ジャガールクルトとカルティエどっちがおすすめ?選び方のポイントやそれぞれの資産価値について解説

※下記の画像は全てイメージです
「ジャガールクルトとカルティエ、どっちがいいの?」「それぞれの特徴は?」といった悩みをお持ちではないでしょうか?
高級時計の購入を検討する際、この2つのブランドで悩む方は少なくありません。実は、この2つのブランドには深い歴史的なつながりがあり、それぞれに異なる魅力があります。
この記事では、買取専門店「おたからや」の視点から、ジャガールクルトとカルティエそれぞれの特徴や選び方のポイントを解説するとともに、資産価値についても紹介します。
Contents
ジャガールクルトとカルティエの歴史的な関係性

ジャガールクルトとカルティエを比較する前に、まず知っておきたいのが両ブランドの深い歴史的関係です。実は、この2つのブランドは単なる競合関係ではなく、時計史において重要なパートナーシップを築いてきました。
カルティエに時計を供給していたジャガールクルト
20世紀初頭、カルティエはまだ自社でムーブメントを製造する能力を持っていませんでした。そこで白羽の矢が立ったのが、スイスの名門マニュファクチュール、ジャガールクルトです。
ジャガールクルトは、カルティエの求める高品質なムーブメントを供給し、カルティエの時計製造を技術面で支えていました。特に1930年代~1960年代前半にかけて、多くのカルティエの時計にジャガールクルト製ムーブメントが搭載されています。
この協力関係は、両ブランドにとって Win-Win の関係でした。カルティエは信頼性の高いムーブメントを確保でき、ジャガールクルトは安定した供給先を得ることができたのです。
現在では同じ企業グループに
現在、ジャガールクルトはリシュモングループ、カルティエも同じくリシュモングループに属しています。つまり、かつてのパートナーは今や同じ企業グループの仲間となっているのです。
しかし、それぞれのブランドアイデンティティは明確に区別されています。ジャガールクルトは「真のマニュファクチュール」として技術力を追求し、カルティエは「メゾン」として総合的なラグジュアリーブランドを展開しています。
- おたからや査定員のコメント
両ブランドは競合というよりも、異なる価値観と魅力を持つ存在として、それぞれの道を歩んでいます。この歴史的背景を理解することで、どちらを選ぶべきかの判断材料にもなるでしょう。

ジャガールクルトの特徴と魅力

ジャガールクルトは、1833年にスイスのル・サンティエで創業した、時計製造の名門です。「時計製造業者の中の時計製造業者」と呼ばれるその技術力は、世界中の時計愛好家から高い評価を受けています。
「時計製造の巨匠」と呼ばれる技術力が魅力
ジャガールクルトが「Grande Maison(偉大なる工房)」と呼ばれる理由は、その圧倒的な技術力にあります。創業以来、1,200以上のキャリバー(ムーブメント)を開発し、400以上の特許を取得しています。
特筆すべきは、世界最小の機械式ムーブメント「キャリバー101」の開発で、わずか14mm×4.8mm、厚さ3.4mmという驚異的な小ささは、現在でも破られていない記録となっています。
また、トゥールビヨンやミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダーなど、複雑機構の開発においても業界をリードしています。これらの技術は、他の高級時計ブランドにも供給され、スイス時計産業全体の発展に貢献してきました。
マニュファクチュールとして特徴的
ジャガールクルトの最大の特徴は、真の「マニュファクチュール」であることです。部品の製造から組み立て、調整、ケース製作に至るまで、すべての工程を自社で行っています。
スイスのル・サンティエにある工房では、約1,000人の職人が働いており、その中には彫金師やエナメル職人といった特殊技能を持つ専門家も含まれています。この一貫生産体制により、品質の完全なコントロールが可能となっています。
この徹底した品質管理が、ジャガールクルトの信頼性を支えているといえるでしょう。
カルティエの特徴と魅力

