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高級時計のベルト交換は、愛用の時計を長く美しく使い続けるうえで避けて通れない大切なメンテナンスです。ブランドの正規メーカーに頼むべきか、費用相場はいくらか、そもそも交換の目安はいつなのか、と悩んでいませんか?
この記事では、ベルトの種類ごとの交換目安に加え、安全性の確保や資産価値の保持など、交換が必要な理由も解説します。
さらに、正規メーカーや修理専門店など、依頼先の比較と費用相場を解説します。自分で交換できるかの判断基準や、長持ちさせる手入れ方法も紹介。高級時計のベルト交換に関する疑問にお答えします。
大切な時計を最適に保つための具体的な知識が手に入りますので、ぜひ参考にしてください。

高級時計のベルト交換の目安【種類別】

高級時計のベルトは、「革製」と「金属製」が主です。時計ブランドのこだわりによってさまざまな素材やスタイルが使われています。たとえば、ロレックスはステンレススチール製の金属ベルトが主流ですが、革製ベルトをメインに扱うブランドもあります。
革製ベルトは、汗や皮脂、外部の刺激に弱く劣化しやすい(経年劣化)ため、一般的に2〜4年ほどで交換が求められることが多いです。
一方で金属製ベルトは、水洗いが可能で手入れがしやすいため、革製ベルトよりも劣化の進行が遅く、比較的長期間の使用が可能です。しかし、金属製ベルトであっても、定期的な手入れや交換は必要になります。
- おたからや査定員のコメント
ベルト留めの穴が広がったり、表面のひび割れといったトラブルが起きたりした場合、ベルトの交換が必要です。日頃からベルトの状態を確認しましょう。

金属ベルト:ピンやブレスの緩み
金属製ベルトは、ステンレス・チタン・ゴールドといった素材で作られており、ビジネスやカジュアルなど幅広い場面で活躍します。耐久性に優れているため、日頃から適切な手入れをすれば長く使えるのがメリットです。
しかし、金属製のベルトも長期間使用すると、パーツ同士をつなぐピンやブレスレット部分(ブレス)に緩みが生じます。
緩みを放置すると、時計を落としたり、腕から外れたりする原因になり危険です。また、水や汗がついたまま放っておくとサビが発生し、時計の美しさを損なうことにもつながります。
サビを防ぎ、緩みを早期に発見するためには、日頃の水拭きが欠かせません。さらに、専門家による定期的な点検も、金属ベルトの美しさと安全性を守るうえで大切なポイントです。
革製ベルト:ひび割れや悪臭
牛革や馬革など動物の皮を素材とした革製ベルトは、クラシックな時計と相性抜群です。素材の持つ豊かな風合いによって、高級感やカジュアル感を演出できます。
金属製ベルトに比べて安価なものが多いですが、汗や水に非常に弱いという弱点があります。
水濡れや汗が染み込んだ状態が続くと、革が硬くなりひび割れが生じやすくなります。また、カビや雑菌が繁殖し、嫌な臭いが発生することも。
革がひび割れたり剥がれたりしている、または不快な臭いが消えない場合は、衛生面からも交換がおすすめです。
革が硬く感じられたり、色あせたりした時も、交換時期が近づいている目安となるでしょう。
ナイロン製ベルト:毛羽立ちや色あせ
ナイロン繊維で作られたベルトは、軽量で普段使いやスポーツ用の時計に適しています。型崩れしにくく、摩擦にも強いという良さがあります。ただし、デザインによってはカジュアルさが強く出るため、フォーマルな場所には不向きな場合があります。
ナイロンベルトは耐久性が他の素材と比べてやや劣るため、1年〜3年で劣化が始まり、交換サイクルは早めです。
毎日の着用で劣化が起こりやすい場合は、1年程度での交換をおすすめします。また、繊維の毛羽立ち(ほつれ)や、日光による色あせが目立ってきたら交換を検討しましょう。
ナイロンベルトは汚れが繊維の奥に入り込みやすいので、頻繁に洗濯や乾燥を行っても汚れや臭いが取れなくなった場合も、交換をおすすめします。
劣化したベルトを使い続けると、強度が落ちて時計が落下する可能性もあるため注意が必要です。
ラバー製ベルト:硬化や切れ・ベタつき
合成ゴムや天然ゴムを素材とするラバーベルトは、汗や水に強く、洗剤で洗えるなど手入れが簡単なため、マリンスポーツやアウトドア用の時計に人気があります。
しかし、ラバーベルトは通気性が悪い点や、紫外線や時間経過によって素材が劣化する点に注意が必要です。劣化が進むと、ベルトが硬くなったり、ひび割れて切れてしまったりする可能性があります。
また、表面がベタベタと粘着質に変わる(ベタつく)ことも、交換が必要なサインです。ベタつきは不快なだけでなく、ゴミやホコリを付着させやすく衛生上も良くありません。
- おたからや査定員のコメント
ラバー素材は一度劣化が始まると回復は難しいため、ベルトに硬さやベタつきを感じたら、時計の落下を防ぐためにも早めの交換を検討してください。

