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GMTとは?時計初心者にもわかるGMT機能の基本・メリット・選び方もご紹介

※下記の画像は全てイメージです

腕時計で「GMT」という表示を見かけることがあります。複数の時間帯を同時に表示できる機能だと知っていても、その仕組みや意味までは知らない方も多いでしょう。

そこで、本記事ではGMTの基礎知識からGMT機能のメリット、GMTウォッチの選び方まで、時計初心者にもわかりやすく解説します。

GMTとは?

考える男性

GMTとは、世界の標準時刻の1つであり、イギリスにあるグリニッジ天文台を基準とした時間です。

かつては世界標準時として使われており、日本語では「グリニッジ標準時」と呼ばれます。

GMTとUTCの違い

GMTは天文学的な観測に基づいて決められた平均太陽時ですが、現在の世界標準時はUTC(協定世界時)と呼ばれる時刻です。UTCは原子時計を基準としており、地球の自転によるずれを「うるう秒」で調整しています。

ただし、日常生活においてはGMTとUTCの差を意識する必要はほとんどなく、両者はほぼ同じ意味で使われています。

世界のタイムゾーンとGMTの関係

時計

各国・各地域の標準時刻はGMT(またはUTC)を基準に決められており、経度15度ごとに1時間の時差が生じます。

たとえば、日本標準時(JST)はGMT+9、アメリカ東部標準時はGMT-5です。

基本的には1時間刻みで時差が区切られますが、一部の地域では30分単位の時差も採用されています。

日本標準時がGMT+9の理由

日本の標準時(JST)は、兵庫県明石市を通る東経135度の子午線上の時刻が採用されています。

東経135度ではグリニッジ天文台(経度0度)との時差がちょうど9時間となるため、日本はGMT+9と表記されます。

もし、東京(東経約139度)を基準にすると+9時間20分と中途半端になるため、15度刻みで割り切れる東経135度が日本標準時の基準に選ばれました。

腕時計におけるGMT機能とは

考える人

写真はGMT機能を備えた代表的モデル、ロレックスGMTマスターIIです。

GMT機能とは、複数のタイムゾーンの時刻を同時に表示できる機能のことを示しています。

文字盤には第4の針として24時間表示のGMT針が追加され、ベゼルや文字盤の24時間目盛と組み合わせて現地時間と本国の時間を同時に読み取ることが可能です。

モデルによってはベゼル操作で第3のタイムゾーンまで表示できます。

海外旅行や出張でも、GMT針に自国の時刻を合わせておけば、現地にいながら自国の時間を確認できるので便利です。

GMT機能の歴史

gmtmaster-126710BLNR

GMT機能を世界で初めて腕時計に搭載したのは、スイスの高級時計ブランド「ロレックス」です。

1954年、航空会社パンアメリカン航空(パンナム)の要請を受け、乗務員が複数の時間帯を把握できる時計として開発されたのが「ロレックス オイスター・パーペチュアル GMTマスター」です。

1955年にその初代モデル(Ref.6542)が発売され、以降GMT機能はパイロットウォッチの定番機能として広く採用されるようになりました。

GMT機能とデュアルタイム・ワールドタイムの違い

GMTマスター

GMT機能のほかにも、腕時計には複数の時間帯を表示できる機能として「デュアルタイム」や「ワールドタイム」が存在します。

それぞれ表示の仕組みがGMT機能とは異なるため、違いを簡単に見てみましょう。

デュアルタイムとの違い

デュアルタイム機能は、第二時刻を表示するための独立した小さな文字盤(サブダイヤル)や追加の針を備えた機構です。

まるで1本の腕時計に時計が2つあるようなデザインで、メインの時刻とは別にもう一つの時刻を示します。

GMT機能のような24時間針はなく通常は12時間表示のため、第二時刻が昼夜どちらかはパッと見では判別しにくい場合があります。

しかし、分針・秒針も含めて独立した表示ができるため、地域によっては30分単位の時差など、1時間以外の時差にも対応しやすいという特徴があります。

ワールドタイムとの違い

ワールドタイム機能は、一目で世界各地の現在時刻を把握できる高度な機構となっています。

文字盤上に主要都市名と24時間表示ディスクが配置され、全24の標準時を同時に表示することが可能です。

GMT機能が2〜3カ国の時刻を表示するのに対し、ワールドタイムは全てのタイムゾーンを表示できる反面、文字盤の情報量が多くなり複雑なため視認性はやや低下します。

自分が知りたい特定の国の時刻だけ分かれば良い場合にはGMT機能で十分ですが、世界中の時刻を常に俯瞰したい場合にはワールドタイム機能搭載のモデルが適しているといえるでしょう。

