※下記の画像は全てイメージです
ブレゲ懐中時計は、時計愛好家の間で高い評価を受ける名品です。精緻な機構と芸術的なデザインで知られ、モデルによっては高額で取引されることもあります。
しかし、相場の把握や価値の見極めは難しく、「どのモデルが高く売れるのか」「いつ売るのが最適なのか」と悩む方も多いでしょう。
この記事では、ブレゲ懐中時計の特徴、代表モデル、定価と中古相場、高く売るコツについて詳しく解説します。最後まで読み終えると、愛用の懐中時計を納得のいく形で手放すためのヒントが見つかります。
Contents
ブレゲの懐中時計とは?ブランドの歴史と代表モデルの魅力
1775年に創業したブレゲは、トゥールビヨンなどの革新的な技術で王侯貴族を魅了してきました。代表作の「No.160 マリー・アントワネット」は永久カレンダーや温度計などを搭載しています。復刻版の「No.1160」も発表され、技術と芸術の象徴として現在も高く評価されています。
ブレゲの歴史と懐中時計の文化的価値
アブラアン=ルイ・ブレゲは、1775年にパリで創業し、トゥールビヨンや自動巻き機構、パラシュート式ショック吸収装置など、時計史に残る多くの革新を生み出しました。ブレゲの懐中時計は、当時の最高精度と複雑機構を結集したもので、ナポレオンをはじめ多くの王侯貴族や著名人に愛用されました。
美しいギヨシェ彫りやブルースティールの針といった意匠もブランドの象徴です。こうした技術と美の融合が、ブレゲの懐中時計を単なる計時器ではなく、文化的価値を持つ芸術品へと押し上げています。
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ブレゲ懐中時計の復刻レプリカ
ブレゲの懐中時計には、歴史的名作を現代に蘇らせた復刻レプリカがあります。ひとつは「No.5」で、1794年頃に製作されたオリジナルの自動巻き(パーペチュアル)懐中時計を忠実に再現したモデルです。
時刻表示に加えてパワーリザーブ表示も備え、当時としては画期的な設計でした。もうひとつは「No.1160 マリー・アントワネット」で、複雑機構の粋を集めた伝説的モデル「No.160」を最新技術と伝統技法で復刻したモデルです。いずれもブレゲの歴史的意匠と卓越した技術を、現代に鮮やかに伝えています。
- おたからや査定員のコメント
ブレゲの懐中時計の復刻モデルである「No.5」と「マリー・アントワネット」は、時計史に残る名作を現代に蘇らせた逸品です。どちらも高い技術力と芸術性を備えており、世界中のコレクターから注目されています。当店「おたからや」では、こうした復刻レプリカも、保存状態や付属品の有無、メンテナンス履歴を細かく確認し、価値を正確に評価します。希少なモデルは市場価格の変動が大きく、適切なタイミングでの売却が高額査定につながることが多いです。
ブレゲ懐中時計の買取相場|クラシック系モデル
クラシック系モデルは、ブレゲの懐中時計の中でも伝統的な意匠と高度な機構を備えた人気シリーズです。買取価格は、モデルの希少性や付属品の有無、オーバーホールの履歴などによって大きく変動します。
たとえば、「No.5」や「マリー・アントワネット」(No.1160)は、オークションで数千万円に達した例もあります。現行のクラシック系腕時計「7137」は数百万円台で安定した需要があり、いずれも希少なモデルほど、中古市場で高値がつきやすい特徴があるモデルです。
No.5
「No.5」は、1794年頃に製作されたオリジナルの懐中時計を再現した自動巻き(パーペチュアル)モデルで、現代でも希少性が高い逸品です。状態や付属品の有無、由来によって価格は変動しますが、中古市場では1,500万円前後で取引された例があります。定価は設定されておらず、相場は需要と供給のバランスによって決まります。
マリー・アントワネット
「No.1160 マリー・アントワネット」は、1783年に依頼され、1827年頃に完成した伝説的な懐中時計「No.160」を忠実に再現した復刻版です。トゥールビヨン、ミニッツリピーター、永久カレンダー、ムーンフェイズ、温度計など、当時の最高水準の複雑機構をすべて備えています。
買取価格は保存状態や市場の需要によって変動しますが、数千万円台で取引された例もあり、希少性と歴史的価値から世界中のコレクターに高く評価されています。
クラシック7137
