な素材を自社調達・加工しており、原材料の高騰は製造コストに直結します。

また、高級時計の生産には高度な技術を持つ職人やエンジニアが欠かせませんが、スイスをはじめ各生産拠点で人件費が上昇していることも価格に反映されています。特にゴールド素材のモデルでは価格上昇が顕著ですが、ステンレスモデルであるエクスプローラーIIも例外ではなく、全体的なコスト増に伴い定価が引き上げられました。

為替相場の変動

近年の大幅な円安進行も、国内の定価引き上げの一因です。日本円の価値が下がると、ロレックスは世界各国での価格バランスを保つために国内価格を改定する傾向があります。自社の本拠地通貨に対して円が弱くなると、その分日本での販売価格を引き上げ利益率を維持する必要が生じるためです。

為替差によって日本だけ安価に買えてしまう状況を是正する目的もあり、実際に円安が進んだ2022～2023年には、日本国内で定価の大幅な値上げが実施されました。逆に、円高局面では海外価格に比べ日本の定価が割高になるため、メーカーは為替動向を見据えて価格設定を調整しています。

エクスプローラー1との違い

エクスプローラーIとエクスプローラーIIは同じ「エクスプローラー」シリーズですが、機能面とデザイン面でいくつか大きな違いがあります。

エクスプローラーIIはIの上位モデルとして開発されており、追加の機能やサイズアップによって、より過酷な環境での使用を想定した仕様になっています。本節では、両者の主な違いを機能性・耐久性・ケースサイズの観点から説明します。

機能性が向上した

エクスプローラーIIは、基本的に時刻表示のみのエクスプローラーIに対し、日付表示とGMT機能（24時間針）を追加搭載しています。これにより、暗所での昼夜判別や第2時間帯の把握が可能となり、探検用途での利便性が向上しました。

例えば、洞窟内のように太陽光の届かない環境でも24時間針で昼夜を認識できる点は、エクスプローラーIにはない、IIならではの機能性です。シンプルな3針のみのエクスプローラーIと比べて文字盤上の情報量は増えますが、その分実用性が高く、エクスプローラーIIは機能面で優位性を持つモデルといえます。

耐久性が向上した

エクスプローラーIにはないリューズガードがエクスプローラーIIには備わっており、外部衝撃からリューズを守ることで耐久性が向上しています。ケース径もIIは、42mmと大きく設計され、厚みや重量が増す分だけ剛性が高くタフな構造になっています。

また、エクスプローラーIIは探検家の酷使に耐えるモデルとして登場した経緯から、極端な温度変化や衝撃への耐性も重視されて設計されています。防水性能は両モデルとも100mですが、総合的に見てエクスプローラーIIの方が過酷な環境下での使用を念頭に置かれているといえます。

ケースサイズの種類が違う

ケースサイズとバリエーションにも両モデルで違いがあります。現行のエクスプローラーIは36mmと40mmの2サイズ展開となっており、さらにステンレスモデルに加えてイエローゴールドとのコンビモデル（ロレゾール）も用意されています。

一方、エクスプローラーIIは42mmのステンレスモデルのみの展開で、サイズや素材のバリエーションは限定的です。このため、エクスプローラーIは装着者の好みや腕の太さに合わせた選択肢がありますが、エクスプローラーIIはその大柄な42mmケースで統一された迫力ある存在感が特徴となっています。

歴代モデルの特徴

1971年の初代モデル登場以来、エクスプローラーIIは世代ごとに進化を遂げてきました。

初代Ref.1655、Ref.16570、Ref.216570、現行Ref.226570の順にモデルチェンジが行われ、それぞれのモデルに独自の特徴があります。以下では、歴代モデルの主な特徴を簡潔に紹介します。

Ref.226570

Ref.226570（2021年発表）は、エクスプローラーII生誕50周年を記念して登場した現行モデルです。外観は前モデルRef.216570の意匠を踏襲し、42mmケースやオレンジ色の24時間針、黒/白2色のダイヤル展開など基本デザインは継承されています。

