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ロレックス デイトナ 116509は、ホワイトゴールドケースを採用したデイトナで、上品さとスポーティさを兼ね備えた人気モデルです。しかし「ステンレスより価格が高いけど資産価値はあるのか」「文字盤の種類が多くてどれを選べばいいのか分からない」と迷っている方も少なくないでしょう。
この記事では、ロレックス デイトナ 116509の特徴や歴史を徹底解説。さらにブルーやメテオライトをはじめとする文字盤の種類、生産期間や新型126509との違い、中古相場や高く売るためのポイントまで紹介します。
ロレックス デイトナ 116509の購入や売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
Contents
ロレックス デイトナ 116509とは?
2004年に登場したRef.116509は、ケースからブレスレットまで18金ホワイトゴールドで作られた豪華なクロノグラフです。ケース径は40mm、三重構造のスクリュー式リューズとプッシャーにより100m防水を確保し、塗料には青い光を放つクロマライト夜光を採用。視認性とスポーティさを両立させつつエレガントな装いも魅力です。
心臓部には自社製クロノグラフムーブメントCal.4130を搭載し、部品点数を削減することで耐久性を高めています。独自のパラクロム製ヒゲゼンマイは温度変化や衝撃に強く、約72時間のパワーリザーブと-2/+2秒の日差精度を実現。堅牢さと上質さが同居したモデルとして長年愛されてきました。
ロレックス デイトナ 116509の文字盤の種類
ロレックス デイトナ 116509は複数の文字盤デザインが存在し、それぞれに異なる魅力があるモデルです。代表的な文字盤の特徴を以下で解説します。
ブルー文字盤
青を基調とした文字盤は、爽やかさと遊び心を兼ね備えています。鮮やかなブルーの背景に赤いクロノグラフ針が映え、スポーツウォッチらしいエネルギッシュな雰囲気を演出します。
サーキットを疾走するレーシングカーを思わせる色合いは、手元を躍動的に見せたい方に適した1本です。
ブラック文字盤
2005年に追加されたブラックダイヤルは、シンプルながら強い存在感を放つデザインです。アラビア数字を配置したものや、シルバーのスモールセコンドを備えたものなど複数のバリエーションが存在します。
白金ケースとのコントラストが際立ち、手元に力強さを与えてくれるのが特徴です。Tシャツなどのカジュアルな服装にも、ビジネススタイルのスーツにも相性が良く、幅広いシーンで使える万能な文字盤といえるでしょう。
ホワイト文字盤
白を基調とした文字盤は、デイトナを象徴するクラシックなカラーとして根強い人気です。インデックスやサブダイヤルがブラックやブルーで縁取られており、時間を読み取る際の視認性にも優れています。
ホワイトゴールドの輝きと清潔感のある白文字盤の組み合わせは、上品さと爽やかさを兼ね備えた印象を与えます。季節や服装を選ばず身につけられるため、1本で幅広い場面で使用したい方に適したデザインです。
グリーン文字盤
鮮やかなグリーンの文字盤は、ホワイトゴールドとの組み合わせで独自の存在感を放ちます。光の角度によって深みのある濃緑から明るいエメラルド調まで表情を変え、視線を惹きつけるのが特徴です。
サンレイ仕上げ(放射状に光を反射する加工)が施されているため、屋外の太陽光や室内の照明によっても輝き方が変化します。クロノグラフを備えたスポーティな設計でありながら、色彩が持つ高級感によってフォーマルな場にも自然に馴染みます。希少性が高く、コレクション目的で探す愛好家も多いダイヤルです。
メテオライト文字盤
メテオライト文字盤は、地球に落ちてきた隕石を薄く加工して作られた特別なダイヤルです。隕石には「ウィドマンシュテッテン模様」と呼ばれる独特の模様があり、角度を変えると表面がキラキラと輝きます。模様は自然が生み出したものなので、同じデザインは二度と存在しません。
ローマ数字のインデックスやホワイトゴールドのタキメーターベゼル(外周に刻まれた速度計の目盛り)との組み合わせは、宇宙を感じさせる神秘性と伝統的な高級感を併せ持つ仕上がり。希少素材のため生産数は限られており、特別感を求める愛好家に選ばれています。
ロレックス デイトナ 116509の心臓部と生産期間
ロレックス デイトナ 116509は、ロレックスが自社開発したクロノグラフムーブメントを搭載し、約20年にわたって生産されたモデルです。2004年に登場してから2023年の生産終了まで、多くの文字盤バリエーションが加わり進化を続けました。
