ロレックスの中でもデイトナは突出して高額で取引されており、「なぜデイトナだけこんなに高いのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、ロレックス デイトナの価格が高騰する理由を専門的な観点から解説します。デイトナが人気な背景や特徴、歴史的なエピソード、中古市場での動向なども取り上げ、その魅力と高額になる背景に迫っていくので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ロレックス デイトナが高額な理由
ロレックス デイトナは正規店での定価も中古市場での取引価格も、他のロレックスモデルと比べて突出して高額です。
その背景には複数の要因が存在します。ここでは主な理由を順に解説していきます。
圧倒的な需要と人気の高さ
ロレックス デイトナはロレックスのラインナップの中でも圧倒的な人気を誇り、世界中で非常に高い需要があります。
ロレックス唯一のクロノグラフ搭載モデルという唯一無二の存在であり、その特別感から実際にストップウォッチ機能を使わなくとも「唯一のクロノグラフだから欲しい」というファンも少なくありません。
スポーツ用途で時間計測に使いたい人々からの需要も高く、日本国内にとどまらず全世界で求められるモデルであるため、常に購入希望者が供給を上回っている状態です。
その結果、デイトナは需要の高さに見合うよう販売価格も必然的に高騰しています。
供給量の少なさと入手困難
ロレックスは全モデルにおいて生産数を抑えて品質管理を徹底するポリシーをとっており、デイトナも例外ではありません。
デイトナは自社工場でパーツから組立まですべて行うため大量生産が難しく、世界的な需要に対して供給が追いついていないのが現状です。
年間のデイトナ生産本数は推定でわずか数万本程度とも言われており、各国に割り当てられる数もごく僅かです。
正規販売店では長い場合数年待ちのウェイティングリストが発生し、定価で購入できる機会は極めて限られています。
このように供給量が需要に対して圧倒的に少ないことも、高額価格の大きな理由となっています。
資産価値の高さと投資対象としての魅力
ロレックス デイトナをはじめロレックスの時計は、高額な資産としての側面も持ち合わせています。
部品や細部にまで妥協のない作り込みによって非常に実用的で長持ちするため、一度購入すれば何十年も使い続けられるうえ、中古でも高い価値を保ちます。
実際、デイトナは購入から数年経っても価格が大きく落ちにくく、「持ち歩ける資産」として人気です。
相場が安定していて売却時に大きなリターンが見込めることから投機的な需要もあり、「値上がりを期待してデイトナを買う」という人もいるほどです。
しかし資産価値が高いがゆえに手放す人も少なく、中古市場に出回る個体数も少ないため、この点も価格高騰に拍車を掛けています。
ロレックスブランドのステータスの高さ
ロレックスは1905年の創業以来、高級時計の代名詞として確固たるブランド価値を築いてきました。
その耐久性・精度・美しさによる信頼は群を抜いており、デイトナはまさにロレックスのブランド価値を象徴するモデルです。
デイトナを購入する際、その金額の大部分は「ロレックス」というブランドネームとステータスに対して支払われているとも言われます。
王者の風格を持つタイムピースを所有する満足感に価値を見出すファンが多いため、ブランドの威光が価格にも反映されているのです。
要するに、ロレックス デイトナの高額さは単に時計そのものの性能だけでなく、「世界最高峰のブランドを手にする」ことへの対価でもあるのです。
限定モデル・希少性によるプレミア価値
デイトナには限定生産モデルや生産数の極めて少ないモデルが存在し、そうした希少なバリエーションが市場価値を大きく押し上げています。
特に有名なのが通称「ポール・ニューマン・デイトナ」と呼ばれるモデルです。
1960年代後半から俳優でレーサーでもあったポール・ニューマン氏が愛用した特殊ダイヤルのデイトナで、当時は不人気で生産が少なかったことから後に幻のデイトナとしてコレクター垂涎の的となりました。
2017年にはニューマン氏自身が所有していたデイトナがオークションに出品され、約20億円という史上最高額で落札されています。
このような伝説的エピソードを持つモデルが存在すること自体がデイトナ全体のブランド価値を高め、一般的な現行モデルであっても「いつかはデイトナを」と思わせる特別なオーラを放つ要因になっています。
高品質な素材・製造へのこだわり
デイトナが高額になる理由には、使用されている素材や製造工程の高品質さも挙げられます。
ケースやブレスレットには錆や腐食に強く美しい光沢を持つ904Lステンレススチールや18K無垢ゴールドなどの高級素材がふんだんに使用されています。
