
※下記の画像は全てイメージです
Contents
世界の限られた場所でのみ
採掘できるダイヤモンド
ダイヤモンドの歴史は紀元前4世紀ごろ
ダイヤモンドといえば、簡単には採れないだけでなく流通量も少ない天然石として有名です。希少価値が高いからこそ、より一層輝いてみえます。一番初めに発見されたのはインドで、およそ紀元前4世紀ごろのことでした。
その後1725年にブラジルでもダイヤモンドが採れる鉱山が発見されましたが、それまでは世界でも産出できる国はインドだけだったという事実からも希少性がわかります。
昔は砂金採りのようにして採っていた
採掘のしかたも現代の方法に比べるとかなり原始的なものです。鉱山の表面に出てきているものだけを採るという方法で、ちょうど砂金採りのようなやり方でした。これでは、ただでさえ生産量が少ないうえに方法も効率的とはいえません。今でも大変貴重な天然石とされていますが、昔はもっと貴重でごく限られた一部の人しか手に入れることができないものだったというのも納得できます。そのためブラジルで鉱山が発見されるまでは「インド石」と呼ばれていました。
ダイヤモンドはどの国で採ることが
できるのか
では、現在は何ヵ国くらいの国で採掘可能なのでしょうか。実はインドで最初に発見されて以来、歴史が進むとともに採掘技術も向上したため、今では20ヵ国ほどの国で産出されています。20ヵ国と聞くと「ダイヤモンドって意外と多くの国で採ることができるんだな」という気持ちになる人もいるでしょう。
しかし世界の国の数を調べてみると196ヵ国もあります。196ヵ国あるなかでたった20ヵ国でしか採れないのです。しかも、多くの量を産出できる国は限られてきます。さらに、ダイヤモンドを加工するためには高度な技術が必要です。採掘された原石の1割ほどのみを商品として販売できないことから、今でも貴重な天然石であるのも頷けます。
ダイヤモンドが採掘できる
代表的な国
ダイヤモンド産地としてトップクラスの
国はどこなのか
では、具体的に産地として挙げられるのはどのような地域なのでしょうか。産地別に生産量をみていくと、ロシアやボツワナ、アンゴラやコンゴ、南アフリカ共和国、カナダといった国が有名な産地になります。なかでもロシアとボツワナとアンゴラは、全体の生産量に占める割合が多く、ダイヤモンドの産地として世界でも3本の指に入るほどです。
ダイヤモンドは永遠に採り続けるのが
難しい
実はダイヤモンドはいつも同じ生産量で生産できるわけではありません。産地自体が少ないため、ひとたび鉱山が発見されるとそこにダイヤモンドの採掘が集中し、年月が経つとともに産出量が減少していきます。
貴重なうえに需要が高い天然石であるため、これはある意味しかたのないことです。鉱山会社は高度な採掘技術を持っているため、世界中から鉱山を探し出し、次の鉱山でダイヤモンドを確保する努力をしています。
今まで採掘してきた国々にはどんなところ
があるのか
最初に有名になったのはインドのマディアのプラデーシュ州にあるマジガワン鉱山で、次はブラジル、ミナスジェライス州にあるイタビラ鉱山でした。
歴史的に大きな転換点となったのが南アフリカ共和国のハウテン州のツワネにあるプレトリアカリナン鉱山の発見です。これでアフリカ地域が一大産地として大きな注目を浴びるようになりました。
ナミビア共和国のカラス州にあるエリザベス・ベイ鉱山やボツワナのボテティ準地区のオラパにあるオラパ鉱山も有名です。またアンゴラのルンダのスル州にあるカトカ鉱山や、コンゴ民主共和国の東カサイ州のムブジマイ地区にあるミバ鉱山もアフリカの産地として挙げられます。
インドやブラジル、アフリカ以外では、ロシアのミール鉱山やカナダのダイアヴィク鉱山も有名です。
産地によって異なる
ダイヤモンド
産出量の多い鉱山にはどのようなものがあるのか
ダイヤモンドが多く採れる地域としてロシアやボツワナ、アンゴラが有名ですが、中でも有名なのはロシアの「ミール鉱山」です。
ミール鉱山の産出量は世界最高水準
ミール鉱山がある場所はロシア連邦のサハ共和国というところにあるミールヌイです。シベリア地域に属するためかなり寒く、冬本番を迎える1月ではなんとマイナス30度にまで気温が下がってしまうこともあります。そのような極寒の地でダイヤモンドが多く採掘されているのです。
しかし極寒の地域にもかかわらず大々的に採鉱活動を行ってきたため、現在では世界トップクラスのダイヤモンド鉱山にまで登り詰めました。
ボツワナのジュワネング鉱山のクオリティがすごい
ボツワナにも「ジュワネング鉱山」という有名な鉱山があります。ここで採れるダイヤモンドはとても高品質なことで知られています。品質が高いダイヤモンドの原石を採掘できるため、取引はロシアで産出されたものよりも高値で行われています。ボツワナは今まさに世界最高品質の原石を産出する国といえるでしょう。
ボツワナは、かつて世界で最も貧しい国の一つといわれていましたが、質が高いダイヤモンドが採れるこの鉱山のおかげで、経済力がアップして今では高中所得国にまでなりました。
注目度が高いアンゴラのカトカ鉱山
「カトカ鉱山」はアフリカ南西部のルンダのスル州というところにあります。鉱山が発見されたのは1965年のことで、本格的に調査や開発が始まったのは1980年代以降で、1998年に本格的に発掘活動が始まりました。
比較的新しい鉱山であり、現在では年間600万カラットほどのダイヤモンドを生産していますが、まだまだ可能性を秘めており、今後さらに注目されていくでしょう。
