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壊れた時計が手元にあると、「もう売れないだろう…」と諦めてしまいがちです。しかし、実際には壊れた時計でも買い取りしてもらえるケースが多く、その理由や高く売るコツを知ることで思わぬ査定額が付くこともあります。
ここでは、壊れた腕時計の買取事情を徹底解説いたします。なぜ売れるのか、どのような壊れ方だと査定対象になるのか、査定のポイントや少しでも高く売るための準備、さらに壊れていても値段が付きやすいブランドやよくある質問まで幅広くご紹介するので、大切な時計を手放す前に、ぜひ参考にしてください。

Contents
壊れた時計でも売れるケースが多い理由

壊れた時計=価値ゼロと思われがちですが、実際には壊れていても売れるケースが多々あります。その背景には、修理で再生できる可能性や部品取りの需要、そしてブランド時計ならではの市場価値など、いくつかの理由が存在します。
- 動かない・止まっているだけなら修理前でも査定対象になる
- パーツ取り需要・生産終了モデルの希少性で価値が残る
- ブランド力と市場流通の厚みが価格を下支えする
動かない・止まっているだけなら修理前でも査定対象になる
壊れて止まってしまった時計でも、修理すれば再び動く見込みがある場合は、買取店は積極的に査定に対応してくれる可能性が高いです。
特に、ロレックスやオメガ等の高級時計は、一時的に動かなくなっていても正規のパーツで修理すればよみがえることが多く、修理費用を差し引いても十分価値が残るためです。そのため、動かないからといってすぐに諦めず、まずは査定に出してみましょう。
また、自社で時計修理工房を備えた買取店もあり、そうした業者では修理コストを抑えられるため壊れていても高額買取が期待できるケースがあります。
パーツ取り需要・生産終了モデルの希少性で価値が残る
修理や再販が難しい故障品でも、部品取りの需要が残っている場合があります。時計本体だけでなく、ムーブメントやケース、ブレスレットなどパーツ単位でも中古市場で求められることが多いためです。
特に、生産が終了した古いモデルでは部品の入手が困難で、修理のために壊れた個体からパーツを流用するケースもあります。外装や内部の部品に再利用できる部分が多く残っていれば、時計本体としては販売できないアイテムでも高値が付く可能性もあるでしょう。
また、腕時計に金やダイヤといった貴金属・宝石が使われている場合、その素材価値によって買い取ってもらえるケースも見られます。
ブランド力と市場流通の厚みが価格を下支えする
ロレックスやオメガなど世界的に人気の高いブランド時計は、中古市場でも常に一定の需要があります。ブランド力があるモデルは、壊れて動かなくても欲しいというコレクターや愛好家が存在し、希少な限定モデルやヴィンテージ時計ともなれば、故障品でも驚くほど高額で取り引きされる例もあります。
また、あえて壊れた時計を入手して自分で修理を楽しむマニア層も一定数いるため、人気ブランドの時計は壊れていても市場流通が厚く、大幅な値崩れを起こしにくいのです。
買取対象になりやすい壊れ方とは