ムーブメント(機械部分)はロレックス自社製の高精度キャリバーが搭載されており、極めて精巧なパーツで構成されています。
熟練職人による手作業で一つひとつ丁寧に組み立てられ、厳格な品質管理のもと出荷されるため製造には手間と時間がかかります。
このように素材から製造工程まで徹底してクオリティを追求していることが、製造コストの高さにつながり、そのまま販売価格にも反映されているのです。
- おたからや査定員のコメント
需要が世界的に飽和しない一方で、ロレックスはあえて生産枠を絞り込み、素材・ムーブメントともにコストを惜しまないため、「唯一のクロノグラフ=移動資産」という構図が成立し、デイトナは定価・中古ともに常識外れの相場を維持しています。
正規履歴と付属品を完備した個体であれば、相場下落局面でも価格が大崩れしにくい点も見逃せません。
ロレックス デイトナの特徴と魅力
デイトナがこれほど支持され高値で取引される背景には、その時計自体の優れた特徴や魅力もあります。
他のモデルにはない機能性やデザイン上の工夫が凝らされており、実用面・審美面の両方で高い評価を受けています。
ここではデイトナならではの主な特徴について解説します。
唯一のクロノグラフ機能
デイトナ最大の特徴は、ロレックスの現行モデルで唯一クロノグラフ(ストップウォッチ)機能を搭載していることです。
ケース側面には計測用のプッシュボタンが3つ備わり、押すことで計測の開始・停止・リセット操作が行えます。
文字盤上には小さなサブダイヤルが3つ配置され、それぞれ異なる単位の経過時間を表示します。最大12時間まで測定可能で、長時間にわたる計測にも対応しています。
こうした本格的な計時機能はモータースポーツの世界で重宝されるのはもちろん、日常生活でも様々なタイミングを計るのに役立ちます。
プッシュボタンにはロレックスの王冠マークがあしらわれており、細部にまで高級感を感じられる点も所有欲を刺激するポイントです。
優れた防水性能
クロノグラフ機能付きの腕時計は構造上ボタンやリューズが多いため防水性の確保が課題になりますが、デイトナはロレックスならではの高い防水性能を実現しています。
リューズ部分には3重構造のパッキンが施されており、高い気密性で内部への水の浸入を防いでいます。
また、クロノグラフ用のプッシュボタンはネジ込み式になっていて、使用しないときはボタンをねじ込んで密閉できる構造です。
これにより、ネジを開放しない限り水が入りにくくなっており、多少水に濡れるような状況でも安心して使用できます。
実際、日常の手洗いや雨天時はもちろん、水泳程度であれば問題ない防水性を備えており、ロレックスの堅牢な「オイスターケース」構造がデイトナでも健在です。
高級感あるブレスレット
デイトナの外観上の魅力として、腕に着けた際のブレスレット部分の高級感が挙げられます。
デイトナにはロレックス伝統のオイスターブレスレットと、オイスターフレックスブレスレットの2種類が採用されています。
オイスターブレスレットは堅牢かつ美しい光沢を放ち、スポーティーでありながらドレスウォッチとしても通用する風格を与えます。
一方、オイスターフレックスは見た目は革ベルトのようにも見える滑らかな質感でありながら、内部に金属が入った構造で耐久性とフィット感を両立しているのが特徴です。
どちらのブレスレットもデイトナの持つ高級感を引き立てつつ実用性も兼ね備えており、ユーザーの好みや用途に応じて選べる点も魅力となっています。
暗所でも高い視認性
ロレックス デイトナは夜間や薄暗い環境でも時刻を容易に読み取れるよう、視認性にも配慮された設計がなされています。
デイトナの針やインデックス(目盛り)には「クロマライト」と呼ばれる蓄光塗料が塗布されており、暗い場所では青色に発光します。
このおかげで、夜間でも文字盤の時刻表示がはっきり視認でき、暗所での実用性が確保されています。
クロマライト塗料はロレックス独自開発の蓄光素材で、従来の夜光塗料よりも明るさが長持ちする特徴があります。
つまり、デイトナは昼夜を問わず常に高い視認性を発揮するようデザインされており、機能美の面でも隙のない作りとなっています。
先進的な自社製ムーブメント
デイトナにはデイトナ専用に開発された高性能な自社製ムーブメント(機械式時計の駆動装置)が搭載されています。
現行モデル(第3世代以降)に搭載されているキャリバー4130は、ロレックスの先進技術を数多く取り入れた上級グレードのクロノグラフムーブメントです。
例えば、クロノグラフ作動時の針飛びを解消する設計や、時間精度に影響を与えるテンプの支えをシングルブリッジからツインブリッジに変更することで安定性を高める工夫がなされています。
これにより、クロノグラフ機能使用時でも精度の高い時間表示が可能です。
また、高性能でありながらムーブメント自体のサイズは比較的コンパクトに抑えられており、デイトナのケース厚が過度に大きくならないよう配慮されています。
