
※下記の画像は全てイメージです
ロレックスのスポーツモデルの中でもひときわ高い人気と資産価値を誇るのが「デイトナ」Ref.116520です。本記事では、その特徴や背景、そしてなぜ高い価値が認められているのかを詳しく解説します。また、時計を資産として保有する際の注意点や高く売却するためのコツ、さらによくある質問への回答まで幅広く取り上げます。
近年、デイトナは中古相場の高騰も話題となっており、資産運用の観点からも注目されるモデルです。それではさっそくRef.116520の魅力と価値について見ていきましょう。
Contents
ロレックス デイトナRef.116520とは

ロレックス デイトナRef.116520は、2000年から2016年にかけて製造されたステンレススチール製のコスモグラフ デイトナです。前モデルから基本のデザインを継承しつつも、自社開発のムーブメントを搭載したことで大きな話題を集めました。
文字盤はブラックとホワイトの2色展開があり、ともに高い人気を誇ります。2016年に後継機Ref.116500LNへバトンタッチするまで長期にわたり生産されたロングセラーモデルとなりました。
※ムーブメントとは:時を刻むための内部機構全体のこと。ゼンマイや歯車、脱進機、調速器、自動巻き機構などで構成され、機械式は部品の運動で駆動する。手巻きや自動巻き、クォーツ式がある。
2000年〜2016年製造のステンレス×スチールベゼル・デイトナ
Ref.116520は2000年に登場し、2016年まで約16年間にわたり生産されたロングセラーモデルです。ステンレススチール製ケースにスチール製タキメーターベゼルを備えた王道のデイトナのモデルで、堅牢かつ飽きのこないデザインが魅力となっています。
前身のRef.16520(いわゆるゼニス社製ムーブメント搭載モデル)から外観上の大きな変更はなく、一見すると違いはわずかですが、内部機構の刷新により完成度をさらに高めました。
自社ムーブメントCal.4130搭載がもたらした信頼性
Ref.116520最大のトピックは、ロレックスが初めて自社開発した自動巻きクロノグラフムーブメントCal.4130を搭載した点です。それまでの前モデルRef.16520がゼニス社製のCal.4030(エル・プリメロの改良版)を採用していたのに対し、6年の歳月をかけ完成したCal.4130は信頼性と整備性の飛躍的向上を実現しました。
クロノグラフ機構の部品点数を大幅に削減し、パワーリザーブも従来の約52時間から約72時間へ延長。耐久性・精度の高さに加え、耐磁性に優れるパラクロムヒゲゼンマイの採用など先進技術も盛り込まれ、オーナーから厚い信頼を得ています。メンテナンス面でも部品供給が安定しており、長期にわたり安心して使用できるムーブメントと言えるでしょう。
※エル・プリメロはゼニスが1969年に発表した自動巻きクロノグラフ用ムーブメントです。毎時36,000振動(5Hz)の高振動で1/10秒単位の計測が可能で、コラムホイールを備えた統合設計により高精度と信頼性を誇る名機として評価されています。
ブラック/ホワイトの2色展開
デイトナRef.116520は文字盤カラーとしてブラックとホワイトの2種類が存在します。それぞれに異なる魅力があり、ブラックダイヤルは精悍でスポーティーな印象、ホワイトダイヤルは明るくエレガントな印象を与えます。
いずれも機能や仕様に差はなく、ユーザーの好みやファッションに合わせて選ばれてきました。なお、生産当時はブラックの方がやや人気が高い傾向も見られましたが、大きな価格差が出るほどではなく、どちらを選んでも資産価値に極端な違いはありません。
後継機はRef.116500LN
2016年にRef.116520の生産が終了し、後継モデルとしてRef.116500LNが登場しました。Ref.116500LNではベゼル素材が従来のスチールから先端素材のセラミック(セラクロム・ブラックベゼル)に変更され、傷が付きにくく退色もしないため実用性が向上しています。
基本デザインやケース径、ムーブメント(Cal.4130)は踏襲しています。しかし、ホワイト文字盤モデルではインダイヤル外縁が黒色に変更されるなど細かな意匠変更も加えられました。
