
※下記の画像は全てイメージです
ロレックスの人気ダイバーズウォッチ「サブマリーナー」と「シードゥエラー」は外観が似ていて違いが分かりにくいモデルです。どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。
本記事では、両モデルの特徴や違いを防水性能や日常使いでの使いやすさや資産価値、さらには購入・売却時のポイントまで徹底解説します。購入・売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Contents
それぞれのモデルの特徴
両者ともロレックスを代表するダイバーズウォッチですが、開発の背景や備える機能に違いがあります。
ここでは、サブマリーナーとシードゥエラーそれぞれの基本的な特徴を確認しておきましょう。
- シードゥエラーの特徴
- サブマリーナーの特徴
シードゥエラーの特徴

シードゥエラーは、サブマリーナーでは対応できなかった本格的な深海潜水に応えるため1960年代後半に誕生したプロ仕様のダイバーズモデルです。防水性能を飛躍的に高めるためケースを厚く強化し、飽和潜水時にケース内のガスを自動排出するヘリウムエスケープバルブを搭載した点が最大の特徴となっています。
その結果、サブマリーナーの防水性能が300mに対しシードゥエラーは水深1,220mもの高い防水性を実現しました。外観はサブマリーナーによく似ていますが、耐久性確保のため日付拡大用サイクロップレンズを備えず、ケース厚も約15mmとサブマリーナーより分厚く重く作られているため、見た目と装着感にずっしりとした重厚さがあります。
サイクロップレンズ:ロレックスが1954年に初めて搭載した、腕時計の日付表示を拡大するためのレンズです。表示を約2.5倍に拡大することで視認性を高める役割があります。
サブマリーナーの特徴

サブマリーナーは1953年にロレックスが初めて発表したダイバーズウォッチで、当時としては画期的な100m防水性能と水中で経過時間を測れる世界初の回転式ベゼルを備えて登場しました。その後も進化を続け、防水性は1960年代後半には水深200mに、現在のモデルでは水深300mにまで高められています。
堅牢なねじ込み式リューズとオイスターケースによる高い耐久性、暗所でも発光する夜光インデックスなどプロユースの機能を持ちつつ、デザインはシンプルで洗練されています。ダイバーズウォッチでありながらスーツにも合わせやすい定番スポーツモデルとして非常に人気が高く、ロレックスの顔とも言える存在です。
ベゼルとは:文字盤の外周を囲む円形の枠のこと。
- おたからや査定員のコメント
シードゥエラーは厚肉ケースとサイクロップレス風防でプロダイバーを魅了し、ディープシーではリングロック構造により水深3,900mの防水を実現します。
一方、サブマリーナーは薄型化とグライドロッククラスプで日常快適さを追求し、セラクロムベゼルの耐傷性も秀逸です。重さ・厚み・防水域の違いが選択基準となり、いずれも高いリセール性とロレックスらしい堅牢性を享受できます。