このようにデイトナのムーブメントは信頼性・精度ともにトップクラスであり、時計内部の見えない部分にもロレックスの卓越した技術力が息づいています。
豊富なデザインバリエーション
デイトナが支持される理由の一つに、バリエーションの豊富さがあります。長い歴史の中で、デイトナは素材や色違いで数多くのモデルが展開されており、自分好みのデザインを選べる楽しさがあります。
現行モデルのコスモグラフ デイトナだけを見ても、ステンレススチール製モデルから、エバーローズゴールドやイエローゴールド製モデル、ステンレスと金のコンビモデル、プラチナ製モデルまで多彩です。
さらにブレスレットの種類や文字盤カラーのバリエーションも組み合わせると選択肢は非常に多く、男女問わず満足できるデザインが揃っています。
スポーティーな装いに合うモデルからスーツに映える華やかなモデルまでラインナップされており、幅広いニーズに応えるデザイン展開の豊富さもデイトナの大きな魅力と言えるでしょう。
ロレックス デイトナの歴史と進化
デイトナの価値を語る上で、その歩んできた歴史と背景を知ることも重要です。
1963年の誕生から60年以上にわたり進化を続け、いくつもの伝説を生み出してきました。
ここではデイトナの歴史の要点と、人気を押し上げたエピソードについて簡単に振り返ります。
誕生とモータースポーツとの関わり
ロレックス・コスモグラフ デイトナが誕生したのは1963年のことです。
米国フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイの名前を冠し、プロのレーシングドライバーのニーズに応える目的で開発されました。
文字盤外周には時速を測定するためのタキメーターベゼルを備え、クロノグラフ機能と併せてモータースポーツで必要とされる計時ニーズを満たす設計でした。
初代デイトナ(Ref.6239など)は防水ケースを備えた堅牢なクロノグラフとして徐々に評価を高め、レースの世界だけでなく時計愛好家からも注目されるようになります。
しかし、発売当初は現在のような爆発的な人気モデルではなく、むしろロレックスの他モデルに比べると販売は伸び悩んでいました。
この状況が一変するきっかけが、後述するポール・ニューマン氏との関わりです。
ポール・ニューマンがもたらした名声
デイトナの知名度と人気を飛躍的に高めた要因として、俳優ポール・ニューマンの存在が欠かせません。
ポール・ニューマン氏はハリウッドスターであると同時にアマチュアレーサーとしても活動し、1960年代後半から自らのデイトナを公の場で愛用しました。
当時このエキゾチックダイヤルのデイトナは不人気で生産本数も少なかったのですが、ニューマン氏が頻繁に着用したことで徐々に「ポール・ニューマンが着けているオシャレな時計」として話題になり始めます。
やがてこのモデルは彼の名をとって“ポール・ニューマン・デイトナ”と呼ばれるようになり、ヴィンテージ時計市場で熱狂的な人気を博す伝説的モデルへと変貌しました。
極め付けは2017年末、ニューマン氏が実際に所有していたデイトナがオークションに出品され、約20億円もの価格で落札された出来事です。
このニュースは一般メディアでも大きく報じられ、デイトナの名声を不動のものとしました。
かつては売れ残っていたデイトナがポール・ニューマンという人物によって一躍脚光を浴び、現在の圧倒的な人気モデルへと押し上げられたのです。
世代交代と継続的な進化
デイトナは誕生以来、時代に合わせた改良を重ねてきました。大きく分けて4つの世代(シリーズ)が存在し、それぞれ技術的な進化を遂げています。
初代(1963年~1988年頃)は手巻きムーブメントを搭載したモデルで、堅実な作りながら当時の市場ではややニッチな存在でした。
第2世代となる1988年以降のモデル(Ref.16520など)では、他社製自動巻きクロノグラフムーブメントをベースに改良したキャリバーを搭載し、デイトナ初の自動巻き化を実現します。
この自動巻きデイトナは使い勝手が向上したことで人気がじわじわと高まり、需要が大きく増え始めました。
2000年には第3世代として自社製クロノグラフムーブメントCal.4130を搭載したRef.116520が登場し、技術的に大きな飛躍を遂げます。
パワーリザーブ(連続駆動時間)の延長や部品点数の削減による高い信頼性などを実現し、デイトナは名実ともにロレックス完全自社製のフラッグシップモデルとなりました。
さらに2023年にはデイトナ生誕60周年を迎え、第4世代となる最新モデル(Ref.126500LNなど)が発表されています。
デザインこそ歴代モデルの意匠を踏襲し大きく変わりませんが、ムーブメントのアップデート(Cal.4131の搭載)や細部の洗練が図られ、現代的な改良が施されています。