現行モデルであるRef.116500LNは発売と同時に入手困難な人気を博し、常に定価以上のプレミア価格が付くことも多いです。Ref.116520も最後のスチールベゼル搭載デイトナとして根強い人気があり、生産終了後も中古市場で高い価値を維持しています。
- おたからや査定員のコメント
Ref.116520は、ロレックス初の自社製クロノグラフCal.4130を搭載したステンレス製のデイトナです。部品点数の削減による高い整備性と72時間のパワーリザーブが特徴です。ブラックとホワイトの二色展開ながら、最後のスチールベゼル世代としてコレクション価値が堅調に推移しています。
生産終了後も流通量が安定し、長期保有に適した1本と言えるでしょう。メンテナンス部品の供給も当面確保されており、現役感覚でご愛用いただけます。

Ref.116520の価値が高く評価される理由

Ref.116520はロレックスの中でも特に資産価値が高いモデルとして知られています。その背景には、デイトナというモデル自体の絶大な人気と信頼、新型登場による生産終了で希少性が増したこと、さらにムーブメントや仕様の完成度など複数の要因が挙げられるでしょう。
ここでは、Ref.116520の価値が市場で高く評価される主な理由を解説します。
スポーツロレックスの王道性と高い需要
コスモグラフ デイトナは「時計界の王者」と称されるロレックスのスポーツモデルラインの頂点とも言える存在で、常に高い需要を誇ります。中でもRef.116520は王道のステンレス製デイトナとして、新品が発売された当時から入手困難な人気モデルでした。
スポーティーでありながら高級感のあるデザインや、レースの歴史に由来する背景ストーリーも相まって時計愛好家を魅了し、投資目的で購入する層からも熱い注目を集めています。その結果、市場では常に高い相場を形成していると言えるでしょう。
生産終了による供給の頭打ちと希少性
Ref.116520は2016年に生産終了しており、新品ではもはや入手できません。市場に出回る個体数が限られる中で根強い人気が続いているため、中古市場では需要が供給を上回り価格が上昇傾向にあります。
特に状態の良いものや付属品完備の個体は希少価値が高く、プレミア価格で取引されるケースも見られます。生産が終わり、これ以上数が増えないという希少性が価値を押し上げる大きな要因と言えるでしょう。
整備性に優れるCal.4130の耐久・実用価値
Ref.116520に搭載されたCal.4130ムーブメントは、高精度・高耐久で知られ、長期間にわたり安定した性能を発揮します。メンテナンスの面でも優秀で、適切なオーバーホールを施すことで数十年規模で使用可能なタフさを備えています。
ロレックス正規サービスでの部品交換や修理も容易であり、将来にわたって安心して使い続けられる実用性は大きな魅力です。こうした整備性の良さと耐久性の高さは資産としての時計において重要なポイントであり、Ref.116520が高く評価される理由の1つと言えるでしょう。
微差が価値を左右する仕様差
Ref.116520は長い製造期間中にいくつかのマイナーチェンジが行われ、細かな仕様の違いが存在します。例えば、2006年頃からケース内側に「ルーレット刻印」(REHAUTのロレックス刻印)が追加され、2010年以降のランダムシリアルでは製造年の特定が難しくなっています。
また、白文字盤モデルの一部には「COSMOGRAPH」の表記がCOSMOGRとAPHに分かれて印刷された通称APHダイヤルと呼ばれるレアダイヤルや、初期生産個体には経年変化で文字盤がクリーム色がかったアイボリーダイヤルが存在することも知られています。
こうした微細な仕様差やレアバリエーションは一部マニアの注目を集め、特定の仕様を持つ個体がプレミア価格で取引されることもあります。小さな違いがコレクター心理を刺激し、結果的にRef.116520全体の価値維持にも寄与しているのです。
価値を左右するポイント

同じRef.116520でも、個々の時計の状態や特徴によって市場での評価額には差が出ます。売却時に高値が付くかどうかは、年式やシリアル番号、付属品の有無、コンディション等さまざまなポイントに左右されます。