高級時計のベルト交換が必要な理由

高級時計のベルトは、単に時計を腕に固定する部品ではありません。時計の美しさや衛生状態を保ち、さらには大切な資産価値を守るという重要な役割を持っています。
長期間の使用により傷みやすいベルトを定期的に交換することは、時計本体を長持ちさせ、快適に使い続けるために大切です。傷んだベルトを使い続けることによる、具体的なリスクと交換の必要性について詳しくご説明します。
安全性を確保するため
ベルトは、時計を腕に留めるうえで最も力がかかる部品です。そのため、時計のパーツの中では寿命が短い消耗品と言えます。時計を付け外しするたびに日常的に力が加わるため、長く使ううちに劣化が進んでしまうのです。
劣化したベルトをそのまま使用し続けると、以下の危険性があります。
- 革ベルト:ひび割れが進行し、突然切れる
- 金属ベルト:ピンが抜け落ちてブレスレットが外れる
ベルトが破損して時計本体を地面に落としてしまうと、時計全体に大きなダメージを与えてしまいます。
大切な時計を傷つけるリスクを避けるためにも、ベルトを交換することは、時計が突然腕から落ちる事故を防ぐための、大切な安全対策となります。
衛生面の維持をするため
高級時計を日常的に身に着けると、ベルトは常に汗や皮脂・化粧品・ホコリといった汚れにさらされます。
革製ベルトは、汗や皮脂などの汚れを吸い込みやすく、内部に雑菌やカビが繁殖し、不快な臭いの原因になります。金属製ベルトも、コマの隙間に汚れが溜まりやすく、皮膚アレルギーの原因となることもあります。
どんなに時計本体をきれいにしても、汚れたベルトを使い続ければ、手首周りの皮膚の健康にも影響を与えかねません。ベルトを定期的に新しいものに交換することは、常に清潔な状態を保ち、快適に時計を使用するための必要条件です。
特に夏場など汗をかきやすい時期を過ぎた後には、ベルトの状態をよく確認しましょう。
外観の美しさをキープするため
高級時計は、時間を知る道具であると同時に、ファッションの一部であり、持ち主の品格を表すものでもあります。ベルトは時計全体の印象を決める大きな要素であり、目につきやすい部分です。
長期間使用したベルトは、素材にかかわらず色あせ、型崩れ、傷、摩耗といった劣化が避けられません。
- 革ベルトの表面のひび割れや深いシワ
- 金属ベルトの細かい傷やサビ
上記のようなベルトの劣化は、時計全体の美しさを大きく損ないます。どれだけ時計本体が美しくても、ベルトがボロボロでは高級感が失われてしまうでしょう。
定期的なベルト交換をすれば、常に新品に近い状態の外観を保つことができます。ベルトを交換することで高級時計を身に着ける満足感や、ファッションとしての価値を長く維持できるのです。
資産価値を保つため
高級時計の中には、貴金属や希少なムーブメント(駆動装置、時計を動かすための機械)が使用されているため、高い資産価値を持つものが多くあります。
将来的に売却したり、親から子へ受け継いだりすることを考える場合、時計全体の状態は買取価格に大きく影響します。一般的に、純正のベルトが良好な状態を保っている高級時計は、そうでない時計に比べて高い評価を受けやすい傾向があるのです。
ベルトは消耗品ではありますが、定期的に純正品で交換・メンテナンスを行うことで、「時計が大切に扱われてきた」という証にもなります。ベルトの劣化を放置することは、時計全体の印象を悪くし、将来的な買取価格(資産価値)を低下させる原因になりかねません。
定期的なベルト交換は、大切な時計の資産価値を守るための有効な手段です。
高級時計のベルト交換を依頼するなら?