シードゥエラーとサブマリーナーの違い

両者はともにロレックスのダイバーズモデルで防水性能に優れる点は共通していますが、想定されている潜水深度やプロ仕様かどうかの違いから、設計や仕様にいくつもの相違点が見られます。
ここでは、シードゥエラーとサブマリーナーの主な違いを項目ごとに解説します。
- 防水性能・耐圧構造が異なる
- サイズが異なる
- 風防・サイクロップレンズの有無が異なる
- ベゼルの目盛りが異なる
- ムーブメント・パワーリザーブ・耐磁・精度が異なる
- 夜光・視認性・ベゼルの操作感が異なる
- プロ向け機能(ヘリウムエスケープバルブ等)の有無が異なる
- 素材展開が異なる
- 流通量が異なる
防水性能・耐圧構造が異なる
防水性能の差は両モデル最大の違いです。サブマリーナーが300m防水であるのに対し、シードゥエラーは約4倍となる1,220mもの防水性能を備えています。
そのため、シードゥエラーでは極度の水圧に耐えるようケースや風防が一段と厚く頑丈に作られており、時計重量も増しています。想定される潜水深度の違いから生まれた差であり、シードゥエラーはプロユースに耐える圧倒的な防水構造を備えているのです。
サイズが異なる
シードゥエラーの方がサブマリーナーよりもケースサイズ・厚みともに大きく作られており、着用時の存在感も増しています。現行のシードゥエラーはケース径43mmでサブマリーナー(41mm)より一回り大きく、厚さも約15mmとサブマリーナーの約13mmより分厚く重量も重めです。
先代モデルまでは両者とも40mm径でしたが、それでもシードゥエラーの方がケースが厚く(例:Ref.16600では約15mm、サブマリーナーRef.16610は約13mm)、重量も約148gとサブマリーナー(約135g)より増していました。このサイズの違いにより装着感も異なり、サブマリーナーは薄型で軽くスッキリした着け心地なのに対し、シードゥエラーはずっしりと重厚な装着感となります。
風防・サイクロップレンズの有無が異なる
サイクロップレンズ(風防の日時計拡大レンズ)の有無も両モデルの大きな違いです。サブマリーナーデイトは日付表示を約2.5倍に拡大するサイクロップレンズを標準で装備していますが、シードゥエラーは伝統的にこれを搭載していません。
深海での使用を想定しているシードゥエラーでは、水圧によるレンズ破損のリスクを避けるため外観をシンプルに保っているのです。ただし、2017年発表の現行シードゥエラー(Ref.126600)はシリーズで初めてサイクロップレンズを採用したモデルとなりました。一方、より高性能なディープシーには現在も拡大レンズが付いていないため、レンズの有無で見分ける際は注意が必要です。
ベゼルの目盛りが異なる
回転ベゼルの目盛りにも違いがあります。サブマリーナーのベゼルは0~15分位置までのみ1分刻みの目盛りが刻まれ、それ以降の目盛りは5分ごとの表示になっています。一方で、シードゥエラーはベゼル1周すべてに1分刻みの目盛りが付されています。
これは想定される潜水深度や潜水時間の違いから生まれた設計上の差で、より厳密で正確な時間管理が必要な深海潜水に合わせてシードゥエラーのベゼルはフルに分刻みとなっているのです。安全のため細かな経過時間も把握できるよう、プロユース向けに配慮された違いと言えます。
ムーブメント・パワーリザーブ・耐磁・精度が異なる
両モデルに搭載されるムーブメントの性能については、同世代同士であれば大きな差はありません。現行モデルでは両者とも最新世代の自社製ムーブメントを搭載しており、約70時間のパワーリザーブや高い耐磁性能、日差±2秒以内という高精度を実現する点で共通しています。一方で、両モデルがCal.3135(パワーリザーブ約48時間)を共有していた世代もあり、その頃は内部の違いは事実上ありませんでした。
