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オリンピックで
金の相場は変わった?
金メダルの素材も紹介

オリンピックと金相場の関係性

コロナ下での開催となった東京オリンピックは、世界から大注目を浴びることとなりました。選手たちの素晴らしいパフォーマンスは、記憶に新しい方も多いことでしょう。海外からも多くの選手が日本へ渡航し、素晴らしい活躍を見せました。日本の金メダル獲得数「27個」は、過去最高の素晴らしい記録です。

世界中が盛り上がりを見せたオリンピックですが、その開催に合わせて経済が大きく循環し、金の相場にも影響があるといわれています。なぜオリンピックが金の相場に影響するのか、その理由を見ていきましょう。

オリンピック開催国になると景気が良くなる

オリンピック開催が決まると開催国の経済が活性化し、大規模な経済効果をもたらすといわれています。なぜ多くの国が自国でオリンピックをしたいのか疑問に思われている方もいると思いますが、自国の経済活性化の為にオリンピックを開催したいと考えているのです。

オリンピックの開催が決まると、会場の建設に伴う雇用増加やオリンピックの放映権収入、スポンサー収入、グッズ販売などによる利益で経済が活性化します。実際に東京オリンピックが日本で開催されると決定してから円安が進み、結果的に金相場も上昇しました。日本の金価格の基準は米ドルとなっており、日本円と米ドルの為替相場の変動が金相場の変動に繋がっているのです。

中国の金需要

中国は金の産出量が世界で一番多い国です。しかし、中国内での金は内需需要が高く、自国の採掘量だけでは足りないといわれています。2000年代に中国政府による金市場独占が終わるまで、中国政府は民間人が金を保有することを禁止していました。現在では、民間人も金を購入する事ができるようになったため、資産としての金の需要も増えています。

歴史的に見ても中国は王朝が変わるごとに通貨も変わってしまうため、安定資産を持つことが難しい時代がありました。そこで、通貨が変わっても安定した資産となる金への需要が増えたのです。現在でも、富裕層が大量の金を保有することで自分の財力を誇示したり、大事な贈り物として純金を送ったりと、金は特別なものと考えられています。中国での金需要の変化は取引量が多く、金相場へ影響を与えるため随時確認するようにしましょう。

 

東京オリンピック前後の
金相場はどうなったか?

金相場とオリンピックには深い関係性があります。では、東京オリンピックの開催前後で金相場は実際にどのように変化したのでしょうか。

東京オリンピック後は円安傾向へ

東京オリンピック後は、建設ラッシュや雇用も失速し、日本の経済は失速するのではないかと予想されています。そのため、多くの専門家がオリンピック後の日本は円安傾向になると予想しました。実際に日本経済が失速し、その結果円安傾向に進んでいった場合、金相場は上がり続ける可能性があります。

しかし、今回の東京オリンピックでは観客が入れることが出来ず、海外からの観光客も受け入れられなかったため、思うような経済効果を得ることはできませんでした。これからの金相場の価格はどう変動していくのか、予想が難しいところです。    

金の価格が1g8000円!?

東京オリンピックが開催されるまで、金の価格は緩やかに上昇していました。これは、中国とインドの経済成長が影響を与えており、多くの人が金を求めた結果と考えられています。中国やインドにおいて、金は「投資対象」ではなく、生活の一部となる特別な金属です。加えて、中国やインドは世界有数の金の産出国として知られており、金の流通が盛んな国といえます。

しかし、金の需要が異常といえるほど高いため、自身の国の産出量では足りず海外からも輸入を続けています。このような状況が今後も継続する場合は、金の価格は上昇し続け2021年中には、金1gあたり8000円に到達するというのが多くの専門家の予想です。東京オリンピックによる金相場への影響も大切ですが、併せて海外情勢も確認しておきましょう。

 

オリンピックメダルの
ほとんどは銀でできている!?

