ロレックスの偽物に要注意！正規品との違いと見分け方、購入時の注意点を解説

高級腕時計ブランド「ロレックス」は人気が高く、中古市場で高値がつくことから、精巧な偽物も数多く出回っております。もし、偽物のロレックスを掴んでしまうと大切なお金を無駄にしてしまうだけでなく、後で買取業者に持ち込んでも断られてしまうため注意が必要です。

本記事では、ロレックスの正規品と偽物の違いや見分け方、そして購入時の注意点について丁寧に解説いたします。

ロレックスの正規品と偽物の違い

それでは、ロレックスの正規品と偽物にはどのような違いがあるのでしょうか。

精巧に作られた偽物は一見判別が難しいものの、いくつかの違いを把握していればご自身でも見極められる可能性があります。

まずは、時計本体の刻印や外観の細部から付属品に至るまで、偽物を見分けるために確認すべき主なポイントを順に解説いたします。

刻印やシリアルナンバーを確認する

ロレックスの正規品には、ケースの所定の位置にモデル番号やシリアルナンバーなどの刻印が正確に刻まれております。

例えば、ケースの6時側のラグの隙間や文字盤の外周リング部分にシリアル番号や「ROLEX」ロゴが刻印されており、書体も均一で精巧です。

偽物では刻印がなかったり、位置や書体が不自然だったり、浅く掘られていて不鮮明なことがあります。

また、最近のモデルで採用されている文字盤周囲のROLEX刻印も、偽物では省略されていたり粗雑なことがあります。

こうした刻印情報が明瞭かどうかは、真贋を判断する重要な手がかりとなります。

時計ガラスの素材と傷の有無

ロレックス正規品の多くには硬質サファイアガラスが採用されており、日常使用では簡単に傷が付きません。

風防ガラス（文字盤を覆うガラス部分）に大きな擦り傷や細かな傷が多数見られるようであれば、それは素材が劣る偽物である可能性があります。

また、本物のサファイアガラスは透明度が高く視認性に優れますが、偽物の風防は曇って見えたり光の反射が不自然な場合があります。

実際に、本物では長年使っていても風防にほとんど傷が付かないのに対し、偽物は短期間で細かな傷や曇りが生じる例も報告されています。

時計ガラスの状態は、本物かどうかを判断するポイントの一つです。

風防ガラスのクラウン刻印（透かし）

2000年代以降に製造されたロレックスの多くには、風防ガラスに小さな王冠マークのホログラム（透かし刻印）が施されております。

このマークは文字盤の6時位置付近に極めて小さく刻まれており、正規品では光の角度を変えるとわずかに確認できる精巧なものです。

偽物ではこの透かし刻印が無かったり、大きすぎたり位置がずれていたりと、不自然な点が見られます。

購入を検討しているロレックスに王冠の透かしが全く見当たらない場合や、明らかに粗い刻印の場合は偽物の疑いが高いでしょう。

なお、この王冠透かし刻印は近年の正規品ロレックスでは標準的に採用されている要素です。

秒針の動きと時計の音

ロレックスの機械式時計は、秒針が1秒間に8回程度の刻みで滑らかに連続して動くのが特徴です。

正規品では「コチコチ」という大きな音で秒針が1秒ごとにジャンプすることはなく、耳を近づけても規則的で静かな動作音です。

一方、偽物で多いクオーツ式の模造品は秒針が1秒ごとにカチカチと動き、音も大きく響きます。

また、自動巻きの偽物でも秒針の動きがぎこちなかったり不規則な場合があります。

秒針の動き方と作動音のチェックは、ロレックスが正規品かコピー品かを判断する重要なポイントの一つとなるでしょう。

日付表示と拡大レンズ

カレンダー機能付きのロレックスでは、日付表示部分に小さな拡大レンズが付いているのが特徴です。

正規品の拡大レンズは約2.5倍の倍率があり、日付が大きくはっきり見えます。レンズ位置も日付窓と正確に重なり、数字が中央にきちんと配置されます。

一方、偽物では拡大率が低く日付が小さく見えたり、レンズの位置がずれていて数字が中央から外れていることがあります。

また、日付のフォント自体も本物は太さや字体が統一されていますが、偽物では印字が粗かったりフォントが異なる場合もあります。

日付表示の見やすさやレンズの精度にも注目してみてください。

文字盤のロゴマークの精度

文字盤上に施された「ROLEX」のロゴマークや各種表記の精度にも違いが現れます。

正規品では王冠のロゴマークやブランド名の印字が非常に細かくシャープで、文字やマークの形状に乱れがありません。

特にロレックスの王冠マークは、先端の玉の大きさや線の太さなど細部まで均一で美しく再現されています。

一方、偽物ではロゴや文字の線が微妙に太かったり細かったりして不揃いだったり、インクがにじんだように見えることがあります。

稀に粗悪な偽物では綴りの誤りや配置のズレなど明らかな違和感がある場合もあります。文字盤上のブランドロゴや表記のクオリティも、本物と偽物を見極めるポイントとなります。