なお、シードゥエラーは2017年にRef.126600で先に新世代ムーブメント(Cal.3235)へ移行しましたが、サブマリーナーも2020年にRef.126610系列で同じムーブメントを搭載して追随しています。つまり、ムーブメントや精度・耐磁性能の面では、基本的に両者とも世代が同じであれば優劣や顕著な差はないと言えるでしょう。
夜光・視認性・ベゼルの操作感が異なる
基本的な視認性や操作感において大きな違いはありませんが、細部で若干の差異があります。たとえば、旧型シードゥエラー(Ref.116600など)ではベゼル幅が広いため文字盤がやや小ぶりに見え、サブマリーナーに比べて視認性で劣る一面もありました。現行モデルではシードゥエラーのケース径拡大(43mm化)により、その差も解消されています。
両モデルともインデックスと針には夜光塗料(現在は長時間発光するクロマライト)が塗布されており、暗所での視認性は確保されています。ベゼルの回転操作に関してもどちらも120クリックの逆回転防止ベゼルを採用しており、操作感やクリック感に大きな差はありません。ただし、シードゥエラーの方がケースが厚く重量があるぶん、しっかりとした手応えを感じる操作感と言えるでしょう。
プロ向け機能(ヘリウムエスケープバルブ等)の有無が異なる
シードゥエラーにはプロダイバー向けの特殊機能が搭載されています。その代表がケース側面に設けられたヘリウムエスケープバルブです。これは飽和潜水からの浮上時に、時計内部に侵入したヘリウムガスを自動的に排出して内部圧力を調整するバルブで、シードゥエラーにのみ搭載されています。
また、シードゥエラーはダイビングスーツの上から装着できるよう、ブレスレットを延長するフリップロック・エクステンションリンクを備えている点もプロ向け仕様です。
これにより、最大約26mmまでブレスを延長でき、ウェットスーツ着用時でも装着が可能になります。サブマリーナーにも、現行モデルではグライドロッククラスプによる約20mmの微調整延長機能がありますが、フリップロックのように大きく延長する機構はありません。
このようにシードゥエラーは、飽和潜水を含むプロユースを前提にした機能を備えており、サブマリーナーとの差別化ポイントとなっています。
素材展開が異なる
両モデルの素材バリエーションにも違いがあります。サブマリーナーはステンレススチール製のモデルが最も一般的ですが、それ以外にもコンビモデル(ステンレス×18Kゴールドのロレゾール)やゴールド無垢モデル(18Kイエローゴールドや18Kホワイトゴールドケース)がラインナップされています。
たとえば、現行サブマリーナーデイトにはステンレス製(黒・緑)、コンビ(青)、イエローゴールド無垢(青・黒)、ホワイトゴールド無垢(青)など多彩な素材・カラーのバリエーションがあります。一方、シードゥエラーは長らくステンレススチール製のみで展開されてきました。
2019年にシリーズ初となるステンレスと18Kイエローゴールドのコンビモデル「Ref.126603」が登場しましたが、それ以外にゴールド無垢仕様は存在せず基本的にステンレスモデルのみです。つまり、素材の選択肢という点ではサブマリーナーの方が豊富で、シードゥエラーはプロフェッショナルモデルらしく堅実なステンレス主体の展開となっています。
流通量が異なる
両モデルの市場での流通量(出回りの多さ)にも違いがあります。サブマリーナーは、ロレックスの中でも知名度と需要が非常に高いモデルで、生産本数も多いため中古市場でも流通量が豊富です。人気モデルゆえ正規店では入手困難でも中古品は数多く出回っており、状態や年式を選びやすいでしょう。一方のシードゥエラーは生産数自体が少なく、所有者も限られるため街中で人と被ることはほとんどありません。
中古市場での数もサブマリーナーに比べると少なく、探すのに苦労する場合があります。その反面、人と違うモデルを求める方にはうってつけで、周りと違うものが欲しいという場合にもシードゥエラーの希少性が魅力となります。このように市場での流通のしやすさ・希少さという点でも両モデルは対照的です。
自分に向いているモデルを選ぶためのポイント