壊れている時計でも買い取ってもらえる場合が多い一方、壊れ方によっては査定が難しくなるケースもあります。
ここでは、買取対象になりやすい故障の例と、逆に買取を断られやすい故障例について解説します。時計の状態によって査定結果がどう変わるのか、事前に把握しておきましょう。
- 電池切れ・精度不良・針外れなどの動作系トラブル
- 風防ガラス割れ・ベゼル欠け・ブレス破損
- 軽度の水入り・サビ・腐食
電池切れ・精度不良・針外れなどの動作系トラブル
動作に関する軽度のトラブルは、壊れているように見えても多くの場合、買取対象になります。たとえば、クオーツ時計の電池切れは故障ではなく電池交換で解決できるため、査定額への影響もごくわずかです。
また、機械式時計の精度不良(時間がずれる・遅れる等)はオーバーホールで改善するケースが多く、針外れや針の緩みもパーツを付け直せば済む比較的軽い不具合と言えます。
こうした動作系のトラブルは修理で十分対応可能なため、買取店としても積極的に買い取りを検討してくれるでしょう。
風防ガラス割れ・ベゼル欠け・ブレス破損
風防ガラス(フロントガラス)の割れやベゼルの欠け、ブレスレットの破損など、時計外装の損傷も多くの場合で買取査定の対象になります。これらの部位は、基本的に交換用パーツの入手が可能で、修理すれば見栄えも回復するためです。
実際、ガラス割れ程度であればメーカーや専門店で新しいガラスに付け替えることができ、ベゼルやバックルの破損も部品交換で対応できます。金属ブレスのコマ外れや切断も、コマの追加や溶接・交換によって修復できるケースが多いでしょう。
ただし、時計本体のケースが割れたり大きく歪んでいる場合は修理コストが非常に高額になり、修理後の商品価値も大きく下がってしまうため買取が困難になることがあります。
軽度の水入り・サビ・腐食
水没や水入りによる故障は、時計にとって深刻なダメージとなり得ます。内部に水が侵入するとムーブメントの金属部品がサビ付いて腐食し、放置するほど損傷が拡大してしまいます。
ただし、軽度の水入りで内部のサビがわずかなら、部品の洗浄や交換で修理できる可能性もあります。しかし、錆び付きが酷い場合は修理費用が高額になるため大幅な減額の恐れもあるでしょう。ムーブメント全体の載せ替えや多数の部品交換が必要となると、修理コストに見合う利益を出せないため買取業者に断られてしまうケースもあります。
腐食の進行した時計は買取不可になりやすいので、水濡れした際はすぐに専門業者に見てもらうなど迅速な対応が肝心です。
- おたからや査定員のコメント
壊れて動かない時計は価値がゼロと思われがちですが、実際には修理再生や部品需要、素材価値、ブランド流通の厚みで評価が残ることが多いです。特に、ロレックス等の人気ブランドや生産終了モデルはコレクター需要が強く、軽微な動作不良や風防割れは交換することで回復が可能なため査定対象になります。自社修理工房を持つ業者は修理コストを抑えやすく、また水入りや腐食が進んだ個体は減額や買取不可になるため、発見時は早めの査定をおすすめします。

正規品と認められない場合は買取不可の場合も

正規品と認められない場合や違法性のある場合は、いかなる状態であっても基本的に買取不可となります。代表例として、コピー品は市場で取り引きできないため、買取業者は取り扱いできません。
また、メーカーのシリアルナンバーが削られている時計も真贋や出所の確認が困難で、盗難品の可能性もあるため、査定を拒否されるのが一般的です。
さらに、パーツの偽装や改造によってオリジナルの状態が大きく損なわれている時計(他モデルの部品を流用した、いわゆる“フランケン時計”など)も、真の価値を判断できないことから買取対象外となりやすいでしょう。
査定で重視される5つのポイント