インデックスの夜光塗料

文字盤のインデックス（時字）や針に塗られた夜光塗料の仕上げにも注目しましょう。

正規品では、夜光塗料（ルミノバなど）がインデックスの枠内に均一に塗布され、表面も滑らかです。

インデックスや針の縁に沿って過不足なく充填されており、塗料の盛り上がり具合も統一感があります。

暗所で発光させた際の光り方も明るく長持ちします。一方、偽物では夜光塗料の塗り方が雑で、枠からはみ出していたり逆に量が少なすぎて凹みが見られることがあります。

また、光を当てて蓄光させても、本物に比べて光り方が弱かったり色味が異なる場合もあります。

夜光塗料の均一さや発光の具合も、本物との違いを見つける手掛かりとなります。

ブレスレット・クラスプの作り

ブレスレット部分やバックルの作りにも、本物と偽物で差が出ます。正規品のブレスレットはずっしりとした重量があり、コマ同士の継ぎ目も滑らかでガタつきがありません。

コマの連結には精密なネジが使われ、ネジ穴の処理も綺麗です。バックル部分に刻まれたロレックスの王冠マークもくっきりと再現され、開閉の感触も頑丈でしっかりロックされます。

偽物のブレスレットは軽かったり、コマの可動部に遊びが多く頼りない印象を受けます。

また、ネジではなく安価なピンで連結されていたり、バックルの刻印が粗雑で留め具の締まりが甘いこともあります。

ブレスレットとバックルの出来栄えも、購入前にしっかり確認することが大切です。

リューズ（巻き冠）の造り

時刻合わせや手巻きの際に使用するリューズの作りにも注目してください。

正規品のリューズは頑丈なねじ込み式で、防水用のパッキンも内蔵されており、回したときの感触も滑らかです。

リューズの先端には小さな王冠マークや記号が刻まれていますが、正規品ではその刻印も精巧で、デザインもモデルごとに決まったパターンになっています。

偽物ではリューズがねじ込めず単に引っ張るだけの構造だったり、パッキンが省略されていることがあります。

また、リューズ先端のロゴ刻印が浅かったり形状が異なる場合も多いです。リューズを実際に操作した際の手応えや刻印の有無もしっかり確認しましょう。

保証書・付属品の有無

正規品のロレックスには、購入時に国際保証書（現行はカード形式）や説明書、専用ボックスなどの付属品が付いてきます。

中古品でもこれらが揃っていることが多く、保証書には販売店名や購入日の印字が記載されています。

偽物を販売する業者は「保証書を紛失した」「箱がない」などと説明してごまかすことがありますので注意が必要です。

また、偽物の場合は保証書自体も偽造されているケースがあります。ロレックス正規の保証書は厚みや印刷の質、ホログラムシールなど非常に精巧ですので、明らかに簡素な保証書しか付属しない場合は疑ったほうが良いでしょう。

付属品の有無や内容の信頼性も、総合的な真贋判断のポイントとなります。

偽物ロレックスを購入してしまった場合のリスク

仮に偽物のロレックスを誤って購入してしまった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。

せっかく高額を支払って入手しても、偽物では資産価値がなく後々まで厄介ごとを招きかねません。

金銭的な損失はもちろんのこと、法的な問題や品質面でのトラブルも生じる可能性があります。

以下に、偽物を掴んでしまった際の主なリスクと注意点を確認しておきましょう。

偽物ロレックスは買取不可

偽物のロレックスは、質屋や買取専門店では基本的に買取を断られます。

たとえ見た目が本物そっくりでも、査定士が確認すれば偽物と判明した時点で買取不可となります。

もちろん別の買取店に持ち込んでも結果は同じで、偽物ロレックスはどこでも現金化することができません。

そもそも偽物のブランド品は商標権の侵害品にあたるため、業者が買取や販売を行うこと自体が法律で禁じられているのです。

つまり、一度偽物を購入してしまうと、正規のルートで売却してお金に換えることはできず、支払った代金が丸々無駄になってしまう可能性が高いということです。

偽物を売ることは法律違反の可能性

手元に偽物のロレックスが残ってしまったからといって、フリマアプリやネットオークションで売りさばくのは非常に危険です。

偽物の商品を本物であるかのように出品すれば詐欺行為となりますし、たとえ「コピー品」と断ったとしてもブランドの商標権を侵害する商品を販売する行為は法律違反となります。