以上の違いを踏まえ、最終的にどちらを選ぶべきかは使うシーンや装着感の好みによって変わってきます。
ここでは、ご自身に向いたモデルを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。用途や体格に照らし合わせて検討してみてください。
- 使用シーンで選ぶ
- サイズで選ぶ
使用シーンで選ぶ
プロ仕様か日常用かで適したモデルは異なります。一般的には特殊な用途がなければ日常使いやビジネスシーンにはサブマリーナーの方が扱いやすいでしょう。シードゥエラーは驚異的な防水性能とプロ向け機能を備えますが、飽和潜水のような本格ダイビングをしない限り性能を持て余してしまいがちで、その分厚さ・重さが日常使用では負担になる場合があります。
一方、サブマリーナーは300m防水でも普段使いには十分すぎる性能で、ケースも薄めでスーツの袖にも収まりやすく、オンオフ問わず活躍する万能な高級スポーツ時計です。普段使いの時計や初めてのロレックスとしては、サブマリーナーの方が無難で汎用性が高いと言えるでしょう。
サイズで選ぶ
手首の太さや装着感の好みもモデル選びの重要なポイントです。手首が細い方にはサブマリーナーの方がフィットしやすい傾向があります。サブマリーナーはケース径40~41mmと比較的コンパクトで厚みも控えめなため、細い腕でも装着しやすいでしょう。逆に腕が太めで大ぶりな時計を好む方にはシードゥエラーの重厚な43mmケース(ディープシーは44mm)は存在感があり魅力的です。
実際、現行43mmの赤シードより旧型40mmのシードゥエラーの方が日本人の体型にマッチしやすいという意見もあります。スーツの袖下に収めたい場合もサブマリーナーの薄さが有利で、シードゥエラーは袖に引っかかりやすいため注意が必要です。ご自身の手首周りや着用シーンを考慮して、無理なく快適に着けられるサイズ感のモデルを選びましょう。
サブマリーナーの人気モデル
ここからは、サブマリーナーの中でも代表的な人気モデルをいくつかピックアップして紹介します。
それぞれの型番(リファレンス)の特徴や魅力を簡潔に解説します。
- サブマリーナーデイト Ref.126610LN
- サブマリーナーデイト Ref.16610
- サブマリーナー デイト Ref.126610LV
サブマリーナーデイト Ref.126610LN