壊れた時計であっても、買取査定の際にはさまざまな観点から価値が判断されます。
特に、査定士が重視するポイントとしては、時計自体のブランドやモデルの価値、壊れている箇所と修理の難易度、付属品の有無、改造や過度な磨きなど減点となる要素、そして中古市場における需給や売却タイミングの5つが挙げられます。
それぞれのポイントについて、査定額へ与える影響を見てみましょう。
- ブランドやモデル
- 破損部位と修理難易度
- 付属品の有無
- カスタム・研磨歴・文字盤焼けなどの減点要素
- 国内外の需給・タイミング
ブランドやモデル
どのブランドのどのモデルかは、壊れた時計の査定額を決める最も基本的なポイントです。ロレックスを筆頭に、高級ブランドの時計は元々の定価・市場価値が高いため、故障していても修理して再販すれば利益が見込めることが多く、ブランド品であること自体が価格を下支えします。
一方、定価が低いノーブランド品は修理コストに見合うリターンが期待できず、買取が難しい場合もあります。また、同じブランドでもモデルやリファレンス(型番)によって需要と相場が異なります。
限定モデルや生産終了モデルで現在入手困難なものはプレミア価値が付きやすく、故障品でも高額になりやすい傾向があります。そのため査定士は、時計のブランド・モデル・型番から中古市場での大まかな基準価格をまず判断します。
破損部位と修理難易度
時計のどの部分が壊れているかと、その修理難易度・費用も査定額を左右する重要なポイントです。壊れている箇所が軽微な部分(例:風防ガラスやリューズ、針外れなど)であれば、交換や調整で直せるため減額幅も小さく済みます。
一方、ムーブメント内部の重大な故障や複数箇所に及ぶ破損は、修理の手間とコストが大きく膨らみます。修理に専門技術や高価な部品が必要な場合、買取後に修復して再販するまでの費用リスクが高いため、その分査定額は低めに見積もられます。
特に、修理不能と判断されるレベルの故障であれば、残念ながら買取自体が難しくなるでしょう。査定士は壊れ方を詳細にチェックし、「この状態を直すにはどれだけかかるか」を見極めて、提示価格に反映させています。
付属品の有無
査定の際には、購入時の付属品が揃っているかもチェックされます。保証書・ギャランティーカードやメーカー純正の箱、説明書などが完備していれば、時計の真贋の信頼性が高まるためプラス評価につながります。
逆にこれらが欠けている場合、真贋確認や再販時の付加価値が下がるため、その分査定額もマイナスとなります。
特に、ステンレスブレスのコマ(余りコマ)や純正の尾錠・駒など、サイズ調整で外したパーツが不足していると後で買い手が困るため、査定額が減額されがちです。可能な限り、購入当時の付属品一式を揃えて査定に臨むことで、減点を避けることができます。
カスタム・研磨歴・文字盤焼けなどの減点要素
査定士は時計がオリジナルの状態かどうかも確認します。メーカー純正ではないパーツや改造(カスタム)が施されている時計は、コレクター需要が下がるため減点対象です。
たとえば、市販のダイヤを後付けしたり、社外品のベルトに交換してある場合は、買取価格がノーマル品に比べ低く見積りされます。ケースやブレスの研磨歴も注意が必要です。過度なポリッシュによりエッジが丸くなっていたりロゴが薄くなるほど摩耗していると、外装コンディションが落ちるため価値が下がります。
さらに、文字盤の焼け(日焼けによる変色)や劣化によるヒビ・シミなどもマイナス要因です。文字盤交換で対応できますが、オリジナル性が失われるため査定額に響きます。
国内外の需給・タイミング
中古市場における需給バランスや売却のタイミングも無視できないポイントです。時計の相場は世界的な需要や経済情勢に左右されます。
たとえば、海外での需要が高まっているモデルは国内でも買取価格が上昇しやすく、円安の局面では海外バイヤー向けに国内相場が上向く傾向があります。また、新品市場の動向(生産数の変動や新作発表)も中古価格に影響します。
人気モデルが品薄になれば中古価格が高騰し、逆に供給過多になれば相場は下落します。売るタイミングによって数万円単位で査定額が変わることもめずらしくないため、現在の市場相場を確認しつつ、需要が高い時期を見計らって売却するのが理想です。
壊れた時計を少しでも高く売るためのポイント