高級時計のベルト交換を依頼できる場所は複数あり、それぞれに特徴とメリットがあります。大切な時計を預けるため、依頼先選びは重要です。「純正品にこだわるか」「費用を抑えたいか」など、希望に合わせて選びましょう。
依頼先ごとの費用や交換できるベルトの種類、修理期間といった違いを理解することで、所有する時計にとって最も良い交換方法を選べるでしょう。
ブランドの正規メーカー
ブランドの正規メーカーにベルト交換を依頼することは、最も安心感のある方法です。正規メーカーでは、本物の部品(純正品)のベルトに交換してもらえます。
時計本体の製造元が交換作業を行うため、品質と信頼性は確かです。また、交換と同時にオーバーホール(分解掃除)を含む全体的な点検が推奨されることもあり、時計の資産価値を維持するうえでも有利に働きます。
ただし、正規メーカーでの交換は、費用が高くなる傾向があります。さらに、修理期間も数週間から数ヶ月と長くなることがあります。
正規メーカーでの交換は、純正品と安心感を最優先したい方におすすめです。
時計修理専門店
街中にある時計修理専門店は、正規メーカーよりも費用を抑えたい場合に適した依頼先です。多くの修理専門店では、純正品ではない社外品(非純正品)のベルトも取り扱っています。
革や色、デザインの幅広い種類からベルトを選べることがメリットです。純正品と比べて安価なため、気軽にベルト交換やイメージチェンジをしたい方に向いています。
修理専門店は、技術力の高い職人が在籍していることが多く、交換や修理の期間も比較的短いのもメリットです。ただし、技術力はお店によって差があるため、事前に評判や実績をしっかりと確認してから依頼することが大切です。
家電量販店・百貨店
大型の家電量販店や百貨店にある時計修理コーナーでも、ベルト交換の受付を行っています。これらの店舗はアクセスしやすく、日常の買い物ついでに依頼できる手軽さが大きな利点です。
店頭では、既製品の革ベルトや金属ベルトを取り扱っており、比較的安価で短期間で交換を完了できる場合があります。店頭での取り扱いベルトは、一般的なものが中心です。純正ベルトや特殊形状のベルトには対応できないことも多いです。
また、実際の作業は外部の修理業者に委託している場合もあります。技術的な相談や複雑な作業を希望する場合は、直接修理専門店に持ち込む方がスムーズでしょう。
高級時計のベルト交換の費用相場

高級時計のベルト交換にかかる費用は、依頼する場所と交換に使うベルトの種類によって大きく変動します。特に、ブランドの本物の部品(純正品)を使うかどうかで費用が大幅に変わるものです。
主な依頼先ごとの費用相場と特徴を以下の表にまとめました。
| 依頼先 | 費用相場(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| ブランドの正規メーカー | 数万円〜数十万円以上 | 【内訳】ベルト本体代(純正品)+交換工賃
純正品の利用が必須なため最も高額になりますが、時計本体の資産価値維持と品質保証の面で最も優れています。 |
| 時計修理専門店 | 数千円〜数万円 | 【内訳】ベルト本体代(社外品または純正品)+交換工賃
比較的安価な社外品(非純正品)を選べます。純正品での交換も可能ですが、その場合は高額になるでしょう。 オーバーホールなど専門的な修理を同時に依頼できる点も特徴です。 |
| 家電量販店・百貨店 | 1,000円〜数千円 | 【内訳】ベルト本体代(既製品)+交換工賃
店頭で取り扱いのある既製品ベルトでの交換が中心です。既製品のベルトは価格が手頃で、交換作業の工賃も比較的安く済むことが多いです。 手軽ですが、高級時計の特殊な純正品対応は難しい場合があります。 |
高級時計のベルト交換は自分でできる?できない?