ここでは、Ref.116520の価値を決定づける、主なチェックポイントについて説明しましょう。
年式やシリアル
Ref.116520は製造年によってシリアル番号が異なり、製造年代ごとの細かな改良や仕様変更があります。一般的には製造年が新しい個体ほど使用による劣化が少なく状態が良好で、夜光塗料が後期の青く光るクロマライト仕様であるなどの利点があり、査定でも有利になる傾向です。
実際に、2010年以降のランダムシリアル(製造年不特定)モデルは、後期型として若干の高値になることがあります。ただし、初期生産の個体には文字盤がクリーム色に変化したアイボリーダイヤルなどコレクター評価が高まる希少例もあり、一概に新しいほど良いとも言い切れません。
文字盤カラー
文字盤の色(ブラックかホワイトか)も市場価値に影響します。Ref.116520においては、長らくブラックダイヤルの方が若干高値で取引される傾向が見られました。
ただし、その差は数万円程度とごくわずかで、近年では状態や付属品といった他の要素が価格に与える影響の方が大きい状況です。無理に文字盤の色で有利不利を考える必要はなく、自分の好みで選んだ色でも人気モデルである限り大きく損をすることはないでしょう。
付属品の有無
ギャランティーカード(保証書)や購入時の箱、説明書、余りコマ(ブレスレットのコマ)など付属品の有無は買取価格に大きく影響します。特に保証書は、個体が本物である証明となり、付属の有無で査定額が数十万円単位で変動する場合もあります。
箱や他の付属品も揃っている「フルセット」の時計はコレクターから好まれ高値になりやすいです。コレクターの中には付属品完備の個体のみを探す人も多いため、欠品があると敬遠されがちという点にも注意が必要です。もちろん付属品がなくても買取自体は可能ですが、その分評価は抑えめになります。
傷・研磨歴などのコンディション
時計本体のコンディションは価値を左右する重要なポイントです。ケースやブレスレットに深い傷がないか、風防ガラスに欠けやひび割れがないかといった外装状態が良好であるほど高評価につながります。また、過度な研磨(ポリッシュ)によるエッジの丸みや地金の痩せは元のフォルムが損なわれている証拠となり価値の低評価につながりがちです。
日常使用に伴う細かなスレ程度であれば大きな減額にはなりませんが、ガラスの割れや深い凹みなど修復が必要なダメージは買取額を大きく下げてしまいます。基本的にはオリジナルの状態を保ち、大きなダメージがない個体ほど高値が期待できます。
パーツの交換歴
オリジナルの状態を重視するロレックス市場では、主要パーツの交換歴もチェックされます。例えば文字盤や針、ベゼル、ブレスレットなどが過去に交換されていた場合、たとえ正規品による交換でも「出荷時オリジナルではない」と見なされ査定が下がることがあります。
特に文字盤や針がサービス交換品となっているケースはオリジナル性が損なわれる典型例で、コレクター評価が大きく下がりやすいでしょう。ヴィンテージウォッチの世界では「全ての部品オリジナル」が高額取引の条件となることが多いため、Ref.116520でも購入当初から主要パーツを交換していない個体の方が好まれる傾向があります。
オーバーホールの履歴
機械式時計は定期的なオーバーホール(分解掃除)が推奨されていますが、その履歴も評価に影響します。適切な時期に正規サービスセンターでオーバーホールされている個体は、内部コンディションへの安心感からプラス評価につながることがあります。逆に、長年オーバーホールされていない個体は、購入後に整備費用がかかる可能性が高いため、その分、査定でマイナス要因となるでしょう。
最新のオーバーホール実施からあまり時間が経っておらず内部の潤滑やパッキン類が良好な状態であれば、「すぐにメンテナンス費用が発生しない」と判断され評価が上がる可能性もあります。ただし、過去のオーバーホールで不適切な改造や非正規部品の使用があった場合は減点対象になります。
前後リファレンスとの価値比較
Ref.116520単体の価値を考える上で、前の世代や後の世代のデイトナとの比較も参考になります。