壊れた時計を売却する際、ちょっとした準備や注意で査定額を上げることが可能です。一方で、間違った対応をすると価値を下げてしまう恐れもあります。
ここでは、壊れた時計を少しでも高く売るためのポイントと、やってはいけないNG行動を解説します。
- 自己修理・分解は避ける
- 付属品・余りコマ・純正パーツをひとまとめにしておく
- 軽いクリーニングを行う
- 相見積もりと相場確認で売り時を逃さないようにする
自己修理・分解は避ける
壊れた時計を少しでもよい状態にしようと、自分で分解・修理を試みるのは厳禁です。時計の内部は非常に精密で、専門知識のないまま触るとかえって故障箇所を悪化させたり部品を紛失したりする危険があります。
無理に直そうとしてネジ山を潰したり、パッキンを傷めて防水性能を損なってしまうケースも考えられます。また、素人修理の形跡があると本来付いていた部品が揃っているか査定士が疑念を抱く可能性もあり、査定評価にマイナスです。
修理はプロに任せるのが鉄則であり、壊れたままの状態で査定に出した方が、結局は高値で売れるケースがほとんどです。
付属品・余りコマ・純正パーツをひとまとめにしておく
時計を売る際は、購入時の付属品や外したパーツをすべて揃えて持参しましょう。箱・保証書はもちろん、サイズ調整で外したブレスレットの余りコマや、交換して手元に残っている純正部品があればまとめておきます。
壊れたり外れたりしたパーツも、捨てずに一緒に査定に出すことが重要です。たとえ外れたパーツが破損していても、金や宝石などの素材を使用している場合、その素材に価値を見出して買取に対応してもらえるケースもあります。
逆に、付属すべき部品やコマが欠けていると減点対象になってしまうため、手元にあるものはすべてひとまとめにして提示しましょう。
軽いクリーニングを行う
査定前には時計をできる範囲で清掃しておきましょう。汚れだらけの時計は印象が悪く、状態がよくないと判断されて査定額が下がる恐れがあります。
風防ガラスは柔らかい布で拭いて指紋やくもりを取り、ケースやブレスレットの隙間に付いたホコリや皮脂汚れも綿棒や柔らかいブラシで落とします。ただし、研磨剤や金属磨きで無理に傷を消そうとするのはNGです。
下手に研磨すると傷を増やしたりコーティングを痛める可能性があるため、軽いクリーニングに留め、外観を清潔に整える程度にしましょう。
相見積もりと相場確認で売り時を逃さないようにする
壊れた時計とはいえ、買取店によって査定額には差が出ることがあります。そのため、1社だけで即決せず複数の業者に査定してもらう(相見積もりを取る)のが高価売却のコツです。
実際、ある店ではほとんど値が付かなかった故障品が、別の店ではパーツ価値を評価されて数倍の価格が付くこともあります。複数提示された金額を比較できるのはもちろん、大まかな相場を把握することもできます。
また、事前に同じモデルの中古相場をインターネット等で調べておくのも有効です。そして、市場相場が高いうちに売るのも大切です。需要が落ちて相場が下がる前に売却することで、「もっと早く売っておけばよかった」と後悔せずに済みます。
「おたからや」では壊れている時計の買取も積極的に行なっており、多くの買取実績があります。店頭に常駐している鑑定士が国内外の相場や自社成約データを即時に突き合わせて査定を行い、評価の根拠をわかりやすくご説明します。付属品がなくても査定を行うことが可能です。手続き完了後は当日中に現金をお受け取りいただけますので、まずは気軽にご相談ください。
壊れていても値が付きやすいブランドとは
壊れている時計でも、ブランドによっては高値が付きやすいものがあります。
特にロレックスは故障品でも別格の扱いで高額査定されるケースが多く、そのほかオメガ、タグ・ホイヤー、カルティエ、ブルガリ、グランドセイコー(セイコー)といった人気ブランドの時計も、壊れた状態であっても一定の需要があり値段が付きやすい傾向があります。
それぞれのブランドごとに、なぜ壊れた時計でも買取されやすいのかを見てみましょう。
- ロレックス
- オメガ
- タグ・ホイヤー
- カルティエ
- ブルガリ
- グランドセイコー/セイコー
ロレックス

ロレックスは壊れていても価値が落ちにくい代表格です。他ブランドに比べ、リセールバリュー(再販価値)が突出して高く、世界中で需要があるため、故障品でも買取を強化している業者が多いです。
内部が動かなくなっていてもメーカーが製造後25年ほどはパーツを保有していると言われており、正規部品で修理可能な点も大きな強みです。実際、ロレックスは部品単体でも高値取引されることがあり、古いモデルほどパーツ取り目的のニーズが根強いです。
ケースやブレスがボロボロでも、使える部品さえ残っていれば査定額が付く可能性が極めて高いでしょう。「ロレックスなら壊れていても売れる」というのは多くの買取店が認める事実です。
オメガ

オメガも高級時計ブランドとして世界的な人気があり、故障品でも比較的値段が付きやすいブランドです。スピードマスターやシーマスターといった定番モデルは根強いファンが多く、動作不良でも修理をする前提で買い求めるケースがあります。
オメガの機械式時計は、ムーブメントや部品の互換性が高いものも多く、古いモデルでもパーツ供給や修理が比較的容易な点もプラス材料です。たとえ現在動かない状態でも、修理すれば需要が見込めるため、オメガの時計は壊れていても一定の買取額が期待できます。
特に限定モデルやヴィンテージのオメガはコレクターがオーバーホール前提で収集していることもあり、動かなくても意外な高値が付くことがあります。
タグ・ホイヤー