Ref.126610LN(LNは黒ベゼルを意味)は2020年に登場した現行型サブマリーナーデイトです。従来の40mmケースから41mmへとケースサイズが拡大された新世代モデルとなっています。ムーブメントも従来のCal.3135から最新のCal.3235(約70時間パワーリザーブ)へ刷新され、耐磁性や精度が向上しました。
外観は黒文字盤+黒セラミックベゼルの定番カラーで、一見オーソドックスですがケース径拡大やラグ形状の微調整などによりモダナイズされています。発売当初から非常に人気が高く、正規店では入手困難でプレミア価格が付くほどのモデルです。サブマリーナーらしいスタイルと最新スペックを兼ね備えた、現在最も注目されるロレックスの1本と言えるでしょう。
サブマリーナーデイト Ref.16610

Ref.16610は1989年のデビューから約20年間生産されたサブマリーナーデイトのロングセラーモデルです。5桁型番と呼ばれる旧世代モデルで、アルミ製ベゼルインサートや細身のケースラグを持つ伝統的なデザインが特徴です。現行モデルに比べケース厚も薄く重量も軽いため、装着感は非常にスッキリしています。
長い生産期間の中でブレスレット改良や夜光塗料の変更(トリチウムからルミノバへ)など複数回のマイナーチェンジが行われました。2010年に後継のRef.116610LN(セラミックベゼル搭載モデル)登場に伴い生産終了となりましたが、シンプルで飽きのこないデザインは今なお根強い人気があります。適度なヴィンテージ感と実用性を兼ね備え、初めての高級時計として選ぶ方も多いモデルです。
サブマリーナー デイト Ref.126610LV

Ref.126610LVは、2020年にRef.126610LNと同時に発表された現行型サブマリーナーデイトのグリーンベゼル仕様です。ブラックダイヤルにグリーンのセラミック製ベゼルという配色から、愛好家の間で「スターバックス」の愛称でも呼ばれるモデルになります。
2003年発売の50周年記念モデルRef.16610LV(緑ベゼル×黒文字盤、愛称“Kermit”)を彷彿とさせるルックスで、新旧問わずグリーンのサブマリーナーは高い人気を誇ります。基本スペックは126610LNと同一で、41mmケースにCal.3235ムーブメントを搭載し約70時間のパワーリザーブを備えています。
ロレックスのコーポレートカラーでもあるグリーンをあしらった洒落たデザインで、定番の黒サブとの差別化を図りたい方に支持されているモデルです。
シードゥエラーの人気モデル
続いて、シードゥエラーの代表的な人気モデルを紹介します。
歴代モデルの中から注目度の高い型番をピックアップし、その特徴を解説します。
- シードゥエラー レッドシード Ref.126600(赤シード)
- シードゥエラー Ref.16600
- シードゥエラー ディープシー Ref.116660
シードゥエラー レッドシード Ref.126600(赤シード)