前モデルRef.16520(通称デイトナ エル・プリメロ搭載モデル)や後継モデルRef.116500LN(現行のセラミックベゼル デイトナ)と比べて、Ref.116520の市場における位置づけや価値はどのように異なるのでしょうか。
前期16520(ゼニス搭載)との違い

Ref.16520は1988年から2000年頃まで製造された前世代モデルで、ゼニス社の名機「エル・プリメロ」をベースとしたCal.4030ムーブメントを搭載していました。Ref.116520との大きな違いはムーブメントが他社製から自社製に変わった点ですが、デザイン面ではインデックス(時字)の大型化や小秒針と積算計表示位置の入れ替えなど細かな変更が見られます。
ケース径40mmや100m防水性能は両者で共通です。現在の市場価値を見ると、Ref.16520は生産終了から年月が経ち製造数も少ないため希少性が高く、状態によってはRef.116520以上の高値で取引されることもあります。特にRef.16520の中でもサブダイヤルが経年で茶色味を帯びた「トロピカルダイヤル(通称ブラウンアイ)」などのレアな個体は、コレクター間で非常に高い人気を誇ります。
後継Ref.116500LNとの違い

Ref.116500LNは2016年に発表された現行のステンレス製デイトナで、最大の変更点はベゼルが黒色セラミック製になったことです。セラミックベゼル(セラクロム)は傷が付きにくく退色しないため実用面で優れ、見た目にも精悍さが増しています。
ムーブメントはRef.116520と同じCal.4130を継続使用しており性能面は同等ですが、夜光塗料が青色クロマライトに統一されるなど細部のアップデートが施されています。中古相場では現行モデルであるRef.116500LNの方が常に定価以上のプレミア価格で推移しており、Ref.116520も高額ながらそれよりはやや下回る価格帯です。
ただし、あえてスチールベゼルのクラシックな雰囲気を好んでRef.116520を選ぶ愛好家も多く、いずれのモデルも非常に高い資産性を持つ点は共通しています。
資産として保有する際のポイント

Ref.116520を資産価値のある時計として長期間保有する場合、時計自体のコンディションを維持し将来の価値を守るための工夫が重要です。
適切な保管環境や定期的なメンテナンス、日々の扱い方に注意することで、時計の美しさと精度を保ちつつ資産価値を損なわないようにしましょう。乱暴な扱いを避け、長期保管の際も定期的に動かすなど、適切な管理を心がけることが大切です。
保管・防湿・耐磁など劣化を防ぐ
高級時計を保管する際は直射日光や高温多湿を避け、風通しが良く適度な温度・湿度に保たれた場所にしまうのが理想的です。湿気は錆や内部機構の劣化を招くため、防湿剤を入れたケースに保管するか、防湿庫で管理すると安心でしょう。
また、磁気も時計の精度に悪影響を与えるため、スマートフォンやスピーカーなど強い磁力を発する電子機器のそばに置かないよう注意が必要です。さらに激しい振動や衝撃も故障につながる可能性があるため、スポーツや作業で腕に着けたまま強い負荷がかかる状況は避けてください。
日頃から丁寧な扱いを心がけ、小傷防止のため着用しないときは柔らかい布で包むなど劣化を防ぐ工夫をすると良いでしょう。
定期的なオーバーホールを行う
機械式時計は3〜5年に一度程度を目安に、オーバーホール(分解掃除)をすることが推奨されています。Ref.116520も例外ではなく、信頼できるロレックスの正規サービスセンターで定期的に点検・整備を行うのが理想的です。オーバーホールを実施した後には明細や保証書が発行されます。これらの記録は次回の売却時に「適切にメンテナンスされてきた証拠」としてプラス評価につながるので保管しておきましょう。
また、オーバーホール時には部品交換や研磨をむやみに行わず必要最低限のメンテナンスに留めるようにしましょう。オリジナルの状態をできるだけ維持することが資産価値を保つ上では望ましいです。定期的なメンテナンスを欠かさず行い、その記録を保管しておくことが、長期保有時の安心感と価値維持に直結します。
価値を下げないようにオリジナルの状態を維持する