クラシック「7137」は、ムーンフェイズ、パワーリザーブ表示、レトログラード式日付表示を備えたエレガントな腕時計です。その特徴は現行モデルにも受け継がれています。中古買取価格は状態や付属品の有無、製造年によって変動しますが、200万円台後半で取引された例があります。
現行仕様とのデザインやディテールの違いも、コレクターから高い人気を集める要因です。
ブレゲ懐中時計の買取相場|懐中時計に着想を得た現行シリーズ
懐中時計の意匠を受け継ぎながら、現代的な機構やデザインを融合させたモデルも高い人気があります。トラディションシリーズは懐中時計のムーブメント配置を想起させるオープンワーク構造を採用し、クラシックシリーズは伝統的なギヨシェ装飾や針の形状を継承しています。
これらのモデルの中古市場価格は比較的安定しており、トゥールビヨンや複雑機構を備えた希少なモデルは、高額査定が期待できるモデルです。状態や製造年、限定生産の有無も査定額に大きく影響するため、シリーズごとの相場把握は適正な売却に欠かせません。
トラディション 7097
トラディション「7097」は、スモールセコンドとレトログラード式秒針を備えたモデルで、2015年頃に発表されました。懐中時計のムーブメント構造を想起させるオープンワーク仕様の文字盤が特徴で、機械美を前面に押し出しています。中古市場での価格は、状態や製造年、付属品の有無によって異なりますが、250万円前後で取引された例があります。
トラディション 7057
トラディション「7057」は、2005年頃に発表された手巻き式モデルで、香箱や輪列、脱進機などのムーブメント構造を文字盤側に配した設計が特徴です。このデザインは、ブレゲの懐中時計の構造を現代的に再現したもので、機械美を存分に楽しめます。中古市場での価格は、状態や製造年、付属品の有無によって異なりますが、200万円台で取引されることが多く、コレクターから高い支持を受けています。
トラディション 7597 カンティエーム レトログレイド
トラディション「7597 カンティエーム レトログレイド」は、懐中時計を思わせるムーブメント配置にレトログラード式日付表示を組み合わせています。機構の美しさと視認性の高さを兼ね備えたデザインが特徴です。中古市場での相場は、製造年や付属品の有無によって変動しますが、300万円前後で取引された例があります。
クラシック5367(薄型トゥールビヨン)
クラシック「5367」は、厚さ約7.45mmの超薄型ケースに自動巻きトゥールビヨンを搭載しています。精度と美観を高い次元で両立した設計が特徴で、希少性の高さから中古市場でも高額で取引されるモデルです。価格は素材や状態によって異なりますが、1,000万円台で取引された例があります。
クラシック7147(超薄型スモールセコンド)
クラシック「7147」は、超薄型スモールセコンドモデルで、厚さ約6.1mmのケースにシンプルで上品なデザインを備えています。ギヨシェ彫り文字盤とエナメル文字盤の二種類があり、いずれも高い完成度を備えているモデルです。中古市場での価格は、素材や状態によって異なりますが、200万円台で取引された例があり、日常使いにも適したエレガントなモデルとして評価されています。
ブレゲ懐中時計を高く売るためのコツと売却戦略
ブレゲの懐中時計を高く売るには、事前の準備、売却タイミングの見極め、信頼できる買取業者の選定が重要です。ここでは、相場に影響する要因や査定額を引き上げる具体的な方法を解説します。
査定前にやっておきたい準備とメンテナンスのポイント
査定前の準備は、買取価格を引き上げるための基本です。外装の汚れやホコリは柔らかいクロスで優しく拭き取り、細部は専用ブラシで慎重に清掃しましょう。アンティークや希少モデルは、過度なクリーニングや分解を避け、必要に応じて専門家に依頼することが大切です。
動作確認も重要で、正常に稼働しているかを事前に確認しましょう。オーバーホールや修理の記録があれば整理し、査定時に提示できるようにすることが大切です。箱や付属品が揃っていれば評価が高まります。事前準備は、第一印象と信頼性の向上につながります。
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売却タイミングを見極めるポイント
ブレゲの懐中時計は、市場環境や需要の高まりによって査定額が変動します。為替や金相場の変化は高級時計市場に直結し、円安時には海外需要が高まることで国内の買取価格が上昇しやすくなります。