現在は後継機126509が登場しており、116509は中古市場でしか入手できません。以下でムーブメントの特徴や生産の流れを詳しく解説します。
自社製ムーブメントCal.4130は高精度と72時間パワーリザーブを誇る
デイトナ 116509に搭載されているCal.4130は、ロレックスが自社で開発したクロノグラフ専用のムーブメントです。従来の設計より部品点数を減らすことで、メンテナンスのしやすさが向上しています。
耐久性を高めるために「パラクロム製ヒゲゼンマイ」が採用されています。ヒゲゼンマイとは時計の心臓部にあたるゼンマイの一種で、精度を決定する大切なパーツです。パラクロムは耐磁性に優れ、温度変化や衝撃にも強いため、日常生活での安定した動作を支えてくれます。
主な性能を整理すると以下のとおりです。
- 振動数:28,800振動/時(4Hz)
- パワーリザーブ:約72時間
- クロノグラフ輪列:コラムホイールと垂直クラッチを採用
- 精度:スーパーラティブクロノメーター規格(日差-2/+2秒以内)
コラムホイールはクロノグラフのスタートやストップを滑らかに制御する仕組みで、垂直クラッチは針の作動時に秒針がぶれないよう支える役割を果たします。こうした工夫により、Cal.4130は高い精度と信頼性を両立しているのです。
2004年~2023年に製造され現在は生産終了
Ref.116509は2004年に発表され、ホワイトゴールド仕様のデイトナとして市場に登場しました。初期はブラックやホワイトといった定番色が中心でしたが、2016年以降はブルーやシルバーなど新しいダイヤルも追加され、コレクション性がさらに高まりました。
しかし2023年、ロレックスは新世代のデイトナを発表し、Ref.1165xxシリーズ全体の生産を終了しました。約20年にわたる製造期間は、デイトナの中では比較的短い部類に入ります。新品を正規店で購入できる機会はすでに失われており、今後は中古市場で探すしか方法がありません。
新型126509登場で、116509は中古でしか入手できない
2023年の「ウォッチズ&ワンダーズ」で発表された新世代デイトナ「1265xx」シリーズは、ムーブメントをCal.4131へ刷新しています。Cal.4131は従来の4130を進化させた設計であり、効率を高めるために「クロナジー脱進機」を採用。脱進機とは時計の精度を司る部分で、クロナジー構造により摩耗を抑えつつ動力の伝達効率が向上しています。
さらに以下の改良点が加わりました。
- パラフレックス耐衝撃装置で衝撃への耐性を強化
- スケルトナイズド・ローターにより巻き上げ効率と美観を両立
- プラチナモデルではサファイア製の裏蓋を採用し、ムーブメントを鑑賞可能
パワーリザーブは従来と同じ72時間を維持しているため、利便性を損なうことなく内部構造が進化しています。デザイン面でもラグや文字盤の細部が洗練され、より現代的な仕上がりとなりました。
新型が正規店で流通する一方で、Ref.116509は生産終了に伴い中古市場でしか入手できません。中古市場にしか存在しないことで、希少性は高まり、資産価値を意識して探す愛好家も増えています。
ロレックス デイトナ 116509の現在価値
ロレックス デイトナ 116509は、生産終了となったことで新品の入手が不可能になり、中古市場での価値が注目されています。価格は時計の状態や付属品の有無、為替や市場の需要によって変動するため、定価ではなく相場を確認することが大切です。
直近の市場データを見ると、2023年から2025年にかけての価格は650万円台から770万円台で推移しており、大きな値動きが確認できます。参考となる平均相場の変化は以下のとおりです。
- 2023年1月:約728万円
- 2023年12月:約715万円
- 2024年6月:約741万円
- 2024年12月:約707万円
- 2025年9月:約664万円
この推移から読み取れるポイントを整理すると次のとおりです。
- 2023年前半は700万円を超える水準を維持していたが、2023年後半から下落が続いた
- 2024年春には再び750万円近くまで上昇したが、その後は緩やかに下降
- 2025年9月時点では660万円台となり、ピーク時より70万円以上低い水準にある
生産終了モデルである116509は、新型126509の登場後も需要が高く、一定の価値を保っています。短期的には上下の変動があるものの、ホワイトゴールド製デイトナの希少性から長期的には安定した資産性が期待できると考えられます。
ロレックス デイトナ 116509を高く売るためのポイント