資産として時計の価値を維持するには、「オリジナル性」を損ねないことが重要です。ケースやブレスレットの過度な研磨は光沢を取り戻せても金属自体を削る行為です。そのため、形状エッジが丸くなるなど元のフォルムが変化してしまうため価値を落としかねません。
また、社外品のベゼルや文字盤への交換などの改造は、一時的な外観の変化は得ることができます。しかし、ブランド時計としての真正性が失われ、市場価値は大きく下がってしまいます。
パーツ交換が必要になった場合も必ずロレックスの純正部品を用いること、そして交換履歴の明細などの記録を保管しておくことが大切です。要は、メーカー出荷時の姿を極力維持することが資産価値維持の秘訣となります。
ロレックスの腕時計を高く売るためのポイント

大切にしてきた腕時計をいざ手放す際には、ちょっとした工夫で査定額をアップさせることも可能です。
ほんの少しの手間で査定士の印象が変わり、提示額に差が付くこともあります。以下に、買取店で高く評価してもらうために実践できるポイントを紹介します。
査定前に簡易クリーニングを行う
時計を売る前には、見た目の印象を良くするために軽くクリーニングしておきましょう。柔らかいクロスでケースやブレスレットの汚れ・埃を優しく拭き取り、細かな埃や皮脂を落とすだけでも輝きが増し、査定士に「大切に扱われてきた時計」という印象を与えられます。
ただし、専用工具がない状態で無理にブレスレットを外したり、隙間の汚れを爪楊枝などでかき出そうとすると傷の原因になるため注意が必要です。できる範囲で構いませんが、あくまで簡易的なお手入れを施すだけでも査定額アップにつながるでしょう。なお、市販の腕時計用クロスや洗浄液を使う場合は防水性や素材に応じて無理のない範囲で行うようにしてください。
付属品・書類・余りコマを揃える
前述の通り、保証書や箱、余りコマなどの付属品は買取額に直結します。売却前にもう一度保管場所を確認し、購入時に付属していたものが全て揃っているかチェックしましょう。紛失していた保証書が見つかったり、別に保管していた余りコマを添付できれば、それだけで査定額が大きく上がる可能性があります。
当時の説明書やタグ類、購入レシートなどが残っていれば細かなポイントではありますが好印象につながります。可能な限り購入時のフルセットに近い状態で持ち込むことが、高価買取の近道です。
専門知識のある買取店を選ぶ
ロレックス デイトナのような高級時計を売る際は、時計専門の知識と実績を持つ買取店を選ぶことが重要です。専門店であればRef.116520のような人気モデルの最新相場や市場動向を正確に把握しているため、適正かつ高額な査定が期待できます。また微細な仕様違い(レアダイヤルや最終ロットの特徴など)もしっかり評価してくれるでしょう。
逆に、知識の乏しい業者では本来の価値が伝わらず、適正価格が付かないリスクもあります。複数の業者に査定を依頼して比較するのも賢明です。信頼できる買取店を選ぶことで不当に安く買い叩かれるのを避け、納得のいく価格で売却しやすくなります。
ロレックス デイトナRef.116520に関するよくある質問

Ref.116520の売買や所有に関して、初心者の方からもさまざまな質問が寄せられます。そこで、特に多い疑問についてQ&A形式で回答します。
相場価格や付属品の影響など気になるポイントを事前に把握し、安心して取引や保有を検討する際の参考にしてください。
Q. Ref.116520の現在の相場はどれくらいですか?
状態や付属品、年式で変動しますが、現在は250万〜350万円となっています。保証書完備の最終ロットやアイボリーダイヤルなど希少仕様は380万円超が提示されることもあります。
為替や市場需要で日々変わるため、最新データを確認してください。不動品は100万円台を切ってしまうケースもあり、上限下限を把握しておくと判断がしやすくなります。
Q. ブラックとホワイト、買取で有利なのはどちらですか?
ブラックはスポーティーで流通量がやや多く、相場も数万円の高値で推移する傾向です。とはいえ、状態や付属品が整ったホワイトなら逆転する例もめずらしくありません。色違いよりコンディションを重視した方が買取額は安定しやすいでしょう。