ダイヤモンドの価格を
決める基準
美しさが価格を左右する
ダイヤモンドは光り輝くような美しさが特徴です。そのため美しければ美しいほど価格が高くなります。つまり、もともと高価な宝石ではあるものの、美しさの度合いによって価格にも幅が生まれています。具体的に価格を決める基準にはどのようなものがあるのでしょうか。
あの巨大企業が基準を決めていた
ダイヤモンドの価格の基準となるものを決めているのはデビアス社のレポートです。この会社の取扱量はとても多く、世界中の流通量をコントロールしているといっても過言ではありません。
デビアス社は毎月一回、ラパポート・ダイヤモンド・レポートというものを発表しますが、ここに品質や大きさごとの1カラット換算の評価額が書かれており、これが国際基準となっています。
小売価格はさまざまな要因を加味して
決定
しかし、この国際基準だけではまだ流通価格を決めることができません。そこからさらに市場に流通させるための小売価格を決めるには、需給のバランスがどのようになっているかや、外国為替の動向はどうか、流通経路でかかるコストを総合的に考えて価格を決定するのです。
ダイヤモンドといえども、金などの貴金属と同様に需要の高いときは価格が上昇し、為替相場の値動きも大きく関係してきます。評価額はドル建てでの価額になるため、ドルの値動きが特に重要です。自分の国の通貨がドルに対して上昇しているか下がっているかによってダイヤモンドの価格が変わってきます。また、ダイヤモンドが市場に流通するまでにかかる輸送代金や広告宣伝費、店舗運営費なども影響してくるでしょう。
つまり、国際基準はデビアス社のレポートによって決まりますが、そこからいろいろな要因が加味されて、最終的に価格を判断するのはダイヤモンドを販売するそれぞれの会社となります。
価値の高いダイヤモンドを
手に入れる方法
4つの「C」が品質を決めている
このようにダイヤモンドは多くの要因によって決まりますが、商品を選ぶ場合に重視したいポイントは何といっても品質です。この品質を決めるには4つの「C」が関係してきます。
まずはカット(Cut)のCですが、このカット次第でどれだけ光り輝くかが決まってくるのです。優れた技術でカットされたダイヤモンドは明るく輝いており、白色光が当たると分散して虹の色が見えます。この虹の色のうち見える色の数が多ければ多いほど高品質というわけです。
さらに、忘れてならないのがカラット(Carat)の「C」です。このカラットというのは重量のことで、1カラットというのは200㎎になります。つまりカラットの数字が大きいほど高品質というわけです。
そして、ダイヤの魅力を引き出す透明度ですが、ダイヤモンドの透明度のことを「クラリティ(Clarity)」といいます。透明度が高いと評価されるためには、石の中に余計な不純物が混じっていないことが必要です。傷などがある場合も価値が下がります。
カラー(Color)も大切な要素です。無色透明であればあるほど高価とされており、透明度によってランク分けされています。
品質だけでなく直感も大切にして商品を選ぶ
これらの4Cすべてにこだわってしまうと相当な高額商品を購入することになります。自分にとって何が重要なポイントなのかを見極めて、自分が直感で好きと思えるダイヤモンドを購入しましょう。購入するときには、できれば実物を見て明るさや輝きや色を確認することをおすすめします。
ときどき価格が安すぎる商品が出回っていることがありますが、安いのには何か理由があるため要注意です。信頼できる正規の販売店で商品を選び、ダイヤモンドの鑑定書を確認すると安心でしょう。
- 関連記事はこちら
・ダイヤモンド4Cの優先順位は?品質を評価する基準を解説
・本物のダイヤモンドの見分け方とは?偽物のダイヤモンドの違いや種類を徹底解説
・ダイヤモンドの刻印の見方や意味をご紹介!偽物が判別できるのか?も解説
まとめ
一言でダイヤモンドといっても品質や価値はさまざまです。高価な商品の場合は婚約指輪などの人生の一大イベントで購入されることも多いでしょう。しかし、比較的リーズナブルな商品は普段使いができ、カジュアルなファッションとコーディネートするという楽しみ方もあります。ダイヤモンドだからと身構えずに、自分にピッタリの宝石を見つけましょう。自分が好きだと思える宝石を身につけていると、それだけで気分をアップさせてくれます。
おたからやの宝石買取
査定員の紹介
岩松 査定員
-
趣味
旅行、読書
-
好きな言葉
日々是好日
-
好きなブランド
ダイヤモンド・宝石
-
過去の買取品例
10カラットダイヤモンド
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資格
GIA G.G.取得
おたからやでは毎日大小合わせて約数百点の宝石を査定しております。宝石はダイヤモンドの4Cをはじめとして色や形、重さ蛍光性など様々な要素で評価額が大きく変わります。おたからやは自社でオークションを行っており、日々の宝石の需要に敏感に対応することができます。 査定に関してもプロのスタッフやダイヤモンドテスターなどの専門の査定具を完備しているため、全国の店舗ですぐに正確な査定が可能です。 気になるお品物がございましたら是非おたからやをご利用ください。
その他の査定員紹介はこちらダイヤモンドなどの宝石の高価買取は「おたからやへ」
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