ロレックスの人気モデル「GMTマスターII カフェオレ」は、ブラック×ブラウンの独特なベゼルデザインとエバーローズゴールドのコンビ素材が特徴の腕時計です。2018年の発表以来その人気は高まり続け、市場では新品定価を上回るプレミア価格で取引されています。

本記事では「カフェオレ」の魅力や定価、気になる買取価格相場を詳しく解説し、さらに高く売るためのポイントもご紹介します。

ロレックスGMTマスターIIとは

GMTマスターIIはロレックスが1950年代に開発したGMTマスターの後継シリーズで、複数タイムゾーンの時刻表示が可能な高級スポーツモデルです。24時間表示のGMT針と両方向回転ベゼルを組み合わせることで、同時に異なる3つの地域の時刻を読み取ることもできます。

元々は国際線パイロット向けに誕生し、現在ではその実用性とデザイン性から世界中のビジネスパーソンや旅行者にも愛用されています。その実用性とステータス性から、GMTマスターIIシリーズは現在も非常に高い人気を誇っています。

GMTマスターIIの「カフェオレ」とは

GMTマスターII「カフェオレ」とは、ロレックスの腕時計GMTマスターII Ref.126711CHNRの愛称です。2018年にGMTマスターIIシリーズに初めて導入されたエバーローズゴールドとステンレスのコンビモデルで、深みのあるブラックダイヤルにブラック×ブラウンのセラミック製ツートンベゼルを備えています。

このカラーリングがコーヒーにミルクを混ぜた「カフェオレ」を想起させることから日本でそう呼ばれ、海外では缶飲料の色にちなみ「ルートビア」とも呼ばれるモデルです。

GMTマスターIIカフェオレが人気の理由・魅力

GMTマスターIIカフェオレがこれほど高い人気を集めているのは、デザイン面・素材面・市場価値の面で他のモデルにはない魅力を備えているためです。その主なポイントを以下で詳しく解説します。

ブラック×ブラウンの上品なツートンベゼルデザイン

ロレックスGMTマスターII「カフェオレ」の最大の特徴は、ブラック×ブラウンのセラミック製ベゼルインサートです。この独特なツートンカラーとエバーローズゴールドのコンビネーションが絶妙にマッチし、スポーツモデルでありながら非常にエレガントでクラシカルな印象を与えます。

実物のベゼルは光の当たり方でブラックからブラウンへのグラデーションが美しく浮かび上がり、大人の落ち着いた色気を漂わせるデザインとなっています。その洗練された外観ゆえ、カフェオレはカジュアルなシーンはもちろんビジネススーツにも馴染みやすく、多くの時計愛好家を魅了し続けています。

GMTマスター初採用となるエバーローズゴールドの高級感

カフェオレには、ロレックス独自開発の18Kピンクゴールド合金「エバーローズゴールド」が用いられています。GMTマスターIIシリーズでこのエバーローズゴールド（ピンクゴールド）の素材が採用されたのは本モデルが初めてであり、そうした希少性も相まって特別な高級感を演出しています。

エバーローズゴールドは一般的なピンクゴールドにプラチナを加えて開発された合金で、経年による変色が起こりにくく美しい色合いを長く保つことができるのが特徴です。ステンレスとのロレゾール（コンビ）でありながら、随所にあしらわれた赤みがかったゴールドの輝きが腕元を華やかに彩り、他のスポーツロレックスにはない上品さを醸し出しています。

入手困難による希少性と資産価値の高さ

カフェオレは人気と流通量の少なさから新品の入手が極めて困難なモデルとして知られています。発売以来ロレックス正規店では滅多にお目にかかれず、定価で手に入れるハードルが非常に高いモデルです。その背景には、近年のロレックス全体の需要増加に対して供給が追いついていないことや、一部モデルで購入制限が行われていることなどが挙げられます。