特にクリーム変色が進んだ通称アイボリーダイヤルは、ホワイト系でもプレミアが付くため、一概に色だけでは優劣を断定できません。
Q. 保証書や箱がないと価値はどれくらい下がりますか?
保証書が欠品すると真贋証明が弱まるため20万〜30万円の減額が一般的です。箱や余りコマも欠けると合計で最大50万円近く評価が下がるケースがあります。
フルセットはコレクター需要が高く、高額査定につながりやすいので売却前に再点検してください。なお、正規の購入履歴やサービス明細が残っていれば部分的に補完でき、減額幅をある程度抑えられる場合もあります。
Q. 研磨(ポリッシュ)歴はマイナス評価になりますか?
ケースやラグのエッジが鈍るほどの過度な研磨はオリジナル性を損ね、10万〜30万円のマイナスになることがあります。ライトポリッシュ程度なら減額は軽微で、むしろ見映えが良くなる利点もあります。
ただし、研磨歴が多い個体は防水性能への影響も否定できず、慎重な判断が必要でしょう。サービス記録に研磨作業の記載が残っていると買い手の安心感につながり、減点幅を緩和できる可能性もあります。
Q. パーツ交換(針・ベゼル・ブレス)の履歴は価値に影響しますか?
文字盤や針、ベゼルなど主要パーツが交換されると出荷時のオリジナル性が失われ、1点につき10万〜20万円程度の減額が生じます。
特に、サービス交換の白針とトリチウム夜光文字盤の組み合わせのように年代が混在すると不自然さが際立ち、コレクターの評価が大幅に下がる恐れがあります。交換歴があっても純正パーツの明細が残っていれば減点を抑えやすいでしょう。
Q. APHダイヤルとはなんですか?
ホワイト文字盤のCOSMOGRAPH表記がCOSMOGRとAPHに分断されて印刷された後期バリエーションが、通称APHダイヤルです。
製造数が限られるため、一般的なホワイトより買取価格が上乗せされる例もあります。見極めには拡大ルーペで文字間隔を確認し、偽造品との混同を防いでください。
Q. ルーレット刻印やランダムシリアルは価値に影響しますか?
2005年以降に追加されたルーレット刻印と2010年以降のランダムシリアルは真贋判定を強化する改良です。製造年が新しい個体として評価されるため、数万円程度のプラスになる例はありますが、それ単体で大幅なプレミアは付きません。
結局は、状態と付属品が価格を左右する主因となりますので総合評価で判断されます。後期型ゆえクロマライト夜光で視認性が向上していることも小さな加点材料になります。
Q. 動かない・不具合ありでも買取可能ですか?
ロレックスは部品供給が安定しているため、不動品や故障品でも買取対象です。ただし、修理費用を見込むため30万〜50万円ほど減額されるのが一般的で、重度の場合はさらに下がります。
外装が綺麗で付属品が揃っていれば、動作不良でも相場のベースは維持しやすいので早めの査定が得策でしょう。査定店によってはオーバーホール込みの再販ルートを持つため、複数社を比較することで差額が縮まることも期待できます。
Q. 付属品が一部欠品でも売ることは可能ですか?
付属品がなくても買取は可能ですが、保証書を欠くと20万〜30万円、箱や余りコマも欠品すると合計50万円近い減額の可能性があります。査定前に保管場所を再確認し、見落としていたタグやマニュアルまで揃えれば着実に評価が上がります。
欠品を補うサービスの明細がある場合は、提示してマイナス幅を抑えてください。フルセット希望のコレクターが多いモデルゆえ、備品1点で相場が数%動くと覚えておくと判断しやすいでしょう。