高級時計のベルト交換は、一部の簡単な作業を除き、基本的に自分で行うことはおすすめできません。
インターネット上には、自分で交換する方法や専用工具が紹介されています。ただし、高級時計のケースやラグ(ベルトと時計本体をつなぐ部分)は繊細です。
交換作業中に工具が滑ってしまい、時計本体に深い傷(キズ)をつけてしまうリスクも高くなります。一度ついた傷は、時計の資産価値を大きく下げることにつながりかねません。
特に、金属ベルト(ブレスレット)の交換や、コマ調整(長さの調節)には、専門の知識と工具が必要です。無理に自分で行おうとすると、部品の紛失やベルトの破損につながる恐れがあります。
大切な高級時計の美しさや価値を守るためには、知識と経験を持つプロ(専門家)に任せることが欠かせません。正規メーカーや時計修理専門店なら、安心して任せられます。
高級時計のベルト交換が面倒な時の対処法

「ベルトの劣化は気になるけれど、交換作業を依頼したり、費用をかけたりするのが面倒だ」と感じる方もいるかもしれません。
この章では、負担を減らし、時計への満足度を維持するための具体的な方法をご紹介します。
インターチェンジャブルストラップ(交換容易なベルト)の時計にする
ベルト交換の手間を大幅に減らしたい場合は、インターチェンジャブルストラップを採用している時計を選ぶという方法があります。
インターチェンジャブルストラップとは、工具を使わずに、自分で簡単に取り外し・取り付けができるよう設計されたベルトです。ボタンやレバーのような簡単な仕組みで着脱できるため、わずか数秒で交換が完了します。
この仕組みの時計であれば、その日の気分や服装に合わせて、革やラバーなど複数の素材のベルトに気軽に交換できます。
交換の手間や費用を気にすることなく、ファッションとしての楽しみを広げられるでしょう。
買取専門店に買い取ってもらう
現在の時計のベルト交換やメンテナンスに手間や費用をかけたくない場合は、買取専門店に買い取ってもらうことも1つの解決策です。
多くの専門店は、ベルトが劣化していても時計全体を丁寧に評価します。本体の状態やブランド価値、ムーブメントまで確認し、可能な限り高額の査定額を提示します。新しい時計に買い替えるための資金に充てることで、交換の手間を回避しつつ次の時計を探す楽しみを得られます。
また、専門店なら修理期間を待つ必要もなく、現金化も早いため、気分を一新したい時にもおすすめです。ベルト交換の費用をかけるよりも、新しい時計に投資したいと考える方に適した方法です。
こまめにメンテナンスをする
ベルト交換の手間は、日々の丁寧な手入れ(メンテナンス)を心がけることで、交換頻度を遅らせることが可能です。
特に革ベルトは、汗や水分が最大の敵です。着用後は乾いた布で優しく拭き取り、水分をしっかりと取り除きましょう。
金属ベルトの場合は、柔らかいブラシを使って、コマの隙間に溜まった皮脂やホコリを定期的に取り除くことが大切です。
また、直射日光の当たらない、湿気の少ない場所で保管することも、素材の劣化を防ぐことにつながります。日常のちょっとした手入れを習慣にすることで、ベルトの美しさを長く保ち、交換時期を延ばせます。
高級時計のベルト交換頻度を下げる方法