Ref.126600は、シードゥエラー誕生50周年を記念して2017年に登場した現行モデルです。最大の特徴は文字盤上の「SEA-DWELLER」表記が赤色になっていることで、初代モデルRef.1665の赤文字盤仕様(いわゆるダブルレッド)を彷彿とさせるデザインから通称“赤シード”と呼ばれています。
ケース径も従来の40mmから43mmへサイズアップし、シードゥエラーとして初めてサイクロップレンズ(日付拡大レンズ)が採用されました。ムーブメントにはパワーリザーブ約70時間のCal.3235を搭載し、防水性能は従来通り1,220mを確保。初代モデルの伝統を受け継ぐ赤いロゴと最新スペックが融合した話題性の高いモデルで、発表当時大きな注目を集め現在でも高い人気を保っています。
シードゥエラー Ref.16600

Ref.16600は1991年に登場し2008年まで製造された3代目シードゥエラーです。前身となるモデル(Ref.16660)から外観上大きな変更はなく基本デザインと性能を受け継ぎながら、ムーブメントをCal.3135へ刷新するなど各部のブラッシュアップが図られました。
40mmケース径・厚さ約14.6mm、1220m防水、サイクロップレンズなしといったシードゥエラーの完成形とも言えるスペックを備え、2008年に後継のディープシー(Ref.116660)登場に伴い生産終了となっています。
当時はサブマリーナーと並んで発売されていましたが、外観が似ていたこともあり爆発的な人気には至りませんでした。しかし現在ではシンプルなノンサイクロップスのデザインや程よいヴィンテージ感が再評価され、安定した人気を保っています。堅牢かつ実直なプロ仕様ダイバーズとして、玄人好みのモデルと言えるでしょう。
シードゥエラー ディープシー Ref.116660

Ref.116660は通称「ロレックス ディープシー」と呼ばれるモデルで、2008年に登場しました。シードゥエラーの名を冠していますが、それまでのシードゥエラーを凌駕する水深3,900m防水という桁違いのスペックを実現した派生モデルです。
ケース径44mm・厚さ約18mmにも及ぶ巨大なケースには、リングロックシステムと呼ばれる特殊構造が採用されており、内部にチタン合金製の支持リングを組み込むことで極限の水圧に耐えられるよう設計されています。飽和潜水時の使用を前提に、ヘリウムエスケープバルブも搭載。文字盤6時位置には「DEEPSEA」のモデル名が記載され、従来モデルとの差別化が図られています。
2014年には映画監督ジェームズ・キャメロンの深海探査を記念したDブルー仕様も発表され、大きな話題を呼びました。日常使いには明らかにオーバースペックですが、圧倒的な存在感とロマンあふれる唯一無二の性能から、高い人気を誇るモデルです。
ロレックスの腕時計を購入する際のポイント

憧れのロレックスを購入する際には、事前にいくつかのポイントを押さえておくと安心です。
高価な買い物だからこそ、後悔しないよう以下の点を確認してから購入に臨みましょう。
- 付属品の有無を確認する
- 動作や修理歴を確認する
- 信頼できる販売店で購入する
付属品の有無を確認する
新品・中古を問わず、購入時には付属品が揃っているかを必ず確認しましょう。特に保証書が欠けていると、真贋や製造年の確認が難しくなるため資産価値の面でもマイナスになる可能性が高いです。
中古で購入する場合、付属品無しでも売られていることがありますが、その分価格は安めでも後々のリセールバリューに響く可能性があります。できるだけ付属品がすべて揃った個体を選ぶのが理想です。
動作や修理歴を確認する
購入前に時計のコンディションをしっかりチェックしましょう。中古品なら尚更、ムーブメントの状態確認が重要です。実際に針を動かしてみて時刻合わせや日付送りがスムーズか、日差(精度)は許容範囲か、パワーリザーブは十分に確保されているかなどを確認しましょう。また、オーバーホール履歴(過去の分解掃除の有無)も要チェックポイントです。
「直近でいつオーバーホールされたか」「正規店で行われたか」などの情報があると安心材料になります。公式でのオーバーホールは1回あたり10万円前後の費用がかかるため、未整備品の場合は購入後にそのコストがかかることを念頭に置きましょう。逆に言えば、直近で正規サービスセンターでオーバーホール済みの個体であればその費用分お得とも言えます。
修理履歴として他にも、部品交換状況やポリッシュ歴など確認できればなお良いですが、難しい場合は信頼できる販売店から購入することでリスクを減らせます。
信頼できる販売店で購入する
ロレックスのような高級時計は、信頼できる販売店から購入することが大切です。中古であれば尚更、信用のおけるショップ選びが肝心になります。
具体的には創業年数が長く実店舗を構えている専門店や、自社に時計修理工房を併設してアフターサービスが充実している店舗だと安心です。そうした専門店は豊富な知識と経験を持つスタッフが在籍し、万が一トラブルがあっても丁寧に対応してくれるでしょう。
また、理由のない極端な安値を掲げる無名の業者や個人からの購入はトラブルに繋がる恐れもあるため避けた方が無難です。並行輸入品であっても実績ある専門店なら品質管理もしっかりしています。購入時にはお店の保証内容も確認し、安心して購入できるショップを選びましょう。
ロレックスの腕時計を高く売却するためのポイント