また、ボーナス期や決算期、大規模オークションの前後は購買意欲が高まりやすく、高額査定の好機となる時期です。モデルの生産終了や限定販売の発表も相場を押し上げる要因です。
売却するタイミングを逃さないためには、定期的に市場価格やニュースを確認する習慣が欠かせません。売却時期の判断は手放すタイミングではなく、利益を最大化するための戦略といえます。
為替相場や金相場の影響をチェックする
為替レートの変動や金相場の上昇は、高級時計の買取価格に大きく影響します。ケースや部品に貴金属を使用しているモデルでは、金相場の変動が査定額に直接反映されます。また、円安局面では海外需要が高まり、日本国内の買取価格が上昇する傾向が多いです。
売却時期を見極めるためには、為替や金相場に加えてブランドの人気や国際的な時計市場の動向も確認し、定期的に相場を把握することが重要です。
需要が高まる時期(決算期・ボーナス期)を狙う
企業の決算期や夏・冬のボーナス期は、高額商品の需要が高まる時期です。国内では年度末の3月や中間決算期の9月、ボーナス支給後の6月から7月および12月に購買意欲が活発になり、希少モデルや美品は競争率が上がります。
海外市場を狙う場合は、国や地域ごとに需要期が異なるため、売却先の市場カレンダーを確認しておくことで、有利なタイミングを選びやすくなります。
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信頼できる買取業者の選び方と比較のコツ
ブレゲの懐中時計を高く売るには、信頼できる買取業者の選定が欠かせません。査定実績が豊富で、高級時計に関する専門知識を持つ鑑定士が在籍する業者を選びます。口コミや評判から、対応の丁寧さや価格の透明性を事前に確認することも重要です。
また、複数の業者に見積もりを依頼して比較すれば、相場感を把握できるだけでなく、適正価格以上で売却できる可能性が高まります。その際は査定額に加えて手数料の有無、入金スピード、保証内容、オンラインや出張査定の対応可否なども比較ポイントです。信頼性と条件の両方を満たす業者選びが、満足のいく売却につながります。
査定実績・口コミで信頼性を見極める
査定実績が豊富な業者は、市場動向やモデルごとの相場に精通しているため、高額買取につながる可能性が高いです。口コミを確認する際は査定額の高さだけでなく、対応スピード、説明の丁寧さや分かりやすさ、取引の安全性なども確認しましょう。信頼できる業者は、査定額の根拠や評価ポイントを具体的に提示し、質問にも的確に答えてくれます。
数業者に見積もりを依頼して比較する
一社だけでなく、複数の業者に見積もりを依頼することで適正相場を把握できます。比較する際は、査定額の高低だけで判断せず、手数料の有無、入金までの期間、キャンセル時の条件、アフターサービスや保証の有無も確認することが重要です。オンライン査定や出張査定を活用すれば、短時間で複数の業者条件を比較でき、有利な条件で売却しやすくなります。
見積もりをするなら「おたからや」へ
「おたからや」は全国約1,500店舗以上のネットワークと世界44カ国との取引実績を活かし、最新の市場相場を反映した高価買取を実現しています。オンライン査定や出張買取にも対応しているため、他社との比較もしやすく、安心して納得のいく売却先を選んでいただけます。相見積もりをするなら「おたからや」にお任せください。
まとめ
ブレゲの懐中時計の買取価格は、モデルや状態、付属品の有無によって大きく異なります。「No.5」や「マリー・アントワネット」のような復刻モデル、クラシック系や現行シリーズは高額査定が期待できます。
しかし、相場は為替や金価格、需要期などに左右されるため、売却タイミングの見極めが重要です。信頼できる買取業者を選び、複数の査定結果を比較すれば、適正価格以上で売却できる可能性が高まります。
大切な時計の価値を最大化するためには、相場情報の確認と業者選びを欠かさず、納得できる条件での売却を目指しましょう。
「おたからや」でのブレゲの参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「ブレゲ」の参考買取価格の一部を紹介します。
画像 | モデル名 | 参考買取価格 |
---|---|---|