特に革製ベルトは、汗や皮脂、紫外線といった外部からの刺激に弱いため、消耗品として定期的な交換が必要です。しかし、日々のちょっとした工夫と適切な手入れを行うことで、ベルトの劣化を遅らせ、交換頻度を下げることが可能です。
お気に入りのベルトをできるだけ長く、良い状態で使い続けるために、時計の保管方法や使用習慣を見直してみましょう。
通気性がよく直射日光が当たらない場所で保存する
時計を着用していない時の保管環境は、ベルトの寿命に大きく影響します。特に革ベルトは湿気と日光(紫外線)に弱い性質があるからです。
ベルトが湿気を吸い込んだままの状態が続くと、カビが生えたり、革が硬くなってひび割れたりする原因になります。そのため、保管する際は通気性が良い場所を選び、着用時に付着した汗などの水分をしっかり乾かすことが大切です。
- おたからや査定員のコメント
また、日光は革の色あせや乾燥といった劣化を早めるため、直射日光が当たらない場所で保管しましょう。保存袋に入れる場合は、湿気がこもらないように注意し、乾燥剤を併用するのも有効です。

汗や雨で濡れた時はすぐに乾燥させる
時計を着用していれば、汗や雨などでベルトが濡れてしまうのは避けられません。水分はベルトの劣化を早める最大の敵ですから、濡れてしまった場合は迅速に対応することが、ベルトを長持ちさせるための鉄則です。
時計の使用後や濡れた直後には、乾いた柔らかい布を使って、ベルトに付着した汗や水分をしっかりと拭き取ってください。拭き取った後は、風通しの良い場所でしっかり乾燥させましょう。
ベルトに水分が残っている状態でそのまま保管したり、続けて着用したりすると、革ベルトの早期劣化につながってしまいます。濡れたらすぐに拭き取り、しっかりと乾燥させる習慣をつけましょう。
使用頻度を2~3日に1度のペースにする
お気に入りの時計やベルトは毎日身に着けたいものですが、毎日使うことで汗や皮脂による汚れがベルト部分に蓄積し、劣化が非常に早くなってしまいます。
特に革ベルトは、前回着用時の水分が完全に乾ききらないうちに再び汗を吸い込むことになり、寿命が短くなります。ベルトを長持ちさせるためには、着用しない日を設けて、しっかりとベルトを休ませることが有効です。
可能であれば、2〜3日に1度のペースで使用を抑える、あるいは複数の時計をローテーションすることで、ベルトを乾燥・回復させる時間を与えられます。また、時計を腕に巻く際も、少し余裕を持たせて装着すると、汗や皮脂が付着しにくくなるでしょう。
高級時計のベルト交換に関するよくある質問