ただし、内部のムーブメントは新世代のCal.3285に刷新され、約70時間のロングパワーリザーブや高精度化など性能面が向上しました。これにより実用性がさらに高まりつつ、エクスプローラーIIの伝統的なデザインと機能性を両立させたモデルに仕上がっています。

Ref.216570

Ref.216570（2011年発表）は、エクスプローラーII誕生40周年モデルとして登場しました。従来の40mmケースから42mmへ大型化され、初代Ref.1655を彷彿とさせるビビッドなオレンジ色の大型24時間針が特徴です。

視認性向上のため夜光塗料はブルー発光のクロマライトに変更され、インデックスや時分針もサイズアップしています。ムーブメントは自社製Cal.3187を搭載し、耐磁性に優れるパラクロム製ヒゲゼンマイや耐震装置パラフレックスの採用によって、精度安定性と耐衝撃性が向上しています。

Ref.16570

1989年発表のRef.16570は、初代から約18年ぶりにモデルチェンジされた第3世代のエクスプローラーIIです。ケース径40mm、Cal.3185（後期はCal.3186）を搭載し、外観上は24時間針が赤色になった点や、黒文字盤に加えて白文字盤がラインナップされた点が特徴でした。

また、当時のロレックススポーツモデルの中では比較的入手しやすい価格帯であったこともあり、人気を博していました。なお、生産期間中に夜光塗料がトリチウムからルミノバへ変更されるなど、細かな仕様変更も実施されています。

Ref.1655

1971年発表のRef.1655は、初代エクスプローラーIIとして洞窟探検家向けに開発されたモデルです。ケース径39mm、防水性能100mのステンレスケースに24時間目盛の固定ベゼルと大型オレンジ色24時間針を備え、暗所での昼夜識別を可能にする独創的なデザインが特徴でした。

文字盤はブラックのみで、大型のバーインデックスを採用し視認性を確保しています。1980年代半ばまで生産されましたが、発売当初はやや地味な存在で人気は限定的でした。しかし、生産終了後にその実用性と独特のデザインが再評価され、現在ではヴィンテージロレックスとして高い人気と希少価値を持つモデルとなっています。

ロレックス エクスプローラーIIを購入する方法

エクスプローラーIIを購入するには、大きく分けて正規販売店で新品を定価購入する方法と、中古・並行輸入店で購入する方法の2通りがあります。正規店で購入する場合は在庫切れが常態化しており、入手には店舗との関係構築が必要となる状況です。

一方、中古市場では定価を超える価格で在庫が流通しています。それぞれの方法にメリットや注意点が存在するため、以下で詳しく解説します。

正規販売店舗で購入する

ロレックスの正規販売店で購入できれば、新品を定価で入手でき、保証書も自分名義で受け取ることができます。エクスプローラーIIを定価で買うには正規店で買うしかありませんが、その在庫入手は非常に困難です。

需要過多のため正規店の店頭では常に在庫薄で、購入希望者が多いため、1人1モデルの販売制限や抽選販売が行われるケースもあります。実際に購入するには、事前予約の打診や定期的な店舗訪問で入荷時に声をかけてもらうなど、根気強いアプローチが求められます。正規店で定価購入できれば経済的メリットは大きいものの、入手難易度は極めて高いといえます。

中古品取扱店で購入する

中古品や並行輸入品を扱う店舗で購入する方法では、正規店に比べ入手が容易です。中古市場にはエクスプローラーIIの在庫が豊富に出回っており、現行モデルに加えて生産終了した旧モデルも含め幅広い選択肢から選べます。

ただし、そのほとんどが正規定価を上回るプレミア価格で取引されている点に注意が必要です。新品同様の未使用品も入手可能ですが、保証書の名義が前所有者になっていたり、付属品の欠品がある場合もあります。並行輸入店で購入する際は信頼できる店舗を選び、真贋保証やアフターサービスがしっかりしているか確認することが重要です。

ロレックス エクスプローラーIIを購入するときのポイント

エクスプローラーIIを実際に購入する際には、事前の情報収集と慎重な判断が重要です。特に中古市場で検討する場合、相場価格の把握や信頼できる販売店選び、付属品の有無の確認など、注意すべきポイントがあります。