カルティエは、1847年にパリで創業したフランスの名門メゾンです。「王の宝石商、宝石商の王」と称されるその地位は、単なる時計メーカーを超えた、総合的なラグジュアリーブランドとしての存在感を示しています。
「王の宝石商」としてのブランド力が魅力
カルティエが「王の宝石商」と呼ばれるようになったのは、ヨーロッパ各国の王室御用達となったことに由来します。イギリス国王エドワード7世がこの言葉を贈ったことで、カルティエの名声は不動のものとなりました。
また、カルティエは時計だけでなく、ジュエリー、レザーグッズ、フレグランスなど幅広い商品を展開しています。この総合力により、ライフスタイル全体を演出できるブランドとして、世界中のセレブリティに愛されています。
デザイン性の高さと独創性が特徴的
カルティエの時計の最大の魅力は、その独創的なデザインです。「タンク」「サントス」「バロンブルー」など、一目でカルティエとわかるアイコニックなモデルを生み出してきました。
例えば「タンク」は、第一次世界大戦の戦車からインスピレーションを得た革命的なデザインです。1917年の誕生以来、基本的なデザインは変わらず、時代を超えて愛され続けています。
カルティエのデザインは、単に美しいだけでなく、実用性も兼ね備えています。「サントス」は、飛行家アルベルト・サントス・デュモンのために作られた世界初の実用的な腕時計の一つです。
このように、カルティエは常に時代の先端を行くデザインを提案し続けており、これが長年に渡って人気を保っている理由の一つといえるでしょう。
ジャガールクルトとカルティエどっちがおすすめ?選び方のポイント

ジャガールクルトとカルティエ、それぞれに魅力がありますが、最終的にどちらを選ぶべきかは、あなたの価値観やライフスタイルによって決まります。
ここでは、選び方のポイントを具体的に解説します。
時計好きならジャガールクルトがおすすめ
時計の機械的な魅力や、職人技術を重視する方には、ジャガールクルトがおすすめです。マニュファクチュールとしての実力は、時計愛好家にとって大きな魅力となるでしょう。
ジャガールクルトを選ぶメリットは、同じ価格帯でより高度な機構の時計が手に入ることです。例えば、カルティエで基本的な3針モデルの価格で、ジャガールクルトならムーンフェイズやパワーリザーブ表示付きのモデルが購入できます。
また、「人とは違う時計を着けたい」という方にも最適です。ジャガールクルトは知る人ぞ知るブランドであり、その時計を選ぶこと自体が、時計への深い理解と愛情を示すことになることでしょう。
ジュエリーとの相性で選ぶならカルティエがおすすめ
トータルコーディネートを重視する方、特にジュエリーとの相性を考えるなら、カルティエに軍配が上がります。カルティエは元々ジュエラーとしてスタートしたブランドであり、時計とジュエリーの統一感は担保されます。
例えば、「トリニティ」や「ラブ」といったジュエリーラインは、時計にも展開されています。リング、ネックレス、ブレスレットと時計を同じモチーフで揃えることで、洗練された統一感のあるスタイルが完成します。
デザインが普遍的で上品なため、ティファニーやブルガリなどのジュエリーと合わせても違和感がありません。ジュエリーを日常的に身に着ける方にとって、カルティエの時計は最適な選択肢となるでしょう。
ライフスタイルでの選び方
ライフスタイルに合わせて選ぶことも重要といえるでしょう。例えば、カジュアルな服装が多い方なら、スポーティーなデザインも豊富なジャガールクルトが合うかもしれません。
一方、フォーマルな場面が多い方や、ジュエリーも含めたトータルコーディネートを楽しみたい方には、カルティエが適しているでしょう。
年齢層や性別での選び方
年齢層や性別によっても、それぞれのブランドの印象や使いやすさは変わってきます。一般的な傾向として、どちらのブランドがどの層に支持されているかを見てみましょう。
ジャガールクルトは、30代後半以上の男性に特に人気があります。ある程度時計の知識を持ち、本物の価値を理解できる年代に支持される傾向があります。
女性向けモデルもありますが、比較的シンプルで控えめなデザインが多く、時計そのものの美しさを楽しみたい女性に選ばれているといえるでしょう。
一方、カルティエは20代から60代まで幅広い年齢層に支持され、特に女性人気が高いブランドです。「タンクフランセーズ」や「バロンブルー」など、女性向けモデルが充実しており、初めての高級時計としても選ばれやすいといえるでしょう。
ジャガールクルトとカルティエそれぞれの資産価値とは?