こうした希少性もあって中古市場での人気と相場は常に高く、発表当初から一貫して中古価格が定価を上回るプレミア状態が続いています。実際、ブラウン×ブラックの独特なカラーリングとエバーローズゴールドの希少性が評価され、カフェオレは中古市場において高い資産価値を維持しているのです。将来的にもこのモデルは安定した価値が期待できるとの声もあり、時計ファンから投資的な注目を集めています。

高性能な最新世代ムーブメントによる実用性

GMTマスターIIカフェオレには、ロレックスの新世代ムーブメントであるキャリバー3285が搭載されています。従来のムーブメントから大幅に進化したCal.3285はパワーリザーブ（連続駆動時間）が約48時間から約70時間へと延長され、週末を挟む利用でも止まりにくく実用性が向上しました。

また、耐磁性に優れたブルーパラクロム・ヘアスプリング（ひげゼンマイ）や高精度を維持するための新機構を備えており、過酷な環境下でも安定した精度を発揮します。GMT機能自体も短針を単独で動かせる構造のため現地時間とホームタイムの調整がしやすく、旅行や出張の多いユーザーにとって便利です。こうした最新技術による信頼性の高さも、カフェオレが多くの支持を得ている理由の一つと言えるでしょう。

• おたからや査定員のコメント

GMTマスターIIカフェオレのモデルラインナップと定価

GMTマスターIIカフェオレは、2種類のモデル展開があります。1つはステンレススチール（ロレックスではオイスタースチール）とエバーローズゴールドのコンビモデルであるRef.126711CHNR、もう1つはケースからブレスレットまで全て18Kエバーローズゴールド素材で統一されたRef.126715CHNRです。

2025年7月時点での国内定価（税込）は、126711CHNRが¥ 2,675,200、126715CHNR（フルエバーローズ仕様）が¥ 6,845,300です。近年の価格改定により定価は発売当初より大幅に上昇しています。

ロレックス カフェオレ（GMTマスターⅡ CHNR）の種類

現在ロレックスから販売されているカフェオレの、カラーバリエーションは展開されていませんが、素材は2種類あります。

2025年時点では「Ref.126711CHNR」と「Ref.126715CHNR」の2種類だけとなります。

Ref.126711CHNR

オイスタースチールとエバーローズゴールドのコンビネーション（ロレゾール）モデルです。

ステンレススチールとエバーローズゴールドの組み合わせにより、比較的手頃な価格帯で販売されています。

Ref.126715CHNR

ケース、ブレスレットの素材まで全てにエバーローズゴールドを採用しています。

よりエレガントで高級感が強調されており、価格も高めに設定されています。

GMTマスターIIカフェオレの買取価格相場と推移

中古相場の推移を振り返ると、2018年の発売当初から常に定価超えの高値で推移し、2023年以降は若干落ち着いたものの、それでも約300万円での買取も見受けられるなど定価を上回る水準を維持しています。

直近でも買取参考価格は数百万円前後で推移しており、依然として非常に高いリセールバリューを誇っています。このようにカフェオレは需要が衰えず、安定した高値傾向が続いていると言えるでしょう。

ロレックス カフェオレ（GMTマスターⅡ CHNR）を定価で購入するポイント

GMTマスターⅡは、人気の高いコレクションのため入手が難しい状況が続いています。近年、ロレックスは生産数が限られているわけではありませんが、需要の高まりにより正規店での購入が困難になっています。

そのため、定価で購入するためには、各地の正規店を回り、在庫を確認する「ロレックスマラソン」が定価で購入するための最も一般的な手法の一つとされています。

また、正規店では在庫が限られているため、事前の在庫確認や店舗の訪問が必要な場合もあります。販売状況によって購入プロセスが異なるため、詳細は正規店にてお問い合わせください。

GMTマスターIIカフェオレを高く売るためのポイント

大切なGMTマスターIIカフェオレをできるだけ高く売却するために、押さえておきたいポイントを解説します。いくつかのコツを知っておくだけで査定額に大きな差が生まれることもあります。

以下のコツを実践すれば、買取査定額アップや満足度の高い取引につながるでしょう。カフェオレに限らずロレックスを売却する際にも有効なポイントなので、ぜひ参考にしてください。