お持ちのロレックスを売却する際には、少し工夫するだけで査定額が変わってきます。
大切な時計をできるだけ高く売るために押さえておきたいポイントをまとめましたので、一つずつ確認していきましょう。
- 状態をきれいにする
- 付属品はすべて揃える
- 相場を確認する
- 信頼できる業者に査定を依頼する
状態をきれいにする
時計本体の見た目の状態は査定額に直結します。査定前にできる範囲で構いませんので、柔らかい布でケースやブレスレットの汚れ・ホコリを拭き取りましょう。ガラス面の指紋などもきれいにしておくと第一印象が良くなります。ただし、素人判断で無理に研磨剤などを使って傷を磨こうとするのは禁物です。磨きすぎてケースエッジを丸めてしまうと価値を損ねる恐れがあります。
小さなスリ傷程度であれば大きな減額要因にはなりません。一方で内部の状態も重要ですので、定期的にオーバーホールを行ってムーブメントを良好に保っておくことも高額査定に繋がります。動作不良なくすぐ使える状態であれば、買い手にとって魅力が増すためプラス評価となるでしょう。
付属品はすべて揃える
購入時についてきた付属品一式が揃っているかどうかで、買取価格は大きく変わります。ロレックスは箱や保証書や予備コマなどが完備した完品状態だと評価がアップする可能性が高いです。時計本体のみでも買取自体は可能ですが、保証書欠品などの場合は数万円~十数万円単位で査定額に差が出ることもあります。
特に保証書(ギャランティカード)は真贋や製造年を裏付ける重要な書類ですので、無いと大きな減額要因です。売却前に付属品が手元に揃っているか今一度確認し、紛失している場合もできる限り探して持参しましょう。「付属品完備」は高価買取の基本です。
相場を確認する
売却を検討する段階で、事前に現在の市場相場を調べておくことも重要です。ロレックスは値崩れしにくいとはいえ、モデルごとに中古相場は常に変動しています。インターネットの買取相場表やオークション落札価格、専門店の販売価格などをチェックし、今売るとどの程度の金額になりそうか把握しておきましょう。
相場を把握することで「今が売り時か」を判断しやすくなり、値上がり傾向であればもう少しホールドするといった戦略も取れます。逆に相場が下がり始めている場合は早めに売却することで高値を維持できるかもしれません。また、買取店が期間限定で行っている買取アップキャンペーン等に合わせて査定を依頼するのも有効です。複数の情報源から相場感を掴み、売却のタイミングを見極めましょう。
信頼できる業者に査定を依頼する
ロレックスを売却する際は、高級時計の買取実績が豊富な専門業者に査定を依頼しましょう。同じロレックスでも査定する人や店によって提示額が変わることはめずらしくありません。ロレックスの価値を熟知した鑑定士がいるブランド買取専門店であれば、最新の市場動向を踏まえた適正価格で買い取ってもらえる可能性が高いです。
一方、街のリサイクルショップや時計以外も扱う質屋だと専門知識が不足していて正当に評価されない恐れもあります。時間に余裕があれば複数業者に見積もりを取り、一番条件の良い所に売るのが理想です。いずれにせよ、知名度があり信頼できる業者を選ぶことで、安心して高額査定を引き出しやすくなるでしょう。
「おたからや」では、ロレックスに関する知識が豊富な査定員が常駐しているため、全国1,590店舗どこでも即日査定に対応することが可能です。付属品の有無に関わらず、状態を確認した上で査定ができるので、本体のみのお持ち込みでも買取ができます。
お持ちのロレックスの腕時計を手放したいと考えている方は、ぜひお気軽にお近くの店舗へご来店ください。
シードゥエラー・サブマリーナーに関するよくある質問

