80億円超えも?世界一高い時計ランキング!驚愕の価格とその理由を解説
※下記の画像は全てイメージです
世界には想像を絶する価格の腕時計が存在します。最高額の時計は2025年現在の価格で約80億円を超えるなど、もはや時間を確認する道具の域を超えた芸術品といえるでしょう。
なぜこれほどまでに高額になるのか、その背景には希少な宝石、卓越した職人技術、そしてブランドの歴史と権威が深く関わっています。
この記事では、世界一高い時計の価格とその理由、さらに時計が評価される要素について詳しく解説いたします。
Contents
世界一高い時計はなぜ80億の価値になるのか?
世界で最も高額な腕時計の価格は日本円で約80億円という驚愕の金額です。この価格設定には明確な理由があり、単なる高級品を超えた特別な価値が込められています。
世界一高い時計「グラフ ハルシネーション」
世界一高い時計「グラフ ハルシネーション(The Hallucination)」は、イギリスの名門宝石商グラフが2014年に発表したクォーツ時計で、非常に小さなクォーツダイアルがピンクダイヤモンドで囲まれているのが特徴です。
価格は5,500万ドル(当時の日本円価値で約60億円)で提示され大きな話題となったこの時計が、現在の日本円価値で80億円という価格になる理由を詳しく見ていきましょう。
110カラットの希少ダイヤモンド
最大の価値は、合計110カラットにもなる世界最高品質のマルチカラーダイヤモンドによるものといえるでしょう。使用されているのは、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンなど、極めて希少なファンシーカラーダイヤモンドばかりです。
万華鏡のような独創的なデザイン
グラフの創業者ローレンス・グラフ氏自らがデザインを手がけ、ダイヤモンドを万華鏡のように散りばめた芸術的な仕上がりが評価されています。
中央部分のダイヤモンドは指輪としても着用可能な変形機構を備えており、時計としての機能性とジュエリーとしての美しさを両立しています。
数千時間を超える製作時間
すべて職人の手作りで製作され、その総制作時間は数千時間と言われており、1つの時計にかける制作時間としては時計史の中でも異質といえる存在です。
一つ一つのダイヤモンドを精密にセッティングする作業は、最高レベルの技術を持つ職人にしかできない至難の業でしょう。
グラフブランドの歴史と権威
1960年創業のグラフは、世界でも極上かつ希少な宝石を扱う名門ブランドです。王族やセレブリティを顧客に持ち、ダイヤモンドの名門として確固たる地位を築いており、このブランド価値も、時計の価格に大きく反映されています。
世界一高い時計ランキング【TOP5】
世界で最も高額な時計を価格順にランキングでご紹介します。どれも常識を超えた価格設定で、まさに「動く宝石」といえる逸品ばかりです。
※2025年7月現在、1ドル=146円での日本円換算
1位:グラフ ダイヤモンド ハルシネーション(約80億円)
価格5,500万ドル(約80億円)で世界最高額を誇る究極のジュエリーウォッチです。110カラットのマルチカラーダイヤモンドを使用し、2014年のバーゼルワールドで初披露されました。
グラフが時計見本市に初出展した際の名刺代わりとして発表されたこの作品は、「究極の時計を創作したい」という創業者の想いが形になったものです。
万華鏡のような美しさは、一度見たら忘れられない強烈な印象を残すでしょう。
参考:autoevolution「The $55 Million Graff Hallucination Is Still the World’s Most Expensive Quartz Watch」
2位:グラフ ダイヤモンド ザ・ファッシネーション(約58億円)
価格4,000万ドル(約58億円)で、152.96カラットのホワイトダイヤモンドを使用した時計です。2015年のバーゼルワールドで発表されました。
中央の38.13カラットのDフローレス(ダイヤモンドの品質を評価する最高ランクの等級)ペアーシェイプダイヤモンドを取り外してリング(指輪)として着用することも可能な変形機構を備えており、時計と宝飾品の両方の機能を持つ究極のアクセサリーです。
全面にホワイトダイヤモンドを敷き詰めた神々しい輝きを放つ傑作といえるでしょう。
参考:WATCHPRO「Graff’s Fascination with big ticket watches」
3位:パテック・フィリップ グランドマスター・チャイム(約45億円)
価格3,100万ドル(約45億円)で落札された、2019年11月9日にジュネーブで開催されたOnly Watch慈善オークション(Christie’s主催)での記録的な価格です。
パテック・フィリップの175周年を記念して製作された特別なモデルで、世界でも珍しいステンレススチール製グランドマスター・チャイムです。
20の複雑機構を備えたダブルフェイス(リバーシブル)デザインが特徴で、当初の小売価格は260万ドルでしたが、オークションで驚異的な価格を記録し、デュシェンヌ型筋ジストロフィー研究への寄付に貢献した世界最高峰の時計ブランドの威信をかけた特別な一品といえるでしょう。
4位:ブレゲ No.160 (推定約44億円)
18世紀のフランス王妃マリー・アントワネットの秘密の崇拝者(王妃の護衛官と推定されるハンス・アクセル・フォン・フェルゼン伯爵)が1783年に委託した伝説の懐中時計です。
44年もの歳月をかけて1827年に完成しましたが、その時には王妃(1793年処刑)もアブラアン=ルイ・ブレゲ本人(1823年死去)もすでに亡くなっていました。
「可能な限りゴールドを使用し、当時知られているすべての複雑機構を搭載する」という無制限の依頼を受けて製作されたこの時計は、100年間世界最複雑な時計の座を保持し続けました。
現在オリジナルはエルサレムのL.A.メイヤー博物館に展示されており、その推定価格は日本円で約44億円とも言われています。
※この価格はオークションや市場での実際の売却記録に基づくものではなく、材料価値、稀少性、製作技術に基づく推定評価額です。
参考:BREGUST「Order for watch N°160, known as the “Marie-Antoinette” watch」