また、高額な人気モデルだけに精巧な偽物も出回る可能性があり、十分な注意が必要です。以下に、購入時に押さえておきたいポイントを説明します。

中古市場の相場を把握する

購入前に、中古市場でのエクスプローラーIIの相場価格を調べておくことが重要です。同じモデルでも状態や付属品の有無、生産年式によって価格が大きく異なるため、複数の販売店やネット上の実勢価格を比較して、おおよその相場を把握しましょう。

現在の市場では定価より高いプレミア価格が付く傾向がありますが、市況によっては値動きもあるため、直近の相場動向を確認しておくと安心です。なお、買取業者が提示する買取相場をチェックするのも市場価値の目安になります。相場を知っていれば、適正価格で購入できるだけでなく、極端に割高なオファーを避けたり、交渉時の判断材料にもなります。

信頼できる店舗で購入する

高額なロレックスを購入する際は、信頼できる販売店を選ぶことが何より重要です。実績が豊富で専門知識のある店舗を選ぶことで、偽物を掴まされたり不当な価格を支払ったりするリスクを減らせます。

時計専門店や正規店系列の中古部門、大手オークションサイトの認定業者など、評判の良い販売ルートを利用しましょう。購入前には店舗の評判や保証内容を確認し、アフターサービス（オーバーホールや修理対応）が充実しているかも判断基準となります。万一、不具合や偽物の疑いがあった場合に適切に対応してもらえる保証がある店舗で購入すれば、安心感が違います。

全国に「おたからや」

付属品は揃っているか確認する

中古品を購入する際は、付属品が揃っているか必ず確認しましょう。付属品が完備された品は、時計本体のみの場合に比べて信頼性が高く、後々手放す際に有利になります。

特に保証書（ギャランティカード）は正規品であることの証明になる重要な書類です。保証書がない場合でも購入自体は可能ですが、将来的に売却する際に減額対象となったり、真贋の確認に手間取る可能性があります。できる限り付属品が揃った個体を選ぶことで、より安心して購入できるでしょう。

ロレックス エクスプローラーIIを高く売るコツ

エクスプローラーIIを手放す際にできるだけ高く売るためには、日頃からの工夫が重要です。ロレックスは状態や付属品の有無によって査定額が大きく左右されるため、その点を踏まえた対策が有効です。

付属品の完備や日常的な手入れ、適切な保管方法、そして信頼できる買取業者の選択など、査定額を上げるためのポイントがあります。以下に、高価買取を実現するためのコツを解説します。

付属品を揃える

高値で売るには、時計の付属品を可能な限り揃えておくことが重要です。購入時についてきた箱、保証書（ギャランティカード）、コマなどが全て揃っている「フルセット」の方が、査定で好印象となり買取額が上がります。

逆に、付属品が欠けていると減額要因となるため、売却前に手元にある付属品を再確認しましょう。特に保証書は真贋判定や製造年の裏付けにもなる重要な書類なので、無くさず保管しておくことが大切です。

日常的なメンテナンスを徹底する

日頃から時計を丁寧に扱い、良好なコンディションを維持することで買取額アップにつながります。使用後に柔らかい布で拭いて汚れや汗を落とす、過度な衝撃を与えない、強磁場を避けるなど、基本的なケアを徹底しましょう。定期的なオーバーホール（分解清掃）も有効です。

ロレックスは公式サービスセンターでの整備履歴があると査定でプラス評価されることがあります。傷だらけより、外装が綺麗でムーブメントも良好に動作する個体の方が高値が付きやすいのは言うまでもありません。日常的なメンテナンスを心掛けることで、いざ売却する際に高評価を得られる状態を保てます。

適切な方法で保管を行う

使用しないときも適切な保管を心掛けることで、時計の状態維持と価値保持に役立ちます。まず、直射日光や高温多湿を避けた場所に保管しましょう。湿気はサビや内部機構の劣化を招くため、防湿剤（シリカゲル）と共に箱に入れておくと安心です。