Q. 売却のベストタイミングはいつですか?
価格高騰期や円安局面、ボーナスシーズン前後は需要が集中しやすく高額査定を得やすい時期です。逆に、相場が急落しているときはしばらく様子を見るのも選択肢になります。
新型が発表された直後に買い替えの需要が高まる傾向もあるため、ニュースや専門店の相場グラフを確認しながら売却を決定してください。保有年数が浅い場合でも市場が盛り上がっていれば十分利益が出る可能性があるため、定期的な情報収集が欠かせません。
まとめ
ロレックス デイトナ Ref.116520は、スポーツモデルの王道としての人気と生産終了による希少性から、市場で高い価値を保ち続けるモデルです。初搭載となった自社製ムーブメントの信頼性や完成されたデザインも相まって、その資産性は非常に高いと言えます。今後も極端な価格下落のリスクが低いと予想され、安定した価値を維持しやすい点も魅力でしょう。
大切に保管・メンテナンスしながら所有すれば、趣味としての満足度と資産価値を両立できるはずです。売却を検討する際も、ここで紹介したポイントを押さえて準備することでより高い査定につながります。Ref.116520の魅力と価値を正しく理解し、賢い資産運用と充実した時計ライフを楽しんでください。
「おたからや」での「デイトナ」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「デイトナ」の参考買取価格の一部を紹介します。
| 画像 | モデル名 | 参考買取価格 |
|---|---|---|
![]() |
ロレックス デイトナ 16520 ホワイト | 15,983,000円 |
![]() |
ロレックス デイトナ 6239 シルバー | 6,330,500円 |
![]() |
ロレックス デイトナ 126500LN | 5,306,400円 |
![]() |
ロレックス デイトナ 126500LN ホワイト | 4,983,000円 |
![]() |
ロレックス デイトナ 126500LN ブラック | 4,383,500円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
デイトナを高評価で手放すには、未研磨ケースと伸びの少ないブレス、夜光の均一なダイヤルが鍵になります。保証書・箱・余りコマ・サービス履歴を揃え、軽く汚れを拭き取って店頭査定へお持ち込みください。
磁気帯びや精度測定、クロノ針の帰零位置も確認し、純正保護シールが残っていれば加点を期待できます。相場が上向くタイミングを見計らってから査定を行うと、より高値での取引の可能性が高まるでしょう。
- おたからや査定員のコメント
Ref.116520は自社Cal.4130を初搭載したモデルで、生産終了に伴う希少性と完成度の高い設計が相まって、ロレックス随一の資産価値を維持しています。外装の変色や夜光割れが少ない個体は特に評価が伸びやすく、付属品が揃っている場合は高額査定につながりやすくなるでしょう。
相場は為替影響を受けにくく、長期保有でも価値安定が見込めるため、保管時は湿度管理と定期的な巻き上げをおすすめいたします。

「ロレックス デイトナ」の買取なら「おたからや」
「おたからや」では、現行のRef.116500LNやRef.116508、プラチナRef.116506からヴィンテージのポール・ニューマン、金無垢やジェムセッティングの希少ピースまで幅広く査定いたします。
専門鑑定士がキャリバー4130の歩度・振幅やブレスの伸び・コマの有無などさまざまなポイントを徹底検証し、国内外の最新相場を反映した査定額をご提示します。
付属品がなくても真贋と価値を正確に評価できる体制が整っているためお気軽にご来店ください。査定は完全無料・予約不要、ご成約後は最短即日で現金化が可能です。大切なロレックス デイトナを納得の価格で売却したい方は、豊富な実績を誇る「おたからや」へぜひご相談ください。
おたからやの時計買取
査定員の紹介
木村 査定員
-
趣味
ギター・音楽鑑賞
-
好きな言葉
有言実行
-
好きなブランド
ロレックス
-
過去の買取品例
高級時計全般
おたからやでは毎日数千点の時計の査定をしております。現在、おたからやは海外にも販路を持っており、世界基準での査定が可能になっています。現在は円安のため海外に販売することで従来よりも高値でお買取をすることができます。お客様に満足していただける自信がありますので是非おたからやをご利用ください。 おたからやでは、動かなくなった時計や、部品のみになってしまったものでも買取が可能です。実際壊れてしまった時計であっても100万円以上で買取できることは度々ございます。気になるものがございましたら一度ご相談ください。
その他の査定員紹介はこちら高級ブランド時計の多くは価格改定がされており、新品・中古問わず需要が高まり買取価格も上昇傾向にありますので、売却にはベストなタイミングといえます。
ブランド時計の高価買取はおたからやにお任せください。
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