タグ・ホイヤーはスポーツウォッチで有名なスイスブランドで、中古市場での人気も高いです。比較的手の届きやすい高級ブランドとして流通量が多く、壊れていても需要が見込めるモデルが多くあります。
たとえば、カレラやモナコなどの代表モデルは中古でもファンが多く、動かなくても修理して使いたいと考えるユーザーが少なくありません。
タグ・ホイヤーの時計は、ムーブメントがETA系統など汎用性の高い機械を採用している場合も多く、故障していても比較的修理しやすい点も利点です。ブランド知名度と相まって、壊れた状態でもそれなりの査定額が付きやすいブランドだと言えるでしょう。
カルティエ

カルティエは宝飾品ブランドとして名高く、時計も例外ではなく高いブランド価値を持ちます。タンクやサントスなどカルティエの代表的な時計はデザイン性が評価され、中古市場でも根強い人気があります。
ケースに金無垢素材が使われているモデルも多いため、壊れていても素材そのものの価値が査定額を下支えする場合があります。クオーツ式モデルで電池切れになっている程度なら、電池交換で済むためほぼ問題になりませんし、機械式モデルが故障している場合でもブランド力で需要が高く、修理前提で買い取ってもらえるケースが多いです。
カルティエは、時計としての機能以上にブランドの魅力で購入するファンも多いため、故障品でも値段が付きやすいブランドと言えるでしょう。
ブルガリ

ブルガリもカルティエ同様ハイジュエリーブランドであり、その腕時計はファッション性・ステータス性が評価されています。ブルガリブルガリやオクトなどの人気モデルは、壊れて動かない状態でもブランド品としての価値が認められ、買取対象になりやすいです。
特に、ケースやブレスに貴金属素材(ゴールドなど)を使ったモデルでは、素材価値が下支えとなるため、故障品でも一定の価格が期待できます。ブルガリの時計はデザインの魅力で選ばれることも多く、新品価格も高額なため、中古市場でもブランド名が強く影響します。
その結果、壊れていても「ブルガリの時計なら欲しい」というニーズがあり、査定額が付くケースが少なくありません。
グランドセイコー/セイコー

グランドセイコー(および一部のセイコー上位モデル)も、故障品に値段が付きやすい国産ブランドです。グランドセイコーは国内外で評価が高まっており、中古市場でも安定した人気があります。精密な機械で知られていますが、メーカーのサポート体制が充実しているため故障しても修理可能なケースが多いことも安心材料です。
実際、グランドセイコーやシチズンの最高級ラインが故障した例でも数万円の査定額が付いたケースがあります。また、セイコーの中でも限定モデルやヴィンテージモデルはコレクター需要が強く、動かない個体でも部品取りや再調整を前提として買い取りされることがあります。
セイコーはラインナップが幅広いですが、ハイエンドモデルほど壊れていても買取対象になりやすいでしょう。
壊れた時計の買取に関するよくある質問(FAQ)