これら世代交代を経てもなお、デイトナは初代から続くアイコニックなデザインとレーシングスピリットを受け継ぎ続けており、その伝統と進化のバランスが多くのファンを惹きつけています。
ロレックスデイトナの人気モデル5選
ロレックスデイトナはこれまでに数多くのモデルを展開しており、どのモデルも人気を博しています。
ここでは、これまでのモデルから特に人気の高いモデル5つをご紹介しますので、デイトナに興味がある方は必見です。
Ref.126500LN
コスモグラフデイトナの現行モデルである126500LNは、クロノグラフ機能を搭載したレーシングドライバーにぴったりのモデルです。
走行中の平均速度を計測できるタキメーターベゼルが付いています。ベゼルはブラックとなっており、洗練さ・シックな印象を受けるかっこいいデザインです。
シンプルながらも高級感のある文字盤に合うよう、ブレスにはオイスターブレスを採用しています。
均一で美しいデザインはもちろん、耐蝕性もあるためきれいな状態を長くキープできます。
Ref.6265
Ref.6265はデイトナの第3世代であるモデルです。現行モデルは自動巻きが主流ですが、Ref.6265は手巻きを採用しています。第4世代からは自動巻きに移行しているようです。
現行モデル同様、こちらもクロノグラフを採用しており、文字盤には3つのカウンターが付属しています。
カウンター別に計測時間が異なるため、短時間から長時間まで時間を測れます。
ムーブメントにはCal.727を採用、耐震装置にキフ・ウルトラフレックスを取り入れています。
レーシング中に時計部分に衝撃が加わることは多いものの、耐震装置が備わっていれば時間調整の精度に影響が出にくいでしょう。
1988年に製造が終了していて、現時点で新品を手に入れることは難しいため、中古市場に出回っているものを購入することがおすすめです。
Ref.116518LN
コスモグラフデイトナ116518LNは、ゴールド×ブラックの文字盤とオイスターフレックスブレスレットが魅力のモデルです。
ステンレスのような外観のブレスは高級感があり、オイスターフレックスはスーツにも私服にも合うおしゃれな外観が特徴となっています。
文字盤や裏蓋などはゴールド、ベゼルはブラックとなっているので、シックな印象も際立ちます。
クロノグラフ機能や抜群の耐久性といった機能面にも優れているため、スポーツをする人にも、高級志向の人にもぴったりの時計です。
Ref.116515LN
コスモグラフデイトナ116515LNは、ブラック×エバーローズゴールドの配色が美しいモデルです。
ブレスはオイスターフレックスブレスレットで、ブラックとなっているため、文字盤の配色を邪魔しません。
柔らかなピンクの色合いなので女性におすすめですが、ピンクが主張しすぎないため、男性でも身につけられます。
2023年発売以降、根強い人気を誇るモデルなので、機能面とカラーの美しさを重視したい方におすすめの時計です。
Ref.126506A
プラチナデイトナと呼ばれる126506Aは、初代デイトナ誕生から50周年を記念して誕生したモデルの1つです。
記念モデルなので、特別仕様としてプラチナが使われています。プラチナは希少価値の高い金属なので、プラチナデイトナも希少価値が高く、高値で売買されています。
ブレスレットはシルバー、ベゼルはブラック、文字盤はアイスブルーです。爽やかさを感じられるシンプルな印象なので、男性にも女性にもおすすめです。
最初に誕生したのが126506、後に126506Aが誕生しています。
2つの違いは、文字盤とダイヤの有無です。126506Aはダイヤが付属しており、通常のものより値も高くなっています。
記念モデルの特別仕様となっているため、ほかの人と時計がかぶる可能性も少ないでしょう。
前作の116506と116506Aから引継ぎ登場したモデルです。
デイトナ以外のロレックスで人気のモデル
ロレックスにはデイトナ以外にも魅力的な人気モデルが数多く存在します。
デイトナが手に入らない場合の代替候補として検討されたり、それ自体コレクションの中心となっているモデルもあります。
最後に、ロレックスを代表するデイトナ以外の人気モデルを3つご紹介します。
エクスプローラー(Explorer)
エクスプローラーはロレックスの探検用時計として知られるモデルで、1953年に人類がエベレスト登頂を達成したことを記念して誕生しました。
3・6・9のアラビア数字を配したシンプルで視認性の高い黒文字盤と、頑強なステンレススチールケースを特徴とし、過酷な環境下でも信頼できる耐久性を備えています。
デイト表示のない潔いデザインとほどよいサイズ感で飽きの来ない一本となっており、派手さはないものの「質実剛健な高級時計」として幅広い支持を集めています。
価格帯もデイトナほど高騰しておらず比較的入手しやすいため、初めてのロレックスや普段使いの高級時計としても人気のモデルです。