GMT機能のポイント

指を立てる男性

GMT機能が持つ主なメリットや魅力的なポイントについて確認しておきましょう。

複数タイムゾーンを一目で確認できる

GMT機能最大の利点は、離れた2つの地域の時刻を一つの時計で同時に確認できる点です。腕を傾けて文字盤を見るだけで、現在地と別の国(ホームタイム)の現在時刻を瞬時に把握できます。

複数の時計を持ち歩いたりスマートフォンで逐一時刻を調べる手間を省けるため、時差管理が格段に簡単になります。

海外旅行や出張の時に役立つ

GMT機能は長距離の海外旅行や出張の際に、現地時間に合わせつつも、GMT針に母国の時刻を表示しておけば、時差ボケで生活リズムが乱れていても腕時計を見るだけで母国の時間を確認できます。

旅先で「日本では今何時だろう?」といった疑問も即座に解決できるため、海外滞在中の安心感につながります。

国際連絡でも時間差を意識できる

海外の取引先や離れた家族・友人と連絡をとる際にもGMT機能が重宝します。例えば、日本にいる家族へ電話をかけるタイミングを計るとき、GMT針に日本時間をセットしておけば相手先の現在時刻をすぐ確認できます。

メールやオンライン会議の時間調整などでも、もう1つの針が常に相手先の時間を示してくれるため時差を意識しやすく便利です。

24時間表示で昼夜も判別できる

GMT針は24時間計で時刻を示すため、第二時間帯が現在昼なのか夜なのかも一目でわかります。

12時間制の通常の時計では他国の時刻が午後か午前か判断できない場合がありますが、GMT機能なら例えば「GMT針が18を指していれば夕方6時」と分かり、遠く離れた土地の生活リズムを想像しやすくなります。時差だけでなく昼夜の感覚まで共有できる点もGMT機能の魅力です。

  • おたからや査定員のコメント
木村

GMT機能はもう一つの長針で二地域の時刻と昼夜を瞬時に把握できる実用コンプリケーションです。

ロレックス GMT-マスターIIやグランドセイコー SBGMシリーズのように24時間ベゼルやインナーリングを備えるモデルは、ビジネス渡航者からコレクターまで幅広く支持され、中古市場でも値崩れしにくいのが強みです。

ベゼルの色落ち・文字盤の夜光焼けは査定額に直結するため、旅先での衝撃や磁気に注意しつつ、箱・保証書を揃えて保管していただくとリセールバリューを最大化できます。

 

GMT付き時計を選ぶ際の注意点

注意

GMT機能付きの腕時計を購入・選択するときに注意しておきたいポイントを整理します。

GMT機能のタイプを確認する

GMT機能には、現地時間の時針(短針)を単独で動かせるタイプ(トラベラーズGMT)と、GMT針を単独で動かすタイプ(オフィスGMT)の2種類があります。頻繁に時差のある地域を行き来する場合には、短針だけを動かして現地時間を素早く合わせられる前者が便利です。

一方、主に国内にいながら海外の時刻を参照する用途であれば後者でも実用上問題ありません。購入時には自分の用途に合ったGMT機構かどうかを確認すると良いでしょう。

デザインや視認性にも注目する

GMT針や24時間目盛が追加されることで、文字盤の情報量が増えデザインが複雑になります。GMT付き時計を選ぶ際は、針やインデックスの視認性が高く、昼夜が判別しやすいデザインかどうかをチェックしましょう。