今回の東京オリンピックでは、日本選手団が過去最多となるメダル数を獲得しました。オリンピックのメダルは色と素材が同じと考えられがちですが、実は意外な素材で作られているのです。

東京オリンピックのメダルは?

東京オリンピックのメダルは、IOCが定めた規格に沿って作られています。メダルの大きさや素材、首にかけるリボンの長さまでもが細かく指定されていることは余り知られていません。オリンピックでの金メダル、銀メダルの素材は銀製と指定されており、金メダルの素材は金ではないのです。

金メダルは、少なくとも6gの純金で金張り、銀メダルは少なくとも純度1000分の925を保つ事と定められています。銀メダルには銀が使われていますが、金メダルの素材も銀製で、金でないことを知っている方は多くはないでしょう。

また、銅メダルの素材は青銅または丹銅です。青銅は文字通り青みを帯びた色、丹銅は赤みのある銅らしい色で、それぞれ作る工程で混ぜる成分の違いで色の違いが出るようになっています。なお、東京オリンピック2021の銅メダルは丹銅製です。

銀でできている理由

オリンピズム(=オリンピックの精神)は「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること」と定められています。世界中のあらゆる国がオリンピックへの参加資格を持ち、世界中の人々がスポーツを通じ、喜び合い、助け合う環境を願ってオリンピックが開催されているのです。

上記の事から、メダルの種類と素材の違いで、不公平感を出さないために金メダルも銀製になったと言われています。また、金メダルが銀でできているもうひとつの理由が、「開催国の負担軽減」です。現在は金メダルも銀で作られていますが、純金で金メダルを作った場合は1個約200万円の製造費用がかかり、全種目となると数十億円と莫大な費用がかかってしまいます。

これでは、先進国以外での開催はできなくなり、不平等が生じてしまいますよね。また、純金で金メダルを製造した場合、メダリストが空き巣や強盗などの被害にあってしまう可能性も高くなってしまいます。そのような犯罪の防止策として、金メダルが銀制になったのです。

 

相場の確実な予測は難しい

東京オリンピックに向けて金相場は上昇を続けてきましたが、今後の相場を確実に予測するのは難しいでしょう。ここでは、予想が困難ないくつかの要因に迫っていきます。

世界情勢の悪化

世界平和を唱えていたIOCに反して、現在の世界情勢は悪化しています。様々な国で戦争、テロ、デモ活動など不安定な状況が続いている状況です。金相場は、為替にも影響されることから、世界情勢の悪化により確実な予測が難しくなっています。

また、コロナウイルスの影響も考えなくてはなりません。ワクチン開発により徐々に経済活動が再開した国もありますが、未だに経済活動を再開できていない国も多数あります。このような状況は、金相場の影響だけでなく地価相場や為替にも影響を及ぼしているのです。

大物投資家による売却

上記のような状態により今後の世界経済は不透明です。本来金とは経済が不安定になった際に信用度の高い資産ですが、早めに見切りをつけた大物投資家が保有している金を全て売却するという懸念もあります。

多くの金が売却されてしまうと金相場は下降してしまい、多くの金保有者がさらなる損失を恐れて売却を始めてしまう可能性もゼロではありません。大物投資家がいつ金を売るのかは、誰にも分からないため予測はほぼ不可能です。

株式投資などは利益を得るための投資として売買される場合が多いのですが、金投資の場合は利益を得ることよりも、安全資産として保有するために購入されることが多いと言われています。金投資は株式のように配当や利子を得ることはできませんが、金自体の価値がゼロになることはないからです。世界の経済状況が悪化したときやコロナショックのような世界的な危機が起こったときには求める人が多くなり、価格が上がるのも金の大きな特徴といえます。

 

まとめ

今回は、オリンピックと金の相場の関係性や金メダルの素材について解説しました。金の相場はオリンピックなどの世界情勢によって変動し、確実な予測をしていくのは難しいでしょう。日々トレンドに注目しながら、最適なタイミングを探っていくのがおすすめです。

 

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