知名度の高さで資産価値を考えると、ロレックスなどのブランドを最初に思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、世界5大時計に名を連ねる「ブレゲ」も、資産価値の高いブランド時計の一つです。
今回は、ブレゲの歴史などの基礎知識と、資産価値が高くなる時計の条件を解説したうえで、ブレゲの資産価値や、資産価値が高いモデルについて紹介します。ブレゲの時計を所有している方や、これから購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
ブレゲの基礎知識
まずは、ブレゲの資産価値を理解するうえで前提となる、ブレゲの基礎知識を紹介します。
1775年創業の老舗メーカー
ブレゲは、アブラアム=ルイ・ブレゲが1775年にフランスのパリで創業した、200年を超える歴史を誇る老舗時計メーカーです。
創業当時のブレゲは、腕時計ではなく懐中時計を製造していました。現在は、オメガなどの時計ブランドが所属する「スウォッチ・グループ」の傘下となり、スイスのラベイに本社を構えています。
私たちが使用している機械式時計の機構のうち、「トゥールビヨン」や「パーペチュアルカレンダー」など、ブレゲが開発・改良したものは、7割以上を占めるといわれています。
「No.160」の逸話で知られる
ブレゲの時計は、男女問わず数多くの著名人に愛されてきました。顧客の代表例としては、マリー・アントワネット、ナポレオン・ボナパルト、ヴィクトリア女王、アレクサンドル1世などが挙げられます。
なかでも、フランス王妃のマリー・アントワネットがブレゲにオーダーした懐中時計「No.160」の逸話は、広く知られています。
マリー・アントワネットは、世界で最も素晴らしい時計を手に入れるため、当時製造できる複雑機構をすべて詰め込んだ懐中時計をブレゲに注文しました。
しかし、フランス革命により、マリー・アントワネットは完成した時計を目にすることなく命を落としました。最終的に、No.160は1827年に完成しています。
世界5大時計ブランドの一つ
ブレゲは、以下のとおり「世界5大時計ブランド」の一つとされています。
<世界5大時計ブランド>
世界3大時計ブランドとされる、「パテック フィリップ」「オーデマ・ピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」と比べると、ブレゲの知名度は低いかもしれません。
しかし、上記5つのブランドのなかで最も歴史があるのはブレゲで、技術力の高さも折り紙付きです。
資産価値の高い時計の条件
ここでは、そもそもどのような時計を「資産価値が高い」と呼ぶのか、おもな4つの条件を解説します。
ブランド力や人気があること
1つ目は、「ブランド力」や「人気」が高いことです。ブランド力とは、歴史が長く、ブランドとしての価値があることを指します。
ブランド名を聞いて、代表的な時計のモデルやデザインが思い浮かぶ場合は、ブランド力が高いといえます。先述したNo.160の逸話のように、そのブランドだけが持つエピソードがあるのもポイントです。
また、新品・中古を問わず需要が多い時計は、人気があるといえます。人気が高い時計は、中古市場でも高額で取引されています。日本だけでなく世界でも需要があると、資産価値が高くなりやすいでしょう。
品質が優れていること
2つ目は、機能や性能が優れており、かつ壊れにくいことです。具体的には、以下の項目で判断できます。
- 衝撃に強い
- 防水機能が搭載されている
- 耐磁性がある
時計の盤面だけでなく、ブレスレットの品質も大切です。また、時計に使用される素材そのものの品質が高いことも、資産価値の高さにつながります。
メンテナンスが可能なこと
機械式時計を長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが必要です。よって、3つ目の条件として、メンテナンス体制が整っているのが重要です。
永久的なメンテナンス保証があれば、いつ生産された時計でもメンテナンスを受けられるため、資産価値が高まります。
状態が良いこと
4つ目は、時計の状態が良好であることです。
丁寧に扱われ、良い状態を保っている時計は資産価値が高いといえます。最も良いのは、未開封・未使用のまま保存しているものです。
一方で、時計の状態が悪いと、メンテナンスや修理をしても新品のようには戻せなくなってしまいます。また、修復自体はできたとしても、かかる費用が高額になるかもしれません。
ブレゲの資産価値は安定した高さが魅力
買取市場でのブレゲの人気は、ブランド時計のなかでは中堅クラスです。これは、ブレゲの時計の購買層が一般庶民ではなく、セレブリティや時計愛好家を中心とすることが背景にあります。
ブレゲの歴史と伝統を考慮すると、ブランド力は申し分ないといえるでしょう。また、著名人にも認められた技術力・デザイン力により、ほかのブランドに負けない時計を生み出しています。