高級時計を購入する際、資産価値は重要な検討要素の一つです。両ブランドの買取相場や価値の推移について、買取専門店の視点から解説します。
ジャガールクルトの資産価値
ジャガールクルトの時計は、その技術力の高さから、時計愛好家の間で安定した人気を保っています。特に「レベルソ」や「マスター」シリーズは、中古市場でも高い需要があります。
買取相場は、一般的に定価の30〜50%程度で推移していますが、限定モデルや複雑機構を搭載したモデルは、それ以上の価格で取引されることもあります。例えば、「レベルソ・トリビュート・エナメル」のような希少モデルは、高く評価される傾向にあります。
ただし、ジャガールクルトは「通好み」のブランドという側面があり、一般的な知名度はカルティエに比べて低めです。そのため、需要層が限定的でモデルによっては買取価格が伸び悩む場合があるといえるでしょう
カルティエの資産価値
カルティエの時計は、ブランドの知名度の高さから、幅広い層に需要があります。特に「タンク」「サントス」「バロンブルー」といった定番モデルは、常に安定した買取相場を維持しています。
買取相場は定価の40〜60%程度と、ジャガールクルトよりもやや高めの水準で推移することが多いです。これは、ブランドの認知度と、需要、ジュエリーブランドとしての付加価値が影響しています。
また、カルティエの時計は女性からの支持も厚く、ペアウォッチやレディースモデルなどは常に一定の需要があります。
まとめ
ジャガールクルトとカルティエ、どちらも素晴らしい歴史と伝統を持つブランドです。技術力のジャガールクルト、ブランド力のカルティエという特徴はありますが、どちらが優れているということはありません。
最後にジャガールクルトとカルティエの比較表を作成したので、判断の参考にしていただければ幸いです。
| 項目 | ジャガールクルト | カルティエ |
| おすすめの人 | ・時計好き
・機械技術重視 |
・ジュエリーとの相性が重要
・トータルコーディネート重視 |
| 価格 | 目安30万~500万円以上 | 目安20万~2,000万円台 |
| デザイン | シンプルで控えめ | 普遍的で上品 |
| ライフスタイル | カジュアル・スポーティー | フォーマル・エレガント |
| 年齢層・性別 | 30代後半以上の男性(女性向けは控えめ) | 20代〜60代の幅広い年齢層(特に女性人気が高い) |
| 資産価値 | 定価の30~50% | 定価の40~60% |
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「おたからや」での「ジャガールクルト」・「カルティエ」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「ジャガールクルト」・「カルティエ」それぞれの時計参考買取価格の一部を紹介します。
| 画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
|---|---|---|
![]() |
ジャガー・ルクルト レベルソ 270.2.62 | 2,062,500円 |
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ジャガー・ルクルト マスターコントロール 140.3.80 WG/革 自動巻式 | 1,210,000円 |
![]() |
ジャガー・ルクルト マスターメモボックス Q1412430 PG/レザー シルバー | 1,116,000円 |
![]() |
カルティエ タンク 1601B プラチナ/革 | 2,211,000円 |
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カルティエ パンテール W2PN0006 | 1,000,000円 |
![]() |
カルティエ タンクフランセーズ 1840 YG | 971,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ジャガールクルトは時計愛好家から「時計界の技術屋」として高く評価され、特に「レベルソ」や「マスター」シリーズは中古市場でも安定した人気があります。
カルティエは幅広い世代に愛される高級ジュエリー・時計ブランドで、「タンク」「サントス」「バロンブルー」などの定番モデルは常に高い需要があるアイテムです。
- おたからや査定員のコメント
「おたからや」では、多少の使用感があっても、両ブランドの技術的価値・ブランド価値をしっかり評価いたします。文字盤の変色やベルトの劣化があっても査定可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

「ジャガールクルト」・「カルティエ」時計の買取なら「おたからや」
両ブランドの時計は、モデルや年式により買取価格が変動します。
店頭買取のほか、出張買取やオンライン査定にも対応しています。全国1,580店舗以上のネットワークと、世界44カ国との取引実績を活かし、「ジャガールクルト」・「カルティエ」それぞれの真の価値を見極めた高価買取を実現しています。
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