最後に、壊れた時計の買取にまつわるよくある質問とその回答をまとめました。壊れ具合に関する素朴な疑問から、査定時のポイントや売却手続きに関する不安まで、Q&A形式で解説します。
気になる疑問を解消し、壊れた時計を安心して売却する参考にしてください。
- Q1.電池切れは「壊れた扱い」になりますか?
- Q2.水没して動かない・サビがある時計も買取できますか?
- Q3.風防ガラスが割れています。値段は付きますか?
- Q4.付属品がありませんが買取は可能ですか?
- Q5.売る前にオーバーホールや研磨はした方がいいですか?
- Q6.社外パーツやカスタム(ダイヤ等)があるとどうなりますか?
- Q7.コピー品・シリアル削りの時計は査定できますか?
- Q8.ベルトだけ・文字盤だけ・部品単体でも買い取りますか?
- Q9.修理見積書や故障の診断書は持参した方が有利ですか?
Q1.電池切れは「壊れた扱い」になりますか?
いいえ、基本的には故障とは見なされません。クオーツ時計の電池切れはよくある状態で、数百円〜数千円程度の電池交換でまた動き出すため、買取店も問題なく査定してくれます。
実際に、電池切れの場合は査定額から電池代を差し引く程度の対応となり、時計の価値に大きな影響はありません。
Q2.水没して動かない・サビがある時計も買取できますか?
はい、買取可能なケースもありますが状態によります。しかし、水入りによる動作不良やサビは、重度だと修理費がかさむため査定額は大幅な減額となる可能性が高いです。
ただし、ブランド時計であれば部品取り目的で値段が付く可能性があります。実際、内部まで錆びていて修理が不可能と判断されるほどの状態でなければ、買取に応じる業者は存在します。
水没後は放置するとサビが進行して状態が悪化するため、なるべく早く査定に出すことをおすすめします。
Q3.風防ガラスが割れています。値段は付きますか?
はい、買取してもらえる可能性が高いです。腕時計の風防ガラスが割れは比較的よくある損傷で、メーカーや専門業者でガラス交換することで元通りになります。
そのため、ガラス割れだけなら査定額がゼロになることは少ないです。ただし、交換にかかる費用分は差し引かれるため、その分減額となります。
それでも時計本体の価値が高ければ十分買取対象になりますので、ガラスが割れていても一度査定に出してみましょう。
Q4.付属品がありませんが買取は可能ですか?
はい、付属品がなくても買取自体は可能です。買取店は時計本体の価値を中心に査定しますので、箱や保証書がない場合でも買い取ることはできます。
ただ、付属品が揃っていないと減額になるのが一般的です。保証書や箱があれば真贋や来歴が明確になるためプラス評価となりますが、ない場合はその分だけ査定額が低めに提示されることがあります。
とはいえ、高級ブランド時計であれば本体のみでもしっかり査定してもらえますので、付属品なしでも一度相談してみましょう。
Q5.売る前にオーバーホールや研磨はした方がいいですか?
いいえ、基本的には必要ありません。時計を売る前にわざわざオーバーホール(分解掃除)や研磨をしても、その費用分だけ査定額が上がるとは限らないためです。場合によっては修理代の方が高くなり、結果的に損をする可能性もあります。
特に、研磨は下手に行うとケースの形状を損なう恐れもあるため、自分では行わず現状のまま査定に出すのが無難です。電池切れ程度なら交換しても構いませんが、故障がある場合は無理に直さずそのまま査定に出した方が結果的に高値になるケースが多いです。
Q6.社外パーツやカスタムがあるとどうなりますか?
多くの場合、査定額は下がります。時計の社外パーツ使用やカスタム改造はオリジナルの価値を損ねるため、買取店はマイナス評価とします。
純正ではない部品は新品交換が必要になったり再販時に敬遠されたりするため、ノーマル品に比べて低い買取価格となりがちです。可能であれば、取り外した元の純正パーツが手元にある場合は一緒に持参しましょう。
それにより、オリジナルに戻せる見込みがあれば、多少減額が緩和されることもあります。
Q7.コピー品・シリアル削りの時計は査定できますか?
いいえ、いずれも買取してもらえません。コピー品は法律上取り引きできないため、買取店では査定・買取を行っていません。
シリアルナンバーを削った時計も、真贋や出所の確認ができず盗難品の可能性もあるため、買取不可となります。これらの時計はリユース市場で扱えないため、査定に出しても断られてしまうのが実情です。
Q8.ベルトだけ・文字盤だけ・部品単体でも買い取りますか?
一部のケースでは買取可能ですが、基本的には時計本体が対象です。一般の買取店は腕時計の全体を査定対象としていますので、ベルト(ブレスレット)や文字盤など部品単体だけでは買取不可とする場合が多いです。ただし、ロレックスの純正ブレスレットや限定モデルの文字盤など、市場で単体パーツとして需要があるものについては、買取に応じてもらえる可能性があります。
特に、金素材のベルトであれば素材価値で買い取ってもらえるケースもあります。いずれにせよ店舗により対応が異なるため、部品だけ売却したい場合は事前に問い合わせて確認するとよいでしょう。
Q9.修理見積書や故障の診断書は持参した方が有利ですか?
必須ではありませんが、あれば参考資料として役立つ場合があります。修理見積書や故障診断書があれば、査定士が故障箇所や修理費用の目安を把握しやすくなるため、査定がスムーズに進むでしょう。ただし、持参したからといって査定額が大幅に上がるわけではありません。
買取店は独自に修理費用や再販価値を判断しますので、見積書はあくまで参考情報と捉えられます。それでも、正規サービスセンターが発行する診断書などがあれば時計の状態証明になるため、可能であれば持って行くとよいでしょう。
まとめ
壊れた時計でも、多くの場合買取してもらえる可能性があります。動かないからといって諦めず、まずは専門の買取店で査定を受けてみましょう。
ここで解説したように、壊れた時計には修理再生や部品利用など、さまざまな価値が残っています。高級ブランドの時計なら故障品でも思わぬ高値になるケースもめずらしくありません。
売却前のポイントを押さえて準備し、信頼できる業者に査定を依頼すれば、壊れている時計でも納得のいく価格で売ることができるでしょう。
「おたからや」での「ブランド腕時計」の参考買取価格
「おたからや」での「ブランド腕時計」の参考買取価格をご紹介します。
| 画像 | 商品名 | 参考買取価格 | 
|---|---|---|
|  | ロレックス デイトナ 126500LN ホワイト | 4,983,000円 | 
|  | パテック フィリップ ノーチラス SS ブラックブルー 5711/1A-010 | 18,914,000円 | 
|  | オメガ スピードマスター アポロ11号記念モデル BA145.022 ゴールド | 6,655,000円 | 
|  | オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク 15503BC.OO.1220BC.01 ブルー | 17,611,000円 | 
|  | ヴァシュロン・コンスタンタン パトリモニー 3032004 | 8,028,000円 | 
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
壊れた時計でも部品価値や修理後の再販、コレクター向け素材として評価されることが多いため、諦めず査定を受けることをおすすめします。
ブランドや素材、破損箇所で査定基準は変わるため、保証書や外装写真、修理歴など可能な限り情報を揃えて店頭で相談すると、納得のいく取り引きにつながりやすくなります。
- おたからや査定員のコメント
ムーブ不良やガラス欠けがあっても、機械式はパーツ確保と再生修理を前提に評価可能です。リファレンス・素材・希少性・ダイヤルのオリジナル度・付属品一式が揃うことで高評価につながります。
社外部品を使用しての改造や防水性能の低下は、評価を下げることになるので注意しましょう。売却前は現状申告と外装の簡易清掃をしてください。高級ブランドは故障個体でも二次流通の厚みが支えとなり、想定以上の提示額に届くケースがあります。