したがって、トップクラスの人気にはおよばないとはいえ、「資産価値が低い」わけではありません。むしろ、ブレゲの時計の資産価値は、流行に左右されにくい安定した高さが強みです。
実際に、ブレゲの代表的なモデルは、中古市場での価格相場が上がり続けています。また、ブレゲには長い歴史があるため、アンティークとしての評価を持つ時計も存在します。
資産価値が高いブレゲの代表的なモデル4選
ここでは、ブレゲを代表する4つのモデルを見てみましょう。
マリーン
1815年、ブレゲはルイ18世から依頼を受け、フランス海軍の「マリーン・クロノメーター」を製作しました。このマリーン・クロノメーターをオマージュしたのが、1990年に登場したスポーツウォッチ「マリーン」です。
マリーンのなかでも特に人気を集めているのが、第2世代の「マリーンⅡ」です。マリーンⅡは2014年から2018年まで製造され、2018年には新型マリーンが新たにリリースされました。
実用的ながらも洗練されたデザインがマリーンⅡの特徴で、初代マリーンよりもスポーツの要素がより多く取り入れられています。
タイプトゥエンティ/タイプトゥエンティワン
「タイプトゥエンティ」は、1950年代にフランス空軍からの依頼により誕生したモデルです。2004年になると、後継機の「タイプトゥエンティワン」が登場しました。
さらに詳しく見ると、「アエロナバル」と「トランスアトランティック」という2つのラインナップがあります。
タイプトゥエンティ/タイプトゥエンティワンには、「フライバック機能」が搭載されています。フライバック機能とは、計測中でもリセットボタンを押せば、すぐに別の計測を始められる機能です。
タイプトゥエンティ/タイプトゥエンティワンの買取情報をチェックする
クラシック
1972年に誕生した「クラシック」は、装飾技法のギョーシェ彫り、斬新なデザインのブレゲ針、特徴的な書体のブレゲ数字など、ブレゲの伝統的な要素をふんだんに盛り込んだモデルです。
シンプルながらもデザインの美しさや技術力の高さが際立つモデルで、フォーマルシーンにも最適です。腕時計の理想的なモデルとして、今でも多くの方に愛されています。
トラディション
「トラディション」は、2005年に登場した比較的新しいモデルです。トラディションには、衝撃を吸収するための「パラシュート機構」と、時計の精度を高めるための「可変慣性テンプ」が搭載されています。
この2つの機構は、懐中時計のムーブメントに搭載されていたものを再現しており、ブレゲの歴史をしっかりと反映しています。
ブレゲの時計を売却するのに適したタイミングとは?
資産価値の高いブレゲの時計を売却する場合は、タイミングを見極めることが重要です。
以下に、ブレゲの時計を高値で売却しやすいと考えられるタイミングを紹介します。一般的な判断基準として参考にしてください。
定価が上がったとき
ブレゲの定価が上がったタイミングは、高値で売却しやすくなる可能性があります。
近年、高級ブランド時計の価格は、原材料・人件費の高騰や需要の高まりなどにより、定価が上昇傾向にあります。ブレゲも例外ではなく、過去には10%程度の値上げが行なわれたこともありました。
また、時計を購入した際の為替相場と比較して円安が進んでいる場合は、買取価格も上昇しやすくなります。
話題になったとき
インターネットやテレビなどの各メディアにおいて、ブレゲが話題となり注目を集めた場合、買取価格にも良い影響があると想定されます。
具体的には、著名人がブレゲの時計を着用していたり、SNSでブレゲの時計が話題になったりしたケースが挙げられます。
生産が終了したとき
ブレゲの時計のうち、生産が終了しているモデルは、希少価値が高まり、高価買取につながる傾向があります。
一方で、発売から間もないモデルは、買取店としては「需要が高い=売れる可能性が高い」と判断できることから、高価買取してもらいやすいでしょう。
ブレゲを高く売るなら買取専門店の「おたからや」へ
ブレゲの時計を売却する際は、タイミングだけでなく、どのような買取店に依頼するかも重要です。
高価買取を目指す方におすすめしたいのが、幅広い商品を取り扱う買取専門店の「おたからや」です。ブレゲをはじめとするブランド時計も、幅広く取り扱っています。
全国にある「おたからや」の店舗には、プロの査定士が在籍しています。ブレゲの価値を正確に判断し、「ガラス面が割れている」「錆びて変色している」など、状態が悪い場合でも高価買取可能です。
また、「おたからや」では、店頭買取のほか出張買取も実施しており、出張料などの手数料はかかりません。
ブレゲの売却に興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
なお、ブレゲの価値を落とさず、また価値を正確に判断してもらうために、買取価格が下がる要因を知っておくことも大切です。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
<関連記事>腕時計の買取額が下がる原因とは?高級ブランドの腕時計でも要注意!