サブマリーナー(Submariner)
サブマリーナーはロレックスを象徴するダイバーズウォッチで、その存在感と実用性から「ダイバーズウォッチの代名詞」とも称されます。
1954年に登場して以来、ロレックスのスポーツモデルの代表格として君臨してきました。
黒い回転ベゼル(近年は傷に強いセラミック製のベゼルインサート)とシンプルな黒文字盤の組み合わせは非常に有名で、一目でロレックスと分かるアイコニックなデザインです。
現行モデルは300m防水と優れた防水性能を誇り、プロダイバーから愛好家まで幅広い層に支持されています。
新品でも入手困難な人気モデルではありますが、デイトナほどのプレミアは付いておらず、中古市場での相場もデイトナに比べれば落ち着いています。
実用時計としての完成度と資産価値のバランスが取れたモデルとして、常に高い需要を保っています。
デイトジャスト(Datejust)
デイトジャストはロレックスの代表的なドレスウォッチで、1945年に発売された歴史あるモデルです。
3時位置に日付表示窓を備え、風防に施されたサイクロップレンズ(拡大レンズ)が日付を拡大表示する独特の意匠で知られています。
ステンレススチールからコンビネーション(金とステンレスのツートン)、純金無垢モデルまで素材のバリエーションが豊富で、文字盤カラーやインデックスの種類も無数に存在し、自分好みの仕様を選べる楽しさがあります。
サイズ展開もメンズからレディースまで幅広く、装飾性と実用性を兼ね備えた万能時計として世界中で愛用されています。
デイトナやサブマリーナーのようなスポーツモデルに比べると定価も安価で入手しやすいため、初めての高級腕時計として選ぶ人も多いモデルです。
ロレックスの中核を成す定番シリーズだけに中古市場での流通量も多く、状態の良いものを比較的手頃な価格で手に入れやすい点も魅力です。
まとめ
ロレックス デイトナが高い理由について、その需要と供給のアンバランス、資産価値の高さ、ブランドの威光、希少モデルの存在、卓越した品質といった様々な角度から解説してきました。
これら複合的な要因が重なり合い、デイトナは単なる腕時計の枠を超えて「ステータスシンボル」かつ「投資対象」としての側面も持つ特別な存在となっています。
唯一無二のクロノグラフ機能や長い歴史に裏打ちされたストーリー性など、デイトナには高額で取引されるだけの魅力と理由が確かに備わっています。
今後もその人気が衰える兆しはなく、需要が続く限り高値傾向も維持されるでしょう。
もし、デイトナの購入を検討されているなら、以上の背景を踏まえてその価値を再認識しつつ、正規店で気長に順番を待つか信頼できるマーケットで適正な一本を見極めることが大切です。
「おたからや」での「デイトナ」の参考買取価格
「おたからや」での「デイトナ」の参考買取価格をご紹介します。
モデル名 | 参考買取価格帯(目安) |
---|---|
ロレックス デイトナ PT アイスブルー 116506A | 15,955,000円 |
ロレックス デイトナ 126508 | 7,232,000円 |
ロレックス デイトナ SS ホワイト 116500LN | 5,549,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ロレックス デイトナは、F1やル・マンの栄光と結び付けられた伝説的クロノグラフであり、生産数の少なさと高い実用性能から中古市場でも常にプレミアム価格で取引されています。
とくにプラチナ製アイスブルーダイヤルや新世代キャリバー搭載モデルは希少価値が高く、年式や付属品の完備状況によって買取額が大きく伸びる傾向にあります。
「おたからや」では、リファレンス番号・製造年・ダイヤルの仕様やブレスレットの状態まで専門鑑定士が細部をチェックし、世界 44 ヵ国との取引データを活かしたグローバル相場で適正かつ高水準の査定額を算出いたします。
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- おたからや査定員のコメント
デイトナが高値を維持する核心は「極端な供給制限 × 世界的な需要」です。
そこへPTアイスブルーのような希少リファレンスや長期保有でも色褪せないブランド神話が重なり、実用品を超えた移動資産として機能します。
付属品完備・オリジナルパーツ維持で評価はさらに跳ね上がるため、売却時は付属品や各種書類を揃え、国際相場を熟知した買取専門店での多面査定が重要です。
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・ロレックスとオメガの違いを比較!時計を買うならどっちがおすすめ?
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