高級時計のベルト交換について、よくある質問と、その回答をまとめました。費用や純正品の有無、メンテナンス方法など、交換前に抱える具体的な疑問を解消し、安心して時計のメンテナンスを進めてください。
Q.ベルト交換(ブレスレット調整)のみの依頼でも受け付けてもらえますか?
A.正規メーカーや時計修理専門店では、ベルト交換やブレスレット調整のみの依頼も受け付けます。
ベルトは消耗品として扱われるため、時計本体の故障の有無にかかわらず、交換や調整のサービスを提供しています。事前の問い合わせで「ベルト交換のみを希望」と伝えれば、スムーズに対応してもらえるでしょう。
Q.メーカーでの修理対応が終了した古いモデルでも、純正ベルトの交換は可能ですか?
A.モデルやブランドによりますが、純正ベルトの交換が難しい場合があります。
製造が終了した古いモデル(アンティークなど)の場合、純正部品の在庫がないことがあります。一部のブランドでは、古いモデル向けに特注ベルトを製作してくれる場合があります。まずはメーカーに問い合わせて確認してみましょう。
純正品が手に入らない場合は、時計修理専門店にて、デザインやサイズが合う社外品(非純正品)のベルトを選んで交換できます。
Q.交換した古いベルト(部品)は返却してもらえますか?
A.依頼先や交換内容によって対応が異なるため、事前に希望を伝えてみてください。
正規メーカーの場合、古いベルトや摩耗した部品は廃棄または回収されることが多く、基本的には返却していません。これは、部品の不正な流通を防ぐ目的などによるものです。
古い部品を記念として手元に残したい場合は、依頼時に必ず「交換した古いベルトを返却してもらえますか?」と明確に伝えましょう。
Q.ラバーやナイロン製のベルトは、どのように手入れすれば長持ちしますか?
A.汗や汚れを放置せず、優しく洗浄し、完全に乾燥させることが長持ちさせるための秘訣です。
-
- ラバーベルト:使用後は中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく洗い、柔らかい布で水分を拭き取った後、風通しの良い場所で完全に乾燥させてください。アルコールや強い洗剤、直射日光は劣化を早めるため避ける必要があります。
- ナイロンベルト:汚れたら中性洗剤で手洗いし、しっかりとすすいで、形を整えて陰干しで完全に乾燥させましょう。乾燥が不十分だと臭いの原因になります。
Q.非純正品(社外品)のベルトに交換しても、時計の価値は下がりませんか?
A.将来的な買取価格(資産価値)は下がると考えるのが一般的です。
高級時計の買取査定では、本物であることが非常に重視されます。非純正品(社外品)のベルトに交換した場合、オリジナルの状態ではないと判断され、買取価格が下がる可能性が高いでしょう。
将来的に売却を検討されている場合は、交換後も純正ベルトを大切に保管しておくことを強くおすすめします。
Q.金属ベルトのコマを増やして長くしたい場合、対応してもらえますか?
A.はい、基本的に対応できますが、追加のコマ(部品)が必要になります。
正規メーカーや修理専門店で、追加のコマ(リンク)の在庫があれば、有償で購入して取り付けが可能です。ただし、時計のモデルが古い場合や製造終了から時間が経っている場合は、コマの部品在庫がない可能性があります。
コマを増やしたい場合は、依頼先にコマの在庫の有無と費用を事前に確認しましょう。
Q.ベルトの小さなパーツ(ネジやバネ棒)を紛失した状態でも修理可能ですか?
A.はい、紛失した小さなパーツだけでも修理・交換は可能です。
ベルトを本体に固定するバネ棒や、コマをつなぐネジやピンなどの小さな部品の交換が可能です。正規メーカーや修理専門店で交換用の部品を取り寄せて修理してもらえます。
小さな部品の紛失でも、時計の落下につながるため、放置せずにすぐにプロに相談しましょう。
Q.ベルト交換と同時にオーバーホールも依頼した方が良いですか?
A.ベルトの使用年数や時計本体の状態によって、同時に依頼することをおすすめします。
機械式時計は3〜5年に一度のオーバーホール(分解掃除)が推奨されています。ベルト交換と同時に依頼することで、時計全体がリフレッシュされ、費用が割安になる場合もあるでしょう。
時計を使い始めてから3年以上経っている場合や、時計の動作に不調(遅れや進み)を感じる場合は、ベルト交換のタイミングでオーバーホールもご検討ください。
Q.並行輸入品の高級時計でも、正規メーカーでベルト交換を依頼できますか?
A.ブランドによって、並行輸入品の修理対応は異なります。
並行輸入品であっても、正規メーカーでベルト交換に応じ、修理費用が正規品と同じ場合もあります。一方で、並行輸入品の修理には割増料金を請求したり、あるいは対応を断るブランドも存在します。
そのため、依頼前に必ずブランドの正規カスタマーサービスへ確認しましょう。並行輸入品でもベルト交換に対応してもらえるかを事前に問い合わせることをおすすめします。
Q.メーカーや修理店へ時計を持ち込む際に、事前に用意すべきものはありますか?
A.時計本体の他、保証書や付属品を用意するとスムーズです。
-