5位:ショパール 201カラット ウォッチ(推定約37億円)
推定価格2,500万ドル(約37億円)で評価される、874個のダイヤモンドが総計163カラット装飾されたジュエリーウォッチです。2000年に製作されたこの時計は、クォーツ式のシンプルな機構ですが、施されたダイヤモンドが圧倒的な価値を生み出しています。
パッと見るとラグジュアリーなブレスレットのような外観で、時計としての機能よりもジュエリーとしての価値に重点が置かれているといえるでしょう。
また、中央部には15.37カラットのピンクダイヤ、12.79カラットのブルーダイヤ、11.36カラットのホワイトダイヤがハート型にカットされてあしらわれていることが特徴です。
※この価格はオークションや市場での実際の売却記録に基づくものではなく、材料価値、稀少性、製作技術に基づく推定評価額です。
参考:LUXE DIGITAL
ブランド時計が評価されるポイントとは
高級時計の価値を決める要素は多岐にわたります。価格だけでなく、総合的な魅力を理解することで、時計選びの参考にもなるでしょう。
ブランドの歴史と伝統
長い歴史を持つブランドは、それだけで大きな価値を持ちます。パテック・フィリップ(1839年創業)、ヴァシュロン・コンスタンタン(1755年創業)、オーデマ・ピゲ(1875年創業)などの老舗ブランドは、「世界三大時計」と呼ばれ、特別な地位を確立しています。
- おたからや査定員のコメント
これらのブランドは、創業以来培ってきた技術の蓄積と、王族やセレブリティとの関係性が価値の源泉となっています。歴史の重みは、新しいブランドでは決して真似できない魅力といえるでしょう。
美しいデザインと独創性
時計は実用品であると同時に、身に着けるアクセサリーでもあります。そのため、デザインの美しさや独創性も重要な評価ポイントとなります。
流行に左右されないタイムレスなデザインは、長く愛され続ける価値を持ちます。一方で、革新的なデザインで時計界に新しい風を吹き込むブランドも高く評価されるでしょう。
素材の選択も重要で、18金、プラチナ、チタンなどの高級素材の使用は価値向上につながります。また、ダイヤモンドなどの宝石を効果的にあしらうことで、ジュエリーとしての魅力も加わります。
大衆からの人気とブランド力
最終的に時計の価値を決めるのは、市場での需要と供給のバランスです。多くの人が欲しがる時計ほど、価格は上昇する傾向があります。
ロレックスのデイトナやパテック・フィリップのノーチラスなど、人気モデルは定価を大幅に上回る価格で取引されることも珍しくありません。これは、ブランド力と希少性が生み出す現象といえるでしょう。
また、著名人の愛用や映画での使用なども、ブランドイメージの向上に大きく貢献します。セレブリティとの関係性は、ブランド価値を押し上げる重要な要素となっています。
まとめ
世界一高い時計は約80億円という驚愕の価格で、その価値は希少な宝石、卓越した職人技術、そしてブランドの歴史によって生み出されています。グラフ ザ・ハルシネーションに代表される超高額時計は、もはや時計を超えた芸術品の領域に達しているといえるでしょう。
ブランド時計の価値は、歴史と伝統、技術力と精度、デザインと独創性、そして大衆からの人気によって決まります。これらの要素を理解することで、時計選びもより深く楽しめるようになるでしょう。
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「おたからや」での「ブランド時計」の参考買取価格
「おたからや」での「ブランド時計」の参考買取価格をご紹介します。
画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
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ロレックス デイトナ 126500LN ホワイト | 4,983,000円 |
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パテック フィリップ ノーチラス SS ブラックブルー 5711/1A-010 | 18,914,000円 |
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オメガ スピードマスター アポロ11号記念モデル BA145.022 ゴールド | 6,655,000円 |
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オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク 15503BC.OO.1220BC.01 ブルー | 17,611,000円 |
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ヴァシュロン・コンスタンタン パトリモニー 3032004 | 8,028,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
上記価格はあくまで参考ですので、実際の金額はご来店やお問い合わせの際にお伝えさせていただきます。おたからやでは幅広いブランドに対応し、お客様のニーズに合わせた査定を行っているので、お気軽にご相談ください。
- おたからや査定員のコメント
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売却時は付属品が査定額を左右する大きなポイントとなり、過度な研磨には注意が必要です。複数業者に見積もりを依頼し、相場動向を把握したうえで最適なタイミングを選べば、資産価値を最大限に引き出せるでしょう。
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木村 査定員

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ギター・音楽鑑賞
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