まとめ
資産価値の高い時計は、ブランド力や人気があり、品質にも優れているのが特徴です。また、永久的なメンテンナンス保証があることや、時計の状態が良いことも、資産価値の高さに影響するでしょう。
マリーンやクラシックなどのモデルで知られるブレゲも、歴史や伝統、技術力・デザイン力の高さなどから、資産価値は高いと判断できます。加えて、近年は定価が上昇傾向にあるため、売却に適したタイミングです。
資産価値が高い時計でも、その価値を正確に見極めてもらえなければ、高価買取は期待できません。そのため、ブレゲを売却する場合は、買取店選びが重要です。
買取専門店の「おたからや」では、専門的な査定具なども活用しながら、プロの査定士がお品物の価値を見抜きます。販売コストがかからない分、買取金額に最大限還元します。
査定は無料なので、ブレゲをはじめとするブランド時計をお持ちの方は、まずは「おたからや」へお気軽にご相談ください。
高級ブランド時計の多くは価格改定がされており、新品・中古問わず需要が高まり買取価格も上昇傾向にありますので、売却にはベストなタイミングといえます。
ブランド時計の高価買取はおたからやにお任せください。
関連記事
タグ一覧
- #A.ランゲ&ゾーネ
- #GMTマスター
- #IWC
- #K10(10金)
- #K14(14金)
- #K22(22金)
- #K24(純金)
- #MCM
- #アクアノート
- #アンティーク時計
- #イエローゴールド
- #ヴァシュロンコンスタンタン
- #ヴァンクリーフ&アーペル
- #エアキング
- #エクスプローラー
- #エメラルド
- #エルメス
- #エルメス(時計)
- #オーデマ ピゲ
- #オパール
- #オメガ
- #カルティエ
- #カルティエ(時計)
- #グッチ
- #グリーンゴールド
- #ケイトスペード
- #ケリー
- #コーチ
- #サファイア
- #サブマリーナー
- #シードゥエラー
- #シチズン
- #ジッピーウォレット
- #ジバンシィ
- #ジミーチュウ
- #シャネル
- #シャネル(時計)
- #ジュエリー
- #ショパール(時計)
- #スカイドゥエラー
- #セイコー
- #ゼニス
- #ターノグラフ
- #ダイヤモンド
- #タグ・ホイヤー
- #チェリーニ
- #チューダー
- #デイデイト
- #デイトジャスト
- #デイトナ
- #ティファニー
- #ティファニー
- #ノーチラス
- #バーキン
- #パテック フィリップ
- #パネライ
- #ピーカブー
- #ピアジェ
- #ピンクゴールド
- #フェンディ
- #ブライトリング
- #プラチナ
- #フランクミュラー
- #ブランド品
- #ブランド品買取
- #ブランド時計
- #ブルガリ(時計)
- #ブレゲ
- #ホワイトゴールド
- #マークジェイコブス
- #ミュウミュウ
- #ミルガウス
- #モーブッサン
- #ヨットマスター
- #リシャールミル
- #ルイ・ヴィトン
- #ルビー
- #レッドゴールド
- #ロエベ
- #ロレックス
- #ロンシャン
- #地金
- #宝石・ジュエリー
- #宝石買取
- #時計買取
- #珊瑚(サンゴ)
- #真珠・パール
- #色石
- #財布
- #金
- #金・プラチナ・貴金属
- #金アクセサリー
- #金インゴット
- #金の純度
- #金価格・相場
- #金歯
- #金縁メガネ
- #金貨
- #金買取
- #銀
- #銀貨
-
店頭買取
-
査定だけでもOK!
買取店舗数は業界最多の
約1,200店舗以上!おたからやの店舗数は全国 約1,200店舗以上(待機店舗を含む)。これは、数ある買取店の中で最多を誇ります。日本全国津々浦々にて、地域密着でお買取りを承っております。
-
出張買取
-
査定だけでもOK!
買取専門店おたからやの
無料出張買取。買取専門店おたからやの無料出張買取です。出張料・査定料・買取手数料は全て無料、査定は最短5分です。随時キャンペーンを実施をしております!まずはお気軽にご相談ください!