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ブレゲ トラディション 7097BB/G1/9WU(スケルトン) | 2,315,500円 |
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ブレゲ トラディション 7057BB/G9/9W6 | 1,898,000円 |
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ブレゲ トラディション 7057BR/G9/9W6 | 1,858,000円 |
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ブレゲ クラシック パワーリザーブ 5277BR/12/9V6 | 1,372,900円 |
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ブレゲ クラシック 5907BA/12/984 | 1,022,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ブレゲの懐中時計の参考買取価格は、市場での人気や希少性によって大きく変動します。「No.5」や「マリー・アントワネット」など、知名度が高くコレクター需要の強いモデルは、相場の上限近くで取引される傾向があります。査定額を左右する最大の要因は、時計の状態です。
外装の傷や変色、ムーブメントの動作精度は、直接的に評価に影響します。次に重要なのが付属品の有無です。オリジナルの箱や替え部品などがそろっていれば、数万円から数十万円単位で査定額が変わる場合があります。
その他の要素として、製造年や限定本数、オーバーホールの履歴が挙げられます。これらの情報が明確で状態が良好であれば、高額での買取が期待できるでしょう。
- おたからや査定員のコメント
ブレゲの懐中時計は、歴史的価値と緻密な技術、美しいデザインにより、世代を超えて高い人気があります。復刻モデルから現行シリーズまで、希少性や保存状態によって査定額は大きく変動します。当店「おたからや」では、豊富な取引実績と専門知識を活かし、一点ごとの価値を丁寧に見極め、相場や需要の変化も踏まえたご提案が可能です。大切な品物の価値を最大限に引き出せるよう努めております。ぜひご相談ください。
ブレゲ懐中時計の買取なら「おたからや」
私たち「おたからや」では、ブレゲの懐中時計の価値を最大限に引き出す査定を心がけています。世界51か国との取引実績と、全国約1,500店舗以上のネットワークを活かし、常に最新の市場相場を反映した高価買取を行います。鑑定書や鑑別書がなくても相談可能です。
傷や汚れがある時計も、モデルの希少性や生産数、保存状態、為替や金相場まで細かく確認し、可能な限り高い価格を提示できるのが特徴です。店頭買取だけでなく、出張買取やオンライン査定にも対応しています。
大切なブレゲの懐中時計を専門店ならではの知識と誠意で査定し、満足できる取引をお約束します。ぜひお気軽にご相談ください。
おたからやの時計買取
査定員の紹介
木村 査定員

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趣味
ギター・音楽鑑賞
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好きな言葉
有言実行
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ロレックス
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過去の買取品例
高級時計全般
おたからやでは毎日数千点の時計の査定をしております。現在、おたからやは海外にも販路を持っており、世界基準での査定が可能になっています。現在は円安のため海外に販売することで従来よりも高値でお買取をすることができます。お客様に満足していただける自信がありますので是非おたからやをご利用ください。 おたからやでは、動かなくなった時計や、部品のみになってしまったものでも買取が可能です。実際壊れてしまった時計であっても100万円以上で買取できることは度々ございます。気になるものがございましたら一度ご相談ください。
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