ロレックス デイトナ 116509は、状態や売却のタイミングによって査定額が大きく変わるモデルです。特にホワイトゴールド仕様のデイトナはコレクター人気が高いため、細部の条件によって数十万円以上の差が出ることも珍しくありません。高額査定を狙うために確認すべき点をまとめると以下のとおりです。
付属品の有無
時計を購入したときに付いてくる箱や保証書、取扱説明書などの有無は査定に直結します。フルセットと呼ばれる「購入時の付属品がすべて揃っている状態」は、コレクターにとって価値が高く、単品よりも高額で取引されやすいです。
特に保証書は正規品であることを示す証明書であり、真贋確認や再販売の際に欠かせません。付属品が揃っていれば取引がスムーズに進むため、査定額が上がる傾向にあります。売却を考える際は、購入時の付属品を必ず保管しておくことが大切です。
外装の状態
時計の外装、つまりケースやブレスレットの状態も大きな評価ポイントです。深い傷やへこみがあると見た目の魅力が損なわれ、査定額は下がってしまいます。また、過度なポリッシング(研磨)によってエッジが丸くなっている個体も評価が下がります。これは金属が削られてオリジナルの形状が失われるためです。
逆に、日常的に丁寧に扱われてきた個体は、細かい擦り傷程度であれば高く評価されやすいです。売却前に自分で磨くのではなく、信頼できる業者に相談して適切な処置を受けるとよいでしょう。
内部のコンディション
ロレックスの心臓部であるムーブメントの状態は、査定額を左右する大切な要素です。精度が安定しているか、定期的にオーバーホール(分解清掃と調整)が行われているかが確認されます。オーバーホール履歴がしっかり残っている時計は、将来的な修理費用を抑えられるため評価が高くなります。
さらに、購入時のオリジナル部品が残っているかもチェックされます。針や文字盤、ブレスレットなどに交換や改造があると、純正性が損なわれるため価値は下がります。売却前にメンテナンス記録や修理履歴を整理して提示すると、信頼性が増して高値につながるでしょう。
買取需要が高まる時期を狙う
同じ時計でも、売却する時期によって価格が変わります。需要が高まるシーズンに合わせて売却すると、より良い条件で取引できる可能性が高まります。一般的にラグジュアリーウォッチの需要が増えるのは以下の時期です。
- 春から初夏:卒業、就職、結婚といった人生の節目で高級時計の需要が集中する
- 年末:ボーナスシーズンやクリスマスの贈り物需要で価格が上がりやすい
- 世界的スポーツイベント開催時:注目が集まり需要が高まる場合がある
また、経済状況が好調な時期は高級品全体の需要が増えるため、買取価格が上昇しやすくなります。売却を急がないのであれば、こうしたタイミングを狙って行動するのがおすすめです。
まとめ
この記事では、ロレックス デイトナ 116509の歴史や文字盤の種類、生産背景や中古相場について解説しました。
ホワイトゴールドならではの重厚感とスポーティさが魅力であり、資産価値を意識した時にも注目すべきモデルです。価値を守るには次の点を押さえると安心です。
- 付属品(保証書・箱)を必ず保管する
- オーバーホールの記録を残す
- 外装の磨き過ぎに注意する
- 需要が高まる時期に売却を検討する
実際に「保証書があるかないか」で数十万円の差がつくこともあります。まさに時計1本で投資と楽しみを両立できる存在と言えるでしょう。116509はすでに生産終了となり、中古市場での価値が今後さらに高まる可能性があります。売却を検討している方は、状態を丁寧に整えたうえで、信頼できる専門店に相談してみてください。
「おたからや」での「ロレックス デイトナ 116509」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「ロレックス デイトナ 116509」の参考買取価格の一部を紹介します。
画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
---|---|---|
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ロレックス デイトナ 116509 グリーン ローマインデックス | 11,720,500円 |
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ロレックス デイトナ 116509ZEA パヴェダイヤモンド ローマインデックス | 7,540,500円 |
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ロレックス デイトナ 116509ZER | 7,469,300円 |