実際に、偽物と知りながらオークションに出品して摘発された例や、購入者から訴えられた例もあります。

悪質な場合、商標法違反や詐欺罪で刑事罰が科される可能性もあるため、偽物のロレックスを他人に転売しようとするのは絶対にやめましょう。

偽物時計の品質上の問題

偽物のロレックスは品質面でも問題が起きやすいです。内部のムーブメントは粗悪で精度が低く、時間が狂いやすかったり故障しやすかったりします。

防水性能も期待できず、少し水に濡れただけで浸水して動かなくなることもあります。

外装の素材も錆びやすい金属やメッキが使われている場合があり、肌に触れてアレルギー反応を起こす恐れも否定できません。

当然ながら正規メーカーでの修理受付はなく、壊れても保証やサポートは受けられません。

高額な精巧品の偽物であっても、本物のような耐久性や精度は期待できず、長期的に見れば使いものにならなくなるリスクが高いと言えます。

• おたからや査定員のコメント

ロレックスは正規店で購入するのがおすすめ

確実に本物のロレックスを手に入れるには、正規販売店で購入するのが一番安心です。正規店で購入した製品には正規の保証書が発行され、アフターサービスも受けられます。

新品を定価で購入できるだけでなく、偽物をつかまされる心配がないのは大きなメリットです。

さらに、正規購入品は将来売却する際にも真贋の不安がなく、資産価値の面でも安心感があります。

万一不具合が起きてもメーカー保証で修理対応が可能です。

特に人気モデルは正規店での入手が難しい場合もありますが、時間をかけてでも正規ルートで購入すれば確実に正規品を得られます。

中古でロレックスを購入する際の注意点

新品ではなく中古でロレックスを手に入れたい場合、販売元の信頼性や商品の真贋保証をしっかり確認することが大切です。

正規店以外から購入するということは、どうしても偽物を掴まされるリスクが伴う点を理解した上で慎重に判断しましょう。

購入前にできる限りの情報収集を行い、以下のようなポイントに特に注意すると安心です。

フリマアプリ・個人取引では偽物に注意

近年ではメルカリやヤフオク!などのフリマアプリ・ネットオークションで高額な腕時計が取引されることも珍しくありません。

しかし、こうした個人間取引の場には偽物ロレックスを出品して利益を得ようとする悪質な出品者も存在します。

写真だけでは本物か偽物かを見極めるのは困難で、届いた商品が偽物だったという被害報告も少なくありません。

また、個人取引では購入後に偽物と判明しても保証を求めにくく、泣き寝入りになってしまうケースもあります。

フリマアプリやオークションで相場より極端に安いロレックスが出品されている場合は、偽物を疑ってかかった方が無難です。

並行輸入品と偽物は別物

中古市場などで「並行輸入品」と表記されたロレックスを見ることがあります。

並行輸入品とは、正規代理店を通さず海外から直接輸入された新品もしくは未使用品のことで、偽物という意味ではありません。

正規店経由ではない分、国内保証が無かったり割安で売られたりしますが、あくまで本物のロレックスです。

ただし、「並行輸入品」と称して実際には偽物を売りつける悪質な業者も存在するため注意が必要です。

真の並行輸入品であればシリアルナンバーや保証書（海外販売店の記録）が揃っているはずなので、不安な場合はそれらを確認すると良いでしょう。

まとめ

ロレックスは資産価値も高い人気時計であるため、偽物の存在には常に注意が必要です。

購入を検討する際は、本記事でご紹介したような本物との違いをしっかり確認し、信頼できる販売経路を選ぶことが大切です。

正規店での購入が基本的には安心ですが、中古であっても信頼できる店舗から購入すればリスクを減らせます。

また、少しでも偽物かどうか不安に感じた場合は、購入を急がずに専門の鑑定士に相談することをおすすめいたします。

「おたからや」でもロレックスの無料査定を承っておりますので、お気軽にご相談ください。大切なお買い物で損をしないためにも、偽物に騙されないよう十分注意しましょう。

「おたからや」での「ロレックス」の参考買取価格

「おたからや」での「ロレックス」の参考買取価格をご紹介します。

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

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売却をご検討の際は、まずは無料査定だけでもお気軽にご相談ください。

• おたからや査定員のコメント

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