また、傷防止のため専用のケースや布袋に収め、他の硬い物との接触を避けてください。長期間使わない場合でも、定期的にリューズを巻いてムーブメントを動かすか、ワインダーを使用すると内部の油切れ防止になります。適切な保管によって時計のコンディションを良好に保てば、売却時にも高評価につながります。

信頼できる査定店に依頼する

売却する際は、腕時計の買取実績が豊富で信頼できる査定店に依頼することが高価買取への近道です。複数の業者に査定を依頼して相見積もりを取れば、より適正な買取価格がわかります。特にロレックスの買取に力を入れている専門店であれば、エクスプローラーIIの市場価値を正しく評価してくれるでしょう。

店舗選びでは、口コミや評判を確認し、査定時の説明が丁寧で不明瞭な手数料等がない業者を選ぶと安心です。また、売り時のタイミングも重要で、ロレックス全体の相場が上昇している局面や価格改定直後などは高値が付きやすい傾向があります。大切な時計を預けるわけですから、信頼性を重視して査定店を選びましょう。

全国に1,600店舗を構える「おたからや」にはロレックスの腕時計に精通した鑑定員が常駐しており、いつでも無料で査定を受けることが可能です。付属品がない場合でも製品の状態などを確認した上で適切な価格を提示します。

最短即日で現金化することもできるので、お手持ちのロレックスの腕時計を売却したいと考えている方は、お気軽にご来店ください。

ロレックス エクスプローラーII定価に関するよくある質問

最後に、ロレックス エクスプローラーIIの定価に関して、よくある質問にQ＆A形式で回答します。

Q. エクスプローラーIIの最新の正規定価はいくらですか？

A. 2025年10月現在、現行モデルであるRef.226570（42mm）の国内正規定価は1,477,300円（税込）です。黒ダイヤル・白ダイヤルともに定価は同一で、この価格はメーカー希望小売価格になります。

中古市場では、定価を上回るプレミア価格で取引されている点にもご留意ください。

Q. 白文字盤（ポーラー）と黒文字盤で定価は違いますか？

A. 定価にダイヤル色による差はありません。歴代モデルでも文字盤の色で定価が異なった例はなく、あくまで好みで選べるようになっています。

ただし、中古市場では、年式や人気によってごくわずかに価格差が生じる場合があります。

Q. 2021年登場のRef.226570と前モデルRef.216570の定価差はありますか？

A. Ref.226570（現行モデル）は、発売時点の定価898,700円が前モデルRef.216570（875,600円（税込））より約23,100円高く設定されました。

その後の値上げにより価格差はさらに拡大し、2025年現在ではRef.226570が1,477,300円、Ref.216570（生産終了時点）は875,600円と、約60万円以上の差となっています。

Q. ロレックスの価格改定はいつ行われることが多いですか？

A. 近年では年初（1月頃）に実施されることが多い傾向です。実際、2022年～2025年は年明け早々に定価改定が行われています。

また、新モデル発表に合わせて春頃（3～4月）に改定されるケースもあります。明確な決まりはありませんが、例年1月前後に価格改定の動きが注目されることが多いです。

Q. 国内定価と海外（EU／US）の定価はどのくらい差がありますか？

A. 為替レートや税制の影響で変動しますが、基本的には大きな差はありません。日本（消費税10%込）と欧州（付加価値税20%前後込）では、欧州定価の方が円換算で1～2割程度割高になる傾向があります。

また、米国定価は税抜表示のため一見日本より安いですが、購入時に州税（約5～10%）が加わるため、最終的な支払額は日本と大きく変わらない水準です。

Q. 正規店と並行店、購入総額はどう変わりますか（定価・付帯費用・保証）？

A. 正規店なら新品を定価で購入でき、メーカーの5年保証も付きます。しかし、正規店での入手は極めて困難です。一方、並行輸入店では在庫がありますが、販売価格は定価を大幅に上回るプレミア価格となり、総支払額は正規店より高額になります。

保証については、正規店購入時にはロレックスの5年国際保証が付帯しますが、並行店購入品ではメーカー保証が残っていない場合が多く、店舗独自の保証対応となります。費用面では正規店の方が安いものの、入手難易度と保証内容を踏まえて選択する必要があります。