- 必ず用意したいもの:時計本体と保証書、または国際保証カード(メーカーや購入時期を証明するため)
- あれば用意したいもの:
-
- 箱やケース(持ち運び時の保護のため)
- 金属ベルトの予備のコマ(調整が必要な場合)
-
また、「ベルト交換のみ希望」や「ブレスレットを〇コマ増やしたい」といった具体的な希望内容をメモしておくと、依頼がスムーズに進みます。
まとめ
高級時計のベルトは、時計の安全性や衛生面、そして外観の美しさを保つうえで欠かせない部品です。革製ベルトはおよそ2〜4年が交換の目安です。金属製ベルトもピンの緩みや摩耗が見えたら交換を検討し、定期的なメンテナンスが価値を保つポイントになります。
ベルト交換で安心感を求めるなら正規メーカーがおすすめです。費用を抑えたいなら修理専門店を選ぶなど、希望に合わせて依頼先を決めましょう。また、ベルトの劣化は時計の資産価値にも影響を与えます。
もし、ベルト交換や修理に手間や費用をかけたくない場合は、そのままの状態で売却する方法もあります。
高級時計の市場価値は常に変動しています。その中でも高級買取「おたからや」では、ベルトの状態も含めて時計全体を専門の査定士が丁寧に評価します。
大切な高級時計の現在の価値が気になる方は、ぜひ無料査定をご利用ください。
「おたからや」での「高級時計」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「高級時計」の参考買取価格の一部を紹介します。
| 画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
|---|---|---|
![]() |
ロレックス デイトナ 126518LN |
15,918,000円 |
![]() |
ロレックス サブマリーナー 16610 |
3,183,000円 |
![]() |
オメガ スピードマスター アポロ11号記念モデル BA145.022 ゴールド |
6,655,000円 |
![]() |
オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク 5402ST ブラック | 16,538,500円 |
![]() |
カルティエ サントス ドゥモアゼル 2855 |
12,650,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ベルト交換は、純正品の確実な交換を求めるなら正規メーカーへ、費用を抑えたいなら時計修理専門店へ依頼するなど、ご自身の優先順位に合わせて依頼先を選んでください。ただし、非純正品へ交換すると、将来的な資産価値が下がる可能性があり、注意が必要です。そのため、資産価値を重視する場合は純正品での交換を推奨します。
ベルト交換に費用をかけたくない場合は、劣化が軽微なうちに高価買取「おたからや」にご相談ください。
- おたからや査定員のコメント
「ベルトが劣化しているから価値はない」と諦めてしまうお客様を多くお見かけしますが、それは大きな誤解です。私たち査定士は、まずベルトの状態をしっかり確認します。そのうえで、時計本体のムーブメントの精度や、ケース・文字盤のコンディションも細かく確認します。ベルト交換の費用は高額になることもありますので、その費用を次の時計の購入資金に充てるという考え方も合理的です。特に市場で人気の高い高級時計は、ベルトの劣化があっても高い価値を保っております。修理費用をかけずに、より早く次の時計への買い替え資金を得られるのは大きなメリットです。「こんな状態で売れるのか」と迷わず、まずはお気軽に無料査定をご利用ください。

高級時計の買取なら「おたからや」
高級時計のベルト交換でお悩みなら、交換せずに売却するという選択肢もあります。ベルト交換は費用がかかるうえ、メーカーや修理店によっては修理期間が長くなることもあるためです。
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おたからやの時計買取
査定員の紹介
木村 査定員
-
趣味
ギター・音楽鑑賞
-
好きな言葉
有言実行
-
好きなブランド
ロレックス
-
過去の買取品例
高級時計全般
おたからやでは毎日数千点の時計の査定をしております。現在、おたからやは海外にも販路を持っており、世界基準での査定が可能になっています。現在は円安のため海外に販売することで従来よりも高値でお買取をすることができます。お客様に満足していただける自信がありますので是非おたからやをご利用ください。 おたからやでは、動かなくなった時計や、部品のみになってしまったものでも買取が可能です。実際壊れてしまった時計であっても100万円以上で買取できることは度々ございます。気になるものがございましたら一度ご相談ください。
その他の査定員紹介はこちら高級ブランド時計の多くは価格改定がされており、新品・中古問わず需要が高まり買取価格も上昇傾向にありますので、売却にはベストなタイミングといえます。
ブランド時計の高価買取はおたからやにお任せください。
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