また、24時間目盛がベゼルに刻まれたモデルでは、ベゼルの回転方向や操作感も含めて使いやすさを確認することをおすすめします。

使用シーンに合った機能か検討する

自分の生活スタイルに照らしてGMT機能の必要性を検討することも大切です。海外出張や国際電話などの機会がほとんどない場合、GMT付きのモデルを選んでも機能を活かしきれない可能性があります。

その場合は無理にGMT機能にこだわらず、他の機能やデザイン性を重視したモデルを選ぶのも1つの考え方です。一方、世界各地を飛び回るような仕事であればGMT機能は心強い味方となるでしょう。

ムーブメントと厚みにも留意

GMT機能を組み込むためムーブメント(機械)が複雑化し、ケースが通常のモデルより厚く重くなる傾向があります。また、高度な機構である分、腕時計の価格も高めに設定されることが多い点に留意しましょう。

最近では比較的手頃なセイコー5スポーツのGMTモデルなどの機械式モデルも登場していますが、GMT機能は伝統的に中〜高価格帯の時計に搭載されてきた経緯があります。これらも踏まえ、自分に合った一本を選ぶと良いでしょう。

まとめ

GMTとはグリニッジ標準時を由来とする腕時計の機能であり、複数の地域の時刻を同時に表示できます。

時計初心者の方も、本記事の解説を通じてGMT機能の意味や使い方がお分かりいただけたのではないでしょうか。

海外とのつながりが広がる現代において、GMT機能はきっと心強い相棒となってくれるでしょう。

ぜひ次にGMT付きの時計に触れる際は、ここで学んだ知識を思い出してみてください。

「おたからや」での「GMT機能付き時計」の参考買取価格

「おたからや」での「GMT機能付き時計」の参考買取価格をご紹介します。

画像 商品名 参考買取価格
ロレックス GMTマスターII SS 126710BLRO ロレックス GMTマスターII SS 126710BLRO 3,513,400円
ロレックス GMTマスターⅡ SS 126720VTNR ロレックス GMTマスターⅡ SS 126720VTNR 2,909,500円
ロレックス GMTマスターII SS ブラック 126710BLNR ロレックス GMTマスターII SS ブラック 126710BLNR 2,871,000円
ロレックス GMTマスターII SS ブラック ペプシ 16710 ロレックス GMTマスターII SS ブラック ペプシ 16710 2,123,000円
ロレックス GMTマスター 1675 ブラック ロレックス GMTマスター 1675 ブラック 2,865,500円

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

高級時計は、ブランドの歴史や希少性、ムーブメントの完成度といった要素が評価される資産性の高いアイテムで、モデル名や製造年、ケース素材、付属品の完備状況によって査定額が大きく変動します。

「おたからや」では、ロレックス・パテック フィリップ・オーデマ ピゲ・ヴァシュロン コンスタンタン・オメガなど幅広いブランドの買取に対応しています。

リファレンス番号やムーブメントの状態、箱・保証書・余りコマの有無まで専門鑑定士が細部をチェックし、国内外の最新リセールデータを踏まえた高水準の査定額をご提示可能です。

限定モデルやゴールド無垢、付属品が完備された完品は高額査定につながるケースもございますので、お手元に気になる時計がございましたら、まずは無料査定だけでもお気軽にご利用ください。

 

  • おたからや査定員のコメント
木村

GMT機能は複数タイムゾーンを一目で把握できる実用コンプリケーションで、ロレックス GMT-マスターやオメガ シーマスターGMTが代表格のモデルです。

最新セラクロムベゼルやマスタークロノメーター規格を備える個体は耐磁性・資産性ともに高く、中古市場でもプレミアが継続しています。

箱・保証書完備かつ未研磨に近い状態なら査定額はさらに上乗せとなりますが、ブレス伸びや夜光焼けが目立つと減額要因になる点は注意しましょう。

相場が高止まりの今こそ、眠っている腕時計を価値に変える好機ですので、まずは無料査定だけでもお気軽にご相談ください。

 

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ロレックスとオメガの違いを比較!時計を買うならどっちがおすすめ?

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