腕時計の買取なら「おたからや」
「おたからや」では、ロレックスをはじめ、高級ブランドのモデルやヴィンテージ品まで幅広く査定いたします。専門鑑定士がムーブメントの精度やブレスの研磨履歴、オーバーホール履歴を徹底検証し、最新相場を反映した査定額をご提示します。
付属品がなくても真贋と価値を正確に評価できる体制が整っているため安心です。査定は完全無料・予約不要、ご成約後は最短即日で現金化いたします。大切な腕時計を納得の価格で売却したい方は、豊富な実績を誇る「おたからや」へぜひご相談ください。
            おたからやの時計買取
 査定員の紹介
        
    木村 査定員
 
                    - 
                            趣味 ギター・音楽鑑賞 
- 
                            好きな言葉 有言実行 
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                                好きなブランド ロレックス 
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                                過去の買取品例 高級時計全般 
おたからやでは毎日数千点の時計の査定をしております。現在、おたからやは海外にも販路を持っており、世界基準での査定が可能になっています。現在は円安のため海外に販売することで従来よりも高値でお買取をすることができます。お客様に満足していただける自信がありますので是非おたからやをご利用ください。 おたからやでは、動かなくなった時計や、部品のみになってしまったものでも買取が可能です。実際壊れてしまった時計であっても100万円以上で買取できることは度々ございます。気になるものがございましたら一度ご相談ください。
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            高級ブランド時計の多くは価格改定がされており、新品・中古問わず需要が高まり買取価格も上昇傾向にありますので、売却にはベストなタイミングといえます。
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