Q. 歴代モデル（Ref.16570など）の当時の定価はどれくらいでしたか？

A. モデルごとに発売当時の定価は異なります。Ref.16570は約50万円前後、Ref.216570は販売終了時点で875,600円（税込）、現行のRef.226570は発売時点で898,700円（税込）でした。

世代が新しくなるごとに定価も着実に上昇していることがわかります。

Q. 定価が上がると買取価格も上がりますか？

定価改定によって買取相場も影響を受けます。一般的には定価が上がれば中古市場の価格も上昇傾向となり、買取価格も引き上げられることが多いです。

人気モデルであれば値上げ情報が公表された時点で即座に相場に反映されるケースもあります。ただし、市場全体の需給状況によっては多少のタイムラグが生じる場合もあります。概ね、定価改定後は数週間ほどで買取価格にも反映されると考えて良いでしょう。

Q. 付属品が欠けていても買取できますか？

付属品がなくても買取は可能です。ただし、付属品の有無は査定額に影響します。箱や保証書が揃っている方が高く評価され、欠品がある場合はその分減額となるのが一般的です。

特に保証書の有無は減額幅が大きくなる傾向があるため、可能であれば付属品を揃えてから査定に出す方が高値が期待できます。

Q. エクスプローラーは今後さらに値上がりしますか？

将来の相場を正確に予測することは困難ですが、現在の高い需要と供給不足状況を踏まえると、短期的には価格上昇傾向が続く可能性があります。

ただ、世界的な経済情勢や為替の変動によって相場が一時的に落ち着く可能性も否定できません。長期的にも需要が堅調な限り、大幅に価値が下がる可能性は低いでしょう。

まとめ

ロレックスのエクスプローラーIIの定価や歴史、購入・売却のポイントについて解説しました。エクスプローラーIIは24時間表示機能を備えたユニークなスポーツモデルで、2025年現在、その定価は約147万円に達しています。近年の価格改定により定価・相場ともに上昇傾向ですが、需要の高さから中古市場でも活発に取引されています。

購入の際は正規店と中古店それぞれのメリットを理解し、売却の際は付属品やコンディションに留意することで、より有利な取引ができるでしょう。エクスプローラーIIの魅力と価値を正しく理解し、賢い判断に役立てていただければ幸いです。

「おたからや」での「ロレックス エクスプローラーII」の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での「ロレックス エクスプローラーII」の参考買取価格の一部を紹介します。

画像	商品名	参考買取価格
	ロレックス エクスプローラーⅡ 1655	3,446,500円
	ロレックス エクスプローラーII SS ホワイト 16570	1,529,000円
	ロレックス エクスプローラーII SS ブラック 16570	1,331,000円
	ロレックス エクスプローラーII SS ブラック 216570	1,303,000円
	ロレックス エクスプローラーⅡ 226570　ホワイト	1,793,000円

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

エクスプローラーIIは、研磨歴の有無や保証書の状態、リンク欠品などで数万円前後の差が生じます。特にホワイト文字盤は、生産量が少ない世代でプレミアが上乗せされやすく、夜光焼けや針サビは減額対象です。

最新の相場を知りたい場合は実物を持参して店頭で無料査定を受け、複数店舗でレートを比較すると納得感が高まるでしょう。為替変動が大きい週は見積もりの有効期限も確認してください。

• おたからや査定員のコメント

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「おたからや」では最新Ref.226570からヴィンテージの1655まで、エクスプローラーIIの全モデルの状態を検査し、国際相場と為替を即時反映した査定額を提示します。ブレス調整痕や小傷、付属品欠品があっても適切な査定額を提示する体制が整っていますので、ご安心ください。

査定・キャンセル料は全国の店舗で無料、事前予約なしで対応可能です。成約後は最短即日で現金をお渡ししますので、相場高値を逃さず売却したい方はぜひご相談ください。

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