最後によくある質問とその回答をQ&A形式でまとめました。
シードゥエラーとサブマリーナーについて疑問に思われやすいポイントを確認してみましょう。
- Q. シードゥエラーとサブマリーナーの防水性能はどれくらい違いますか?
- Q. 日常使い・スーツに合わせやすいのはどっちですか?
- Q. 手首が細い人にはどちらが向いていますか?
- Q. シードゥエラーにサイクロップレンズは付いていますか?
- Q. リセールバリュー(資産性)が高いのはどちらですか?
- Q. 初めてのロレックスならどっちを選ぶべき?
- Q. 潜水をしない人にシードゥエラーはオーバースペックですか?
- Q. 旧型と現行では見た目・装着感はどう変わりましたか?
- Q. 付属品がなくても買取はできますか?
- Q. 傷やオーバーホール歴は買取価格に影響しますか?
Q. シードゥエラーとサブマリーナーの防水性能はどれくらい違いますか?
A. サブマリーナーの防水性能は現行モデルで水深300mです。
一方、シードゥエラーは約4倍となる1,220mもの防水性能を備えます。さらに最上位モデルのディープシーでは3,900mという桁違いの防水性能です。
Q. 日常使い・スーツに合わせやすいのはどっちですか?
A. 一般的にはサブマリーナーの方が日常使いやスーツスタイルに適しています。
ケースが薄く軽いため袖に収まりやすく、デザインもシンプルでビジネスシーンになじみやすいからです。
Q. 手首が細い人にはどちらが向いていますか?
A. 手首が細い方にはサブマリーナーの方がおすすめです。
サブマリーナーはケース径40~41mmと比較的コンパクトで厚みも抑えられているため、細腕でもバランス良く装着しやすいでしょう。
Q. シードゥエラーにサイクロップレンズは付いていますか?
A. 現行モデルのシードゥエラー(Ref.126600)には日付拡大用のサイクロップレンズが付いています。
ただし歴代モデルでは基本的にレンズなしで、特にディープシーには現在もレンズがありません。
Q. リセールバリュー(資産性)が高いのはどちらですか?
A. 一般的にサブマリーナーの方がリセールバリューは高い傾向にあります。
知名度と需要が非常に高いため中古市場で値崩れしにくく、状態が良ければ購入価格に近い額で売れる場合も多いです。
Q. 初めてのロレックスならどっちを選ぶべき?
A. 初めての1本には多くの場合サブマリーナーが推奨されます。
定番モデルで汎用性が高く、カジュアルからスーツまで合わせやすいデザインと程よいサイズ感で、ロレックス入門機として最適です。
Q. 潜水をしない人にシードゥエラーはオーバースペックですか?
A. 一般的な用途ではシードゥエラーの性能は大半がオーバースペックと言えます。
1,220m防水やヘリウムエスケープバルブは飽和潜水でこそ必要な機能で、日常生活では300m防水のサブマリーナーで十分でしょう。
Q. 旧型と現行では見た目・装着感はどう変わりましたか?
A. 現行モデルではケース径が大型化し、全体的に重厚感が増しています。
サブマリーナーは40mmから41mm、シードゥエラーは40mmから43mmに拡大され、旧型より存在感のある装着感です。反面、旧型はよりスリムで軽く、着け心地は現行より控えめと言えます。
Q. 付属品がなくても買取はできますか?
A. 付属品なしでも買取自体は可能です。ただし付属品が揃っていないと査定額は下がります。
特に保証書欠品の場合は減額幅が大きくなるため、できれば箱・保証書類を揃えて売却するのが望ましいでしょう。
Q. 傷やオーバーホール歴は買取価格に影響しますか?
A. どちらも買取価格に影響します。目立つ傷が多い個体は減額対象になりますし、適切な期間で正規オーバーホールを行っていたのであればプラス要素となります。
ただし、日常使用で付く程度の小傷であれば査定額への影響は僅かです。
まとめ
サブマリーナーとシードゥエラーは、一見よく似たロレックスのダイバーズウォッチですが、防水性能やサイズ、機能面に明確な違いがあります。それぞれに固有の魅力があり、用途や好みに応じて向いているモデルは異なるでしょう。初めての1本や普段使いには扱いやすいサブマリーナーが無難ですが、人と違うモデルを求める方やプロスペックに惹かれる方にはシードゥエラーが魅力的です。
いずれを選ぶにせよ、購入時には付属品や信頼できる店選びに注意し、売却時には今回紹介したポイントを押さえておくと安心です。ロレックスの両雄とも言えるサブマリーナーとシードゥエラー、それぞれの特徴を理解し、ご自身にとってベストな1本を手に入れてください。
「おたからや」での「サブマリーナー」と「シードゥエラー」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「サブマリーナー」と「シードゥエラー」の参考買取価格をご紹介いたします。
| 画像 | モデル | 参考買取価格(税込) |
|---|---|---|
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ロレックス サブマリーナー デイト SS グリーン 126610LV | 3,052,000円 |
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ロレックス サブマリーナー デイト SS ブラック 116610LN | 1,768,000円 |
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ロレックス サブマリーナー デイト SS ブラック 126610LN | 2,180,900円 |
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ロレックス シードゥエラー ディープシー チャレンジ 126067 | 5,892,900円 |
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ロレックス シードゥエラー SS ブルー/ブラック 126660 | 2,205,000円 |
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ロレックス シードゥエラー ディープシー SS Dブルー 116660 | 1,721,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ブレス延長コマ欠品やガラス傷、防水未検査などがあると調整が入りますが、ギャランティカードや保護シール残存、人気色ベゼルの良コンディションなら高額査定も期待できます。
新作発表直後や円安局面は査定額が伸びやすい傾向がありますので、相場を確認し複数店を比較してから売却日を決めると手取りを最大化しやすいでしょう。
- おたからや査定員のコメント
サブマリーナーは300m防水と軽快な装着感で資産性と実用性を両立し、シードゥエラーは1220m防水とヘリウムエスケープバルブで深海作業に応える計器です。
両機ともCal.32系の高精度ムーブと耐磁性を備え、正規メンテ履歴があれば評価が安定する可能性が高まります。付属品が完備しているなら相場高騰している場面ではプレミアが乗りやすいでしょう。

サブマリーナーやシードゥエラーの買取なら「おたからや」
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おたからやの時計買取
査定員の紹介
木村 査定員
-
趣味
ギター・音楽鑑賞
-
好きな言葉
有言実行
-
好きなブランド
ロレックス
-
過去の買取品例
高級時計全般
おたからやでは毎日数千点の時計の査定をしております。現在、おたからやは海外にも販路を持っており、世界基準での査定が可能になっています。現在は円安のため海外に販売することで従来よりも高値でお買取をすることができます。お客様に満足していただける自信がありますので是非おたからやをご利用ください。 おたからやでは、動かなくなった時計や、部品のみになってしまったものでも買取が可能です。実際壊れてしまった時計であっても100万円以上で買取できることは度々ございます。気になるものがございましたら一度ご相談ください。
その他の査定員紹介はこちら高級ブランド時計の多くは価格改定がされており、新品・中古問わず需要が高まり買取価格も上昇傾向にありますので、売却にはベストなタイミングといえます。
ブランド時計の高価買取はおたからやにお任せください。
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