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ロレックス デイトナ 116509G 8Pダイヤモンドインデックス | 6,187,500円 |
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ロレックス デイトナ 116509NG ホワイトシェル | 6,154,500円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ロレックス デイトナ 116509は、ホワイトゴールド無垢のケースとブレスレットを備えたラグジュアリーなスポーツモデルです。ロレックスの中でも唯一クロノグラフを搭載したシリーズであり、メタルベゼルを持つ116509は特にコレクター人気の高い1本として知られています。
査定においては、文字盤の人気度合いが大きく影響します。ブルー文字盤やメテオライト文字盤は需要が高く、相場も安定して高額で推移しています。また、外装の状態も重要な評価ポイントです。ホワイトゴールドはステンレスに比べて傷が目立ちやすいため、打痕や深い傷があると減額要因となりますが、仕上げで改善できる程度の小傷であれば大きなマイナスにはなりません。
さらに、付属品の有無も査定額を左右します。保証書や純正の箱、ブレスレットのコマが揃っている場合は評価が上がりやすいです。人気モデルのため、中古市場や並行輸入市場でも定価を超えるケースが多く、「資産時計」としての価値を持ち続けています。
- 「おたからや」査定員のコメント
ロレックス デイトナ 116509は、同じデイトナのステンレスモデル以上に相場の変動が少なく、安定して高値を維持している点が特徴です。特にブルーやメテオライト文字盤は希少性が高く、査定現場でも常に強い需要があります。外装に多少の傷があっても、ホワイトゴールド特有の輝きがしっかり残っていれば評価は落ちにくいです。
当店では、時計専門の知識を持つ査定士がムーブメントの精度や外装の仕上げ状態を丁寧に確認し、最新の市場相場に基づいて評価を行います。116509は資産価値が非常に高いモデルですので、「売却するか迷っている」という段階でもぜひ一度ご相談ください。
「ロレックス デイトナ 116509」の買取なら「おたからや」
ロレックス デイトナ 116509を売るなら、高価買取おたからやに相談するのが安心です。ホワイトゴールド無垢のケースとブレスレットを備えたこのモデルは、デイトナの中でも特にラグジュアリーラインとして人気が高く、世界中のコレクターから注目されています。付属品が揃っていなくても、キズや汚れがある状態でも丁寧に査定いたします。
「おたからや」は最新の市場相場を熟知しており、メテオライトやブルー文字盤といった希少ダイアル、製造年、付属品の有無、さらには為替の影響まで加味して最大限の評価を行います。店頭買取だけでなく、出張買取やオンライン査定にも対応しているため、自宅にいながら安心して査定依頼が可能です。
さらに、世界51カ国との取引実績と全国約1,540店舗以上のネットワークを活かすことで、ロレックス デイトナ 116509の価値を最大限に引き出すことができます。資産性の高いモデルを納得の価格で手放したい方におすすめの選択肢です。ぜひお気軽にご相談ください。
おたからやの時計買取
査定員の紹介
木村 査定員

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趣味
ギター・音楽鑑賞
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好きな言葉
有言実行
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好きなブランド
ロレックス
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過去の買取品例
高級時計全般
おたからやでは毎日数千点の時計の査定をしております。現在、おたからやは海外にも販路を持っており、世界基準での査定が可能になっています。現在は円安のため海外に販売することで従来よりも高値でお買取をすることができます。お客様に満足していただける自信がありますので是非おたからやをご利用ください。 おたからやでは、動かなくなった時計や、部品のみになってしまったものでも買取が可能です。実際壊れてしまった時計であっても100万円以上で買取できることは度々ございます。気になるものがございましたら一度ご相談ください。
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