購入時の付属品を揃えて査定に出す

時計を売る際には付属品の有無が査定額に大きく影響します。購入時に付いてきた箱・保証書（ギャランティカード）・説明書・タグ・余りコマなどの付属品は、できる限り全て揃えて買取査定に出しましょう。

特に保証書は本物のロレックスであることを証明する重要な書類で、あるかないかで評価が大きく変わります。

付属品が揃っている時計は中古市場でも高く評価されやすく、その分買取査定額もアップします。逆に付属品を紛失している場合、減額の対象になることも多いので、売却前に一度手元の付属品を確認し可能な限り揃えておくことが大切です。

複数の買取業者に査定見積もりを依頼する

ロレックスの買取額は業者ごとに査定基準や販売ルートが異なるため、一社だけでなく複数の買取店に査定を依頼して比較するのがおすすめです。複数の見積もりを取ることで現在のカフェオレの市場価値を客観的に把握でき、公正な取引価格を判断できます。

また、各店の提示額を比べて最も高値を提示した業者に売却すれば、結果的により高額で売れる可能性が高まります。店舗を回る手間を省きたい場合は、一括査定サイトの活用や出張・オンライン査定サービスを利用するのも良いでしょう。

ロレックス買取の実績が豊富な業者を選ぶ

高く売るためには、ロレックスの買取実績が豊富な信頼できる業者に売却することもポイントです。ロレックスの専門知識と経験が豊かな買取店なら、モデルの希少価値や市場動向を正しく見極めて適正な高値を付けてくれる可能性が高いからです。

特にカフェオレのようにプレミア価格が付くモデルでは、査定士の知識不足で本来の価値が反映されないリスクもあるため、実績のある業者を選ぶメリットは大きいでしょう。そうした透明性の高い業者は自社の査定基準に自信を持っている証拠でもあるため、事前にサイトをチェックしてみると安心です。

「おたからや」ではロレックスの知識を豊富に持っている査定員が常駐しているため、全国どこの店舗にお持ち込みいただいた場合でも、市場の動向も反映した価格を即日で提示させていただきます。査定は無料で行っておりますので、真贋判定のみでもお気軽にご来店ください。

まとめ

GMTマスターII「カフェオレ」は、ブラック×ブラウンのツートンベゼルとエバーローズゴールドを組み合わせた独特の意匠と高級感、さらに希少性の高さから常に定価超えで取引される人気モデルです。

主な現行リファレンスはコンビ仕様の126711CHNRとフルエバーローズ仕様の126715CHNRです。中古買取相場は発売以降プレミア価格を維持し、直近でも数百万円単位で取引されている状況と高値安定が続いています。

高く売却するには、ギャランティカードを含む付属品を完備し、複数社で査定額を比較することが重要です。ロレックスの取扱実績が豊富な買取専門店を選べば、モデルの希少価値を正しく評価した高額買取が期待できます。

おたからやでの「ロレックス カフェオレ」の参考買取価格

おたからやでのロレックス カフェオレの参考買取価格は次の通りです。

画像	型名	参考買取価格（税込）
	ロレックス GMTマスターⅡ 126711CHNR	¥3,245,000
	ロレックス GMTマスターⅡ 126715CHNR	¥5,879,500

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

ロレックス愛好家から“カフェオレ”の愛称で親しまれるCHNRは、エバーローズゴールドとブラウンセラミックの組み合わせが独特の存在感を放ちます。査定ではベゼルの光沢や色調の均一性、ブレスレットの伸び、ケースのポリッシュ歴がポイントです。

付属品完備・オイスターブレスが未研磨であれば評価が安定します。夜光塗料の経年変化もチェック対象となるため、保管時は直射日光と高温多湿を避けると良好な状態を維持できます。

• おたからや査定員のコメント

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おたからやでは、ロレックス カフェオレの買取をはじめ、ロレックスの買取に精通した専門家が在籍しています。最新の市場データを基に、正確かつ高額な査定を実現。

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